
お酒に弱くて普段の豪快さと異なる弱気な面を見せちゃう高良山がちょっと可愛かったです(笑
さて本日は、らっこ先生の『助っ人参上!!』(ジーオーティー)のへたレビューです。先生の前単行本『彼女は真夏のサンタクロース』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ダイナマイトボディのダブルヒロインとのハイテンションラブコメ&ラブラブハードファックをたっぷりエンジョイできる1冊となっています。

本シリーズは前々単行本『めちゃしこせぶん』(ワニマガジン社)に収録の「助っ人参上!」シリーズの続編的作品ですが、プロローグで大体作品の方向性は理解できちゃうので該当作を読んでいなくても読書に支障は無いでしょう。
プロローグ的な位置づけの「助っ人参上!!プレイボール!」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は18~40P(平均28P)と幅は有りつつ平均値としては標準を優に上回るボリューム。また定価は少しお高めながら単行本としての厚みはかなりのものになっています。ストーリーとしてのドラマ性はさほどではありませんが、漫画チックに楽しい空間に浸りながらダブルヒロインとのエッチを満喫できるサービスフルな抜きツールに仕上がっています。
【明るく楽しくダブルヒロイン制でのドタバタラブコメディ】
前単行本から引き続き、明るくてエッチなサンディさんが野球だけでなく色々なことに“助っ人”として参上し、ドタバタなエロ模様を繰り広げる展開となっており、今回からはライバルキャラであるウェンディさんが登場することで更に賑やかなコメディとなっています。
ライバルキャラではありつつ、大らかでポジティブな性格のサンディさんと根は素直で純情なウェンディさんという組み合わせであることもあって、三角関係のシリアスさはほぼ無く、サンディさんとのラブラブな関係性を深めつつも両手に花な状況を維持したい主人公の素直なスタンスも合わさって、ヒロイン達に振り回され続ける楽しさが維持されています。

終盤では主人公の記憶が危険球を受けたことで喪失されてしまい、二人のことを思い出せなくなってしまうという展開になっていますが、これもシリアスなものではなく、状況に付け込んだヒロイン二人による主人公争奪戦の勃発と同時に、ヒロイン、特にサンディさんとの絆の再確認につながることで、ハートウォームな印象でまとめています。
ダブルヒロインとの両手に花でウハウハな展開がこれからも続くことを示すラストを含め、読み口の快活さは一貫しており、作劇としては軽いタイプではあるのですが、魅力的なヒロイン達の楽しくてエロエロな日々を楽しませてくれることの満足感や幸福感がしっかりとある構築であると総括したいところ。
【バスト&ヒップの強い存在感と肢体全体のしなやかさの両立】
フィギュア化もされるなどらっこ作品の看板娘の一人であるサンディさんも、今回新加入のウェンディさんも、明瞭な年齢層は不明なものの、20歳前後程度と思しき綺麗なお姉さんタイプであることは共通。

一方、ボディデザインは二人とも共通しており、等身の高いしなやかな全体の印象に加え、張りのあるボリューミィな巨~爆乳、キュッと引き締まったウェストにこれまた柔肉と弾力のある巨尻、むっちり太股からの長い脚線美という凹凸のはっきりしたグラマラスボディはバスト&ヒップの存在感が大変に強いタイプ。
大きめサイズの乳輪に自己主張の強い乳首、皺を丁寧に描いたアナルに淫猥な秘所の描写など、キャッチーな絵柄と華やかな造形に対して体パーツ描写には強い卑猥さを備えているのもこの作家さんの特徴と言えます。
このドスケベなアメリカン肉感ボディを惜しげもなく披露してくれる二人ですが、前述した様に各エピソードでお題が異なるため、和装であったり女教師風衣装であったり、ファンタジー世界でのビキニアーマーとか悪の女幹部衣装とか、そして基本の縦縞ビキニであったりと色々な衣装の姿を見せてくれるのも嬉しいところ。
エピソードによって描線の濃淡・強弱に幅があるのが多少気にはなり、個人的には太めではっきりとした描線の方が好きではあるのですが、作画密度の高さと明るくキャッチーな絵柄の性質そのものは一貫しており、もちろん表紙絵とも完全互換となっています。
【肉感ボディ&美人フェイスが蕩けまくりの濃厚&パワフルなエロ描写】
漫画チックに楽しい展開も用意しつつ、エロシーンには十分に長尺なページ数を割いており、前述した肢体の存在感の強さや各種演出の濃厚感もあって質的な満腹感も高く仕上がった大変にハイカ口リーな抜きツールとなっています。
ファンタジー世界での触手責めなど、主人公以外とのセックスも一応あることは要留意ですが、主人公との和姦エロが大半。超積極的でありエッチでも一定の主導権を握りながらもラブエロシチュエーションに恥ずかしそうにしたり、主導権を明け渡したりしてくれるサンディさんも、やはり積極性を示しつつ純情である故に羞恥と快楽がごっちゃになった反応を示しながらメロメロに蕩けちゃうウェンディさんも、エロシーンでそのキャラクター性の魅力を高めているのは◎。

前戯パートの長短は作品によって異なるものの、十分な尺を有することが多く、ぷっくり勃起した乳首をしごいたり吸ったり、尻肉に顔を埋めながらアナルや秘所を丁寧に舐めたりと、ヒロインのドスケベボディの感触を満喫する様子をたっぷりと提供。
蕩けてきてエロ可愛い表情を浮かべるヒロインの秘所やアナルに挿入すれば、押し広げられる肉穴の淫猥さを結合部見せつけ描写でがっつりアピールすると共に、豊満ボディや汗やら涙やら愛液やらでぐしょぐしょに蕩けて更にエロさを増していく様子を描き出しており、女体そのもののエロさをベースにしている分、特に大ゴマ~1Pフルのアタックが非常に高いタイプと言えます。
パワフルなピストンでスレンダー爆乳ボディをガンガン責め立て、ぐしゃぐしゃに蕩けた状態で迎えるフィニッシュは、秘所やアナルに白濁液を受け止めて視点の定まらない表情や言葉にならない嬌声を曝け出してアクメに身を任せるヒロインの姿を1Pフルで投入しており、密度の高さと絵としてのインパクトが一貫して両立されたエロシーンに仕上げられています。
「助っ人参上!」シリーズ大好きですので、続きが出たし、これからも続きそうなのでファンとしては大変うれしいところ。もちろん、銀髪褐色巨乳美女の参戦がとても嬉しかったですね!え、エイプラスさん、サンディさんに続いてウェンディさんのフィギュアも作りませんか、どうですか!?
明るく楽しくかつエロはハイカロリーな作品をお求めな諸氏にお勧めです。