2018年12月

2018年私的ベスト10

 どうも、当ブログ管理人のへどばんです。2018年最後の更新は、毎年恒例の年間ベストの記事となります。早いものでもう大晦日ですねぇ。
 今年を振り返ると、まずは10年更新を続けてきた旧サイト(FC2)から、現サイトに移行したことが最も大きなことでした。済んだことを蒸し返す気はないですが、非常に理不尽な仕打ちと感じましたし、その時に一度は心が折れかけまして、もうレビューサイトは止めようか、更新頻度が低下している現状ではもうレビューサイトとしての価値はないから潮時かもしれないと思いました。
 とは言え、そこから再び何とか続けまして、今年の更新頻度はここ数年よりも遥かに高かったですし、久しぶりに考察記事等も書けました。各作品の魅力が私に筆を執る力を与えてくれたのは勿論ですし、ご声援を頂きました読者諸氏にも改めて御礼を申し上げます。
 管理人にとっては年末恒例の頭を抱えてベストを選出する作業ですが、もちろん楽しさがありますし、また、継続の大事さとその困難さに改めて感じ入る次第であります。

  毎年のことですが、当記事では、ストーリーの面白さやエロシーンの実用性、登場キャラクターの魅力など、エロ漫画としての様々な側面における魅力を総合して評価し、あくまで私個人にとってのベスト10として選出しております。主観はバリバリに入っていますが、それでもお勧めするに値する魅力や価値を有する作品であると自信も持って言える作品ばかりですよ。
ランクインした各作品の詳細なレビューは、それぞれのリンク先にある該当作のレビュー記事をご参照下さい。当記事内では、主に雑感やランクインの理由等を記しておきます。
それでは、本年の様々な作品の中で私が特に優れていたと感じた10冊について挙げさせて頂きます。

10位 丸居まる『下のおくちでちゅっ❤ちゅ❤しよ』(ジーオーティー)
HotKissInUnderLip 著者9冊目にして年間ベストには二度目のランクイン。今年は本作を含めて単行本2冊を上梓されていますが、棚ボタハーレム的なウハウハ感がより明瞭に出たこちらを選出しました。むにゅんと柔らかそうな桃尻&おっぱいに包み込まれる幸福感でも十分に一点突破しつつ、インパクトを保つエロシーンの画面構成や次々とエロいプレイが繰り出されるエロ展開の技術も高く評価したいポイントです。→単行本レビュー

9位 カエデミノル『コットンひゃくぱーせんと』(ティーアイネット)
Cotton100% 初単行本にして初ランクイン。元々幅広い作風の作家さんを擁する『Mujin』レーベルですが、最近ではロリエロ系でもベテランから新鋭までを擁してこのサブジャンルでの存在感を発揮。非常に細やかな絵柄で丹念に描かれる日本の風景と、少女の可愛らしさと生気は見事で、作劇も作画も緻密の一言。遅筆ながら、初単行本にして代替の利かない立ち位置を確保した印象があります。→単行本レビュー

8位 駄菓子『交尾の時間』(ワニマガジン社)
TimeForCopulation 3冊目にして三度目のランクイン。モノクロ絵としての魅力を突き詰めた濃厚なエロ描写を強力な武器とすると共に、日常から非日常へのスイッチングの良さと欲望の高ぶりのエネルギーを込めた筆致は流石の一言。以前に比べて、話作りがマイルド寄りでややインパクトを減じた感はありますが、エロ描写のアタックや濃厚感は更に練り上げてきた感があります。→単行本レビュー

7位 高津『人妻Aさんと息子の友人Nくん』(ティーアイネット)
MrsAAndBoyN  著者11冊目にして三回目のランクイン。作劇の幅が広い作家さんですが、寝取り要素・堕ちモノ系の色彩が強くありつつも同時にショタの恋愛感情・独占欲が強く駆動するおばショタ系でもありと複雑な読み口を持たせつつ、ハードなエロ描写の威力で魅せた作品。今年は不祥事(示談済み)を起こして活動自粛中とのことですが、復活を待っております。→単行本レビュー

6位 榎本ハイツ『あいとかえっちとかね❤』(コアマガジン)
SomethingLikeLoveAndSex  前単行本に引き続いてのランクイン。明るく楽しいラブコメ的要素も魅力ながら、愛が人を救うというテーマをヒロインの魅力を通してストレートに熱く伝達してくるストーリーテリングの力強さ、爽快感はこの作家さんの確たる魅力であって、今回もその点で長所を十全に発揮しています。濃厚さや技巧にも配慮しつつ、感情が迸る前のめり感がエロの実用性につながっているのも○。→単行本レビュー

5位 kanbe『痴戯のナカ』(ワニマガジン社)
InsideTheSexualPlay 2冊目にして初ランクイン。コンビニ誌掲載作らしいラブコメ系の安定感も魅力でしたが、今単行本の中編シリーズで一皮むけた印象が強く、妖しく抗しがたい性愛の豊饒へと読み手を誘い、捕える様な語り回しの良さには唸らされました。クドく感じさせない程度に重さや濃さが絵柄に出てきていて、作品の明暗の幅にも対応させつつ、特にエロ描写の濃厚感に寄与しているのも美点でしょう。→単行本レビュー

4位 けんじ『裸体芸術部!!』(ヒット出版社)
NudeArtClub 初単行本にして初ランクイン。各種パロディを中心として、オタクの好きなものを色々と詰め込みました!的な賑やかでハイテンションでエロエロな長編ストーリーという、『阿吽』系列では比較的珍しいタイプの作品。キュートな絵柄で十分な密度のエロ描写という面も安定した実用性に関する魅力ですし、読んでいてとにかく楽しいと思わせてくれるのが最大の長所であり、何処か懐かしいタイプのエロ漫画。→単行本レビュー

3位 東山翔『Implicity2』(茜新社)
ImpliciySecond 前単行本(2017年第3位)に引き続きランクインの完結巻。前単行本の時点で今年の1位になるかもと考えていたのですが、かなり難解な作品で管理人は十全に評価できているかの自信が無く、順位を据え置きました。とは言え、少女性愛の欲望の、業としての深さを抉り出す様な設定とエロ描写で凄味を見せ続けたSF作品であり、エロ漫画ジャンルの歴史に名を残すべき作品であるのは間違いないでしょう。→単行本レビュー

2位 煌野一人『ドールズ』(ティーアイネット)
Dolls 著者3冊目にして上位に初ランクイン。アブノーマル系作家としての面目躍如なハードエロ指向と強烈なディストピアの設定が絡み合い、その上でオムニバス形式の展開を繰り広げながらSF作品的な風刺と警句もあって、作劇・エロが合わさることで重厚な読み口を形成しています。特殊性癖的な部分はキルタイムでの単行本より抑制を効かせている分、訴求層を広げた印象があります。→単行本レビュー

1位 無望菜志『魔剣の姫士』(ジーオーティー)
PrincessKnightWithEvilSword 著者(成人向け)5冊目にして初ランクイン。今年は2冊単行本を上梓されていますが、長編ファンタジーとしての面白みが非常に高いこちらをチョイス。触手乱交エロというアブノーマルテイストはありながら、王道的でポジティブなファンタジーの面白さや高揚感、魅力的なヒロインを多数取り揃えて、エロ可愛さと描写としてのアグレッシブさを両立させたエロ描写と、エロ・ストーリー・キャラが高い次元でまとまった作品です。→単行本レビュー

  以上10作品が、私個人が選出した2018年のベスト10となります。毎年、他の方の年間ベスト10や売り上げランキングなどと比較して、どうも私の選ぶ10作というものはそれらと乖離していることも多く、これは自身のレビュアーの感性として如何なものかと悩むこともあります。とは言え、どれもお勧めですし、そういう意味では毎年私らしいチョイスが出来ていて、そのことが読者諸氏のエロ漫画ライフに何らか資するものがあれば嬉しく思います。
  今年のランキングは初ランクインの作家さんが多いですが、新鋭の作家さんに目を見張る成長をしている作家さん、ベテランらしさが光る作家さん、それぞれの魅力が楽しめて、エロ漫画ジャンルのこの活気が末永く続いて欲しいとも感じました。

  今年は2012年以来、久しぶりの年間レビュー冊数200冊越え(239冊:越年レビューを含む)を果たすことが出来ました。特に本年6月以降は毎月20冊以上のレビューを更新することができ、自分なりにレビュアーとしての自信を幾らか取り戻せたかなと振り返っています。
また私事ですが、漫画語りを得意とするVtuber・皇牙サキさんの活動(配信)にモチベーションを分けて貰ったとも感じており、大変感謝しております。

  年末に際しまして、全ての作品、作家様および出版社様に対し、心からの謝意と敬意を表しますと共に、当ブログの読者諸氏の御愛読に対し、管理人より改めて厚く御礼を申し上げます。

 2019年も素敵な作品に沢山出会えることと、エロ漫画を愛する全ての人に幸せな一年であることを祈りまして

一エロ漫画愛好家 へどばん拝

高崎たけまる『真理亜さんのお気に召すまま』

AsMariaLikes いのまる先生(原作:光永康則先生)の『玉キック』第3巻(少年画報社)を読みました。全体的にオカルト話が多く、白姫ちゃんの存在感が増してきた印象です。スケベニンジャ軍団媚薬責め、美味しゅうございました。
あと、脱ぎっぷりのいい小夜ママンが再登場で、綾音さんとの母娘ダブルスケベが観たいです!!

  さて本年最後の単行本レビューは、高崎たけまる先生の『真理亜さんのお気に召すまま』(コアマガジン)となります。先生の前単行本『エムエムマテリアルズ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ドS美人&美少女達にハードな責めで男性が徹底的に調教されてしまう倒錯のSMエロスが詰まった作品集となっています。

AsMariaLikes1  収録作は、財閥の子息である少年・凪人君は屋敷に新たに雇われたメイド・真理亜さんへの思慕を深めるのであるが、彼女から受けた折檻をキッカケとして少年は真理亜さんに調教される快感に身を委ねていくことになるのだが・・・なタイトル中編「真理亜さんのお気に召すまま」シリーズ全4話(←参照 ち○ぽビンタ 同シリーズ第1話より)+描き下ろしラブラブ後日談(6P)、同作のスピンオフ的な短編「未亡人の体温」、憧れの女の子の下着泥棒がその妹にバレた少年は年下の彼女に“女の子”として調教されてしまい・・・?な連作「MY SWEET LITTLE QUEEN」正続編、および独立した短編3作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。ストーリーそのものとしての読み応えには乏しいですが、エロシーンを含めて倒錯的な幸福に満ちた雰囲気は十分に濃厚であって、読後の満腹感は強くなっています

【男性の被虐性癖に特化したアブノーマル&ハートフル】
  アブノーマルなエロを十分な倒錯性や非日常性を持たせて描きつつ、ストーリー全体としてはそれらの性癖を受容し合う温和さのある作劇スタイルは共通させつつも、今単行本では男性の被虐性癖に特化した上で、アブノーマル感や倒錯性をより強めた作品が揃っています
本来は従者であるメイドに折檻されてしまう喜びを知り、学友なども巻き込んで被虐ライフに染まっていく中編シリーズ、年下の女の子によって男性性を蹂躙されてしまい“女の子”にされてしまう連作、教え子が女王様になってハードな調教をされてしまう短編「悪徳のめばえ」等、“プレイ”ではなく、主従が明確化された状況において、強い痛みや羞恥が男性に一種の褒美として与えられる構図は明確に有しています。
男性が一方的に調教されてしまうケースもあれば、双方が合意の上で行為を過激化させていくSMとしての構図が明確なケースもありますが、恋愛感情や信頼関係がそれらの行為のベースとなっていることが基本であって、倒錯性こそ濃厚ながら話全体としての重さ・暗さは抑制されています。
AsMariaLikes2  男性にとっての被虐性癖にも様々なバリエーションがあって、完璧で優位で性的な存在に愛され、自分の身心の全てを委ねたいと願うタイプの関係性もあれば(←参照 愛とは全てを捧ぐこと 中編シリーズ第4話「真理亜さんの愛するままに」より)、自らの人間性や男性性を破壊されて女性のモノとなることによる自己破壊的な喜びがベースとなるケースもあり(短編「未亡人の体温」等)、恋愛感情の甘味や性的倒錯性の尖り方には作品によって幅があると言えるでしょう。
どちらかと言えばエロシーンの展開がそのままシナリオの流れを形成するタイプで、良くも悪くも情報量が多いエロ描写であるために流れがスムーズというわけではないものの、そこでの台詞の応酬が作品の流れや雰囲気を決定づけているため、読ませる作りになっているとも評し得ます。
  倒錯的ではありつつ、当人達にとっては幸福な関係性が確立させるハッピーエンドとなっており、性癖的な好みが合うかや共感できるかはともかくとして、読後感は良好に仕上げています。

【多彩な造形のドSヒロイン達とキュートなドM男達】
  ドミナたるヒロイン達の年齢層はかなり幅広く、ギリ二桁のランドセルガールから女子校生キャラ、20代前半クラスと思しき綺麗なお姉さんタイプに、程好くアダルトな色気がある20代後半~30歳前後程度と思われる未亡人さんまで登場。
  優しく頼れるお姉さんタイプ、自分に自信がない陰キャストーカータイプ、無邪気さも感じさせるロリ系ガールに、クールで真面目そうな眼鏡美少女と様々なタイプのヒロインを用意しつつ、“彼女達の本性”が表出すれば、サディスティックな笑みを浮かべて主人公の心に羞恥を、体に痛覚を与えると共に、それらを圧倒する快楽で満たしてくれるご主人様として強い存在感を有しています
装身具や衣装、髪の毛なども含めて丁寧に描き込まれたキャラデザインには二次元的な華やかさがあり、全体的にスレンダー寄りのボディデザインを基調としつつ、ぺたんこ貧乳から巨乳までそろえた女体も、お肌のツヤツヤ感や小さ目にまとめた乳輪&乳首も含めて綺麗でしなやかな女体に仕上げています。
AsMariaLikes3  これらのキャラデザインの特徴やスレンダー寄りのしなやかな肢体造形は、男性キャラクター、特にショタ系主人公にも共通しており、もともと中性的な容姿もあって、彼らが性的に調教されて羞恥と悦楽のメス的表情を浮かべてしまう姿に倒錯的な官能性があるのも魅力(←参照 メス開発された男の子 連作前編「MY SWEET LITTLE QUEEN」より)。普通におじさんタイプの男性キャラクターもいますが、絵柄の性質もあって、クドさのないキャラデザとなっています。
  ボディデザインのスレンダーさを重視する分、ややバランスが危うくなる場合もありますが、とは言え、二次元的な華やかさと描き込み密度の高さによるゴシカルな絵としての重さが両立する絵柄は個性的であり、雰囲気の濃厚さにも寄与しています。

【男性へのハードな責めが連続する倒錯の快楽に満ちた濡れ場】
  ページ数こそ多くは無いものの、エロシーンの占める割合はかなり高く、また行為としての特殊性・過激性が強いこともあって、濡れ場の存在感は強く仕上がっています。
  全作品がヒロインの主導するSMシチュエーションであり、男性キャラクターに羞恥と苦痛を与えて喜悦の笑みを浮かべるヒロイン達と、そのことに性的快感を覚えて乱れまくる男性達の対比は強力。抽挿パートについても、ヒロイン側から与えられるご褒美であったり、奉仕の道具として扱われたりで、いわゆる“逆転”的な要素もほぼありません
プレイ内容についても、ディルドーでの少年アナルファックを含めたアナル開発や女装させての露出羞恥プレイ、緊縛や人間椅子、連続搾精プレイなどに加え、バンド結束での射精管理、金玉キックやふぐりホールド、蝋燭責め、小便器扱いなど、ハード&アブノーマルなプレイが男性に加えられるため、かなりM男性向けに振り切ったエロシーンであることに要留意。
AsMariaLikes4  男性が悶絶したり、ぐしゃぐしゃに蕩けきった表情を浮かべたりな様相と、責め手として余裕を保つ女性キャラとの非対称性はSM的に王道的な構図ですが、抽挿パートでは女性キャラのリードを明確に保ちつつも、彼女達も性的快楽をある程度共有することで(←参照 騎乗位で搾りとるよ! 短編「もじもじディープラブ」より)、双方が更なる強烈な快楽を得て金玉をからっぽにする中出しフィニッシュへと投入していく前のめりな流れを形成しています。
比較的小さめで大きさよりも量を重視する擬音遣い、やはり長台詞よりもテンポよく嬌声と台詞を重ねていく文字的表現、柔らかい肌をじっとりと濡らす液汁の描写、男女の肢体を彩る各種衣装など、全体的に派手さやシンプルなアタックの強さよりも、演出の密度と手数を重視するスタイルで、絵柄の性質とは相性が非常に良いと言えます。
  徹底的に射精をじらされ続けたり、逆に各種攻めによる強制連射やディルドーによるトコロテン式の射精など多回戦仕様として構築したりするケースもありつつ、終に決定的な射精が許される中出し(稀にぶっかけ)フィニッシュは、2P見開きのインパクト豊かな構図で提供して射精カタルシスを一気に叩き出しています。

  作品構築としてはこれまでと同様なのですが、その上でアブノーマル方面の、特にプレイ内容について従来よりも強い踏み込みを示した最新刊という印象。愛されつつハードに責められたいドM男性諸氏、またはキュートな美少年をエッチに開発したいドS女子諸氏にお勧めな1冊です。
個人的には、性的に圧倒的な存在であり、従僕であって主人であり、冷酷でありつつ慈愛に満ちた真理亜さんに依存させてくれる中編シリーズが最愛でございます。

可哀想『堕性イズム』

Daseiism  ヤマザキマリ先生の『オリンピア・キュクロス』第2巻(集英社)を読みました。円谷選手の最期を看取るシーンの悲しさ、手塚御大との出会いの感動と表現者としてのデメトリアスに大きなインパクトのある巻でした。これらを通して、古代および近代オリンピックの在り方について述べるヤマザキマリ先生の巻末コラムも非常に読み応えがあって良かったです。

  さて本日は、可哀想先生の初単行本『堕性イズム』(ジーオーティー)のへたレビューです。帯表に“絶対メス堕ち快楽の剛腕!”とありますが、本当にパワーで押し通す剛腕タイプの作風なんですよねぇ。
こじらせ系残念おばさんヒロイン達をち○こパワーで完敗させ、激烈に乱れさせるオナホ扱いハードセックスが詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数は18~24P(平均20P弱)と書店売り誌初出としては控えめな部類。ストーリー面での存在感は乏しいですが、ヒロインのキャラ立ちの良さと強烈無比に押しまくるエロシーンの威力とで十二分なインパクトを残してくれる作品が揃っています。

【強烈な快楽に翻弄されて堕ちていくアダルト美人のお話】
  ドスケベボディの残念美熟女さん達をゴリゴリとしたパワフルファックでメス堕ちさせるというコンセプトは全作品に共通しつつ、作劇としての構図は比較的多彩
  人妻ヒロインとの不倫エロ・寝取り的な様相を呈する短編「奥さまはオナホール」「異ち○ぽこみゅにけーしょん」、高貴な魔王様が部下のオーク達に反乱を起こされて合われ苗床に~なファンタジー凌辱エロな短編「はらめる魔王さま!」、だらしないお姉ちゃんとのエロエロ同棲生活の短編「働かざる姉。」、チンピラによるストレートな輪姦凌辱からの堕ちモノ系な短編「年増リメイク!」と、お話の構図としてはダーク&インモラル系を中心としつつ、軽めの印象の作劇も存在。
いずれにしても、男性キャラクターはヒロインのことを都合の良い性欲処理の相手や、面倒くさい色情狂などと認識して、一人の個人・恋愛対象として執着しておらず、無責任に彼女達に性欲を叩きつけて都合が悪くなれヤリ捨てることも厭わないという、なかなかに殺伐とした空気が漂っています
Daseiism1  このヒロイン側が一方的に搾取されている状況にも関わらず、モテない年増処女であったり、欲求不満であったりするヒロイン達が、持て余していた性欲が一気に解消されてしまう強烈なセックスの快感に染まったり(←参照 マゾ豚ビッチ呼ばわりされたが・・・ 短編「自撮り THE エンド」より)、適当にあしらわれているのに自分が求められていると大きな勘違いしたりと、異性にモテなかったり異性との関係が苦手であったりする者の悲哀や迷走がキャラクター描写に込められているのが、彼女達のキャラとしての存在感を強めている要因と評し得るでしょう。
強烈な性的快感を互いに求めあっている様で、男女双方が見ている方向が大きくズレている状態を、第三者の視点から眺めるという読み口となっており、時にコミカルで時にアイロニカルな印象を持たせることもありますが、そのズレがヒロインを破滅へと追い込んでいくバットエンドで重苦しさを形成するスタイルが主流です。
  作劇そのものに特色や魅力があるタイプではないものの、性欲や承認欲求、自己評価などに翻弄されるヒロイン達の描写の良さが、シナリオ・エロ両面の魅力を高めているのは明確な美点と評したいところ。

【駄肉たっぷり豊満ボディの遅咲きスケベな年増美人】

  短編「きつねや婚々」に登場する稲荷神様(500歳オーバー)や短編「はらめる魔王さま!」の魔王様など、かなり高齢の可能性がある人外ヒロインも存在しつつ、30代半ば~40歳前後の熟女さんをメインとして、上下に年齢設定の幅を持たせた陣容。
叔母や姉、なんと祖母(!?)、上司など、基本的に男性キャラクターよりも年上の女性が登場しており、年上や先輩としての余裕や権威が年下男子のち○ぽによって無惨に粉砕される構図を形成しています。
  弟の家に転がり込んで面倒を依存してくる自堕落お姉さん、クールな様で不器用なイキ遅れ叔母さん、色々と駄目であるがおっぱい自撮りの人気で悦に入っていたフリーター三十路メガネ、ヤリチンに押し倒されて以来セックスに夢中になってしまった四十路キャリアウーマン、クールで仕事一筋な女教師さんなどなど、駄目なところや残念なところが元からあったり、はたまた遅咲きのセックス狂いの故であったりで生じてくるところが、前述した様に、キャラ的な愛嬌であったり悲哀であったりします
Daseiism2  頭部を小さ目、ボディを対比的に大きく描いた上で、特大サイズの爆乳&巨尻を組み合わせた非常に肉感的なボディデザインであることに加え、加齢もあって垂れている爆乳やお腹の脂肪のたっぷり感など、肢体全体のお肉に締まりのないだらしなさがある熟女ボディに仕上げています(←参照 短編「異ち○ぽこみゅにけーしょん」より)。
この溢れんばかりの駄肉ボディに加え、大きいサイズの乳輪や尻毛なども含めて手入れが行き届かずにもっさりと茂る陰毛、処理の甘い腋毛に熟し過ぎた淫臭が香り立つ年増ま○こなど、体パーツ描写に良くも悪くもクドさのある淫猥感を練り込んでいるのも大きな特徴。
  肢体造形の特徴の強さはともかく、熟女感を打ち出しつつも、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさもあって訴求層を狭めないキャラデザインはバランスがよく、初単行本ながら表紙絵と互換性高く安定しているのも評価での好材料と言えます。

【過激なプレイと強烈なエロ演出が連発されるインパクト】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺とは言い難いものの、ストレートな欲望が一方的に叩きつけられ続け、その状態に屈辱や混乱を感じつつも年増ヒロイン達が無様で半狂乱の痴態を曝け出す強烈なエロ描写をたっぷり充填した濡れ場は非常に満腹感があります
Daseiism3  構図としては棚ボタラブコメ的な出だしであっても、ち○こでヒロインを圧倒し、ヒロイン側を下位の存在に叩き落としつつ、身勝手な孕ませ宣言なども投入されるという大変に嗜虐性・一方向性が目立つ凌辱エロとしての色彩が明確なシチュエーションで統一されています(←参照 お説教をした年上女教師も即ズタボロに 短編「年増リメイク!」より)。
ヒロインをオナホや便所呼ばわりしたり、だらしない体型や異性にモテないことを揶揄したり、使い心地を好き勝手に品評したりと、男性側のヒロインに対する台詞の数々がエロの雰囲気の嗜虐性や陰湿さを高めていますし、イラマチオやチョーキング、腹へのパンチ、乳首を抓り上げたり顔を掴んで豚顔にさせたりと、過激で攻撃的なプレイが投入されていきます。
  斯様に激しい行為をされながら、初めてのセックスの喜びやら欲求不満の解消やらがあるために、そのような行為が気持ち良いものだと思い込んでしまっているヒロイン達は、年上としての優位や倫理観、嫌悪や抵抗が即座にはじけ飛んで、無様な痴態を曝け出してそれを更に罵られるという無限スパイラルに突入。
Daseiism4理性が感じられないアへ顔や蕩け顔、乱れた描き文字で表現される悶絶や絶叫に必死な豚の物まねボイス、逆流して口や鼻から溢れ出すザーメンにぐしょぐしょに濡れた秘所から溢れ出す淫液や漏れ出る黄金水といった液汁描写などなど、痴態描写は過激かつ濃厚であって(←参照 短編「奥さまはオナホール」より)、重量級ボディの存在感の強さもあって、終始インパクトのある性描写が続きます。
  超ボリューミィな下半身をホールドして、子宮口をこじ開けるような攻撃的なピストンを繰り出して突入するフィニッシュは、お下品なアクメ顔と悶絶ボイスを曝け出して体液を迸らせつつ白濁液を注ぎ込まれる年増ヒロインの姿を1Pフル~2P見開きで投入して、複数ラウンド制の強力かつハイカロリーな〆に仕上げています。

  エロシーンを含めた全体の流れ、ヒロインの造形にエロ描写の趣向といずれも読み手を選ぶ部分は明確に存在しつつ、コンセプトが明瞭で、かつそれを一貫してやり抜いた力強さを高く評価したい初単行本です。
個人的には、一度押し倒された結果、相手とのセックスに夢中な色情狂おばさんと化したメガネ美人キャリアウーマンのお話な短編「誤注文は私ですよね?」と、クールな釣り目三白眼女教師さんがチンピラたちに酷いことをされてしまう短編「年増リメイク!」が特にお気に入りでございます。

たまごろー『カラメルハメアート』

CaramelHameArt  おりもとみなま先生の『ばくおん!!』第12巻(秋田書店)を読みました。スーパーカブ全世界生産一億台突破記念作品と銘打った第79話が(解説を除いて)ほとんどスーパーフリーしか出てこないというアレな内容で爆笑しました。
空に浮かぶレースで敗れたバイク達・・・紅○豚ですかね?

  さて本日は、たまごろー先生の『カラメルハメアート』(富士美出版)のへたレビューです。先生の前単行本『童貞男子更生委員会』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
あっけらかんとした快楽全能主義でハードなお下品セックスを多彩なヒロインとエンジョイする作品集となっています。

CaramelHameArt1  収録作は、見た目は華やかなギャル系であるが性的な知識が皆無なヒロインはエンコーおじさんに騙されて恋人関係になり(なったと思い込み)、セックスをエンジョイすると共に、生徒会長や友人も紹介して彼女達と共にエロ的ドタバタ模様を繰り広げる中編「年上の彼氏デキちゃいました」全3話(←参照 超気持ちいいならしかたないね! 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編7作+前単行本の紹介漫画(2P)+描き下ろし短編「TAKE OUT」番外編(8P)。
描き下ろしの「TAKE OUT」番外編は、前々単行本『ハメトモコレクション』(同社刊)および前単行本に収録の「TAKE OUT」シリーズの続編であり、黒ギャルヒロイン・みゆきちゃん三度の登場となっています。
単行本の宣伝用掌編と描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~22P(平均19P弱)と平均値としてはやや控えめな部類。軽めの作劇でまとめると共に、程好く強いアタックのエロシーンを適量お届けな構築の作品が揃っています

【あっけらかんと楽しく気持ち良くセックスをエンジョイ】
  クールな美少女が退屈な日常から脱却させてくれる刺激を求めて援助交際に手を出し、強烈なアブノーマル快楽に染まっていく短編「私が欲しかったもの」のように、性愛の特殊性・非日常性を主眼とした作劇もありつつ、それよりもセックスの快楽をごく普通のこととして楽しめる流れを形成する快楽全能主義的な作劇がメインとなっています。
援交おじさんに性的開発をされつつ本人もそれを楽しんでいるし、参入する女の子達もセックスの気持ち良さを肯定的に捉える中編作、セックスフレンドのママさんともエッチする関係になって三人ともハッピーな短編「セフレママ」、精液を飲むと身長が伸びるという情報を信じ込んで幼馴染の少年を搾り取るヒロインな短編「SUPER MILK」など、良くも悪くもセックスへと至る動機づけは至って軽く、特別なものではなく、気持ち良くエンジョイできる娯楽として描かれているケースが多いと言えるでしょう。
CaramelHameArt2恋愛感情をベースとしたラブラブHが描かれる作品もありますが、その場合でも恋愛感情の繊細さよりも、相手をセックスにおいて強く求める感情と直結させることで性的欲望の表出とその充足が描かれていることは共通しており(←参照 短編「君にならデキる 君にしかデキないこと」より)、逆に言えばラブストーリーとしての甘味などには乏しいタイプ。
  エンコーおじさんを彼氏と思い込む中編の様に突飛な展開での漫画チックな楽しさがあったり、短編「私が欲しかったもの」や「夏のアルバイト」の様なインモラル感を強めに打ち出す作品もあったりしますが、全体的に作劇は平板であって、話としての盛り上がりの無さはエロシーンの展開や位置付けに対して、ある程度負の影響があるのも確か。
とは言え、前述した快楽全能主義の無邪気さや軽快さと、話としての抑揚の無さは相性が良いとも言え、総合的には素直に気持ち良いセックスを楽しむ勢いやお気楽感が魅力として保たれていると評し得るでしょう。

【多彩なキャラデザ&性格の巨乳JKヒロインズ】
  短編「セフレママ」に登場する30代半ば~後半程度と思しきセフレのママさんを例外としつつ、その他のヒロインは女子校生級で統一された陣容。
 ギャル系ヒロインを得意としてきた作家さんであり、今単行本でも中編「年上の彼氏デキちゃいました」や短編「TAKE UP with」など、ギャル系ヒロインを擁しつつ、黒ギャルヒロインは描き下ろしの「TAKE OUT」番外編のみであるなど、ギャル系ヒロインはむしろ少な目であることは要留意。
CaramelHameArt3真面目そうでクールなメガネ美少女(←参照 でもエッチではこの乱れ具合だ! 短編「私が欲しかったもの」より)、おっとりドスケベママさん、ヤンデレ要素も少しだけありつつお兄ちゃんラブな正統派の妹系幼馴染ヒロイン、真面目だがその方向がかなりずれてる黒髪清楚委員長キャラにツンデレ系お馬鹿ガールなどなど、これまではあまり描いて来なかったタイプ・キャラデザのヒロインが前単行本以上に多彩なことも明確な特色と言えるでしょう。
  中編作のサブヒロインにちんまり貧乳ボディの女の子が居たり、全体的な肉付きの強弱や股間の茂みの濃さにキャラクターによるバリエーションがあったりしますが、程好くボリューミィな巨乳&安産型ヒップを組み合わせた肉感的なエロボディが勢揃いしており、体パーツ描写等に明瞭な特色があるタイプではないものの、それ故に幅広い層にとって分かり易いエロアピールのある女体設計となっています。
  キャラデザ面に関して以前に比して等身が上がった印象があるものの、カラッと明るい印象とメリハリのあるデフォルメ感の効いた絵柄は訴求層が広いスタイルであり、表紙絵とも完全互換でほぼ安定。この親しみ易い絵柄で適度にお下品なドスケベ感を打ち出してくるのが、実用性を底上げしているのもポイントと感じます。

【程好いお下品テイストを組み込んだアタックの強い演出・構図】
  前述した作劇としての平板さもあって、エロシーンにおいてもやや盛り上げに欠く印象が無いわけではないものの、性欲に火がついてセックスに突入すればあとは欲望に任せてレッツエンジョイという勢いの強さは十分に魅力であり、分量としてはさほど長尺ではないものの、行為のエスカレートや快楽欲求の強化を段階を踏んで見せることで、勢いを殺すことにも時につながりつつ、ページ数以上の質的ボリューム感を生み出しています。
  クールなメガネ美少女をアナル開発&露出セックスな短編「私が欲しかったもの」や、彼氏君が言葉責めをしながら彼女さんの羞恥心を煽る無理矢理気味の青姦を描く短編「夏のアルバイト」など、例外も存在しつつ、男女双方が積極的に快楽を求めていくエネルギッシュな和姦エロがメイン。
シチュエーションチェンジを織り込むこともあってかどちらかと言えば前戯パートは短めにまとめて、抽挿シーンをじっくり、もしくはシチュ変化を付けて複数回見せるエロ展開が主流と言えますが、ち○ぽを丁寧に唇と舌で迎え入れるねっとりフェラ描写や手マンでヒロインのエロ可愛い反応を引き出すシークエンスなどに適度な尺を割いた展開も存在。
CaramelHameArt4  抽挿パートにおいては、AV構図的なものも含めてストレートに結合部を見せ付ける構図で、ズボズボとパワフルに出し入れされるち○この圧力と濁音メインで勢いのある擬音でパワフルに仕上げつつ、蕩けた表情付けや断面図を組み合わせる画面構成が特徴的(←参照短編「TAKE UP with」より)。
このストレートに淫猥な構図に加え、アへ顔チックな表情付けに淫語搭載のハートマーク付き実況エロ台詞、獣めいた言葉にならない嬌声など、程好いお下品さを含ませたエロ演出で、ヒロインの快楽の強烈さを描き出すことで、アタックの強さと濃厚感をエロ描写に添加しています。
  鈴口を子宮口に密着した状態で、噴水の如く白濁液が発射される特徴的な断面図を付随させた中出しフィニッシュは、結合部ドアップの上でアクメ快感に絶叫する表情を大ゴマメインで見せ付けており、多回戦仕様の〆として十分なアタックを有しつつ、たっぷり白濁液が零れ出してくる様子を見せ付ける追撃描写も標準搭載しています。

  作家としての個性・特徴がこれまで以上に認識しがたくなってきた部分があるものの、多彩なヒロインを擁しつつパワフルなエロで十分な満腹感を形成しているのは万人受けという側面を拡大させてきた印象です。次回はギャル多めのものにしたいとあとがきにありましたので、そちらを期待したいところ。
個人的には、真面目でドスケベな生徒会長という新境地的なキャラが面白かった中編第2話と、この作家さんらしいギャルヒロインが登場の短編「TAKE UP with」がお気に入りでございます。

前島龍『おとなのおもちゃの使い方』

HowToUseAdultsToy  TVアニメ版『うちのメイドがウザすぎる!』最終第12話「うちのメイドとこれからも」を観ました。母との思い出の部屋に入られたこと以上に自分の中での母への想いの在り方について悩み苦しむミーシャが、ちゃんと救われてよかったなと思いました。
いや、まぁ、本作で一番好きなのはみどりさんなので、彼女も活躍?していて良かったですよ。

  さて本日は、前島龍先生の『おとなのおもちゃの使い方』(茜新社)のへたレビューです。前ブログでの規制の関係でこのジャンルを取り上げる頻度を落していたこともあり、大分久しぶりにレビューを書けるのですが、『ドキドキろりっくす』(同社刊)のへたレビュー等過去作のレビューもよろしければご参照下さい。
華奢ボディの少女達の心と体が蹂躙され、半狂乱の痴態を曝け出すハードなロリータ凌辱エロがメインとなる作品集です。

HowToUseAdultsToy1  収録作は、親の引っ越しで友達が作れずにいた少女は悪いおじさんに騙されてセックスなるものの勉強をねっちり仕込まれ、その姿を撮影されているのだが・・・な「ガキま○こ 井上楽美香」シリーズ正続編(←参照 何にも分かってない子を騙して 同シリーズ正編より)、および読み切り形式の短編7作。
 フルカラー作品である「ガキま○こ 井上楽美香」シリーズの続編(8P)を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均21P強)と中の下クラスのボリュームで推移。話の内容もあって重苦しい読書感であることも多く、その上でゴリゴリに暴力的なエロを叩きつけてくる濡れ場の強力な存在感が組み合わされています

【雰囲気の明暗に幅はありつつストレートな凌辱展開】

  ロリータ少女に悪い大人が襲い掛かるストレートな凌辱エロが揃っており、後述する様にその構図は共通させつつ雰囲気をガラッと変えた短編もありますが、暴力的な黒い欲望がヒロインに叩きつけられる状況には相応の重苦しさがあって、この作家さんお得意のハッピーチューンなロリ漫画を期待する諸氏は要留意。
  ヒロインに対するストーキングをしてから自宅に突入してレ○プしたり、他の男との関係性を知った上でねっとり調教して寝取り的な様相を呈したり、ヒロインに罪悪感を植え付けて性愛関係を迫ったりと、男性側の悪意や周到さ、少女への歪んだ執着が十分な密度で作劇に練り込まれているのも特色と言えるでしょう。
HowToUseAdultsToy2気持ち悪いロリコン男性達に肉体的な面で好き放題にされてしまうことに加えて、ヒロインが未熟な精神も蹂躙されてしまうことも攻撃性・暴力性を高めており、放心の余りに男性の言いなりになってしまったり、性的な玩具であることを自認させられたり、酷い場合には精神が壊れてしまったりしており(←参照 ストーカーレ○プ犯を恋人と思い込むことで・・・ 短編「ジューンブライド」より)、少女達への憐憫を生じさせると共に、読後の胸糞悪さも強く仕上がっています。
  ヒロイン側が騙され続けているため、本人は苦痛を感じていないものの、明確な搾取構造である「ガキま○こ 井上楽美香」シリーズ、大好きな先生との交際を続けようとして校長に“分からせ”られてしまう寝取られ展開的な短編「あたしの恋愛事情」など、悲劇性や暴力性はそこまで強くない作品もありますが、これらも嗜虐性を含んだ作劇であるのは共通。
  これらの作品に対し、幼いヒロインが悪い男に狙われて・・・という構図そのものは共通しながら、熱心なファンでもある脅迫ストーカーおじさんと意気投合してしまったり(短編「るんのサクセスストーリー」)、脅迫してきたキモイ童貞おじさんの本気を引き出して凌辱セックスをエンジョイするべく、ヒロインが演技に徹したりと(短編「自慰っくす プラムちゃんvsレイプおじさん」)、定番の辱展開のパロディであったり、記号的な存在としての種付けおじさんであったりを描いて、あっけらかんとしたオチでまとめる作品も存在します。
このため、必ずしも重苦しい作品揃いという訳ではないですが、ごくストレートな凌辱エロとしての威力や陰湿さがあるからこそ、上述のパロディや逆相の面白みがあると言えるので、特にヒロインがかわいそうと感じるエロ漫画が苦手な方は回避を強く推奨します。

【未成熟感を強調した華奢なちっぱい女児ボディ】
  短編「みつごのたましい」に登場するJCガールを唯一の例外として、その他の作品のヒロインは中~高学年クラスのランドセルガールズで固定。
兄に対して反抗的な態度を取る短編「シスターコンプレックス」の妹ヒロインや、大人しそうなフリをして実はドビッチな短編「自慰っくす プラムちゃんvsレイプおじさん」のエロ配信ガールなど例外も存在しますが、純粋であったり気が弱かったりな女の子が多く、そんな彼女達が一方的に蹂躙されるという構図が、凌辱エロとしての惨さを形成。
HowToUseAdultsToy3  微乳~二次成長期特有の膨らみかけ尖りおっぱいに、肉付きの弱いお尻、華奢な四肢に寸胴イカ腹ボディ、鏡面仕様の股間などなど、未成熟感の強い体パーツを組み合わせた口リボディは倒錯性を掻き立てるものであり(←参照 短編「シスターコンプレックス」より)、また肉感の弱さ故に華奢さを感じさせる小さい肢体が、激しい性行為に晒されるという状況も強烈な背徳感を生んでいます。
  徐々に全裸セックスへ移行していくケースが多いものの、ランドセルを背負わせたままでのセックスや猫耳スク水コスプレがあったりと、男性の欲望の対象にさせられるという視覚的演出にも貢献していますし、ガーリーな可愛らしさのある丁寧な衣装描写でヒロインの魅力を高める工夫はラブエロ系と共通する美点。
比較的普通?のキャラデザの男性も複数名存在しますが、心の歪みが顔に出たような気持ち悪さを感じさせる容貌の男性キャラクターが多く、キュートな女子ヒロインとの美醜のコントラストを形成すると共に、肥満体であったり中年太りであったりと体の大きさがある分、ヒロインの体の小ささや華奢さを対比的に強調する役割も担っています
  筆の早い作家さんであり、大よそ直近1年間を初出とする作品が揃っていることもあって作画の統一感は高く、モノクロでもフルカラーに劣らない修飾性の高さや密度を出しつつ、ヒロインの萌えっぽい可愛らしさを打ち出せる絵柄はそれ単体で魅力。その絵柄でがっつり凌辱エロを描くというギャップもまた大きな特色となっています。

【ヒロインを圧する攻撃的な構図と飽和感の強いエロ演出】
  ページ数としては必ずしも多いとは言えないものの、エロシーンの占める割合は十二分に高く、また状況のエスカレートや趣向の変化などをエロ展開の中に織り込んでいくことで、ページ数以上のボリューム感を出す構築になっているのは○
  前述した様にヒロイン側に性行為に対する一定の積極性や受容が描かれているケースもありますが、その場合でも男性側の欲望が好き勝手に叩き付けられることは共通しており、ヒロインの心身を蹂躙する凌辱展開には相応の圧力や攻撃性があります
複数のエロシチュを入れ込むケースなどもあって、必ずしも前戯→抽挿パートのスタンダードな展開にこだわらないものの、一方的にキモイ感想を述べながら女子ボディの秘所やちっぱいを好き放題に舐めたり吸ったりオモチャで責めたりする愛撫描写や、剛直にご奉仕させて白濁液をぶっかける口淫描写などを投入して、この時点で強烈な背徳感や欲望の一方向性を強く印象付ける流れを形成。
  処女ヒロインも含めてキツキツな小さな秘所に肉棒をぶち込んで開始される抽挿パートでは、前述した体格差もあってヒロインの頭部や胴を手で押さえつけたり、後ろから両腕を掴んで仰け反らせたり、いわゆる種付けプレスといった、暴力的な体勢・構図を取ることが多く、構図としての無理やり感や男性側の優位を強調しています。
HowToUseAdultsToy4抽挿パートでも男性側の身勝手な台詞が繰り返される一方で、言葉にならないハートマーク付きの半狂乱のエロ台詞&嬌声、涙や涎を零す蕩け顔、ガクガクと強烈な感覚に反応する華奢ボディなど、エロ可愛さを担保しながらも導入パートとは大きく異なる激しいリアクションをしてしまうヒロイン達の痴態に十分な強烈さを持たせているのも明確な特色(←参照 短編「るんのサクセスストーリー」より)。
  淫液でびしゃびしゃになった秘所へのピストンを続けながら、ねっとりとしたベロチューやちっぱい弄り、性玩具でのアナル責めなど、手数を組み合わせてヒロインに強烈な感覚を叩き込み続け、多回戦仕様メインのフィニッシュは強烈なアクメ感覚に女児がしちゃいけないメス顔とお下品のアクメ絶叫を曝け出しながら白濁液を受け止める姿を大ゴマで投入しており、追撃描写の執拗さも含めて強烈なインパクトを叩き出してエロシーンを〆ています。

  作劇としてもエロとしても間違いなく好みが分かれるタイプの作品群ですが、ヒロインを追い込んでいく畳みかけの上手さや、逆にその黄金パターンを記号的に魅せるパロディの面白さがあったりと、技巧の魅力も感じさせる作品集と個人的には感じます。
管理人のお気に入りは、生意気な妹ヒロインをエロ漫画みたいにち○ぽで完全制圧な短編「シスターコンプレックス」と、意外な形でハッピーエンドに収まる短編「るんのサクセスストーリー」が特にお気に入りでございます。

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