SisterSexConvention  幸村誠先生の『ヴィンランド・サガ』第19巻(講談社)を読みました。がっつり盛大な戦をしたいというシンプルかつパワフルな願望で走り回るトルケルさんが今回も印象的でしたね。あと、色々と不憫キャラ・シグルドさんが元気で何より。
クヌートさん、裏で絶対に陰謀巡らせてるんでしょうな、仕方ないことですが、施政者としてあくどくなったものです。

  さて本日は、上石ニーニー先生の『姉妹性交淫習』(ジーオーティー)のへたレビューです。約4年ぶりの単行本ですが、前単行本『いやらしい牝穴』(サン出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ダーク&インモラルな雰囲気の中で繰り広げられる巨乳美少女・美女達との禁断の近親セックスが描かれる作品集となっています。

SisterSexConvention1  収録作は、三つ子の女子を授かることが多いものの何故か男子の出生率が低い歴史ある美ヶ根家では例外的に跡取りの男子を授かる一族の者同士の性交を行う“孕身の儀”という因習があり、美少女三姉妹がその儀式に参加する内に背徳の快楽に溺れていくのだが・・・な長編「美ヶ根家の淫習」全6話(←参照 すなわちこの三姉妹に好き放題中出しセックス出来ることに 同長編第1話「白の巻」より)+この美ヶ根家の分家を描く描き下ろし番外編(8P)、および独立した短編3作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は18~24P(平均20P)と中の下クラスのボリュームで推移。長編作にはストーリーとしての読み応えは相応に感じますが、概してスムーズにセックスシーンに突入していくエロメインの作品構築で安定していると感じます。

【非日常の妖しい性愛が連綿と続いていく退廃感】
  今単行本でメインとなる長編作は、近親セックスによって男子を残す不思議な因習を続けてきた名家を舞台とする伝奇風作品であり、美少女三姉妹とその母が孕ませセックスの快楽に溺れていく様子をじっくりと描きます
攻撃的な性格の弟によって好き勝手にその身を貪られる日々の中、儀式に積極的な長女と羞恥や屈辱が徐々に快楽に塗り替えられていく次女や三女、何らかの企みを有している様な母達それぞれの反応を描きつつ、勿論セックス三昧のウハウハ感も喚起。
SisterSexConvention2とは言え、伝奇風の作品ということもあって、ラブコメ・エロコメ系統のハーレム作品におけるハッピーなウハウハ感は希薄であり、繰り返される背徳の行為の退廃感、それを上回る快楽、それらを包み込む一族の狂気と謎といった要素で、暗く妖しい雰囲気を作り出していきます(←参照 一族の暗部である「分家」の存在が 長編「美ヶ根家の淫習」第4話「花の巻」より)。
  この因習に囚われた登場人物達は、孕ませセックスに邁進する主人公も含め、能動的に事態の“決着”を図ろうとはしないため、ストーリーそのものに大きな動きや面白みには欠ける一方、日常の片隅に狂気と倒錯の非日常が綿々と存在し続けることを示す設定・シナリオは、独特の妖しい魅力を有しています。
  短編3作については、ちょっとお馬鹿だけどいい子な妹ちゃんとのラブラブHな短編「肉ムチ妹トレーニング」といったライト系もありつつ、狂気に憑りつかれた人妻さんの享楽の日々を描く短編「妻母汁」や、生意気で反抗的な妹を特殊な催淫性・催眠性のある体液で調教凌辱な短編「催眠体液」と、こちらもダーク&インモラル系統が主力。
  長編・短編共に、話としてのすっきりとしたオチは用意されていませんが、前述したようにその妖しく淫らな営みが今後も続いていくことを示唆して、ダークな雰囲気をラストでも色濃く香らせてまとめています。

【ロケット巨乳装備のスレンダーボディな美少女&美女】
  ヒロイン陣の年齢設定は、過半数が女子校生級の美少女で占められつつ、その母親である30代前半~半ばクラスの美熟女さん達も複数名登場。とは言え、年齢的な描き分けはあまり明瞭ではなく、共にある程度成熟した色香と若々しさを両立させたタイプです。
中編作では、妖しげな雰囲気を漂わせる母や長女、ツンツンした元気なスポーツ少女な次女に優しい雰囲気の三女とキャラクターの性格付けを差別化すると共に、短編群でも妖艶な人妻やツンツン生意気妹、天然だけど優しいお兄ちゃんラブな妹と、個々のキャラクターを掘り下げる余裕はないものの、ある程度分かり易い属性付けを施した近親ヒロインが揃っています。
  あらゆる売春の相手を“お兄ちゃん”と信じて背徳の快楽に身を浸す人妻を描く短編「妻母汁」で顕著ですが、男性キャラクターにシナリオ上の存在感はあまり無く、欲望に支配され、ヒロイン達の肉感ボディを好き放題にする頼もしい竿役以上の役割をありません。
SisterSexConvention3  何故か猫耳のようなパーツが頭部にあるのが特徴である中編作の美ヶ根家(みけねけ)の女達も含めてボディデザインはほぼ統一されており、等身高めのスレンダーボディに乳首がツンと自己主張する弾力ロケット巨乳、締まったウェストに肉感たっぷりの桃尻&太股、陰毛が茂る淫猥な股間を組み合わせた女体が勢揃い(←参照 催眠調教された妹のエロボディ 短編「催眠体液」より)。
殊更に強い特徴のある女体描写ではないものの、スレンダーボディに大盛りバスト&ヒップを組み合わせた直球のセックスアピールと、ややシンプルながらそれ故に淫猥さとクセの少なさが適度な塩梅になる粘膜描写は、幅広い層にとってエロさを感じさせるでしょう。
  エロ漫画ジャンルの平均画力が大変に上がっている現状においては、オールドスクールさを感じさせるアニメ/エロゲー絵柄ではあり、読み手の好みによっては物足りなさを感じる可能性はありますが、十分な描き込み密度と漫画チックな親しみ易さで明瞭なエロさとキャラへの取っ付きやすさを確保しています。

【エロボディを好き放題に貪って快楽に染め上げる痴態描写】
  シナリオラインは提示された作品の設定を固めていくことに徹していることもあって明瞭にエロメインの作品構築であり、美少女や美熟女の淫らな肢体を好き放題に貪っていく様子をたっぷりと鑑賞可能。
  しきたりに従わざるを得ない美少女姉や何やら策謀を企てている姉や母を攻撃的なピストンとねちっこい調教で快楽を以て支配していく中編や、催眠調教シチュエーションの短編「催眠体液」など、近親エロに加えてアブノーマルであったりインモラルであったりするエロシチュを添加した作品が主力となっています。
柔肉がはち切れんばかりに詰まった巨乳を揉みしだいたり、乳首や秘所の性感帯にむしゃぶりついて快感を叩き込んだりして前戯パートを形成し、ここでイラマチオ等での射精シーンを投入することもありつつ、すっかり発情した秘所に挿入して攻撃的なピストンを開始。
SisterSexConvention4  嫌悪感を示したり、逆に余裕を感じさせる言動をしていたりするヒロインに対してガンガン抽挿を繰り返すことで、すっかり快楽に陥落したヒロイン達が蕩けたメス顔と余裕のない嬌声&エロ台詞を曝け出す変容を遂げ、男性キャラクターのサディスティックな台詞回しすら彼女達を屈辱と倒錯の快楽に追い込む要素として機能(←参照 反抗的な姉もこの有り様 長編「美ヶ根家の淫習」第2話「橙の巻」より)。
エロ演出的にもあまり飛び道具は用いず、前述した陶酔感のある表情付けや適度に下品さも織り交ぜたエロ台詞に加え、じっとりと肌を濡らす汗等の抑え気味の液汁描写や肉棒が出し入れされ愛液の漏れる結合部を見せ付ける構図等を連続させて、個々にストレートなアタックのある描写を積み重ねていきます。
  すっかり快楽狂いになった美少女&美女達が淫語搭載のエロ台詞を奏でつつ、射精の予兆を感じれば、膣内射精を淫らにオネダリする完堕ちぶりを示し、その肢体をがっつりホールドしながら最奥に白濁液を叩き込んでトドメのアクメに震わせるフィニッシュは大ゴマ~1Pフルで提供してパワフルな〆を形成しています。

  妖しい雰囲気で、エロボディを好き放題という攻撃的な全能感を高めたスタイルであり、ラブエロ系や美麗な作画をお求めでなければ、割合に幅広い層にとって抜きツールとしての実用性は高いタイプでしょう。
個人的には、三姉妹&エロママンそれぞれの堕ち方を楽しめる長編作が一等お気に入りでございます。