LesViergesDansLeReve おりもとみなま先生の『ばくおん!!』第9巻(秋田書店)を読みました。耐久レース、名前だけは知っていたのですが、今回のエピソードでこういった感じなのかと初めて知りました。そしてゼッケンナンバーがめっちゃ下ネタだらけでこの作品らしいなぁと笑わせて頂きました。
あと、千雨ちゃんの泣き顔(性的な意味で)めっちゃ良かったので僕もファンクラブ入ります!

  さて本日は、愛上陸先生の初単行本『夢見ル乙女』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。“愛上陸”と書いて“あいうえおか”と読むと言う変わったペンネームですが、二人組のユニット名のペンネームだそうです。
ムチムチ豊満ボディの美少女&美女が寝取られ凌辱や催眠調教に飲み込まれて乱れた姿を曝け出す背徳エロスが詰まった作品集となっています。

LesViergesDansLeReve1  収録作は、お嬢様学校に通う初心な少女は付き合っている男性教師と肉体関係を持っていたが、彼は性奴隷をリクルートする役割を担う下衆野郎で彼女は別の男性達に抱かれることになり、その事実によって彼女の姉も脅迫されて二人とも・・・なタイトル中編「夢見ル乙女」シリーズ全3話(←参照 転落の始まり 同シリーズ第1話「夢見ル乙女」より)+フルカラープロローグ(5P)+描き下ろし後日談(12P)、グラビアアイドルにスカウトされた幼馴染の少女は騙されて大好きな主人公のために取っておいた処女を散らされ、それをビデオレターで知った主人公は・・・な連作「トナリノカノジョ」「ヨゴレタカノジョ」、および読み切り形式の短編2作。
描き下ろし作品とフルカラープロローグを除き、1話・作当りのページ数は18~40P(平均30P)と幅はありつつ平均値としてはかなりボリュームがあります。がっつりエロメインの作品構築で、濡れ場にたっぷり尺を割いてありますが、題材そのものに重さがあるので読書感は相応にヘビィと言えるでしょう。

【王道的な展開を詰め込んだ寝取られ/調教系作品】
  純粋な妹が悪い男に騙されておっさん達に調教され、妹を助けようとした姉もやはりおっさんに凌辱され、姉妹揃って快楽堕ちエンドなタイトル中編シリーズの様な調教モノと、彼氏君の知らぬ間に彼女さんががっつり調教される寝取られ系が今単行本のメイン。
LesViergesDansLeReve2寝取られ系における彼氏君へのビデオレター、催眠調教エロにおける自分が意識していない間にすっかり調教され尽くしていたことを映像で見せられる展開など(←参照 無意識に調教されていた自分自身の姿 短編「夕顔」より)、登場人物達が知らない間に事態が修復不可能なレベルに悪化しており、それを突きつけられる衝撃が意識された作劇になっているのは、十分なインパクトをストーリーに生み出しています。
この事実の突き付けとそれによるヒロインの最終的な陥落や、寝取られた側の主人公の衝撃を作劇面の核としつつ、堕ちモノ系や寝取られ系としてはオーソドックスな展開であると言え、冒頭でほぼ決定づけられた路線を突き進む分、話としての強いフックに欠ける部分はありつつ、それ故に安定感のあるシナリオワークになっていると言えるでしょう。
  中編シリーズの姉ヒロインや短編「夕顔」の女教師さんなど、気の強いヒロインもいますが、大人しい性格の清純ヒロインも含めてヒロイン側に明確な落ち度がなく、凌辱・寝取り側の男性の歪んだ欲望や身勝手な言動がスムーズに叶えられて彼女達が堕ちていくという構図のため、これらのサブジャンルとしての胸糞悪さはしっかりと織り込んでいると感じます。
もちろん、ヒロイン側がすっかり快楽堕ちしたバットエンドを迎えており、ヒロインを凌辱された主人公側が特殊な性癖に目覚めてある意味ではハッピーエンドというケースもあるものの、前述した胸糞悪さをしっかり残した読後感になる分、寝取られ/調教系が好きな方には好物件、苦手な方は強く避けるべき物件となっております。

【巨乳&巨尻に柔らかお肉をたっぷり詰め込んだムチムチボディ】
  短編「夕顔」の女教師さんのみ20代半ば~後半程度と思しきアダルト美人ですが、その他のヒロイン陣については女子校生~女子大生クラスのハイティーンガールズ達。
前述した様に、気が強いタイプのヒロインがその精神的な強さを快楽や絶望感でへし折られるという展開も目立つことに加え、大人しく初心な性格で恋人や幼馴染、姉妹への純粋な愛情を持っているのに、それに付け込まれる形で凌辱・調教から抜け出せなくなるタイプのヒロインもメインとなっています。
  なお、男性キャラクターについては、強面のおっさんやチンピラめいたお兄ちゃん達と、獣欲や下衆さを表現した男性キャラクターがメインであり、彼らの心情は敢えて深く掘り下げず、ヒロイン達を混乱させ、絶望させる暴力装置としての役割に徹底させているという印象。
LesViergesDansLeReve3中編シリーズの姉妹ヒロインでおっぱいサイズに多少差を付けたりはしていますが、柔肉をたっぷり詰め込んだムチムチボディのバスト&ヒップ&太股の存在感が強いことは共通しており、その弾力ボディが野郎どもの荒っぽいピストンやホールドで圧倒されることで女体に対する征服欲を満たしています(←参照 姉妹揃ってむちむちヒップだ! 中編シリーズ第3話「交わる乙女」より)。
ぽっちゃり系のボディデザインとは異なり、ウェストはある程度締まってはいるものの、乳尻を中心として肉感最重視のヘビィな肢体造形となっており、端正なスレンダー巨乳ボディというよりかはセックスアピールの過剰さで勝負するスタイル。
  初単行本ながら絵柄の統一感は強く、描き込みの密度も高いため、表紙のカラー絵との印象の差異は小さくなっているのも安心材料と言えるでしょう。

【ヒロインの変容の落差でも魅せるハードな痴態描写】
  エロシーンにおけるヒロイン側の心情の変化がベースとなる寝取られ/調教系作品であるため、シナリオ展開とエロシーンが無理なく合致していることに加え、上述した通りに、エロメインの作品構築であるため、抜きツールとしての満腹感はしっかりと強く仕上がっています。
LesViergesDansLeReve4ピュアな美少女さんが騙されて凌辱されたり、処女を散らされてそれを撮影したものを意中の男性にビデオレターとして贈られたり、催眠や媚薬などの手段で知らない内に快楽調教されてその事実を突き付けられたりと、ダーク&インモラルなエロシチュ・プレイを備えた作品が多く、寝取られ/調教系統のエロシチュが好きか嫌いかで評価が大きく分かれるであろうことは作劇と共通する点(←参照 ビッチ堕ち宣言な寝取られビデオレター 短編「なつハメ」より)。
寝取られエロや相手を助けようとした結果陥る末路などでは、快楽の泥沼に落ちていくヒロインに対して善良な登場人物が何も出来ないという無力感を強調すると共に、そのことがヒロイン達の乱れ切った痴態の破滅感を高めているのも、このサブジャンルならではの醍醐味と言えるでしょう。
  気の強いヒロインに奉仕を強要したり、初心な女の子のボディをたっぷりと嬲ったりで彼女達の屈辱感や羞恥心を存分に高めてから抽挿パートへ移行し、一方的なピストンで彼女達を攻め立てると共に、前述したような精神的な攻撃を絡めることで、彼女達の強気や清純さを陥落させて乱れまくりのメスへと落として双方腰を振って快楽を貪る獣めいたセックスへ突入。
ムチムチボディの存在感を前面に押し出しつつ、その弾力ボディがホールドされてガンガンち○こが突き込まれるマッシブさで突き進むタイプであり、エロ演出単体での威力にあまり依存しないスタイルと言えますが、特に終盤で投入するアへ顔や理性が飛んで茫然としたぐしゃぐしゃフェイス、淫語多数搭載のエロ台詞の連呼に絞り出される喘ぎ声など、アタックの強い演出でも魅せています。
  肉棒が子宮口をノックする結合部や男性の体躯が女体にのしかかる構図など、抽挿感の強さ・深さを強調しながら進行するピストンは、大量の膣内射精の衝撃にトドメのアクメを強制的に与えられ、ビクビクと痙攣しながら絶叫したり、肢体を仰け反らせたりなハードなアクメを迎えるヒロイン達の痴態で強烈な〆を迎えます。

  シナリオワーク・エロ描写共に、寝取られ/調教系のエロ漫画として鉄板の魅力を備えた作品群であり、ヒロイン達の健気な努力や純情が粉砕される様子に興奮できるか否かで評価は大きく分かれるでしょう。
個人的には、強気美人な女教師さんを催眠調教&事実を突き付けてメス堕ち宣言な短編「夕顔」と、ピュアな彼女さんが旅行先で悪い先輩達にがっつり凌辱される短編「なつハメ」が特にお気に入りでございます。