
完全にハーレム展開に突入しており、こんな可愛くて尽くしてくれる黒ギャル巨乳JKが居るのに、こいつ、何と言う贅沢野郎・・・!とか毎度思っております。
さて本日は、赤月みゅうと先生の『ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ❤』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ラブメア❤』下巻(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
素直になれない美少女さん達が主人公を犯しちゃう暴走ストーリー&エロ可愛く蕩けまくる汁だく痴態が詰まった作品集となっています。

1話・作当りのページ数は24~36P(平均28P)と標準を上回るボリュームで推移。この作家さんとしては比較的珍しいことにストーリー面の存在感は弱く、その分エロシーンにどっぷりと漬かれる構築となっています。
【自分を偽る歪みが解消されていく恋愛ストーリー】
SF要素のある長編ハーレムドラマを得意とする作家さんですが、今回は2~4話程度の中編クラスということもあって、作劇面は比較的コンパクトにまとめられており、エロシチュエーションの構築に専念したスタイルと言えるでしょう。
3作品とも女性キャラクターが性行為とそこへの展開を明確に主導しており、自身の正体を隠して男性とのセックスをエンジョイするというのは、中編「ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ❤」と連作「猫屋敷夢美は今日も睨む1/2」に共通する要素。

高飛車美少女が下僕の少年をセックス相手に命じてたっぷり搾りとるものの、実はドMな性癖を彼の前では明らかにして主従逆転な連作「女王様はMの奴隷」も含め、女性キャラクターに拘束されたり夜這いをかけられたりと、彼女達に好き放題される倒錯性を打ち出しつつも、所謂“逆レ○プ”的な被虐性は強くなく、ヒロイン達の本音や性的欲望を引き出すための展開と理解してもよいでしょう。
斯様な展開である分、どちらかと言えばメインヒロインとの関係性について集中させる作劇であり、雪達磨式に参加ヒロインが増加していく中編「ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ❤」こそ明確にハーレム作品ですが、その他2作は明確にメインとなるヒロインを据えたラブストーリーとして構築して、甘味の強いラブラブエンドを迎えさせています。
【キャッチーな属性付けのスレンダー巨乳ガールズ】
中編では計6名のハーレム仕様、連作「猫屋敷夢美は今日も睨む1/2」は1人ヒロイン制、連作「女王様はMの奴隷」ではメイン&サブのダブルヒロイン制とそれぞれヒロインの人数は異なりますが、いずれも女子校生級の美少女さんで年齢層を統一。
普段は大人しく内気ながら主人公を目隠ししてセックスに励むという大胆さを見せる女の子に、お兄ちゃんラブな義妹、クール義姉さんに明るい処女ビッチさんなどを擁する中編作のハーレム陣に加え、連作「猫屋敷夢美は今日も睨む1/2」に登場するツン度高めながらそれ故にデレが強烈な夜這い系ツンデレ姪っ子、連作「女王様はMの奴隷」に登場の高飛車ドSとみせて実はピュアなドM性癖の女王様系ヒロインと、それぞれキャッチーな魅力を擁するヒロインが揃っています。
いずれもキャラクター性を掘り下げるというよりかは、エロシチュに合わせてその盛り上がりを図るタイプの造形ですが、分かり易い属性付けであることは、ラブコメ的な読み口の軽快さにもつながっています。

どちらかと言えば素朴で柔和な印象のある絵柄ではあるのですが、その一方で比較的修飾性が高いこともあってエロシーンでは適度な濃厚感を有しており、また今回は全体的にキャッチーな属性付けであることもあってか、二次元キャラらしい華やかさがこれまで以上に明確に感じられます。
絵柄の適度な濃密感と華やかなキャッチーさの両立は、現在のエロ漫画ジャンルにおけるメジャーな方法論であるので、元の絵柄の良さを保ちつつその方向性に寄せてきたと言えるかもしれません。
【ベーシックな演出を濃厚に仕上げるエロ可愛い痴態描写】
各エピソードに十分なページ数があることもあって、エロシーンは程好く長尺となっており、蕩けて濡れるヒロイン達の痴態をたっぷり鑑賞可能の優良抜きツール。
ヒロインの目隠しをされて貪られたり、夜這いをかけられ(実は起きているのだが)睡姦をされたり、女王様気質のツンデレヒロインにエッチの相手をさせられたりと、明確にヒロイン主導&上位のエロシチュエーションが特色ですが、その一方でそれらはヒロイン達の素の好意やエッチへの積極性を引き出す仕掛けであって、セックスとしても恋模様としてもWin-Winな構図となっているので、暗さや歪みのある倒錯性とは意外に無縁。
大好き相手に柔らかボディを密着させながら、初めて見るちんこを愛おしげに口や豊満バストで奉仕するフェラ・パイズリ描写、積極的に唇を何度も重ねるキス描写、逆におっぱいを吸わせたり顔面騎乗で秘所を押し付けたりなヒロイン主導の愛撫描写などなど、場合によっては1話丸々という長尺の前戯パートの時点で、体を押し付け合い粘膜を絡めることでの濃厚な陶酔感が形成されています。
複数人エッチではフェラと同時の玉舐めやアナル舐め、ダブルフェラなどのゴージャスなご奉仕プレイもあってここでお口にたっぷり放出の射精シーンを投入し、既にぐっしょり濡れそぼったヒロイン達のパイパン処女ま○こに誘導されて抽挿パートを開始すれば、更に蕩けた表情と嬌声をヒロイン達が曝け出す仕様。

ヒロイン側が自身の好意を素直に伝えたり、自身の性癖を自覚したりすることで、ヒロイン側の一方的な主導権は喪失され、激しいピストンによる中出し連発の一大攻勢によってぐしゃぐしゃに蕩け、1Pフル~2P見開きのスペクタルな中出しアクメと、弛緩した体が汗やら精液やらにいやらしく濡れている追撃描写でハイカロリーな〆に仕上げています。
今回は抜き特化のスタイルに集中した印象であり、エロシチュエーションの工夫もあって、武器となるエロ可愛くも濃厚な痴態描写を存分に楽しめる作品集となっています。
個人的には、高飛車な女王様系ヒロインの濃厚フェラ責め&ドM性癖が明らかになって下僕に滅茶苦茶にされちゃう一粒で二度美味しい連作「女王様はMの奴隷」に愚息が大変お世話になりました。