FallenJustice 高遠るい先生の『レッドマン・プリンセス-悪霊皇女-』第1巻(秋田書店)を読みました。多方面に危険なネタがてんこ盛りですが、ダークヒーローものとしての熱量は非常に高く、危ないネタ的を散りばめながらも、それに依存せずに、屋台骨はどっしりヘヴィという印象です。
あと、お股ゆるゆる、おっぱいどたぷん美人総理(55歳)の謎の存在感が・・・

  さて本日は、ぱふぇ先生の『Fallen Justice-正義失墜―』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。当ブログでは久しぶりに作品をレビューさせて頂きますが、『堕天使たちの輪舞曲』(同社刊)のへたレビュー等、既刊のレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
戦う美少女&美女を辱める各種アブノーマルプレイ搭載の王道ファンタジー凌辱エロが詰まった作品集です。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で9作。1作当りのページ数は20~22P(平均21P弱)と中の下クラスのボリュームで安定。良くも悪くもストーリーとしての存在感は無いですが、エロのボリューム感とそれを下支えするシナリオ構築の安定感とでコンパクトにまとまっています。

【オーソドックスに徹したファンタジー凌辱エロ】
  コメディタッチの作品もありますが、作劇の方向性としてはキルタイム系の伝道芸・戦闘ヒロインファンタジーエロのザ・王道というスタイル。
FallenJustice1美人捜査官が悪の組織の卑劣な罠にはまったり(←参照 短編「麻薬取締官 小泉敦子
~恥辱の捜査~」より)、美しい女騎士が仲間を守るために怪物に捕えられてしまったり、魔法少女が守るべき市民を人質にされて辱めを受けたり~と、戦闘ヒロインが強さや気高さを発揮しながらも罠や策略にハメられて凌辱されてしまうという鉄板のパターンを各種用意しています。
悪く言ってしまうと、設定頼みのチープなシナリオワークであり、また新味や個性もほとんどない作劇ではあるのですが、これこそザ・王道と言うべき安定感が明確にあって、ある意味ではワンパターンであること自体に意味があると評し得るスタイルと感じます。
  また、冒険の資金を稼ごうとしてカジノで大失敗した女僧侶ちゃんが泡風呂でのご奉仕で借金を返済することになったり(短編「シスターオリビア~娼婦に堕ちた聖女~」)、武田信玄が上杉謙信に女体化の呪いをかけて凌辱攻撃だったり(短編「雌雄決着?川中島合戦異聞録」)、エロシチュとしてはファンタジー凌辱エロの要素を明確に持ちつつ、シナリオの方向性としてはエロコメ寄りにまとめた作品も存在します。
  逆転勝利エンドやコミカルエンドもありますが、基本的には快楽堕ちしてしまい、魔物の苗床になったり洗脳されて悪の尖兵になったり快楽中毒になったりと、それなりにヘビィなバットエンドでまとめていますが、良くも悪くも話に重厚さがないので、後味の悪さが左程強く持続しないというのは、一つのポイントと評し得るでしょう。

【王道のポイントを押さえたスレンダー巨乳な戦闘ヒロインズ】
  女子校生級の美少女ヒロインも複数名登場しつつ、どちらかと言えば綺麗でクールなお姉さんタイプのキャラデザインを得意とする作家さんであるため、そちらのタイプのヒロインが主力を担います。
FallenJustice2凛々しく忠義の心を持つ美人騎士団長、レオタード型謎スーツを着用したスペース捜査官(←参照 ぴっちり戦闘スーツはジャスティス! 短編「銀河特捜 エージェント・エイラ」より)、魔法のステッキを携えるキュートな魔法少女に巫女装束の美少女退魔師に凛々しいスーツ姿の取締官などなど、戦闘ヒロインとしてのメジャーどころの設定&キャラデザを勢揃いさせた陣容。
  設定に合わせた鎧やらぴっちりスーツやら巫女服やらのエロさと凛々しさのバランスの保ち方、戦闘シーンにおいて必殺技や見せ場などを設けて彼女達の強さをアピールする描写、簡単には悪や快楽に屈しまいとする気高さなど、このサブジャンルにおけるお約束を丁寧に盛り込んでいるのは、実にベタではあっても、王道を王道たらしめる明瞭な美点と言えます。
控えめサイズの乳輪&乳首を有する巨乳に、締まったウェスト、程好いボリュームのヒップにすらりと伸びる美脚を組み合わせたスレンダー巨乳ボディが主力であり、淡い茂みの股間に備わる秘所など、個々の体パーツ描写は悪く言えば描写として淡白、良く言えば綺麗にまとめたボディデザインとの齟齬を感じさせないタイプ。
  衣装などを中心に描き込み密度が高く、後述する各種エロ演出なども含めて情報量の多さを維持する作画は実用性を大きく底上げ。ベテランの域に達する作家さんであり、2018年現在において絵柄面ではかなりオールドスクールに感じられるため、読み手を一定程度選ぶと思われますが、表紙絵と完全互換で安定しているので、表紙絵は判断材料として適切なものと言えるでしょう。

【特殊ギミック&恥辱の快楽に染まる戦闘ヒロインズ】
  たっぷり長尺と言うほどではないものの、分かり易いセッティングと展開である分エロシーンへの流れ込みは盤石な安定感を有しており、抜きツールとして十分な尺で戦闘ヒロイン達の痴態を提供。
FallenJustice3罠にはまってのエロギミック攻め、淫紋による快楽増幅調教、フタナリちんこを生やされて未知の男性快楽に圧倒されるレズ責め(←参照 短編「陰陽師 安倍楠葉~宿敵・妖狐 フタナリ淫辱の罠~」より)、姫騎士苗床化&産卵シチュ、人質の前での辱め&輪姦エロに男性武将を美少女化してTS凌辱などなど、ファンタジー作品ならではのものも含めてアブノーマルなエロシチュ・プレイを様々に投入した戦闘ヒロイン凌辱が揃っています。
それらのエロシチュ・プレイで明確な特色を打ち出しつつ、気高いクール美女や強くてカッコいい美女、華やかな美少女などの戦闘ヒロインが恥辱や快楽に抵抗しながら、徐々にそれらに屈していってラストでは理性や高貴さを放棄させられ、蕩けまくるというギャップがこのサブジャンルとしての明瞭な特長を骨組みとしてしっかり貫徹しています。
  各種ギミックによる乳首や陰核への攻め、屈辱感のある表情をしながらのフェラやパイズリ強制ご奉仕、媚薬やふたなりち○こ攻めといった特殊ギミックによる強烈な快楽の浸透など、ヒロイン側の恥辱フェイスや快楽堕ちといったシークエンスを序盤から積み立てていきます。
FallenJustice4美しい顔をぐしゃぐしゃに乱して濡らした表情付け、ビクビクと反応してしまう肢体、スレンダー巨乳ボディを汚す各種淫液に、徐々に乱れて最終的にはハートマーク付きになる実況エロ台詞&喜悦の悶絶などなど、アタックの強いエロ演出を高い密度で添加した勢いのあるエロ描写を形成(←参照 短編「特務機関エージェント ウィッシュハート」より)。
  輪姦・乱交エロや、前穴に挿入しながら各種ギミックをアナルにもなど、肉穴フル活用の状況に移行していき、白濁液ぶっかけなども絡めつつ、大ゴマ~1Pフルでアクメ痴態に震える戦闘ヒロインにトドメの中出しで複数ラウンド制のフィニッシュとしています。

  ザ・王道ならではの美点も欠点もありますが、このサブジャンルとしての要点を丁寧に押さえた構築であることは、王道としての美点をより高めています。
個人的には、レオタード戦闘スーツの美人捜査官がハイテクギミックと股間ロープ責めというローテクギミックに挟み撃ちされる短編「銀河特捜 エージェント・エイラ」が特にお気に入りでございます。