
初期艦の皆が仲良しさんでほっこりしますねぇ。
さて本日は、まめぞう先生の『ちいさいあなはどうですか?』(茜新社)のへたレビューです。これが3冊目の単行本となる作家さんですが、茜新社からは初単行本となり、当ブログでも初めてレビューさせて頂きます。
キュートなちびっ娘ヒロイン達の小さな穴を丁寧にほぐす描写と程好いアタックの痴態描写を有する和姦エロ作品集となっております。
収録作は、いずれも読み切り形式の短編で計9作。フルカラー短編「すけーるうぇあ」(8P)を除き、1作当りのページ数は20~26P(平均22P弱)と標準的なボリュームで推移。短編集ということもあってストーリー面での読み応えは軽くまとめられており、程好い満腹感の濡れ場も安定的に供給されています。
【雰囲気の甘味に幅は有りつつ平和なラブエロ系】
後述する様にエロシチュとして少々アブノーマルな趣向を加えたり、ラブエロ系としての甘味の濃度に一定の幅があったりしますが、ピュア&キュートなJS&JCガールズとのエッチを平和な雰囲気で包み込んで提供するスタイルは一貫しています。

妹のアナルを密かに開発していた兄が、しょーもないトラブルから彼女のアナルを本格的に頂くことになる短編「三年殺しの真髄」といった男性側が積極的な一方、ヒロインが騙されていたり事態がよく呑み込めていなかったりというケースもありますが、その場合でもヒロイン側の男性への信頼感や最終的なセックスへの積極性などは共通しており、倒錯性を絡めるケースでも話としての不穏さを残存させないスタイルが明確となっています。
また、ロリータガールズとのラブ模様に十分な甘味を感じさせる言動・プレイを重視するケースもあれば、恋愛感情よりは性的好奇心の発露が目立つケースもありますが、後者においても男性への信頼感などは重視されており、平穏な雰囲気で性愛関係の持続が示されるハッピーエンドにまとまることは共通しています。
話そのものに面白みや個性があるタイプではないものの、それが苦になるタイプの作品ではなく、コメディ要素にしても恋愛系の甘味にしても、いい意味で緩やかに織り込んでニンフェット達との幸福なラブエロ模様という二次元らしい夢物語を柔和な雰囲気で包み込んでいると総括できるでしょう。
【ロリぷにボディのローティーン級ガールズ】
3名程JC級の女の子が登場していますが、その他のヒロインはJS級の女の子。短編「すけーるうぇあ」の女の子のみミドルティーン級ですが、その他はいずれもローティーンクラスで年齢層の幅は2年程度と狭く留めています。
兄に対して素直になれない小悪魔ビッチな妹ヒロイン、エッチなことに興味津々なピュアで素直な女の子や優等生メガネガール、恋に一途なちょっと暴走系妹ヒロイン、自らのドジっ子としての特性を生かすことに気付いた女の子などなど、多彩なヒロインを用意しており、ラブ&エロに対するリアクションの可愛らしさを充実させた作品構築となっています。

可愛らしさを追求して体パーツ描写の淫猥さは強めないスタイルとも言え、未発達で小さい乳首や粘膜描写としては淫猥さに抑制を効かせた秘所描写が特徴的ですが、前穴・アナルについては後述する様にねっとりと愛撫する描写で目立たせています。
初出時期が広いこともあって絵柄の統一感は弱く、古めの作品で描線を少々ラフに感じたり、表情の造作などに初出時期による差を感じたりすることは一定の懸念材料。とは言え、ヒロインの萌えっぽい可愛らしさを表現する絵柄の方向性は一貫していますし、近作では程好い作画密度の高さや絵としての華やかさなどデジタル作画的な長所を伸長させて魅力を増しているのも加点材料となっています。
【丁寧なアナル愛撫とエロ可愛い陶酔描写が特徴的】
いずれも十分な尺を有したエロシーンであり、前戯パートに長めの尺を設けつつ抽挿パートも量的に充実しており、このボリュームの中で1回戦をじっくりと描くスタイルがメイン。
前述した様に女の子を騙してのアナルセックスや他人へのエッチの見せつけ、試着室で周囲に隠れながらのセックスといったアブノーマル系のシチュエーション・プレイを絡めることもありますが、ヒロインが恥ずかしがったり戸惑ったりしつつも受け入れてくれる幸福感やストレートにラブエロ系としてのイチャラブ感のある和姦エロで基本的には統一。

小さなお口でのフェラなど、ヒロイン側のご奉仕プレイは稀にあるものの、尺としては短く射精描写も無いなど重視はされておらず、前述したアナル弄りや小さな肢体への愛撫といった彼女達を気持ち良くするプレイを序盤でじっくりと組み立てていくエロ展開にしています。
抽挿パートはアナルセックスと前穴セックスが半々程度であって、いずれもしても小さな穴が大人ち○こで押し広げられる結合部の見せつけ構図や、ビクビクと反応する小さな体がしっかりと把持された状態でピストンが繰り返される描写などで相応に強いアタックを打ち出しています。

口リエロ系として柔らかい雰囲気とヒロインのキュートな各種リアクションで魅せる作品集であり、アナル弄りの丁寧さなどを個性としつつ、強い主張を持たせないことでエロもシナリオも心地よく楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、ツンデレ小悪魔系ビッチちゃんが大好きなお兄ちゃんによるアナル快感に蕩けちゃう短編「ビジネスライクな妹」がキャラデザの良さもあって特にお気に入りでございます。