SuckSpermCarnival  あらゐけいいち先生の『CITY』第2巻(講談社)を読みました。先日に第1巻が出たと思ったらもう2巻というスピード刊行ですが、中身のギャグのスピード感ももちろん光っております。せわしない展開の様で、徐々にキャラクター同士の絡みが出てくるのは美味いなぁと感じます。
作中作の「落胆くん」の落胆する内容が凄くて吃驚しましたよ。

  さて本日は、タカハシノヲト先生の初単行本『搾精カーニバル』(ワニマガジン社)のへたレビューです。満月の夜に鬼っ娘お姉ちゃんとセックス、正しく日本情緒ですねぇ(独断と偏見
お話は明るく優しく、でもエッチはちょっぴりハードな人外おねショタ&ラブラブおねショタが楽しめる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。1作当りのページ数は20~24P(平均24P弱)と書店売り誌初出としては標準的なボリュームで推移。短編群ということもあってストーリー面での読み応えには欠けますが、程好い濃厚感とボリュームのあるエロシーンで適度な満腹感のある抜きツールになっています。

【おねショタ系の王道的な魅力を有するラブコメディ】
  作風を大別するのであれば、オーソドックスなラブコメ・エロコメ系統の魅力を備えつつ、お姉さんタイプのヒロインと若い少年であったり低身長であったりなショタ系男性キャラクターとのラブエロ模様を描く“おねショタ”作品が大半を占めています。
SuckSpermCarnival1  9作中4作は妖怪であったり、アイスのアタリ棒で出現する女神さまであったり、森に棲む不思議な少女であったりと(←参照 主人公は森の中で不思議な言葉を操る少女に助けられ・・・ 短編「オルディの森」より)、人外ヒロインを擁する作品であり、エッチな彼女に翻弄されたり、種族の違いを越えて愛を結んだりといったファンタジー色のある作品群となっています。
ファンタジーとしてのストーリー性は強くないものの、少年にとって感じる年上の女性の“理解不能性”という面を、種族の異なる人外キャラクターという要素に重ね合わせ、性愛によってその理解不能性を乗り越えて幸福に結ばれるという流れは、年の差カップルの恋愛ストーリーにおける魅力と共通していると言えるでしょう。
  人外ヒロインではなく、現代日本の日常を生きる男女の性愛を描くおねショタ系でも、おおよその魅力は共通させつつ、こちらではエッチなお姉さんにたっぷり搾られる受け身の幸福感やドキドキ感をより明確にさせたタイプですが、後述する様にショタ君達もエロシーンでは相応に主導権を握ることもあり、受け責めが強く固定化されたスタイルではありません。
男女双方が気持ち良くなることを目指してエッチに邁進する若いエネルギーや、性愛を通じてポジティブに頑張ろうとする頼もしさなどもハッピーエンドを通して感じられ、単行本タイトルにある“搾精”的な倒錯感もスパイスとして有しつつ、全体的には平和でアッパーな読み口でまとめられていると感じます。

【多彩なキャラデザイン&ボディデザインのヒロイン達】
  年齢不詳の人外美少女さん達も多数登場する一方、女子校生~女子大生クラスの美少女さんに20代半ば程度と思しき勤労女性達も登場しており、年齢設定の幅以上に、キュートな少女タイプから、落ち着いたお姉さんタイプまで描き分けが為されています。
SuckSpermCarnival2おねショタの組み合わせにおける、お姉さんの方では、自分の性的な魅力に無自覚で年下ボーイにスキンシップをしてくるサバサバ系お姉ちゃんや(←参照 年下の親戚をからかうサバサバ系日焼けお姉ちゃん・・・マーベラス!! 短編「都会っ子とケダモノ」より)、長身スポーツガールながらちょっと気が弱くて年上のちんまり男子に甘える女の子などのタイプもおりつつ、妖しくセックスに誘惑したり、やや強引にエッチに巻き込んだりな肉食系エロお姉さんが主力。
ドスケベではありつつ、主人公を優しく抱擁したり手助けしてくれたり、一方的に搾りとるだけではなくて男性側の欲望の発揮を受け止めてくれたりと、お姉さんキャラクターに翻弄されつつも、ラブエロ系としての幸福感を担保する関係性にしているのは前述の通り。
SuckSpermCarnival3  時を重ねても永遠に少女の姿である短編「くらぼっこ」の座敷童さんのように、ちんまりボディ&ぺたんこバスト&華奢な四肢の未成熟感のある女体や、肉付き弱めの並乳ガール、健康的な肉感の体幹に程好いサイズ感の並乳~巨乳を組み合わせたボディに、ふんにょり柔らかな質感の爆乳をお持ちの女神様など、ボディデザインは多彩(←参照 短編「アイスの女神さま」より)。
また、長身長巨乳ガールや、艶やかな黒髪の間から角の生えた鬼娘さんに、可愛らしいお人形さんの様な着物姿の座敷童、農作業でこんがり日焼けした明るくサバサバとした田舎ガールなどなど、人外ヒロインの特徴づけも含めて、キャラデザインの多彩さが前述したボディデザインの多彩さと相まってヒロイン達の外見的な多様性を広げています。
  初単行本ながら絵柄は表紙絵とほぼ完全互換で安定しており、比較的太めではっきりした描線や適度なデフォルメ感が漫画チックな親しみ易さを高めると同時に、華やかさや濃厚感には若干欠けつつも、オーソドックスなアニメ/エロゲー系統のキャッチーさも併せ持つ絵柄となっています。

【程好いアタックの演出で彩る陶酔感の強い痴態】
  前述した様に抜きツールとして十分な尺のエロシーンを有しており、一定の攻防変化等を織り交ぜつつ、エッチに夢中になるショタと積極的に快感を高めていくお姉さんヒロイン達の痴態をたっぷりと提供。
  ヒロインの柔らかい体に触れたり包まれたり、彼女達の自慰などエッチな姿を見てしまったりでドギマギしてしまう少年の初心な反応もおねショタ系としての妙味であり、羞恥心や躊躇いも覚えつつ、エッチなことに徐々に絡め取られて双方のプレイは過熱化していきます。
これに加え、前戯パートでは、いわゆる授乳手コキやショタち○こを唾液たっぷりのお口で全部舐めつくす濃厚な汁だくフェラ、たっぷりバストでのパイズリなどのヒロインの積極性を前面に出したご奉仕プレイで射精に導くと共に、女体の柔らかい感触を感じさせる愛撫描写も充実させており、前戯パートの尺は長めに設けられています。
  すっかり濡れそぼった秘所に導かれて抽挿パートに移行すると、ここでも体格差を活かして夢中に腰を振りながらおっぱいに吸いついたり、ねっとりとしたキスを交わしながらピストンしたりと、体や粘膜の密着感を強調しつつ、双方がより積極的に相手と快楽を求めて前のめりに進んでいくパワフルさを感じさせています。
SuckSpermCarnival4乱れた描き文字で表現されるエロ台詞や嬌声、要所で投入する結合部アップの構図に汁けたっぷりの蕩け顔など、適度にアタックの強いエロ演出・構図を連続させながら(←参照 短編「ハセヒメ」より)、全般的にクドさや過激な表現は抑制されており、陶酔感の強さとヒロインのエロ可愛さを両立。
  複数ラウンド制のエロシーンの〆を飾る中出しフィニッシュは、柔らかい肢体をギュッと抱きしめて密着したり、涎たっぷりの舌を絡め合わせたりしながらアクメを迎える秘所にたっぷりと精液を搾り出され、両者が絶頂の喜悦に震える様子を大ゴマ~2P見開きでパワフルに描き出しつつ、その後のくたっとした肢体やアクメ後も続く抱擁などを投入して適度に余韻に浸らせる流れも魅力的です。

  エッチなお姉さん達に翻弄されたり甘やかされたりなドキドキ感が魅力の王道的なおねショタでありつつ、多彩な人外ヒロインや各種ツボを押さえたヒロインの造形も美点の一つでしょう。
個人的には、アイスのアタリ棒で遭遇できるエッチな爆乳女神様にたっぷり搾られる短編「アイスの女神さま」と、ガサツそうだけど中身はピュアな日焼けお姉ちゃんとのドキドキお風呂セックスな短編「都会っ子とケダモノ」が特にお気に入り。