SheIsSantaGirlInHotSummer 森薫先生の『乙嫁物語』第9巻(エンターブレイン)を読みました。なにかと不器用なパリヤさんがウマル君への想いを伝えようとあれこれ頑張る姿がとっても微笑ましかったですね。ウマル少年も、これまたいい子で大変素敵なカップルです。
不器用でも根がまっすぐな子だから、パリヤさんの素直で豊かな表情が大変いいなと感じます。

  さて本日は、らっこ先生の『彼女は真夏のサンタクロース』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『めちゃしこせぶん』(ワニマガジン社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ユニーク&ドスケベなサンタ美人さん達とのドタバタ模様&ハードでアグレッシブな汁だくファックがたっぷり楽しめる1冊となっています。

SheIsSantaGirlInHotSummer1  収録作は、炎天下にサンタ衣装で行き倒れていた少女を助けたところ、彼女は10年の大遅刻をして主人公にプレゼントを届けようとしていたサンタガールであり、大遅配の代償に彼女自身をプレゼントすることになって同棲生活を始めるも、彼女を取り戻そうと仲間のサンタガール達も押し掛けてきて~なタイトル長編「彼女は真夏のサンタクロース」全8話。
なお、本作は前単行本収録の連作「彼女は世紀末のサンタクロース」を長編化したものですが、キャラ設定等が大きく変更されているので、該当作品を読んでいなくても楽しさに大きな影響はないでしょう。
1話当りのページ数は26~41P(平均31P弱)と個々にかなりボリュームがある構成であり、長編としてストーリー面である程度の読み応えを生みつつ、それを上回るエロの特盛感で満足させてくれるコンストラクションと評し得るでしょう。

【ドタバタコメディの楽しさと純愛ストーリーの確たるテーマ性】
  エロはハードコア一直線に、でもシナリオはお馬鹿で楽しくというドタバタラブコメ・エロコメのスタイルを確固たる十八番としている作家さんであり、本作も真夏という季節外れのシチュエーションの中でサンタガール達とのドタバタ&ラブ模様を楽しく展開。
  ストーリーとしての大枠としては、自らを“プレゼント”したサンタガール・メリーさんをサンタに復帰させようと仲間のサンタガール達が、主人公の10年前の願いを叶えることでメリーと交換させようとし、その過程で主人公に課せられたある運命と、メリーとの絆が明らかになっていくという流れ。
SheIsSantaGirlInHotSummer2とは言うものの、このストーリーをメインとして展開させていくというよりかは、終盤までメリーを救出?しに来た残念美人な三馬鹿サンタガール達のドタバタ模様がメインであり、ショタ軍団に狼藉されちゃったり、サンタ狩りの悪漢達に掴まって対魔忍拘束凌辱されちゃったり(←参照 このページの構図すごくいいですね 長編第5話「彼女は真夏のサンタハンターズハンター」より)、“壁尻”プレイで搾精勝負したりと、エロトラブルに巻き込まれたり、お馬鹿な勝負・口喧嘩を繰り広げたりしています。
凌辱シチュエーションや主人公暴走でのハードプレイなどもあり、後述する様に性描写はハードで過激ではありますが、深刻な事態に陥ることはなく、あくまでコメディとしての楽しさを保った雰囲気であることはこの作家さんらしい点。
  終盤近くでのどんでん返しもあって、主人公に課せられた定め的な伏線は無かったことになっていますが、ストーリーとしての破綻があるわけではなく、それ込みでギャグ漫画的な描き方になっていますし、最終話の大団円で伏線についてもしっかりと回収しているので、消化不良感はありません。
また、話の軸となる主人公とメリーの関係性については、恋愛とは、“与える-与えられる”の関係性ではなく、互いの好きの気持ちを分かち合うものだという素朴なテーマ性は、“サンタ”というキャラクターを用いたからこそより光っていたと評しても良いでしょう。

【キャッチーなキャラデザインとスレンダー巨乳ボディの淫猥さ】
  ヌード描写はあるものの、ほぼエロには絡まないメリーの母にしてサンタガールズを束ねる美熟女さんに、見習いサンタで他のサンタよりは若そうに見える美少女サンタ・メリー、そして20歳前後~20代前半程度に見える三馬鹿トリオで構成されるヒロイン陣であり、サンタということもあって年齢不詳。
一途で優しく、ドジだが頑張り屋さんメリーは純愛ストーリーにおけるメインヒロインとして正しく王道という美少女キャラである一方、三馬鹿トリオについては、元気で明るいビッチだけどトラブルに巻き込まれがちな銀髪褐色巨乳なクリス、彼女と頻繁に下品な罵り合いをするショタ喰いドS美人の柊、真面目で有能、無敗を誇る強者でありつつ肝心なところで抜けている対魔忍ハンターサンタ・ミゾレは、漫画チックな楽しさが目立つキャラクター造形であり、ある意味では正統派ヒロインのメリーとの対比で個々のキャラが立っているとも言えるでしょう。
  赤いビキニ着用で銀髪褐色肌のクリス、着物の様な意匠のサンタ服をまとう黒髪白肌の和風美人な楓、お肌にピッチリ密着する対魔忍サイバーくノ一風の衣装のミゾレとそれぞれのサンタ衣装を描き分けているのも面白いところ。
SheIsSantaGirlInHotSummer3他の三人に比べると、多少華奢で身長やバストサイズも少々控えめに感じるメリーさんに対し、エロ方面で大いに活躍する残念美人サンタトリオはたっぷりおっぱいに引き締まったウェスト、そして三者三様のサイズと肌色のヒップ、むっちりとかつ引き締まった太股をお持ちのスレンダー巨乳ボディで統一(←参照 僕は褐色おっぱいが一番好きです!! 長編第7話「彼女の母はサンタクロース」より)
陥没乳首やデカ尻、褐色巨乳などの特徴となる体パーツの付与、デジタル作画の高い技量で生み出されるお肌のツヤツヤ&テカテカ感、小陰唇のびらびらや膣前庭、アナルの細かい皺、乳首の細部の輪郭まで丁寧に描き込む粘膜描写なども大きな特徴でしょう。
  これら淫猥な体パーツ描写、特に性器関連の描写はある種の“エグさ”“生々しさ”を有することで煽情性を生み出していますが、その一方で、非常にキャッチーで二次元ならではの華やかさや時にキュートな萌えっぽさを生み出す絵柄で形成されるキャラデザと合わさることで、過剰さを抑えたバランスを形成していると評し得ます。

【ハードで高密度なエロ演出で彩るマッシブなピストン描写】
  各話に十二分なボリュームがあるため、エロシーンはがっつり長尺であり、射精連発の複数ラウンド制を展開。射精シーン多数搭載&ヒロイン連続アクメで勢いよく進行するエロシーンは、前戯パートに相応の尺を設けることもありつつ、基本的にピストン描写で遮二無二攻め立てる攻撃的なものとなっています。
メリーさんについては、主人公との和姦、特に最終話において想いを打ち明け、共有した上でのラブラブHを描いていますが、その他三馬鹿トリオについては、ドジを踏んで輪姦されちゃったり、主人公をショタ化&拘束してドSプレイを敢行するも逆に穴という穴を凌辱されちゃったり、“壁尻”状態で搾精勝負をしてメス堕ちしたりと、自業自得な面もあるとはいえ、ハードなプレイ・エロシチュに巻き込まれ、白濁液塗れで悶絶することになります。
  結構な好きモノであるクリスと柊については、最初は余裕のある表情をしているものの、激しいピストンや未経験のアナルセックス、ピストンしながらの乳首やクリへの責めでメロメロに蕩けていき、苦痛や混乱と快感が入り混じった状態で白目を剥いてのアへ顔的表情や悶絶の嬌声、完全に余裕を失った台詞回しの連呼でハードな痴態を曝け出します。
SheIsSantaGirlInHotSummer4肌をじっとりと濡らして肉感ボディのシズル感を増す汗や紅潮した表情に加え、淫靡な粘膜表現を活かした断面図や結合部アップ構図、前述したアへ顔的な表情付け、中出し連発で膣から溢れ出す精液や大量にぶっかけられる白濁液、飛び散る愛液などの大量の液汁描写、乱れた描き文字のハートマーク付きエロ台詞の連呼など、演出面は非常に過激かつ高密度(←参照 長編第8話「彼女は僕のサンタクロース」より)。
枠を取り払っての複数アングルの詰め込みや、行為の過程・繰り返しとそれへのリアクションの表情アップの平行連続コマ、汗に濡れた女体の存在感を大きく見せつけつつアップコマを周囲に巡らすページ構成など、画面構成においても情報量の多さや濃密さをかなり重視した作りであり、これは大きな美点であると共に、読者の好みによっては過剰さや詰め込み感として減点材料になりえるレベルと言えるでしょう。
  メリーさんとのラブラブHにおいては、演出面の過激さは抑えており、熱っぽく優しい雰囲気のセックス描写となっていますが、その他のエロシチュではお口に前穴、アナル、時には陥没乳首まで使われて、全ての肉穴に大量の白濁液を注ぎ込まれ続け、白濁の中でアクメにビクビクと震えてノックアウトされる美人ヒロイン達の姿でハードに〆ています。

  前述した通り、エロの過激さ・濃密さで抜きツールとしての強烈さを叩き出しつつ、お馬鹿で明るい雰囲気のコメディの楽しさと、サンタという設定の面白みが恋愛ストーリーとしての全体の骨子に活かされていたことも確たる美点でしょう。
管理人はもちろん、銀髪褐色巨乳のクリスさんが一等お気に入りですよ。お勧め!