LED 岡田淳司先生の『ニャンキーズ』第2巻(角川書店)を読みました。新キャラのライガ、明らかにツンデレキャラですよね・・・。リューセイに嫉妬している感じが可愛い気のあるところ。
今回も“圧倒的な猫望(人望)がある”“ワン猫パン(ワンパン)でやられた”とか、猫に置き換えた言葉がじわじわと笑えます。

  さて本日は、発狂大往生先生の初単行本『L・E・D!~りっぱにえろくだせました!~』(ジーオーティー)のへたレビューです。個性的な名前の作家さんが多いエロ漫画ジャンルですが、この作家さんもかなりぶっ飛んだペンネームですね・・・。
それはともかく、ユニークな巨乳美女&美少女との棚ボタラブエロ展開&パワフルセックスが揃った作品集となっています。

LED1 収録作は、地位と名誉を手に入れた自信家の美少女会長が想いを寄せる少年の恋心を得るべく頑張るものの勘違いと空回りで大変なことに!?な短編「会長X」(←参照 コスプレして迫ってみる会長! 同短編より)、および物凄い人見知りな長身お姉ちゃんに羞恥心を克服させるための特訓がエッチな方向に!?な短編「B-グラビティ」、両短編の合同描き下ろし掌編(4P)、およびその他短編7作。
描き下ろし掌編を除き、1作当りのページ数は20~26P(平均23P強)と標準的なボリュームで安定。軽めのシナリオ&適度に満腹感の強いエロとでまとまった手堅い構築が揃っています。

【ヒロインのキャラクター性を核とするラブコメ系】
  作劇の方向性としては明確なラブコメ・エロコメ系統であり、ドタバタ模様に適度な賑やかさを持たせつつ、ヒロインのキャラクター性の魅力を描写していくことを作劇の屋台骨とするスタイル。
不良少女の乙女な一面が明らかになったり(短編「音無さんの秘密」)、自信満々の高飛車系ヒロインの恋に不器用な面が曝け出されたり(短編「会長X」)、はたまた快活なジムのトレーナーさんのちょっと変態チックな趣味が開陳されたりと(短編「バウンド→REバウンド」)、ヒロイン達のキャラの意外性や“残念美少女”的な一面を表現していきます。
LED2この点は、コメディとしての楽しさのベースとなる要素であると同時に、そういった意外な一面を独占できる関係性の幸福感を打ち出すものでもあり(←参照 凶暴な不良ガールの照れ顔を 短編「音無さんの秘密」より)、キャラメインのラブコメ・エロコメ系として幅広い層に訴求できる魅力と言えます。
  短編「猫の下には痛みと安らぎが」の様にヒロインの“本性”が明らかになることで、インモラルな香りが漂うことになる作品もありますが、そのケースでも重苦しさはほとんど無く、また基本的には互いの感情や欲望が表出され、相互に受容されることでポジティブさを有する関係性が描かれています。
短編集ということもあって、各作品のシナリオワークはコンパクトであり、“キャラありき”の作劇である分、話としてのフックには欠けますが、そのスタンスで明確な魅力を打ち出すことには成功していると感じます。

【多彩なキャラ付けのスレンダー巨乳な美少女ヒロインズ】
  一部例外もありつつ、概ね女子校生~女子大生クラスの美少女さんを主力としていますが、ティーンガールのキュートネスというよりかは年上お姉さん的なセクシーさや木の強さといった印象が先行するタイプのヒロインが中心。
落ち着いた印象ながら実は肉食系なお姉ちゃん、線の細そうな美少女ながら実は男を籠絡する悪女タイプの美少女、凶暴な不良系ガールながらぬいぐるみが好きな乙女な一面のある女の子に、健康的な色香ながら実は贅肉フェチで積極的にセックスをしかけてくるトレーナーさん等々、前述した通りに、“意外な一面”を曝け出すことでその魅力を増すヒロインの設定や属性は多彩に用意されています。
また、皆さん積極的にセックスへ突入していくことで、棚ボタ的なウハウハ感を打ち出していますが、濡れ場においてエッチへの羞恥心や素直な恋心を言動で示してくることで、ラブエロ系としての幸福感を生み出していると言えます。
 LED3 ショタ系ボーイとの組み合わせではその肉感が更に強調されますが、比較的等身の高いボディにたっぷりバスト&むっちりヒップを組み合わせたスレンダー巨乳系統のボディデザインで概ね統一されており、それらのストレートな肉感や存在感が実用性を支えています(←参照 たっぷり美巨乳! 短編「バウンド→REバウンド」より)。
なお、設定に合わせた多彩なキャラデザについては、目つきの悪い女の子や前髪で目を隠した“メカクレ”ガール、クールであったオタク系暴走キャラであったりなメガネっ子など、視覚的な描き分けが為されていますが、気が強そうだったり、自分が優位であることを認識していたりといった印象を感じさせる表情付けが特徴的。
  初単行本であり、また初出時期に最大4年強の開きがあるため、最古作の短編「うるとら★ふぇろもん」などでは近作の絵柄と差異を感じますが、それ以外の作品においては絵柄の統一感は十分にあり、やや線の細さはありつつキャッチーな二次元絵柄で表紙絵との互換性も高く仕上がっています。

【適度な密度の演出で彩る肉感ボディの痴態】
  分かり易くエロメインの構築であり、十分な尺のエロシーンは、前戯・抽挿両パートに射精シーンを設けた複数ラウンド制で構築されています。
  前述した短編「猫の下には痛みと安らぎが」では、淫蕩なヒロインに籠絡されていく様子を妖しげな雰囲気で描き出していますが、基本的にはエロシチュに関しては和姦エロで固められており、互いの欲望や感情が表出して相手を強く求めることがセックスのパワフルさを駆動していくスタイル。ヒロインの爆乳・巨乳に挟まれてのパイズリや、たっぷりヒップと太股に挟まれた状態でのシックスナイン、お互いの性器を触りながらのボディタッチに愛おしげに根元から鈴口まで舌を這わせるフェラなど、ヒロインのエロボディの柔らかさと各種ご奉仕プレイを満喫して射精に導かれる前戯パートを用意。
  抽挿パートに移行後は、ピストンしながらのキスや、ショタボーイがお姉ちゃんの豊満ボディに抱き着く構図、互いに抱きしめながらの座位、主観構図でヒロインの姿を映す描写など、肢体の密着感を強調することで、ヒロインのエロボディの存在感を煽情性に直結させます。
LED4 演出面では量的な過剰さはむしろ抑制し、熱っぽく蕩ける表情付けに、熱情的でありつつ男性の恋心や独占欲を刺激する甘いラブエロ台詞、各種液汁描写による粘膜や柔肌のエロさ増強といった、基本的なエロ演出をテンポよく連続させています(←参照 短編「B-グラビティ」より)。演出面で際立った特色はあまり認められないものの、十分な情報量を打ち出しつつ、クドさややり過ぎ感がなく、肢体の煽情性が素直に前面に出てくるのは◎。
  抽挿パートで中出し連発というアグレッシブな構成も取りつつ、アクメフェイス&喜悦の嬌声を曝け出すヒロインに密着しながら白濁液を膣奥で放出し、引き抜いた後にはたっぷりと精液が零れ出してくるシークエンスで〆ており、ラストまでパワフルさと開放感のあるエロシーンと感じます。

  ヒロインの意外性の魅力、肢体そのもののエロさをフル活用したエロ描写と、万人受けする魅力を核として構築された作品群と感じます。
個人的には、長身爆乳メカクレお姉ちゃんの主人公君へは恥ずかしがらずに愛の告白な短編「B-グラビティ」が最愛でございます。