FourVirginsComeToMyHouse 奥嶋ひろまさ先生の『頂き!成り上がり飯』第5巻(徳間書店)を読みました。ちゃんと?不良漫画的展開を形成しつつ、美味しそうな料理が今回も並ぶ作品でしたが、バーベキューは本当に美味しそうなママお手製の料理が並びましたね。
“若い頃の中井貴一”みたいとか言うヤンキーに笑いましたが、中井さんもサラメシのナレーションしているので、飯つながりですかね。

  さて本日は、たらかん先生の『処女が4人、家にやって来た!!』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『幼馴染のワガママSEX』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
4人の美少女(処女)が押しかけてきて始まるドタバタハーレムラブコメ&長尺でたっぷりお届けのエロシーンが楽しめる1冊となっています。

FourVirginsComeToMyHouse1  収録作は、父親同前である叔父が亡くなり、その莫大な遺産を引き継いだ主人公の元にそれぞれ事情がある4人の女の子が押しかけてきて、彼女達との同棲を始める中でそれぞれの事情や理由を知り、またヒロイン達も積極的に主人公にアタックしていくことになって・・・な長編「ハーレム生活」全5話(←参照 それぞれタイプの異なる美少女が4人も!? 同長編第1話より)。
1話当りのページ数は40~46P(平均42P弱)と標準を優に上回る大ボリューム。どちらかと言えば軽めの読み口ですが、長編としてシナリオパートにある程度の読み応えはあり、またたっぷり長尺のエロシーンを楽しめる作りとなっています。

【王道のハーレムエロでありつつ誠実さの光る作劇】
  奇抜な設定・シチュエーションで読み手を引き込みつつ、ストーリーの屋台骨は人の善性が光る誠実なドラマという作劇が特徴的な作家さんですが、今回は突然美少女達との同居から始まるオーソドックスなハーレム模様を展開。
4話まではそれぞれのヒロインとの関係性の構築・深化とそれぞれとの1on1のエッチ、最終話では全員とのハーレムH&大団円という構成も、ハーレム系作品としては標準的なものと言えるでしょう。
FourVirginsComeToMyHouse2莫大な遺産を引き継いだ故に主人公に降りかかるトラブルもあるものの、比較的あっさり解決しますし、主人公を取り合うヒロイン達も、シリアスな愁嘆場となることなく、ドタバタ的面白さを生み出すため(←参照 次々増えていく恋とエッチのライバル 長編第3話より)、終始お気楽なラブコメテイストでまとまっていると評してよいでしょう。
  その一方で、終始読み口を平穏なものにしているのは、主人公の人柄故という部分があり、遺産だけではなくヒロイン達との出会いも敬愛する叔父からの残して貰ったものとして大切に受け止め、ハーレムのパーツとしてではなく、個々のヒロインとしっかり向き合って彼女達の好意を誠実に受け止めていく流れが心地よく、成金野郎が棚ボタ展開で好き放題といった嫌悪や嫉妬を感じさせることが無いのは大きなポイント。
ヒロイン達に振り回される心地よさも彼女達に囲まれるハーレム的な幸福感もありつつ、彼らの関係が決して支配-被支配といった一方的なものではなく、受け継いだ縁によって皆で幸せになるという描き方は、非常に好印象であり、スタンダードなハーレムエロを登場人物達を祝福できる作品へと昇華させた手腕は、強く目立たなくとも、高く評価したいところ。

【多彩なキャラデザインの美少女ヒロイン4名】
  前述した通りに、計4人のヒロインが登場しており、いずれも主人公と同年代の女子校生さん達であって、単行本タイトル通りに皆さん処女。処女であること自体はストーリー上さほどの重要性はなく、そういった属性を主人公が相手の女性達に求めることもないですが、初めてを捧げる関係性といった重みづけには寄与しています。
地味系眼鏡ながらエロ的に奔放で振り回してくるタイプ、おっとりお嬢様系に見えて意外に情熱的なタイプ、クールでツンツンした武闘派ながらピュアで乙女なタイプに、腹黒で猫かぶりでありつつラブエロには一生懸命なニート系女子とそれぞれタイプの異なる女の子を用意して、彼女たちのラブ&エロ面での意外性やそれぞれが同棲を選んだ理由などを個々に掘り下げています。
  前述した通りに、主人公のキャラクターがハーレムエロでありつつ、個々のヒロインとの関係性を一定重んじることにつながっており、苦労した故に他者を慮ることができ、性欲はありつつ女性に対して紳士的であるキャラクター像は、こういった人物が報われて欲しい的な読者の願望をかなえてくれるタイプとも評し得るでしょう。
FourVirginsComeToMyHouse3  四者四葉なボディデザインですが、大別すると巨乳&巨尻のグラマラスボディの持ち主である二人と(←参照 地味系眼鏡っ娘のドスケベボディだ! 長編第1話より)、スレンダー並乳ボディなスポーツガールに、ちんまりボディに控えめバストの未成熟感のある華奢ボディとに大別されています。
巨乳&巨尻&太股のむっちり感を打ち出す時には十分な肉感や存在感を持たせ、スレンダーボディを描く際には骨格をうっすらと感じさせて肉の薄さを表現するなど、キャラデザのバリエーションに加えて、各キャラのボディデザインの方向性をしっかりと差別化しているのは○。
  濡れ場を中心にエロの濃厚さは十分に打ち出しつつも、漫画チックな親しみやすさや二次元的なキャッチ―ネスが更に高まった印象があり、表紙のフルカラー絵と中身の絵柄に印象の差異を感じず、絵柄も作画密度も単行本を通して安定しています。

【技巧的なコマ使いで高密度のエロ演出を重ねる痴態描写】
  大ボリュームのページ数もあって濡れ場はたっぷり長尺であり、ヒロインの反応やラブマインを感じさせながらの長尺前戯パートとパワフルなピストンをこれまた十分な分量で提供する抽挿パートにそれぞれ抜き所を設けたサービスフルな複数ラウンド制。
  ハーレム展開でありつつ、前述した通りに1on1の関係性を重視する分、最終話終盤でヒロイン揃い踏みの5Pセックスを用意しつつ、それぞれの性格や性癖に合わせた味付けの和姦エロおよび、その中での彼女たちの乙女なラブい反応や熱っぽい蕩けっぷりに意識を集中させる作りとなっています。
唇と舌を絡め合うラブラブなキスに、秘所へのクンニや乳揉み&乳吸いといった性感帯への愛撫、洗体プレイにたっぷりヒップに埋もれながらのシックスナインなどのプレイに加え、根本から鈴口までねっとり丁寧にしゃぶり尽くし、たっぷり口内射精からのごっくん描写へつなげるフェラ描写を美点とする前戯パートはかなりの長尺。
破瓜の痛みを表情で語らせつつも、好きな相手のちんこを受け入れてすぐに心地よい快楽に包まれて熱っぽく蕩けていく抽挿パートは、プレイとして主人公が明確な攻め手となることはあるものの、ヒロインの普段とは異なる素直な羞恥心や恋心を打ち出し、また彼女達の積極性を引き出すものであり、そのギャップとしてのエロ可愛さが大きな美点。
FourVirginsComeToMyHouse4  ヒロインの表情と体のリアクションを魅せる連続コマや、豊満ボディやスレンダーボディを主観構図やAV構図でダイナミックにみせるコマぶち抜き絵など、女体の存在感を強く出しつつ、小ゴマでの局所アップや十分に高密度の擬音表現にハートマーク乱舞の熱狂的なエロ台詞、陶酔感のある表情付けと、やり過ぎ感の無い範囲で十分な濃度とアタックのエロ演出を重ねています(←参照 お嬢様のトロトロフェイス 長編第2話より)。
十分な長尺でありつつ、描写の連続性・流れを意識した技巧的なコマ使い、各種演出の密度、ピストンしながらのキスや乳揉みといった手数の付与によって、大味にならず各ページの情報量を豊かにするエロ描写は特筆すべきポイントで、1Pフルでヒロインがアクメに震える中出しフィニッシュまでハイカ口リーに仕上げています。

  大枠としてごくオーソドックスなハーレムエロでありつつ、登場人物同士の関係性を基調とするシナリオワークにしても、程好く濃厚で量的に充実したエロ描写にしても、細かい部分を丁寧に詰めたスタイルで幅広い層が楽しめる優良抜きツールと言えるでしょう。
4人のヒロインそれぞれのキャラとしての魅力が高いことが明確な美点と言えます。お勧め!