2020年03月

デコセンタクジ『ネトラレクロニクル』

NTRChronicle 船津紳平先生(原作:天樹征丸氏・金成陽三郎氏・さとうふみや先生)の『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』第8巻(講談社)を読みました。事前に現地に通って謎の噂を地元の子供たちに吹き込む行動、事件の前に警察にマークされそうですよ、実際・・・。あっさり終わらされた“雪影村殺人事件”ですが、それもそのハズ、トリックが粗過ぎでしたね。

 さて本日は、デコセンタクジ先生の『ネトラレクロニクル~寝虎令子は寝取られたい~』(楽楽出版)の遅延へたレビューです。先生の前々単行本『ともだちっくす』(エンジェル出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
背徳の快楽が登場人物達を妖しく侵食していく寝取り&寝取られストーリーとスレンダー巨乳ボディがハードに乱れるエロシーンが揃った1冊です。

NTRChronicle1 収録作は、旦那が別の女性に寝取られるという状況にしか性的な興奮ができない人妻・レイ子の要求は次第にエスカレートし、旦那に元カノとセックスをしている様子を撮影・実況することを要求するのだが・・・な中編「寝虎令子の寝取らせ日記」全3話(←参照 彼を“寝取り”たい元カノと彼を“寝取って”欲しい妻 同中編第1話より)、セックスレスである妻が隣人の男性と関係を持っていることをその男性から知らされると共に、彼の妻との肉体関係が始める連作「Swap wife garden」全2話、および読み切り形式の短編3作。
1話・作当りのページ数は18~24P(平均22P弱)と標準的なボリュームで推移しており、ストーリーの存在感は作品によって異なりつつ、エロメインの構築で安定しています。

【一捻りの効いた寝取り/寝取られ系ストーリー】
 有能かつエロ漫画愛のある美人アシスタントさんが新人エロ漫画家さんに色々とレクチャーしてくれることになる短編「エロ漫アシ橘さん」は明るい棚ボタ展開のエロコメディですが、その他の作品は寝取りであったりスワッピングであったりとインモラル系の作品で占められています。
 寝取らせ展開では男性が自身の伴侶を別の男性に抱かせるという構図がメジャーなのに対し、中編「寝虎令子の寝取らせ日記」では自分の夫が別の女性をセックスするように仕向ける人妻ヒロインという珍しい配置であり、彼女のある種の狂気が作品全体を貫いています。
寝取られ願望の性癖をエスカレートしていくヒロイン、彼女を愛しながら別の女性との関係を深めていく男性、彼との復縁を望みつつ、ヒロインの強烈な存在感に戸惑う元カノという複雑な関係性に加え、元カノと男性との関係が本当に“寝取り”が成功しているのか、寝取られの“プレイ”が続けられているだけなのかという疑念が読みを牽引すると共に、最終的にはヒロインの願望が真に結実する様子をホラーめいた雰囲気を以て印象付けています
NTRChronicle2 また、連作「Swap wife garden」では夜の営みが上手くいっていない夫婦の妻が隣人の男性に寝取られるものの、その痴態に強く興奮しながら隣人の男性が差し向けたその妻とのセックスでは、妻との性活では得られなかった強烈な快感を味わい(←参照 知らない間に自分の妻が完堕ちしていたが・・・ 同連作第1話より)、隣人の男性による“寝取られ”に加担することになるという、スワッピング的でありつつ寝取らせ要素のあるというストーリーに仕上げています。
 セックスレスであった人妻ヒロインが、旦那の部下達に催眠術で寝取られ凌辱されてしまう短編「ネトラレ催眠妻」、義理の母であり幼馴染のお姉ちゃんであるヒロインが旅館のために深夜のエロサービスをしているのを主人公が目撃してしまうBSS(ぼくがさきにすきだったのに)系な短編「寝取られ若女将」なども、寝取られ系の作品。
話そのものの整合性やドラマ性が重視されている印象はあまりないものの、見せたいシチュエーションやプレイを軸にしつつ、ダーク&インモラル系としての話のインパクトを含ませた構成には安定感があると感じます。

【スレンダー巨乳ボディのアダルト美人妻さん達】
 前述の美人エロ漫画アシスタントさんを除き、いずれの作品も人妻(未亡人含む)ヒロインを擁しており、年齢層としては20代半ば~30歳前後くらいと思われる美人さん達となっています。
 寝取られ系作品ではパートナーへの愛情と性的快楽の板挟みになって、それが後者に傾いていくヒロインの心の動きを描くのが王道的なものですが、今単行本については序盤で既に寝取られ済みであったり、様々な事情でヒロイン自らの意志で性行為を行っていたりするため、ヒロイン側の精神の変容を重視していないのが特徴的。
表紙絵から受ける印象と異なり、催眠凌辱的な短編「ネトラレ催眠妻」を例外として、ヒロインの変容に他者からの強制が無く、複雑な関係性における幸福と性的充足にヒロインが至ることに重点があるとも感じます。
NTRChronicle3 等身高めで締まったウェストのスレンダーボディの適度なボリューム感のバスト&ヒップを組み合わせたボディデザインで概ね統一されており(←参照 催眠でオナニー開陳中 短編「ネトラレ催眠妻」より)、強い個性や主張はないものの、整った美しさに分かり易いエロアピールが程好く混ざる女体描写は万人受けするタイプ。
控えめサイズの乳首や、薄めの陰毛描写のある股間等、体パーツ描写についても一定の淫猥さを追求しつつ、描画としてはあっさりとしたタイプで、女体描写の方向性と合致しています。
 表紙絵は彩色の関係もあって多少濃さを感じるものの、中身の絵柄はよりさっぱりと健康的な色気感のあるタイプであって、単行本を通して安定しています。

【程好いアタックのエロ演出で彩る背徳プレイの陶酔感】
 エロシーンへの雪崩れ込み自体にも作劇としてのインパクトを持たせているのは上手いところでありますし、濡れ場の十分なボリューム感を確保することにつながっています。
 寝取りや寝取らせ、スワッピングに好きな女性が乱交しているのを目撃してしまうシチュなど、既存の男女関係に別の人物が絡んで浮気や簒奪が生じる状態でのセックスがメインであり、寝取られる側の人物の心理でストーリーを形成すると共に、エロの盛り上がりを高めています
加えて、寝ている旦那の前での催眠凌辱、自分の妻が別の男性とセックスしながら過去を告白するのをその男性の妻とセックスしながら聞くことになるシチュエーション、とろろ芋で秘所をかゆくして挿入おねだりプレイ、妻の目前での浮気セックスなどなど、前述した寝取られ側の感情を掻き乱したり、ヒロインの羞恥心や背徳感を高めたりなプレイ・状況を併せて提示。
 状況の進行を表現するためにエロシーンを分割構成するケースを中心に、前戯パートは量的に控えめにして抽挿パートを長尺にすることもありますが、お口ご奉仕やパイズリといったサービスプレイを用意した前戯パートに適度な長さを用意することもあり、いずれにしても抜き所は抽挿パートに固めた構成となっています。
NTRChronicle4 抽挿パート後半では、男女双方が強烈な興奮に飲み込まれたエネルギー感を強く打ち出しており、熱情的なエロ台詞を連呼したり、火照った蕩けフェイスを示したりな痴態表現、各種液汁に濡れる女体や結合部の描写、分かり易い結合部見せつけ構図&アップ描写と、ベーシックなエロ演出を適度な密度と、勢いを感じさせる描線とによって施していきます(←参照 中編「寝虎令子の寝取らせ日記」第3話より)。
 エロ演出としてやや粗さや単調さを感じることはありますが、前述した整った色気感のある絵柄と組み合わさることで適度なギャップを形成しているのは長所でもあり、蕩けフェイスと汁だくボディ&白濁液が溢れ出す結合部を見せ付ける中出しフィニッシュを断面図と共に大ゴマ~1Pフルで提供して〆ています。
 
 寝取られ系の魅力を有しつつ、そこから捻った面白みがあるシナリオワークが揃っている印象。凌辱色があまり強くないのも特色で、インモラル系が好きだけど強引なのはちょっと・・・という諸氏に進めやすいタイプでもあります。
個人的には、主役の令子さんの最終話での存在感と狂気が強烈な印象を残す中編「寝虎令子の寝取らせ日記」がお気に入りでございます。

やくしょ『媚肉エロティカ』

BinikuErotica 藤崎竜先生(原作:田中芳樹氏)の『銀河英雄伝説』第17巻(集英社)を読みました。ガイエスブルグ要塞&ミュラー艦隊の壊滅、とにかく壮絶なことになっており、ヤンの策略の凄さに加えて、小さなミスが積み重なった不運もあった感じですね。
皇帝誘拐事件、状況的に幼帝のメンタルが大変なことになっているのは可哀想ではありますが、貴族勢力、地味に粘り強いというか・・・。

 さて本日は、やくしょ先生の『媚肉エロティカ お姉さんと、身も心も』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。今回初めて、レビューの俎上に載せさせて頂きますが、これが2冊目となる作家さんです。
爆乳&巨尻の超グラマラスボディをお持ちな年上ヒロインとの複雑な事情の恋愛模様&肉感ボディに包まれる迫力ファックが詰まった作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。ストーリー面にも一定の存在感を持たせた上で、視覚的なインパクトがある迫力ボディが乱れまくるエロシーンに強い満腹感を備えています。

【欲望任せに突き進みつつ精神的な幸福も得ていく性愛の模様】
 いずれも少年キャラと年上女性のラブ&エロを描くおねショタ系であり、ヒロイン側が積極的にエッチへと誘うケースもあれば、ショタ系ボーイ君の熱烈なアタックに年上ヒロインが翻弄されつつも受け入れるというケースもあります。
 エッチな年上ヒロインに搾られるという棚ボタ的な幸福感をベースにした分かり易い構築もありますが、登場人物達のセックスの積極性や他人を求める気持ちの原因は相応にシリアスなものであることが多く、それらの欲求や情動がセックスの中で男女双方に共有されていくことに作劇面での重要性があります。
家族の死によるアイディンティティの喪失、虐待による性的な倫理観の変質、セックスの快楽への中毒的な依存、母親に対する独占欲(エディプスコンプレックス)、コミュニティの中における役割の確保・承認欲求等々、ヒロインまたは主人公がセックスや相手を求める理由や背景は様々であり、深刻さ・重さを有するものから、比較的ライト&ポジティブなものまであります。
BinikuErotica1 前述した様に、それらの理由や背景が明らかにされると共に、セックスを通じて肉体的な快楽を充足させるだけでなく、双方が激しく率直に求め合う中で登場人物がネガティブな要素から解放されたり、それまでの性行為では得られなかったもの・価値を獲得したりという、精神的な面での幸福や充足を得ていく流れにしていて(←参照 孤独から不特定多数の男性とセックスし続けてきたヒロインと 短編「共依存セックスフレンド」より)、前述した深刻さや重さがある背景・設定でもハッピーエンドへとまとまっていきます。
 近親セックスや、ドスケベお姉ちゃんに圧倒されちゃう少々被虐系のシチュなど、背徳感を刺激する状況も多く、インモラル系として貫徹する場合もありますが、その場合でも満たされていなかったヒロインの性欲や承認欲求が満たされることで、互恵的な関係性の成立として描かれているため、暗さや重さをそれ程残さないまとめ方になっていると感じます。
 それぞれ短編としてまとめる分、話の展開に忙しなさや唐突さを感じることもありますが、肉体の快楽と精神の充足が性愛を通じて為されていく中での、登場人物達の心の動きを追わせる説明、描写が為されている分、登場人物の心の救済といった話の筋に納得が出来ると言えるでしょう。

【爆乳&巨尻の強い存在感と各種体パーツの主張の強さ】
 女子校生級の女の子も数名存在しつつ、20歳前後~30代半ば程度と思しきアダルト美人が過半数を占める陣容であり、いずれもショタ系主人公君たちよりも年上の女性。
黒ギャルとそのママさん、不特定多数の男性とセックスをするビッチ女性、元ヤンな親友の母親、性的な奔放さを示す従姉弟の黒ギャルさんに外国出身のママ、年下の少年達にちやほやされるのが好きなゲーマー女子等々、多彩な設定のヒロイン陣。
セックスにかなり積極的なビッチキャラや派手な格好のギャル系キャラが多いのは特色であり、それららしい言動やエロへの雪崩れ込みを見せてはいますが、前述した様にそれぞれのキャラの背景や事情をストーリーの中に入れ込んでいる分、単にエロ的に使いやすいキャラとしてではなく、それぞれの奥行きがある人物造形にしていると言えるでしょう。
BinikuErotica2 頭部のサイズを優に上回る爆乳やそれに負けないマッスの特大ヒップ、むっちむちの太股を組み合わせた女体のデザインは非常に特徴的であり(←参照 親友の母親な元ヤンママ 短編「背徳姦-元ヤンママは親友の息子に溺れ落ちる・・・-」より)、腹部の駄肉感といった体全体の肉付きの強さには幅がありつつ、バランスは敢えて重視せずにバスト&ヒップの存在感を強烈にアピールするタイプ。
特大バストに相応しい大粒乳首&乳輪や、陰毛標準搭載の股間、存在を強く主張するデカクリ等々、体パーツ描写の淫猥さや視覚的な主張も強いタイプであって、美しさとエロさを釣り合わせたスレンダー巨乳ボディをお望みな諸氏には不向きですが、女体そのものの存在感とインパクトはエロシーンの実用性の基盤になっています。
 オールドスクール寄りな二次元絵柄は、多少ラフな印象を受けますが、作画密度は十分に高く、絵柄としての取っつき易さが前述したエロ完全特化なボディデザインのクドさを程好く中和しています。絵柄は単行本を通して安定していますし、表紙絵とも完全互換であることも安心材料と言えます。

【グラマラスボディの存在感と強烈なエロ演出の組み合わせ】
 複数のシチュエーションを1作の中に入れ込んでいることもありますが、エロシーン間のつなぎがかなりスムーズであるため、分割構成という印象はなく、ページ数こそ多くないものの、量的なボリューム感は程好く、質的な満腹感は十二分に強いスタイル。
BinikuErotica3 年上ヒロイン主導か、ショタ君側がぐいぐい来るタイプかは作品によっては異なりますが、おねショタ・ママショタ系であることは共通しており、小柄な体の少年がグラマラスボディにしがみついたり、包まれたり、はたまた騎乗位で圧し掛かられたりといった両者の体躯における大小のコントラストが明瞭な構図が多用されていて、このサブジャンルらしい特色(←参照 しがみつきでがむしゃら腰振り! 短編「SEX中毒の女に恋した僕」より)。
その上で、母娘丼おねショタ、親友やその父親に隠れながらの元ヤンママとの年の差浮気セックス、ママンとの近親セックス&羞恥プレイと多彩なエロシチュの味付けをしています。インモラルな要素を含んだケースも多いですが、あくまで相手を求める強い感情やそれが本来の形で満たされることの幸福を描くストレートな恋愛セックスへと収束することが多いことも特徴です。
 前戯パート→抽挿パートという一般的な構成を必ずしも用いておらず、挿入パート→前戯パート→再び抽挿パートといった構成も比較的多く、ショタちんこがねっとりフェラでお口に包まれたり、特大バストでのパイズリにすっぽり収納されたりな状態から白濁液発射や密着状態からのがむしゃら中出しに騎乗位で搾り取られる中出し等、いずれのパートにも射精シーンを標準搭載する複数ラウンド制としています。
BinikuErotica4 肉感の強さを有する女体の強力な存在感とエロさを基盤とすると共に、爆乳が派手に動く乳揺れ描写やショタち○この奮闘でメロメロに蕩けてのアヘ顔開陳、ハートマーク付きエロ台詞の連呼や言葉にならない白痴系ボイス、ドストレートな結合部アップ描写などなど、演出もアタックの強いものを多数投入してハードで派手な印象を形成(←参照 短編「おね×ショタ 爆乳母娘姦っ!」より)。
初出時期によって、この演出の密度やアタックの強さには多少のバリエーションはありますが、視覚的なインパクトや描写の勢いを重視した絵を連続していくスタイルは共通しており、1Pフルの中出しフィニッシュではオーラスとしての強い盛り上がりを演出面でも図っています。

 非常にストレートなエロさを重視したキャラメイクでありつつ、同時にヒロインを含めた登場人物達の心の動きでストーリー性を生み出すことで、読み口の単調さを回避し、かつエロのエネルギー感を打ち出しているのが魅力と感じます。
個人的には、性欲の行き場を無くしていた勝気な元ヤンママさんが息子の親友に告白されて互いに激しく求め合ってしまい・・・な短編「背徳姦-元ヤンママは親友の息子に溺れ落ちる・・・-」に愚息がお世話になりました。


文雅『献身ナデシコ』

DedicatedPink 野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』第21巻(集英社)を読みました。“偽”の父子でありつつ家族としての絆で結ばれた谷垣とチカパシの別れ、共に“本当”の家族を為すための別れであり、自立であって、本当に感動的なシーンでした、勃起勃起言ってましたけど。
月島軍曹、“嘘”を嘘と分かった上で、付いていくというか、もう彼にはそれしかないのだろうなぁとしみじみ感じましたね。

 さて本日は、文雅先生の初単行本『献身ナデシコ』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。3週間ほど遅れてのレビューとなり、申し訳ありません。
健気で可憐なスレンダー美少女さん達との不器用ラブ模様&敏感ボディが蕩けまくりのエロ模様が詰まった作品集となっています。

DedicatedPink1 収録作は、新人教師である主人公は、色々と世話焼きに部屋にやってくる教え子であり隣人でもある女の子・あいを性欲に任せて襲ってしまい、二人の関係は微妙なことに・・・!?な中編「only you」全3話(←参照 勢いに任せて抵抗するヒロインを一晩中 同中編第1話より)、熱中症で倒れたヒロインを保健室まで連れて行った主人公だが、彼女の下着姿に興奮した彼はヒロインを性欲に任せて襲ってしまい・・・な連作「感想を聞かせて」正続編+描き下ろし幕間劇(1P)、および読み切り形式の短編4作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は8~28P(平均21P)と平均値としては中の下クラスのボリューム。ストーリー面にも一定の存在感を持たせつつ、エロシーンの量的満腹感を意図した構築で安定しています。

【ヒロイン側の献身が報われる青春恋愛モノ】
 作劇の方向性としては青春ラブ&エロストーリーであって、ちょっと不器用な男女がメイクラブしていく流れを、日常の中の非日常なドキドキ感を以て描き出すタイプ。
 短編「黒華の輪上に踊る」「幸福のケモノ」など、ヒロイン側が積極的にラブ&エロアタックを仕掛けてくる展開もあれば、中編や連作の様に、ヒロイン側の好意や信頼感も描かれつつ、性欲が抑えきれなくなった主人公がヒロインを襲ってしまいことで事態が進展するケースもあります。
大好きな相手のためにエッチな誘惑を直向きにしてくるタイプの女の子も、好きな相手に襲われながらも恋愛感情故に最終的にはそれを受け入れて、かつ自身も積極性を示していくタイプになる女の子も、単行本タイトルにある通りに献身的であったり、ある種のいじらしさであったりを感じさせる様に描かれています。
DedicatedPink2紆余曲折はありつつも、それらのヒロインの頑張りが男性側に受け入れられたり、認められたりすることで、二人の恋愛感情が釣り合って成立するという構図となっており(←参照 気弱ガールが頑張ったラブエロアピールが報われて 短編「自販機横の忠犬」より)、ヒロイン達が報われることでの幸福感や安心感が恋愛ストーリーとしての魅力につながっています。
 一方で、男性側にとってかなり都合の良い状況が、ある種の過ちを経た上でも保障されるご都合主義感だけでなく、男女の恋愛感情の発展や前提に関する描写の欠如や、恋愛感情の芽生えや相手への受容といった登場人物の心情の理由付けの分かりづらさが加わることで、エロ漫画的ご都合主義の悪い面と、少女漫画チックな展開における(特に男性キャラの)ある種の独善性とがネガティブに融合してしまった印象はあります。
短編にしても、中編にしても冒頭で提示される設定や関係性、衝撃の展開などのインパクトでラストまで押し進めるスタイルではあって、そこが美点ではあると共に、話としての盛り上がりを欠いたままで終わってしまうケースもあるので、評価は難しいところです。

【華奢さも感じさせるボディのJK美少女ズ】
 短編「君の知らない一面」のヒロインは特定の年齢層が示唆されていませんが、その他の作品は女子校生級の美少女さんがヒロインであり、中編作を除いて同世代の男の子達が主人公であるため、青春ラブエロ模様としての様相を分かり易くしています。
 主人公を誘惑するためにエッチな勝負を仕掛けたり、(ギャグ要素抜きで)目前で日々オナニーを開陳してきたりと、ややエキセントリックな印象もありつつ主人公へ積極的に仕掛けてくるタイプの女の子も居れば、性欲が抑えきれなくなった男子を受容することで恋愛感情の強さを表現するタイプの女の子も居て、どちらにしてもヒロインの言動が前述したお話のご都合主義感の主軸を形成していることは共通。
これらの献身さやいじらしさに加えて、世話焼き幼馴染や、少し引っ込み思案な女の子、暴走系先輩ガールにエッチに翻弄してくる女の子等々、キャラクター属性としての分かり易さが魅力となるタイプのヒロインが揃っており、前述した内面の分かりにくさをテンプレ的なキャラクター属性で補償しているとも言えるでしょう。
DedicatedPink3 巨乳クラスのおっぱいの持ち主もいますが、その場合でも肉感の強さは比較的抑え目であって、華奢さも感じさせる四肢&体幹に並乳クラスのおっぱいを組み合わせたスレンダー並乳~ギリ巨乳ボディが主力(←参照 連作「感想を聞かせて」正編より)。そういった女体造形の華奢さやしなやかさは、前述したヒロインのいじらしい可愛らしさやエッチなことに翻弄されちゃう倒錯感などを伸長している印象もあります。
 なお、ヒロインの設定もあって、制服(狭義)を着用した状態でのセックスが多く、そこから次第におっぱいや秘所を露出して~という流れにしており、着衣セックスを貫徹するケースもあれば、ネクタイと黒タイツのみを残すようなほぼ全裸セックスとするケースもあります。
 初単行本ながら絵柄の統一感は十分に高く、ふんわりと柔らかい描線を丁寧に組み込むことで、お洒落感も感じさせる絵となっています。その上で、作画密度は高く、キャッチーな印象もありつつ、エロ描写に適度な濃厚感を付与しています。

【程好い濃密感のあるエロ演出で彩る不器用恋愛セックス】
 26~28P級の作品を中心として、十分に長尺のエロシーンを有している作品が多く、その場合では1回戦で収まらずに複数ラウンド制に突入する構成を主としています。
 序盤はヒロインが誘惑しつつエッチも主導するものの、大好きな主人公に主導権を明け渡していく流れもあれば、男性側の強引さが明確でややレ○プ寄りの状況になったり、周囲から隠れながらの羞恥系シチュになったりするケースもありますが、後者も含めて各話のまとめとしては恋愛セックスとしての範疇に収める作りとなっています。
 パイパンま○こや乳首などのヒロインの性感帯を愛撫したり、ねっとりキスで双方が蕩けたり、キュートフェイスでのお口ご奉仕で射精に導かれたりな前戯パートは適度なボリューム感を有していますが、エロシーンの構成としては抽挿パートの分量を重視しているという印象。
DedicatedPink4 乱れたフォントのハートマーク付きエロ台詞や、くしゃくしゃに乱れた表情付け、スレンダーボディをしっとり濡らす各種液汁描写等、適度なアタックを有するエロ演出を十分な密度で施しつつ、絵柄の繊細な印象を損なわない水準に収めており、ストレートなエロさと絵柄の魅力のバランスを保っています(←参照 短編「黒華の輪上に踊る」より)。
所謂“固定カメラ”での連続コマや、複雑なコマ割りを用いつつのカットイン描写など、技巧を感じさせる画面構成を用いて情報量を高める工夫が為されていますが、それが長所として成立しているケースもあれば、個々のコマの威力不足故に雑然とした印象になっているケースもあって、一長一短ある印象。
 複数ラウンド制の〆を飾る中出しフィニッシュは、双方の感情を絞り出した上でヒロインが強烈な快感に包まれる様子を中ゴマ~1Pフルで投入しており、断面図等の追加描写で中出しとしての印象を強める流れを形成しています。

 青春ラブエロ系の王道の魅力と少女漫画チックなドキドキ感とを組み合わせたスタイルであって、その強みもありつつ展開の上滑り感も感じるところで、エロ描写の良さを素直に感じにくくなる要素もあるのは個人的に難点ではありました。
個人的には、エッチなヒロインに翻弄されつつ、彼女の素の一面を独占することを許される短編「黒華の輪上に踊る」が最愛でございます。

朝倉クロック『不倫ピクニック』

InfedilityPicnic グレゴリウス山田先生の『三丁目雑兵物語』下巻(朝日新聞出版)を読みました。連載自体の長さはともかく、もうちょっと話数があればラブコメ展開とかもありえたわけで、ちょっと勿体ないかったなとも思いますが、特にコラムは非常に楽しく読んでおりました。
自尊心をやられたヴァイキングさんがかなり長期に引き摺っていましたが、あれはあれで可愛かったですね。

 さて本日は、朝倉クロック先生の『不倫ピクニック』(エンジェル出版)のへたレビューです。“白石なぎさ”名義での前単行本『淑女はまだ、妻でも母でもなく』(ジーオーティー)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
アダルト美人との多彩なインモラルストーリーと彼女達が官能に包まれる艶っぽい痴態が詰まった作品集です。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数はいずれも18Pと控えめのボリュームで固定。ストーリーの存在感には作品によって幅がありますが、短編ということもあってコンパクトな作劇と重過ぎず軽過ぎずな満腹感のエロシーンとで構成されています。

【ヒロイン側の心情の動きで紡ぐ多彩な背徳ストーリー】
 棚ボタ的なドタバタエロコメ系からインモラル系まで多彩な作劇が揃っており、人妻ヒロインの不倫・寝取られ系を軸としながら作品から受ける印象も様々です。
 冷え切ってしまった夫婦関係のために、自分を求めてくれる男性と関係を深めていく浮気セックス(短編「壊れた夫婦~裏切りと秘密」「不倫ピクニック」)、夫の出世のためにその上司に体を許すことになる寝取られ系(短編「夫の出世と接待枕と・・・」)、名家に嫁ぎながら不遇な女性と写真家志望の誠実な青年との出会いと秘密の逢瀬を描く叙情的なストーリーと(短編「額縁の妻」)、旦那以外との男性との浮気・寝取られ系でも作劇の方向性は様々です。
 また、担当している女性官能小説家の創作のために変態露出プレイに編集の男性が付き合うことになる短編「淫夢見る官能小説家」、更衣室荒しの男性が女性研究者に捕縛されて怪しげな新薬の被検体となるも、その薬のおかげで巨根絶倫化&精液に催淫作用で二人の美人研究員を好き放題に~な短編「100万回射精した男」はコメディというか、とぼけた雰囲気と大変に分かり易い棚ボタ展開を用意。
InfedilityPicnic1インモラル系を含めて話が重苦しくなることはあまりなく、これはヒロイン側が現状に満足しておらず、女性として男性に求められたいという希求や性愛の幸福を自ら求めてそれを叶えるという描き方を基軸としている故という印象であり(←参照 妻であり母でもある前に女として 短編「不倫ピクニック」より)、彼女達の心情の動きでシナリオワークを追わせる作りとも言えるでしょう。
このため、旦那からの“寝取り”が成立する場合でも、ヒロイン自身の意志はそれとして保たれており、他者による強引な性的侵犯としてではなく、ヒロイン側自身が加担するものとしての背徳感を生み出しています。
 全般的に官能小説的な構図・語り回しであって、読み手の年齢層をやや選ぶ印象はあり、ビターにまとめたり、ポジティブな解放感のあるまとめであったり、ほろ苦さと幸福感を両立させる繊細なオチであったりと、各種の余韻を持たせる話のまとめ方も、そういった語り回しらしい魅力とも感じます。

【落ち着いた色香を纏う巨乳アダルト美人たち】
 20代後半~40歳程度の年齢層であるアダルト美人で占められたヒロイン陣であり、若々しさもありつつ、年相応の色気感を重視したキャラデザがメイン。
InfedilityPicnic2人妻ヒロインが過半数を占めると共に、お堅い女性教師(←参照 人妻美熟女教師! 短編「愛子先生のハメ撮り“裏”授業」より)、温泉宿の女将、官能小説家に白衣の女性研究者といった設定も用意しており、官能小説家の先生はともかくとして、真面目であること貞淑であることを求められるキャラクターがその抑制から解放される、または解放させられるという展開に寄与する設定と言えるでしょう。
勿論、エロ漫画的にポピュラーな設定でもある一方で、美人女将のしっぼりエロサービスとか、美人堅物教師さんのエロ授業とか、人妻さんの熱っぽい浮気模様といったキャラとエロシチュの組み合わせは、前述した官能小説的な味わいにもつながっています。
 艶っぽい黒髪や口紅をひいたリップ、濃いめの陰毛標準装備の股間といった各種体パーツ描写もアダルト美人の成熟した色気を生み出しています。
InfedilityPicnic3等身高めでしなやかな印象のあるボディに、十分なボリューム感のあるバスト&ヒップを組み合わせた女体が揃っており(←参照 美人妻の尻! 短編「夫の出世と接待枕と・・・」より)、明瞭な特徴こそ無いものの、幅広い層にアピール可能なタイプ。
 絵柄にオールドスクールな印象が明瞭であり、アニメ/エロゲー絵柄的な華やかさやキャッチーさを求めるのは避けるべきではありますが、丁寧な作画で前述の美人ヒロインの艶っぽさを引き出していますし、表紙絵と完全互換で安定しているのも安心材料です。

【程好い濃密感のエロ演出で彩る快楽への没入】
 ページ数の都合上、長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきではあり、量的に多少の物足りなさはありますが、濡れ場の占める割合は十分に高く、抜きツールとしての満腹感は適度にあります。
 人妻が旦那以外と関係を持つシチュエーションが多く、ヒロインが積極的な浮気セックス、ダブル不倫、寝取られ、はたまた男性機能に問題がある夫が主人公に妻とのセックスを依頼する“寝取らせ”的なシチュエーションなど、その方向性は様々ですし、ボンテージ姿の女流官能小説家に犬扱いされる変態プレイ、主人公絶倫化による催淫3Pセックス、女将による棚ボタ的なエロエロサービスプレイなども投入しており、作劇の方向性の多様性と関連しています。
また、作劇面で上述した様に、ヒロイン側の心理描写を軸とすることはエロシーンの盛り上げにおいても同様であって、背徳の快楽に心を乱すと共に、解放感や充足感を基調とするポジティブな幸福感をヒロイン側が感じて行為に没入していくという様相を表現していきます。
InfedilityPicnic4 しなやか巨乳ボディの存在感を前面に打ち出すと共に、その柔肌との密着感や結合部見せつけ構図や局所アップのストレートな淫猥さで煽情性を打ち出しており(←参照 短編「家庭内不倫」より)、シンプルな印象はありつつも、女体そのもののエロさを適度なインパクトで連続させることは強みでもります。
明瞭に紅潮した熱っぽい表情付けに快感を堪えるように瞳をきゅっと閉じた表情、下品さは抑制しつつもアヘ顔っぽい表情など、ヒロインの表情付けで強烈な快感を物語っており、やや単調さも感じるものの、分かり易く淫猥な擬音と断面図等の演出と合わせて適度な濃密さを感じさせるエロ描写に仕上げています。
 前戯パートにフェラ等からの射精シーンを投入することもありますが、基本的には1回戦をじっくり描くエロシーンの構成であって、びくびくと体を震わせながら感極まった表情&台詞を曝け出す大ゴマ~1Pフルのフィニッシュで〆ています。

 カバー裏のあとがき漫画で作家さん自らが書いていますが、作劇にしろエロにしろ“白石なぎさ”らしさは明確に保たれている作品集であり、好みは分かれる部分も多いですが、短編ながら味わいもある作品が揃っています。
この作家さんらしさがストーリーに特によく出ている短編「額縁の妻」が最愛でございます。

紅村かる『おんなのこのがっこうせっくす』

EverydayHLifeOfSchoolgirls TVアニメ版『アズールレーン』第11話「【怪物】あまねく海に戦いを」を観ました。オチではなかったですが、ピュリちゃんがやっぱり爆発してたのには笑いました。エンプラさんとそのライバルである瑞鶴さんが双方の陣営で同じような立ち位置であったのは、いいなと感じた点。順延した割にアニメとしての出来はちょっと・・・な気がしますが、最終話に向けて期待したいところ。

 さて本日は、紅村かる先生の『おんなのこのがっこうせっくす』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本(初単行本)『おんなのこのおうちえっち』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
ほんのりアモラルな青春ラブエロ模様&おとぼけコメディで制服ガールズの熱っぽい痴態をお届けな作品集となっています。

 収録作は読み切り形式の短編9作+描き下ろし短編「新元号改正当時ボツになった時事ネタ縮小版」(6P)。なお、短編「彼女と水着に着替えたら」「彼女は水着に着替えたら」は同じ部活を舞台としていますが、それぞれ別のカップルのお話を描いており話としてのつながりはほとんどありません。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均18P強)と控えめながら旧コンビニ誌初出としては標準的な部類。基本的には軽い読み口の作劇であり、量的にも質的にも程好い満腹感のある濡れ場を提供する構築で安定しています。

【それぞれ異なる読み口とオチの魅力がある青春エロ模様】
 凛々しいキャリアウーマンな奥さんと可愛らしいショタ系旦那さんのラブラブ夫婦模様な短編「ご褒日が欲しい!」を除き、制服ガールをヒロインとした青春ラブ&エロを描く作品ですが、作劇の方向性には一定のバリエーションがあります。
 付き合いはじめた競泳ボーイ&ガールが更衣室で初めてのエッチに及ぶ短編「彼女と水着に着替えたら」や、卒業を前にして慕っている美術教師に女の子がグイグイ迫って彼の好意の言葉を引き出す短編「翠性」などは、青春ラブストーリーとしての初々しさや恋の高揚感などを基調とするシナリオワークで、上品な甘味を感じさせます。
EverydayHLifeOfSchoolgirls1また、告白した憧れの先輩美少女がおちんちん研究に励む変態ガールなことが判明する短編「原田君の素敵なおちんちん様」、進路相談で得意なことを聞かれたギャルさんが男性教師(童貞)にその実技を見せて男性教師がぞっこんになってしまう短編「やさビfuture」などは(←参照 天然小悪魔ガールなギャルさんの押しに!? 同短編より)、棚ボタ的な幸福感とコミカルな要素を組み合わせたもの
 このコメディ要素を更に追求した作品もあって、理想のま○こを追い求める中で開眼した超能力を利用してヒロインと初セックスするというトンデモな設定と勢いで押し通す短編「原田さんの女神ま○こ様」、『快楽天BEAST』の編集がボツにしたのも頷ける大変ヒドイ内容(誉めてます)と秀逸過ぎるオチで魅せる短編「新元号改正当時ボツになった時事ネタ縮小版」などは、素っ頓狂な設定・展開で読み手を困惑させ、かつ笑わせるタイプ。
 ちょっと素直になれない幼馴染ガールとの初エッチという王道的な青春ラブエロ模様でありつつ、そこに不純な動機でのハメ撮りという要素が絡むことでやや不穏な印象のラストとなる短編「Rec:Girlfriends Ecchi」、クール美少女な先輩に主人公への好意はありつつ、彼女に性的に圧倒されてしまう(男性にとっての)被虐的なシチュをベースとする短編「「彼女は水着に着替えたら」などは、アモラルな要素がより目立つタイプ。
 斯様に作劇の方向性は様々ですが、ストーリー性は軽くまとめつつ、話のまとめ方に面白みがあることは共通しており、微笑ましいハッピーエンドに落ち着くこともあれば、ヒロインの本音が明らかになったり、ちょっと不穏な印象を持たせたり、はたまたとんでもない方向に話がぶっ飛んでいったりと、終盤での展開やワンシーン、台詞回しなどに魅力を持たせています。

【しなやかさのあるボディの制服美少女ヒロインズ】
 20代半ば~後半程度と思われる短編「ご褒日が欲しい!」の美人妻さんを例外として、いずれもミドル~ハイティーン級と思しき制服ガールで統一されたヒロイン陣。
 世話焼き幼馴染、明るく元気な彼女さん、クールな鉄仮面系先輩、真面目だが彼氏君からの押しには弱い委員長系ガール、天真爛漫ビッチなギャル系教え子に清楚な雰囲気をまといつつ大胆にアタックしてくる教え子ちゃん等々、多彩なキャラクター性のヒロインを揃えています。
EverydayHLifeOfSchoolgirls2理想のま○こを追求する超能力者の突飛な言動とサイコキネシス・スケベ技に翻弄されてしまう短編「原田さんの女神ま○こ様」の後輩ヒロインちゃんなどは多少例外としつつ、ヒロイン側に恋やセックスの積極性が目立つケースが多く、男性側の願望や性欲がサクサクと叶えられていくウハウハ感や、彼女達の意外な一面の魅力につなげています(←参照 クールで真面目な先輩がエロエロに 短編「model’s inside erotic」より)。
 ヒロインのボディデザインについては、等身高めのすらりとしたボディに程好いサイズ感の巨乳と桃尻、パイパン股間を組み合わせたもので統一しており、ストレートなエロさを前面に押し出すよりかは整った女体の美しさやしなやかさを重視したタイプと言えるでしょう。
なお、ヒロイン陣の設定もあって、制服(狭義)着用でのエッチがメインであり、ここに競泳水着や彼氏君からプレゼントされたエロ下着なども加わります。
 ふんわりと軽やかで柔らかい印象もある絵柄は、女の子の可憐な可愛らしさとの親和性が高いタイプ。前単行本に比して絵柄の安定感は大きく増しており、十分な作画密度もあって表紙絵との印象の差異もほとんど感じさせません。

【ほんのりアモラルなしちぃと程好い密度の演出で彩る痴態描写】
 ページ数の都合もあって、たっぷり長尺という訳ではありませんが、スムーズに濡れ場へと流れ込んでいくこともあって、標準的なボリューム感は確保されたエロシーンが揃っています。
EverydayHLifeOfSchoolgirls3 いずれも和姦エロとしてまとめていますが、ハメ撮りセックスやクールな先輩ヒロインに性的に圧倒される被虐的な雰囲気のH(←参照 クール美少女な先輩の手コキに屈する後輩ボーイ 短編「彼女は水着に着替えたら」より)、エロ下着着用での羞恥プレイ等々、インモラルな要素を含ませたエロシチュが多く、単行本タイトル通りに校内でのセックスが多いこともこのインモラル感につながる特色。
 抽挿パートを量的にやや圧迫することもあるものの、前戯パートには十分な尺を設けることが多く、キスをしながらの乳揉みや背後からの密着しながらの手コキ責め、ち○こ大好きガールによる丹念なフェラ&パイズリ、ビッチガールのフェラ&お口でゴム装着、サイコキネシスクンニ&サイコキネシス乳首責め等々のプレイを投入。射精シーンの有無は作品によって異なりますが、双方の興奮が高まっていく流れをじっくりと形成しています。
EverydayHLifeOfSchoolgirls4 体パーツ描写そのものに強い淫猥さを持たせるスタイルではない一方で、愛液で濡れる秘所や柔らかく揺れ弾むバストなど、エロシーンではそれらのエロさを高めており、ヒロインの美人フェイスやキュートフェイスが紅潮して熱っぽく蕩ける様子と共に、エロシーンの煽情性の主軸に仕上げています(←参照 短編「Rec:Girlfriends Ecchi」より)。
 エロ演出としてはアタックの強いものはあまり用いず、また密度も極端に高めることはしないので、即効性の高いエロ描写ではやや無いものの、柔らかくしなやかなボディとの適度な密着感のある構図や、露骨さもありつつそれが過剰ではない結合部の見せつけ構図などで描写としてのタメを積み上げていきます。
 ビクビクとアクメの快感に震えるしなやかボディを見せる大ゴマのフィニッシュは、生中出しということもありつつ、外出しフィニッシュが多く、女体と各種着衣に白濁液をぶっかけて〆としています。

 多彩なヒロインとの多彩な青春ラブエロ模様が楽しめる作品集であり、和姦エロでありつつほんのりアモラルな要素がアクセントとして効いています。今単行本で、この作家さんのコメディ系作品に強く惹かれるものを感じたのは収穫でした。
個人的には、“そっちのオチか~!”というラストも含めて楽しさと素直に棚ボタHが嬉しい短編「やさビfuture」が最愛でございます。

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