2018年07月

アヘ丸『アヘっ娘❤天国』

AheGirlsParadise  稲葉光史先生(原作:山本崇一朗先生)の『からかい上手の(元)高木さん』第3巻(小学館)を読みました。アダルト美人妻な高木さんの膝枕歯磨き・・・されたいですッ!!
今回、娘のことを大切に思う西方君の“父”としての家族愛の表現が目立ったなと感じましたね。


  さて本日は、アヘ丸先生の初単行本『アヘっ娘❤天国』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。なんとも思い切ったペンネームですが、名は体を表すの心意気は頼もしいですね。
ドスケベなスレンダー巨乳ボディの美少女&美女が多彩なエロシチュの中でハードな演出目白押しな痴態を曝け出す作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。これに加えて、巻末にはおまけイラスト(4P)が付属します。1作当りのページ数は20~24P(平均20P強)と、中の下クラスのボリュームながらエンジェル倶楽部掲載作としては標準仕様でほぼ固定。ストーリーそのものの存在感は弱いですが、エロの強烈なインパクトと十分なボリュームで満腹感を生む出す作品が揃っています

【欲望任せのイージーさもありつつ多彩な作劇】
  ヒロイン達のドスケベ痴態をたっぷり投入するというコンセプトは共通させつつも、作劇の方向性は様々であって、そのことが後述する様にエロシチュエーションの多彩さに直結しています。
  男性がそのちんこパワーでヒロインを圧倒するというエンジェル倶楽部レーベルでは王道の凌辱系統の作品も存在しつつ、ショタ君がエッチなお姉さんに誘惑されて~な短編「お隣さんはビッチ」であったり、ビッチ姉妹の勘違い暴走&意外な積極性で魅せる短編「姉妹のヒミツ」など、ヒロイン側の積極性で男性にとって美味しい状況が転がり込んでくるという作品も存在。
AheGirlsParadise1堕ちモノ系・調教系では、強気なヒロインが“絶対に屈しない!”的な宣言をしながらも(描写としては)サクサク快楽堕ちしていたり(←参照 絶対に堕ちないんだからッ!! 短編「生徒会長、堕ちる!」より)、人妻寝取られエロである短編「がんばる!主婦の日々」では、息子の友人である悪餓鬼、近所の老人、パート先の店長、宅配の人など、このサブジャンルにおける定番ネタからぶっ飛んだネタまで詰め込みに詰め込んだ展開をしていたりと、オーソドックスな展開を敢えて少し捻ったり、コミカルにアレンジしたりな作劇に面白味も感じます。
  お姉ちゃんとの背徳ラブラブ調教プレイと見せかけて意外なラストへ突入する短編「僕と香澄さんのドスケベな日常」などが顕著ですが、ヒロイン側の性的な積極性や快楽への貪欲さを、男性側でコントロール不能なものとして描く作品があるのも一つの特徴
これらのヒロイン側の積極性や、様式美的な展開に由来する“軽さ”と場合によってはそこから少し捻る諧謔性などもあるため、ヒロイン側が快楽の虜になって~というバットエンド系のまとめ方でも、あまり悲壮感や絶望感は無く、男女別なく快楽に狂騒していく貪欲さ、或いは浅ましさで貫徹しているとも評し得るでしょう。

【多彩な設定のスレンダー巨乳ボディな美少女&美女】
  女子校生級の美少女さんを明確に主力としつつ、女子大生級の綺麗なお姉さんや20代後半~30代後半クラスと思しき人妻ヒロインも複数名登場する陣容。
  ビッチな黒ギャルJKやら、清楚系女優を目指していたグラビアアイドル、性生活に不満なため義理の息子の欲求を受け止める義母さんに、旦那を愛しているのに行く先々でエロトラブルに巻き込まれる人妻さん、強気で母思いの性格な生徒会長ヒロインなどなど、多彩な属性・キャラ付けのヒロインが揃っているのは短編集らしい魅力でしょう。
強気な美少女が快楽に屈服したり、人妻ヒロインが背徳の快楽に染まったり的な、エンジェル倶楽部的に王道なキャラ付けのヒロインも多いですが、勘違いでエロ暴走したり、はたまた男性を圧倒する貪欲さを示したりと、定番に固めすぎることなく漫画チックな楽しさや個性などを含ませてキャラを立てているのは評価したいポイントの一つ
AheGirlsParadise2  ヒロイン陣のボディデザインについては、等身高めですらいと長い四肢が伸びるスレンダーボディにボリューミィな巨乳~爆乳を組み合わせたものであり(←参照 短編「ギャルJKのナマイキ堕ち」より)、肢体造形のバランスとしてはぴーきーな印象もありつつ、バスト&ヒップ&太股の存在感が細身のボディとの比較で更に強調されることおでド直球なセックスアピールを放っています
  なお、男性キャラとしてはおねショタ系における純朴な少年キャラクターも数名登場していますが、基本的には中年太りしつつ筋骨隆々なおじさんや、不細工な顔をした肥満男性など、ヒロインとの美醜の対比を形成するタイプの竿役が中心。
  オーソドックスなアニメ/エロゲー絵柄のベースを有しつつ、前述したエロさ最重視のボディデザイン等も含めて淫猥さを十分に練り込んだ絵柄は、最先端とは言い難く、また作画密度の高さゆえに、過剰さや重さを感じさせるタイプではありますが、それらは難点でもありつつ、同時にエロのいい意味での“クドさ”やアタックの強さに直結する美点でもあります。

【ハードなエロ演出を高密度で重ねるイキまくりセックス】
  欲望任せにサクサクとエロシーンへと投入していくストロングスタイルであることもあって、エロシーンの尺は十分に長めであり、前述したドスケベボディの存在感と後述する演出の強烈さで実用面でのボリューム感を更に高めています。
AheGirlsParadise3  ヒロインが誘惑してのおねショタH(←参照 短編「お隣さんはビッチ!」より)、強気ヒロインを屈服させる調教&凌辱、人妻ヒロインの不倫セックスにグラビアアイドルの騙しエロ&睡姦など、エロシチュは様々ですが、男女いずれかの欲望が強烈に炸裂して、相手を巻き込む形で更なる快楽を求めて突き進んでいくパワフルさは共通しています。
  エロ描写における大きな特色としては、作家名および単行本タイトル名にもなっている“アヘ顔”を中心とした過激・過剰さのある演出手法を密度高く投入することであり、ハードコア指向の強いエンジェル勢の中では飛び抜けて強烈という訳ではないものの、やはり単行本としてまとまるとそのアタックの強さは印象に残ります。
AheGirlsParadise4要所で投入するブザマなアヘ顔や、結合部のアップ構図、大量に添加される液汁描写に子宮や卵巣等も付随させた透過図(←参照 乳首捻りでこのアクメっぷり 短編「僕と香澄さんのドスケベな日常」より)、乱れた文字で読ませることよりも分量と勢いを重視したハートマーク付きエロ台詞など、演出面での強烈さは特に抽挿パートで顕著で、抜き所多数搭載な複数ラウンド制の勢いを形成。
  絶頂を迎えて腰を浮かし、仰け反る肢体や、鷲掴みにされて変形する豊満なバスト、種付けプレスの様に女体をやや無理な姿勢でホールドしながら叩き付けるようなピストン描写など、女体の存在感を打ち出しつつ、それへの支配欲・征服欲を強く喚起する描写が多いことも共通しています。
勢いが強い分、エロシーンにおける絵柄の安定感の不足や、描写を詰め込むのか大ゴマで威力を出すのかの選択肢がブレがちな画面構成などには一定の留意が必要ですが、ともあれ、演出の強さと快楽に狂乱するヒロイン達の勢いとでガンガン押し進めた上で、派手な演出を伴う中出しフィニッシュにつなげています。

  エンジェル勢らしいハードコアなエロ描写を前面に押し出して抜きツールとしての満腹感を打ち出しつつ、同時にエンジェル勢の現在のメインストリームと少し異なる漫画チックな面白さもあるスタイルと感じた初単行本でした。
個人的には、強気で生意気な黒ギャルJKを完堕ちさせられるか勝負の2日間な短編「ギャルJKのナマイキ堕ち」に愚息が大変お世話になりました。

駄菓子『交尾の時間』

TimeForCopulation  ヤマザキマリ先生&とり・みき先生の『プリニウス』第7巻(新潮社)を読みました。本作で描かれる皇帝ネロ、“愚か”なのかもしれませんが極めて“人間的”であって、彼の狂騒には同情の念も湧いてきます。
一方、プリニウス一行はピラミッドで『インディ・ジョーンズ』ばりの大立ち回りでございました。

  さて本日は、駄菓子先生の『交尾の時間』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『契りの家』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
淫液に塗れながらひたすらに快楽を貪る激しいセックスを非常に濃密な描写&演出で描き出す強力な抜きツールとなっています。

TimeForCopulation1  収録作は、付き合い始めて数か月のピュアな少年少女のカップルが秘密基地で初めてのセックスに挑戦して互いにすっかり夢中となるタイトル短編「交尾の時間」(←参照 ドキドキ初エッチ 同短編より)+描き下ろし後日談(1P)、その他読み切り形式の短編10作。なお、短編「ベールの奥は」「Golden Days」「マンキツ」については、描き下ろしの後日談イラストが1~2P付属。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は8~22P(平均18P強)と、書店売り誌である『X-EROS』に移籍後もコンビニ誌掲載作並のボリュームで推移。作劇自体の存在感は希薄ですが、話とセックスの流れの中で形成される雰囲気の濃密さと、エロ描写の質的な満腹感の圧倒的な高さで満腹感の強い仕上がりとなっています。

【堰を切って溢れ出す性欲の奔流に飲み込まれる作劇】
  今回も強烈にインモラルな香りを放つ表紙絵ですが、エロシチュとして一定の背徳感やスリルを感じさせるものはありつつ、カテゴライズとしてはラブエロ系や棚ボタ的なエロ展開などが目立つスタイル。
その一方で、恋愛ストーリーとしての甘ったるい幸福感や青春コメディ的な楽しさをメインとした作劇ではなく、好き合う者同士の平穏な日常から、双方が欲望を解放した時に快楽を求める貪欲さが全てを飲み込む濁流の如く走り出す変化が、性的欲望の根源的な強烈さを感じさせ、また非日常に包み込まれていく妖しさ・背徳感を打ち出すことで、アモラルな様相を呈しているのも確か
TimeForCopulation2この日常から非日常へと移り変わる時の、登場人物たちの“スイッチ”が入った描写は相変わらず秀逸で、そこまで微笑ましい睦み合いや穏やかな会話をしていた男女が、一気に性的な存在へと豹変する様な切り替え方は(←参照 久しぶりに会った遠距離恋愛のカップルが 短編「ミルキィウェイ」より)、ある種読み手の意表を突くものであって、後述する濃密なセックス描写へと問答無用で牽引してくるパワーとテクニックがあります。
  ドスケベなサキュバスさんとのエロ的攻防を描く短編「夢ごこち」、童貞を喰ってくれた先輩美人の本性が明らかになる短編「フォーリンエンジェル」など、ラブエロ系よりインモラル系の性質が強い作品もありますが、“ダークさ”はないタイプの作品であり、平和なまとめ方のラブエロ系と印象の差異はあまり感じません。
  ページ数の関係もあって、ストーリーの展開の面白さやドラマ性には明確に欠けますが、“目前の性的快楽に無我夢中になる男女”という単純なようで、作劇としてそのシンプルさを突き詰めるのは意外に難しい様相を、普段の姿とはまるで異なる、男女の淫猥な姿と激しい絡みで視覚的に表現しきった作劇であると評したい所存。

【一定の生々しい官能性のある美少女&美女の女体表現】
  女子校生級の美少女さん複数名に加え、女子大生クラスの綺麗なお姉さんや20代半ば~後半程度のアダルト美人なども登場しており、瑞々しい思春期ガールズと成熟した色香のある美人ヒロインには一定の描き分けがあります。
  男嫌いな清楚でお堅いお嬢様、内気で大人しい地味な目隠れ女子、喧嘩をすることもあるが旦那さんラブな人妻美人に地味な容姿の女教師、初々しいカップルの制服女子などなど、美人や美少女ではありつつ、どちらかと言えば派手さや華やかさがないタイプの女性が、エロシーンでは一気に根源的な欲望・淫猥な本質を曝け出すというキャラメイクが真骨頂と評し得るでしょう。
前述した様にシナリオパート自体が短いため、キャラの掘り下げという意味では不足も感じますが、この“変容”のインパクトをごく短い尺で表現して見せる技量は間違いなくキャラクター描写の巧さと言えます。
  年齢層に幅があることもあって、並乳クラスのキュートボディなJKヒロインもいれば、爆乳クラスの豊満バストをお持ちなグラマラス美女までボディデザインには一定のバリエーションがあり、いずれもバスト&ヒップを中心としたもっちりとした柔らかさが女体のエロさを増幅。
TimeForCopulation3また、肢体全体のバランスを保ちつつも“綺麗な女体”に収めるのではなく、ヌルヌルとした淫液とそれが絡み付く柔肌の質感、柔らかさ故にだらしなくたわむ乳房や尻肉の表現や、毛の一本まで丁寧に描く容易な淫猥な陰毛描写に、一定の生臭みを感じさせるような性器描写など(←参照 短編「記念日情事」より)、オスの興奮を誘うプリミティブなエロさを丹念に練り込んだ“メスの体”として形成していると評したいところ
  後述する各種エロ演出も含め、非常に作画密度は高く、また黒やそれに近い色の重みが効いたモノクロ絵であり、それらの暗さの中で浮かび上がる柔肌の白さの淫靡さや、髪や瞳の艶やかさなど、陰陽のコントラストで魅せる精緻な絵作りは、表紙絵に示される以上のクオリティを以て、単行本を通して安定しています。

【濃密なエロ演出で彩る汁だく貪欲セックス】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺とは言い難い分量の濡れ場ではありますが、前述した様に一度エロシーンへと雪崩れ込めば、快楽に飲み込まれ、更なる快楽を求めて悶え乱れ、体中を濡らす淫液を介して両者の体が溶け合うかのような濃密で貪欲なセックスが怒涛の勢いで展開されることで、非常にハイカロリーなセックス描写となっています。
  学校の教室や漫画喫茶での羞恥セックス、配信用のエロ動画撮影をしながらドスケベお姉さんに搾られるシチュ、乱交セックスなど、インモラルな要素を含むシチュエーションもありつつ、恋愛セックスも含め、それらの状況やら建前など関係なく、目前の肢体と快楽にこそ夢中になっているというエネルギー感が身上
  前述した淫猥な液汁描写と粘膜描写の組み合わせは前戯パートで強力な武器となっており、美少女&美人が淫猥な表情でちんこにむしゃぶりつき、下品な水音を立て、白濁液を顔面に浴びるシークエンスや、ねっとりとした愛液を溢れ出す秘所へのクンニや手マン、そして艶っぽい唇と舌を密着させるキス描写などの濃厚さで盛り上がりを図ります。
  この前戯パートも含め、やや駆け足という印象はありますが、小ゴマや視点を引いた構図を含めて、効果的な配置と連続描写で視点を引き付け、かつページ単位での情報量を常に多く見せる構成とで十分なタメを作れるのは間違いなく美点であって、既にぐしょぬれの秘所に挿入して激しく腰を使い合う抽挿パートもページ数以上に長く感じさせます。
TimeForCopulation4瞳の焦点を失ったアヘ顔チックな表情付けに、涙や涎でぐしゃぐしゃになり蕩けきった表情、体中を濡らす汗や精液、秘所から漏れ出す黄金水、もはや言葉にならないまま連呼されるハートマーク付きの嬌声に勢いのあるピストン描写と、“静”として魅せる描写の濃厚さと“動”として魅せる勢いやアタックの強さを両立させたエロ演出も圧巻の出来(←参照 短編「マンキツ」より)。
  前述した潮吹き描写や前戯パートにおけるぶっかけ描写なども含めて複数ラウンド制とすることが多く、ゴム付きセックス&フィニッシュもあることには好みも分かれるでしょうが、性的欲望を解放しきった強烈な絶頂に震えるヒロインのハードな痴態と汁塗れで精液を受け止める秘所を見せつける大ゴマを投入すると共に、それでもまだ終わらずにがっつき続けるような欲望の底なし感も示して〆ています。

  高い技量と丹念な描き込みによって保証される実用性の高さに加え、その剥き出しでストレートな性的欲望の奔流をスムーズに、そして有無を言わせぬパワフルさで読み手に浴びせるキャラメイク・シナリオワークも明確な美点と評したいところ。
どれもお気に入りなので選ぶのは難しいですが、強いて1作だけを選ぶのであれば、男嫌いで堅物だったお嬢様生徒会長が、彼氏が出来てドスケベ痴態を進んで曝け出す短編「ベールの奥は」を挙げたいところ。お勧め!

タカスギコウ『奪姦』

RobbingSex たべ・こーじ先生の『ピンサロスナイパー』第1巻(日本文芸社)を読みました。昼はOL、夜はピンサロ嬢、そしてもう一つの顔は表の社会が裁けぬ悪に鉄槌を下す凄腕スナイパーという作品で、悪人に天誅が下る展開がシンプルに爽快です。
たべ・こーじ先生の描くセクシーで強い女性は一般向けでも魅力的ですね。

  さて本日は、タカスギコウ先生の『奪姦』(リイド社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『深霧楼奇譚』(エンジェル出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
背徳の快楽に身を浸していく美熟女達の姿と快楽に狂う痴態を曝け出すセックス描写が詰まった作品集となっています。

RobbingSex1  収録作は、母子家庭で経済的に苦労しながらも自分を大切に育ててくれた母親を誇りに思い、また敬愛していた主人公の少年・亮太は、ある日自分の母親が友人の優也と激しいセックスをしているのを目撃してしまい、嫉妬もあって気が動転していたこともあって彼は優也の母親と関係を持ってしまうのだが・・・なタイトル長編「奪姦」全6話(←参照 愛する母親が雌の表情で 同長編第1話より)、幸福な家庭ながらも性生活の不満からエロチャットをしていた人妻はそのことを知った夫の部下に手籠めにされてしまい・・・な連作「ALL NIGHT LONG」前後編、および読み切り形式の短編2作+フルカラーイラスト集(10P)。
1話・作当りのページ数は16~22P(平均19P)と標準をある程度下回る程度のボリュームで推移。長編作を中心に、読みの牽引力を発揮する作劇に一定の存在感を持たせつつ、エロシーンの量的満足感も追求した構築となっています。

【美熟女達の欲望の表出で紡ぎ出す背徳ストーリー】
  いずれの作品も人妻や母親といった美熟女ヒロインが背徳の快楽に飲み込まれていく様を描く作品であり、不倫エロや近親エロといった背徳的なシチュエーションを形成していく流れを重視した作劇
自分の母親が友人とセックスしていることを知った少年が、友人の母親と関係を持ち、そしてそのことを友人に知られ・・・と二人の少年とその母親、計四人の関係が交錯していく長編作は、事態が複雑になっていく展開と、その中で主人公の少年が嫉妬と混乱の内に自身の感情を自覚していく流れが妖しく緊張感のある筆致で描かれていきます。
RobbingSex2普段は優しいながらも爛れた関係を二人の母と持っていた友人の誘いによって、主人公はついに禁断の関係へと踏み込んでいくが・・・という終盤のスリリングな展開も良質であり(←参照 目隠しをした二人の母親に番うのは・・・ 長編「奪姦」第5話より)、同時に二組の母子の関係性が従前とは変質しつつも、幸福なものへと収束していく落着も、そこまでの緊張感を心地よく緩めてくれるものと評し得るでしょう。
  インモラルなまとめ方となる明確に人妻堕ちモノ系である連作「ALL NIGHT LONG」も含め、人妻や母親である熟女ヒロイン達の抑制していた性的欲望や承認欲求が顕在化することで話が動いていくことは共通しており、そのこともあって背徳的でありつつ雰囲気としては陽性寄りであるものがメインと感じます。
欲望を駆動因とするストーリーテリングである分、話としてはシンプルという印象はありますが、その上で丁寧な筆致と効果的なエロシチュの配置で魅せた長編作に加え、短編・連作についても王道的な展開を分かりやすく、またヒロイン達の変容を十分に濃密な雰囲気の中で描いている分、安定感を土台として実用性を高めることに貢献した作劇と総括できるでしょう。

【清楚感とのギャップがある豊満ボディの年増ヒロイン】
  年齢の特定はなかなか難しいものの、概ね30代後半~40代半ば程度と思しき熟女ヒロインで占められた陣容であり、若々しさもありつつも“熟女”としての色気を重視したキャラデザイン。
人妻や、友母(友人の母親)、実母など個々に守るべき関係性が存在する立ち位置でありつつ、それらの関係性を支える理性や建前を背徳の快楽が圧倒し、ヒロイン達が一人の女としてその“価値”を再獲得し、また快楽に身を浸すようになる変容が、このサブジャンルにおける王道的魅力として確立されています。
加えて、艶やかな黒髪に落ち着いた服装や表情付けなど、年増美人らしくセックスアピールの抑制を効かせたキャラデザでありつつ、後述した様にエロシーンではそういった清楚感をかなぐり捨てて一定の下品さ・猥雑さのある痴態を曝け出すというギャップも熟女ヒロインらしい魅力と評し得ます。
  なお、長編作および短編「年下の男の子」では、熟女と少年の組み合わせであるおばショタまたはママショタとなっていますが、少年らしさのあるキャラデザでありつつショタ的な可愛らしさは抑え気味であり、その他の作品では成人男性が竿役として登場。
RobbingSex3  下腹部周り等の駄肉感こそ抑え目ながら、十分に肉付きの良い体幹にもっちりとした柔らかい質感のある巨乳&安産型ヒップを組み合わせ、もっさりと陰毛が茂り、熟した秘所を備える股間や、艶っぽい肉厚の唇など、肢体全体の豊満さと各種体パーツ描写の淫猥さを兼ね備える女体描写も(←参照 強気人妻のこの表情&エロボディ 連作「ALL NIGHT LONG」後編より)、熟女キャラらしい官能性の濃厚感を生み出しています。
  劇画的な重さ・濃さもありつつ、それらを過重に感じさせることなく、漫画チックな親しみも重視したタイプの絵柄であり、華やかさやキャッチーさには欠けつつも熟女キャラの落ち着いた色香との相性はよく、それらの塩梅は長いキャリアの中でしっかりと安定していると評し得るでしょう。

【程良い下品さを伴って激しく乱れる美熟女の痴態】
  各エピソードのページ数が多いとは言えず、またシチュエーション形成やストーリー展開にも一定の比重を置いた構成であるため、それらがエロシーンの実用性を高める役割をしっかりと担いつつも、単純に濡れ場の分量としては少な目という印象はあります。
人妻ヒロインの不倫&調教、友母との不義の性愛、近親エロスなど、背徳的なエロシチュエーションを揃えており、前述したシナリオ展開やシチュエーションの立て方に加えて、濡れ場においてヒロイン達の心理を描出するモノローグも官能小説的な語り回しの良さで雰囲気を盛り上げています
  ヒロインの豊満おっぱいを揉みしだき、ぷっくりと膨れた先端を弄る描写やお口ご奉仕の描写などを前戯パートで投入して、ヒロインの興奮を一気に高めつつ、全般的に尺は短めで射精シーンの投入も無いなど、短めの濡れ場の中で抽挿パートの分量を確保することに注力したスタイル
RobbingSex4シチュエーションによってヒロイン側の能動性・積極性にはバリエーションはあるものの、抽挿パートに移行すれば、妻や母としての顔を捨て、適度にお下品さのある真赤になったイキみ顔やはしたない嬌声などを曝け出して大いに乱れており(←参照 ンオオッ♥ 短編「年下の男の子」より)、前述した様に普段の清楚な様子とのギャップを形成しています。
これらの表情付けや台詞回し、濁音メインの勢いがある擬音の使い方など、演出面で十分なアタックを打ち出しつつ、比較的凝ったコマ使いで豊満な肢体と快楽に蕩ける表情を無理なく詰め込んで飽和感を形成する画面構成そのもので一定の質的な満腹感を叩き出しています。
  豊満ボディへの激しいピストンを繰り返す抽挿パートは、キュッと瞳を閉じてアクメ感覚の衝撃を堪えようとする表情と堪らずに叫ぶ獣めいた絶叫とで彩る大ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュで〆ており、欲望の解放の貪欲さを程好い下品さも伴って一貫させた濡れ場となっています。

  美熟女ヒロインが激しく乱れる痴態を提供することと、それをスムーズに為しつつ背徳的な雰囲気を形成していくことがバランスよくかみ合っており、そのことが抜きツールとしての実用性を高めています。
個人的には、絡み合う四人の関係性と妖しくも情愛の深さの感じられる長編作の背徳エロスが最愛でございます。

鬼束直『あんだーとう』

Undertow  内藤泰弘先生の『血界戦線 Back 2 Back』第5巻(集英社)を読みました。ブラッドベリ中央病院のエピソードは、何が正しいとは言えないけれども、個々人がそれぞれの確かな信条で動いていることも分かってシリアスな読書感でした。
あとがき漫画で赤面している警部補(おっさん)が可愛かったですねぇ。

  さて本日は、鬼束直先生の『あんだーとう』(茜新社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『いもーてぃぶ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
素朴な可愛らしさのある思春期初期ガールズとのほのぼの&ラブラブ模様が詰まった作品集となっています。

Undertow1  収録作は、恋愛関係にあって性行為もしているがまだセックスはしていない兄妹であったが普段のフェラのお返し?に兄貴がクンニをすると言い出して~な連作「emotive」正続編(←参照 連作正編「emotive」より)、および読み切り形式の短編6作。
1話・作当りのページ数は12~30P(平均23P弱)と標準的なボリュームで推移。。短編メインということもあって作劇の存在感はあまりなく、またエロシーンの量的満腹感も強くはないのですが、全般的に居心地の良さのある作品が揃っていると言えます。

【背徳感を穏やかな雰囲気で包み込む作劇】
  近親エロスなど、背徳的な成分を有しながらも登場人物たちの素直な感情、特にヒロイン側である少女達の性的好奇心や恋心などを駆動因として話を進め、穏やかな雰囲気で包み込むスタイルは今回も健在。
近親相姦的な要素や、そもそも少女性愛における禁忌性や内包される暴力性を排除し、双方の率直な欲望や感情が叶えられることを重視するシナリオワークは、話としてのドラマ性を敢えて企図せず、日常の範疇から逸脱することのない非日常としての性愛を描いていると評し得るでしょう。
Undertow2  少女達を中心として“裏表の無さ”が表現されている分、時に表出される恋心や信頼関係などに、殊更の演出的強調が施されることなしに、甘い幸福感を打ち出せているのも明確な美点と言え(←参照 “なんでもなーいチュッ❤”あまーーーい!! 短編「like a cat」より)、男女の間に形成される雰囲気の良さこそが身上。
  その一方で、ヒロイン側の心理の“表裏”を明確に描く作品もあり、恵まれない家庭環境のせいで自らの居場所を確保するため、好きでもない男の性欲を受け止め続ける少女の姿とショッキングなラストを叩き込む短編「ハルカちゃんのしたい」、妹の友人がエロ可愛く迫ってくる様子を描きながら彼女の“真意”がラストで垣間見える短編「そんなお年頃」と、ダーク系やインモラル系にも十二分な存在感を持たせるのがこの作家さんの特徴と言えます。
とはいえ、両作品とも重さ・暗さを全体に沁み渡らせるタイプではないので、ほのぼの系との印象の差異をかなり意図的に打ち出しつつ、単行本全体の雰囲気の良さを損なう程ではないため、それ程身構えなくとも大丈夫です。

【地味系の可愛らしさのあるロリボディガールズ】
  LOレーベルということもあり、ヒロインはいずれも小○校高学年クラスのロリータガールズで固定。
性的なことを知識として知っているし、また実践している少女も多いと同時に、それらをキャラクター属性として突き進めることなく、欲望に晒されることへの不慣れな点や性器結合の経験が無い点など、性的な積極性と一種の純粋性・処女性とのバランスを取った少女の造形と感じます。
  そばかすがあったり、糸目であったり、おでこが広めであったりと、二次元美少女らしい華やかなキュートネスを前面に出すのではなく、何処かもっさりとした素朴な可愛らしさを重視するスタイルはこの作家さんの特徴であり、穏やかな作劇との親和性が非常に高い一方、キャラデザの方向性としてはややマニアックな印象はあります。
Undertow3寸胴な体幹にぺたんこ~少しばかりの膨らみなバスト、肉付きの弱い尻&太股、無毛地帯で局所的にぷにっとした一本筋の走る股間と、ロリ系ボディとしての要素を完備したボディデザインとなっており(←参照 マイクロビキニなロリボディ! 短編「つんつん」より)、成人男性との絡みでセックス描写を形成する分、その肢体の幼さ・小ささが強調される構図を維持。
  作画密度は十分に高く、全体に丁寧な描き込みを見せていますが、絵として描き込み過ぎることなく、適度に余白を使うことで雰囲気の緩やかさを生み出しています。
この絵柄と共に、キャラデザインはどちらかと言えばリアル寄りにシフトしつつあり、そのことが背徳性を明確に強化すると共に個性でもあるのですが、読み手の精神的負荷を軽減してくれるような二次元キャラらしい可愛らしさ・あざとさには欠けるため、好き嫌いは分かれるのも確かでしょう。

【抑え目でありつつ効果的な演出を重ねる和姦エロ】
  雰囲気の良さ、時にちょっとした妖しさを丁寧に醸し出していく雰囲気作りが特色であることもあって、セックスに至るまでの描写が比較的長いこともあり、エロシーンとしての分量は中の下~標準的なレベルでまとまっています。
  話としての決着を如何につけるかは前述した様に作品によって雰囲気の明暗の差がありますが、いずれも和姦エロであることは共通しており、ラブラブHを中心として近親エロスの背徳感やある種の諦めが漂う雰囲気などを時にスパイスとしています
  エロシーンの構成の特徴として、性器結合を伴わず、フェラやクンニなど通常前戯として扱われる行為だけで濡れ場を構成することがあり(短編「ひめ in ディストーション」および連作正編「emotive」)、抽挿パートを有する作品でもヒロインの小さな肢体の性感帯をまさぐったり、小さなお口でのフェラ描写であったりと、前戯パートには十分な尺を設ける傾向にあります。
Undertow4前戯パートから陶酔感の増強を描き出しつつ、抽挿パートに移行後は、リアル寄りのキャラデザで地味系の可愛い女の子が性的快感に蕩けるという構図そのもので相応の背徳感を生じさせると共に(←参照 短編「Love of my family」より)、彼女達が素直な気持ちや状況そのものを語る台詞回しがやはり背徳感や臨場感を高める要素として機能しています。
  この台詞回しも含め、決して派手な演出や構図を取るのではなく、アタックとしては抑えた演出を適度な密度で施していくスタイルであり、単発でのインパクトには欠けますが、羞恥と快感を入り混じらせながら行為にビビットに反応する表情付けや、各種淫液にしっとりと濡れる柔肌など、ヒロイン側の反応でじっくりと官能性を打ち出していきます。
ビクビクと肢体を震わせながら、堪えきれずに漏れ出した嬌声やエロ台詞を奏でて白濁液を受け止めるフィニッシュシーンは大ゴマをメインとして投入されており、演出強度をそれ程高めないものの、フィニッシュに至るまでの流れの良さと十分なタメとで抜き所としての強度を十分形成しています。

  エロ・キャラ・シナリオと独自路線が明確なのですが、それらの総和としての面白さがあるタイプで、個別のストロングポイントを説明するのはなかなか難しいタイプ。強いフックがあるわけではないですが、それ故の魅力というものがあるとも言えるでしょう。
個人的には、目つき悪い系ツンデレ妹ちゃんとのエッチを描く短編「つんつん」が最愛でございます。

成島ゴドー『嫌いな奴等の女を種付け調教』

StealLoversFromUnlikedPersons 三好智樹先生・橋本智広先生(協力:福本伸行先生、原作:荻原天晴氏)の『中間管理録トネガワ』第7巻(講談社)を読みました。会長の機嫌の乱高下で利根川や部下たちが大変な目にあう展開、同じくスピンオフ作品な『1日外出録ハンチョウ』のオマージュでしたね。
休みで旅行しているのに仕事の電話が気になってしまう利根川の気持ち、めちゃくちゃ分かって哀しいですね・・・。

  さて本日は、成島ゴドー先生の『嫌いな奴等の女を種付け調教』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『僕が夢見た誰とでも犯れる世界は、女が男を犯る世界だった』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
理不尽な扱いをしてくる上司や先輩への復讐として気の強い美女&美少女をぐしゃぐしゃに蕩けさせるハードエロスが詰まった1冊となっています。

StealLoversFromUnlikedPersons1  収録作は、パワハラをしてくる上司や功績の横取りや寸借詐欺をする先輩などへの怒りが限界に達した主人公は、復讐として上司の妻を襲うが夫に強い不満を抱いていた彼女に唆されたこともあって、彼の復讐劇は更にエスカレートしていき・・・な長編「イツワリ」全7話(←参照 家庭を顧みず妻を叱責する夫への怒りが主人公を唆し・・・ 同長編第2話より)。
1話当りのページ数は26~30P(平均29P強)と標準を上回るボリュームで安定。長編作としてストーリーの存在感は相応にあると共に、アタックの強いエロ描写も標準以上の分量を備えた作品構築となっています。

【復讐劇としての寝取りハーレム形成の顛末】
  作劇のコンセプトとしては、明確に寝取りエロであり、かつ社会人として明らかに問題のある上司や先輩への復讐としてそれを行うという黒い爽快感を有するストーリーと言えるでしょう。
寝取られる側の男性達にそれぞれ問題があると同時に、本人たちではなくその妻や娘、恋人などをダーゲットにしていく主人公の在り方も明確にゲスではあるのですが、抑圧されてきた怒りや憎しみをちんこ1本で晴らしていくのは、ある意味では頼もしくもあります。
  やはり夫への復讐心を有する上司の妻の焚きつけもあり、事態をどんどんとエスカレートさせ次々と復讐相手の女を寝取ってハーレム的な状況を築き上げていく主人公に如何なる運命が待つかは是非ご自分の目で確かめて頂きたいところ。
StealLoversFromUnlikedPersons2詳細を避けてこの話の“決着”を説明するのであれば、成島ゴドー先生の作品に共通するコンセプトとしての“女性の芯の強さ”や“身勝手な快楽で相手を本当に服従させることはできない”という点がはっきりと打ち出されたものとなっています(←参照 長編最終話より)。
  女性達を意のままに従えるハーレム支配的なラストをお求めですと物足りなさは感じるかもしれませんが、あくどい事をしていた復讐対象者たちへの因果応報と同時に、主人公自身にもその行為に対する相応の報いがあり、その上で主人公は一定の自覚を持って歩み続けるのだというまとめ方は、エンタメ的な華やかさのある魅力に欠けつつも、ある種説話的というか、腑に落ちるものがあって、個人的には唸らされました。
なお、攻略ヒロインの数が比較的多いこともあって、上司の妻子以外のヒロインについては描写量が多くなく、単行本タイトルに反してヒロインとの攻防やその変容といった調教エロの醍醐味には欠けていることには留意されたし。

【健康的な肉付きな気の強い美女&美少女】
  計4名の攻略ヒロインが登場し、上司の娘である女子校生級の美少女に40歳前後程度と思しきその母親、30代前半程度と思われる先輩の妻に、女子大生程度と思しき同僚の彼女と年齢層はかなり幅広くなっています
いずれのヒロインも気の強さな生意気さ、芯の強さがある人物であり、それを快楽で圧倒するという嗜虐性を喚起する要素でありつつ、単に凌辱・調教エロを盛り上げる要素ではなく、それらを乗り越え、男性達からの抑圧を振りほどき、自身の幸福を掴んでいくという、揺るぎのない強さとして描き出していくのが大きな特徴。
  彼女達をちんこで攻略していく主人公は、前述した様に復讐劇・寝取りエロの達成者としての頼もしさ・力強さを表現されつつ、同時に自身の反骨心や懲悪の念の使い方を間違えた、何処か空虚で滑稽な存在として描かれているのも作劇としての妙味と評し得るでしょう。
StealLoversFromUnlikedPersons3  ヒロイン陣の年齢層に幅があることもあって、若々しさのある美少女ボディから(←参照 長編第3話より)、少々だらしなさのある美熟女ボディまで、肉感の強弱やバストサイズの大小に描き分けはありつつ、いずれも健康的な肉付きの持ち主で、バスト&ヒップに存在感があることは共通。
乳首サイズや股間の陰毛の有無、お腹周りの駄肉感の強弱などでもボディデザインの描き分けをしており、殊更に特徴的な体パーツ描写というわけではないものの、断面図や結合部アップ描写などにおける粘膜描写の淫猥さは抜きツールとして明瞭な武器と言えるでしょう。
  最先端のキャッチーな絵柄とは言い難いものの、適度な重さ・濃さを備えつつ絵柄自体は健康的で親しみやすい漫画絵柄である故に、濡れ場におけるハードな痴態描写とのギャップが形成されていることは実用性を高めることにつながっており、十分なキャリアを有する作家さんらしく表紙絵と完全互換の絵柄で安定しています。

【濃厚なエロ演出と密度の高い画面構成で描く寝取りエロ】
  各話に十分なページ数がある分、ストーリー展開を形成しつつ十分に長い尺の濡れ場を有した構築となっており、描写としての密度やハードな印象もあるため抜きツールとしての満腹感は高く仕上がっています。
  寝取り展開のスパイスとして、寝取られる側の男性とヒロインのセックスが描かれることもありますが、無論メインのエロシチュとなるのは、小悪党ながらも巨根で精力が強い圧倒的なち○こパワーを有する主人公が気の強いヒロインを快楽で圧倒し、エロシーンに限るとはいえ、彼女達を服従させる凌辱寄りの寝取りセックス。
ヒロイン側の抵抗感や怒り、悔しさなどの感情を描き出しながら、それが押し寄せる快楽に飲み込まれて肢体を反応させてしまうという、ヒロイン側の心理の移ろいがこのエロシチュとしての魅力を高めているのは間違いなく、また同時に快楽以外の部分では彼女達は主人公に屈したわけでも流されているだけでもないというシナリオと無理なくかみ合っています。
  ヒロインの秘所を指や舌でグニグニと好き勝手にいじったり、フェラ奉仕を強要したりな描写で前戯パートを形成しつつ、濡れ場の尺の多くを抽挿パートに割いており、巨根でヒロインの秘所を最奥まで付きまくるアグレッシブなピストン描写を、結合部見せつけ構図や断面図と共にたっぷりと提供。
StealLoversFromUnlikedPersons4顔面を紅潮させて、涙や涎が漏れる恍惚とした表情付けや、きゅっと瞳を閉じて身を焼く快感を堪えるいきむような表情付けなど、比較的濃口の表情付けはどちらかと言えば旧来の劇画的なテイストもあり、粘膜描写の充実なども含めて、性的快楽に圧倒される痴態の生々しさを感じさせることで実用性を大きく底上げしています(←参照 快感に飲み込まれて呆然とした表情 長編プロローグより)。
  エロシーン終盤では枠線を取り払って豊満ボディと結合部アップ描写や断面図を詰め込んだ画面構成を叩き込み、蕩けきったメス顔でアクメ絶叫を迸らせる中出しフィニッシュを1Pフル程度で投入することで、終盤の強い盛り上がりと抜き所としてのアタックの強さをしっかり形成しています。

  寝取りエロとしての醍醐味を確実に有しつつ、安易ではないストーリーの面白さに惹かれるものがある作品であり、前述した様に因果応報の納得感があります。
もう少しじっくりとお話を読みたかった感はありますが、同時によくまとまった作品であるなとも感じましたね。
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