2019年05月

緑茶イズム『TEENISM』

Teenism 小西明日翔先生の『来世は他人がいい』第3巻(講談社)を読みました。新キャラの従姉・椿さん、はんなりとした言葉遣いに反して、これまた任侠に連なる人間なんだと感じさせる覚悟というか、凄味のある人物で、観覧車での会話のシーンは大変にゾクゾクしました。
番外編の漫画がとてもほっこりとして中和剤然としておりまして、布袋さんのいい人ぶりが大変に微笑ましいところ。

  さて本日は、緑茶イズム先生の初単行本『TEENISM』(茜新社)の遅延へたレビューです。“コミック高”レーベルの後継となる“AOHA COMICS”レーベルとしての上梓となります。
思春期後半ガールズ&ボーイズの瑞々しい感情や性欲が一種の衝動性を伴って発揮される青春ラブエロ模様が詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計7作。1作当りのページ数は22~30P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。単行本としての厚みには欠けるものの、個々の作品のストーリー性には一定の存在感があり、その上で程好いボリューム感の濡れ場を提供する構築は全体として適度な満腹感を形成しています。

【若さ故の衝動性で駆け抜ける等身大の青春ドラマとしての魅力】
  いずれの作品も思春期後半のヒロイン達の性愛を描く作品でありつつ、王道のラブエロ系のチューンとは異なり、ちょっとした悩みや歪みが介在することで思春期の清濁の感情を彼女らの性愛に織り込むことにつなげていることが作劇上の明瞭な特色。
Teenism1  真面目な優等生であることを他者から揶揄されることに苦悩し、処女を捨てようとする少女(←参照 顔なじみのちょっと悪そうな男性に 短編「処女を捨てた日」より)、自分のことを好きだと思っていた男子に告白して爆死した結果、過激な方向性で彼に迫る少女(短編「ラブ&デストロイ」)、自分をいじめていた女子の彼氏を寝取ることで自尊心と復讐心を満たす少女など(短編「朔の蜜月」)、ヒロイン達をセックスに駆り立てる情念は、当人達にとって複雑なものと言えます。
顔なじみの少年少女が雨宿りのバス停でその好意と性欲を素直に発揮する短編「ペトリコール」のように、より率直で瑞々しい発現の仕方も含め、各作品の登場人物達がそれらのモチベーションを元にセックスへと至る流れには、若さの特権としての衝動性があって、それ故に若者の感情と性行為が密接に絡み合う情緒を感じさせる語り回しになっていると言えるでしょう。
  それらの感情が発現された結果としてのセックスや、人間関係の変化に大きなドラマ性を持ち込まない一方で、であるからこそ彼ら彼女らの日常における等身大のドラマとして完成させることにつながっており、微笑ましいラブラブエンドにしても、アモラルな印象を強く打ち出すラストにしても、描かれた登場人物達を斯く足らしめる想いに踏み込んだまとめ方にしていると評し得ます。
  明暗それぞれの方向性で丁寧で味わい深さのある作劇であり、短編「朔の蜜月」を除いて読後感も柔和でポジティブなタイプであることに加え、青春モノとしてのエネルギー感やそれと無理なく調和する細やかさなども魅力であって、悪く言えば若者らしさとしての“青さ”が鼻に付くと感じる方もおられるでしょうが、とは言え、このレーベルらしい魅力をしっかりと備えた作品が揃っていると総括したい所存。

【繊細な感情描写を物語る表情の演出が魅力のJKヒロインズ】
  このレーベルということもあって、ヒロインはいずれもJK美少女さんで統一されています。
男性キャラについては、同世代の男性を登場させて、性愛における彼らの戸惑いや願望、恋心といった面も掘り下げることが多い一方で、ヒロインが父性や憧れを感じる年上の男性を登場させることもあります。いずれにしても、性愛の対象として、ヒロイン達の感情や性欲を引き出す存在として、作劇の中での役割を上手に果たさせる描き方となっていると感じます。
Teenism2 届かない思いの悲しみや怨念めいた復讐心、優等生としての息苦しさなど、ネガティブな側面も前述した通りに描き出しますし、ピュアで素直な恋愛感情や性愛に関する微笑ましい羞恥、はたまたちょっと倒錯的な恋愛感情の示し方など(←参照 キュートガールがドSに変貌? 短編「ラブ&デストロイ」より)、登場人物の感情表現の多彩さはヒロイン描写における魅力で、恥じらいにしても挑発にしても、要所々々での表情の魅せ方が印象的であることは作劇・エロの両面の魅力に直結しています。
  爆乳寄りの巨乳にむっちり太股&安産型ヒップのドスケベ肉感ボディを武器に男性を籠絡する短編「朔の蜜月」のヒロインを例外として、どちらかと言えば並乳クラスのおっぱいサイズをメインとして、等身高めのしなやかな女体としており、アダルトな肉感と少女らしい瑞々しさや華奢さを後者寄りで折衷させたボディデザインとしています。
Teenism3制服での着衣セックスにより、局所以外の裸体描写を抑えたエロシーンと(←参照 短編「alternate」より)、男女双方が服を全て脱いで肌を重ねる全裸セックスのいずれかという、やや両極端なスタイルを選択しているのも一つの特色で、殊に前者に関してはおっぱい星人の諸氏は要留意。
  初単行本ながら絵柄には十分な安定感・統一感があって、瀟洒な印象や描写の繊細さなども含めてお洒落感がある絵柄ではありつつ、作画密度を詰め過ぎることなく、柔らかで軽やかな印象を保っていることが青春ラブエロ系としての魅力と密接に関連している印象があります。

【ヒロインの美しさを保ちつつ次第に高まる陶酔感が魅力のエロ描写】
  セックスも含めてそこで発現される種々の感情や欲望を作品の骨格としていることもあって、エロシーンには十分な存在感がありつつ、そこに至る過程のドキドキ感であったり倒錯性であったり、悩ましさであったりに尺を割く分、ページ数に比してエロシーンの物理的なボリューム感が強いとは言い難い面もあります。
  ある種の復讐心・対抗心も基づいてヒロインが男性を寝取るシチュエーション、ドS好きと思しき彼のためにドSで挑発的な言動を重ねていく(男性にとっての)被虐的なシチュエーション、父性への強い憧れがあるヒロインが年上男性を“パパ”と呼んでの疑似的な近親エロスを感じさせるシチュに、ヒロインが複雑な想いを寄せる相手にその痴態を見せつけるかのような羞恥系シチュエーションなど、ほんのりと倒錯性を感じさせるエロシチュが多いのが特色。
とは言え、それのエロシチュとしての特殊性やほの暗い倒錯性に踏み込むのではなく、登場人物達の素直な情動が生み出すものとして描かれており、それらの逸脱を飲み込んだ上で、彼ら彼女らの関係性がポジティブに成立される流れを描いていることは、作劇の方向性と明瞭に合致していると感じます。
  挿入に至るまでの前戯パートを量的に充実させており、フェラやパイズリでのご奉仕プレイでヒロインの積極性を物語るケースもあれば、肌や粘膜の接触そのもののドキドキ感を強調する様な、キスや愛撫、触り合いといった描写を充実させるケースも多く、恋愛感情や性的好奇心の衝動性から発生したものが次第に深まり、登場人物自身が羞恥や戸惑いと共に性的な自覚が生じていく流れを形成しているとも評し得るでしょう。
Teenism4  前戯パートに相当する描写に尺を長めに割く分、抽挿パートの尺は短いことが多く、ピストン描写をたっぷり楽しみたい諸氏には不向きな構築のエロシーン。感極まったエロ台詞やピストンの勢いを感じさせる各種演出、ヒロインの地の美しさを残しつつ適度な陶酔感を持たせる表情付けなど、適度なアタックのエロ演出を施しつつ(←参照 短編「ツナマヨネーズ」より)、描写としての派手さはむしろ抑えて、作品全体のトーンを保つ性描写となっています。
じっくり1回戦というケースもあれば、前戯・抽挿の両パートに射精シーンを設けるケースもありますが、射精シーンを小ゴマ~中ゴマで済ませて演出の密度が出せないケースが散見され、特にフィニッシュに関しては抽挿パートの短さ故にタメの無さが目立ち、抜き所としてのカロリーに欠ける傾向があるものの、そこに至るまでの情動の勢いは感じさせており、読み手の好みによって実用性に関する評価は割れるであろうと感じます。

  エロ漫画としての実用面に関しては多少好みが分かれるであろうタイプの作品で、それが単なる量的な不足や描写としての巧拙云々ではなく、作劇としての魅力と密接に関連するスタイルというのがエロ漫画レビュアー泣かせなタイプと感じます。とは言え、このレーベルとしての神髄をしっかりと感じさせてくれるのは確かで、そこは素直に流石と感じました。
個人的には、ドスケベ肉感ボディの少女の胸中に渦巻く感情の機微と、インモラルなエロスの濃厚感が魅力の短編「朔の蜜月」に愚息が大変お世話になりました。

H9『めちゃっくすしよ❤』

LetsPlaySuperSex TVアニメ『さらざんまい』第7話「つながりたいけど、裏切りたい」を観ました。男性の嫉妬の情念というのは強いものではございますが、燕太君、何やってんですかね・・・。前半、三人の友情が美しく描かれていた分、吃驚したところ。
警官コンビもなかなか複雑な関係ですが、黒田ボイスのかわうそ?の存在感の強さに笑いました。

  さて本日は、H9先生の『めちゃっくすしよ❤』(メディアックス)のへたレビューです。これが2冊目となる作家さんでして、当ブログでは今回初めてレビューの俎上に載せさせて頂きます。
陰陽様々な雰囲気でアブノーマル系のエロシチュ・プレイを多彩にお届けな作品集となっています。

LetsPlaySuperSex1  収録作は、男だらけの学園を舞台に、雷の力での女体化が生じてしまった状況で逆ハーレムが生じたり、番長キャラや学長が肉便器に転落したりなシリーズ作「男子校ハーレム」「学園島ハーレム」(←参照 熱血漢で反骨心のある不良男子が可憐な女子に!? シリーズ第2話「学園島ハーレム」より)、および読み切り形式の短編8作。
1話・作当りのページ数は10~24P(平均19P強)と幅はありつつ平均値としては控えめな部類。基本的に短編メインということもあって、作劇の存在感は強くありませんが、適度な尺を有するエロシーンも含めて、設定の面白さで勝負するスタイルの作品が揃っていると言えるでしょう。

【エロシチュのお膳立てに特化しつつ多彩な方向性の作劇】
  作劇の方向性は幅広く、お馬鹿なラブコメディや棚ボタ的なラブエロ展開もあれば、一定の陰湿さのある凌辱系やインモラル感のある話もあったりと読書感は作品によって様々。
この多彩な方向性の作品群に共通するのは、9作品中4作品が性転換(女体化)シチュエーションを有する作品で占められることを筆頭に、アブノーマル系のエロシチュ・プレイを備えた作品であるケースが多く、それらの特殊性・倒錯性そのものが作品としての魅力につながるスタイルとも言えます。
LetsPlaySuperSex2  同じ性転換シチュでもコメディ系から凌辱系まで様々ですし、時間停止系のシチュでも堕ちモノ系もあれば微笑ましい青春ラブエロ模様もあり、また明確に寝取られ系の作劇要素を持ちながら、教え子の一途な想いと若い性欲がヒロインの心身を充足させてくれることでポジティブな印象を持たせる展開など(←参照 セックスしながら婚約者に電話の黄金パターンだけど? 短編「タソガレドキ」より)、各種エロシチュを明暗いずれの雰囲気で包むかを作品によって変えているのも印象の多用さに大きく貢献しています。
  設定ありきの作品構築ではあってストーリー性が強いタイプではないのですが、魔法少女の力を授ける妖精さんが悪いオタクにつかまったり、女性を食いまくりのイケメンが逆恨み気味の神様によって美少女化されてブサイク男子だらけの世界に放り込まれたり、中年男性や不良がキュートな美少女になって大変なことになったり、おしっこシャワーから始まる恋があったり等々、設定や冒頭展開の思い切りの良さやインパクトは十分に魅力的と感じます。
微笑ましいラブラブエンドから、インモラルに沈む込んでいくタイプ、お馬鹿なコミカル系からブラックジョーク的なタイプのオチなど、作品の方向性に合わせたまとめ方は様々。
  作劇としての方向性が幅広い一方で、あくまでアブノーマル系のエロシチュのお膳立てやその趣向の強化に徹するシナリオワークとも言え、雑食派の処理にはバラエティ感の面白さが魅力でありつつ、特定の方向性に期待する諸氏にはやや不向きな作品集かもしれません。

【多彩な設定と健康的な肉感ボディをお持ちなヒロイン達】
  短編「魔法少女にできること」に登場する妖精さんや、中年男性が可憐な美少女や美人に性転換したキャラクターなど、ヒロインとしての年齢層を定めにくいキャラがいることに加え、ヒロイン陣の設定年齢(推定)もミドルティーン~30代前半程度とかなり幅広め。
結婚を控えるも婚約者と性生活が上手くいっていない女教師さん、世間知らずで高飛車ではあるが純粋な性格のお嬢様ガール、特殊なアプリが与える性的快感と報酬によって次第に堕ちていく真面目ガール、元気で明るい女の子に、元・チャラ系イケメンや中年男性、不良男子のTS美少女&美女達などなど、多彩な設定のヒロインが登場しており、作劇の方向性の多彩さと合わさって作品ごとの印象の変化につながっています。
LetsPlaySuperSex3  おっぱいサイズ控えめ&低身長の口リ系ボディのキャラも少数名が登場しており、身長の高低やキャラデザの違いによる印象の差異は付けつつも、巨乳&安産型ヒップの適度に強い肉感を有した女体が主力となっており、陰毛を標準装備な股間の秘所やアナル、適度な大きさで存在を主張する乳輪等、粘膜描写等の体パーツ描写に十分な淫猥さがあることは明確な特色(←参照 黄金水噴出アクメ 短編「カチコチ」より)。
  なお、ヒロイン達も様々なキャラデザインで描き分けられているのに加えて、男性キャラクターの描き分けもかなり丁寧なのは面白い点。華奢ボディのショタ系ボーイに、筋骨隆々の熱血体育教師、やんちゃそうな不良男子におじさん然とした中年男性、醜悪な容姿をしたオタク男子など様々なデザインを用意しており、ブサメン系の男性キャラクターについてはヒロインとの美醜を明瞭に形成しつつ、好みが分かれる要素ではあるでしょう。
  描線を細やかに織り込んで密度を出している作画は、適度な華やかさや妖艶さなども香らせるタイプであり、キャッチーさの強いアニメ/エロゲー絵柄とは印象がある程度異なると個人的には感じます。表紙絵との互換性は高く、また単行本を通して絵柄は安定しています。

【お漏らし・潮吹き描写が充実した多彩な趣向のエロ描写】
  作品によってページ数に幅がある分、エロシーンの尺にも一定のバリエーションがありますが、基本的にはエロメインの作品構築であるため、適度なボリューム感のある濡れ場となっています。
  凌辱系もあれば和姦エロもありますが、それらで雰囲気の明暗の差異を形成しつつ、女体化や時間停止、睡姦、妖精オナホ化などの特殊なシチュ・プレイ、寝取られ的な不倫エロや近親セックスなどのインモラル系など、個々のエロの趣向が重要となるエロシーンであり、設定や展開はそれらと密接に関連付けられています。
  複数キャラのエロシーンを同時並行的に魅せたり、複数のシチュエーションを入れ込んだりと、ページ数がさほど多くない分、意識が分散しがちな構成にしばしばなっていることは気になりますが、ヒロイン達のエロボディが快楽と各種淫液に染め上げられていく痴態を十分な陶酔感や高揚感を以て描写。
LetsPlaySuperSex4 前述した粘膜描写等の体パーツの淫猥さは、液汁描写と組み合わさることでエロ描写の実用性を押し上げており、特にお漏らしや潮吹きといった描写が充実する傾向にあります(←参照 潮吹き絶頂 短編「ナマ女コ」より)。また、丁寧に描き込まれた断面図や結合部アップ描写でももちろん濡れた粘膜のエロさを強調してきます。
  呂律の回らないハートマーク付きのエロ台詞や、大量に噴出する各種体液、アヘ顔チックな表情も要所で投入する表情変化の激しさなど、絵柄の性質や詰め込むタイプの画面構成もあってややクドさはありつつも、アタックの強い描写が連続していくパワフルさが実用面での武器と言えます。
意外に現実的な射精量で、白濁液まみれの痴態や結合部からの逆流精液などに期待するのは避けるべきですが、その代わりに前述した潮吹きや失禁でヒロインのアクメを強調する描写をフィニッシュシーンを中心として用意しており、女体化エロでは重要となるヒロイン側の肉体的・精神的なリアクションに強くフォーカスしたエロ描写とも言えるでしょう。

  エロシチュの特殊性や作劇の方向性の多様性などもあって、万人向けとは言い難いものの、引き出しの多さとそれをどう軸として作品を構築するかという構成力を確かな魅力として感じさせる作品集となっています。
個人的には、真面目で清楚な委員長ガールが興味本位で手を出したゲームのせいで強烈な性的快感に溺れていき・・・な短編「ナマ女コ」が特にお気に入りでございます。

由雅なおは『逆襲性裁黒ギャル教師』

CounterAttackByBlackGalTeacher 夏海ちょりすけ先生の『瞳ちゃんは人見知り』第1巻(秋田書店)を読みました。目力がある三白眼で身長が高くて巨乳でナイス腹筋で健啖家のヒロイン・鷹野さん、最高じゃないですかー!!
好青年な主人公も安心できるのですが、妹ちゃん、なかなかエキセントリックなキャラですね?

  さて本日は、由雅なおは先生の『逆襲性裁黒ギャル教師』(ジーオーティー)のへたレビューです。当ブログではかなり久しぶりにレビューの俎上に載せさせて頂きますが、過去作『恋愛絶対領域』(オークス)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
強くてエロい黒ギャル女教師さんがその豊満ボディとエロテクニックを駆使して問題校に巣食う悪を更生させるサスペンスドラマが楽しめる1冊となっています。

CounterAttackByBlackGalTeacher1  収録作は、問題のある学生や教師を暴き、彼らを更生させる使命を負ったエキスパートの黒ギャル教師・交久瀬先生が赴任した学校は素行の悪い旧校舎組と呼ばれる者達によって荒れていたが、彼らをその身を使ったセックスバトルで更生させていく内、学園に巣食う別の巨悪へと辿り着くのだが、交久瀬先生の運命や如何に!?な長編「黒ギャル教師・交久瀬天音~どんな問題校も逆レイプで更生しちゃうぞ!~」全7話(←参照 一見自堕落そうな女教師さんだが・・・? 同長編第1話より)+描き下ろしのフルカラープロローグ(4P)、および読み切り形式の短編2作。
書き下ろしのフルカラー作品を除き、1話・作当りのページ数は18~24P(平均21P強)と標準的なボリュームで推移。長編作として相応の読み応えを有しており、その上で十分なエロのボリューム感があるバランスの良い構築を示しています。

【ヒロインの逆転勝利の勧善懲悪が爽快なサスペンス】
  その豊満ボディで悪い男を性的に完全攻略し、更生させる黒ギャルヒロインの活躍を描く長編作は、不良の更生から始まって徐々に学園に巣食う意外な巨悪へと迫っていくというサスペンスものであり、一定のシリアスさもあり、また勧善懲悪の爽快感もあるストーリー。
  最終的には教師達も支配する怪しげな宗教集団の教祖との対決に至る展開は、漫画チックな荒唐無稽さは勿論ありながらも、奔放な言動ながらも真に熱い正義感や報恩の心があるヒロインの魅力を立てたり、更生させた者達がヒロインに加勢する展開があったりと、風呂敷の広げ方とドラマの構築の仕方には相応の魅力があって読みを牽引してくれます。
CounterAttackByBlackGalTeacher2 ヒロインの更生セックスのスタイルとしては、敢えて相手の攻勢を受け切ってから逆襲に転じて屈服させるというものであり、エロシーン中盤までは不良や悪徳教師などの悪人による凌辱展開があって、そこからヒロインの機転やセックススキルで性的に圧倒して悪い奴を従わせるという逆転勝利につなげています(←参照 娘にひどく当たる政治家の父親を成敗だ! 長編第3話より)。
総合的にはヒロイン主導であることは明確なのですが、どちらかと言えば、前半のヒロイン凌辱的な展開に尺を割いていることも多いため、ドSな黒ギャルさんに好き放題されたいM嗜好の諸氏は要留意ですし、黒ギャル豊満ボディをガンガン攻めたい諸氏にも訴求する要素があると言えます。
  また、巨悪を倒して爽やかかつコミカルなオチを迎える長編ストーリーの読後感は良好に仕上がっています。
  短編2作については、ダーク&インモラル色の強い凌辱系の短編「姉がギャルになったワケ」、エッチなダブル黒ギャルヒロインに気弱な童貞ボーイがエッチでたっぷり搾って貰うウハウハ展開な短編「百戦錬磨黒ギャル×童貞男子」と、明暗は異なりつつ、それぞれの方向性として雰囲気を明瞭にする作劇に仕上げています

【褐色肌のスレンダー巨乳ボディの黒ギャルさんが勢揃い】
  短編2作についてはJK級の黒ギャルさんと思われますが、長編作は教師という設定なので少なくとも20代前半程度と思われる黒ギャルヒロインが登場。とは言え、年齢的な描き分けは特段為されていません。
  長編作では、悪い奴らの餌食にされてしまうサブヒロイン達も登場しており、エロシーンの尺もそれなりにありますが、基本的には交久瀬先生の一人ヒロイン制であり、芯の強さや黒ギャルらしい奔放さが魅力となる彼女の活躍を素直に喜べるタイプのキャラ構築が為されていると感じます。
  短編2作ではビッチギャルと魅せて弟への優しい感情が踏みにじられることで切なさを感じさせる短編「姉がギャルになったワケ」の姉ヒロイン、明るいビッチキャラでエッチを奔放に楽しむ黒ギャルコンビを描く短編「百戦錬磨黒ギャル×童貞男子」と、いずれの作品でもビッチキャラ的な要素は共通させつつ、その作劇面での扱い方を変えています。
CounterAttackByBlackGalTeacher3  サブヒロイン勢も含めてボディデザインは統一的であり、等身高めのしなやかボディには十分なボリューム感のある美巨乳&桃尻&締まったウェスト&すらりとした美脚を組み合わせており、幅広い層にとって分かり易いエロアピールのあるデザイン。また、黒ギャルヒロインが充実しており、褐色の肌が汗やら汁やらで濡れるエロティックさは褐色肌好きの諸氏に強く訴求する要因(←参照 ビッチな黒ギャルコンビだ! 短編「百戦錬磨黒ギャル×童貞男子」より)。
 長編作の途中からフルデジタルでの作画に移行したとのことであり、描線がより細やかになった分、その前後で絵柄の印象に多少の差異を感じることはありますが、評価に強く影響する程のものではなく、あっさりと健康的な色気感と十分な作画密度を両立させたスタイルが魅力と言えます。

【褐色ボディが濡れて蕩ける凌辱&ヒロイン逆転エロシチュ】
  十分な尺のあるエロシーンの中で、攻防の変化やシチュエーション・キャラチェンジなどを織り込んだ展開を示しており、名器&テクニックの持ち主のヒロインということもあって複数ラウンド制で射精に導かれるエロ展開となっています。
  前述した通り、エロシーン中盤までは悪人側が攻め手となっており、拘束凌辱や輪姦、腹パンチなどを含む暴力や薬物の使用など、凌辱エロとしての嗜虐性が強いシチュエーションを用意。それらを全て受け切った上で攻勢限界に達した野郎どもをヒロインが圧倒して、情けないマゾボイスを上げたり、搾りつくされたり、赤子の如く甘えることになったりと、ヒロインの性的な逆転勝利で〆ることになります。
  フェラやパイズリのご奉仕サービスをしてもらったり、豊満ボディを好き放題に弄り倒したりな前戯パートに一定の尺を設けつつ、どちらかと言えばピストン運動の尺を長く取って、その中でも攻防の変化を設ける組み立て。
CounterAttackByBlackGalTeacher4 前述した通りに、ヒロインが為すがままにされてしまう(ことを敢えて呼び込んでの)状態の尺が長く、肉感的な褐色ボディにパワフルな抽挿が叩き込まれ、表情が快感に染まり、女体が各種淫液に濡れるベーシックなエロ演出に適度な濃厚感があることが実用性を安定して高めています(←参照 長編第4話より)。
断面図等も含めて粘膜描写のあっさり感は好みを分ける要素となり得ますが、女体の美しさとエロさを両立させてその存在感を前面に出してくる分、局所描写の淫猥さやエロ演出としての過激性などはむしろ追求しないことで完成されたスタイルとも言えるでしょう。
 ドM調教されたおじさんが双頭ディルド装備の黒ギャルさんにケツ穴を掘られながら情けなくフィニッシュといった変化球もありつつ、複数回の射精シーンの〆は快楽と淫液に身を染めた淫猥な姿のヒロインの最奥で精液を搾り取られる大ゴマ~1Pフルのフィニッシュとなっており、そこまでのタメもあって十分なカロリーを有する抜き所に仕上げています。

長編作を筆頭に黒ギャルヒロインが大充実した作品集であり、ビッチヒロインを擁しつつそれぞれ異なる作劇で異なるキャラの魅力を引き出しているのも楽しいところ。
個人的には、ヒロインの攻守両面が楽しめる長編作が最愛でございます。

東山翔『ガールラヴ・ダイアリー』

GirlLoveDiary りしん先生(原案:あぶぶ先生)の『女騎士「姫には死んでいただきます。」』最終第2巻(電撃コミックスNEXT)を読みました。城からの脱出でさえ大変だったのですっかり忘れていたのですが、そもそも城を攻囲するオークの大群をどうするのか?という点が今回では肝でしたね。なんだかんだで危機を乗り越えることでヒロインの大器が形成されたのも面白いところ。

  さて本日は、東山翔先生の『ガールラヴ・ダイアリー』(茜新社)のへたレビューです。先生の前単行本『Implicity2』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
思春期入りたてガールズの性的欲望が開花していく様子と適度な生々しさを含ませたアブノーマル系の趣向のエロシーンが楽しめる作品集となっています。

GirlLoveDiary1  収録作は、思春期の女子達の様々な相談相手になる大人の女性とみせかけて実際は女装をしている男性である主人公は、H氏なる存在からの情報に基づいて相談相手のヒロイン達の願望をくみ取り、彼女達の性欲を充足させることに喜びを得ており、彼がターゲットにした女の子達の行為を活動記録めいて紡いでいくタイトル長編シリーズ「ガールラブ・ダイアリー」全6話(←参照 常に優位に巧みにことを進める主人公 同長編第1話「あさみ」より)、および短編「Addiction 2」。
なお、「Addiction 2」は4冊前の単行本『Japanese Preteen Suite』(同社刊)に収録の短編「Addiction」の続編であり、変態ガール・麻衣ちゃんと彼氏の啓太君の馴れ初めを知りたい方は同作を参照のこと。
1話・作当りのページ数は16~32P(平均23P強)と幅は有りつつ平均値としては標準的な部類。ストーリー性の存在感はあまり無いものの、そのことに作品としての意味合いを持たせており、エロシーンは十二分な尺で提供されていて、読後の印象が相応に強いスタイルと感じます。

【性的快楽が結びつける“軽い”関係性のある種の不穏さ】
  重厚かつ難解なSF長編であった前作に比べれば、比較的分かり易い性的欲望が駆動する作劇ではあり、様々なヒロインとそれぞれの性癖に合ったプレイを楽しんでいくという、表層としてイージー&ポジティブな展開を今回の長編シリーズは備えています。
  長編作においては、個々の行為とその記録が別の女の子との行為につながったり、同一の女の子が後に登場したりと、続き物としての世界観の同一性が図られた構築ではある一方で、長編全体としてのドラマ性はほとんど感じられず、ターゲットと同年代と推察されるH氏の情報提供と多方面でのテクニックの高さによって、女児ヒロインを次々とモノにしていく主人公の姿には、一種の“無双感”“チート感”があります
GirlLoveDiary2ヒロイン達の悩みを解消し、性的な充足を与えることに満足している主人公でありつつ、恋愛関係における対等性ではなく、あくまで“与える”立場として君臨する主人公の在り方は特徴的であって(←参照 “ちんこ張り裂けそうだ” 長編シリーズ第6話「ななせ」より)、個々のヒロインの内面を利用しつつ、そこに踏み込むことは無く、彼女達を性的に“消費”し続ける様な印象を、ある種の軽薄さを漂わせながら紡ぎ出していきます。
  純粋でそれ故に不安定さを有する少女達を好き放題に出来るという、ある種男性的な欲望の無尽蔵の発現を描きつつ、主人公が自称するのは女性が好きな女性の心を持った男性であって、セクシュアリティの自己認識という他者が踏み込むことが非常にセンシティブである外套を主人公にまとわせることによって、男性読者の仮託を拒否しつつ男性的な欲望の充足を描くという、この作家さんらしいある種の意地の悪さ(誉めてます)を感じさせます。
  主人公およびその背後にあるH氏の“得体の知れなさ”に踏み込むことは敢てせず、女児ヒロインとエッチしなくりの野放図な幸福感で常に満たしていく展開は、一定の幸福感と“軽さ”を有しつつ、そこに安住できない不安感や危うさを常に感じさせる語り回しであるとも言えるでしょう。
カップルさんのちょっぴりアブノーマルでありつつも日常における素直な恋愛セックスを描く短編「Addiction 2」も含め、話としてのドラマ性が強い訳ではないものの、それ故に欲望の在り方が浮き彫りにされる作劇であるとも感じます。

【美少女ヒロインらしい可愛らしさと粘膜描写の生々しさ】
  小○校高学年~中○生の思春期入りたてローティーンで統一したヒロイン陣であって、性的な芽生えと純粋性が入り混じる思春期初期のヒロインに強くフォーカスしたスタイルとなっています。
  漫画チックなキャラクター属性を重視することは皆無である一方、精神的な弱点や性的好奇心を突かれることによって無邪気かつ淫猥な存在に変貌するという在り方もエロ漫画的ファンタジーであって、そこに作劇としての無理を感じさせない感情や欲望のダイナミズムがキャラ描写上の魅力とも言えるでしょう。
また、長編シリーズにおいては、それぞれの性癖や性的衝動のベースとなる感情などをキャラクター描写に織り込んでおり、男性主人公側はあくまでそれを利用するのであって、強く踏み込むことはしないものの、幼げな少女達とその胸中にある欲望の強さとのギャップが魅力や倒錯性につながっているのは明確な特色です。
  前述した様に、長編シリーズの主人公はなかなか扱いの難しいキャラクターであって、素直な感情移入はし難い面はありつつ、余計なことは考えずに欲望の赴くままにヒロイン達を性的に充足させ、自身も満足していくキャラである分、抜きツールの竿役としては便利かつ有能。
GirlLoveDiary3  比較的等身高めで現実的なボディバランスに膨らみかけバスト&華奢な四肢&鏡面仕様の股間を組み合わせた女子ボディで統一しており、媚肉の皺まで丁寧に描き込む秘所やアナルの描写、濡れて艶っぽさを増す唇の描写など(←参照 長編シリーズ第4話「まほ&みすず」より)、粘膜描写に現実味のある生々しさを織り込んでくるのはこの作家さんの女体描写における特色。
  絵柄に関しては、短編「Addiction 2」のほのぼのとした印象が懐かしく感じるくらいに、独特の境地に達しており、絵柄としてのお洒落感とエロ面における生々しさ、端正な描線が生む繊細な印象などが入り混じり、かといって訴求層を過度に狭めることはない間口の広さもあるというスタイル。油絵的な様相の裏表紙絵はともかく、表紙絵との互換性は高いので、表紙の印象で判断して特に問題は無いと思われます。

【アタックの強い演出で少女が強烈な性感に包まれる倒錯性を形成】
  長めのページ数を有するエピソードではエロシーンの分割構成を採ることもありますが、いずれにしても濡れ場の占める割合は十分に高く、抜きツールとしての満腹感を相応に強く感じさせる作品が揃っています。
  未成熟なヒロイン達に強烈な性的充足を感じさせるという構図そのものに強烈な倒錯性を持たせつつ、ヒロイン達の性癖に沿って、或いは開花させて、ソフトSM的なプレイやアナル開発、ハメ撮り、親友コンビを裸ランドセル3Pセックス、羞恥露出プレイなどなど、アブノーマルな要素を絡ませたエロシチュが多いのも明確な特色。
 男女の別なく性器描写、および舌や肛門などの粘膜描写に強い淫猥さがあって、それを生かしたフェラやアナル舐め、クンニにキスといった粘膜と淫液が絡み合う行為を描写として充実させた前戯パートは十分な尺を有して、美しい少女の外見と生々しい粘膜の存在の対比というある種の露骨さを有した構図を強調しています。
GirlLoveDiary4  ヒロイン側の応答と竿役のそれに対する理解の仕方にある種の現実味を感じさせつつ、エロ演出としては性的ファンタジーとしてのアタックの強さを十分に持たせており、噴出する様な射精や潮吹き、涙や涎を零しながらの蕩け顔、勢いを感じさせる擬音の多用に挿入感の深さや膣内の絡みつきの個人差なども表現する断面図などなど(←参照 長編シリーズ第2話「ももか」より)、快楽の強烈さや行為をにおける貪欲さを強く印象付けてきます。
カメラを引いて寄せてまた引いてであったり、抽挿の突き込みの強調とそれに反応する肢体を並べたり、はたまた大胆に中ゴマのド真ん中に結合部アップの小ゴマをカットインさせたりと、非常に技巧的なコマ割りは目を引く特徴であって、大ゴマを軸としたアタックの強さと情報量の増強を兼ね備えた上で、印象的な画面構成を形成しているのはセンスの良さを感じさせる点。
  ビクビクと肢体を反応させる女児ボディの前穴なりアナルなりに白濁液を勢いよく注ぎ込むシーンを大ゴマ~1Pフルのフィニッシュでがっつり提供し、白濁液が零れだしたりひくひくと震えたりな秘所を追撃描写で見せ付けるなど、粘膜関連の描写の充実は抽挿パートでも一貫しています。

  前作に比較すれば抑え目であるとはいえ、欲望の一方通行性や、満たしあう関係性という表層に宿る不穏さなどが共通しており、欲望の素直な発露にイージーに便乗できるタイプではないものの、抜きツールとしての野卑な解放感がある故に実用性に直結しているとも感じます。
なかなか評価は難しい点もありますが、この作家さんのファンならば、“らしさ”をしっかりと感じられる最新作と評し得るでしょう。

聖☆司『オナアシ!』

OnanieAssistant TVアニメ版『世話やきキツネの仙狐さん』第6話「もふりたいだけじゃろ、おぬし」を観ました。ゲームが好きだったけど、社会人になるとやる時間がなくて・・・の件でウッと胸が痛くなりましたが、シロちゃんと楽しくゲームしている時点で羨ましすぎでございます。
今回も高円寺先生の中の人の演技が限界感あって最高でしたね!

  さて本日は、聖☆司先生の『オナアシ!』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前々単行本(初単行本)『オタクの姉弟が』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
メガネ巨乳なお姉さん系ヒロインに優しくエッチに包み込まれるという幸福感がたっぷり味わえる作品集となっています。

OnanieAssistant1  収録作は、売れっ子のエロ漫画家にはその利き手を痛めないためにオナニーをサポートしてくれるアシスタント、通称“オナアシ”が編集部から派遣されてくるという設定でそれぞれの作家さん&オナアシさんのエロ模様を描く「オナニーアシスタント」シリーズ全7話(←参照 手淫で利き手を痛めるのを防止してくれるのだ!合理的!! 同シリーズ第1話「オナニーアシスタント~エロ漫画家あるある~」より)+描き下ろしプロローグ?エピソード(3P)、および読み切り形式の短編4作。
描き下ろしエピソードを除き、1話・作当りのページ数は12~20P(平均18P強)と控えめな部類。良くも悪くもストーリー面での存在感には乏しいですが、程好い尺とアタックのエロ描写をストレスフリーに楽しめる仕様となっています。

【イージー&ポジティブなおねショタ系コメディ】
  「オナアシ」シリーズはオムニバス形式の作品であり、基本的には短編集としての構成の単行本であって、それぞれコンパクトにまとまったお話が用意されています。
  オナニーのサポートをしてくれる美人お姉さんが参上という分かり易くエロに直結する設定の「オナアシ」シリーズに加え、エッチなコスプレお姉ちゃんに誘惑されたり(短編「お姉ちゃんがコスプレ売り子してあげる!」)、エッチに興味津々な少年がショタ食いお姉さんの情報を教えて貰ってホイホイ出向いたり(短編「少年には大吉が出る占い」)、はたまた異世界からエッチな人外美人達がやってきた世界であったりと(短編「異世界のアナ❤」)、設定の面白さとエロ的な利便性で話を構築するスタイルと言えるでしょう。
OnanieAssistant2  おねショタ系がメインであることもあって、エッチに積極的なヒロインにショタ系主人公が誘惑されたり、恥ずかしさを感じながらも快感に導かれたりといった展開が多く、ヒロイン側に性的なあれこれを委ねることでの幸福感を打ち出していることも明確な特色(←参照 エッチなお姉さんに身を委ねるのだ! 短編「少年には大吉が出る占い」より)。
設定に強く依存した作劇であって、ストーリー展開としての面白みについては全般的に感じないものの、イージーゴーイングでポジティブな雰囲気が明確に打ち出されることで、ヒロインとのエッチの幸福や癒しを感じさせるのは美点と言えます。
 ラブラブ感が明瞭なまとめ方になるケースもあれば、恋愛関係に発展するわけではないケースもありますが、いずれにしても性愛を通して登場人物達にポジティブなものが与えられる展開となっており、読後感の快活さやいい意味での軽さにつながるラストに仕上げていると評し得ます。

【健康的な肉感の巨乳ボディな眼鏡ヒロインが勢揃い】
  年齢層が重要となるタイプの作品ではなく、特定の年齢層を示唆する衣装や要素などもあまりないですが、概ねハイティーン~20代前半程度と思しき美少女&美人さんで構成されたヒロイン陣となっています。
  お姉さんと年下ショタの組み合わせが多いことに加え、ウザかわ系の年下ガールと身長の小さな年上男性などの組み合わせも含めて、キャラの組み合わせとしておねショタまたはそれに類するものが多いことが特徴となっています。
  異世界からやってきた低身長巨乳角娘お姉さんにメガネをプレゼントして着用してもらう程、ヒロインのメガネキャラ縛りが徹底しているのはこの作家さんらしいポイント。また、コスプレ等を含めて多くのヒロイン達のキャラデザにアニメやゲーム等の“元ネタ”が感じられるのもパロディ的な楽しさにつながっています。
OnanieAssistant3  ボディデザインとしては、健康的な肉付きに程好い大きさの巨乳&桃尻を組み合わせたタイプであって(←参照 お姉ちゃんママ!ヤッター!! 長編第4話「オナニーアシスタントのお姉ちゃんママ」より)、バスト&ヒップの肉感を殊更に強調するわけではないですが、男性主人公よりも身長が高いことが多いことも含め、その柔らかボディに包み込まれる幸福感を打ち出しています。
なお、コスプレ衣装を含め、胸の谷間を見せ付けるために胸部が大きく開いたセーター、いわゆる“童貞を殺す服”や縦セタ、JK的制服など、衣装面にもバラエティがあって着衣セックスがメインとなっています。
  絵としての華やかさと濃厚感の両立というスタイルの質が天井知らずで上がりまくっている現在のエロ漫画ジャンルにおいては、やや素朴な印象も感じさせる絵柄ですが、それ故に漫画チックな親しみ易さや明るく楽しい雰囲気との親和性が高いのは美点であって、表紙絵と細かい部分で多少の差異は感じつつも、単行本を通して絵柄は安定しているのも安心材料です。

【ヒロイン主導でたっぷり気持ち良くして貰う前戯が充実】
  ページ数の関係上、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきではありますが、サクサクと濡れ場へと投入していくこともあって標準的なボリューム感を備えています。
  ラブラブ感の濃淡には幅がありつつ、いずれも和姦エロであり、おねショタ系を中心としてヒロイン主導型のエロシチュエーションとなっています。ヒロイン側が熱っぽく蕩ける痴態は用意しつつ、エロシーンを通じてヒロイン側の優位・リードが揺らぐことはほとんど無く、おねショタ系におけるいわゆる“逆転”はないので、エッチで優しいお姉ちゃん系ヒロインにお任せしたい諸氏には福音ですし、ヒロインをちんこでメロメロに蕩けさせたい諸氏は要留意。
  オナニーをサポートするという設定の「オナサポ」シリーズを中心として、前戯パートに相当するパートの尺を充実させているのが構成上の特色であり、豊満ボディを密着させての手コキ、いわゆる授乳手コキ、たっぷりバストで包み込むパイズリ、ショタ系ボーイのローションアナル責め、包茎ち○こ皮むきフェラ等々、ヒロイン側が積極的に気持ち良くしてくれたり、女体への接触を許容してくれたりなプレイを多彩に用意しています。
異なるプレイでの複数回の射精シーンを投入するなど、前戯パートを量的に充実させている分、抽挿パートは短めで場合によっては4P程度しかないケースなどもあるため、ピストン描写の描写を重視する諸氏には不向きではあります。
OnanieAssistant4  抽挿パートでもいたずらっぽい笑みやら優しい笑顔を浮かべるヒロインが快楽に圧倒される男性を騎乗位で更に気持ち良くする流れを描いており、ヒロインに絞っての痴態描写はそれほど濃厚ではありませんが、フィニッシュシーンを中心にエロシーン終盤では熱っぽく蕩けた表情&エロボイスで適度なアタックと陶酔感を形成しています(←参照 たぶん髪の毛は緑色っぽいと思うんですよ 短編「Hがしたくて堪らない少年は」より)。
また、ピストンしながらのラブラブキスや乳吸い・乳揉みにヒロインに甘えるような様相を織り込んでおり、手数の増強も含めてフィニッシュシーンへの質的なタメを形成する要因。量的にも質的にもやや抑えた中で、ヒロインのエッチで優しい魅力を引き出してくる濡れ場と総括できるでしょう。

  多少物足りなさはあるものの、キャラメイクにしてもエロシチュにしてもコンセプトが明確であるため、ピンと来た諸氏には安心してお勧めできるタイプの作品集。
個人的には、語尾が~ッスのガサツ系元気ガール(イタリア系の学園で戦車道とかしてそう)にオナサポしてもらうシリーズ第2話「オナニーアシスタントの趣味」に愚息がお世話になりました。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ