SchoolLoveNet TVアニメ版『小林さんちのメイドラゴン』第1話「史上最強のメイド、トール!(まあドラゴンですから)」を観ました。押し掛け人外ヒロインなドタバタコメディ、安心して観られる楽しさですが、シリアスもちゃんと入るのが原作者のクール教信者先生らしいところ。
もちろん、クール教信者先生と言えば、その大きな魅力である、あのふにょんふにょん柔らかおっぱいもアニメでしっかり再現ですよ!やったね!

  さて本日は、小梅けいと先生の『スクールラブ.ネット』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。成人向けでは約7年ぶりの単行本ですが、その7年前の前単行本『花粉少女2』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
自由度の高いバーチャル世界で様々なエロシチュ&多数の美少女ヒロインを総天然色で楽しめるドリーミーな1冊となっております。

SchoolLoveNet1  収録作は、体感型18禁オンラインゲーム『らぶすく』で、知りあった主人公と女性プレイヤー・シズが仮想空間での様々なプレイを楽しんでいく内に、高レベルプレイヤーである主人公とシズはゲームの管理人である“先生”のある策謀に巻き込まれ~なタイトル長編「スクールラブ.ネット」全15話(←参照 仮想空間の学園でエッチなイベントと出会いがいっぱい! 同長編第1話より)+プロローグ+描き下ろしエピローグ、および読み切り形式掌編2作。
全作品がフルカラー形式ということもあり、描き下ろし作品を除いても、1話・作当りのページ数は6~10P(平均8P)と少なめ。とは言え、フルカラー単行本としては標準以上のボリュームがある1冊であり、長編作はエロ特化でありつつ、一応長編としてのストーリーを形成しているのも手練れの仕事という印象です。

【長編としてまとまりを付けつつ賑やかさ・楽しさ優先の作り】
  成年向けジャンルでは、多数のヒロインを擁する乱交エロと漫画チックにユニークな設定を大きく広げることで自由度の高さを確保する作劇に特徴のある作家さんと言え、バーチャルな空間で多数のプレイヤーが入り混じって様々なプレイに興じる今回の長編「スクールラブ.ネット」はその特徴が十全に活きた作品と言えるでしょう。
  フルカラー作品である故、長編各話が基本的に8P固定という量的に強い制約を受けており、長編作としてのドラマ性は抑えて、オムニバスに近い形式で様々なキャラクターやプレイを投入することで、賑やかさを生み出しています。
SchoolLoveNet2ゲーム内でのイベントや、ガチャで獲得した特殊スキル、チートユーザーによる騒動(←参照 管理人さんがピンチだ! 長編第8話より)、衣装チェンジに他のサーバーのプレイヤー等々、オンラインゲームらしい要素をエロ漫画的に翻案するアイディアの面白さが作品の魅力の基幹と言えるでしょう。
  また、描かれているオンラインゲームが仮想世界での学園でプレイヤーがエッチ三昧という設定上、学園モノ的な要素も含んでおり、林間学校やら部活紹介やら教室エッチやらと比較的とっつきやすい題材を提供しているのも一つの特徴。
前述した様に、各話のボリュームが小さく、その中でエロシーンを充実させると、ストーリーを大きく動かすことが困難ではあるのですが、エッチ三昧で楽しく進行しつつ、終盤に向けて伏線を張ったうえで、ゲームの管理人である“先生”の策謀とその打破が描かれるラストで一定の盛り上げを図った構成力は感心するところ。
  基本的には、エロコメ的な賑やかさやエロシチュ等のアイディア力を楽しむもので、シリアスさやドラマとしての抑揚は最小限に敢えて抑えられており、同じく明るく柔らかい雰囲気の短編2作も含め、いい意味で軽い読書感を強固に保っていると総評できるでしょう。

【フルカラーで華やかさを増すスレンダー巨乳ボディ】
  長編の仮想空間において、実際のプレイヤーの年齢は18歳以上の範囲で様々と思われますが、そのアバターはゲーム内の学園に所属する男女の学園生として表示されており、見た目としてはミドル~ハイティーン級の制服美少女さん&イケメンボーイズ達が勢揃い。
主人公のゲーム内での友人である“K”(実は女性)や、同時に達してぬふぅとか言いそうな屈強双子男子など、男性プレイヤー達も作品世界に多数存在していますが、基本的に主人公の視点から話が進むので、メインヒロインは存在し、またゲームの性質上特定の相手を独占することは不可能ながら、エッチに積極的な多彩なヒロイン達が選り取り見取りなハーレム的な幸福感もあります。
明るく元気で主人公とのエッチが大好きなメインヒロイン・シズちゃんの登場頻度を高く維持しつつ、銀髪褐色巨乳な高ランクプレイヤーやゲームシステムで生み出した謎の存在である“天使”、クールビューティーなメガネ女教師姿の管理人さんなどが主要なサブヒロインであり、ほぼ1回限りのゲストヒロインやモブヒロインなども多数を取り揃え。
SchoolLoveNet3  モブヒロインも含めれば数えきれない人数の美少女達が登場するゴージャス仕様ということもあり、おっぱいサイズや身長等にある程度のバリエーションは存在しますが、基本的には並乳~巨乳のスレンダーボディが勢揃いしており(←参照 おっぱい温泉だ! 長編第11話より)、豊満さというよりかは適度な華奢さやしなやかさを感じさせるボディライン。
フルカラーということもあって、お肌のスベスベ感&適度なツヤツヤ感が打ち出され、綺麗な女体の仕上がりを見せていますが、適度に自己主張するピンクの乳首や乳輪、ツルツル&プニプニの股間に備わるこれまたピンク色の媚肉等、各体パーツに絵柄の良さを邪魔しない程度の淫猥さをしっかり込めているのも○。
  現在では、成年向けでの執筆頻度こそ高くないため単行本の冊数こそ多くないものの、一般誌でもバリバリ活躍されていることもあってキャリア的にはベテランの域に入る作家さんであり、初出が5年前の短編「はっぴーぎふと」をやや例外として、単行本を通して絵柄は安定。青年誌的な健康さとアニメ/エロゲー絵柄的なモダンな、そして適度にあざといキャッチーさがバランスよくまとまった絵柄と言えるでしょう。

【程好くアタックの強いエロ演出を加えたポジティブエロ】
  各エピソードが基本的に8Pという少ないページ数で構成され、またオムニバスに近い形式である以上、エロシーンを複数話にまたいで展開することも難しいため、どうしても個別のエロシーンの尺は短く、場合によっては、前戯パートは数コマで核となる抽挿パートも数Pという構成になってしまうのは仕方のない点。
たっぷり長尺のエロシーンであったり、じわじわと煽情性を積み上げていく粘り腰の展開であったりを期待するのは無理ですが、とはいえ、この作家さんの魅力的な絵柄で描かれる美少女三昧のエッチな絵をフルカラーで(単行本単位としては)たっぷり楽しめるということこそが作品としても、また抜きツールとしても最大の美点であると言えるでしょう。
SchoolLoveNet4  登場人物たちがキャラクターを演じているゲームの中の世界ということもあって、多少のイメージプレイ的なところはありますが、1on1のラブラブHに複数人ヒロインとの3P、5P、それ以上のハーレムセックス(←参照 夢の世界だ 長編第4話より)、チート技でのちょっと強引なプレイ、コスプレH、女の子同士のレズセックス、そして多数のヒロイン&野郎連中がそこここでセックスしまくりな乱交Hなど、様々なイベントと絡めて多彩なエロシチュを投入しています。
  ぬるぬる&ぷにぷに感触な桃色の柔襞が肉棒に絡み付く断面図や、ちょっぴりアヘ顔チックであったり瞳の中にハートを浮かべたりな表情付けなど、適度にアタックの強いエロ演出も選択していますが、エロ可愛い痴態表現を質的にも量的にも邪魔しない程度に抑えた上で、仮想空間ならではの尋常ならざる快楽に幸福そうに蕩けていく美少女達の痴態をたっぷりと提供。
その一方で、描写そのものの量がページ数の都合もあって増やせないため、台詞表現でヒロイン側の強い快感をストレートに強調する傾向があり、キュートな美少女ヒロイン達が熱狂的で乱れまくったエロ台詞を連呼することで、エロとしてのアタックの強さを叩き出していますが、絵柄との相性という観点で多少好みは分かれるかもしれません。
  汗やら汁やらでしっとりと濡れたスレンダーボディに内から外から白濁液を放出していくドライブ感の強い構成もあれば、1回戦を(このボリュームとしては)じっくり描く構成もあり、どうしてもタメには欠けますが、前述した適度に強いアタックのエロ演出を集中させた大ゴマでの中出しフィニッシュまで多幸感に満ちたエロシーンを維持させています。

  この作家さんというネームバリューにフルカラーで美少女たっぷりのエロ描写が拝めるという嬉しさと、小刻みな展開ながらも長編シリーズとして楽しさと展開の一定の面白さを維持した安定感がある1冊。
こんな体感型18禁ゲームがあったらプレイしたいなぁという願望を掻き立てるのも大きな魅力ですね。