2017年10月

成田コウ『おじさんといっしょ❤』

TogetherWithMiddleAgeMan TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』第2期第3話「虹」を観ました。うーん、ダイヤさんの和風衣装、オイランめいた色香が漂っていて青少年のなんかがアブナイ感じでしたね。鞠莉さんがエアギターっぽい動作を取り入れていたのも面白かったです。
伊豆らしい移動方法だったかもしれませんが、そもそもタクシーを使うという手は(野暮なツッコミ

  さて本日は、成田コウ先生の初単行本『おじさんといっしょ❤』(茜新社)の遅延へたレビューとなります。大体のおじさんは女子校生が好きですからね(偏見
それはともかく、もっちり柔らか肉感なボディのJKヒロイン達との様々な性愛模様とパワフルHが詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で9作。1作当りのページ数は18~22P(平均20P)と中の下クラスのボリュームで推移。作品によってストーリー面での読み応えには強弱の幅がありますが、基本的にはコンパクトにまとめた上で抜きツールとして十分な尺の濡れ場を設けた構築と言えるでしょう。

【青春ラブエロ系をメインに多彩なシナリオ】
  単行本タイトルと表紙絵からはビッチな美少女ヒロインとサポート(意味深)おじさんのエロ模様がメインの作品集かと思われるかもしれませんが、それに相当するのは短編「サポートJKとお突き合い❤」のみであり、むしろ各作品のシナリオの方向性はかなり多彩。
TogetherWithMiddleAgeMan1  本数としてメインになるのは半数弱を占める若い男女のラブエロ系であり、エッチへの好奇心や素直な恋愛感情などが自然と発揮され、好き合う二人の仲睦まじさやセックスの充足感などが基調となるスタイル(←参照 優しい二人の信頼関係 短編「素股イン❤プレー」より)。
これに対して、快活ヒロインの無思慮な言動に傷つけられていた少年が彼女に復讐の拘束凌辱を行う短編「逆転カースト」、浮気の背徳感も表現しつつ目前の性欲に夢中になる二人を描き、ラストでダーク&インモラルな香りを一気に濃密にする短編「人前ではお行儀よく」、お馬鹿なギャルちゃんがサポでがっつり稼ぎ、セフレもゲット❤なお気楽系な短編「サポートJKとお突き合い❤」など、それぞれ方向性の異なる作劇も揃っています。
  二人の少女の関係性に、思わぬ形で亀裂が入ることになる短編「既読無視」は、単純な凌辱系とはまた異なる暗さ・重さを終盤で打ち出してくる作品であり、後悔や悲哀が読後に残る、いわゆる“鬱系”のラストで、この作品も含めてラブラブ系でも凌辱系でもラストでの雰囲気の形勢に作劇面での魅力があると感じます。
棚ボタ的なラブコメ展開や、初々しく微笑ましいラブエロ模様などがメインであるため、あまり構える必要はありませんが、話作りに安定感があり、個々の方向性においてしっかりと魅力のある展開を踏んでいる分、ダーク寄りの作劇にもしっかりとした存在感があるため、ラブエロ系以外はダメという諸氏は留意されたし。もちろん、雑食派の諸氏には加点材料となり得ます。

【キャッチーかつ多彩な女子校生ヒロインズの恵体】
  コミック高レーベルということもあって、登場ヒロインは全て女子校生な美少女さんで統一。
なお、男性主人公については、数名のおじさんキャラを擁していますが、基本的にはヒロインと同年代の少年達であり、時にピュアなラブエロ模様が、時に若さ故の衝動や歪みに駆動される性愛が描かれています。
お馬鹿でドスケベなエンコーガールに、世話焼きでエッチもグイグイ迫ってくる押しかけ妻系ヒロイン、明るく優しいスポーティガール、クールでワガママでピュアなデレを見せてくれるお嬢様ヒロインなど、キャッチーな魅力のヒロイン設定が多彩に揃っているのは短編集として一つの強みでしょう。
TogetherWithMiddleAgeMan2ぽっちゃり系とまでは言わないものの、柔らかいお肉がたっぷりと付いた健康的なむっちりボディが揃っており、キャラ設定によって肉付きの量感には多少の幅を設けつつ、たっぷりバスト&ヒップも含めて丸みの強いボディラインとなっています(←参照 にっこりダブルピース 短編「サポートJKとお突き合い❤」より)。
デフォルメ的な可愛らしさにもつながるタイプですが、その一方で艶やかな黒髪や色っぽい唇、控えめサイズながらぷっくりとした乳輪など、絵柄の性質を阻害しない程度にエロさのある体パーツ描写を織り込んでいます。
キャラクターのもっちり感などに多少の変遷はありますが、初単行本ながら絵柄の統一感は強く、表紙絵と中身の互換性は高いままで安定しているため、表紙買いでも問題はないでしょう。

【程好い強度と分量のエロ演出を被せる蕩け痴態】
  前述した様にエロメインの作品構築であり、たっぷり長尺とは言えないものの、十分な尺の中でじっくりと1回戦を描くケースもあれば、中出し連発構成や、前戯パートと抽挿パートの両方に射精シーンを設ける構成などもあります。
  シナリオの方向性の多彩さもあって、青春ラブラブHを一つのメインとしつつ、欲望が暴走する凌辱系統の作品やアブノーマルな香りのエロシチュなども存在するのは前述した通り。
TogetherWithMiddleAgeMan3前戯パートにおいては、美人フェイスの艶っぽい唇が肉棒を這うフェラや(←参照 短編「おくちスイッチ」より)、優しい恋人キスにたっぷりバストを揉んだり吸ったりなプレイ、秘所から漏れるにゅるにゅるとした愛液を指や舌に絡めていく愛撫描写など、バリエーション豊かなプレイを程好くねっとり感のある描写の積み重ねで描き出していきます。
ここでお口に発射というケースもありますが、どちらかといえばそのまま抽挿パートへと移行するケースが多く、すっかりぐしょぐしょの秘所に挿入すれば、膣が肉棒を締め付けてみっちりとした挿入感を生み出すことで、男女双方が性的快感に満たされていきます。
TogetherWithMiddleAgeMan4  プニプニした大陰唇の合間で前穴が大きく押し開かれる様を、ちんこを透明化しつつアピールする構図や、挿入感を強調する断面図描写、瞳を蕩けさせ、口をふにゃっとさせて嬌声を漏らし出す蕩け顔などのエロ演出を、クドクならない程度の水準で投入しており、全体的に絵柄の良さを伸長させる演出の強度・分量を保っていると感じます(←参照 短編「人前ではお行儀よく」より)。
殊更に派手であったり過激であったりな演出は用いず、フィニッシュシーンではそれまでの演出スタイルに一定の強度を上乗せした描き方で中出しフィニッシュの実用性を高めていますが、基本的に蕩けるヒロインのエロ可愛さと肢体の存在感を邪魔することなく煽情性と積み重ねていると評し得るでしょう。

  もっちり柔らかボディのJKヒロインのエロ可愛さを魅力の中核として安定させつつ、多彩な作劇それぞれの味わいを楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、お馬鹿でスケベなエンコー娘とのエッチが楽しめる短編「サポートJKとお突き合い❤」が最愛でございます。

Fue『淫魔のミカタ!』

OnSuccubusSide あらゐけいいち先生の『CITY』第3巻(講談社)を読みました。鬼カマ先生の作中漫画なんだかんだで毎回楽しみなのですが、深夜テンションの産物とはいえ、鬼カマ先生の画力、めっちゃ上がってますよね!?(面白いかどうかは全く別)
32話「神様ごっご」、のほほんとしながら二人の別離が大変気になるのですが、どうなっちゃうんでしょう。

  さて本日は、Fue先生の『淫魔のミカタ!』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『フェラハメりっぷす』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ドスケベ美人達の口淫に晒され続けるおフェラ・ハーレムのウハウハ感に浸れる1冊となっています。

OnSuccubusSide1  収録作は、とある理由で淫魔達の“精液ドリンクバー”としてサキュバスの美人姉妹に雇用された元・無職の男性主人公はサキュバス達のちんこアイドルになったり、国際サキュバス連合の長に賄賂として贈られたりと忙しい口淫塗れの日々を過ごすことに~なタイトル長編「淫魔のミカタ!」全6話(←参照 こんなお仕事 同長編第1話「タダより高いモノは無い」より)+カバー下の描き下ろしおまけ漫画(2P)。
描き下ろしおまけ漫画を除き、1話当りのページ数は24~53P(平均39P強)と個々にかなりのボリュームがある構成。長編作としてストーリーの読み応えは弱いですが、その分エロのボリューム感は大変充実した構築となっています。

【お気楽でエロまっしぐらなハーレム仕様】

  口淫特化のラブコメ・エロコメスタイルという軸となる作風はそのままに、今回は前々単行本と同じく単行本1冊単位での長編となっており、話としてのイージーネスや軽く楽しい読書感なども同様。
  淫魔との混血が進んだ世界で、人間としての性質が非常に純粋であるという理由から淫魔達にとって垂涎の御馳走という理由で主人公が、数多の美女達から求められるという構図は、“ただ存在するだけで異性に求められる”というご都合主義なウハウハ感の喚起に直結しています。
OnSuccubusSide2  淫魔達のアイドル的な存在になって握手会ならぬ“フェラ会”が開催されたり(←参照 長編第2話「吸精主のお仕事は」より)、美人姉妹のお母様やらサキュバス界のエロくて偉い人やらに出会ったりでハーレム模様が加速したりと、ハーレム系作品のウハウハ感や漫画チックな楽しさを基調としてストーリーを進展させていきます。
ひたすらに口淫を中心としたウハウハなエロ模様が連続する仕様であり、ストーリーとしての盛り上がりや緩急があるタイプではないため、長編作としてお話の読み応えには全般的に欠けていますが、それをエロのボリューム感で補って余りある構築であると評し得るでしょう。
ラストは美人ママ&美人姉妹とハーレムセックスを繰り広げて永久就職エンドというお気楽なまとめ方となっており、余計なシリアス展開や急展開を一切挟まない分、前述した様に話としてのフックは欠ける一方で、ハーレムラブコメとしてのウハウハな幸福感が途切れることなく楽しめる長編作となっていると総括できるでしょう。

【ドスケベで綺麗なお姉さん達の肉感ボディ】

  どうも種族としてかなり長命であるらしい淫魔族の皆さんですが、綺麗なお姉さん的な美人姉妹に、見た目はJKな二人のお母さん、これまたアダルト美人な国際サキュバス連合の事務総長さんをメインとして、これにエロ要員のサキュバスお姉さん達がモブキャラとして登場する陣容。
綺麗でエッチで優しくリードを取ってくれるお姉さんに、年甲斐もなくワガママ放題な合法口リママン、クールで有能ながら実はサキュバスらしくド淫乱な本性をお持ちな美人さん等々、それぞれキャッチーなキャラ立ちが為されているのも、ハーレム的な構図の楽しさ・賑やかさに貢献しています。
  最終話での一転攻勢も含め、主人公の青年が主導権を握ってがっつりヤリまくりということも時々ありますが、基本的には、魅力的でエッチな美人達に翻弄される楽しさがメインとなる作劇であると言えるでしょう。
  ボディデザインとしては、小柄で微乳な合法口リボディのママン(400歳オーバー)を除いて、たっぷりバスト&ヒップ、むっちりとした太股をお持ちの肉感ボディで統一されており、バックからの構図でのお尻アピールやピストン描写における乳揺れ描写等でもバスト&ヒップの存在感を強調。
OnSuccubusSide3もっとも、口淫描写を最大の強みとするこの作家さんのスタイルにおいては、それらの肉感ボディのエロさを打ち出すことに加えて、肉厚で涎たっぷりの舌や艶っぽい唇などの口腔描写が強烈な武器であり(←参照 ドスケベなお口だ! 長編第6話「射精は続くよ何処までも」より)、その質感や温度感を練り込むことでキスやらフェラやらの淫猥さを大きく底上げしています。
  表紙・裏表紙のカラー絵ではストレートな淫猥さを打ち出した絵柄になっており、中身のモノクロ絵でもエロシーンを中心に十二分な濃度の淫猥さを感じさせますが、導入パートでのコミカルな描写では、そういった濃厚さはむしろ排して漫画チックな楽しさ・親しみ易さがある絵柄となっており、程好いキャッチーさもあって万人受けする画風と言えるでしょう。

【お口ま○この気持ち良さをたっぷりアピール】
  各話に十二分なボリュームがあるため、エロシーンはかなりの長尺となっており、綺麗なお姉さんヒロインにたっぷり搾り取られ、かつサカった欲望を叩き付けても全て受け止めてくれるハイカ口リーな貪欲セックス模様をたっぷり提供。
  主人公のち○こが、壁尻ならぬ壁ちんこ&壁お口状態で多数の淫魔お姉さんに口淫されまくりという特殊シチュエーションなども投入しつつ、基本的には和姦エロシチュで目前の快楽を求めてガツガツ進行させていくエネルギッシュなエロ描写となっており、適度な嗜虐性と被虐性をバランスよく織り交ぜた構図と感じます。
  言うまでも無く、前戯パートでのねっとりフェラやキスの描写は非常に充実しており、いわゆる“ひょっとこフェラ”を含めたちんこへのバキュームや、唇で根本から先まで扱き倒す頭部全体の前後、美人フェイスをホールドしてのイラマチオや口マンコへの強制ピストンなどの口淫描写を充実させ、頬を紅潮させ瞳を潤ませたエロ表情で肉棒を口の奥まで咥えるドスケベな表情をたっぷり提供。
OnSuccubusSide4この前戯パートに相当する描写を量的に充実させ、抽挿パートに匹敵するメインに据えていますが、淫液たっぷりの秘所に挿入してのピストン描写にも一定の尺を用意しており、その際にもねっとりと舌を絡めるキス描写を充実させることで、上下のお口で粘膜を密着させる淫猥さを感じさせます(←参照 ねっとりキス 長編第4話「目には目を、堅物には堅ブツを」より)。
じゅぽじゅぽと淫靡な水音を奏でるたっぷりの涎や、お口をちんこで塞がれることで鼻呼吸からの鼻提灯、熱い吐息に柔肌をじっとりと濡らす汗に、秘所から零れ出す淫液などなど、液汁描写の充実も口淫描写を中心としたプレイの淫猥さを大きく高めています。
  ヒロインのお口に奥まで突き込んでたっぷり射精、ゴックンやら精液提灯やらのドスケベ描写を数多く投入すると共に、フィニッシュでは子宮口に鈴口をキスさせながら子宮に濃厚白濁液をたっぷり注ぎ込む描写も用意して、上下のお口に中出し完了というサービスフルな仕様となっています。

  口淫充実のボリューミィエロ&お気楽エロ三昧の楽しさというこの作家さんの美点をそのまま伸長させた長編作であり、お口好きはマストバイな抜きツールと言えるでしょう。

ゴージャス宝田『ナックルラブレター』

KnuckleLoveLetter 濱田浩輔先生の『はねバド!』第11巻(講談社)を読みました。“片手で相手の弱点を握ってもう片方の手で殴り続ける”というスタンスにゾッとしましたが、それこそがプレイスタイルで分かり合うための戦い方なのだというヒロインの在り方には凄味を感じさせられ、唸らされました。
複雑な母娘の関係性ですが、思わず声に出たのだろう綾乃への“母”としての言葉が非常に印象的な巻でしたねぇ。

  さて本日は、ゴージャス宝田先生の『ナックルラブレター』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ッブラジャー!!』(ワニマガジン社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
“愛の力”をまっすぐ貫くゴージャス宝田節炸裂のストーリー&アブノーマルHが詰まった作品集となっています。

KnuckleLoveLetter1  収録作は、口リコンでありながら店主に拾われた恩で出張ホストをしている男性は、ある日ホストとして彼を呼んだ少女から生き別れた妹であることを告げられ・・・な中編「妹エネルギー。」全3話(←参照 このキャラデザにピンと来た貴方はゴージャスファン 同中編第1話より)、周囲から隠れながら妹やらその親友やらとエッチしまくりな主人公であったがその周囲には次第に不穏な影が・・・な中編「スパイダー」第1~3話(未完)、および読み切り形式の短編3作。
1話・作当りのページ数は20~28P(平均24P弱)と標準をやや上回るボリュームで推移。ストーリー面にもしっかりとした存在感を持たせつつ、エロの勢いと満腹感を意識した構築はこの作家さんらしい美点と評し得るでしょう。

【愛の勝利を真っ直ぐ描くゴージャス宝田のイズム】
  先ず初めに述べるべきなのは、今単行本は、変態レズガール×女装少年の奇妙な出会いとドスケベ変態セックスを暴走特急の如き勢いで描く短編「Xカウンター」を除き、2005年~2008年を初出とする古い作品で占められているということで、近作をお求めの方は要留意。
ファン向けの落穂拾い的な単行本という側面があることは否定しませんが、ゴージャス作品に外れ無しというのは、ファンとしての贔屓目ではあるかもしれませんが、自信を以て言えることで、古い作品ながら現在まで変わることのないゴージャス節が炸裂した良作揃いと感じます。
  生き別れた妹と出会い、彼女が出したSOSのサインに気付き、地獄から救い出すことになるやさぐれ男性(中編「妹エネルギー。」)、“強い男”が好きといった女の子の“本当の目的”を知っても、彼女を苦しめた相手を殴ってやろうという少年(短編「プリンセス・カタパルト」)、理想を詰め込んだ美少女への願望を抱く漫画家の主人公に飽きれつつも好きの気持ち一つでラブアタックを掛ける女の子(短編「カウンターパンチ。」)、いずれも“直向きな愛”が相手に伝わることでの、“愛の勝利”が描かれていると評し得るでしょう。
KnuckleLoveLetter2例え愛の形が一般的な倫理や社会規範に反するものであったとしても、少女を苦しめる“悪人”を粉砕し、少女を絶望から救い出し、少女と共に幸福になるのは愛、直向きな愛でしかない、それこそが素晴らしいものなのだというスタンスは不変であるし(←参照 汚れてなんかいない 中編「妹エネルギー。」第2話より)、ある種許されざるモノである故に、その障壁を突破する覚悟と純粋性が描かれているとも評し得ます。
中編「妹エネルギー。」や短編「プリンセス・カタパルト」では、少女を性的に食い物にする“悪人”が登場する作品では、胸糞悪さを感じる展開・エロシチュもありますが、その状況から単に男性が少女を一方的に救ってあげるという構図ではなく、少女もまた意志と誠実さを以て共に困難に立ち向かうという構図であるのも、作劇の気持ち良さにつながっています。
  なお、中編「スパイダー」は作者自ら失敗作と呼ぶ漫画ですが(あとがき参照のこと)、盛りまくりの禁断セックスと徐々に色濃くなっていくサスペンス的な不安さが非常にスリリングで面白い作品だと私は思います。とはいえ、未完で終わったため、評価は困難であり、ともかく収録してくれたことを喜ぶべきでしょう。

【強さと弱さを併せ持つ思春期ガールズ】
  登場ヒロインは皆さん思春期真っ只中のJCガールズ達であり、漫画チックなキュートネスや程好い未成熟さを織り込んだキャラデザインとなっています。
  ボーイッシュ系世話焼きガールにいじらしいお兄ちゃんラブな妹系ヒロイン、ツンデレ系妹やら清楚なお嬢様系とみせかけて中身はドスケベな美少女に、ド変態街道まっしぐらのレズガール等々、キャッチーなものからユニークなものまで多彩なキャラ設定を投入。
とは言え、そういった属性でがっちり固めたヒロイン造形を選択することはなく、思春期らしく弱さと強さを併せ持った生気のある人物として少女達は描かれており、これは“駄目な”大人達にも共通し、そういった弱さを認め合い補い合えるものが本当の愛であって、弱さや未熟さに付け込む卑怯な人物と“駄目”であっても誠実な人物との対比を明瞭に生じさせていると感じます。
その点も含めて、中編「妹エネルギー。」や短編「プリンセス・カタパルト」は男性主人公にもキャラクターとしての強い魅力があると言えるでしょう。また、とある理由でチャレンジしたら何とも似合う女装姿となる少年が登場する短編「Xカウンター」はある意味でこの作家さんの新境地。
KnuckleLoveLetter3  成長途上のボディということもあって、ほぼペタンコなバストから、なかなかに豊かなおっぱいまで幅はありますが(←参照 思春期尖りおっぱいだ! 短編「カウンターパンチ。」より)、可憐さはありつつ、華奢さ一辺倒なボディデザインではなく、ある程度筋肉や骨格を感じさせつつも局所的な柔らかさを含ませた肢体描写であり、ここらもキャラクターから感じる生気に寄与している様に感じます。
  前述した様に初出時期が古いため、少女漫画的な可愛らしさを生じさせる初期の絵柄は、悪く言えばクドさを感じさせるタイプで、多少好みは分かれるであろうとは感じますが、ファンにしてみれば懐かしさがあるとも言えます。

【セックスの気持ち良さで前のめりなエロ描写】
  ストーリー面に明確な存在感を持たせつつ、そのエネルギーを用い、また増幅させるようなエロシーンがこの作家さんの大きな特徴であって、分量としても十分なものが用意されています。
  ド変態ガールが過去の変態プレイをマシンガン台詞で告白しながら上下のお口でち○こにがっついていくエロシーン(短編「Xカウンター」)、清楚なお嬢様系ヒロインが手慣れたお口と腰つきでたっぷり搾り取ってくるエロシチュ(短編「プリンセス・カタパルト」)、変態仮面よろしくパンツを被りながら秘密の盛りまくり近親セックス(中編「スパイダー」)など、アブノーマル系のエロシチュも揃えつつ、中編「妹エネルギー。」や「カウンターパンチ。」などの純愛セックスにも存在感を持たせます。
小さなお口の唇でち○こを扱いたり、舌を使ったりなフェラ描写や、小さな肢体を保持しながらのクンニ描写など、多少独特のプリッとした(胡乱な表現)粘膜描写・性器描写が淫猥さを打ち出す前戯プレイは量的にも充実しており、ねばっこい白濁液を淫靡な表情で受け止めるシーンで前半の抜き所を形成。
KnuckleLoveLetter4  性行為において、男性が気持ち良さを感じていることを十分に台詞表現として打ち出すことで没入感を高めつつ、濁音メインのこれまたやや独特な形状(フォント)と語感の擬音の散りばめや男心をくすぐるヒロインのエロ台詞やおねだり(←参照 短編「プリンセス・カタパルト」より)、局所的にぷにっとした股間の結合部見せつけ構図など、初出時期によって変動はありますが、十分な演出密度とアタックを備えたエロ描写を連続させています。
  ヒロインのことを考えて、もしくは保身の心から、中出しをチョイスせず、ぶっかけフィニッシュで〆ることが多いため、中出し原理主義者の諸氏には不満材料となり得ますが、ストーリー上意義がある場合を中心に膣内射精をチョイスしていますし、白濁液を浴びながらアクメの感覚を堪えながら震える少女の肢体のエロ可愛さは実用性を大きく高めていると言えるでしょう。

  次回は是非ともオール新作(近作)の単行本を読みたいところですが、この作家さんのイズムが不変であることの頼もしさを感じさせてくれた1冊で、未収録作が回収されたのは大変に喜ばしいことです。
中編「妹エネルギー。」も名作ですが、ヒロインの少女の悔しさと打算、怒りをぶちまけさせながらも、それでも彼女への愛情を貫く少年の姿が頼もしく、救われた少女の涙が美しい短編「プリンセス・カタパルト」が最愛でございます。

篠塚醸二『やさしいせかい』

WhatASweetWorld  伊藤勢先生(原作:田中芳樹氏)の『天竺熱風録』第2巻(白泉社)を読みました、囚われた仲間の命を救うため、敵と戦い、工夫を凝らし、障害多き異国の地をただ駆ける二人の混蛋(バカ)!熱風録の名にふさわしい熱さですねぇ!!
あと、ラトナ将軍、大変好みの美人なので、今後の活躍に期待したいところ。

  さて本日は、篠塚醸二先生の『やさしいせかい』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前々単行本『初恋モーション』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
もっちり柔らか巨乳の美少女さん達と繰り広げるラブコメ模様&パワフルな蕩けセックスが楽しめる作品集となっています。

WhatASweetWorld1  収録作は、好きなネット配信主が自分の教え子であることに気付き、次第に過激になっていく内容を心配しながら配信は見たい主人公は、彼女が予告したネット配信現場に駆けつけて・・・な連作「もっと私を見て欲しいっ!」正続編(←参照 JK生配信現場だ! 同連作正編「もっと私を見て欲しいっ!」より、面倒くさがりで自堕落なゼミの後輩ガールに振り回される日々な連作「高梨トモカは動けない」正続編、および読み切り形式の短編・掌編12作。
フルカラー掌編(4~8P)が計5作(計28P)ありながらお値段据え置きという大盤振る舞いが嬉しいところで、これらを除いて1話・作当りのページ数は16~24P(平均18P弱)とコンビニ誌初出としては標準的な部類。程好いボリューム感のエロシーンと、軽い読み口のシナリオでまとまっているのもやはりコンビニ誌らしい構成と言えるでしょう。

【王道ラブコメ的なイージーネスの安心感】
  作風としては、イージーゴーイングなおっぱいラブコメであり、ストーリー的な存在感は乏しいものの、ヒロイン達と繰り広げる賑やかな騒動やその中で示されるヒロインのキュートなリアクションをストレスフリーに楽しめるスタイル。
WhatASweetWorld2一部例外もありますが、基本的には好意や性的好奇心からヒロイン側が積極的に誘惑してくる流れであり(←参照 おっぱいを曝け出して誘惑だ! 短編「めいっパイLOVE」より)、一悶着あってもヒロインも男性主人公もすっかりエッチを満喫してハッピーエンドへと収束するシークエンスには安定感があります。
没落したお嬢様を気遣う元・パシリの少年の誠実さに、ささくれ立っていた高飛車な元・お嬢様ヒロインが心を許して~という短編「パシリの僕と転落お嬢」の様に、男女の関係性をある程度丁寧に描いてラブロマンスを形成する作品もありますが、その他の作品はドタバタ模様的なコミカルさや、分かりやすい(男性にとっての)棚ボタ感を軸とした構築であり、ラブエロ系の甘味をたっぷり味わいたい方は要留意。
  ストーリーの存在感こそ希薄ですが、前述した棚ボタ的な幸福感も含めて、ヒロイン達の積極性によって示されるラブ&エロのポジティブさが、ラブコメ的な楽しさ・明るさと相乗効果を発揮しているのは美点でしょう。
  なお、唯一例外的なのは、残り物のパンが大好きでまっしぐらな食いしん坊のバイト店員ちゃんに雇い主のパン屋店主がエッチなお仕置き&従順ワンワンプレイな短編「たのしいしつけ」ですが、こちらもあくまでプレイ的な扱いでオチも平和で、他の作品から浮くことはありません。

【弾力感のある柔らかバスト&ヒップの美少女ヒロインズ】
  酒癖の悪い隣人のお姉さん(短編「拝借!バスタイム」)や、大人しそうに見えて実は・・・という古本屋のお姉さん(短編「今日、貴女でシコります。」)など、20代半ばクラスの美人さんも投入しつつ、女子校生級をメインに数名の女子大生美少女を加えた陣容。
  恥ずかしがりながらも積極的にラブ&エロアタックを仕掛けてくる幼馴染ヒロインや、色々と背伸びしてエッチにも挑もうとするピュアマインドな黒ギャルさん、見た目は華やかな美少女ながら自堕落&めんどくさがりな女の子に酒癖の悪いエッチなお姉さん等々、漫画チックに楽しくキャッチーな設定・属性を取り揃えています。
前述した様にヒロイン側が積極的にセックスに誘うパターンが多く、恋愛感情や思春期らしい背伸びの心、悪戯心などモチベーションは様々ですが、いずれにしても恋愛エッチの甘味はある程度確保しつつ、スポーティな気持ち良さで明るく展開していくスタイルと感じます。
  肢体造形としては、健康的な肉付きのある体幹にボリューミィな巨乳&桃尻&太股を組み合わせたグラマラスボディであり、柔らかく暖かそうな女体の感触をエロシーン通して満喫できるのは強みの一つ。
WhatASweetWorld3お尻のモチモチ感も十分に強調されつつ、適度にたわんで重量感を出し、また揉んだり挟んだりすることでその弾力感のある柔らかさを強調するおっぱい描写が、肢体描写における大きな売りであるのは間違いないでしょう(←参照 弾力柔らかおっぱいが生み出す乳圧! 連作続編「高梨トモカはまだ動けない」より)。
  現代的なキャッチーネスと、作画密度の適度な高さを両立させる当世流行りの絵柄は単行本を通して安定しており、またフルカラー絵の華やかさが十分なボリュームで楽しめるのも訴求要因と言えます。

【肉感ボディのエロさを前面に押し出すエロ描写】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺とは言い難いものの、コンビニ誌初出としては標準的な分量の濡れ場を有しており、前戯パートと抽挿パートにバランスよく尺を割り振った上で抜きツールとしてのボリューム感を確保。
  いずれも和姦エロであり、前述のワンワン調教プレイのみ多少趣向は異なりますが、エッチなお姉さんの誘惑エッチや、背伸び黒ギャルさんのビッチを演じてのセックス、幼馴染ナースのエッチな診察、生配信娘のエッチな実況付きセックス等、ヒロイン側の誘惑と辛抱たまらなくなった男性側の攻勢で勢いよく進展していきます。
  前戯パートではもっちり弾力おっぱいによるパイズリ、肉棒をずっぽり銜え込むフェラ、縞パンストによる脚コキなどのサービスプレイに加え、乳揉み・尻揉み、淫液がたっぷり出てくる秘所のクリ攻めなど多彩なプレイを投入し、場合によってはそのまま抽挿パートへ移行することもあるものの、口内射精やヒロインの絶頂シーン等で前半の抜き所を形成。
  抽挿パートへ移行後は、これまた乳揉みやクリ攻めなどで手数を稼ぎつつ、柔らかボディにホールドされたりしたりしながらパワフルなピストンを繰り広げていく流れであり、量的な多少の物足りなさによるタメの不足はありつつ、フィニッシュへと向けてパワフルに進展していく勢いは○。
WhatASweetWorld4揺れ弾むおっぱいや、愛液がピストンに合わせて溢れ出る結合部、男性の下半身が叩き付けられるもちもちヒップなど、肉感的な女体描写のエロさを十全に生かしたエロ作画であり、過度な表情変化や大きな断面図描写などのエロ演出は量的に抑えたスタイル(←参照 短編「エコーズアタック!」より)。演出の強度を抑え目にしている分、台詞回しについて、多少質的・量的にクドさを感じることはありますが、勢いの良さには貢献しています。
  アクメに蕩けた表情を示して肢体をビクビク震わせるヒロインに、結合部から溢れるほどの白濁液を注いで両者KOの中出しフィニッシュは大ゴマで提供されており、多少量的なタメには欠けつつも、複数ラウンド制の構成を性欲の任せるままに疾走するパワフルさこそが身上と評し得るでしょう。

  王道のおっぱいラブコメの楽しさの詰まった作品集であり、もちもちおっぱいの存在感に目を奪われつつ楽しく読めてしっかり使える作品が揃っています。
個人的には、イケてる女を目指して黒ギャルになった真面目ガールがエッチにチャレンジ&オチはちゃんといい話な短編「あたらしいわたし」が最愛でございます。

くろふーど『クロカミダラ』

BestialBlackHair アントンシク先生の『恋情デスペラード』第4巻(小学館)を読みました。紋子を狙う夜叉子との戦い、さぞかし死闘になるかと思いきや、予想外のお嫁さんバトルが繰り広げられていて楽しかったです。お紋の渡世人スタイル挨拶とメイド服の組み合わせがユニーク!
謎の探偵・ジョニーの正体にはおお!と思わされましたねぇ。

  さて本日は、くろふーど先生の初単行本『クロカミダラ』(コアマガジン)のへたレビューです。ペンネームの由来については、巻末のあとがきに書かれているのですが、優しい気持ちになれる所以なので、是非ご覧ください。
黒髪巨乳美少女&美女が激しく乱れるエロシーンがたっぷり詰まった優良抜きツールとなっています。

BestialBlackHair1  収録作は、猿の如くエッチを求めてくる彼氏君に困りながらも彼のお泊りの誘いに乗った彼女さんは二人きりの部屋で互いの欲望をフルスロットで解放して~な短編「猿」(←参照 若い性欲が爆発だ! 同短編より)+描き下ろし後日談(4P)、および読み切り形式の短編・掌編9作。
描き下ろし後日談、およびフルカラー掌編「瑠璃×僕の休日」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は20~28P(平均22P強)と標準的なボリュームで推移。作品によってストーリーの存在感の軽重に幅はありますが、概ねコンパクトな話回しと十分なボリュームのエロシーンとで構成されています。

【性愛のエネルギー感は共通する多彩な作劇の方向性】

  酔っぱらった勢いもあって妻の親友(人妻)に手を出してしまい、既存の関係性にヒビを入れてしまう短編「妻の親友」を例外として概ね和姦モノで統一しつつ、作劇のスタイルは作品によって様々。
  新入社員の男性が美人社長のセックスのお相手に任命される短編「あなたに支えられたい」、クールで完璧超人な高嶺の花系美少女が主人公の前ではデレデレ&従順M気質になる短編「僕だけに絶対服従」などは、明確な棚ボタ・据え膳展開で男性にとってのウハウハ感を意図したスタイル。
BestialBlackHair2これに対し、未亡人の女性と居候の男性が単なる肉体関係から気持ちを打ち明けることで新しい“家族”として関係性を再構築する短編「居候から2年目」(←参照 愛する者として傍に居たい 同短編より)、仕事に疲弊した男性が可愛がっている野良猫を介してやはり何処か寂しさや孤独感を感じさせる少女と出会い、互いに受け止めあう短編「春の運び屋」などは、日常の中にあるささやかなドラマを程好い叙情性を伴って描く作劇となっています。
  また、思春期カップルが互いの性欲をフルオープンしてサカりまくる短編「猿」や、冷え切った夫婦関係に鬱屈を覚えながらセックスフレンドであるショタボーイの前では妖艶かつ支配的に痴態を曝け出して満足する人妻さんを描く短編「黒の絶頂」などは、シナリオ要素をむしろ抑えて、ストレートに欲望の解放を連続させる流れとなっています。
  斯様に作劇の方向性には多彩さがありますが、単行本を通して読んで場当たり的な作劇のバラバラ感がないのは、欲望を表出させる解放感や性愛がもたらすエネルギーや関係性にもたらすポジティブなものが各作品に共通しているからとも感じます。
男性の身勝手な欲望が男女双方に傷と遺恨を生む前述の短編「妻の親友」を除き、解放された感情や欲望が男女の関係性を深化・強化する方向に進む朗らかなまとめ方となっており、濃厚エロの賢者タイムを心地よく過ごさせてくれます。

【スレンダー巨乳ボディの清楚な黒髪ヒロイン】
  単行本表紙に並ぶ美女と美少女が示す通り、20代半ば~30歳前後と思しき年増美人と女子校生級の美少女達を同数程度擁するヒロイン陣であり、アダルト美人の色気と、多少大人びた色気も感じさせつつ、美少女キャラのフレッシュさの両方が眼福な仕様。
  普段はクールな優等生ながら実は従順ドスケベなヒロインや、新入社員をたっぷり搾り取りかつ甘えさせてくれるドスケベ美人社長など、分かりやすくエロ仕様なヒロインも多いですが、作劇によっては優等生を演じ続けることに苦しむ少女や、新たな家庭を作ることに踏み出せないでいた未亡人の女性など、日常生活の中での孤独感や閉塞感を感じながら、それらが性愛の中で解消されていく“普通”の女性として造形されたキャラも多くなっています。
  キャラデザインの特徴としては、単行本タイトルにもある通り、長い黒髪を持つ美人&美少女のみでヒロイン陣が構成されており、また眼鏡ヒロインが多い(10作中4作品)ことも特徴であり、共にヒロインの清楚感を打ち出すことに貢献。無論、そのキャラデザとエロシーンでの激しい乱れっぷりのギャップこそが作品の身上でもあります。
BestialBlackHair3初出時期によって肉付きには多少の変動がありますが、等身高めのしなやかなスレンダーボディにたっぷりサイズの巨乳とこれまたボリューミィな安産型ヒップを組み合わせたボディデザインであり、艶っぽい柔肌の表現も合わせて煽情性が高く、また後述する様にバスト&ヒップをエロシーンでたっぷり見せつける構図を多用(←参照 パイズリも充実だ! 短編「黒の絶頂」より)。
初単行本ということもあって、絵柄の性質や絵のクオリティには一定の振れ幅があるのは確か。どちらかと言えば、分かりやすいアニメ/エロゲー絵柄的な方向性があった初期作に対し、近作では青年漫画系のさっぱりとした絵柄にネオ劇画的な色気の重さ・濃さを添加して、妖しさや絵としての密度を高めたスタイルに変化している様に感じられます。

【濃密でアタックの強い演出を被せるハードな痴態】
十分なページ数があることもあって、濡れ場は相応に長尺であり、エロ展開として中出し複数回を含めた多回戦仕様を徹底して、抜き所となる射精シーンを数多く設けた充実の抜きツールとなっています。
思春期カップルさんのサカりまくりセックスやら、ちょっとSな人妻ヒロインのショタボーイとのいけない火遊びなおねショタ、ドスケベ美人からのお誘い棚ボタセックスに従順美少女ヒロインにラブラブかつハードなセックス調教プレイと、エロシチュとしては味付けを変化させつつ、滾る性欲が解放されて快楽にがっつくアグレッシブさはいずれも共通。
  ちんこ全体を柔らかい乳肉に包み込まれて乳の谷間に白濁液をぶちまけるパイズリ、涎でねっとりとした舌と艶っぽい唇に扱かれ、たまらず白濁液を放出して清楚フェイスの顔面やお口にぶちまけるフェラや、舌と舌とが絡まり合うキスなどの口淫描写を質的にも量的にも充実させた前戯パートでは、十分な尺と描写のねちっこさを有してこの段階で複数の抜き所を形成。
BestialBlackHair4パイズリや乳揉みなどのおっぱい関係の描写を充実させる前戯パートに対し、抽挿パートではそれに加えて安産型ヒップをたっぷりアピールするバックからの構図やヒロイン自らが腰を振る騎乗位などの描写を充実させており、女体そのもののエロさ・存在感が強力な武器と言えます(←参照 短編「あなたに支えられたい」より)。
  前述した様に、清楚な美人&美少女ヒロインは激しく乱れる痴態を曝け出すというギャップを形成するために、アヘ顔寄りの表情付けや淫語多数搭載の実況系エロ台詞、ハートマーク付きのお下品な台詞回しなど、演出強度の高さや濃度はかなり高く、良くも悪くも絵柄とのギャップを生み出す“ドギツさ”が大きな特色。
  女性主導で展開することもあれば、男性が常に主導権を握っていたり、攻防の変化があったりと男女いずれかが主導権を握るかは作品によって異なりますが、お口や巨乳でのご奉仕プレイ、ガンガン腰を振って中出し連発、中出し後の追加ぶっかけなど多数の射精シーン・絶頂シーンを投入していく前のめりなドライブ感は共通していると評し得るでしょう。

  統一感のあるキャラデザで黒髪清楚ヒロインのハードな乱れっぷりという美点を大きく伸長させていると共に、多彩な作劇で時に妖しく、時にあっけらかんとエロを魅せる手腕も確かな美点でしょう。
個人的には、美人社長との複数ラウンドセックスがたっぷり楽しめる短編「あなたに支えられたい」と、Sっ気とMっ気の両方を持つ美人人妻にたっぷり搾られる短編「黒の絶頂」に特に愚息がお世話になりました。
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