2020年05月

もじゃりん『断れない系』

PoorAtSayingNo あさりよしとお先生の『生殖の碑』(白泉社)を読みました。“私と生殖してください”と言い出す不思議な少女と図書館で出会い~というお話なのですが、単なる“生殖”に関する知識でしかない性教育の在り方についても考えさせられますし、作品タイトルの“碑(いしぶみ)”が何を指すかについては、“なるほど、それか~!”と唸らされたSFとしての楽しさもある作品でした。

 さて本日は、もじゃりん先生の『断れない系』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本『にゃんにゃんシちゃうゾ!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
多彩な美少女&美女ヒロイン達との明るく楽しいラブエロ模様&彼女達の蕩ける痴態をエロ可愛くお届けな作品集となっています。

PoorAtSayingNo1 収録作は、穏やかな性格&清楚系美人フェイス&爆乳豊満ボディなヒロイン・撫子さんは男性が苦手ながらとにかく押しに弱く、彼女がエッチなことに巻き込まれる日々を描く中編「撫子さんはNO!って言えない」シリーズ全3話(←参照 ナンパされて即エッチされちゃう撫子さん 同シリーズ第1話「痴漢編」より)、アルバイト先の先輩であるキュートでちっこい女の子が実は二児の母(38歳)であり、彼女の娘コンビに襲われちゃう短編「福田さんち」+カバー下の描き下ろし後日談(2P)、および読み切り形式の短編6作+フルカラーピンナップ(2P)。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は12~24P(平均19P弱)と幅はありつつ平均値としてはやや控えめな部類。軽い読み口の作劇でまとめつつ、質・量の両面で適度な満腹感のあるエロシーンを用意した構築となっています。

【流されHから甘いラブエロ模様まで様々なシチュエーション】
 豊満ドスケベボディと押しに弱い性格のために痴漢にあったり、合コンで無理やりされちゃったり、エロマッサージに引っ掛かったりとヒロインが可哀想な状態に毎度なってしまう中編シリーズはエロコメ的な作品で、同じくクールながら意外に押しに弱いヒロインを描く短編「1回だけ」と併せて単行本タイトルから受ける印象とマッチ。
 とは言え、男性側に主導権があるこれらの作品に対し、作劇面でのメインとなるのはこれまで通りにヒロイン側に主導権のあるラブコメ・エロコメ系であって、ラブ&エッチに積極的な彼女達とのドキドキなシチュエーションを色々と用意しています。
PoorAtSayingNo2エッチに貪欲なヒロインに襲われちゃう棚ボタ的エロ模様な作品もあれば(←参照 エッチなギャル姉妹が夜這いをかけてきたぞ! 短編「福田さんち」より)、ヒロインがピュアな恋愛感情で一生懸命ラブ&エロアタックを仕掛けてくるという甘い幸福感のある恋愛ストーリーもあります(短編「クマとプリン」「男友達(仮)」等)。
 ヒロイン流され系ではありつつ、押しきってくる男性側がヒロインに対する一途でストレートな恋愛感情を持っている故に微笑ましいハッピーエンドにまとまる短編「1回だけ」を含め、恋愛成就のハッピーエンドやほのぼのとしたコミカルエンドへと自然に落着していて、軽快でポジティブな印象が保たれた作劇となっています。
 その意味でも、ヒロインが毎度不憫な目にあってしまう上に男性キャラが固定されていない中編シリーズは収録作の中でも例外的な位置づけではあるのですが、事態が深刻になることは明確に回避されており、困りつつも感じちゃうヒロインのアンビバレンツな反応を、それ程心理的な負荷を感じずに、楽しむことが出来る作品と言えるでしょう。

【多彩な設定&キャラデザインの柔らかボディヒロインズ】
 JC級でもおかしくないちっこい彼女ちゃん、女子校生ガールズ、女子大生ヒロインに子持ちママさん達などなど、ヒロイン陣の年齢層は幅広く用意。
 年齢設定に加え、普段はツンツンしているが好意を持った相手からのお願いに弱い会社員さん、とにかく押しに弱い天然系女子大生さん、ドスケベギャル姉妹に明るく元気で中身はピュアな乙女な金髪彼女ちゃん、欲求不満ドスケベ人妻軍団に普段はからかっていた主人公のことが実は好きな“オタサーの姫”な女の子、とっても仲良しで彼氏も“シェア”しちゃうイ○スタ大好き女子コンビなどなど、性格等の設定も多彩です。
キュートな女の子から清楚系美人、エッチな美人ヒロインに華やかさのあるギャル系ヒロインとキャラデザインの描き分けも様々に為されており、その上で女性としての可愛らしさは共通して織り込まれていると感じます。
PoorAtSayingNo3 もっちり弾力感の柔らか巨乳・爆乳を中心にお肉の存在感のあるグラマラスボディな主力としつつ、すらりとしたスレンダー並乳ボディや小さいボディにぺたんこ~微乳を組み合わせた華奢で可憐なボディデザインも投入されており(←参照 ちっこい体の彼女ちゃん 短編「クマとプリン」より)、この点もヒロインの印象の多彩さにつながっています。
2名程を除いて標準搭載な陰毛の適度な茂り方、ちっぱいでの小粒乳首に巨乳での大粒乳首の存在感、秘所や舌などの濡れた質感など、体パーツ描写も柔らかお肉の描写と合わさって女体のエロさを大きく高めていますが、それでいてクドさが無いのも○。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさをベースとして、絵としての細やかさと華やかさを併せ持つ絵柄は単行本を通して安定。柔らかボディのストレートなエロさとヒロインの可愛らしさが両立されることが強い魅力の絵柄と言えるでしょう。

【上品で細やかながら濃厚感もある演出での痴態描写】

 ページ数がそこまで多くないことに加え、導入を丁寧に形成したり、エロシーンの分割構成があったりするため、ボリューム感の強いエロシーンを期待するのは避けるべきではありますが、とは言え抜きツールとして十分な尺は有しています。
 中編シリーズではヒロインが悪い男達に痴漢されたり、無理やりHされちゃったり、エロマッサージをされちゃったりで前述した様に流されるままに感じちゃうヒロインの姿を描いていますし、短編「福田さんち」などヒロイン側に襲われちゃうシチュエーションもありますが、甘い雰囲気のラブラブHやお互いにセックスをエンジョイなハーレムH的なシチュエーションも主軸となっています。
 前戯パートには適度な尺を設けており、ちっぱいやパイパン股間を指や舌で丁寧に愛撫したり、柔らかおっぱいをもみもみしたり、ドスケベオイルマッサージで全身を愛撫されちゃったり、豊満バストに包み込まれるパイズリであったり(ダブルもあるでよ!)、清楚美人が淫猥に根元まで加えるディープスロートやボーイッシュガールが丁寧に舌を使うフェラであったりと、ヒロインの設定に合わせて多彩なプレイを投入。
 ヒロインのアクメ描写や射精シーンなどの抜き所を前戯パートに設けるかについては作品によって異なるものの、すっかり発情したヒロインに対して挿入し、すっかりセックスの快楽に夢中になった男性達がパワフルに腰を使っていく抽挿パートへと移行。
PoorAtSayingNo4 柔肌をしっとりと濡らす汗の描写、瞳が潤み、口の輪郭がふにゃふにゃになったりと顔全体が蕩ける表情付け、大小を使い分けつつ描き込み擬音にハートマークの踊るエロ台詞&嬌声、乱れる髪の毛等々、エロ演出は細やかに描き込んで適度な密度を出し(←参照 ほんのりアヘ顔チック 短編「ちんちん先生のしゃぶられ日記」より)、ヒロインのエロ可愛い痴態に相応の濃厚感を付与しています。
 エロシーン全体の尺の都合上、抽挿パートに長尺感を求めるのが難しいこともありますが、上品さもありつつ濃厚な演出、ピストンしながらのおっぱい弄りやクリ弄り、ラブラブ接吻などによる描写の手数もあって質的な満腹感で補っており、蕩けきっただらしない表情&ボイスを示しながら白濁液を受け止める大ゴマフィニッシュで〆ています。

 エロさと可愛さを併せ持つ多彩なヒロインの柔らかボディと蕩け痴態を満喫できる作品集であり、軽めながら幸福感のあるシナリオワークがメインなのも幅広い層にお勧めできる要因。
個人的には、エッチな小悪魔ギャル姉妹に襲われちゃって3Pセックスな短編「福田さんち」と、多彩なママさん達とのエッチが楽しめる短編「ちんちん先生のしゃぶられ日記」に愚息がお世話になりました。

ねりうめ『めばえがーる!』

FledglingGirls TVアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』第7話「闇穿つ光~仲良し姉妹のマリアージュ~」を観ました。ユウキ君のプリンセスナイトの力は味方の能力を高めるものなんですかね。同じく異世界?から来ているクリスティーナさん(金髪巨乳ヤッター!)はまた別の能力っぽいですが。
あと、キャルちゃん、普段は残念なところもありますが、めちゃくちゃ強力な魔法使いなんですね・・・。

 さて本日は、ねりうめ先生の初単行本『めばえがーる!』(茜新社)のへたレビューです。ぺたんこバストにランドセルが勢揃いな表紙絵・・・ヤバいですね!
無邪気ガールズとのほのぼのラブエロ模様と彼女達がエロ可愛く乱れまくりなエロシーンとが楽しめる作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。単行本化にあたって各短編について1Pの後日談漫画が描き下ろされています(計9P)。
描き下ろし後日談を除き、1作当りのページ数は18~26P(平均22P弱)と標準的なボリュームで推移。基本的に軽めの読み口の作劇でまとまっており、程好い尺と濃度のエロシーンを安定供給な構築となっています。

【倒錯性はありつつあっけらかんとしたハッピーチューン】
 ダーク&インモラルな要素のある短編「電車の中の小悪魔」「その目で見つめられたら」やなんと学校の机に生まれ変わってしまった主人公がヒロインに不思議な力で悪戯をする短編「机」などを例外としつつ、メインとなる作劇は明るく楽しい雰囲気があるハッピー口リータ系。
両親の奇想天外な性教育方針で兄貴のち○こに妹コンビが夢中になったり(短編「おいしい精子を召し上がれ」)、間違った性知識で毎夜夜這いをかけて兄の精液を飲みまくっていた妹ちゃんの攻勢が描かれたりと(短編「まほうのドリンク」)、ヒロイン側の無邪気である故の暴走がコミカルに描かれる作品が目立ちます。
FledglingGirls1 また、口リコンである男性が姪っ子に手を出してしまうもむしろヒロイン側が気持ちいいことに前のめりになってしまったり(←参照 わーい!じゃないが 短編「おもちゃあそび」より)、自分の容姿に自信がない妹を優しく慰める兄の言葉を試すためにエッチなことを持ちかけたりと(短編「褒めて伸ばそう!」)、男性側にとって棚ボタ的な展開やご都合主義もありつつ、両者の信頼関係をベースとしていることで、抵抗感を生まないシナリオワークに仕上げています。
これらの作品では、恋愛ストーリーとしての魅力はそこまで強くないものの、ピュアなヒロインとメイクラブも含めて仲良しな雰囲気は一貫しており、ヒロインの無垢さ・無邪気さに全面的に託すことでほのぼのとしたハッピーチューンに仕上げています。
 一方で、厳格な親への反発から痴漢を集めて性行為に勤しむ少女との出会いを描く短編「電車の中の小悪魔」や、被虐的な性癖を持ち、家族から性的虐待を受けてきた少女が自ら進んで男性教師に肉便器になる短編「その目で見つめられたら」は、状況の倒錯性や純粋さが歪められてしまった女の子の在り方によってダーク&インモラルな雰囲気を有しています。
 とは言え、これら2作品でもヒロインの破滅ではなく、主人公との関係性の中で彼女達自身が居場所を見つけられるというポジティブさがあるラストにまとめていますし、“机”である主人公がマジックハンドやマジックち○こでオナニー大好きガールに悪戯する短編「机」での主人公を悪霊退散・成仏エンドもあって、読後に暗さ・重さを残さないような作りと言えるでしょう。

【多彩なキャラデザのぺたんこボディな無邪気ガールズ】
 高学年級ランドセルガールを主力としつつ、JCガールや中学年クラスも数名登場する陣容であり、年の離れた兄や男性教師など、明瞭に年齢差があるカップリングで統一。
 上述のインモラル系短編2作はJCヒロインであり、暗い背景から性的な経験が豊富なキャラクターとなっていますが、その他のヒロインは性的な知識があまり無かったり一般的なものとはかなり異なる認識であったりな女の子達であり、アホの子的なものも含めて無邪気さが魅力となるキャラ造形と言えます。
ドスケベ妹コンビやアホの子な妹ちゃん、自称ドラキュラの問題児ちゃんにそばかす顔がコンプレックスな自己評価の低い地味系妹ちゃん、ガーリーな衣装でばっちりきめた口数の少ないクール系ガール、ツンツン系マイペースな眼鏡っ娘な妹、実は淫蕩な清楚な黒髪短髪少女等々、性格とよくマッチしたキャラデザインを多彩に取り揃えているのも短編集らしい美点。
FledglingGirls2 年齢設定によって等身に多少の変化を付けている感がありますが、未成熟感の強いボディデザインであることは共通しており、ぺたんこ~膨らみかけのバストに寸胴気味な体幹、華奢な四肢に鏡面仕様のぷにっとした股間とを組み合わせています(←参照 短編「まほうのドリンク」より)。また、小粒な乳首や一本筋な秘所など、体パーツ描写はその存在感を抑えることで、女体の未発達な印象を強めています。
 キュート&ガーリーな私服から地味な私服や体操服、清楚感のある(狭義の)制服や、髪飾りや各種アクセサリーなど、衣装関係の描写も丁寧で、胡乱な表現ですが、“女児っぽさ”の表現に大きく寄与。
 初単行本ということもあって、顔の造形や描線の濃淡などに少々の振れ幅を感じますが、少女漫画絵柄的な細やかさと適度にあざとい萌えっぽさが両立した絵柄の方向性は単行本を通して一貫しており、コミカルなシーンでのデフォルメ絵やエロシーンでの濃密な描写など、筆致に多彩さがあるのも魅力と感じます。

【未成熟ボディのエッチな反応&エロ可愛い痴態描写】
 たっぷり長尺という程ではないものの、ヒロイン側の積極性もあってサクサクと濡れ場へと突入していくこともあり、抜きツールとして十分なボリュームが用意されたエロシーンとなっています。
 被虐性癖のあるヒロインを肉便器扱いするようなセックス(短編「その目で見つめられたら」、集団痴漢(短編「電車の中の小悪魔」)、はたまたマジカルハンドでの触手凌辱チックなシチュ(短編「机」)など、ダーク&インモラル系でも合意の上であったりヒロイン側の明瞭な加担が描かれることもありますが、その他の短編はヒロインの無垢さ・無邪気さに付け込む形となることもありつつ、基本的には和姦エロの雰囲気を保ちます。
FledglingGirls3 ヒロイン側がち○こにがっつくという素っ頓狂な積極性が目立つ短編「おいしい精子を召し上がれ」「まほうのドリンク」では、フェラや手コキなど彼女達が主導権を握る行為をたっぷり投入していますが、その他の作品では小さな乳首や陰核など、ヒロインの性感帯をじっくりと愛撫して未知の強烈な快感を与えていく流れを量的&質的に充実させた前戯パートにしています(←参照 短編「電車の中の小悪魔」より)。
この丁寧な愛撫やクンニですっかり感じてしまい、体をビクビクと反応させながら嬌声を上げたり、潮吹きしちゃったりな絶頂を迎えたヒロインに対し、彼女達の側も更なる快楽を求めることで抽挿パートへと移行していきます。比較的尺に余裕があることもあって、前戯パートが抽挿パートを量的に圧迫していないのも○。
FledglingGirls4 瞳を潤ませ頬を紅潮させる蕩け顔や、瞳の中に浮かぶハートマーク、少し拙いながらもそれ故に無垢さを感じさせるエロワードの連呼に体温高めボディから吐き出される熱い吐息等々、十分な密度を有するエロ描写は適度なアタックを有しつつ、ヒロインの可愛らしさを阻害しない水準にまとめています(←参照 クールな妹ちゃんの熱っぽいエロ顔 短編「いもうといぢり」より)。
 ストレートな淫猥さのある結合部アップ描写や透過図も用いつつ、過度にならない水準でヒロインの表情や言葉などのエロ可愛いリアクションに意識を集中させる作りであって、フィニッシュは小さなボディと密着しながら最奥で白濁液を発射&ヒロイン蕩けまくりアクメな様子を大ゴマで提供して〆ています。

 インモラル系の作品もありますが、基本的にはキュート&ピュアなヒロインの言動とエロ可愛い痴態を平穏な雰囲気で楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、クール&マイペースな妹ちゃんの思春期入りたてボディを開発な短編「いもうといぢり」と、変わり種な設定とヒロインのキャラデザが好みな短編「机」がお気に入りでございます。

黒川おとぎ『ザクロ症候群』

PomegranateSyndrome 石黒正数先生の『天国大魔境』第4巻(講談社)を読みました。不滅教団の“生かされ続けている人間”の正体が明らかになり、解放されたことは良かった一方で、色々と皮肉な結果になってしまたなぁと感じます。
トキオの体の異変について衝撃の事実が明らかになりましたが、学園が性の概念を排除していた理由に興味があります。

 さて本日は、黒川おとぎ先生の『ザクロ症候群』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本『パイズリ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
発情しちゃう爆乳美少女さん達とのセックス三昧なエロコメディ&おっぱい大充実なエロシーンが楽しめる1冊となっています。

PomegranateSyndrome1 収録作は、種々の素晴らしい才能を引き出す一方で突発的な性欲の暴走やそれの他者への伝播を引き起こしてしまう“ザクロ症候群”のヒロイン達と、その症状に対して抵抗力を持つ体質であり、彼女達の発作をセックスによって治める主人公とのトラブルもおっぱいもいっぱいな日々を描く長編「ザクロ症候群」シリーズ全7話(←参照 発作が起きると見境なくドスケベになってしまうのだ! 同長編第4話「飯沼美羽の場合」より)。
1話当りのページ数は24~32P(平均27P強)と標準を上回るボリュームで推移。長編作として話の読み応えはほとんどありませんが、その分エロシーンの満腹感は強く、実用的読書に集中できる構築となっています。

【分かり易くエロ向けの設定でセックスしまくりなウハウハ感】
 突発的に性欲が暴走すると共に他者を巻き込んでしまう奇病の症例者であるヒロイン達と、この発作をセックスを通じて解消できる貴重な存在である主人公という、非常に分かり易くエロへの導入をイージーにする設定を備えており、このエロ漫画的ご都合主義感はエロコメとしての楽しさや軽い読み口に貢献しています。
ヒロイン達は主人公に対して好意や信頼感を有しており、主人公側も彼女達とのセックスを役得として素直に喜んでいますが、発作に対処しなければならないという主人公側の使命感や冷静な判断の維持という点もあって、ラブエロ系としての甘味はそれ程ではなく、男女双方のストレートな性欲の充足にあるポジティブ感やハーレム的な状況のウハウハ感が作劇面での軸と言えるでしょう。
 ヒロインが発作を起こしてトラブルを引き起こしてしまうも主人公がそれを解決して~という構図を5人のヒロインが出揃うまで基本的に繰り返しますが、ヒロインのタイプや発作と関連する才能、他者への性欲暴走の伝播力が異なることで、各話におけるドタバタ模様にバリエーションを生み出しています。
PomegranateSyndrome2 終盤では他者への伝播力が特に強い三人が同時に発症するという大変な事態が発生し(←参照 聴覚・視覚・嗅覚でのトリプル伝搬が発生 第6話「終・前編」より)、一人をセックスで治めても別のヒロインからの伝搬でまた発症を繰り返すという無限ループ状態に対して、主人公が奮闘することになり、終盤の話としての盛り上がりとハーレム系としてのお約束である終盤の複数人エッチとを用意しています。
 この終盤の大騒動の解決法も含めて、シンプルにパワフルHで解決していく流れであるため、ストーリーそのものとしての仕掛けや面白みが目立つわけではないものの、その辺りの分かり易さも含めて、エロコメ的な読み口の軽さと言えるでしょう。
話のラストも、色々大変なこともあったけど、これからもWin-Winでよろしくやっていこうね!的な互いの信頼関係を示す平和なまとめ方となっていて、さっぱりとした読後感を残すタイプとなっています。

【スレンダー爆乳ボディの多彩なJKヒロインズ】
 計5人のヒロインは主人公に対して先輩や後輩であったり、同級生であったりするものの、いずれも女子校生キャラで固定。
 美声とスピーチ力で声により他者の性欲を高めてしまう桜、美貌と演技力を持ち視覚を介して他者に症状を伝播させるステラ、伝播力は無いものの類稀な運動能力で次々と男性を襲ってしまうことになる香波、優れた嗅覚と味覚を持ち、発症すると催淫作用のあるフェロモンを振りまく美羽、自身も発症者ながら抑制剤の開発に携わり、伝搬力はないため主人公のサポートも担う和と、上述の通りそれぞれ発症時の伝播方法やそれに対応方法も異なるという設定が、シンプルな構図の話に面白みを付与しています。
また、清楚な黒髪でクール系美人な桜に華やかさのある金髪美人のステラ、明るく元気な日焼け肌陸上ガールの香波、キュートなウザカワ系後輩の美羽に穏やかな性格で頼れる先輩でもある和と、性格面やキャラデザインの多彩さもハーレム的な様相の魅力を高めています。
 ボディデザインとしては、いずれもスレンダーボディに爆乳&巨尻&パイパン仕様の股間を組み合わせたものとなっており、美人フェイスと強い存在感を有するバスト&ヒップの組み合わせは分かり易く強い訴求因と言えるでしょう。
PomegranateSyndrome3程好いサイズ感の乳首&乳輪を備える柔らかおっぱいの描写はこの作家さんの得意とするところであって、最終話を除いて標準搭載されるパイズリを含めてその柔らかい弾力感を満喫できる仕様となっています(←参照 W片乳パイズリ!贅沢!! 長編第2話「舞城ステラの場合」より)。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを基調としつつ、セクシーな印象の色気感も相応に引き立つ絵柄であり、殊にクール系美人との相性がよいタイプ。表紙絵とほぼ完全互換で絵柄は安定していますが、描線の濃淡や修飾性の密度には多少のばらつきも感じます。

【おっぱいの存在感&演出のアタックのを備えた長尺の濡れ場】
 上述した様にエロシーンへの導入において非常に利便性の高い設定を有していることもあって、サクサクと濡れ場に投入しており、十分な尺の長さで抜き所を多数設ける複数ラウンド制で一貫しています。
 発情して性的に暴走するヒロインをがっつりファックして発作を治めるエロシチュは、ヒロイン側も行為を強く求めることもあって和姦ではありますが、双方が目前の快感にがむしゃらにがっついていくこともあって、大変パワフルな印象を与えています。
美声でドスケベ台詞を連呼する桜、ちょっとMの気質があるステラ、体力があるためかなかなか沈静化せずに主人公を圧倒することもある香波、自身で開発した抑制剤の効果もあってセックス中に母乳が出る和など、ヒロインによってエロの趣向の味付けを変えていますし、終盤では3人の発情ヒロインを相手に怒涛のセックスを繰り広げる4Pセックスを2話に渡ってお届け。
PomegranateSyndrome4 上述した様にほぼ標準搭載のパイズリ(ダブルもあるでよ!)でむにむにとち○こを包み込む様子や、ピストンに合わせてだぽんだぽんと重たげに揺れる様子、強く揉みしだかれて柔らかく変形する様子、ピストンしながらの乳揉み・乳吸い、はたまた母乳噴出など、エロシーンを通じて爆乳のアピールが一貫しているのはおっぱい星人にとっての強い訴求因(←参照 おっぱい鷲掴み密着中出し! 長編第1話「言ノ葉 桜の場合」より)。
 溢れ出す涎や愛液といった液汁表現とパワフルな各種擬音の散りばめ、瞳にハートマークを浮かべたり、焦点が合っていなかったりと強烈な陶酔感を打ち出す表情付け、濁音メインの乱れきった喘ぎ声の連呼など、演出面にもアタックの強さと密度の高さがあって質的な満腹感を押し上げています。
 三人のヒロインに次々と治療ザーメンを発射していく終盤の4Pセックスの勢いも凄いですし、パイズリには必ず射精シーンを付随させ、それが連発することもある上に、がっつり中出し描写も1~2回投入するという多回戦仕様が徹底されており、描写やプレイ内容の手数の多さでグイグイ押し進めるパワフルさも魅力です。

 おっぱい充実の長尺エロシーンをウハウハハーレム仕様と軽い読書感でお届けなおっぱいエロ漫画であって、抜きツールとしての満腹感をスムーズに甘受できる長編になっています。
桜&ステラとのダブルパイズリ&ダブル片乳パイズリ&ダブル中出しが楽しめる第2話の3Pセックスに愚息が大変お世話になりました。

鬼島大車輪『人妻泥棒』

WivesThief 今インターネットで話題の(中年男性のもの言い)インディーズゲーム『Helltaker』(vanripper)をプレイしたのですが、ゲームは程好い難度&銀髪赤目な悪魔美人達がとってもキュートで大変よいゲームでしたね。このためにSteamのアカウント作った甲斐がありました。無料でもDLできますが、有料版に(何故か)ついてくるパンケーキの作り方漫画、お勧めですよ。

 さて本日は、鬼島大車輪先生の『人妻泥棒』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。これが3冊目となる作家さんですが、当ブログでは初めてレビューの俎上に載せさせて頂きます。
それはともかく、お色気フェロモンたっぷりな巨乳美人妻さん達を凌辱&征服し放題な作品集となっています。

WivesThief1 収録作は、人妻を専門にターゲットする性犯罪者である男性が色々な人妻に手を出していく様子をオムニバス形式で描いていく長編シリーズ全8話(←参照 最近引っ越してきた若奥様の家に侵入して・・・ 同シリーズ第1話「人妻泥棒」より)+主人公のその後を描く描き下ろしおまけ漫画(2P)。
描き下ろし作品を除き、1話当りのページ数は18~26P(平均21P)と標準的なボリュームで推移。良くも悪くも読書感は軽めにめとめつつ、エロシーンの量的満足感が十分に図られた構築で安定しています。

【男性の欲望にとっての都合の良さで固めた作劇】
 人妻専門のレ○プ魔である主人公ということもあって、人妻ヒロインへの凌辱や寝取りといったダーク&インモラルな要素を主軸とするエピソードが揃ったシリーズ作となっています。
 他人の住居に侵入しての強姦、娘を人質にとっての母親への凌辱等、主人公のやっていることは明確に犯罪であって、行いとしての卑劣さがあると同時に、主人公側に特段の躊躇や反省が無く、オムニバス形式であるために各ヒロインのエピソードが広がらない分、単行本としてまとめて読むとスナック感覚でヒロインを犯していく様な印象を受けます。
お話は緩くつながっていますが、レ○プを繰り返したり、世話になっている上司や父親の妻を寝取ったりしつつ、最終的には可愛い奥さんを貰うと共に、それでも人妻喰いは止めないという主人公の軽薄な邪悪さや放埓さはある種清々しい程。
WivesThief2 この主人公の在り様に加えて、主人公のち○こ力(ちから)やら、ヒロインの抵抗を削いでいく手練手管やらもあって無理やり犯されていたヒロイン達がすっかりメロメロに蕩けてしまい、更なる行為を求める従順な存在に変容するという寝取り展開も(←参照 旦那とのセックスよりも・・・ シリーズ第4話「いただき上司妻」より)、男性の欲望にとにかく都合の良いレ○プ・ファンタジーを形作っています。
このご都合主義の強固さは、創作物故に充足可能な魅力と捉えることも可能な一方、あからさま過ぎてストーリー展開に軽薄で平板な印象を付与することや、“レ○プした者勝ち”的な主人公の在り方に対する倫理的な抵抗感・嫌悪感を引き起こすことにもつながっています。
 人妻泥棒である主人公の妻が別の男性に奪われてしまうかも!?という意外な展開を迎える最終話も含め、各作品のラストは主人公側の“勝利”エンドであって、すっかりメロメロになったヒロイン達の姿で〆て黒いウハウハ感を満たすものとなっています。

【巨乳&巨尻の柔らかい質感が魅力のアダルト美人ボディ】
 母娘同時凌辱なシリーズ第5話「快楽キャンプ-美人親子にハメ放題-」ではロリっ娘ちゃんが巻き込まれていますが、それを除けば概ね20代半ば~30代後半程度と思われるアダルト美人が勢揃いであり、いずれも人妻ヒロイン(未亡人含む)。
若奥様に、ママ会仲間の人妻トリオ、小料理屋の女将さん、ファミレスのウェイトレスをしている人妻さんに上司の妻、父親の再婚相手(義母)、主人公にとっての(人妻ではなく)妻など、様々な設定が用意されており、それぞれの設定へのエロシチュの組み合わせの多彩さがシリーズとしての魅力と言えるでしょう。
 前述した様に当初は明確に嫌悪感や抵抗感を示していたものの、すっかり主人公とのセックスの虜になってしまうという堕ちモノ系として王道的なキャラ描写で一貫しており、そこにバリエーションはありませんが、彼女達が変容する過程や主人公側の仕掛けで展開の印象に変化を付けています。
 前述したロリっ娘さんは低身長&発育良好な並乳なボディですが、彼女を例外として、等身の高いボディに巨乳&巨尻を組み合わせた女体が揃っており、バスト&ヒップの強い存在感を打ち出しつつ、肉感の強さと整った美しさをバランスさせたボディデザインと言えるでしょう。
WivesThief3巨乳&巨尻のお肉の柔軟な質感、唇の色や厚みの艶っぽさ、程好く大粒の乳首や陰毛標準搭載の秘所など個々の体パーツ描写に十分な淫猥さがあって(←参照 柔らか巨乳パイズリ! シリーズ第3話「イキ突け割烹-淫堕未亡人-」より)、人妻ヒロインのアダルトな色気感を大きく高めています。
 表紙絵と完全互換で安定する絵柄は、絵としての重さ・濃さを打ち出す濃密さとアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを併せ持つタイプであり、女体描写も含めたドスケベ感と美人ヒロインの美しさ&可愛さを相乗効果的に高め合っています。

【快楽堕ちの王道パターンを程好い濃密さのエロ演出で】
 主人公の性欲任せでサクサクとエロシーンに突入しており、十分なボリューム感のある濡れ場を提供。
 ヒロインに対して無理やり性行為を迫るという構図やヒロインが徐々に快楽に呑まれていく前半と呑み込まれた後に更に乱れていく後半とを用意する構成はほぼ全作品で共通しつつ、ストレートな凌辱エロや、寝取られ側の男性を明示しての寝取りエロ、ヒロインの職場での羞恥系シチュ、母娘輪姦丼、別の夫婦とのスワッピンなどなど作品によってエロシチュの味付けにバリエーションを設けています
また、ヒロインの体を好き勝手に品評したり、無茶なロジックでヒロインを追い込んでいったりな主人公側の言動に一定の存在感があり、ヒロインに対して一方的な優位性を以て好き放題をしているという印象を強めているのも、エロシーンにおける特徴と言えるでしょう。
WivesThief4 前述した様にむにゅんむにゅんと柔らかな巨乳&巨尻を中心として女体の存在感を前面に押し出した大ゴマ~1Pフル描写を充実させつつ、熱っぽく蕩けた表情や淫語もたっぷりな実況系エロ台詞、汁だくな結合部の見せつけ構図などでエロ描写としての十分な濃厚感を女体描写に組み合わせています(←参照 人妻トリオをアヘアヘ痴態に! シリーズ第2話「危険なママ会-堕ちた人妻、巨根の虜-」より)。
アヘ顔チックな表情付けなどアタックの強い演出を用いることもありますが、演出面での過剰さや飽和感はあまり追求されておらず、エロさと美しさを併せ持つ絵柄そのものの濃厚感を魅力とするスタイルとも感じます。
 前戯パートの尺や射精シーンの有無は作品によって異なりつつ、中出し連発的な展開も含めて複数ラウンド制は共通。ヒロインの美人フェイスへのぶっかけや人妻子宮に寝取り精液が注入される断面図、そして1Pフルでのダイナミックな中出しフィニッシュなどをが揃えています。

 シリーズ全体を通した上での主人公の扱い方については、個人的に抵抗感があるのですが、ハード寄りの趣向でヒロインの乱れっぷりを魅せつつ、話としてはマイルドにまとめるスタイルは間違いなくご都合主義ならではの長所であって、抜きツールとしての安定感を高めています。
個人的には、ママさんトリオを次々と毒牙にかけて快楽堕ちさせていく第2話「危険なママ会-堕ちた人妻、巨根の虜-」と、押しに弱い義母さんを父親から寝取る第7話「義母はいいなり性奴隷」が特にお気に入りでございます。

野際かえで『弟専用』

OnlyForMyBro 松江名俊先生の『君は008』第9巻(小学館)を読みました。友人のために戻ってきた野原君の“かかってこいや~っ!!”のシーンは熱かったですよね。この時点では弱かったですが、ムキムキモードにはちょっと笑ってしまいました。
敵組織の者とはいえ、中野の町をぶらつくルルスちゃん、めっちゃ可愛かったですね。

 さて本日は、野際かえで先生の(成年向け)初単行本『弟専用』(ジーオーティー)のへたレビューです。既に一般向けでの単行本を出されている作家さんですね。
お姉ちゃんヒロインとの近親セックスに特化しつつ多彩な方向性が揃った1冊となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。1作当りのページ数は18~22P(平均20P)と中の下クラスのボリュームで推移しています。短編集ということもあって、ストーリー・エロ共にコンパクトな作りでありつつ、両者の存在感のバランスがよい構築と言えるでしょう。

【あっけらかんとしたラブコメ系からダークな凌辱系まで】
 上述した様にいずれの作品も姉&弟の近親エロスを描くお話でありつつ、明るく優しいラブコメ系から歪んだ欲望が炸裂するダーク系まで作品の明暗の印象には一定の幅があります。
OnlyForMyBro1 作劇の主軸の一つは弟である主人公のことが大好きなお姉ちゃん達に主導権があるタイプのラブコメディであり、重度のブラコンで色々と管理したがるお姉ちゃんを描く短編「お願い聞いて」や、普段はクール&無表情なお姉ちゃんが酔っ払って大好きな弟君に迫る短編「はじめて知った姉の顔」などが該当します(←参照 怖さを感じていたお姉ちゃんは実は・・・!? 短編「はじめて知った姉の顔」より)。
これらに加えて、ツンツンしているけれどもかなり寂しがり屋で弟君からのエッチなことを受け入れるヒロインを描く短編「アンビバレント」など、性欲に正直な男性側が主導権を握るケースもありますが、いずれにしてもラブエロ系としてまとめる場合には読み口を温和にまとめています。
OnlyForMyBro2 一方、教師である姉に彼氏が出来たことを知って嫉妬と独占欲からその場で姉を犯してしまう短編「お姉ちゃん先生」(←参照 嫌がる姉を無理やり・・・ 同短編より)、弟に対してキツイ言動を示す姉に対する愛憎入り混じった感情で睡姦の末に肉便器化な短編「シスターコンプレックス」と、弟君の感情の暴走による凌辱系作品も存在。
また、同様に姉に対する独占欲から無理やりHに突入するも、過去改変的な意外なオチを迎える短編「メモリーアップデート」、押しに弱いお姉ちゃんがサカリの付いた弟君に押し切られてセックスまでさせられちゃう短編「流されお姉ちゃん」なども、話としては暗さを抑えつつ、姉に対する支配欲を満たすという意味では凌辱系と共通する要素があります。
 浮気セックス大好きな姉が次々と彼氏を作っては、彼らとエッチせずに弟とセックスしていることをヒロインの彼氏になれた主人公の少年が知ってしまうという、姉弟のラブエロ模様と第三者にとっての寝取られ要素との組み合わせというユニークな短編「はじめての彼女」も含めて、コンパクトではありつつ多彩な作劇が揃っていると総括できるでしょう。

【多彩なキャラ属性&ボディデザインのお姉ちゃん達】

 ヒロイン陣の年齢層については、女子校生級、女子大生級および20代半ば程度と思われるキャラを同数程度投入している印象ですが、どちらかと言えばキュートな印象が先行することは共通していて、年齢層による描き分けはさほど意識されていません。
 ちょっとヤンデレ気味でもある弟君溺愛お姉ちゃん、押しに弱い気弱お姉ちゃん、寂しがり屋だが素直になれない不器用系横暴お姉ちゃん、クールな鉄仮面系お姉ちゃん、弟君をからかってくる小悪魔系お姉ちゃんに、外面は良いのに弟にはキツイ言動を投げてくる悪いお姉ちゃん等々、多彩な性格設定のお姉ちゃんヒロインが用意されています。
OnlyForMyBro3設定に合わせてキャラデザにも多彩さがありますが、特にボディデザインについては年上なのにちっこいボディに貧~並乳を組み合わせたキュートで華奢な女体の持ち主と(←参照 短編「流されお姉ちゃん」より)、たわわな柔らか巨乳をお持ちなスレンダー巨乳ボディという対照的なスタイルは概ね半々の割合で投入されています。
 なお、弟君については姉より身長が高い体躯もあって、おねショタ的な様相は示しておらず、加えて表情の描写が無いなど、竿役についてはキャラとしての存在感を敢えて消去することで、お姉ちゃんに集中できる仕様となっています。
 初単行本ながら絵柄は表紙絵とほぼ完全互換で安定しており、適度にあざとい萌えっぽさをふんわりと軽い筆致でお届けな絵柄はヒロインの可愛らしさを十全に引き出しています。作画密度には作品によって幅はありつつ、濃過ぎず薄過ぎずのバランスを保っていると感じます。

【アタックとエロ可愛さのキープのバランスを取った演出】
 ページ数の都合上、たっぷり長尺というわけではないものの、サクサクとエロシーンに突入することもあって抜きツールとして十分な分量のある濡れ場が用意されています。
 寝取られ要素もある短編「はじめての彼女」や姉の彼女から寝取るという意図が明確な作品(短編「お姉ちゃん先生」「メモリーアップデート」)では、姉弟以外のキャラクターの存在がある程度重要ですが、その他の作品は基本的には二人に閉じた姉弟の近親エロスであり、上述した作劇の方向性の幅もあって、凌辱系からラブエロ系までシチュエーションに幅があります。
 男女いずれに主導権があるかによって前戯パートのプレイ内容にも差があって、ヒロイン側が積極的な場合のエッチな表情をしながらのパイズリや手コキなどのサービスプレイもあれば、羞恥や抵抗を感じる姉を愛撫して感じさせていく男性側主導のプレイもあり、恋愛系では互いに相手を気持ち良くするプレイの組み立てとしていることもあります。
 破瓜の痛みや精神的な抵抗感を覚えているヒロインを押さえつけて腰を振る凌辱系と、ヒロイン側が挿入を誘導して開始される和姦エロとでは雰囲気の明暗こそ異なりますが、弟君のちんこにお姉ちゃんが強烈な快感を叩き込まれて乱れまくり~という構図は共通しており、上述した様に竿役の存在感は消してヒロインのリアクションに集中できる絵作りとなっています。
OnlyForMyBro4 絵柄の性質もあって、エロ描写としてどちらかと言えばあっさりとした印象を感じることもあるのですが、紅潮して蕩けた表情や、小さなハートマークが乱舞する嬌声、柔肌をしっとりと濡らす各種淫液の描写など、全体的な密度はそれ程ではなくとも、個々に細やかに描き込んだ演出表現が魅力と感じます(←参照 短編「お願い聞いて」より)。
一方で、丁寧ではあるが淫猥さに欠ける印象の断面図や(エロ漫画的には)量的に勢いの無い射精描写、演出の緩急の無さによる単調さなどは演出面での減点材料。とは言え、キュートなお姉ちゃんがエロ可愛く乱れ、大ゴマでの中出しフィニッシュで〆る流れそのものの王道的な魅力にブレがないとも評し得ます。

明るく楽しいラブコメ系とキャラとして存在感が無い分、弟君の感情の暴走が不気味さを増す凌辱系とに印象の差異が明瞭にあることは留意すべき点ですが、多彩な姉弟エッチが楽しめる作品集であることは間違いありません。
個人的には、不器用系巨乳タイツお姉ちゃんとのエッチを描く短編「アンビバレント」と、口の悪いちっこいボディお姉ちゃんを睡姦&追撃寝取り凌辱な短編「シスターコンプレックス」がお気に入りでございます。

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