MyDearMaid ぽんとごたんだ先生の『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』第1巻(双葉社)を読みました。今流行の料理/食べ物系漫画にも題材は色々ありますが、いわゆる“ゲテモノ”料理に特化した作品で、このサブジャンルもここまで来たかって感じですね。
とはいえ、“ゲテモノ”であることを過剰に表現することなく、コミカルな会話のテンポの良さと味の素直な感想が長所な作品でもあります。

  さて本日は、高津先生の『マイ・ディア・メイド』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『王様アプリ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
肉感ボディの美女ヒロインとのラブラブ&ハードなおねショタHがたっぷり詰まった1冊となっています。

MyDearMaid1  収録作は、社会勉強のために一人暮らしを始めた財閥の跡取りである少年は銀髪褐色巨乳の美人メイド・ディアさんがお目付け役として付いてきたのに困って彼女を追い出そうとエッチな命令をしてみたのだけど・・・!?なタイトル中編「マイ・ディア・メイド」全5話(←参照 さも当たり前の様に命令に従うディアさん 同中編第1話より)+描き下ろし後日談(8P)+描き下ろしエピローグ(1P半)+描き下ろしカバー裏番外編(1P)、および読み切り形式の短編「王様アプリ~杉野美保の秘密」。
なお、短編「王様アプリ~杉野美保の秘密」は前単行本に収録の「王様アプリ」の番外編というか、もし主人公ではなくその母が例のアプリを使用したら~というアナザーストーリーとなっています。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20~38P(平均31P)と個々に十二分な分量を有しており、程好く倒錯的な淫靡さを有しつつ軽妙な読書感と、量的・質的なボリューム感の強いエロシーンとで満足感の高い構築を示しています。

【メインヒロインのキャラ立ちで一貫して魅せたドタバタラブコメ】
  前作がダークなトーンが非常に強い催眠凌辱エロであったのに対し、今回はメインの作風と言えるドタバタラブコメ的な雰囲気を有しており、エロはハードでも雰囲気は明るく優しいスタイルを貫徹。
クールなメイドさんを困らせようとエッチな命令をするも逆に百戦錬磨のメイドさんに手玉に取られてしまうショタご主人様という主従逆転模様や、許嫁の年上美人さんや超絶甘やかしな天然ママさんも二人の関係に絡めてドタバタ展開を引き起こすスタイルなどは、分かりやすいラブコメ・エロコメテイストと言えるでしょう。
主人公のエロ命令に忠実に従う上にそれ以上の快楽ご奉仕をしてくれたり、他のヒロインを主人公とのセックスに巻き込んだりといったディアさんの行動については、後半で明かされる彼女の真の目的が関係しており、フルスロットルな棚ボタ展開にちゃんと理由づけが為されているのは◎。
MyDearMaid2  とは言え、この真の目的はヒロインであるディアさんのちょっとミステリアスな魅力を増すアクセントとしての役割がメインであり、主人公とヒロインは明確な男女としての親愛さと主従の信頼関係によって結ばれているため(←参照 ちゃんと好き同士 中編第5話より)、ラブコメ的な優しさや適度な甘さが中核となっていると評してよいでしょう。
  非常にキャラ立ちのよいディアさんの魅力を、ネタ晴らし的な展開で平凡にすることなく、ラストまできっちり引っ張り続けているのも巧い点であり、ハッピーなハーレムエンドでまとめつつ、ラストの1Pでディアさんのミステリアスさをさりげなく演出するのも心憎いところ。
短編「王様アプリ~杉野美保の秘密」については、凌辱エロである「王様アプリ」のラブエロバージョンでママショタものという作品になっており、今回の中編作との雰囲気が似通っているため、単行本としての作風の統一感が図られています。

【キャッチーなキャラ属性と豊満バスト&ヒップの肉感ボディ】
  設定の関係上、年齢不詳であるディアさんも含め、20歳前後~半ば程度の外見の美女さん達と、中編作や短編における主人公のママさんといった30代半ば~後半程度の美熟女さん達が登場。
MyDearMaid3  中編作では、意地っ張りな高飛車お嬢様の許嫁さんや(←参照 年上許嫁&メイドとの3Pセックスだ! 中編第3話より)、おっとり天然息子溺愛系ママン、おまけ後日談で活躍するS系口リビッチなディアさんの娘などのサブヒロインと、それぞれ分かりやすいキャラクター属性を有したサブヒロインも投入しています。
とは言え、存在感が圧倒的に強いのはメインヒロインを務める銀髪褐色巨乳(やったぜ!)なクール美人のメイド・ディアさんであるのは確か。クールでありつつも主人公へのデレも要所で示すクーデレ的な魅力、忠実な従者である様で前述した様にある目的を有しているミステリアスさ、主人公を手玉に取っている様でピュアな恋愛感情もしっかりとあるという、各種のキャッチーな要素を多数取り入れつつも、属性頼みの平板さがなく、奥行きのあるキャラクター造形になっているのは高く評価したいポイント。
  前述したディアさん(と主人公)の娘さんはちんまり貧乳ボディですが、彼女を例外として各ヒロインは、柔らかい弾力感のある巨乳&むっちり桃尻&太股を健康的な肉感のある体幹に組み合わせたアダルトな肉感ボディの持ち主であり、華奢なショタ主人公たちがその豊満ボディに包まれる幸福感やそれを圧倒する征服感を強く喚起。
この豊満ボディに加え、陰毛が程好い濃さで茂り、熟したおま○こが淫靡に開く秘所など、相応に強いセックスアピールを有する女体描写である一方、適度なデフォルメなども含めて漫画チックな親しみやすさを明確に有する絵柄が、キャラデザインをストレートなエロ方面に偏らせ過ぎないバランスを保っていると評し得ます。

【肉感ボディとの多彩なプレイで蕩ける主人公&ヒロインズ】
  短編「王様アプリ~杉野美保の秘密」(20P)を除けば、中編作の各エピソードは全て30P越えのページ数を有しており、十分に長尺の描写において、主従のセックスにおける攻防変化や多彩なプレイの投入を可能にしているエロシーンとなっています。
  基本的に和姦エロで統一して、ラブラブ感も随所で打ち出しつつ、年上の女性にエッチなことをされて翻弄されたり、彼女達にエッチな命令したりち○こ快楽で圧倒したりといった、少年を主人公としてエロに絡ませるおねショタ系ならではのドキドキ感や倒錯感が強く打ち出されているのも魅力の一つでしょう。
授乳手コキや乳首舐め&手コキ、反応を窺いながらのフェラやたっぷりバストでのパイズリ、ローション洗体にまんぐり返しされてのアナル舐めなどなど、ヒロイン達の過激なご奉仕プレイを、それに強烈な反応を見せる主人公の表情&台詞や、包茎ち○こやアナルに這わされる舌や指などを丁寧に描写して濃厚な前戯パートを形成。
可愛げのあるショタご主人様とはいえ、女性によって叩き込まれる強烈な快感に男性主人公側が圧倒されて理性の飛びかけた蕩け顔を晒しているという構図は、男性読者にとって好みを分ける点になり得ますが、これをディアさんは(見た目上)淡々と、他のヒロイン達は淫靡な陶酔の表情で積極的にしてくることに特徴があります。
MyDearMaid4  また、ヒロイン側が一方的に責めるだけのエロ展開だけではなく、主人公側が攻め手に回る状況も用意されており、その豊満ボディに抱かれたり、後ろからしがみ付いたりと密着感を重視する体位から直向きなピストンを繰り出し、クールなディアさんも含め、ヒロイン達をハートマーク付きの瞳&エロ台詞で彩られる痴態へと変化させるのも魅力的(←参照 クールメイドさんのご主人様大好き発言 中編第2話より)。
前戯パートにおける強制射精に加え、男女双方が興奮度MAXながむしゃらファックは2P見開きのボリュームで肉感ボディに包み込まれながら白濁液を膣内にたっぷり射精してヒロイン達を歓喜のアクメに導くフィニッシュで〆られており、そこまでのパワフルなピストン描写から突入することで、抜き所としての高揚感・解放感を強く有しています。

  ラブコメ系作品の面白さはヒロインの魅力如何に強く決定されるということを明確に示す作品であり、ディアさんのキャラクターとしての魅力がシナリオ・エロの双方に大きく貢献している作品でした。
ラブコメとしての王道的な魅力で引きこみつつ、キャラの意外性やシナリオの細部の良さ、エロのハードさなどで独自の魅力を見せてくれた作品と評したい所存。お勧め!