2019年08月

アシオミマサト『Naked Life』

NakedLife TVアニメ『ダンベル何キロ持てる?』第8話「遭難したらどうする?」を観ました。遭難展開からのまさかの脱衣展開で笑いましたが、かなりのお馬鹿展開でしたね。愛菜先生(元ヤン)、スレンダーなりに結構バストが(ゴクリ
毎度おなじみな筋トレCパートの謎背景ですが、違和感バリバリの背景と彩也香ちゃんの尻の組み合わせ・・・ナイスアングル!

  さて本日は、アシオミマサト先生の『Naked Life』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本『ハニー・サービス』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
セクシーお姉さん&華やか美少女なヒロイン達による誘惑展開&熱っぽく乱れるセックスが楽しめる作品集となっています。

NakedLife1  収録作は、対象となった女性または男性の生活全てを秘密裏に盗撮して配信し、その収益を元に更なるエロ配信と対象者の生活支援を行う人気番組“ネイキッドライフ”シリーズの盗撮対象者それぞれのセックスライフを描くタイトル中編「Naked Life」シリーズ全4話(←参照 トイレもお風呂も恋人とのエッチまで 同シリーズ第1話「MAMI NAKED LIFE」より)、優しくて頼りがいのある二人の義理のお姉ちゃんは仕事や学業でストレスが溜まると弟である主人公君とのセックスで解消するという習慣があって・・・!?な連作「Everyday Sisters」「Everyday Work」、および読み切り形式の短編4作。
1話・作当りのページ数は16~22P(平均19P)とやや控えめな部類。中編作がオムニバス形式ということもあって短編集に近い印象であり、軽めの読書感&適度なエロの満腹感の作品が揃っています。

【倒錯の要素を絡めつつラブエロ系の幸福感がベース】
  作劇の方向性としては『快楽天』掲載作らしい軽い読書感のラブエロ系であって、コメディの勢いよりかは落ち着いた雰囲気の中でウハウハなエロ模様を楽しめるタイプ。
  エロ漫画自体が他者の性行為を“覗き見る”という構図を有しているのですが、そこに盗撮配信番組という“メディア”を1枚かませる中編シリーズは、入浴や着替え、トイレといった盗撮らしい場面を用意し、また配信を盛り上げる様々な仕込みや配信側の意図しないハプニングといった要素でインモラルな印象を付与。
盗撮という行為自体は卑劣なものではありますが、配信による利益が盗撮の対象となっている女性または男性の生活支援や夢の応援といったことに(本人の知らないうちに)充てられていることが罪悪感を明瞭に低減していますし、対象者たちがそれぞれのセックスライフを満喫しているポジティブ感は、ラブエロ系の作品を“読む”と言う行為と変わらないと言えるでしょう。
NakedLife2  彼氏君にエッチのおねだりや、男性対象者に対する仕掛け人の誘惑などがある中編に加え、お姉ちゃん達のストレス解消のためにエッチを頑張る連作や不思議な言動のホテルウーマンや献血ナースさんに誘惑されちゃう棚ボタ展開の短編「ボディドネーション」「ゴーストホテルに泊まってみた」など(←参照 献血のお礼にエッチなことをしてくれるナースさんの正体は!? 短編「ボディドネーション」より)、積極的なヒロインによるラッキーな展開の幸福感も共通する要素となっています。
 いずれの作品もハッピーエンドで終わっており、誠実な主人公がそうでない男性との対比において、ヒロインとのラブ&セックスを含めて幸福に報われるという描き方も読み口のポジティブさを高める要因となっていることも多くなっています。

【もっちりバスト&ヒップをお持ちな綺麗な年上ヒロイン】
  中編シリーズ第2話のアケミちゃんや、連作前編での姉妹など女子校生級の美少女さんも登場しつつ、20歳前後~20代後半クラスと思しき綺麗なお姉さんタイプが主力。
派手なギャル系の外見ながら彼氏君にはイチャイチャで動物好きの女の子、普段はお堅いビジネスウーマンながら実はオタクでコスプレイヤーなお姉さん、優しく家庭的なお姉ちゃんコンビ、真面目なクール美人&明るく優しい美人な先輩コンビ、ちょっと薄幸系な清楚な人妻さん、華やかさと淫猥さを兼ね備えるエロエロナースさんと多彩なヒロインを用意しつつ、アダルトな色気感などを醸し出してくる年上ヒロインがメインとなっています。
 重量感と柔らかい質感の巨乳、締まったウェストにこれまたボリューミィなお尻を組み合わせた女体は、肢体全体のしなやかさもあって乳尻の存在感と全体の美しさとの均整がとれたタイプ。
NakedLife3程好く大粒の乳首やお肌の照りなど、体パーツ描写に相応の淫猥さを持たせており(←参照 子持ち人妻さんの母乳溢れる巨乳だ! 短編「Babies Care」より)、ピストン描写における腰のぶつけ合いで変形する尻肉とあわせて、セクシーボディの美しさを保ちつつ、乳尻のストレートなエロさと存在感が実用性の基盤となっています。
 十分なキャリアを積み重ねている作家さんだけあって、表紙絵の印象と完全互換で安定した絵柄となっています。トーンワーク等の修飾性は濃いタイプではありますが、すっきりとした印象のある絵柄である分、クドさは適度に排しているのも特色でしょう。

【ヒロインの美しさとエロさを両立する陶酔描写】
 ページ数の関係上、長尺のエロシーンとは言い難いものの、エッチなシーン⇒前戯パート⇒抽挿パートと各パートにバランスよく尺を取ってそれぞれに抜き所を設けていくサービスフルな複数ラウンド制に組み立てています。
 各種盗撮映像+ラブラブHな中編シリーズ、義理のお姉ちゃん達と当然のようにエッチしまくりなウハウハデイリーライフな連作、人妻さん(途中からバツイチに)との真剣な気持ちでの年の差エッチに妖しいナースさんによる棚ボタ搾られエッチ、会社の先輩コンビとの温泉3Pなど、和姦エロでまとめつつ、作品による趣向のバリエーションを用意。
 盗撮シーンを前半で充実させる中編シリーズもあれば、前戯パートに相当する部分は短く抽挿パートを量的に充実させる連作など、構成には作品による違いもありつつ、子持ち人妻さんによる授乳手コキや先輩美人によるダブルフェラ、美人ホテルウーマンによるご奉仕フェラといった各種ご奉仕プレイに、もっちりおっぱいを吸ったり、エロ下着を着用した状態での秘所をほぐしたりな愛撫描写なども投入しており、抜き所としての射精シーンを投入するのが基本。
NakedLife4 抽挿パートにおいては、熱っぽい表情付けや更なる快楽を求める熱情的な台詞回しでヒロインの痴態を表現しており(←参照 お姉ちゃん達をダブルで蕩かせるのだ! 連作前編「Everyday Sisters」より)、演出強度や密度としては比較的抑え目ではありますが、美人フェイスの魅力を活かしたままで肉感的なボディの存在感と、ガツガツとした前のめり感とで力走していくスタイル。
 なお、各ヒロインの設定に関連する着衣でその魅力を増している分、着衣セックスが多く、ナース姿やアニメのコスプレ衣装、生活感のある落ち着いた私服に、エロ下着着用での制服エッチ、ウェイトレスの制服姿での職場エッチなどが登場しており、行為に合わせて乱れていく様子も含めて衣装の描き込みは丁寧です。
 蕩けたヒロインの表情と、肢体全体を魅せながら結合部から中出し精液が溢れだしてくるフィニッシュシーンは1Pフルの大ボリュームで提供されており、ビクビクとアクメに震えて嬌声を漏らすヒロインの痴態をエロく美しく描き出しています。

  読み口の良さとエロの没入感を併せ持った作品群であり、綺麗なお姉さんタイプの魅力を満喫できる1冊と言えるでしょう。
個人的には、タイプの異なる美人先輩二人とお風呂で3Pセックスな短編「Hot Trip」に愚息が大変お世話になりました。

オオカミうお『ふくらみかけの見せたがり願望』

DesireToBeWatched シネクドキ先生の『エルフさんは痩せられない。』第5巻(ワニブックス)を読みました。相変わらず、読むとフライドポテトが食べたくなる作品ですが、絵留札さんに痩せる気があるのかさえ分かんなくなってきましたね・・・。
コーヒーで黒ギャル化?した草花田さん、めっちゃエッチでしたねぇ!絵留札さんが1コマくらいで惨敗してたのには笑いました。

  さて本日は、オオカミうお先生の『ふくらみかけの見せたがり願望』(茜新社)のへたレビューです。先生の前単行本『【流出】JSJCナイショの事案』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
未成熟ボディの思春期ガールズ達が歪んだ欲望に晒されながら性感に蕩けてしまう様子をお届けな作品集となっています。

DesireToBeWatched1  収録作は、自身の性的な魅力とそれが男性の欲望の視線を集めることに気が付いてしまった少女はわざと挑発的な服装や行為を晒すことにハマっていき、そのことに気付いた口リコン男性は彼女を付け回すことになるのだが・・・な中編「覗く人、覗かれる人」全3話(←参照 邪な視線を自ら集める一人の少女 同中編第2話より)、おっとりとした地味系ガール・ましろちゃんは友人の少女のおじさん(無職)にお泊り会の日に犯されてしまい、それをきっかけに様々な男に抱かれることになるのだが・・・な中編「ともだちのおじさん」全3話、および読み切り形式の短編3作。
なお、短編「パパとユウトウセイ」(8P)は前単行本に収録された連作「優等生」「ユウトウセイ」の後日談的作品となっています。
この短編を除き、1話・作当りのページ数は16~28P(平均22P弱)と幅は有りつつ平均値としては標準的な水準。ストーリー性が強い訳ではないものの、読み口には一定の重さがあり、その上でエロシーンにも十分な存在感があります。

【欲望の歪みと意図の不一致が生むドライでインモラルな雰囲気】
  いずれの作品もインモラルな要素を含んでおり、幸福なラブエロ模様を描く作品でもなく、逆に男性側の一方的な欲望の発露だけの凌辱エロでもなく、男女双方の歪みが合わさって状況が進んでいくタイプの作劇と言えます。
DesireToBeWatched2  男性の性的な視線を集めることに喜びを感じる少女(中編「覗く人、覗かれる人」)、男性の欲望を冷めた目線で見下しながらそれを利用とする少女(短編「ウラオモテ」)、調教の過程で性的に他者を誘惑する快楽に染まっていく少女と(←参照 地味系ガールがエッチなガーリー衣装を着て・・・ 中編「ともだちのおじさん」第2話より)、ヒロイン側の“積極性”が状況を形成していることは共通。
そして、そういったヒロインの“積極性”が惹き寄せるのは幸福な恋愛関係ではなく、禁忌のハードルを下げられたことで抑圧されていた歪んだ欲望を発現する大人達であり、未熟さや純粋性故のヒロインの“積極性”と大人達の腐熟したような暗い“積極性”が対比的されつつ協働して事態を進めていきます。
ヒロイン側の愚かしさや無知といった面も示されつつ、それ故に発現されていく大人の欲望の歪みや身勝手さが強調される分、欲望が好き放題に発揮される全能感と共に、近似した欲望を持つ読者に対して歪んだ鏡像を示すことによって苦味のある読書感を形成していると評しても良いでしょう。
  この展開に明確な“結末”が用意されることなく、他者の欲望を利用しようとする者と、その意思とは異なる欲望の発露をしていく者とが、心を重ね合うことなく快楽のみを共有していく状況が継続されていくことを示唆しており、ある種ドライで殺伐とした雰囲気を残しています。
百合テイストを絡めつつ比較的ポジティブな印象の短編「珠鈴と風香」といった作品もありつつ、欲望の表現にある種の露悪さもあるタイプであって、万人向けとは言い難いシナリオワークではありますが、禁忌とその侵犯を男女のすれ違いの中で描き出すことで作劇の存在感とエロシチュの盛り上げに貢献していると評し得ます。

【肉付きの弱い華奢で未成熟な思春期入りたてボディ】
  JC級のヒロインが登場する短編「パパとユウトウセイ」を除き、いずれもギリ二桁~ローティーン級のJSガールズで統一されており、性的なことを認識し始めつつ、その認識に無知や未成熟さを感じさせる年齢層として表現されています。
  短編「珠鈴と風香」の様に、二次元キャラらしい華やかさのあるキャラデザインを用いることもありますが、どちらかと言えば眼鏡っ子などの地味な可愛らしさのあるキャラデザが多く、そんな彼女達が性的な意図の意匠を着用したり、敢えて他者の欲望を惹きつける所作をしたりといったギャップが引き立つタイプと言えます。
中編「ともだちのおじさん」第2話に登場するクソガキ君を例外としつつ、各作品に登場する男性は中年~老齢の大人の男達であり、教師を含めて社会的な責任を有するハズの男性が、前述した“ハードル”を下げられた状態に置かれることで、その歪んだ欲望を表出させており、そういった危険な欲望が世の中においてある種偏在しているかのような現実感は、読み手に一定の嫌悪感を引き起こす可能性がある要素。
DesireToBeWatched3 キュートな女の子とそれらの歪んだ欲望の持ち主でる男性達との美醜の対比を形成すると共に、華奢でうっすらと骨格の存在が表現される肉付きの弱い体幹で、ぺたんこバスト&ぷに股間のツルツル未成熟ボディと、肥満体であったり体毛があったり老いを感じさせる顔つきであったりな中高年ボディとのコントラストもかなり明瞭となっています(←参照 キモデブおっさんボディと純朴眼鏡三つ編みガールの組み合わせ 中編「ともだちのおじさん」第1話より)。
なお、ぺたんこバストにおけるぷっくり尖り乳首や肉付きが弱く、尻たぶの間に見えるアナルなど、こだわりを感じさせる体パーツ描写や、ガーリーな可愛らしさと露出度を高めた挑発的な印象を兼ね備えた衣装描写の丁寧さなどは、この作家さんらしいキャラデザの特色。
 単行本が出る度に微妙な絵柄の変化が感じられるのですが、今単行本に関しては前単行本からの変化はあまり感じられず、漫画チックな親しみ易さとポップな萌えっぽさが組み合わさった絵柄で女の子の可愛らしさを表現。中身の絵柄には明瞭な統一感がありますが、表紙絵の印象とは多少異なると個人的には感じますので、店頭では裏帯のサンプル絵等を参照されたし。

【饒舌で身勝手な男性の台詞とヒロインの痴態のコントラスト】
  概ね標準的なボリュームを有するエロシーンであり、口リータヒロイン達がある種冷静に自己分析や他者の欲望を値踏みすることもありつつ、強烈な欲望に駆動された性行為を叩き込まれることで快感に包まれてしまう様子を提供。
睡姦シチュから強引に羞恥セックスへと持ち込む中編「ともだちのおじさん」第1話をやや例外としつつ、いずれもヒロイン側の積極性もあって“合意”の上でのセックスではありつつ、互いに利用し合おうとうする乾いたメンタリティもあって、高揚感というよりも罪悪感や岡目八目的な空虚感が先行するエロシチュと言えるでしょう。
  悪戯的なプレイも含め、前戯パートには十分な尺を用意しており、ヒロインの未成熟ボディを好き勝手にまさぐったり、小さなお口でフェラをさせたりといった行為は、各種体パーツ描写の幼さを感じさせる描写もあって、イケないことをしている実感を高めていく流れを形成。
DesireToBeWatched4続く抽挿パートでは、ピストンしながらのねっとりキスや乳首責めなどの手数も設けつつ(←参照 短編「ウラオモテ」より)、おなじみの鼻水描写も含めてトロンと蕩けた濡れた表情付けや思わず漏れ出す嬌声といったヒロインのリアクションと、ビクビク反応するヒロインの華奢ボディと結合部のアップ描写を組み合わせた痴態描写を連続していきます。
  演出の強度や密度はむしろ抑え目で、陶酔感に包まれていくヒロインの痴態の程度を緩やかな勾配で押し上げていますが、彼女達の反応と、好き勝手な言葉を口にし、ある意味では“勝手に”盛り上がっていく男性達の対比もエロ描写における特色であって、その空虚さと快楽の強烈さのコントラストが独特な雰囲気を生んでいるとも言えます。
  前戯パートの量的充実に比して、抽挿パートはやや短めという印象もあって、ピストン描写をたっぷり楽しみたい諸氏は要留意ではありますが、ビクビクと肢体を戦慄かせ、瞳をキュッと閉じたり潤ませたりな表情で精液を受け止めるヒロインの様子でフィニッシュとしています。

  欲望の歪みそれそものに明確な決着を付けずに、男女双方がそれに囚われ続ける様子を描いており、好みを分ける要素でありつつ、沁み出し続ける様な背徳感が特色の作品集とも評し得るでしょう。
個人的には、優等生を演じている真面目眼鏡っ子が見下していた男性の欲望に屈してしまい、意図せず痴態を曝け出してしまう短編「ウラオモテ」に愚息がお世話になりました。

ポンスケ『学園公認 種付け合宿』

OfficiallyAccreditedSexBootCamp 市川春子先生の『宝石の国』第10巻(講談社)を読みました。王子とカンゴームのいちゃいちゃぶりがなかなかキュートなのですが、再びの交渉に赴いたフォス、大変なことになっちゃいましたねぇ・・・
昔の姿・関係性の金剛先生とフォスが仲好くしているカットが差し挟まれて、その後のフォスの独白も含めてウルッと来てしまいましたね。

  さて本日は、ポンスケ先生の『学園公認 種付け合宿』(ジーウォーク)のへたレビューです。先生の前単行本『ちびっこエッチ』(茜新社)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なJK美少女(+α)それぞれのエッチ大満喫をオムニバス形式で描く1冊となっています。

OfficiallyAccreditedSexBootCamp1  収録作は、明るく元気な少女・凛ちゃんはおっとりした性格の親友・沙耶ちゃんと共に田舎体験合宿に参加することにしたのだが、説明会で昼寝していた凛ちゃんはその合宿が村の青年との交流会という名の夜這いを楽しむ合宿であることを知らず、戸惑うのであるが、合宿に参加した女の子達と共に田舎体験&夜這いHを楽しむことに~なタイトル長編シリーズ全8?話(←参照 先に沙耶ちゃんが夜這いを受け入れるのを凛ちゃんが覗き見中 同シリーズ第1話より)+凛ちゃんと彼女と良い仲になった青年の描き下ろしラブエロ後日談(14P)。
困ったことに目次・初出の類が無いため話数・ページ数等は筆者推定となりますが、描き下ろし後日談を除いて1話当りのページ数は20~24P(平均22P)と標準的なボリュームで推移。長編ストーリーとしての読み応えはほとんどありませんが、多彩なキャラそれぞれのエロ模様を楽しめる作りであり、エロシーンの量的満足感もしっかりと図られた構築となっています。

【多彩な性愛のポジティブさや解放感が魅力】
  説明会で豪快に昼寝をキメていた凛ちゃんはともかく、エッチのことを了解した上で合宿にやってきた女の子ということもあって基本的にはヒロインもセックスに積極的であり、これまたセックスをしたい男性達とそれぞれのエッチをエンジョイしていく流れをオムニバス形式で提供しています。
単行本タイトルに“種付け”とあるものの、それから想起される男性の女性に対する一方的な欲望の発現という印象は作品においてほとんどなく、恋愛であったりストレートな性欲や性的好奇心であったりが男女双方において叶えられるポジティブさが基調と言えるでしょう。
OfficiallyAccreditedSexBootCamp2  ちょっぴりSっ気のあるヒロインやビッチな女の子が自身の性的欲求を満足させることを重視したエピソードもありますし、可愛さに自信のないスポーツガールや、ツンツンした不良系ガールなどがラブ&エロのパートナーを得ることの喜びを描くエピソードもあり(←参照 マッチョ男子にお姫様抱っこをおねだりのスポーツガール 長編推定第6話より)、ラブエロ系の甘味は作品によって幅がありつつ、カラッと明るい快楽全能主義や性的解放感の陽性さが魅力となることは共通しています。
  個々のヒロインのエッチを描いていくオムニバス形式である分、長編ストーリーとしての読み応えは無い一方で、凛ちゃん&沙耶ちゃんコンビがそれぞれのエロエピソード後にも度々登場して合宿を楽しんでいる様子が描かれており、そういった若者らしい闊達さや解放感が、エロの雰囲気のポジティブさにも結び付いている様に感じられるのは小さくない美点であると感じます。

【程好い生々しさを造形に織り込んだ多彩なボディデザイン】
  計8名のヒロインが登場しており、20代半ば~後半くらいと思しきアダルトな色香たっぷりの引率女教師さんを除き、女子校生ヒロインで統一。
明るく元気な凛ちゃん&おっとりと穏やかな沙耶ちゃんコンビで合宿としての設定の連続性をつなぎつつ、中身は純粋で動物好きなツンツンヤンキー系女子、おじさん大好きビッチガール、優しくも妖艶な色気を有する女教師さん、サバサバとしたスポーツガールに、ふわふわ天然系かと思いきやナチュラルに女王様気質なお嬢様タイプと、それぞれキャラ立ちの良い多彩なヒロインを用意しているのも大きな魅力です。
  なお、前述した様にオムニバス形式であるため、各ヒロインのお相手となる男性も毎回異なっており、天然女王様気質のヒロインに優しくハードに励まされる?ことになる卑屈な性格の引きこもり男性などもいますが、彼も含めて悪い人はおらず、ヒロインと一緒にセックスを楽しむというスタンスが明瞭。
  ヒロインのキャラデザインは多彩ですし、発育途上のちっぱいをお持ちな凛ちゃんやヤンキーガールを例外として健康的な肉感の巨乳&安産型ヒップのエロボディが揃いつつ、バスト&ヒップのボリューム感や肢体全体のバランスなどには変化を付けている印象。
OfficiallyAccreditedSexBootCamp3この作家さんお得意の口リキャラの造形と同じく、女体全体のバランスや体パーツの描写における適度な生々しさ・リアル感はJK美少女さん達の造形でも明確な特色となっており、重力で柔らかくたわむ乳房の描き方や(←参照 大きな乳輪で垂れ釣鐘型おっぱい! 長編推定第4話より)、腹部から腰にかけての筋肉や骨格の存在感、陰唇や唇、舌に肛門などが体液に濡れる淫猥さなどで、全体的なクドさは明確に抑制して綺麗な印象も保ちつつ、濃厚な官能性を女体に付与しています。
 ヒロインのリアクションのチアフルさなど、漫画チックな親しみ易さや美少女ヒロインとしてのキャッチーさも明瞭に持つ画風であり、それでいて上述した肢体造形のリアル感のあるエロさであったり、陶酔描写の濃厚感であったりがエロシーンにおいて無理なく濃度を高めていくのも技巧的と感じます。

【ねっとり前戯と貪欲ピストンで蕩けまくるヒロイン達】
  たっぷり長尺と言う程ではないものの、分かり易くエロメインの構築を可能とする設定であり、十分なページ数でヒロイン達が性感に夢中になっていく様子を楽しめます。
 いずれも和姦エロで統一されつつ、親友に見られながらの初エッチ、恥ずかしがっていたのにすっかりエッチに夢中になってしまう初エッチ、セクシー女教師さんによる年下ボーイへのショタ喰いおねショタ、おじさんち○ぽに夢中なビッチセックス、ちょっぴり言葉攻めなども交えつつの女性上位の応援搾り取りセックスなどなど、個々のヒロインの設定等によりエロシチュの味付けを変えています
  前戯パートには十分なページ数を設けており、ち○こや精液の匂いに興奮して夢中でおしゃぶりなフェラ描写にも魅力がありますし、前述した濡れた粘膜の淫猥さがある秘所を舌でたっぷりと舐ってヒロインを感じさせるクンニ描写の充実も明確な特徴。
乳揉みなども交えつつのねっとりクンニでヒロインを絶頂に導きつつ、当然ながらこれで満足できないヒロインの誘惑台詞から抽挿パートへと移行していき、挿入直後からすっかり感じまくりで貪欲に更なる性感を求めていくエネルギッシュなピストン描写を連続させていきます。
OfficiallyAccreditedSexBootCamp4  前述した肢体描写のエロさを十分に生かした肢体全体の描写や結合部見せつけ構図など大ゴマで投入しつつ(←参照 凛ちゃんのピストンされながら潮吹きアクメだ! 長編推定第2話より)、カットイン的に局所や表情のアップを入れ込んでいく画面構成は、コマの配置や描写の連続性に安定感のある技巧を感じさせており、詰め込むことなく描写の勢いや情報量の多さを打ち出しているのは高く評価したいポイント。
ドスケベな蕩け顔にハートマーク付きの嬌声・おねだりエロ台詞、淫液がたっぷりと絡みつく秘所のぬるぬる感などエロ演出も過剰さは避けつつ十二分な濃厚感を有しており、大ゴマメインのフィニッシュは、外出しやゴム付きのケースもありつつ、アクメにとろんと蕩ける表情と、白濁液が漏れ出てくる追撃描写で十分なカロリーを有する抜き所に仕上げています。

  軽くポジティブな読み口でありつつ、エロはしっかりと濃厚で、多彩なヒロインそれぞれのキャラ立ちもよくと、幅広い層に訴求できる要因が揃った作品。この作家さんの口リエロも大好きですが、JKヒロインも大好きな管理人には大変嬉しい1冊でした。
凛ちゃんも可愛いですし、気は強いが中身はピュアなヤンデレ(ヤンキーがデレる)ガールなジュンちゃんもお気に入り。

まめおじたん『Knospenmädchen』

Knospenmadchen TVアニメ版『まちカドまぞく』第6話「あすへの決意!!重いコンダラ止まらない」を観ました。いつもは桃ちゃんにグイグイ押されてしまうシャミ子ですが、看病という形で今回は彼女の積極性・働きかけが目立つエピソードで新鮮な印象を受けました。
魔族と魔法少女の対立関係という意味では封印の解除を含めて結構動きのある回でもありましたよね。

  さて本日は、まめおじたん先生の初単行本『Knospenmädchen』(茜新社)のへたレビューです。初単行本、大変楽しみにしておりました。
繊細な描線の可憐な絵柄で描かれる“悪い子”なヒロイン達の性愛と濃厚な痴態描写とが楽しめる作品集となっています。

Knospenmadchen1  収録作は、田舎の学園で養護教諭を務める男性教師は、女学生を喰いまくって調教する日々に満足していたものの、彼が性的な興味を持っていた一人の転校生の少女は彼以上にセックスに貪欲で弱みを握った彼女のセックスの相手をさせられることになるのだが・・・な中編「Adagio」前中後編(←参照 女の子を調教して利用してきた男性が逆に躾けられちゃうことになるのだが・・・ 同中編作前編より)+描き下ろしおまけ漫画(1P)、および読み切り形式の短編3作。
収録本数こと多くないものの、1話・作当りのページ数は20~50P(平均33P弱)と標準を優に上回る平均値を有しています。比較的コンパクトなシナリオワークの短編群と、十分な読み応えのある中編とに分かれますが、いずれもエロシーンの存在感は強く仕上げられています

【ヒロインの性的な奔放さを描く多彩な作劇】
  ドイツ語で“悪い娘”を意味する単行本タイトル通り、ヒロインの性的な奔放さやそれに伴う性的な倒錯性を備えていることは各作品に共通しつつ、作劇の方向性は様々となっています。
  不器用に頑張る主人公の少年を、先輩の女の子が認め、また彼の性欲や好意を受け止める短編「したいでしょ?」は、ポジティブな読み口のスタンダードなラブコメ系ですが、その他の作品は程度の差こそあれ、捻りを効かせた作品と言えます。
 女生徒喰いまくりの悪徳教師と、男性を性的に翻弄し、セックスの快楽を得ることに喜悦を覚える少女の関係性を描く中編「Adagio」は、双方の欲望が表出しぶつけられ合うことで、快楽の授受の主導権をいずれが握るのかというセックスバトル的な様相も呈しながら、両者が“性的に他者を支配する喜び”・“純然たる肉体的快楽”という面に過去の経緯から囚われ過ぎていることと、奇妙な関係性の中でそのことへの違和感を自覚していくことを描き出しています
Knospenmadchen2ヒロインが“偽りを演じる”ことを止め、また主人公もヒロインとの恋愛関係において“支配-被支配”としての性行為からある種救済され、そして自分自身の輝きのためにバレリーナとしての舞台へと戻っていく流れは、絵柄の美しさと要所における言葉の紡ぎ方の印象深さも相まって、美しく善なる物語となっていると言えるでしょう(←参照 偽りでは埋められないものを求めて 中編「Adagio」後編より)。
  この中編作に対し、“太陽”みたいな存在であった幼馴染の優しい年上ガールが実は学校の男子達とやりまくりな淫乱さんであったことを気弱男子が知ってしまう短編「僕の太陽」、演劇のためにと女装したイケメン主人公君がドスケベ先輩コンビに無理やり搾られちゃう短編「ね、いいでしょ?」は共に特定のエロシチュに特化したタイプの構築。
短編群は作劇そのものの個性や面白みは中編に比してそれほどでもない一方で、ラストのラストで露悪的な文字表現と視覚表現を重ねることで、寝取られ・BSS的な状況の苦さに追い打ちをかけてくる短編「僕の太陽」のように、視覚表現と語り回しの組み合わせの上手さは近作を中心に共通する要素と感じます。

【丁寧で繊細な印象が特色の絵柄で描くJK美少女】
  短編「僕の太陽」のみ初出がワニマガジン社の『快楽天』ですが、その他の作品は『COMIC高』およびその後継の『COMICアオハ』を初出としており、いずれも女子校生ヒロインで統一。
Knospenmadchen3  中編作がヒロインの仮面と本音を丁寧に描き出していくスタイルであるのに対し、短編群ではラブコメ系にしても倒錯系にしてもエロシチュの方向性に合わせた分かり易いキャラ造形という印象ですし、前者が“倒錯性”の背後にあるものを表出させていくのに対し、後者は“倒錯性”を貫徹させるためのキャラクター作りという点でも方向性が異なっています(←参照 イケメンにおパンツ被せて搾精騎乗位3Pセックスを敢行だ!! 短編「ね、いいでしょ?」より)。
  中編作のヒロインは、華奢さを感じさせるスレンダーボディの小ぶりなおっぱいをお持ちな肢体であるのに対し、短編群では短編「ね、いいでしょ?」のダブルヒロインの片割れを除いて、健康的な肉感の巨乳ボディが勢揃い。この辺りは絵柄の変遷に伴う、画風と女体設計の相性という要素にもある程度由来すると感じます。
後述する様に絵柄の変化に伴って、繊細さの程度は異なりますが、サラサラとした髪の毛の表現や瞳の表情など、造形の細やかさで美少女ヒロインの可憐さを表現するスタイルは魅力的。一方で、絵柄全体の雰囲気を邪魔しない程度に抑えつつ、秘所やアナル、乳首といった粘膜描写も丁寧で、意外にストレートなエロさを形成しています。
  上述した描線の細やかさや絵柄としての繊細さは近作になるにつれて明瞭になっている印象で、瀟洒な印象はモノクロ絵でも表紙絵のフルカラー絵と遜色なく感じますし、“一枚絵”としての魅力だけでなく、漫画としての構成の中で要となるシーンを美しく魅せる技量も高まっています。逆に言えば、初単行本ということもあって絵柄には一定の変遷がありますし、近作の絵柄の魅力が非常に強い分、その変遷が一定の懸念材料となるのは確かでしょう。

【高い演出密度で濃厚感とアタックを出す痴態描写】
  各エピソードのページ数の多いながら、ストーリー展開も重視する中編と、エロシチュメインの組み立てである短編群で、濡れ場の比率は異なりつつもいずれも抜きツールとして十分なボリュームを供えています。
  乱交セックスからの想いが一方通行気味なほろ苦いセックスを描く短編「僕の太陽」、男性にとっての被虐的なシチュエーションである短編「ね、いいでしょ?」などはエロシチュの倒錯性がストレートに出たタイプですし、中編作においてもヒロインに支配されるような被虐的なシチュと、逆に彼女を快楽で圧倒する嗜虐的なシチュの両方を用意することで、一種の攻防劇の様相を呈します。とは言え、前述した通りに、中編作でも相手を素直に求め、心身が充実する純愛セックスを用意していますし、短編「したいでしょっ?」もラブエロ系。
  前戯パートではヒロイン側の積極性が明示されることが多く、言葉攻めや乳首弄りをされながらの脚コキ、顔面騎乗されながらのダブルフェラ、蠱惑的な笑みを浮かべながらのぴっちりスポーツウェアでの着衣パイズリ、可憐なお口でち○この根元まで銜え込むねっとりフェラなどのプレイで射精へと誘導されます。
Knospenmadchen4短編「ね、いいでしょ?」ではヒロイン側の優位性で一貫しており、悶絶しながら搾り取られるイケメン君の情けない姿を描いていますが、抽挿パートでは男性側が攻勢に回ることが多く、秘所やアナルをガンガン突いてヒロインをメロメロに蕩かせており(←参照 中編「Adagio」前編より)、可憐な美少女や優しいお姉ちゃんといったキャラクターが強烈に性的な存在となるギャップ自体も実用性を高める要因でしょう。
  ぐしゃぐしゃの蕩け顔や結合部見せつけ構図、ストレートな淫猥さのある比較的多めの台詞表現、飛び散る飛沫も含めて豊潤な液汁描写など、演出の強度や密度の高さは一貫しつつ、直線的なコマ割りを多用する画面構成は共通しつつもコマの緩急の付け方は近作において成長を明瞭に示しており、特に平行連続コマの使い方は明らかに上手くなっています
乱れる感情を示す言葉が背景に乱舞する表現など、特徴的な演出も作品の方向性によく合っていますし、作画の細やかさ・繊細さがエロさに直結しているのも強みと言え、ヒロイン蕩けまくりのフィニッシュに向けてページ数以上の濃厚感を保持した濡れ場となっています。

  エロシチュや作劇面において必ずしも万人向けするスタイルではないものの、それらの個性は非常に魅力的なものであって、文字表現と絵としての表現が相補的に魅力を高め合っているのは“漫画”として魅力的な武器を磨き上げてきたと感じさせる初単行本。
個人的には、作家性を大きく花開かせたと感じる中編「Adagio」が最愛でございます。

大沢ういち『好きなコがえっちだとうれしいよね❤』

FeelHappyIfYourLoverIsSoHot 拙著のファンタジー小説『ダークエルフ王国見聞録』シリーズ(リンク)ですが、前回の第42話もピクシブの週間ランキング入りして、4回連続ランク入りとなりました(22位⇒10位⇒22位⇒23位)。読んでくれた方、ありがとうございます。
昨晩に続編となる最新第43話をアップしましたので、こちらも是非よろしくお願いします。

 さて本日は、大沢ういち先生の初単行本『好きなコがえっちだとうれしいよね❤』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。そりゃ、もちろん嬉しいですよね!
ちょっぴりインモラルなエロシチュでありつつもポジティブな読み口&エロ描写の程好いアタックが楽しめる作品集となっています。

FeelHappyIfYourLoverIsSoHot1  収録作は、会社の倒産で無職になってしまった主人公は不動産屋に紹介された不自然な程に好条件の物件に入居したのだが、居住する条件はそこにすむ女性のセックス相手となることで、しかも実は不動産屋の女性の所有物件で彼女ともエッチすることに・・・!?な中編「駅徒歩5分、カノジョ付き。」全3話(←参照 部屋に住んでいるクールな女性とのセックス契約の行方は・・・? 同中編第1話より)、世界有数の資産家であるセレブお嬢様とお付きの強気メイドさんが押し掛けてきて占いの結果に基づき、彼と結婚をすると言い出したのだが・・・!?な連作「押しかけセレブさま」前後編、および読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数は18~20P(平均18P強)と控えめながら“Pizazz”ブランドとしては標準的な水準。漫画チックに楽しい印象の作劇に一定の存在感はありつつ、軽い読み口&エロの質的・量的な程好い満足感のある構築でまとまっています。

【漫画チックな楽しさをお届けなストレンジ・ラブ】
  突然のセフレの登場や押しかけ女房の登場といった、分かり易い棚ボタ展開から導入される上記中編や連作が示すように、基本的には明るく楽しいラブコメの方向性を有しつつ、それだけに収まらない話や設定の面白みがあるタイプと言えます。
中編・連作共に棚ボタ的な導入でありつつ、そこで一点突破するのではなく、男女が相手をパートナーとして認め合い、恋愛関係に対するそれぞれの能動性が確立する中で男女の絆が成立するという流れを描いているため、恋愛モノとしての誠実さを備えた作品に仕上がっているのは、作劇における丁寧さと感じます。
FeelHappyIfYourLoverIsSoHot2  短編群については、妹の彼氏に横恋慕して彼?とセックスしてしまう女性が登場したり(←参照 妹に悪いと思いつつも夢中になってしまい・・・? 短編「姉えっち」より)、優柔不断でタイプの異なる二人の男性とのエッチを続けてしまう女性を描いたり(短編「だってひとりを選べない」)、カップルさんが寝取られ羞恥プレイ的な状況になったりと(短編「あなたの彼氏は何人目でSHOW!!」)、アモラルなエロシチュを投入する頻度が高め。
これらの作品では、エロの味付けとしてはインモラルさもありつつ、基本的に皆幸せなハッピーエンドに落着する分、話としての重さや暗さは無く、ちょっと一筋縄ではいかない性愛という展開の面白さにつなげるタイプと言えます。
  作劇としては素直なラブエロ系でも、エッチしたくて堪らないのにいざ彼氏君とエッチの際に細々と邪魔が入ってヒロインがウズウズしちゃう短編「しのぶさんが我慢の限界」、好きな人に触られるとめちゃくちゃ感じちゃうことをバレバレながらも隠そうとするクール美人さんが登場する短編「絶対不感主任 甘江さん」など、漫画チックな楽しさがある展開・キャラ描写が魅力。
ストーリー性そのものが強かったり、ドラマ性を大きく高めてきたりなスタイルではないですが、展開の面白さや意外性などをスムーズに織り込む作劇には安定感があり、小粒ながらも適度な存在感のあるシナリオワークと言えるでしょう。

【柔らかく細やかな印象の絵柄に由来する可愛らしい美人さん】
  設定年齢としては女子大生~20代後半と思われる女性キャラクターであり、綺麗なお姉さんタイプでありつつ、可愛らしさもある造形が揃っています。
  彼氏君のために彼と一緒にAV撮影に臨むことになる優しい彼女さん、双子の妹の彼氏に横恋慕しちゃう姉、普段はクールながら彼氏にぞっこんで感度が良好過ぎる美人上司さん、クールで引きこもりで性欲旺盛な同居女性、セレブなおっとりお嬢様と彼女のお付きの忠犬強気メイドさんなどなど、多彩なキャラクターを用意。
漫画チックにキャッチーな属性付けをしていることもありますが、分かり易い属性で固めるというよりかは、話の展開の中でそれぞれのキャラクターの魅力や奥行きが感じられる作りになっているのは作品全体の魅力に寄与しています。
FeelHappyIfYourLoverIsSoHot3  比較的等身高めですらりとしたボディに、並乳~程好い巨乳クラスのおっぱいに締まったウェスト、これまた十分なボリュームの桃尻を組み合わせた女体が揃っており(←参照 強気有能メイドさんのちんこチェックヤッター! 連作「押しかけセレブさま」より)、肉感や体パーツ描写の淫猥さよりも、肢体全体の整った印象や柔らかさなどが印象として先行する女体描写と言えるでしょう。
  初単行本ながら絵柄は安定しており、表紙よりも艶っぽさは落ち着いた印象はあるものの、表紙買いでも特に問題は無いと感じます。作画密度を高くするスタイルではないものの、細やかな部分にも丁寧に筆を入れたスタイルには適度なお洒落感もあり、また絵柄そのものは漫画チックな親しみ易さのあるタイプ。
現在流行の華やかで修飾性の濃いタイプの絵柄とは方向性が異なるタイプなのですが、この落ち着いた色気感や親しみ易い可愛らしさなど、絵柄そのものが個性や魅力につながっていると感じて、個人的にはかなり高ポイントです。

【程好いアタックのエロ演出でヒロインの蕩け痴態を描写】
  ページ数の関係上エロシーンの尺は長いとは言えず、また濡れ場の分割構成や複数エロシチュの投入などもあるため、量的なボリューム感を強く求めるのは避けるべきですが、ライトな印象のエロをお求めな諸氏には好材料。
  目隠しちんこ当て寝取られプレイ、不倫エッチ、セフレコンビとの3Pセックス、男性二人とのなし崩し3Pセックスに女性上位のち○こ診断強制セックス、セレブお嬢様と青姦での初セックスなど、インモラルな要素を含んだエロシチュが多いものの、恋愛Hも含めて和姦エロであり、またなんだかんだでポジティブな方向へと進んでいきます。
  前述した通りに複数のプレイ内容を入れ込むことが多いこともあって、前戯パートは比較的短く、パイズリやフェラからの射精シーン、敏感ヒロインさんの愛撫からのアクメ、3Pセックスではピストンされながらのフェラもあったりしますが、抜き所としてのフェラ描写等に量を期待するのはやや避けるべきではあります。
FeelHappyIfYourLoverIsSoHot4 その分、ピストン運動の描写には十分な尺を設けており、熱っぽい表情や呂律の回らない台詞などでふにゃふにゃに蕩けた痴態を提供(←参照 クールな上司さんがメロメロだ! 短編「絶対不感主任 甘江さん」より)。絵柄の良さを損じない強度・密度に留めた演出と感じますが、フィニッシュシーン周りでは相応に強い演出を加えてアクメ快感にハードに乱れる様子を描き出しています。
また、ストレートなエロさのある台詞回しもありつつ、ラブラブな台詞や不倫エッチでの背徳感を盛り上げる要素、ある種のデレ的な台詞など、エロシチュの雰囲気を盛り上げる台詞回しも実用性を高める要素。
  演出的な盛り上がりやメリハリにやや欠ける感はあるものの、前述した様にエロ演出の強度を高めた上でビクビクとアクメを迎えるヒロインの痴態を大ゴマ~1Pフルで提供するフィニッシュシーンを用意。中出しメインですが、ぶっかけや両者を組み合わせたオーラスもあります。

  シナリオ・エロ共にライトな印象がありつつ、作劇面では安定感と一工夫がありますし、エロも適度なアタックの強さがあって、平板な印象を避けています。
個人的には、強気で忠犬タイプのメイドさんがお気に入りな連作「押しかけセレブさま」が最愛でございます。
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