2019年06月

まめぞう『ちいさいあなはどうですか?』

HowAboutSmallHole ホリ先生(原作:『アズールレーン』運営)の『アズールレーン びそくぜんしんっ!』第1巻(一迅社)を読みました。アズレンのコミカライズ作品も増えてきましたが、こちらは公式のツイッターで連載されている作品で、ほんわかした雰囲気の日常系四コマ的楽しさと、各回でフィーチャーされるキャラクターの意外な一面も微笑ましいところ。
初期艦の皆が仲良しさんでほっこりしますねぇ。

  さて本日は、まめぞう先生の『ちいさいあなはどうですか?』(茜新社)のへたレビューです。これが3冊目の単行本となる作家さんですが、茜新社からは初単行本となり、当ブログでも初めてレビューさせて頂きます。
キュートなちびっ娘ヒロイン達の小さな穴を丁寧にほぐす描写と程好いアタックの痴態描写を有する和姦エロ作品集となっております。

  収録作は、いずれも読み切り形式の短編で計9作。フルカラー短編「すけーるうぇあ」(8P)を除き、1作当りのページ数は20~26P(平均22P弱)と標準的なボリュームで推移。短編集ということもあってストーリー面での読み応えは軽くまとめられており、程好い満腹感の濡れ場も安定的に供給されています。

【雰囲気の甘味に幅は有りつつ平和なラブエロ系】
  後述する様にエロシチュとして少々アブノーマルな趣向を加えたり、ラブエロ系としての甘味の濃度に一定の幅があったりしますが、ピュア&キュートなJS&JCガールズとのエッチを平和な雰囲気で包み込んで提供するスタイルは一貫しています。
HowAboutSmallHole1  主人公ラブなヒロイン側が恥ずかしがりながらも誘惑を仕掛けてきたり(←参照 エッチな罰ゲームをご所望だ! 短編「ホンネの命令」より)、妊娠しないアナルセックスの存在を知った妹ヒロインがそれならば!と兄にお願いしてきたりと(短編「兄妹で正しく愛し合う方法」)、ヒロイン側が積極的にラブアタックを仕掛けてきたり、誘い受け的な状況を形成したりといった展開が一つの軸。
妹のアナルを密かに開発していた兄が、しょーもないトラブルから彼女のアナルを本格的に頂くことになる短編「三年殺しの真髄」といった男性側が積極的な一方、ヒロインが騙されていたり事態がよく呑み込めていなかったりというケースもありますが、その場合でもヒロイン側の男性への信頼感や最終的なセックスへの積極性などは共通しており、倒錯性を絡めるケースでも話としての不穏さを残存させないスタイルが明確となっています。
  また、ロリータガールズとのラブ模様に十分な甘味を感じさせる言動・プレイを重視するケースもあれば、恋愛感情よりは性的好奇心の発露が目立つケースもありますが、後者においても男性への信頼感などは重視されており、平穏な雰囲気で性愛関係の持続が示されるハッピーエンドにまとまることは共通しています。
  話そのものに面白みや個性があるタイプではないものの、それが苦になるタイプの作品ではなく、コメディ要素にしても恋愛系の甘味にしても、いい意味で緩やかに織り込んでニンフェット達との幸福なラブエロ模様という二次元らしい夢物語を柔和な雰囲気で包み込んでいると総括できるでしょう。

【ロリぷにボディのローティーン級ガールズ】
  3名程JC級の女の子が登場していますが、その他のヒロインはJS級の女の子。短編「すけーるうぇあ」の女の子のみミドルティーン級ですが、その他はいずれもローティーンクラスで年齢層の幅は2年程度と狭く留めています
 兄に対して素直になれない小悪魔ビッチな妹ヒロイン、エッチなことに興味津々なピュアで素直な女の子や優等生メガネガール、恋に一途なちょっと暴走系妹ヒロイン、自らのドジっ子としての特性を生かすことに気付いた女の子などなど、多彩なヒロインを用意しており、ラブ&エロに対するリアクションの可愛らしさを充実させた作品構築となっています。
HowAboutSmallHole2  男性キャラクターがいずれも成人男性ということもあって、彼らの体躯との比較で小ささがより強調されるヒロイン達の肢体は、ぺたんこ~膨らみかけバストに寸胴気味のお腹、一本筋だけが走るぷにっとした股間と、口リ属性が明瞭な体パーツで固めたタイプで統一されており(←参照 短編「おしりの相談」より)、適度にロリぷに感のあるボディデザインと感じます。
可愛らしさを追求して体パーツ描写の淫猥さは強めないスタイルとも言え、未発達で小さい乳首や粘膜描写としては淫猥さに抑制を効かせた秘所描写が特徴的ですが、前穴・アナルについては後述する様にねっとりと愛撫する描写で目立たせています。
  初出時期が広いこともあって絵柄の統一感は弱く、古めの作品で描線を少々ラフに感じたり、表情の造作などに初出時期による差を感じたりすることは一定の懸念材料。とは言え、ヒロインの萌えっぽい可愛らしさを表現する絵柄の方向性は一貫していますし、近作では程好い作画密度の高さや絵としての華やかさなどデジタル作画的な長所を伸長させて魅力を増しているのも加点材料となっています。

【丁寧なアナル愛撫とエロ可愛い陶酔描写が特徴的】
  いずれも十分な尺を有したエロシーンであり、前戯パートに長めの尺を設けつつ抽挿パートも量的に充実しており、このボリュームの中で1回戦をじっくりと描くスタイルがメイン。
  前述した様に女の子を騙してのアナルセックスや他人へのエッチの見せつけ、試着室で周囲に隠れながらのセックスといったアブノーマル系のシチュエーション・プレイを絡めることもありますが、ヒロインが恥ずかしがったり戸惑ったりしつつも受け入れてくれる幸福感やストレートにラブエロ系としてのイチャラブ感のある和姦エロで基本的には統一。
HowAboutSmallHole3  プレイ内容として特徴的なのは、前戯パートにおける前穴もしくはアナルへの丁寧な愛撫であり、特に後者についてはローションなども用いつつ指でほぐしたり、かきまぜたりする描写と、後ろの穴の感覚で強い快感を味わっているヒロインのエロ可愛い反応の描写を充実させています(←参照 初めてのアナル愛撫で絶頂 短編「ビジネスライクな妹」より)。
  小さなお口でのフェラなど、ヒロイン側のご奉仕プレイは稀にあるものの、尺としては短く射精描写も無いなど重視はされておらず、前述したアナル弄りや小さな肢体への愛撫といった彼女達を気持ち良くするプレイを序盤でじっくりと組み立てていくエロ展開にしています。
抽挿パートはアナルセックスと前穴セックスが半々程度であって、いずれもしても小さな穴が大人ち○こで押し広げられる結合部の見せつけ構図や、ビクビクと反応する小さな体がしっかりと把持された状態でピストンが繰り返される描写などで相応に強いアタックを打ち出しています
HowAboutSmallHole4  瞳の中にハートマークを浮かべたり、ふにゃんと蕩けた表情になったりなエロ可愛い表情描写に、呂律の回らないハートマーク付きの嬌声&台詞、勢いのある擬音表現など、演出としても適度なアタックの強さがあって(←参照 短編「もしも○○○に職業体験ののぼりが立っていたら」より)、初出時期によって台詞連呼系から悶絶ボイス系への演出スタイルの変遷を伴う、大ゴマ~1Pフルの前穴orアナルへの中出しフィニッシュまで十分なタメを形成しています。

  口リエロ系として柔らかい雰囲気とヒロインのキュートな各種リアクションで魅せる作品集であり、アナル弄りの丁寧さなどを個性としつつ、強い主張を持たせないことでエロもシナリオも心地よく楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、ツンデレ小悪魔系ビッチちゃんが大好きなお兄ちゃんによるアナル快感に蕩けちゃう短編「ビジネスライクな妹」がキャラデザの良さもあって特にお気に入りでございます。

Jun『けものっ娘通信』

MonsterGirlsCommunication 劇場版『ガールズ&パンツァー最終章』第2話を観てきました。いやぁ、青師団高校のおっぱい(褐色巨乳)とかおっぱいとか最高でしたね。BC自由学園との戦車戦シーンも非常に熱かったですし、何よりマリー様がカワイイ&カッコイイでして、これは勇猛なる大将の器と感じたところ。
ところで、第1話も第2話もしほさんが出てこないので、大変ツラい・・・

  さて本日は、Jun先生の『けものっ娘通信』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。先生の前単行本『ガールズ ラッシュ バニー』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩な獣ガール(モンスター娘)ヒロインとの明るく楽しいラブコメ&肉弾ファックが楽しめる1冊となっています。

MonsterGirlsCommunication1  収録作は、希望したタイプや能力のケモノっ娘が異世界から召喚される謎のサイト“けものっ娘通信”を通して、ある者は半信半疑ながらも自分の希望を入力し、ある者はアクシデントなどで、それぞれのけものっ娘を召喚することになり、彼女達は人間と交尾して異世界に戻るか、つがいとなって人間の世界に留まることを選ぶことになるのだが・・・なタイトル長編シリーズ「けものっ娘通信」全8話(←参照 人間世界の居心地の良さになれた猫娘さん 同長編第1話「猫娘ニア編」より)。
1話当りのページ数は20~28P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。ストーリー面の存在感は強くは無いものの、個々のヒロインに関する設定の面白さがあるタイプであって、十分に強い存在感のエロシーンと併せて楽しく読めてしっかり使えるタイプの構築となっています。

【人外ヒロインとの明朗快活なラブコメディ】
  各エピソードが同一世界観であり、それぞれの男性の元にけものっ娘達を召喚する謎のサイト“けものっ娘通信”の誕生秘話が最終話で明らかになるものの、エピソード間の話のつながりはなく、基本的にはオムニバス形式の作品集。
  作劇の基調は、後述する様に多彩な容姿や性格の人外ヒロインさん達とのラブコメディであって、彼女達それぞれの設定に由来するエロシチュであったりドタバタ模様であったりを楽しませてくれます。
MonsterGirlsCommunication2エロシーンでの主導性やセックスへのモチベーションなどはヒロインによって多種多様ですが(←参照 恩義のある主人公に尽くす武人系ヒロインのケンタウロスガールさん 長編第5話「馬娘フィリス編」より)、なんだかんだで皆さんエッチで優しい娘さん達であり、そんな彼女さん達とのラブ&エッチには適度な甘味があって、加えて素直な性欲と(人外趣味というやや特殊な)性的嗜好を解放することの喜びもあるタイプ。
  人外ヒロイン系の作劇では、人間と異なる存在と種族の差を越える愛の力という側面が重視される傾向にあり、本作品でもその要素は有しておりますが、どちらかと言えば棚ボタ的な幸福感に注力するスタイルであり、差異性そのものが男女の障壁となることなく、むしろ好ましいものとしてスムーズに受容されることがより目立つ印象があります。
  戸惑いやトラブルが生じることはありつつも、人外ヒロイン達は男性とのラブラブ&エロエロな日常生活を続けることを選択しており、性癖嗜好の充足だけではなく、主人公の少年の成長であったり健康の回復であったり、ヒロインの異世界生活エンジョイであったりが描かれるなど、人外ヒロインとのラブエロ模様を通じて男女双方が幸せになっていくスタンスが明瞭に保たれていると総括できるでしょう。

【人外要素が明確な多彩なキャラデザのモンスター娘達】
  人外ヒロインということもあって年齢不詳であり、体型なども種族固有の可能性も高いのですが、(人間的な部分の)見た目としてはロー~ミドルティーン級のキュートガールから20代半ば程度の綺麗なお姉さんタイプまで様々。
 ケモノ属性というジャンルは、キャラデザインにおける人間としての要素と獣の要素の比率の程度や幅について、ファンの好みが様々なものですが、本作については顔や上半身は人間的な要素でまとめつつ、手足や下半身などは明確に異形としてデザインしたキャラが多く、猫耳キャラ的なライトなケモノ属性というより、異形としてのモンスター娘という方向性が相応に明確なスタイルとなっています。
MonsterGirlsCommunication3 下半身が大蛇なエジプシャン風装束の蛇娘さん(←参照 蛇部分で抱きしめられながらの密着エッチ!!醍醐味!! 長編第8話「蛇娘ナジャ編」より)、長い舌や指の間に水かきがある蛙娘さん、上腕から先が羽で太股から先が鳥の脚な鳥娘さん、特徴的な耳と手足を持つ蝙蝠娘さんに王道の猫耳&猫の手の猫娘さんや巨体&爆乳の牛娘さんなどなど、多彩なキャラデザインが揃っています。
自由気ままな性格ながら発情するとエッチな姿を見せ付けてくる猫娘さんに、ショタ系主人公をリードしつつ優しくお世話もしてくれるセクシーお姉さん系な鳥娘さん、性的にピュアで無邪気な妹系ヒロインの蛙娘さん、真面目で忠義に厚いがこれまた性的には初心な武人系お姉さんの馬娘さんなどなど、性格設定も様々であり、この性格面も含めてヒロインの魅力を軸とした多彩なエロシチュ・ラブエロ模様を構築しています。
  人間的な部分の肢体造形については、身軽なちんまり口リ系ボディの蛙娘さんは並乳クラスですが、彼女も含めて柔肉のぷにっとした弾力感を感じさせる女体描写が特長的で、メインとなる巨乳キャラ陣に加えて爆乳長身ボディの牛娘さんなど、ムチムチっとした肉感が魅力となるタイプ
これら多彩なキャラクター造形の描き分けが明瞭で視覚的なバラエティの豊かさにつながっていますし、それぞれタイプの異なるキュートネスやセクシーさを引き出しており、漫画チックな親しみ易さと明瞭なキャッチーさのある絵柄も単行本を通して安定しています。

【程好いアタックの演出&パワフルなピストン描写という王道路線】
  ページ数に多少の幅はあるものの、いずれもエロシーンの占める割合は高く、抜きツールとして十分な満腹感の尺を備えています。
  狸娘さんを変化の術の特訓と騙してコスプレHや自堕落な引きこもりゲーマー蝙蝠娘さんを何とか負かそうとするセックス勝負といったエロシチュなどもありますが、それらも含めて基本的には合意の上での和姦エロが揃っており、発情猫娘さんの誘惑シチュエーションやセクシーな鳥娘お姉さんや母性的で包容力のある牛娘さんとのおねショタ系シチュエーションなど、それぞれの性格設定に合せたエロシチュを用意しています。
  蛙娘さんの長い舌での絡み付きフェラ、鳥娘さんの産卵、蛇娘さんの絡みつけ抱きつき、牛娘さんの爆乳による授乳プレイなど、各ヒロインに特徴的な体の構造や性質を活かしたプレイも投入し、エロシーンを通して人間と異なるという体の構造という側面を視覚的にアピールしつつ、マニアックな方向性を強く意識するよりも、肉感ボディとの感触を味わいながらのセックスをシンプル&パワフルに連続させることが強み。
MonsterGirlsCommunication4 ヒロインの性格等によってエロシーンでの主導権などは様々ですが、ヒロイン達が人間ち○こによるセックスに喜悦の快感を得ており、男女双方が更なる快感を共有しようと行為に夢中になっていく流れを台詞回し等で形成しているのはラブエロ系としての明確な魅力と言えます(←参照 長編第4話「鳥娘ルピア編」より)。
大ゴマを中核に強い存在感のある女体の描写とそれとの密着感、結合部見せつけ構図や断面図でのパワフルなピストン描写における挿入感の強さ、ヒロインの熱っぽく蕩けた表情や実況系エロ台詞などにある程好く濃厚な淫猥さなど、ベーシックな手法を丁寧にかつ、情報量の多い画面構成で提供し続けています。
  前戯・抽挿の両パートに射精シーンを投入することもあれば、抽挿パートでエロシチュやプレイの趣向に変化を付けつつ複数の射精シーンを投入することもありますが、ヒロインの潮吹き等のアクメ描写も含めて抜き所を複数配置する仕様は共通しており、フィニッシュは1Pフル~2P見開き級のボリュームで性感の最高潮を迎えて中出し精液を受け止める痴態を十分なアタックの演出と共に投入しています。

  それぞれの設定らしさを活かした多彩な人外ヒロインの魅力をシナリオワークとしてもエロシーンとしても明確に魅力の軸としており、モン娘好きの諸氏にはお勧めな1冊となっております。
個人的には、エジプシャン風衣装&化粧で褐色巨乳で、やや卑屈な性格ながら根は善良な美人蛇娘さんが登場の第8話が最愛でございます。

宮野金太郎『知らない女たちがいっぱい部屋にいた!』

ManyWomenIDoNotKnowAppearsSuddenly 植芝理一先生の『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』第4巻(講談社)を読みました。性愛の対象ではなく“憧れ”の存在として捉えていることが、山田さんと共通だという認識を持ちつつ、いやいやジーンズ尻とかに顔を赤らめているじゃないか、君は!と思うわけですが、そこらは簡単に割り切れるものでもないですからねぇ。
一ちゃんとの微笑ましい関係性がどう進展するかも楽しみです。

  さて本日は、宮野金太郎先生の『知らない女たちがいっぱい部屋にいた!』(ジーオーティー)のへたレビューです。先生の前単行本『非処女リスト』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
インモラルな雰囲気を絡めつつエッチな美少女&美女が積極的に迫ってくるドタバタエロコメディが楽しめる作品集となっています。

ManyWomenIDoNotKnowAppearsSuddenly1  収録作は、一人暮らしの青年・熊五郎は失恋のショックからヤケ酒を飲んで記憶を失った翌朝、自分の安アパートに三人の女性と同衾していることに気付き、中出し&結婚を迫ってくる彼女達との同棲生活がスタートすることに加えて、この事態の背景を知るらしき美人大家さんとも関係を持つに至るのだが・・・!?なタイトル長編「知らない女たちがいっぱい部屋にいた!」全7話(←参照 朝起きたら美人&美少女が三人も!? 同長編第1話より)、精液の匂いに強い性的執着を有するヒロインが自分の持ち物を精液で汚して貰うという秘密の“汚仕事”を依頼していた少女は次第に生の精液を直に満喫することを望んで・・・!?な中編「ヒミツの汚仕事」全4話、および読み切り形式の短編2作。
1話・作当りのページ数は10~26P(平均17P強)と平均値としては控えめな部類。中~長編作として作劇面にある程度の存在感を持たせつつ、エロシーンに集中しやすい抜きツールとしての作りが明確な作品が揃っています

【性愛の幸福感や解放感が基調のドタバタエロコメ・ラブコメ】
  突然同棲することになった美女&美少女が中出しセックス&結婚を迫ってくるというタイトル長編を筆頭として、ヒロイン側の積極性を軸としてそれに翻弄されつつウハウハな状況も楽しめるという棚ボタ的なラブコメ・エロコメ系が基本。
ManyWomenIDoNotKnowAppearsSuddenly2  フルスロットルな据え膳シチュエーションからハーレム展開が開始される長編作は、エロ漫画的ご都合主義を明確に備えつつ、明らかに異常な状態の理由を主人公が知りたいと望んで策謀の鍵を握る大家さんも加わってドタバタ模様を繰り広げる一方(←参照 ハーレム主人公まさかのセックス断ち宣言!? 長編第5話より)、このハーレム生活の背景にある遠大な事情とは関係なく、主人公がヒロイン達との恋愛関係を成立させる流れに一定の誠実さがあるシナリオワークに仕上げています。
  過去のとある事情から精液フェチになったヒロインが変態チックな行為を繰り返していく中編「ヒミツの汚仕事」も、ヒロインの変態街道の邁進に危うさを感じさせつつ、彼女の熱意が関係を持った男性の夫婦生活を充実させたり、彼女に告白した少年を自分の性癖を満たしてくれる存在として受容できたりと、性への積極性が登場人物達を幸福にしていく流れを形成することで読み口の良さにつながっています。
  遠距離恋愛をしている主人公がサークルの新歓でドスケベ美人部長に喰われる逆寝取られからのブラックジョーク的なオチを迎える短編「遠くの彼女と近くの痴女」、愛する妹が性的なことに興味を持ったことが気になり、彼女とのセックスをわざとハードにしてセックスを危険なものとして認識させようとするも・・・な短編「妹は見た!」と短編作についても、インモラル感を持たせ、前述の短編「遠くの彼女と近くの痴女」のダーク寄りなオチもありますが、基本的にはコメディ寄りの調子でまとめており、読書感は軽快さを保っています
  話自体に強い存在感があるわけではなく、また全体的に緩いまとめ方となっているのですが、設定や展開に一工夫があるタイプであって、前述した一定の誠実感や性愛の解放感なども含めて、シナリオワークに平板さや単調さがないのは美点と言えるでしょう。

【清楚な色気感と積極的なドスケベ模様が両立の美少女&美女】
  中編作のヒロインはJK美少女さんですが、その他のヒロインが女子大生クラスを中心に20代半ば~後半クラスのアダルト美人さんも加わる陣容となっています。
  長編作では、快活でエッチなギャル系お姉さんに清楚系の見た目ながらもドMな変態メガネ美人さん、一途ヤンデレ系ドSな幼馴染合法口リガールにおっとり系と見せつつ策士である美熟女系大家さん、およびお邪魔キャラ的に登場するサブヒロインの元カノさんと多彩かつ漫画チックにキャッチーなヒロインを揃えており、ハーレム系作品らしい魅力。
ManyWomenIDoNotKnowAppearsSuddenly3状況の背景にある計画に基づく報酬の大きさもありつつ、素直にエロ&ラブで誘惑してくる長編のヒロイン達に加え、もともと変態エロ街道まっしぐらな中編作のヒロイン、エッチ大好き彼女さんや他人の男に手を出すのが趣味のドスケベ痴女先輩といった短編群のヒロインなどなど、いずれもエッチに積極的な美女&美少女が勢揃い(←参照 黒髪巨乳美人な先輩の悪魔的誘惑がッ!! 短編「遠くの彼女と近くの痴女」より)。
 キャラデザインとして華やかさやストレートなエロさよりも、落ち着いた色気感や清楚感を重視するタイプで、そんな美女&美少女がドスケベな本性を示してくるギャップも魅力的ですし、すらりとしたスレンダーボディと貧乳~巨乳までサイズは様々なおっぱいデザインも含めて肢体全体に均整がとれた美しさを感じさせるタイプとなっています。
  程好く大粒な乳首や陰毛の搭載率の高い股間、舌や秘所などの濡れた粘膜といった体パーツ描写のエロさもありつつ、それらにやり過ぎ感はなく、女体設計や絵柄の魅力を阻害しない水準にまとめています。
  十分なキャリアを有する作家さんであって絵柄は表紙絵と完全互換で安定しており、前述した落ち着いた色気感や端正な印象と、コミカルな表現やエロシーンの要所で投入する過激なエロ演出とが互いに魅力を高め合っているのも魅力と感じます。

【清楚感のキャラデザを保ちつつもお下品さのある痴態描写】
  ページ数に幅がある分、エロシーンの長短にもエピソードによって差がありますが、プロローグ的な位置づけでヒロインの変態オナニーのみでエロシーンを構成する中編第1話(10P)などを除き、抜きツールとして概ね標準的な尺を有した濡れ場が用意されています。
 男性側が主導権を握ってヒロインをメロメロに~というシチュエーションもありますが、そのケースでもヒロイン側の性癖に基づく了解であったりラブラブ感につながったりするまとめ方にしており、彼女持ち男子を食うのが趣味な痴女さんによる逆寝取られ的な短編「遠くの彼女と近くの痴女」や長編作のドSヤンデレちゃんによる調教プレイなど、アモラルな要素を持つものも含めてヒロイン側の積極性が示されるシチュエーションがメインとなっています。
また、和姦エロ的な雰囲気を保った上で、精液フェチなヒロインに精液の味や臭いを満喫させたり、ドMな美人ヒロインの肉便器志願プレイがあったり、ヤンデレドSちゃんに調教されちゃう被虐的なシチュがあったり、彼女さんへの愛情を貫こうとするもドスケベ痴女に圧倒されたり、はたまた彼女さんや奥さんをハードに攻めて満足させたりと、キャラクターの設定や性癖に沿って多彩なプレイ・シチュエーションを用意しています。
ManyWomenIDoNotKnowAppearsSuddenly4  ヒロインの清楚&キュートな印象をエロシーンでも残しつつ、同時にお下品さもある蕩け顔や要所でのハードなアヘ顔やハートマークを浮かべる恍惚フェイスなど、アタックの強い表情付けも盛り込んでおり(←参照 長編第7話より)、どちらか一辺倒ではなく、両方の要素をバランスよく配置してキャラクター性の維持と陶酔感の強さの強調を兼ね備えています。
パワフルなピストン描写と適度な淫猥さのある結合部アップ描写等で抽挿描写の勢いや前のめり感を出しつつ、ねっとりキスや乳揉み・乳吸い、ヒロインによる乳首舐めサービスなど、手数の多さを備えており、中ゴマクラスを詰めて情報量の高さのある画面構成を維持。
  敢えて膣内射精をしないことでハーレム関係の維持につながる設定の長編作や、中出しよりも顔射や口内射精を重視する中編作など、中出し原理主義な諸氏にはお勧めしがたいフィニッシュを有するエピソードも多いですが、いずれにしてもフィニッシュまでの十分なタメとヒロインの恍惚のアクメ描写とで抜き所としての明確さを有する〆に仕上げています。

  読み口の良さも含めてエッチなヒロインに翻弄されるエロ的幸福感が維持されており、キャラクターのエロさとキャラデザの清楚感の両立も特徴的な魅力を感じます。
個人的には三者三様+αなハーレム模様を楽しめるタイトル長編「知らない女たちがいっぱい部屋にいた!」に愚息が大変お世話になりました。

復八磨直兎『ミルクまみれ』

MilkSoaked いのまる先生(原作:光永康則先生)の『玉キック』第4巻(少年画報社)を読みました。毎度破廉恥な事件が起きる作品ですが、今回はかなり破廉恥度マシマシで紅緒さんに貞操の危機が迫るエピソードはドキドキしましたね!
クリスマスにアイドルへ仕事を入れてファンを安心させて~とのエピソードはファンの身上も含めて、ある種の無茶苦茶さが楽しかったです。

  さて本日は、復八磨直兎先生の『ミルクまみれ』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本『聖百合ヶ丘女学園性奴会』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
美少女アイドルなダブルヒロインを調教して母乳やら精液やらで汁だくなパワフルファックでお下品メス痴態を曝け出させる1冊となっております。

MilkSoaked1  収録作は、ひょんなことから同じ大学に大人気アイドルのアリサが在籍していることに気付き、母乳が出る体質である彼女の乳搾りを手伝う代わりに性欲旺盛で大量の精液を射精する主人公の性欲処理を助けて貰う協力関係を結ぶことになり、加えて彼女の友人である清楚系アイドル・牡丹とも別の協力関係を得ることになるのだが・・・なタイトル長編「ミルクまみれ」全6話(←参照 オフの日のトップアイドル二人 同長編第2話より)。
1話当りのページ数は28~50P(平均34P)とかなりボリューム感の強いエピソードを揃えており、長編作としてストーリー面の存在感はほぼ皆無である一方、強烈な演出を長尺で連続させる圧倒的な存在感があるエロシーンを用意しています。

【棚ボタ的な状態から調教展開へと投入していく強引な展開】
  実は共に母乳が出てしまうという体質や、アイドルやお嬢様として性的なことを抑圧されている故にエッチなことに夢中になってしまうという状態であるヒロインと偶然エッチなことを出来るというフルスロットルに棚ボタ的な状況が発生することで物語はスタート。
“協力関係”という言葉が示すように、ヒロイン達と主人公の合意の上で性的な関係性が構築されており、棚ボタラブコメ的な方向性に進展しても違和感が無い滑り出しではあるのですが、主人公の青年はこの状況を利用して彼女達を性的に調教・屈従させる方向へと突き進んでいきます。
当初は善良そうな印象であった主人公がどういったモチベーションで凌辱・調教系の主導者へと転向したかはよく分からないものの、大人気アイドルのメス痴態を独占するという優越感や自分も含め、多くの人間にとって憧れの存在を自分より劣位の存在に堕とすという嗜虐性を強く喚起させる流れを第3話以降に形成していきます。
MilkSoaked2  最初のエッチの段階で主人公とのセックスの快楽に圧倒されている分、ヒロイン側の快楽堕ちは分かり易く予想される帰結ではありつつ、度重なる調教の果てに半狂乱の痴態を曝け出しながら下品さも含ませた淫猥な敗北宣言をさせて(←参照 “かしずきたいアイドル”No.1なアリサ姫のメス奴隷宣言 長編第5話より)、その被虐的な状態も含めてヒロインが更に性的快楽に沈む込んでいく終盤のインパクトは、調教系・堕ちモノ系としての醍醐味とも言えるでしょう。
 ヒロインそれぞれの性癖や性格を利用した上で個々に快楽堕ちさせていき、最終話は50Pという非常に長い尺で完全に堕ちたヒロインに奉仕させて好き放題に貪る3Pセックスを投入して〆ており、全体的に話としての面白さや展開の妙といった要素をほとんど感じない一方で、男性側のストレートな性的欲望や征服欲が易々と叶っていくマチズモ的な全能感が作品全体を支配することで、作品全体としてのインパクトと展開の勢いを生んでいるとも感じます。

【母乳がたっぷり出るスレンダー爆乳ボディのJDアイドル】
  共に女子大生でもあるトップアイドルの二人がヒロインであり、前述した様にそれぞれのヒロインの調教を同時並行で進めつつ、共に快楽堕ちした状態を互いに知ることになって更に堕ちていく3Pセックスを最終話で投入。
  華やかで自信に満ちたタイプのアイドルのアリサと、清楚系でお嬢様育ちのアイドルな牡丹とで両ヒロインのキャラクター属性に違いを設けつつ、即堕ちに近い展開となっているため性格設定等はあまり目立たず、前述した様にトップアイドルという魅力的な存在を独占し、屈従させるという構図そのものに作劇の根本があると言えるでしょう。
MilkSoaked3また、双方のヒロインに共通するプレイ内容もありつつ、搾乳での乳首や乳房の性感帯としての開発を一つの重点とするアリサに、羞恥心やアブノーマル感を刺激するアナル開発に重点を置く牡丹と(←参照 清楚系お嬢様アイドル、アナルに堕つ 長編第4話より)、性的調教の過程においてそれぞれの性癖や弱点を絡めることで、キャラクター設計とプレイ内容の差異を結び付けています。
 なお、ヒロインとの偶然の出会いに驚いたり、エッチなことをしてしまったことを平身低頭して謝ったりと善良そうな風貌を示していた主人公が、調教展開になってからはエロゲ主人公的なメカクレフェイスで表情を掴ませず、嗜虐的な言動を繰り返す存在に変容しており、一貫性を欠く印象はありつつ、竿役の扱いの割り切り方はある意味で見事。
  等身高めのスレンダーボディに設定3ケタサイズの爆乳&桃尻を組み合わせた女体設計となっており、数字のインパクト程には極端なバランスにはしていませんが、バスト&ヒップの存在感は強いですし、エロ調教の中でバストが更に大きくなっていったり、性感帯として乳首が開発されてサイズを増したりといった、肉体的な変容も調教エロの後戻りの出来なさを視覚的に強調しています。
 スタンダードなアニメ/エロゲー絵柄らしいキャッチーさや親しみ易さが先行する絵柄であり、導入パートでは安定感や統一感がありますが、エロシーンでは意図的に絵としての荒さや乱れを取り込んでヒロインの強烈な蕩け具合を表現するスタイルである分、“綺麗な絵”をお求めな諸氏には不向きではありつつ、濃厚で過激な煽情性に直結するスタイルと評し得ます。

【強烈な陶酔感と大量の液汁描写のお下品ハード痴態】
  作品によってページ数に幅がありつつも、いずれも強引さを伴う展開でエロシーンへと投入していく分、濡れ場の占める割合は十分に高く、総じてたっぷり長尺の濡れ場が用意された満腹感の強い抜きツールとなっています。
  序盤こそ、ヒロイン側のエロ可愛いリアクションや性的な解放感のある合意セックスが描かれるものの、状況を利用してヒロインの性感帯を徹底的に開発したり、ハメ撮りや言葉攻めによってヒロインの被虐的な性癖を開花させたりと、男性側が明確に主導権を握ってヒロイン達を好き放題にする一方的で嗜虐的な調教シチュエーションをメインとしています。
単行本に“ミルク”とある通り、両ヒロインとも母乳が出る体質であって、前戯パートでは搾乳によってヒロインのおっぱいを性感帯に仕立てる流れを軸としていて、母乳を噴出させながらアクメフェイスを曝け出すという強烈な痴態描写を濡れ場の序盤から投入していますし、抽挿パートでも母乳はたっぷり溢れ出します。
 抽挿パートに移行後も、瞳にハートマークを浮かべて頬を紅潮させる蕩け顔も、ピストン運動にビクビクと反応する肢体も、汗や母乳、ぶっかけ精液に涙や涎といった大量の液汁描写を加えることで、煽情性を強く高めています
MilkSoaked4半狂乱のアヘ顔に、淫語多数搭載の実況系エロ台詞や必死のおねだり台詞など、美少女アイドルが晒していはいけない強烈な演出を伴うアクメ連発痴態を連続させており(←参照 卵バイブ産卵同時アクメ 長編第6話より)、エロシーン序盤から演出的にトップギアで突き進む分、単調さはあってこれが短い尺であれば明確に短所となっていたものの、長尺の中でひたすらに強烈な痴態描写を連続させる飽和攻撃となっているため、読み手に有無を言わせないままに何処でも抜き所といった構成に仕上げているのは見事。
  汁だくになったヒロインの女体に十分な存在感を持たせつつ、愛液が溢れかえる結合部や汁塗れで絡み合う舌といった濃厚な粘膜描写、子宮口を肉棒でノックする断面図、口をひし形にするのが特徴的なアヘ顔や仰け反りアクメポージングといった描写を小~中コマで絡めて、前述したエロ演出のアタックの強さを情報量の多さで更に高めています。
  凶悪な快感に悶絶アクメを迎えて、母乳を噴出させたりお下品フェイスの絶頂を曝け出したりな描写が多数用意されているために抜き所は豊富であり、また大量の精液を発射するという主人公の体質もあって、結合部から白濁液が爆発的に漏れ出したり、中出し連発で疑似ボテ腹にしたりな射精シーンにも強烈なインパクトを持たせています

  とかくエロ描写の強烈さとインパクトが先行する作品であり、作劇的な強引さやキャラクターの不安定感はあるのですが、それを感じさせないエロの勢いがあるのは明確な魅力。
美少女のお下品ドスケベ汁だく痴態をたっぷり楽しみたい諸氏には強くプッシュできる1冊となっています。

おから『ねこかぶり』

JustAPutOn 藤崎竜先生(原作:田中芳樹氏)の『銀河英雄伝説』第14巻(集英社)を読みました。救国軍事会議のクーデターが収束したわけですが、グリーンヒル議長はその善良さと信念故に翻弄されてしまったことが悲しいことです。
彼と同じくヤンを高く“評価”しつつ、自分を嫌っていることすら分かった上で利用し、真逆な生きざまを見せるトリューニヒトの存在感はある意味流石だなぁと思うところ。

  さて本日は、おから先生の『ねこかぶり』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。これが2冊目の単行本となる作家さんですね。
エロ可愛いJKヒロイン達がキュートでエッチな本性を曝け出してくれるラブエロ系作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数は16~20P(平均18P強)と控えめながら旧コンビニ誌初出としては標準的な水準で安定。
ストーリー面での存在感はほとんどありませんが、平和な雰囲気の中で程好い分量・アタックのエロシーンが楽しめる作りとなっています。

【明るく楽しく軽いシナリオワークがメイン】
  作劇の方向性としては軽い読み口のラブコメ系作品がメインであって、良くも悪くもイージーゴーイングな展開でサクサクとエロシーンへと突入していくスタイル。
JustAPutOn1  小悪魔的に思わせぶりな発言を繰り返しながら実際にセックスを申し込まれるとドギマギしちゃう女の子を描く短編「ちょろびっち」といった作品もありつつ、ヒロイン側が積極的にセックスへと誘導してくる展開が多く(←参照 彼女さんが学校で発情しちゃって!? 短編「はつかの」より)、男性側にとってエロ的に美味しい状況が転がり込んでくる棚ボタ的な幸福感を形成しています。
エロシーンへの誘導も含めて、普段はクールであったり清楚であったりなヒロインが、主人公に対してはキュートな一面であったり、エッチな本性であったりを曝け出してくれるという流れが作劇上のポイントであって、後者に関してはインモラルな雰囲気を打ち出すこともありつつ、基本的には彼女達の素顔を独占できる恋人としての幸福感に結び付けています。
  既に恋人同士である男女の組み合わせでは分かり易い展開としてラブラブな幸福感を高めているのですが、そうではないケースでは、エッチな黒ギャルさんが主人公を運命の人ではないかと思ってお誘いしてきたり(短編「でぃすてぃにー」)、神待ちアプリで出会った無垢な女の子と良い仲になったりと(短編「神待ちアプリ」)、エロ漫画的ご都合主義がフルスロットルという展開もしばしばあります。
どうしても話としては平板になる傾向にはあるものの、既にちょっといい感じの状態からヒロイン側の誘惑で一歩進んで・・・的な展開にしているため、前述のようなものは例外として、棚ボタラブコメ系として無理のないスムーズな読み口に仕上げているのは魅力とも言えるでしょう。
 実は淫蕩な素顔を持つ幼馴染ガールとの関係をラストまでインモラルさを含ませる短編「宵花」といったケースや、短編「Carrot Student」など恋愛関係の成立が生じないケースもありつつ、全般的にポジティブなハッピーエンドでまとめており、話としての存在感を緩く保って、軽さと適度な甘味を魅力とした作劇と総括できるでしょう。

【多彩なキャラクター設定のJKヒロインズ】
  短編「Carrot Student」に登場する20代半ばくらいと思える塾講師のお姉さんを例外として、その他の作品はJKヒロインで統一。
JustAPutOn2  前述した様に、意外な一面を含めてヒロインがその素顔を曝け出してくれるという点がポイントで、普段はツンツンクールキャラが恋人の前では甘えん坊であったり(←参照 短編「雪の女王さま」より)、ビッチな黒ギャルさんが意外に優しくて乙女な部分があったり(短編「でぃすてぃにー」)、清楚な風貌の女の子が実は妖しく淫蕩な面を有していたりと(短編「宵花」)、キャラによって強弱に差はありつつも、そういったギャップがヒロイン描写における魅力と言えます。
ギャル系や清楚系、大人しい系もいれば積極的な娘もいるなど、キャラクターの方向性が多彩であることも、前述の素顔の多彩さにつながっており、キャラクター性を軸とした作劇として印象を多様にさせているのも○。
  ほっそり貧乳ボディや控えめ肉感の並乳ボディの女の子も少数名存在しつつ、メインとなるのはスレンダー巨乳ボディであって、バスト&ヒップの明瞭な存在感と締まったウェストを併せ持つメリハリボディが勢揃い。
JustAPutOn3控えめサイズの乳輪やパイパン仕様の股間等、体パーツ描写の淫猥さは抑え目で、肢体全体も整ったバランスを重視するスタイルは訴求層が広いですし、制服での着衣セックスがメインということもあって、やり過ぎ感のないエロさのある女体と制服の組み合わせは鉄板の魅力と言えます(←参照 黒ギャル巨乳制服エッチは正義 短編「でぃすてぃにー」より)。
 描線の細やかさや適度な収束性は維持しつつ、絵柄としてのからっとした明るさやキャッチーさをより重視する方向へと絵柄の変遷がある程度認められますが、質的な差異というわけではないので、評価への影響はあまり無いと思われます。

【程好いアタックで彩る陶酔描写の安定感】
  ページ数がそれほど多くないので、大ボリュームのエロシーンを期待するのは避けるべきですが、標準的な分量は備えており、後述するエロ描写のアタックの程好さもあって、重過ぎず軽過ぎずの満足感があるタイプ。
  エロシチュとしてはいずれも和姦エロでありつつ、甘い幸福感のラブラブHもあればエッチなお姉さんにリードされるケースや、ヒロインの淫靡な側面に翻弄されるケース、面倒見の良い肉食系ギャルに失恋のショックを癒して貰うシチュエーションなど、棚ボタ的な幸福感はありつつ、ラブエロ系としての幸福感は後追いというタイプの状況も存在します。
  前述したヒロインの素顔の表出という点を前戯パートにおけるプレイ内容やリアクションで表現するのが構成上の上手さであったり、小悪魔系ヒロインが実は処女でおっかなびっくり恥ずかしがりながらもフェラしてくれたり、はたまた清楚系・可愛い系ヒロインが積極的なフェラをしてくれたり、柔らかボディを愛撫してエロ可愛いリアクションを引き出したりといったシークエンスに適度な尺を割いています。
前戯パートにおける射精シーンやヒロインのアクメ描写で前半の抜き所を形成してから、抽挿パートに突入しており、ピストン描写の分量には物足りなさを感じるケースもありつつ、両パートの量的バランスや抜き所の明確化は適切に為されている印象。
JustAPutOn4  性的快感や精神的な幸福感、はたまた羞恥心などを感じさせる紅潮した表情に思わず漏れ出てしまうような嬌声&エロ台詞など、熱っぽさのある痴態描写をベースとしており、適度にアタックもありつつ、絵柄のキャッチーさを損なわない水準にまとめているのがエロ演出としての特色と言えます(←参照 短編「ちょろびっち」より)。
粘膜描写としての淫猥さは抑えつつ、汁気たっぷりでちんこが出し入れされる結合部の描写や舌を絡めるキス描写などに十分な煽情性があり、エロ可愛く蕩けながら膣内射精を受け止めるフィニッシュまで(一部外出しあり)、女体全体の大ゴマと表情や粘膜アップの小ゴマをバランスよく織り交ぜながらテンポよく進行しています。

  全体的に強い印象が残るタイプではないものの、逆に言えば軽い読み口の安心感、程好さのあるエロ描写、キャッチーな魅力のある分かり易いヒロイン造形と、幅広い層に訴求する要素で構築された作品であると総括できるでしょう。
個人的には、小悪魔系の言動を示しつつ実は初心なヒロインちゃんがキュートな短編「ちょろびっち」と、エッチで優しい黒ギャルさんと棚ボタメイクラブな短編「でぃすてぃにー」が特にお気に入りです。
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