SurelyDoLikeCats  山本崇一朗先生の『からかい上手の高木さん』第7巻(小学館)を読みました。高木さんと西片君の出会いのエピソード、もうこの時点で二人の関係性は決まっていたんだなぁといつも以上にニマニマしながら読んでいました。
TVアニメ版の方もめちゃくちゃ出来がいいですよね。高木さん、ハァハァ

  さて本日は、もじゃりん先生の『にゃんにゃんシちゃうゾ!』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。これが2冊目となる作家さんで、前単行本は未読だったのですが、『コミック華漫』でのギャルヒロイン特集の際に知って、今回は購読しました。
多彩なエロガール&レディと明るく気持ちよくエッチに励んで彼女たちの蕩ける痴態を拝める作品集となっています。

SurelyDoLikeCats1  収録作は、年上の婚約者のぞみさんは大好きなかず君の子供を早く授かりたくてエッチに励み、結婚・出産後も更にラブラブな日常を送る様子を描く連作正続編「今日のにんかつっ!」「のぞみんナマ搾り」(←参照 ラブラブな二人 同連作正編「今日のにんかつっ!」より)、および読み切り形式の短編11作。
フルカラー掌編「汗だくランっ!」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は16~20P(平均17P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。短編メインということもあって、軽い読み口と程好いボリューム感のエロシーンとでコンパクトにまとまった構築で一貫しています。

【快楽全能主義のポジティブさが光るラブコメ・エロコメ】
  大まかな作風としては、明るく楽しいラブコメ・エロコメ系統の作品群であり、エッチに積極的な美少女&美女に迫られる棚ボタ的な幸福感であったり、夫婦やカップルなどのラブ&エロ模様の微笑ましさであったりを魅力の核とするタイプ。
SurelyDoLikeCats2大人しい性格の男性が少し勇気を振り絞ったことを認めて上げる気立てのよい女の子とのドキドキ初エッチや(短編「おくられオオカミ」)、気風のいい黒ギャルさんが彼女が欲しくてフェスでナンパに挑戦した童貞ボーイ二人の相手をしてくれたりと(←参照 交渉と言っても性交渉だ! 短編「フェスックス」より)、男性にとって棚ボタ的でありつつも、女性側が男性側の態度や頑張りを認めた上で、その度量の広さや善意で受け止めてくれる描き方が、作品全体の雰囲気をポジティブにしていると感じます。
  これらのラブコメ系に対し、お家に帰ったら愛犬がドスケベボディの美少女になっていて(性的な意味で)甘えてくる展開やら(短編「犬っかわいがり」)、女性を発情させるフェロモンを持つ宅配サービスの男性が、お客の女性達の発情セックスに特別接客する展開やら(短編「フェロモン宅配便」)、コメディ色の強い作品や、いい年こいたおっさんがコスプレ趣味仲間のちんまりガールに手を出してしまう背徳感のある作品(短編「にゃんにゃん個人撮影会」)なども存在。
とは言え、気持ち良いセックスを満喫して、最終的に登場人物たちが幸せな関係になれればオールオッケーだよね!という快活な快楽全能主義とポジティブなハッピーエンド指向で一貫しているため、読み口の軽さ・楽しさは共通しています。
  ハッピーエンドへの収束も含めてやや強引な展開と感じることもありますが、それも含めてのコミカル感や情動の前向きさでもあり、コンパクトにまとまった作劇であることもそれらの魅力を伸長させて、話としての退屈さや無理やりさを感じさせないのは○。

【多彩な設定・肢体造形の快活エロエロヒロインズ】
下はJCクラス(推定)から上は30手前のアダルト美人さんまで幅広い年齢層のキャラクターが登場していますが、コンビニ誌初出作がメインということもあって基本的には18歳オーバーの美少女&美女が揃っています。
気風のいい肉食系黒ギャルさんに、ボーイッシュで初心な島娘、コスプレ大好きちんまりガール、エッチ大好きで可愛らしさのある年上女房さん、イケメン患者に手を出すドスケベナースさんに、悪戯好きでエッチで優しい南米ハーフの美少女さんなどなど、多彩なヒロイン設定が揃っている短編集らしい美点。
皆さんセックスに積極的であり、そのことが棚ボタ感につながっていますが、彼女達にしても相手が誰でもいいというわけではなく、容姿であれ小さな勇気であれ初めての恋心であれ、主人公の何らかの要素に惹かれたり、認めたりすることでそのエロボディ&ソウルを開陳してくれるというのが一つのポイントでしょう。
SurelyDoLikeCats3  ボディデザインについては、ヒロインの設定の多彩さもあって、ちんまり発達途上ボディもあれば、健康的な肉付きな巨乳ボディ、アダルトレディの程好い熟し具合の肉感ボディに(←参照 大人の色気むんむんなボディだ! 短編「ちんちん占い」より)、柔らかお肉のむちむち感を重視したグラマラスさ重点の迫力ボディなど様々ですが、いずれにせよ、お肌やお肉の柔らかさや体温感などが伝わってくる描き方であり、そんな女体との密着感が実用性を大きく底上げしていると言えるでしょう。
黒ギャルさんのビキニ&ホットパンツ(素晴らしい!)、人妻さんの裸エプロン、豊満ボディの汗染みを強調するシャツに、アダルト美人のセクシーランジェリーなど、設定やプレイに合わせた各種衣装でヒロインの肢体のエロさを強調するのも地味に技巧的なところ。
  初出時期によって多少描線のコントロールに差を感じる部分はありますが、それでも作画密度の高さは一貫しており、健康的な色香や二次元絵柄らしいキャッチーさも絵柄の魅力として安定しているため、表紙買いしても何も問題のない安心感があります。

【手数の多さと濃厚感のあるエロ演出で魅せる和姦エロ】
  ページ数の都合上、長尺の濡れ場とは言い難いものの、お気楽なテンションでサクサクとエロシーンに進むこともあって抜きツールとして機能するに十分な尺は用意されています。
  男性側が強引にセックスへと持ち込む展開も稀にありますが、基本的にはヒロイン側に主導権のあるシチュエーションがメインであり、年下ガールに翻弄されたり、年上美人のキュートな我儘につき合わされたり、はたまたドスケベガールに搾られたりと棚ボタ的な幸福感も喚起する和姦エロで概ね統一されています。
  ヒロイン側のセックスへの積極性を示す、ご奉仕フェラやパイズリ、脚コキに乳首舐め&手コキなど多彩なプレイを搭載した前戯パートは、男性の反応をうかがいつつ、丁寧な各種プレイでち○こを気持ちよくしてくれる受動的な幸福感をしっかりと喚起。
これらのご奉仕に加え、愛撫やオナニーなどですっかりぐしゃぐしゃになって粘っこい愛液と湿気を溢れ返させる秘所に挿入してピストンを開始すれば、ヒロイン側も積極的に腰を振りつつ、男性のがむしゃらなパワフルピストンを受け止めて強烈な陶酔感に包まれていく様子を活写。
SurelyDoLikeCats4ピストンしながらの乳弄りやクリ弄り、耳舐めやベロチュー、アナル弄りなどなど、描写の手数と肢体の密着感を意識した描写の連続(←参照 ダブル乳首弄り&中出しでフィニッシュです 短編「フェロモン宅配便」より)、熱っぽく蕩けたふにゃふにゃになった表情付けと台詞回しを高い密度で維持することで打ち出す濃厚な熱っぽさなど、長くはないエロシーンの尺を演出面での高密さで補えているのは十二分に強みと言えます。
  顔を紅潮させ、口の輪郭がふにゃふにゃになった蕩け具合MAXの表情を曝け出しながら、たっぷりの膣内射精に喜悦のハートマーク付きアクメ宣言を連呼するフィニッシュシーンとその後にち○こを引き抜いての白濁液漏出描写を投入し、複数ラウンド制のエロシーンの〆としています。

  ハッピーチューンのラブコメ・エロコメ系として非常に安定しており、ベタな棚ボタ感もありつつ、ヒロインの頼もしさ・快活さが作品全体の魅力を牽引しているタイプと感じます。
個人的には、気前のいい黒ギャルビッチさん大活躍な短編「フェスックス!」と、気弱ボーイ・ミーツ・褐色肌ハーフの元気ガールな短編「おくられオオカミ」が特にお気に入りでございます。