2018年01月

うえかん『すきあつめ』

LoveCollection  徳弘正也先生の『もっこり半兵衛』第1巻(集英社)を読みました。心優しき凄腕の浪人が夜の江戸を見回り、困った人を助けるという王道中の王道とも言える人情時代劇なのですが、お馬鹿ギャグとエロと、何より弱い人に寄り添う優しさが詰まった大変素敵な作品でした。
半兵衛を手助けする夜鷹のおばあ・・・お姉さん達もいいキャラでしたよね。

  さて本日は、うえかん先生の『すきあつめ』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『好きのサインは』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
一途でピュアでエッチな素朴美少女さんとの優しく暖かな青春ラブ&エロが詰まった作品集となっています。

LoveCollection1  収録作は、野球部員の少年とマネージャの少女は恋人として付き合っているが互いになかなかエッチのことを言い出せず、少年が勇気を出して初エッチに誘い~な連作「二死満塁打者俺!」前後編(←参照 あまーい!! 同連作前編より)、および読み切り形式の短編6作+フルカラーピンナップ(4P)。
1話・作当りのページ数は24~26P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。頬の緩む優しい青春ワールドにどっぷり浸かれるという意味で存在感のあるシナリオワークでありつつ、程好い濃度とアタックのラブエロを充実させた作品構築で安定しています。

【不器用で等身大の幸福感のある青春ラブ模様】
  前単行本に引き続き、ピュア&キュートな美少女ヒロインのキャラクター性を核とした青春ラブエロストーリーであり、若い男女のピュアで誠実な関係を安心して見守れる作風となっています。
LoveCollection2ヒロインのキャラ性を強い武器としつつ、漫画チックでオーソドックスな属性に当てはめるではなく、例えば好きな相手に好意を上手く伝えられないもどかしさ(←参照 あ、あまーい! 短編「好きになってほしイモ」より)、初心な者同士である故になかなか新たな段階に踏み込めないもどかしさ、彼氏君が忙しくて相手をしてくれないことへの不満といった、等身大の喜怒哀楽や不器用さを持ったキャラクターとしてヒロインを描き出していることが大きな特長と言えます。
男性キャラクターも善人揃いということもあって、ちょっとしたすれ違いや誤解などがあっても二人の誠実な好意がすぐに結び付き、甘く優しい台詞と快楽に溺れる解放感とに包まれたセックスで幸福そうな姿を見せる流れは、鉄板ではありますが、これまた思春期ボーイ&ガールの素直な日常の幸福と無理なく感じさせる技量を備えています。
  短編メインということもあって、強いドラマ性のある話を動かすことには不向きな構成ではあり、実際に話としては小粒ですが、それ故にヒロイン達の色恋に戸惑い、また充足する姿と言動に意識が集中しやすい作りであるとも言え、穏やかでかつ牽引力のあるシナリオワークと評し得るでしょう。
  もちろん、いずれの作品もラブラブ感たっぷりの微笑ましいハッピーエンドでまとまっており、最後まで恋する二人の姿にニヤニヤさせてくれます。

【健康的な肉付きの柔らか温かボディの女子校生ズ】
  いずれのヒロインも女子校生級の美少女さんであり、そのお相手である男性キャラクターも一部を除いて同年代の思春期ボーイズ。
ツンデレ系やむっつりスケベさん、世話焼き系女子など、一定のキャラクター属性を備えつつ、いずれの美少女ヒロインも、属性の型に嵌めることなく、伸び伸びとした感情やピュアな恋心&性欲の持ち主として“普通の女の子”的な魅力を持たせていることが作劇とも関連する大きな魅力。
また、女子達だけでなく、彼女達の恋人役である思春期ボーイ達も恋愛関係やセックスのことについて悩んだり戸惑ったり不器用っぷりをみせたりしながら、頑張ってヒロインとの関係を深めていくキャラクター達であり、スカした所や優柔不断な所がないので、男性読者にも女性読者にも親しみ易いタイプと感じます。
LoveCollection3  清楚な黒髪ロング&制服(狭義)の組み合わせが高頻度で登場するのもキャラデザの特徴であり、加えて適度にむっちりとした健康的な肉付きの体幹にむにゅんと柔らかい巨乳&安産型ヒップを組み合わせたボディデザインは、スレンダー巨乳のモデル体型ではなく、モンゴロイド的な温度感のあるタイプ(←参照 短編「only you!」より)。
むちむちの太股や、比較的大粒な乳首など、肢体全体の肉感や体パーツの淫猥さを適度に盛り込みつつ、全体的にはエロアピールが前面に出過ぎることなく、フレッシュで健康的な色香がキープされた女体描写とも言えるでしょう。
  少年漫画チックな快活さや親しみ易いキャラデザもありつつ、ふわっと軽くやわらかな描線や程好い密度の修飾性などは、少女漫画チックな部分もあり、過剰・過密にならずに朗らかで柔らかい印象を保つ絵柄と感じます。

【程好い密度&アタックで打ち出す陶酔感に包まれる純愛H】
  ボーイ&ガールの感情の揺れ動きや二人の不器用な関係を丁寧に拾い出しつつ、導入シーンは分量としては意外に短くまとめており、十分な尺のエロシーンを設けて実用性を高めると同時に、濡れ場の睦み合いで恋愛ストーリーとしての甘味や純度を高める構築となっています。
ちょっぴり羞恥プレイ的な要素があったり、舞い上がった少年がやや強引に恋人を押し倒しちゃったり、逆にヒロイン側がラブエロアタックを積極的に仕掛けてきたりと、状況設定に一定のバリエーションを設けつつ、好き合う二人がその恋心を確かめ合うラブラブHでエロシチュエーションは統一しています。
ねっとりと舌を絡めるキス、互いの性器を弄り合う愛撫に柔らかおっぱいを夢中で揉む愛撫、男性の反応を窺いながら丁寧にちんこに唇と舌を這わせるフェラなどで形成される前戯パートは、じっくりと興奮と快感を高めていくシークエンスであり、射精シーンやヒロインの軽いアクメなども設けつつ、そのまま自然に抽挿パートへ移行させていく流れを重視したタイプ。
LoveCollection4  抽挿パートに移行後は、男女の肢体の密着感を重視しつつ、熱い吐息と蕩けた嬌声を吐出し、ビクビクと震える肢体を汗や淫液で濡らして、キュッと閉じた瞳で身を焦がす快感と幸福感に浸るヒロインの痴態を描出しており、濃過ぎず薄過ぎずの演出密度を保ちます(←参照 短編「ああ愛しの年下彼女」より)。
ぐぽぐぽ❤と濁音混じりの擬音を絡めた結合部見せつけ構図や、たっぷりバストが腰使いに併せて激しく揺れる乳揺れ描写、乱れた描き文字のハートマーク付き実況エロ台詞など、アタックの強い演出・構図もしっかりと打ち出してきますが、絵柄やシチュエーションの性質もあって、やり過ぎ感がないのは地味ながら明確な美点と言えます。
  若さゆえの貪欲さで、抽挿パートに移行してから中出し連発という流れが比較的多く、一発だけでは少年もヒロインも満足できずに更に蕩けながら両者大満足KOの中出しフィニッシュへと突き進んでいく前のめり感も思春期ボーイズ&ガールズらしさのあるエロ描写と言えるでしょう。

  青春ラブエロ系としての、爽やかで穏やかな甘味をたっぷり充填したストーリー&エロであり、その甘味にクドさや人工的な印象が無いことは訴求層を大きく広げていると言えるでしょう。
個人的には、素直になれない少年&少女が互いの本音を分かち合いながらラブラブHな短編「密室ゆ~わく事件」が最愛でございます。

けものの★『ハメっこ3Peace!!!』

SexualThreePeace TVアニメ「だがしかし」第2期第3話「ベーゴマと追憶と・・・」を観ました。ちっちゃい時のほたるさんも超絶カワイイことも大切ですが、無くなっていくものである故の駄菓子店というものに対するほたるさんの愛着が感じられて大変良いエピソードなんですよね。
あとほたるさんのお尻振り振りとかがめっちゃ良かったです(語彙力の限界

  さて本日は、けものの★先生の『ハメっこ3Peace!!!』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前々単行本『SILVER★★POP』(コアマガジン)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ニッチ系美少女さん達が多数登場しての賑やかラブコメ&ハイテンションセックスが詰まった作品集となっています。

SexualThreePeace1  収録作は、幼馴染の女の子から届いた手紙に導かれ、彼女を訪ねるとかなりの長身に成長していた彼女に再開し、実は鬼の末裔である彼女の妹さんやお母さんなども巻き込んで女ばかりの里に一夫多妻の夫としてエロく優しく迎えられる中編「大和グランデ」全4話(←参照 姉妹で主人公を取り合いだ! 同中編第2話より)、および読み切り形式の短編4作。
1話・作当りのページ数は26~32P(平均28P)と標準を上回るボリュームで推移。ストーリー面での読み応えは弱いですが、同時に軽快で居心地のよさがある作風であり、またエロのボリューム感もページ数相応に強く仕上がっています。

【快活でポジティブなラブコメ・エロコメ】
  エッチで可愛い肉食系ヒロイン達に振り回される、賑やかなドタバタラブコメ・エロコメというスタイルは今単行本でも一貫しており、ラブ&エロにストレートに突っ走るヒロイン達のチアフルさ・頼もしさで魅せるスタイル。
単行本タイトルに“3Peace”とある通り、ダブルヒロインを投入して主人公奪い合いというドタバタ模様がよく描かれていますが、三角関係的な愁嘆場は無く、あくまでヒロイン達の恋愛やセックス欲を引き出すためのコミカルな仕様に仕上がっています。
SexualThreePeace2デッカイ体に溢れんばかりのラブを持つ鬼娘さんとのドタバタハーレムな中編、ドスケベギャルコンビによるショタボーイ貪りセックスな短編「シュー・ドー・フゥー!!」、地味系女子コンビが処女を捨てるべく道行くおっさんを拉致って強制セックスチャレンジな短編「命短しナニせよ乙女」と(←参照 JK無罪! 同短編より)、ラブラブ感には作品によって幅はありつつ、テンション高めにストーリーが進講していく様子は共通。
  ストーリーそのものとしては比較的小粒であり、特筆すべきドラマ性などもありませんが、裏表なくラブ&エロに邁進していくヒロイン達に好感が持てるシナリオワークとなっており、安易な棚ボタ的幸福感に浸るというよりかは、セックスの開放感や恋愛の全能感などに男女の別無きグルーブ感があるスタイルとも感じます。
主人公争奪戦からの皆仲良しほのぼのエンドであったり、コミカルなギャフンオチであったりと、ラストも平和にまとまっており、ドタバタ模様やがっつりとしたエロ模様をさっぱりと爽やかな読後感に収束させる流れも心地よく、作劇の快活さ・素直さが終始保たれているのも大変に好印象です。

【ニッチな要素を織り込んだ多彩でユニークなヒロインズ】
  年齢不詳な印象もある中編作の鬼娘さん達も含め、概ね女子校生級の美少女さん達を主力としたヒロイン陣ですが、未成熟なキュートさを基調としたタイプではなく、行動力の強さや貪欲さ、自らの魅力を武器として振る舞う自信などを持つ、強い女子として描かれています。
  キャラデザインの特徴しては、長身であったり、ギザ歯&三白眼、そばかす、痩せぎすな発達不良な肢体、野暮ったい瓶底眼鏡にメカクレ女子であったりと、オーソドックスな美少女デザインから敢えて外したニッチな要素を多々盛り込むことが大きな特徴であり、その上でそんなニッチ系ガールの可愛らしさを引き出してくるのが、この作家さんの大きな武器となっています。
また、肉食系として総括できる、セックスへの貪欲さも大きな特徴でありつつ、快楽のみを貪るようなガツガツとしたトーンは抑えて、ラブエロの微笑ましさや、コンプレックス故にそれを解消すべくエロへと突っ走る頼もしさなど、ポジティブな方向に結び付けることでヒロインへの親しみを高めているのは、キャラクター描写の巧さと感じる点。
SexualThreePeace3  前述した様に、標準的な男性の身長を優に上回る長身ボディや、引きこもりガールの発達不良な痩せぎす貧乳ボディなども存在しており、柔らかく温かい柔肉たっぷりの肉感的な豊乳ボディを充実させつつ(←参照 このおっぱいのドスケベ感!! 短編「シュー・ドー・フゥー!!」より)、貧弱ボディである故の生々しさや、年齢設定とのミスマッチ感で背徳性を生み出す肉感控えめボディもしばしば投入しています。
大粒な乳首や、色っぽい唇、恥骨の存在感を示す股間、むわっとした体臭を強調する描写など、肢体描写に野卑なエロさがあることが実用性を大きく底上げしていると同時に、キャッチーで漫画チックな親しみのある絵柄が、それらの淫猥さを過剰にすることを防いで、程好い濃厚感にまとめているのは、訴求層を狭めない要因であると評し得るでしょう。

【快楽を求めるアグレッシブさで突き進む3Pセックス】
  各話に十分なボリューム感があることもあって濡れ場の尺は十分に長く、中編作では個別ヒロインとのエッチに集中させるエピソードも設けつつ、短編作を中心にダブルヒロインが交互にエッチを求めて終盤では同時に二人を青お相手な3Pセックスを満喫できる仕様としています。
地味系女子に拉致られて少々不似合なバニーコスプレで迫られるエロ展開などもありますが、恋愛感情をベースとしてガンガン迫ってくる女子がメインであり、いずれにせよ素直にラブマインド&性欲を発揮してくるヒロインとアッパーで気持ち良いセックスを繰り広げることは共通。
  ヒロイン側の積極性を担保しつつ、興奮フェイスでのフェラや不器用ながらのパイズリといった初心さも感じさせるご奉仕プレイや、体の柔らかさや臭いなどを相手に堪能させる寛容さを感じさせるプレイなどもを投入して、男女の一方の身がセックスに貪欲ではなく、双方が相手を求めるアグレッションを喚起する流れを前半から形成していきます。
  前戯・抽挿パートを通して、恥ずかしがったり興奮して普段とは異なるメスフェイスを曝け出したり、素直な心情を吐露したりなヒロイン達の描写は、エロシーンの表情・台詞表現としての明確な煽情性を有しつつ、自らの心情や欲望をオープンにすることでその純情さや素直な貪欲さを明示させることで、ヒロインに対する愛着を増し、そのことがエロの実用性を強化する流れになっているのは、キャラクター描写上の特筆すべき美点でしょう。
SexualThreePeace4ある意味ではニッチ的な要素を含むキャラデザインのヒロイン達が、エロエロな姿を曝け出すという点そのものに十二分な強みのあるエロ描写でありつつ、ハイテンションに蕩けまくる台詞表現や、アへ顔的なドギツイ描写は排しつつもセックスの快楽の喜悦に溢れたエロフェイスを曝け出し(←参照 短編「縦横スキンシップ!!」より)、各種淫液をたっぷり潤滑する痴態には、ある種洋ピン的な全能感やポジティブさが溢れ出しています。
  ダブルヒロインのエロボディに挟まれながら、快感に蕩けていく彼女達と同様に男性主人公も強烈な快楽に支配されて激しくピストンを繰り返していくパワフルな抽挿パートは、ヒロイン側のハードかつエロ可愛い痴態に意識を集中させ、蕩けたアクメフェイスで白濁液を子宮で受け止めるフィニッシュまで勢いよく進展させてかつパワフルに〆ています。

  シナリオワークにしてもエロ描写にしても、ユニークかつ素直に親しみ易いヒロインの魅力が核となるものであり、敢えてスタンダードを外した故の魅力が十分に感じられる作りと言えます。
個人的には、ダブルギャルヒロインによる淫臭まみれのダブルおねショタエロな短編「シュー・ドー・フゥー!!」が特にお気に入りでございます。

けんじ『裸体芸術部!!』

NudeArtClub  いのまる先生(原作:光永康則先生)の『玉キック』第1巻(少年画報社)を読みました。黒髪ロング釣り目のスレンダー巨乳美脚美人ヒロインが、ドスケベトラブルに巻き込まれながらその美脚から繰り出されるキックで荒事・悪事を粉砕な作品です。
何を言ってるか分からないと思いますが、釣り目スレンダー巨乳な勝気美人が好きな諸氏にはお勧めです。

  さて本日は、けんじ先生の初単行本『裸体芸術部!!』(ヒット出版社)のへたレビューです。レビューが遅れてしまいましたが、単行本化を大変楽しみにしていた作品です。
大風呂敷&ドライブ感満載の壮大なコメディワールドとキュートな美少女ヒロイン達がハードに蕩けまくるこってりエロが融合した作品となっています。

NudeArtClub1  収録作は、芸術家を育成する女子校に赴任した男性教師・上早健吉は、美における裸体表現を追求する裸体芸術部のメンバー達に捕まり、顧問就任と男性の裸体モデルを引き受けることをトリプルエロアタックにより承諾させられるのだが、これは手にした者に奇跡が与えられる“聖杯”を巡る壮大な裸芸戦争の序章に過ぎなかったのである・・・なタイトル長編全7話(←参照 説明しよう!裸体芸術とは(略) 同長編第1話より)+描き下ろしのおまけ漫画(6P)。
1話当りのページ数は24~32P(平均28P弱)と上の下クラスのボリュームで推移。長編作として十分な読み応えを有しつつ、勢い任せで突っ走るドライブ感のあるストーリーと質的にも量的にも満腹感の強いエロシーンとで構築されています。

【パロディ満載でハチャメチャ展開のハイテンションコメディ】
  美少女ばかりの謎部活動に巻き込まれ、体目当て故のエッチ三昧やら、この不届きな部活を潰すべくやってきた会長ヒロインも巻き込んで更にドタバタ模様と、ハーレム系エロコメとして順当な序盤を形成しつつ、“エジプト裸芸部”“裸芸四天王”“聖杯を巡る裸芸戦争”あたりのワードが飛び出してくる第3話あたりから雲行きが怪しくなります(褒めてます)。
NudeArtClub2主人公の妹を含む、ょぅじょ軍団による策謀、世界をエロ狂乱に包むラグナロクの発動に(←参照 長編第5話「ようこそラグナロクへ!」より)、実は特殊な力を秘めていた主人公やら三百人委員会やら世界を滅ぼす邪龍の復活やらと、加速度的に話が壮大かつトンデモなものになっていきます。
  全裸云々を巡って世界の滅亡が掛かる無駄な壮大さ故の面白さに加え、各キャラクターや世界観のベースとなる日本・北欧・ギリシャの神話のギャグ的翻案、F○teシリーズやエヴァ○ゲリオンシリーズのパロディ、唐突にぶち込まれるけものフレ○ズOPのエロ替え歌、何故かキャラがお勧めしてくる師走の翁先生の既刊単行本等々、メタやらパロディやらを遠慮なく投入してのカオティックな印象は非常にユニークです。
神話ネタを中心として、元ネタが分かると面白さは増しますが、例え分からなくても様々な要素を取り込む賑やかさや、話がどんどん膨らんでいくハイテンションという作品そのもの魅力には影響がないというのも、パロディのあり方として良好と評し得ます。
  この馬鹿馬鹿しくも壮大なストーリーのまとめ方に関しても、“愛こそ全て”的な綺麗なお題目的収容に走るのではなく、“裸体のエロさって羞恥心と素直な欲求のバランスが大事だよね”という著者なりの哲学で大混乱を強引に治めてハッピーエンドという、ラストまでいい意味でギャグに走り続けたスタイルは、作劇の方向性からして大正解でしょう。
総括すると、“オタクの大好きなものをとにかくぶち込んで煮込みにしたら、見た目はあれだけど、めちゃくちゃ美味しい!ご飯が止まらない!おかずだけに!”とハイテンションな括り方をさせてくれるエロエロお馬鹿ワールドと評したい所存。

【ちっぱいから巨乳まで多彩なキュートティーンズ】
  顧問を務める裸体芸術部のメンバー3名に、主人公の妹ちゃんを含む人気アイドルユニットにして四天王一柱たるキラ★グラガールズの3名をメイン格としつつ、ゲストヒロインや単なる犯られモブキャラも複数と含めてかなり人数の多いヒロイン陣であり、ギリ一桁クラスからアダルト美人まで登場しますが、基本的にはJC級美少女がメイン
登場キャラクター数が多く、また話がロケット噴射する如く加速していくこともあって、個々のキャラクターの掘り下げは、ヤンデレ純愛系ヒロインな妹ちゃんを除いてやや弱いのですが、ツンデレキャラや正統派の元気娘、小悪魔系悪巧みょぅじょ、高飛車生徒会長等、分かりやすい属性を付与して多人数ヒロイン仕様の漫画チックな楽しさを大いに喚起。
  なお、世界の命運を握る特殊な血筋である主人公については、一応事態を打開しようと努力はするのですが、いい意味でヒロイン達に翻弄され続ける流され気質で、更にはヒロインを一人に選べない優柔不断っぷりと見せたり、キュートなショタ化したり、なんかクローン軍団を勝手に作られちゃったりと、ドタバタ模様の流れを円滑にしてくれる適材適所のキャラクター。
NudeArtClub3ほんのり膨らみかけのバストなミニマムボディの女の子もいれば、トランジスタグラマな巨乳ガール、爆乳むちむちボディの妖艶美女など、ボディデザインは多彩に取り揃えられていますが(←参照 エジプトの秘術で褐色肌に!? 長編第3話「イシス襲来!絵字譜都学院大進撃」より)、微乳から爆乳までのバストやぷにぷに鏡面仕様の股間など各体パーツのスベスベ感&ぷにぷにとした柔らかさが魅力であることは共通しています。
各種コスプレや褐色化なども含めて、キャラデザインの多彩さも魅力であり、複数人セックスが多いことも、多彩なヒロイン達のエロボディに囲まれるハーレム的な幸福感を喚起しています。
  初単行本ながら絵柄の安定感は十分であり、表紙よりも中身のモノクロ絵柄の方が、適度なデフォルメの漫画チックな親しみやすさや、二次元らしいキャッチーさがより目立つ印象であり、作画密度も高く、またギャグ的な演出の自由闊達な印象も加点材料です。

【濃厚かつ攻撃的なエロ演出で彩る多彩なエロシチュ&多人数エッチ】
  各話に十分なボリュームがあり、またコミカルに怒涛の勢いでエロシーンへ突入していく流れであるため、濡れ場の分量は十分に多く、また多人数エッチならではのヒロインとっかえひっかえのウハウハ感や攻防やエロシチュの変化など、長い尺を飽きさせずに見せるサービスフルな仕様となっています。
色々な要素を含む作品ということもあって、エロシチュは様々であり、割合にハードな印象の凌辱・輪姦エロもあるためラブエロ系でないと駄目という諸氏は留意が必要ですが、逆レ○プやらウハウハハーレムHやら触手凌辱やら近親エッチやらと多彩なシチュエーションの中で、ヒロインが主導してがっつりセックスの快楽を味わい、蕩ける様を描写。
NudeArtClub4  要所で投入される神話関係の必殺技めいたフレーズの投入や(←参照 兄妹エッチで大八島が生まれる。古事記にもそう書いてある 長編第4話「最強っ!裸芸アイドル『キラ★グルガールズ』!」より)、珍妙な造語を織り交ぜた各種エロ台詞などが、一種ギャグ的な雰囲気を生み出していますが、それでいてエロシーンの勢いやテンションの高さと非常によくマッチして快楽の強烈さを高めているのは面白いところ。
豊満バストでのパイズリや、キュートフェイスでちんこにむしゃぶりつくフェラを時にダブルやトリプルでも投入して白濁液を放出する前戯パートに続くのは、秘所同士が接触して、ち○こがパイパンまんこの飲み込まれる様子を表情&台詞の変化を併せて見せる2P見開き連続平行四コマはページ数に余裕があるからこその強力な見せ場。
  どちらかと言えば主導権を握っているのはヒロイン側であり、主人公はたっぷり搾られたり周囲にそそのかされたりして攻勢に転じますが、いずれにせよ、ふにゃふにゃになって涙や汗でぐしょぐしょになる強烈な蕩け顔に、多量ながらも読ませてリズムを形成する実況エロ台詞の連発、未成熟な淫洞をみっちりちんこが埋め尽くし、締め付ける断面図、悶絶する様な嬌声を含めてのアタックの強い擬音の連発など、演出面は濃密でかつアグレッシブに貫いています。
キュートな口リっ娘も、ツンデレガールも高飛車ガールに強気エジプシャンも皆さんぐしゃぐしゃなメス顔を曝け出しながらち○この虜になって快楽に溺れ、キツキツ秘所の締め付けに耐えられずに放出された大量の白濁液を前穴やアナルで受け止め、トドメのアクメにビクビク震えながら蕩け具合MAXの表情を曝け出すフィニッシュも大ゴマ~1Pフルでたっぷり提供して強力な〆としています。

  テンション高く突っ走るエネルギー感がエロにもストーリーにも生きていますし、必ずしも勢い任せなだけでなく、エロの濃厚感にしてもストーリーの風呂敷の広げ方にしても、作り込まれている印象があるのは大変に好印象です。
描き下ろしでは思わせぶりなまとめ方をしていますが、是非ともこのオモシロ裸芸ワールドを広げていって頂きたいものです。面白くて抜けるエロ漫画を読みたい諸氏にお勧め!

もじゃりん『にゃんにゃんシちゃうゾ!』

SurelyDoLikeCats  山本崇一朗先生の『からかい上手の高木さん』第7巻(小学館)を読みました。高木さんと西片君の出会いのエピソード、もうこの時点で二人の関係性は決まっていたんだなぁといつも以上にニマニマしながら読んでいました。
TVアニメ版の方もめちゃくちゃ出来がいいですよね。高木さん、ハァハァ

  さて本日は、もじゃりん先生の『にゃんにゃんシちゃうゾ!』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。これが2冊目となる作家さんで、前単行本は未読だったのですが、『コミック華漫』でのギャルヒロイン特集の際に知って、今回は購読しました。
多彩なエロガール&レディと明るく気持ちよくエッチに励んで彼女たちの蕩ける痴態を拝める作品集となっています。

SurelyDoLikeCats1  収録作は、年上の婚約者のぞみさんは大好きなかず君の子供を早く授かりたくてエッチに励み、結婚・出産後も更にラブラブな日常を送る様子を描く連作正続編「今日のにんかつっ!」「のぞみんナマ搾り」(←参照 ラブラブな二人 同連作正編「今日のにんかつっ!」より)、および読み切り形式の短編11作。
フルカラー掌編「汗だくランっ!」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は16~20P(平均17P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。短編メインということもあって、軽い読み口と程好いボリューム感のエロシーンとでコンパクトにまとまった構築で一貫しています。

【快楽全能主義のポジティブさが光るラブコメ・エロコメ】
  大まかな作風としては、明るく楽しいラブコメ・エロコメ系統の作品群であり、エッチに積極的な美少女&美女に迫られる棚ボタ的な幸福感であったり、夫婦やカップルなどのラブ&エロ模様の微笑ましさであったりを魅力の核とするタイプ。
SurelyDoLikeCats2大人しい性格の男性が少し勇気を振り絞ったことを認めて上げる気立てのよい女の子とのドキドキ初エッチや(短編「おくられオオカミ」)、気風のいい黒ギャルさんが彼女が欲しくてフェスでナンパに挑戦した童貞ボーイ二人の相手をしてくれたりと(←参照 交渉と言っても性交渉だ! 短編「フェスックス」より)、男性にとって棚ボタ的でありつつも、女性側が男性側の態度や頑張りを認めた上で、その度量の広さや善意で受け止めてくれる描き方が、作品全体の雰囲気をポジティブにしていると感じます。
  これらのラブコメ系に対し、お家に帰ったら愛犬がドスケベボディの美少女になっていて(性的な意味で)甘えてくる展開やら(短編「犬っかわいがり」)、女性を発情させるフェロモンを持つ宅配サービスの男性が、お客の女性達の発情セックスに特別接客する展開やら(短編「フェロモン宅配便」)、コメディ色の強い作品や、いい年こいたおっさんがコスプレ趣味仲間のちんまりガールに手を出してしまう背徳感のある作品(短編「にゃんにゃん個人撮影会」)なども存在。
とは言え、気持ち良いセックスを満喫して、最終的に登場人物たちが幸せな関係になれればオールオッケーだよね!という快活な快楽全能主義とポジティブなハッピーエンド指向で一貫しているため、読み口の軽さ・楽しさは共通しています。
  ハッピーエンドへの収束も含めてやや強引な展開と感じることもありますが、それも含めてのコミカル感や情動の前向きさでもあり、コンパクトにまとまった作劇であることもそれらの魅力を伸長させて、話としての退屈さや無理やりさを感じさせないのは○。

【多彩な設定・肢体造形の快活エロエロヒロインズ】
下はJCクラス(推定)から上は30手前のアダルト美人さんまで幅広い年齢層のキャラクターが登場していますが、コンビニ誌初出作がメインということもあって基本的には18歳オーバーの美少女&美女が揃っています。
気風のいい肉食系黒ギャルさんに、ボーイッシュで初心な島娘、コスプレ大好きちんまりガール、エッチ大好きで可愛らしさのある年上女房さん、イケメン患者に手を出すドスケベナースさんに、悪戯好きでエッチで優しい南米ハーフの美少女さんなどなど、多彩なヒロイン設定が揃っている短編集らしい美点。
皆さんセックスに積極的であり、そのことが棚ボタ感につながっていますが、彼女達にしても相手が誰でもいいというわけではなく、容姿であれ小さな勇気であれ初めての恋心であれ、主人公の何らかの要素に惹かれたり、認めたりすることでそのエロボディ&ソウルを開陳してくれるというのが一つのポイントでしょう。
SurelyDoLikeCats3  ボディデザインについては、ヒロインの設定の多彩さもあって、ちんまり発達途上ボディもあれば、健康的な肉付きな巨乳ボディ、アダルトレディの程好い熟し具合の肉感ボディに(←参照 大人の色気むんむんなボディだ! 短編「ちんちん占い」より)、柔らかお肉のむちむち感を重視したグラマラスさ重点の迫力ボディなど様々ですが、いずれにせよ、お肌やお肉の柔らかさや体温感などが伝わってくる描き方であり、そんな女体との密着感が実用性を大きく底上げしていると言えるでしょう。
黒ギャルさんのビキニ&ホットパンツ(素晴らしい!)、人妻さんの裸エプロン、豊満ボディの汗染みを強調するシャツに、アダルト美人のセクシーランジェリーなど、設定やプレイに合わせた各種衣装でヒロインの肢体のエロさを強調するのも地味に技巧的なところ。
  初出時期によって多少描線のコントロールに差を感じる部分はありますが、それでも作画密度の高さは一貫しており、健康的な色香や二次元絵柄らしいキャッチーさも絵柄の魅力として安定しているため、表紙買いしても何も問題のない安心感があります。

【手数の多さと濃厚感のあるエロ演出で魅せる和姦エロ】
  ページ数の都合上、長尺の濡れ場とは言い難いものの、お気楽なテンションでサクサクとエロシーンに進むこともあって抜きツールとして機能するに十分な尺は用意されています。
  男性側が強引にセックスへと持ち込む展開も稀にありますが、基本的にはヒロイン側に主導権のあるシチュエーションがメインであり、年下ガールに翻弄されたり、年上美人のキュートな我儘につき合わされたり、はたまたドスケベガールに搾られたりと棚ボタ的な幸福感も喚起する和姦エロで概ね統一されています。
  ヒロイン側のセックスへの積極性を示す、ご奉仕フェラやパイズリ、脚コキに乳首舐め&手コキなど多彩なプレイを搭載した前戯パートは、男性の反応をうかがいつつ、丁寧な各種プレイでち○こを気持ちよくしてくれる受動的な幸福感をしっかりと喚起。
これらのご奉仕に加え、愛撫やオナニーなどですっかりぐしゃぐしゃになって粘っこい愛液と湿気を溢れ返させる秘所に挿入してピストンを開始すれば、ヒロイン側も積極的に腰を振りつつ、男性のがむしゃらなパワフルピストンを受け止めて強烈な陶酔感に包まれていく様子を活写。
SurelyDoLikeCats4ピストンしながらの乳弄りやクリ弄り、耳舐めやベロチュー、アナル弄りなどなど、描写の手数と肢体の密着感を意識した描写の連続(←参照 ダブル乳首弄り&中出しでフィニッシュです 短編「フェロモン宅配便」より)、熱っぽく蕩けたふにゃふにゃになった表情付けと台詞回しを高い密度で維持することで打ち出す濃厚な熱っぽさなど、長くはないエロシーンの尺を演出面での高密さで補えているのは十二分に強みと言えます。
  顔を紅潮させ、口の輪郭がふにゃふにゃになった蕩け具合MAXの表情を曝け出しながら、たっぷりの膣内射精に喜悦のハートマーク付きアクメ宣言を連呼するフィニッシュシーンとその後にち○こを引き抜いての白濁液漏出描写を投入し、複数ラウンド制のエロシーンの〆としています。

  ハッピーチューンのラブコメ・エロコメ系として非常に安定しており、ベタな棚ボタ感もありつつ、ヒロインの頼もしさ・快活さが作品全体の魅力を牽引しているタイプと感じます。
個人的には、気前のいい黒ギャルビッチさん大活躍な短編「フェスックス!」と、気弱ボーイ・ミーツ・褐色肌ハーフの元気ガールな短編「おくられオオカミ」が特にお気に入りでございます。

みやびたつと『俺だけハーレム法』

HaremLawOnlyforMe  最近流行っているバーチャルYouTuber、どれも面白くて時間があるとつい動画を見てしまうくらいにハマってますね。Youtuberそのものは全然詳しくなかったのですが、個人的には、輝夜月ちゃんとシロちゃんが特に好きです。
あとは、虎妮ちゃんのゲーム実況とかもよく観ていますね。言葉は全然理解できていませんが、リアクションが可愛いです。

  さて本日は、みやびたつと先生の初単行本『俺だけハーレム法』(海王社)の遅延へたレビューです。今回の単行本を読むまでほぼ未見の作品でしたが、どうも雑誌での掲載ではなく、単話でのWeb販売が為されていた作品をまとめた1冊のようです。
各種ご都合主義的ギミックにより棚ボタハーレム仕様で美少女&美女とセックスしまくりなウハウハ抜きツールとなっています。

HaremLawOnlyforMe1  収録作は、少子化対策として婚姻や性交の自由を維持しつつ、子作りに関しては優秀な遺伝子を有する男性にのみ許される社会政策が為された未来の日本において、低いランク付けが為されていた男性が突如危険な疾病への耐性遺伝子を持つことが判明してお国のお墨付きでセックスし放題に~という連作「合法孕ませ法案が施行されました」前後編(←参照 町で見かけた美少女JKトリオともいきなりセックスだ! 同連作前編より)、および読み切り形式の短編6作。
短編「誰でも生じゅぽOK!常識変換チケット」「真面目なお姉ちゃんがギャル化したので彼氏から寝取ってみた話」については、主人公に不思議なアイテムを渡す謎の老婆が共通して登場していますが、シリーズ作というよりかは独立したお話ではあります。
1話・作当りのページ数は21~28P(平均24P弱)と標準的な部類。ストーリー面での読み応えはほぼありませんが、その分エロシーンの質的・量的満足感を追求した構築となっています。

【便利ギミックで突如ハーレム支配が可能になる暗い全能感】
  絵柄と併せて興味を引くために分かり易さとインパクトが求められるDL販売形式の商業/同人エロ漫画らしく、中身そのままの作品タイトルが並ぶ作品群であり、単行本タイトル通りに主人公限定でハーレムのウハウハ模様に浸れる作品が揃っています。
  ショタな弟君がお姉ちゃんとその友人の美少女達にたっぷり搾られりゃう甘い雰囲気のおねショタハーレムエロもありますが(短編「弟シェアリング~可愛い弟の性欲はお姉ちゃん達が処理してあげる~」)、基本的には催眠術や特殊な法律、特殊アイテムによる洗脳やら意識改変やらで女性キャラクターを好き放題にする嗜虐性・支配欲の強いシナリオワークが揃っています。
HaremLawOnlyforMe2無気力なニート男性や社会の底辺で自堕落に生きる男性、周囲へのコンプレックスの強いキモメンなど、性行為へのアクセスに困難があった男性が、前述した各種の便利ギミックによって努力や躊躇もなくセックスし放題の立場へと急浮上し、手当たり次第に手を出して、復讐をしたり、他人の妻や愛人を寝取ったりと、鬱積していた欲望を散乱していく様子は、ある種のルサンチマンを含んでいます(←参照 マイクロチップで他者を支配 短編「強制操りマイクロチップ」より)。
  子作り支援の職員さんと二人三脚?で国策の子作りセックスに参加することで、自堕落な生活から多少勤労や家庭についてグータラ主人公が意識し始めることになる連作など、マイルドな着地に収まることもありますが、基本的には欲望に飲み込まれた主人公と、その餌食となり理性の無い快楽中毒者となったヒロイン達の荒涼たる姿で幕を下ろします。
兎に角支配的なハーレムを構築したいという欲望をストレートに叶えさせるというストロングスタイルで突破した作品構築であり、そこに他者との意思疎通や関係性への重視はない分、恋愛系としても凌辱系としてもストーリーの面白さは無いですが、抜きツールとしてのお膳立てやヒロインのリアクションなどで実用性を高めるシナリオワークに徹していると評し得るでしょう。

【多彩な設定の巨乳美少女達を豊富に用意】
  いずれの作品も複数名の女性キャラクターを投入するハーレム仕様であり、女子校生~女子大生級の美少女さん達を中心としながら、人妻キャラや勤労女性など20代後半くらいまでの綺麗なお姉さんタイプのキャラクターも随時投入。
  登場キャラクターが多い分、個々のキャラクター性の掘り下げはほぼ不可能ですが、例えば強制操作系であるならば主人公に嫌悪感を示しながら体だけは操作されてしまう屈辱感、洗脳や常識改変ならば縁の無さそうな美少女や自分を見下していた相手が自分の命令に嬉々として従う変容などを表現して、エロシチュやエロギミックに合わせたキャラクター描写をしています。
  なお、明らかに目が淀んでいたり、欲望の暴走でおかしくなってしまったりな男性キャラクター陣ですが、短編「催眠ハーレムを作る方法」に登場の爬虫類じみた顔のキモメン君を除けば、あっさり系イケメンや可愛らしいショタ系ボーイなので、このタイプのサブジャンルで比較的多い、ビジュアル面で目に厳しいタイプの男性はほぼいません。
HaremLawOnlyforMe3  ハーレム仕様ということもあり、おっぱいサイズ控えめ女子がいたり、こんがり肌を焼いた黒ギャルさんがいたりと、キャラデザインには一定のバリエーションを設けていますが、基本的には健康的な肉付きの巨乳ガール&レディを多数取り揃えており、その肉感ボディを独占するウハウハ感を明確に喚起(←参照 短編「真面目なお姉ちゃんがギャル化したので彼氏から寝取ってみた話」より)。
設定的に学校の制服を着用したキャラが多いですが、公務員さんの真面目なスーツやァストフード店や喫茶店の制服など、設定に合わせて着衣にもバリエーションを揃えています。
  元々フルカラー作品であるものを、モノクロ(グレースケール)絵として単行本化しているため、良くも悪くも絵としての緩急を欠く詰まった画面になってしまっており、多少違和感はありますが、オーセンティックな二次元絵柄のキャッチーさや萌えっぽさは幅広い層に受け入れやすいスタイルと感じます。

【複数人セックスの醍醐味を有するプレイ・シチュエーション】
  何でも出来る解放感もあってヒロインをとっかえひっかえヤリまくりという仕様が多く、十分なボリュームの中で複数のエロシチュ・キャラクターの痴態を魅せていくハーレムエロらしいスタイル。
  前述したお姉ちゃんヒロインズとの甘ラブ模様を除けば、体を操作してのご奉仕プレイ強要、常識改変での即席ハーレム形成、人妻さんや清楚ガールを旦那や恋人の目前で孕ませックスな寝取りプレイなどなど、男性側が積極的に暗い欲望を発揮してヒロイン達を快楽中毒や性奉仕者に堕としいくエロシチュがメインとなっています。
HaremLawOnlyforMe4  前戯パートにおけるダブル・トリプルパイズリや、抽挿パートにおける尻並べからの連続挿入&ピストンなど、複数ヒロインのご奉仕や痴態を同時に拝めるハーレムエロらしいプレイ・描写を充実させているのは大きな特徴であり、これが各種ギミックによる支配的な優越感とも密接にリンク(←参照 美人ウェイトレスさんを同時にバック攻めだ! 短編「誰でも生じゅぽOK!常識変換チケット」より)。
豊満バストや淫液たっぷりの秘所を中心としてヒロインのエロボディがたっぷり詰め込まれた画面構成は、フルカラー絵であると特別に強い演出・構図がなくとも十分なカ口リーがあることが大きな強みですが、グレースケール絵になったことでその強みがある程度失われていることは要留意。
とは言え、アへ顔チックな表情付けを要所で投入したり、嫌悪感のある表情付けや台詞回しと操作されての言いなりボディの対比、各種擬音と乱れた嬌声の散りばめ、結合部のアップ構図を用いたりと、過激さはある程度抑えて肉感ボディに集中させつつ、嗜虐性や陶酔感の打ち出しは適切に行われています。
  フェラやパイズリでの前戯シーンにおける射精シーンに加え、抽挿パートでも中出し連発や複数人ヒロインへの連続ピストンからの全員へぶっかけなど、抜き所を多数搭載したエロ展開であり、透過図・断面図の使用は抑えて蕩ける顔と揉みくちゃにあるエロボディに集中させた上でヒロイン総アクメのフィニッシュを大ゴマ~1Pフルで提供しています。

  良くも悪くも、黒い欲望をストレートに叶えさせてくれる棚ボタハーレムエロ仕様であり、ストレスフリーであり過ぎる点にストレスを感じる部分はありますが、美少女のエロボディを独占できる高揚感は相応に強い魅力。
個人的にはギャル化したお姉ちゃんを取り戻すべく、その友人ごと寝取り凌辱な短編「真面目なお姉ちゃんがギャル化したので彼氏から寝取ってみた話」が最愛でございます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ