
第1部完の段階で登場人物ほぼ全滅という状態ですが、いったい2部はどうなるのか!?
さて本日は、ポンスケ先生の『ちびっこエッチ』(茜新社)のへたレビューです。これが3冊目となる作家さんですが、当ブログでは(前ブログの自主規制問題もあって)初めてレビュー致します。
平和でありつつアブない雰囲気の中で、肉付きの弱いちっぱい女児ボディの感触を内から外から大満喫な作品集となっています。
収録作はいずれも読み切り形式の短編で9作。短編「こいぬのワルツ リピート」は前単行本『おしゃまな幼性』(同社刊)に収録されている同編の短編の続編ですが、該当作を読了していなくとも理解に支障はほとんどありません。
1作当りのページ数は10~24P(平均19P強)とやや控えめなボリュームで推移。短編集ということもあってストーリー面の存在感は乏しいですが、その分エロシーンの尺を優先した構成で、一種の“ヤバさ”もあって質的な満腹感も強く感じます。
【ほんのり危うさも香るハッピーロリータ系】
ウリをやっているミステリアスな黒ギャルJKさんの謎の生態に迫る短編「小悪魔JKカンナちゃん」を例外としつつ、その他の作品は柔和な読み口のハッピーロリータ系統で統一。
両親の離婚・再婚など、背景に重さを感じさせる設定もあるものの(短編「雨宿-あまやどり-」)、ロリ系ヒロイン達がエッチの快感に夢中になってしまうキュートな痴態を提供することに専念した作りとも言えます。

また、既に肉体関係のある間柄であったり、好き合う者同士の思春期ラブであったりと、信頼関係や恋愛関係をベースとした性愛が描かれることもある一方で、男性側の欲望に歯止めがかからなくなって・・・というケースも散見されることも前述の危うい印象に寄与。
現実であれば極めて深刻な禍根を生じさせる可能性はありますが、そこはハッピーチューンの二次元世界ということもあって、ほのぼのラブラブエンドであったり、トホホなコミカルオチであったりと平和にまとまっており、ストーリーとして重苦しくなる要素は排除し、ヒロインの純粋性を損壊することなく、そのまま維持させることを重んじた作劇とも評し得るでしょう。
【好事家垂涎のコダワリロリボディ】
前述した様に1作品のみ巨乳黒ギャルJKさんが登場していますが、その他のヒロインは一桁~ローティーン級のアリスちゃん達であり、中○生クラスも用意しつつ一桁クラスの比重が高いという低年齢寄りに集めたコントロール。
前述した様に、無垢さや純粋性を重視したキャラクター造形が特色であり、幼さ故の性的知識の少なさによるエッチへの移行や性的快感に戸惑う姿、はたまた男性主人公に対する純粋な好奇心や信頼、恋心とその表出などを導入パート・エロシーンの双方で示していきます。
ヒロイン陣のボディデザインについては、単行本タイトル通りにボディの小ささや華奢さが成人男性の体躯との対比で強調されており、皮膚の下の骨格の存在を感じさせるような肉付きの弱さとお股や胸などの局所的なぷにっとした柔らかさのコントラストが特徴的。

これが3冊目の単行本ながら絵柄の統一感は弱く、特にデフォルメ的な可愛らしさを重視したタイプの絵柄と、前述した体パーツ描写などにもある生々しさ・現実感を重視したスタイルの絵柄の両方があって、絵としての親しみやすさの担保や描き込み密度の適度な高さは共通しているのですが、絵柄の方向性としては結構異なるものなので、評価に影響する可能性は相応に高いと言えるでしょう。
【ねっとりとした前戯パートの充実が特長】
ページ数に幅がある分、エロシーンの尺にも一定の幅がありますが、あっけらかんと濡れ場へとサクサク進行する分、抜きツールとしては標準的な満足感を有しています。

この前戯パートでは、ちっぱいを吸ったり、プニプニとした鏡面仕様な股間をたっぷりと舐めたりと、狭いアナルを指でほぐしたりと、前述したリアル指向の体パーツ描写を存分に生かしたプレイ・構図を多用しており、徐々に蕩けた表情やお漏らし描写、体をガクガクと揺らす絶頂描写など、ねっとりとした描写とアタックの強さのある描写を織り交ぜています。
これらの愛撫描写に加え、小さなお口でのフェラ描写なども投入する前戯パートを量的に充実させるため、抽挿パートが量的に圧迫されるケースもしばしばありますが、華奢なちんまりボディで大人ち○こを受け止めてイケない快感に反応するヒロインの痴態そのものは十分に強力。

大ゴマメインのフィニッシュシーンは、蕩けきった表情とハートマーク付きのエロ絶叫でアクメを迎えるヒロインの姿を投入しており、必ずしも中出し描写に固執せず、ミニマムボディに白濁液をぶっかけなフィニッシュも多く用意しています。
ピュアなロリータガール達にイケない快感を教え込むという危うい印象をスパイスとしつつ、平和な読み口にまとめ、体パーツ描写等に生々しさを含ませつつあくまでエロ可愛さを保つ痴態描写と、“ガチ”感をマイルドに包み込む塩梅が魅力と言えるでしょう。
個人的な嗜好により、単行本の趣旨に反して巨乳黒ギャルJKさんのドスケベセックスな短編「小悪魔JKカンナちゃん」が最愛ですが、次点としてはデコ娘のちんまりボディを堪能な短編「ナイショの介抱」がお気に入りです。