2020年06月

Cuvie『TEMPTATION』

Temptation 小西明日翔先生の『来世は他人がいい』第4巻(講談社)を読みました。地元を引っ掻き回されてブチ切れた吉乃さんの啖呵がめちゃくちゃおっかなかったわけですが、それに対しての霧島の返答&告白もインパクトが強く、大変にヤバくてお似合いのカップルなんですよね・・・。
個人的には吉乃さんの“人脈”の在り方と菜緒の人脈の在り方の対比が印象的でもありました。

 さて本日は、Cuvie先生の『TEMPTATION』(スコラマガジン)のへたレビューです。先生の(成年向け)前単行本『INSULT』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ピュアで瑞々しい青春ラブコメでも背徳の快楽に飲み込まれていくダーク&インモラル系でもヒロインの熱っぽい乱れ具合をお届けな作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数は26Pと中の上クラスで固定されており、単行本としても十分な厚みがあります。短編集ということもあってコンパクトな作劇ではありますが、シナリオワークに一定の存在感があり、十分な尺と程好い濃度の濡れ場も安定供給されています。

【共に情動に衝き動かされる青春ラブエロ系とダーク&インモラル系】
 作風の引き出しの多い作家さんですが、抗しがたい情動や欲望が登場人物を衝き動かしていくという構図が明確で一貫したスタイルであり、そのモチベーションが男女の関係性においてポジティブに相互認証されれば恋愛ストーリー、片方がそれに乗じて相手を利用するような関係性ではダーク&インモラル系となります。
Temptation1 自分のセックスが独りよがりなのではと心配して彼女も気持ち良くしようとする少年と、クールでありつつ主人公のことが本当に好きでセックスも含めて全部受け止めることを喜ぶ少女の理解が深まり合う短編「ジュブナイル」(←参照 私で気持ち良くなるあなたが好き 同短編より)、サバサバとした付き合いの様で実は互いに意識していた幼馴染の少年少女がその気持ちや欲望を開示し合って初セックスへと至る短編「My sweet girl next door」は明確に前者のタイプ。
 穏やかなハッピーエンドへとスムーズに落着するこれらの青春ラブエロ模様に対し、不倫エロや体だけの関係を描くダーク&インモラル系は、登場人物が理性では状況のまずさを理解しながらも快楽に呑まれてずるずると関係を継続してしまい、歯止めが効かなくなっていることを明示して幕を下ろすラストで重さ・苦さを打ち出す流れとなっています。
Temptation2これらの作品では、自分の体を好き放題にした女たらしの元カレと再会し、彼が自分の妹の彼女であるにも関わらずかつて身に染みた快楽を求めて関係を続けてしまう短編「記憶サイアク肉の欲」(←参照 甘い嘘と知りながら心を揺さぶられ・・・ 同短編より)、家出先として利用しているだけのはずの男性とのセックスに夢中にさせられていく少女を描く短編「メタモルフォーゼ」など、与えられる強烈な肉体的快楽を求めることを止められない女性の姿を描く作品がメインであり、男性側の悪意や軽薄さが認識されながらもそれでも快楽を求めてしまうというジレンマで話に緊張感や背徳感を持たせています。
 いい彼女さんが居るにも関わらず、強烈な好意で自分を求めてきてセックスでも尽くしてくれる女の子との関係に男性側が溺れてしまう短編「毒の果実」は上述の構図の男女で入れ替えたものですし、明確に不倫エロではありつつコスプレという要素を用いてあくまでキャラクターの行為として双方の個に強く踏み込むことを回避し、罪悪感をむしろ弱める短編「アニヨメ」といった作品もあって、これらはヒロイン堕ちモノ系とは異なるインモラル感の作品と言えるでしょう。
 ピュアでエッチな恋人ヒロインも、快楽に抗しきれない女性も、エロ漫画的ファンタジーの型にはまったキャラクターではありますが、それらの陰陽の感情の動きを説得力を持った筆致で描き出すことで、人工的な印象を感じさせずにエロ漫画的な王道に載せるシナリオワークとも総括できるでしょう。

【しなやかボディの美しさと適度なエロさの主張があるデザイン】
 ヒロイン陣の年齢層は、半数が女子校生級の美少女さん、もう半数が20代前半~後半程度と思われる女性達となっています。
 クーデレ系彼女さん、サバサバ系幼馴染さんといった青春ラブストーリーのヒロインに対し、ダーク&インモラル系では、悪い男な昔の彼氏と再会セックスをしてしまったり、酔いの勢いで行きずりセックスをしてしまったり、若い男と不倫していたことが露見し、その口封じとして近所の男性と関係を持ってしまう人妻さんだったりと快楽に飲み込まれてしまう背景や積極的な関与が示されるヒロインが登場。
他にもヤンデレ気味で男性に“都合が良過ぎる”存在の女の子や、旦那に内緒でコスプレをしている奥さんなど、キャラクター設定や性格付けそのものにもバリエーションがあります。
 理性では駄目なこと、歯止めをかけなければいけないことと認識しながらもずぶずぶと関係ののめり込んでいくヒロインの心理を、セックスにおける蕩け具合と絡めて表現して背徳感を形成していますが、恋愛エロでは目前の快楽にがっつくことそのものを幸福な行為として表現しており、それぞれ相手との関係性を如何に描くかでキャラクターの在り方も変わるスタイルとも言えるでしょう。
Temptation3 バスト&ヒップに適度な存在感を持たせつつ、現在のエロ漫画ジャンルでは“巨乳”という印象はあまり無い程度のボリューム感であって、むしろ等身高めのしなやかな美しさや現実味のあるボディデザインを指向した女体造形と感じます(←参照 短編「DRUNK-DRIVEN」より)。また、一名を除いて小粒な乳首や色素薄めで小さ目の乳輪、薄めの茂みを標準搭載な股間など、体パーツ描写に関しても淫猥さを過度に主張させないタイプとなっています。
 すっかり完成された絵柄である分、適度な密度を保って安定していますし、シンプルですっきりとしたコマ割りながら十分な情報量を含ませて、絵としての緩急も付ける画面構成なども流石ベテランのお仕事と言うべきでしょう。

【程好い密度・アタックの演出で快楽に乱れる痴態を表現】
 導入パートを比較的長く設けて男女の関係性を描いたり、ヒロインが背徳の快楽にのめり込んでいくことを示すための濡れ場の分割構成があったりしますが、十分なページ数がある分、メインとなるエロシーンには適度な量的満腹感が図られています。
 不倫セックスの動画をネタに人妻ヒロインが犯されてしまう凌辱寄りの短編「生まれつき」の作品もありますが、恋愛セックスにしてもインモラル系セックスにしても、“合意”することに重要性のあるエロシーンであると言え、前者であれば相互認証の幸福感を、後者については自ら背徳の泥沼に歩を進めてしまう危うさにつなげています。
 互いの素直な気持ちや感覚を言葉で共有することで初々しさや甘い幸福感につなげる恋愛セックスに対し、インモラル系では行為に耽溺してしまい、積極的に快楽を求めるヒロインのアンビバレンツな心理描写と、その状況を利用して言葉攻め的な要素や征服感を刺激する要素を持つ男性の一方的な台詞との対比も印象的。
 抽挿パートの後のお掃除フェラなどのサービスプレイを投入することもありますが、前戯パートとしては舌を絡めあうキスや秘所を攻めるクンニや愛撫、それらの組み合わせを投入しており、分量にも幅がありますが、抽挿パートにスムーズに進行させる短めの攻勢がメイン。
Temptation4 瞳を潤ませ頬を紅潮させる蕩けた表情付けや、ハートマーク付きの乱れたボイス、秘所から漏れ出す愛液と水音、挿入感を強調する断面図や透過図と、適度なアタックのある標準的な演出出法を程好い密度で施すというバランスの良さが身上であって(←参照 短編「メタモルフォーゼ」より)、悪く言えば派手さ、突き抜けた印象には欠けますが、そこを台詞回しでの盛り上げや前述した画面構成の上手さで十分に補って、ヒロインの美しさと乱れたエロさの両立を保ち続けます。
 ヒロイン正面への主観構図は特徴的で、乱れるヒロインの様子を独り占め的な優越感がありますし、ストレートな結合部見せつけ構図も適度なアタックがあり、快楽の熱に染め上げられていくヒロインの反応と肢体の密着感を見せ付けつつ、アクメに震える中出しフィニッシュへと適度なタメを設けてから突入しています。

 ラブエロ系もダーク&インモラル系も、ストーリー&エロの両面でこの作家さんの魅力が十分に楽しめる短編集となっています。ただ、全体的に新味や意外性は乏しく、良く言えばスタイルの安定感ではあり、巧さや作品の生産速度の高さ故の難点でもあるのですが、既存の単行本に比してマンネリ感が無い訳ではないと感じます。
個人的には、相手がクソ男であり、かつ妹の恋人と分かりながらも建前を必死に取り繕いつつ再び火を着けられた快楽に溺れていくヒロインを描く短編「記憶サイアク肉の欲」が一等お気に入りでございます。

まれお『裏アカ乙女発情期』

HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount 山口貴由先生の『衛府の七忍』第9巻(秋田書店)を読みました。剣聖・上泉信綱の人質になった幼子を助ける有名なエピソード、時淀みの能力と絡めてそう表現するのか~と感心しましたね。武田の人間城(そういう意味じゃないだろ的なアレ)の再登場には爆笑しましたが。
真田十勇士の力と想いを受け継いだ存在である雷鬼の武士(もののふ)としての名乗り、痺れましたね。

 さて本日は、まれお先生の『裏アカ乙女発情期』(文苑堂)のへたレビューです。これが2冊目となる作家さんですね。
キュートでドスケベな美少女ヒロイン達との男女双方の欲望で駆け抜けるドスケベライフ&アタックの強さとエロ可愛さを両立させた濡れ場が楽しめる1冊となっています。

HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount1 収録作は、エロ自撮りを配信しているアカウントが地味な委員長・和香の裏アカであることに気付いた主人公は、それをネタにして彼女を襲おうとしたものの、想像以上にビッチであった彼女にむしろ圧倒され、それを皮切りに様々な女性に襲われたり襲ったりする日々を過ごすことになるのだが・・・な長編「地味子の裏垢を発見したらビッチだった!?」第1話~第6.5話(以下続刊;←参照 ヒロインをレ○プするつもりが逆にレ○プされることに 同長編第1話より)、および読み切り形式の短編3作。
 1話・作当りのページ数は14~24P(平均19P)と控えめな部類。長編作として一定のストーリー性は持ちつつ、短編も含めてエロシーンの供給量を増やすことを明確に意図した抜きツールとしての作りで一貫しています。

【快楽で支配したりされたりなインモラルな関係性を軽い筆致で】
 委員長の秘密を握って襲うつもりが逆に性的に貪欲すぎる彼女の肉ディルドにされてしまい、それをキッカケにその他のヒロインとも次々と関係を持って行く長編は、棚ボタエロコメ的な様相でありつつ、登場人物達の欲望が強く発揮されることでのダーク&インモラルさも備えています。
 ヒロインを脅迫してセックスをしようとしたり、自分に好意を寄せている後輩・葵ちゃんをその気持ちに気付くことなく身勝手に凌辱したりと、主人公の少年側の行動に問題が多い一方、彼もまた和香を始めとするビッチガールズに翻弄される立場であって、主人公が加害者でも被害者でもあるという立ち位置になっています。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount2この展開において、メインヒロイン・和香ちゃんの言動はなかなか強烈であり、別の裏垢女子を引き込んで主人公を搾り取ったり、主人公の弱味を握って女教師さんへの凌辱を強制させて口封じをしたりと(←参照 和香ちゃんの方が完全にご主人様 長編第6話より)、闊達に悪辣なことをして状況を支配してきます。
 その分、主人公側の悪い点が目立ちにくく、エロコメ的な雰囲気を保つことにもつながっているとも言えますが、いずれにしても欲望を一方的に相手にぶつけるという構図は共通していることもあって、ラブエロ系としての甘味を求めるのは避けるべきでしょう。
 状況を支配している和香の欲望の行方、主人公への健気な好意が不憫な葵ちゃんの動向、そして第6話で登場したニューヒロインなど、それぞれのポジションがどうなっていくのかを期待させて今単行本では以下続刊としており、話全体の雰囲気や評価は今後の展開に大きく左右されると思われます。
 短編3作についても、主導権が男女いずれにあるかは分かれつつ、ドスケベヒロインがその本性を発揮していくラブコメ・エロコメ系であり、最終的に不倫エロとして復帰限界点を越えてしまうインモラル系のラストを迎える短編「おとうとあそび」といった趣向もありつつ、こちらはよりマイルドでコンパクトな作劇と言えるでしょう。

【多彩なキャラデザインの柔らかエロボディなヒロイン達】
 旦那さんラブだけど欲求不満気味な短編「おとうとあそび」の兄嫁さん、長編で和香に唆された主人公にレ○プされる美人保険医さんや主人公を性的に翻弄するビッチな幼馴染お姉さんなどアダルト美人組も登場しつつ、人数的に過半数を占めるのは女子校生ヒロイン達。なお、短編「快奇・玄関密着24時」は幽霊ヒロインですが、見た目としては後者な女の子です。
 長編作では、メインヒロイン・和香との関係性を軸としつつ、毎話新しいヒロインが投入されてセックスしていく展開となっており、個々のキャラクターの掘り下げには物足りなさもありつつ、様々なヒロインと次々とセックスしていく展開のストレートな豪華さが魅力となっています。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount3真面目で大人しそうながら実はとんでもないビッチで悪いことも平気でするメインヒロイン・和香、同じくエロ裏垢持ちでありおっとり優しい印象ながら実はビッチな先輩(←参照 ビッチ先輩の誘惑だ!! 長編第2話より)、真面目でツンツンしているが実は主人公のことが・・・な健気な先輩ちゃんに主人公をからかって翻弄してくる(これまたエロ配信者)な幼馴染お姉さん、クールな不良系の見た目だが実はドM性癖なエロ垢持ちガールなど多彩なヒロインが登場しています。
特大パッドで胸を盛っていることを知った主人公を口封じとしてセックスに引き込む短編「ニセパイ」のヒロインなども含め、セックスに積極的なビッチキャラが多いですが、前述した通り、長編では主人公の毒牙に掛かって開発されちゃうタイプの清楚系ヒロインも存在。
 長編の葵ちゃんや上述の短編「ニセパイ」のヒロインなど、貧~並乳クラスの女の子も居て、バスト&ヒップの量感にはバリエーションもありますが、むにゅんと柔らかい質感の強い巨乳&安産型ヒップをお持ちのエロボディが人数的に主力。
キュート系ガールからアダルト美人までキャラデザの描き分けを適切に施しつつ、程好く萌えっぽさがあり、少女漫画チックにふんわりと軽い印象もある絵柄は女性の可愛らしさを良く引き出しており、単行本を通して表紙絵と互換性高く安定しています。

【ちんこでヒロインを圧倒しエロ可愛いハードな痴態へ】
 ページ数の関係上、たっぷり長尺の濡れ場を期待するのは避けるべきではありますが、登場人物の欲望任せにサクサクとエロシーンに雪崩れ込んでいく分、抜きツールとして十分なボリューム感があり、2回戦程度の複数ラウンド制を標準仕様としています。
 ヒロイン主導型のエロシーンへの入り方もあれば、凌辱系を中心として男性側の攻勢が最初から明確なケースもありますが、前者についてもヒロインをち○こで圧倒する内に主人公が嵩にかかっていく展開が多く、勝気なビッチヒロインや大人しい女の子など、様々なタイプをち○こで制圧して好き勝手な台詞を投げかける攻撃性を形成しています。
所謂“壁尻”状態になった幽霊ガールの秘所を弄んだり、後輩ちゃんが抵抗しないのをいいことに隠れながらのイラマチオをしたりと男性側の攻勢が明確なプレイで構成することもありますが、フェラやパイズリ、シックスナインなどドスケベヒロインがち○こを気持ち良くして射精に導く流れが前戯パートの主たる流れ。
 ここから挿入してしばらくはヒロイン側に一定の余韻や優位性があるケースが多いですが、ガツガツとパワフルな腰振りを繰り出す主人公に対して“ちん負け”し、メロメロに蕩けてしまって好き放題にされちゃうというギャップを形成しており、これが主人公の黒い征服欲に更に火を着けて加速していきます。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount4演出の密度・手数としてはやや抑え目という感もありますが、瞳を潤ませ頬を紅潮させる蕩け顔にハートマーク付きの切れ切れの嬌声、柔肌をじっとりと濡らす液汁描写など、ヒロインの可愛らしさを保ちつつ、それがぐしゃぐしゃに乱れる煽情性も十分に打ち出して、フィニッシュシーンへ突入していくスタイルとなっています(←参照 長編第4話より)。
 斜めにコマを割るなど、画面構成には凝った印象もありますが、局所のアップ描写を主とする小ゴマが画面構成やコマの連続性として上手くハマっていることもあれば、乱雑な置き方になっていることもあり、良くも悪くも意外に密度を感じないページが続く印象があります。

 多彩なヒロインを次々とち○こでメロメロに~という欲望に素直な展開でありつつ、主人公の立ち位置の複雑さもあって単調さを排した長編作となっています。
今後の展開でそれぞれのヒロインとの関係性がどうなるかに着目したいところ。

牡丹もちと『シコやかなるときもハメるときも』

WhenYouGetHotandWhenYouGetFuck 太陽まりい先生の『ギャルごはん』最終第10巻(白泉社)を読みました。みくの気持ちと教師としての責任感にきちんと向き合い、藤原ちゃんを含め、他のヒロインとの関係性にもきちんと決着を付けた上での大団円、いい終わり方でしたね。
みくちゃん、卒業後におっぱいが更にたわわになっているような気がしましたね、ぐへへ(邪悪な笑み

 さて本日は、牡丹もちと先生の『シコやかなるときもハメるときも』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の(成年向け)前単行本『ミルキータイム』(ワニマガジン社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なシチュエーションでの明るく楽しいラブコメディとしっとり柔らかボディが官能的に蕩けるエロシーンとが楽しめる作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で10作。1作当りのページ数は10~22P(平均19P弱)と平均値としては多少控えめな部類となっています。
基本的に軽く楽しい読み口の作劇と、程好い濃厚感と尺のあるエロシーンとで構成されています。

【素直な性欲や恋愛感情が実る明るく楽しいラブコメ系】

 作劇の方向性としては明朗快活なコメディ系であって、多彩な設定でラブ&エロ模様を描いています。
 優秀な知能を持ったチンパンジーが飼育員さんの恋のアシストをしてくれる短編「天才ムラムラ動物園」、ふたなりが普通の世界でちんちんの欲望に素直すぎるフタナリガールズを描く短編「ふたなり家族」、砕けた体を集めて復活したものの、ちんちんが見つからなかったために美少女化して復活した魔王様の受難を描く短編「TRANS SEXUAL INTER WORM」など、漫画チックに楽しい設定・展開を備えた作品も揃っています。
また、日常の中でのラブ&セックスを描く作品においても、後述する様な多彩なヒロインの設定を活かした展開となっており、その設定に絡めた各種の言葉遊びが作品のコミカルさを形成しているのはこの作家さんらしい点と言えます。
WhenYouGetHotandWhenYouGetFuck1 互いに勘違いをしながらのドタバタ模様でエロへと投入していく短編「ハレンチ維新」といったタイプもありつつ、ヒロイン側に主導権がある展開が多く魅力的なヒロインに翻弄されるドキドキ感や棚ボタ的な幸福感がある作劇も、ラブコメ・エロコメ的に王道の魅力と言えるでしょう(←参照 “じゃあ童貞のちんこん歌ね・・・っ” 短編「ドンドンフェラハーメニー楽団」より)。
どちらかと言えば、コメディとしてのお馬鹿テイストが魅力となる作品が多いですが、仕事一筋で色恋沙汰が無かったが結婚願望は強い女性が終に報われる短編「崖っぷち恋唄」、久しぶりに再会した先輩・後輩の男女コンビがそれぞれの“青春の未練”を解消する短編「あとの祭囃子」など、温和でポジティブなラブストーリーもあります。
 これらの作品ではラブエロ系としての優しい甘味を残すタイプのまとめ方ですが、その他の作品はコミカルなオチを用意し、読者をクスリと笑わせて楽しい読書感を一貫させてくれています。

【多彩な設定&巨乳ボディの綺麗なお姉さんタイプ】
 短編「ふたなり家族」のふたなりJKガールや、短編「TRANS SEXUAL INTER WORM」の年齢不詳な美少女化魔王様などを例外としつつ、20歳前後~30代前半クラスの綺麗なお姉さんタイプがメイン。
 オーケストラサークルのピアニストな美人先輩、不器用なところのある結婚願望の強いキャリアウーマンさん(処女)、年下イケメンに翻弄されるも逆に主導権を握る清楚系美人家庭教師さん、本性は結構過激な元アイドルの女優さん、チンパンジーの飼育員さんに明示時代に薬局を営む和装美人さんなど多彩な設定を用意しており、その設定と絡めたエロ展開や台詞回しも特徴的です。
 ボディパーツが回収しきれていないせいなのか、貧乳ボディとなった魔王様やご立派サイズのちんちんをお持ちな並乳クラスのふたなりガールなどのファンタジー存在各位は例外としつつ、もっちり柔らか質感の巨乳&桃尻をお持ちなヒロインが勢揃い。
WhenYouGetHotandWhenYouGetFuck2すべすべのお肌、程好いサイズ感の乳首&乳輪を持つ美巨乳、バスト&ヒップのもっちりとした弾力感と肢体の整った美しさを保ちつつ、各体パーツのエロさを主張していますし、艶やかな髪の毛の表現やしっとりとした唇の質感の魅せ方など、細やかな描き込みでヒロインの性的魅力を高めています(←参照 美巨乳&艶やかな黒髪 短編「崖っぷち恋唄」より)。
 これら体パーツ描写に加えて、和服や下着など、衣装の細やかな描き込みも特色であって、それらの美しさも含めて“綺麗なお姉さん”としてのキャラデザの魅力を形成していると感じます。
 今回はコアマガジンからの出版ですが、『快楽天』系列での作品も多い作家さんであり、同系列の作家さんらしいお洒落感が特色の絵柄。前述した様に丁寧な描き込みを魅せ、作画密度は高く安定していますが、それでいて絵としてクドくならずにメリハリが効いているのも◎。

【上品かつ濃厚に蕩ける柔らかボディの感触を満喫】
 ページ数の関係上、たっぷり長尺という印象こそ無いものの、抜きツールとして標準的なボリューム感のある濡れ場であり、前述した絵柄の細やかさもあって適度な濃密さを打ち出したエロ描写に質的なボリューム感もあります
WhenYouGetHotandWhenYouGetFuck3 ヤリモクな美人コンビに突如誘惑されての温泉3Pセックス(←参照 短編「大江呂温泉物語」より)、情熱的な演奏で発情しちゃった憧れの先輩に襲われちゃう音楽家セックス、女王様気質な女優さんが弱気になった男性俳優さんを押し倒して自信を付けさせる演技指導ファック、生意気イケメン君に翻弄されつつ最終的に主導権を握る家庭教師さんがリードするエッチなど女性主導型のエロシチュが多いですが、素直にラブ&セックスのドキドキ感のある恋愛セックスや、女体化した魔王様が触手モンスターに襲われたり自分のち○こをゲットしてフタナリ化した勇者とセックスバトルしたりというトンデモファンタジーなシチュがあったりと、ポジティブな印象は保ちつつ変化球なものも含めてエロシチュは多彩に用意されています。
 フェラや手コキなどのサービスプレイとそこからの射精シーンを前戯パートに投入することもありますが、それよりも服を肌蹴たヒロインのエロ美しい肢体を魅せたり、キスや愛撫でその感触を味わったりといった描写を軸とすることが多く、分量としても短めにまとめることが基本。
 愛液ですっかり濡れそぼった秘所に挿入したり挿入を誘導されたりで開始される抽挿パートは、双方が快楽に飲み込まれつつ腰を振っていくエネルギッシュなものであり、美しさを保ちつつ熱っぽく濡れて蕩ける表情やハートマーク付きの嬌声といった痴態描写に絵柄に由来する濃厚感があります。
WhenYouGetHotandWhenYouGetFuck4 ふたなりファックでの竿役ガールも含め、男性(竿役)側の体躯の存在感を適度に打ち出し、おっぱい&お尻を揉む描写などとも合わさって肢体の密着感を形成しており(←参照 密着体面座位で尻わしづかみ&ねっとりキス! 短編「あとの祭囃子」より)、双方の没入感を表現していますが、同時に男性側の描写を強く主張させることもなく、主観構図なども含めてヒロインの表情と柔らかボディに意識が集中できるようになっているのは良いバランス。
 複数ラウンド制を基本としており、尺の都合上、やや早漏展開と感じることもありますが、紅潮した頬、潤んだ瞳、乱れた髪でアクメに震えてアクメボイスを漏らすヒロインの痴態と、結合部から溢れ出す精液&愛液の描写を用意した大ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュ(一部外出し)でハイカロリーに〆ています。

 多彩なヒロイン設定によるシチュエーションのバラエティと上品な印象を保ちつつ十分な濃厚感もある和姦エロが楽しめる作品集であり、短編集らしい魅力があると言えるでしょう。
個人的には、普段は明るく頼れる部長さんだが恋愛経験が無いのがコンプレックスなヒロインがようやく遅咲きのラブ&セックスでエロ美しく蕩けちゃう短編「崖っぷち恋唄」が特にお気に入りでございます。

オイスター『畜生腹』

Wombs TVアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』第11話「夕暮れマイホーム~サクサク探索ホットドッグ~」を観ました。コッコロママに続いて、過保護お姉ちゃんまで・・・!ユウキ君、羨ましすぎますな。でも、ユウキ君もちゃんと成長している!
キャルちゃん、仕える陛下と“美しさ”の価値観が大きく異なり、かつ自身のそれを否定されるシーン、可哀想でしたが、帰る温かい〝家”があってよかったなぁと。

 さて本日は、オイスター先生の『畜生腹』(メディアックス)のへたレビューです。先生の前単行本『豚小屋』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
健気なヒロインが狂気のシステムに大切なものを蹂躙されていく展開と無残なハードプレイ連発な鬼畜エロという地獄絵図をお届けな1冊となっています。

Wombs1 収録作は、経営が傾きつつある工場を抱える家族を助けたいという意志もあり、先輩である女性・舞の勤める企業の御曹司との結婚を考えたヒロイン・菫であったが、御曹司の赤城家は女性を肉便器と子作りの道具としか考えてない狂気の人間達が支配するものであり、“花嫁修業”という名の過酷な凌辱・調教が進むと共に、彼女が守ろうとした大切な家族にも赤城家の魔手が伸びて・・・な長編「花嫁人形」全9話(←参照 大切な弟の葵にも災厄が降りかかるのを知るが・・・ 同長編第3話より)。
1話当りのページ数は20~22P(平均21P強)と標準的なボリュームで推移。話の内容もあって読み口はかなり重苦しく、ハードなプレイが目白押しなエロシーンには凶悪なレベルの存在感があります。

【二つの家族の価値観を対比させた地獄絵図】

 得意とする“ホラーもの”の長編作では不条理の恐怖を演出する凝った仕掛けを用意することも多い一方、本作は悪意と狂気に狙われたヒロインがその大切なものを奪われ損壊させられ続ける地獄絵図をひたすら連続させていく“シンプル”な構図であって、こちらもオイスター先生が得意とするスタイル。
 とは言っても話の構造が決して単純ではないのもこの作家さんらしい点であって、本作では家族であっても女性をモノ扱いする狂気と悪意の濃縮物みたいな権力者の赤城家と、貧しいながらも家族が優しい絆で結ばれた高野家という、二つの家族が明確に対比された構図を用いているのが本作の大きな特徴と言えるでしょう。
この構図において、家族に破滅がもたらされることを知りながら何も出来ない無力感と絶望感に苦しみながら、その心身が変容していくことも自覚するヒロインと、我が子への愛情と独占欲を持つ母・梓、大好きな家族のために頑張る長女・菖蒲といった“普通”の家族らしい感情が、狂気の家システムに取り込まれた結果として異常な言動を示し、家長に利用される“先達”の女性達とが表示され、前者が後者に変容させられていく様子を描いていきます。
Wombs2 そして狂気に染め上げられ、無残な“花嫁”として赤城家の一員となった菫の在り方そのものが(←参照 花嫁の両親へ送る言葉 長編第8話より)、かつてはつつましく優しい絆で結ばれながら、赤城家の悪意でボロボロにされた高野家の、家族としての終焉というトドメにつながる終盤展開は極めて重苦しく不憫なものであり、悪徳の狂気と暴力が、善徳をいともたやすく蹂躙する無情を読み手の胸に刻み込みます。
 オイスター先生の作品では、これまでも“家族”というものがしばしば重要なファクターとなってきましたが、家の存続と権力維持のために女性の構成員を搾取するという前時代的な家父長制システムの負の側面を煮詰めたかのような赤城家の在り方は、この作家さんの描いてきた様々な“家族”に比べても強烈な存在感があります。
最終話までヒロインの尊厳や価値観を徹底的に奪い尽くし、システムに内包された後も不幸しか待っていないことを示すラストまで、ヒロインの絶望感をしっかりと追わせた上で延々と痛ましい展開が続いていくため、読み口は読者を選ぶレベルで非常に辛く重いものに仕上がっています。

【狂気に飲み込まれていくヒロインと飲み込まれ済みのサブヒロイン】

 メインヒロインの菫ちゃんは女子大生であり、これに対して赤城家のシステムに取り込まれ済みの美熟女ママさんや(見た目は)可憐な少女の長女、悪事に加担する菫の先輩であり会社員の舞がサブヒロインとして登場。なお、サブキャラクターとして前作のクール狂気美人な監護長さんがゲスト出演しており、相変わらず辣腕を振るっています。
 家族思いで優しいヒロイン・菫が徐々に狂気に飲み込まれていく様子そのものが話の悲惨さを形成していますし、彼女に対する惨い所業も含めて喜々として狂気の行為に加担していくサブヒロイン達の異常性がヒロインの善性や純粋さと対比されることで際立っているのもポイントの一つ。
赤城家の男性キャラクターについては、狂気のシステムを牛耳る家長の由親(このネーミングセンスも非常に皮肉ですが)は純然たる悪役として存在感を持つのに対し、正気が無くひたすら目前の女性を犯すだけの長男や異常な性癖を満たすことにしか興味の無い次男、ヒロイン達を犯して快楽を注ぎ続ける“豚”と呼ばれる男達など、“人間性”が描かれない男性キャラクターが多く、彼らもまた家システムの維持のための“道具”として描かれていると評し得るでしょう。
なお、ストーリーにおいて重要なサブキャラクターである菫の弟・葵君については、赤城家の長女・菖蒲の魔の手が伸び、無理やり快楽漬けにされる上に、肛門を拡張されたりち○こを魔改造されたりと、かなり過酷な目にあっており、姉弟が互いに想い合った上でその関係性も蹂躙されることにつながっています。
Wombs3 清楚な黒髪ロングでスレンダー巨乳ボディの菫、肉付きの弱い貧乳ボディの菖蒲、年増ボディとして適度な豊満さもある梓、しなやかなスレンダー並乳ボディの舞とそれぞれボディデザインを描き分けつつ、その女体の美しさが入墨やピアッシング、肉穴の拡張によってむごたらしく変形され、また精液や汚物に汚される落差を重視することは共通(←参照 “私の事やっと憎んでくれる”罪の意識こそが舞に残った人間性なのか 長編第7話より)
 最先端とは言い難いものの、親しみ易さのある絵柄はヒロインの可憐さや穏やかな色気感を引き出すタイプであって、その絵柄と過激な描写のギャップが特色。時代に合わせて絵柄の細部をチューンし続けてきたベテラン作家さんですが、今回も含めて近作の絵柄は固まっていると言えるでしょう。

【心身を蹂躙するハードな凌辱・調教と絶叫悶絶痴態】
 延々と凌辱・調教が続いていく中で二つの家族の在り方が(一方的に)衝突するストーリーであるため、エロシーンの占める割合はかなり高いことに加え、凌辱エロとしてかなりハードな印象を受けることもあって、エロ描写は嫌になる程の存在感を備えています。
 高野家の一員としての価値観を “嫁入り”によって赤城家の一員としての価値観に塗りつぶされる構図において、ヒロインを肉体的にも精神的にも蹂躙していく鬼畜の所業を描いていくと共に、彼女の末路を示唆する母であり妻である梓が肉便器として使い潰されていく様子や、赤城家に加担する形で犯され、犯す菖蒲や舞の狂気の痴態も描いており、そのヒロインの立ち位置の対比が、作劇としてもエロの趣向の盛り上げとしても機能。
姉と同じく暴力的なセックスと肉体改造の餌食になる葵君がらみのエロシーンも含め、ハードなプレイが多く、異物挿入とそれによる性器やアナルの拡張、ピアッシングや入墨などの身体の改変行為、長時間に及ぶ輪姦、薬物の投与など肉体的な苦痛を伴うものに加え、愛していない夫への奉仕の強要や人間ではなく肉便器や家畜として扱う言動、愛する家族や信頼していた先輩の変貌を見せ付ける展開、スカ○ロ関連のプレイなど、ヒロインの精神に強い負荷を与える行為・状況が多いのも悲惨さを増強しています。
Wombs4 人間離れした巨根が前後の穴に突き立てられると共に、無理な姿勢を取らされたままの抽挿、乳房などを握り潰されたり乳首を引き延ばされたりといった行為など、ピストン運動そのものにも暴力性を感じさせる描写が組み合わされており(←参照 長編第6話より)、強烈な苦痛と快楽が混じり合う感覚に白目をむきながら絶叫し、悶絶するヒロインのリアクションも強烈。
 度重なる調教によって、これらの行為ですら快感になってしまい、無様な様子で白濁液にまみれながら半狂乱のエロ台詞を連呼し、アヘ顔を曝け出しまくる痴態が一種の末路として各ヒロイン達に用意されており、正常への復帰の限界点を突破してしまったものとして非現実的な快楽への耽溺が表現されています。
 精液や汚物塗れになりながら、肉穴に大量の白濁液を注ぎ込まれ続けるエロ展開となっており、強烈なアクメに絶叫しながら黄金水を漏らす大ゴマフィニッシュでは、そもそもプレイ内容&痴態描写がハードであるため、極端な盛り上げ方はしないものの、台詞やプレイ内容として“決定的な何か”を用意したシーンともなっています。

 全体的な展開は割合にシンプルではあるのですが、それ故に前述した二つの家族の対比と、価値観の蹂躙という構図が強い印象を残しますし、事態の悪化に歯止めがかからない絶望感を叩き出し続けることにもつながっています
読書感も読後感も非常にしんどいので、読み手をかなり選ぶ作品ではありますが、この作家さんらしさを間違いなく感じられる最新刊でした。

室永叉焼『義母さんの埋もれたい肉』

MumsBodyIWantTobeHoldBy さいのすけ先生の『ボスとヤス』第1巻(少年画報社)を読みました。“強くて賢い面倒の無い最高の愛人”が欲しいもののなかなか見つからなかったため、有能な右腕のヤス(巨漢の極道)に催眠術をかけて貰い、彼が自分好みの巨乳美人に見えるようになった組長が彼(彼女)とのイチャイチャ極道ライフを・・・という大変にぶっ飛んだ作品です。本人たちは至って真面目なのですが、とにかく第三者視点の絵面の圧がスゴイですね・・・。

 さて本日は、室永叉焼先生の『義母さんの埋もれたい肉』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本『豊満むっちりパイ❤』(三和出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
豊満爆乳ボディの好色ヒロインに翻弄されるエロコメディ&特盛お肉の柔らかさに埋もれつつの肉弾ファックが詰まった1冊となっています。

MumsBodyIWantTobeHoldBy1 収録作は、ひきこもりの少年・秋人は豊満ボディの義母さんを盗撮してオカズにする日々であったが、彼女が不特定多数の男性とセックスしまくりであること、そして盗撮が全部バレていることが判明し、しかも義母さんに誘惑されてしまうのだが!?な中編「ふたりのヒミツ~義母のヒメゴト~」前中後編(←参照 義母さんは全部お見通し 同中編作中編より)+番外編、および読み切り形式の短編7作。
1話・作当りのページ数は8~24P(平均20P強)と平均値としては中の下クラスのボリューム。各作品とも軽めの読み口のシナリオワークと質的なボリューム感が強く量的にも程好い満腹感のエロシーンを備えています。

【性欲が素直に発揮されて充足されるエロコメディ】
 ド迫力豊満ボディの存在感を強力に打ち出す作風でありつつ、作劇の方向としては軽く楽しい読み口のエロコメ・ラブコメ系統で概ね統一。
MumsBodyIWantTobeHoldBy2ピュアなヒロインがスケベコーチに騙されて特別エロ訓練をされちゃう短編「超キモチイイ❤ヒミツ特訓」を例外としつつ、概してヒロインの方が展開の牽引役であって、彼女達の性欲であったり優しさであったりでサクサクとエロシーンに突入していく展開は、受動的な幸福感であったり彼女達に翻弄されるコミカルさであったりを魅力としています(←参照 真面目な浪人生君がドスケベ兄嫁さんに童貞を強奪されてしまうのだ! 短編「発情義姉さんのドスケベな誘惑❤」より)。
  ヒロインを盗撮している連作や短編「パイジャン❤ガ~ル」の主人公のように、主人公側に邪な気持ちや願望があるケースもありますが、むしろヒロイン側のセックスへの積極性がそれらを呑みこんでしまうために話の軽さが保たれていると言えますし、なんだかんだでヒロイン側の方が一枚上手という印象を残す作品が多くなっています。
 後述する様にヒロインとの組み合わせによって各種エロシチュを色々と用意しており、ストーリー全体としての面白みというよりかは、それらのシチュエーションに如何に転がり込んでいくかという展開に魅力があるスタイルとも言えるでしょう。
とは言え、男性側のヒロインへの性的欲望や独占欲が非常に素直に引き出された上で、男女双方が性的に充足していく流れは、話としてはシンプルでありつつ、率直さ故のポジティブなエネルギー感があって、この点が小さくない魅力と感じます。

【親しみやすい絵柄で描かれるお肉たっぷり爆乳豊満ボディ】
 20代半ば~30代半ば程度のアダルト美人さんが半数強、女子校生級の女の子が半数弱を占めるヒロイン陣。前者に関しては程好く年増感を打ち出すキャラデザにすることもありますが、若々しさを感じるタイプが多く、年齢層による描き分けはそれ程明瞭にしていません。
義母ヒロインとの近親セックス、友達のママさんとの密会セックス、女教師さんによるエッチな秘密レッスン、皆の憧れな美人マネージャーさんと隠れながらのセックス、真面目でピュアな競泳ガールへの騙しエロ特訓など、多彩なキャラ設定を用意することでそれぞれのエロシチュの趣向を引き立てています。
 上述した様に、ヒロイン側がセックスに対して積極的であることがほとんどであり、セックス大好きなビッチ系ヒロインも居れば、優しさ故にエッチなことを引き受けてくれるタイプのヒロインも存在。前者については主人公以外の男性とのセックスも描かれるため、好みが分かれる部分でもありますが、それ故に主人公側の嫉妬心や独占欲が刺激されて更に欲望を燃やす展開につなげています。
MumsBodyIWantTobeHoldBy3 表紙絵で激しく主張しているように、皆さん頭のサイズを上回る爆乳&巨尻をお持ちであり(←参照 デカァァァァイッッ!! 短編「先輩!練習より本番ッス❤」より)、むっちむちの太股も併せてとにかく柔らかお肉の存在感を強く打ち出した女体造形となっています。
必ずしも肥満体ボディというわけではないものの、肩や腰回りなど、横方向にも幅広さがあり、かつ体幹にも十分なお肉が付いたぽっちゃりボディであって、単行本タイトル通りに全身柔肉ボディに正しく埋もれることが可能。
 絵としての濃さも程好く入れ込みつつ、キャッチーで親しみ易さのある絵柄は、豊満ボディの存在感の強力さ故のクドさを適度に和らげており、コミカルな絵ではほのぼのとした印象を魅せるなど、訴求層を広くとった画風で安定していると言えるでしょう。

【柔らか爆乳の存在感を中心に豊満ボディでの飽和感を形成】
 サクサクと濡れ場に突入していくこともあって、エロシーンには十分な尺があると共に、前述した迫力ボディの存在感が前面に押し出されていることもあって、質的な満腹感の強さが印象付けられています。
 邪な好意を抱いていたヒロインが先生にエロ調教済みなBSS系ながらヒロインのお誘いもあってその先生と一緒に3Pセックスに突入する短編「パイジャン❤ガール」や、ピュアで真面目なヒロインを騙して熱血エロ特訓な短編「超キモチイイ❤ヒミツ特訓」などは変化球ではありますし、近親エロスや不倫セックス、羞恥系シチュや童貞喰いなど様々なエロシチュが用意されていますが、基本的に和姦エロであり、またヒロイン側の性的充足が明確であるために、エロシチュとしての倒錯性があるケースでも話としての重さや暗さはほとんどありません。
 前戯パートには十分な尺を用意しており、ねっとりフェラや巨尻に顔が埋もれる顔面騎乗なども用意しつつ、指が柔肉に沈み込み、弾力感豊かに変形する爆乳揉み描写や、その巨大な双球にち○こ全体がすっぽり包み込まれてぐにぐにと揉まれる爆乳パイズリなど、爆乳の存在感を十全に堪能できる描写を充実させています。
フェラやパイズリなどでの射精シーンを用意しつつ、双方それで収まることなく、ヒロインが主導したり、おねだりしたりして抽挿パートへと突入し、豊満ボディに密着しながらのパワフルピストンを開始。
MumsBodyIWantTobeHoldBy4 抽挿パートにおいても重たげに縦に横にと揺れたり、鷲掴みされたり両腕でホールドされたりで変形したりな爆乳の存在感を強く主張させると共に(←参照 ぶるンぶるン! 短編「友母肉食バイキング」より)、お尻や太股、それらが組み合わされた肢体全体のボリューム感を前面に出す絵が連続されています
 仰け反りアクメポージングや断面図などアタックの強い演出・構図も用いつつ、熱っぽい官能フェイスや実況エロ台詞などは程好い濃度に収めており、演出強度に依存するのではなく、豊満ボディの柔らかさに埋もれながら男女ともに気持ち良くなっていく流れの中でオーラスの中出しフィニッシュへとつなげていくスタイルと言えるでしょう。

 迫力豊満ボディの強い主張で個性とエロの魅力を形成しつつ、親しみやすい絵柄とポジティブで軽い読み口によって訴求層を広げた作風は今回も安定しています。
個人的には、爆乳ボディの美人兄嫁さんに誘惑されてパイズリ&溜まった想いと性欲を解放する肉弾ファックな短編「発情義姉さんのドスケベな誘惑❤」に愚息がお世話になりました。

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