
島津の丸十字紋とケルト十字の近似性・・・アイエエエ!?
さて本日は、無望菜志先生の『魔剣の姫士』(ジーオーティー)のへたレビューです。前単行本『NTR2』(ワニマガジン社)は非常に重苦しい作品で当時メンタルが弱っていた管理人はレビュー出来ないままになっているのですが、(成年向け)前々単行本『触愛』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
美しい姫騎士たちが全身触手責めで蕩けアクメしまくるハードエロ&ユニークなファンタジーが詰まった作品になっています。

描き下ろし作品を除き、1話当りのページ数は22~54P(平均33P強)と幅はありつつ、平均値としては標準を優に上回るボリューム。長編ストーリーとして明確な存在感のある作劇と、触手セックスが大充実のゴージャスな長尺エロとで重厚に構築されています。
【エロまっしぐらでありつつ誠実でユニークなファンタジー】
前単行本・前々単行本と重苦しい凌辱・寝取り系作品であったものの、今回は1冊目・2冊目と同様にエロの趣向自体はアブノーマル・ハードでありつつも全体の雰囲気はポジティブというスタイルであり、魔剣と姫達のファンタジー長編となっています。
世界を救うために姫騎士が自らの身を捧げるという構図そのものは、ファンタジー凌辱エロ的な王道ではありますが、ヒロイン自らが望み、また何だかんだで触手エッチにハマっていくこと、魔剣は彼女を助ける役割を果たすこと、そして魔剣の力を借りるべくダークエルフやドワーフの姫君、そのお付きの者達もエッチに参戦してドタバタ模様を繰り広げることなど、コミカルな楽しさもある作劇となっています。

エロ的なものも含めて色々と困難がありながら、真っ当な意味で“絶対に負けない・・・ッ❤”なヒロインの気高さや、スケベで邪悪そうながら中身はきちん?としている魔剣の真意やデレ、多彩なサブヒロインとのコミカルな掛け合いなど、個々のキャラクターの魅力がストーリーの中で確立されていくのも○。
あとがきによれば、単行本10冊くらいのプロットを1冊にまとめたとのことですが、決してストーリーとして急いた展開とは感じず、起承転結を綺麗に構築し、読後も心地よい作劇であったと総括したい所存。
【それぞれ肢体設計の異なる3人のエロ可愛い姫ヒロインズ】
人間の姫騎士・レイミアさんをメインヒロインに据えつつ、ダークエルフやドワーフの姫、そして彼女達のお付きの女性達も魔剣にその身を捧げるシチュエーションを用意。人外キャラも多いので年齢不詳ですが、概ねキュートな美少女キャラが勢揃いという印象です。
優しく凛々しい姫騎士さんに、気高さと実直さがありつつその身を魔剣に捧げるために自己性感開発に励んでいたダークエルフの姫、同じく魔剣にその身を捧げる修行を積んだものの即堕ちで少々ポンコツお嬢様なドワーフのお姫様などなど、メイン格の3人が魔剣とそのエッチを巡ってドタバタエロ模様を引き起こすのが作品の楽しさの一つになっています。
なお、男性キャラクターは敵の魔物やモブキャラ等を除いて一切登場せず、その体から淫液を貪るための触手をたくさん伸ばす魔剣・リュウセイのみが竿役。男性の存在感を完全に排除しつつ、ヒロインの柔らかボディと蕩け痴態をたっぷり楽しめる趣向と言えるでしょう。

程良いデフォルメ感で萌えっぽい可愛らしさも打ち出しつつ、二次元ヒロインらしい華やかな可愛らしさもある絵柄であり、十分な作画密度を有しつつ、絵として過剰な重さや濃さがないことは訴求層を大きく広げる要因。単行本のフルカラー絵と中身の絵柄に印象の差異がほぼ無く、また単行本を通して安定しているのも安心材料です。
【丹念な触手全身責めを高密なエロ演出でお届け】
幅はありつつ各話に十二分なボリュームがあるため、エロシーンもたっぷり長尺を用意し、ヒロインの純潔ボディに触手が這い回り、彼女達が蕩けていく様をがっつり堪能できるサービスフルな仕様。
臣下は見ている前で全身を嬲られる恥辱のプレイや、魔剣が暴走してハードな触手責めを繰り出すエロシチュ、はたまた百人の乙女がその身を捧げる大乱交触手エロなどもありますが、基本的には双方合意しての和姦エロであり、もちろん触手エロのみが揃っています。
魔剣が求めるのは純潔の乙女の淫液ということもあり、終盤まで処女を奪うことはなく、クリトリスを中心とした性感帯の徹底的な触手愛撫とアナルの触手挿入をメインとするプレイ内容であり、先端がイボイボな触手やアナルを穿る極太触手、細かく分岐して乳首やクリを弄り倒す触手などなど、多彩な形状の触手がヒロインの全身を攻め立てます。

膣内や直腸内で触手が動き回る断面図、陰核以外にも乳首や耳、足裏などを触手が這い回るアップ描写などの描き込み密度の高さ、多人数プレイでも一人にフォーカスするプレイでもハードな描写を緩急を付けながらガンガン連発していく流れの良さなど、高い技術に支えられた力押しが出来ているのが確たる強みでしょう。
ページ数の余裕もあって、触手に囲まれた女体を2P見開きでダイナミックに魅せるフィニッシュを用意するなど、終盤でも勢いと力強さは一貫しており、蕩けきった表情とアクメボイスを曝け出し、膣や直腸の最奥をマッシブに突くピストンにガクガクと震えながら愛液や黄金水を噴出するハードなアクメ描写で超ハイカロリーに〆ています。
美少女ヒロインの清楚な肢体が触手でぐちょぐちょに~という触手エロの醍醐味を存分に有しつつ、ポジティブなファンタジーストーリーとしての収束の安定感やヒロイン達の魅力の維持が作品全体の評価をユニークなものとして大きく高めています。
銀髪褐色巨乳ダークエルフ姫なアーファンさんのドスケベ痴態、最高でした!!お勧め!