2017年06月

くもえもん『縄囚犯』

RopeBindingCrime TVアニメ版『sin 七つの大罪』第9話「汝、一才の希望を捨てよ」を観ました。傲慢かましてよかですか。今回は割合にシリアスに話が進んでいましたね。それにしても、とことんルシファー様は神に対して“反逆者”なのだなぁと感じたところ。
サービスシーンてんこ盛りの実質エロアニメと化してますが、一押しの眼鏡巨乳美人・ベリアル様のサービスシーンまだですか!?

  さて本日は、くもえもん先生の初単行本『縄囚犯』(エンジェル出版)のへたレビューです。豊満ボディと緊縛の組み合わせは正義!
高慢ガールから貞淑美人までまとめて縄で縛って凌辱ファック!なストロングスタイルの緊縛エロが詰まった作品集です。

RopeBindingCrime1  収録作は、秘密SM倶楽部を主催する男が悪辣な手を使って女達をマゾ奴隷に仕上げていく実質的なシリーズ作「JKの受縛」「縛られ姉妹」(←参照 家を守ろうとする姉妹を毒牙に掛け 同シリーズ「縛られ姉妹」より)+彼が主催する緊縛乱交パーティーに各作品のヒロイン大集合な描き下ろし短編9P、その他読み切り形式の短編6作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20Pと本レーベルの標準値で固定。良くも悪くもストーリー的な読み応えは乏しく、がっつりとエロを見せることに注力した作品構築と言えるでしょう。

【男性の歪んだ欲望が駆動するストレートな凌辱エロ】
  男性の欲望任せに突っ走っていくシンプル&ストロングな凌辱エロであり、エンジェル倶楽部のメインストリームをしっかりと踏襲。
RopeBindingCrime2ほとんど強盗めいた詐欺を働いているJKが前述の悪徳女衒・大繩 縛に逆襲される「JKの受難」や使用人の男性に酷い扱いをする我儘でサディストなお嬢様が復讐される短編「凌辱令嬢」(←参照 我儘お嬢様にハードなお仕置き 同短編より)など、高慢な女性に対する復讐劇といった骨子のストーリーが割合に多くなっています。
とは言え、勧善懲悪の爽快感や納得感があるタイプではなく、特に落ち度のない善良なヒロインが悪い男に(色々な意味で)ハメられて~といったタイプの作劇と同様の重苦しさを有しており、前述したヒロインの落ち度や罪科は、彼女達に他者の攻撃性が向けられる状況をスムーズに作り出し、また懲罰的な欲望をかき立てることに寄与。
寝取られ要素のある短編「社畜OL性処理課」や女性捜査官を襲う裏切りと邪悪な組織の謀略を描く短編「女捜査官薬漬け受胎録」など、凌辱要素以外の要素を加えることもありますが、これらもあくまでアクセントの範疇であり、細かいことはいいから緊縛凌辱で女を征服するぜ!というドス黒く歪んだ欲望を二次元の中で充足させてくれる作りとなっています。
いずれの作品もバットエンド系でまとめられており、凌辱に至るヒロインの背景にも依って印象の軽重は異なりますが、いずれも心と体を変容され、その日常を破壊されたことを示してダーク&インモラルな印象にまとめています。

【縄で柔らかさを強調される豊満ボディ】

  女子校生~女子大生級のキャラも半数弱程度投入しつつ、OLさんや人妻さん、女教師さんといった20代前半から30代後半程度と思しき綺麗なお姉さん達の登場頻度が高めで、主力は20歳前後~20代半ば程度と思われます。
  前述した通り、高慢であったり実際に他者に被害をもたらしていたりといった自らの行動に問題があって復讐劇を呼んだタイプの女性もいれば、清楚さや優しさが悪い男に付け込まれて~というタイプの女性もおり、それぞれ異なるタイプの嗜虐性・征服欲を喚起するキャラクター造形となっています。
これに対して男性キャラクター達は、常人離れした強面であったりキモ顔であったりする上に、肌は黒々と焼け、太鼓腹であったりしつつもいずれもマッチョな大柄ボディの持ち主であり、分かりやすく悪役キャラクター然としたデザインがヒロイン達との美醜の対比を形成しています。
RopeBindingCrime3  縄によって緊縛されることでボリューム感や柔らかさが強調されるヒロイン達のボディは、健康的な肉付きの体幹にたっぷりサイズのバスト&ヒップを組み合わせた肉感ボディであり、肢体造形やその描写に強い個性こそあまり感じないものの、緊縛によってその性的魅力を大きく高めているのは、コダワリの生きている部分(←参照 柔肌に食い込む縄と強調される巨乳の存在感 短編「JKの受縛」より)。
なお、ヒロインのキャラクター設定に合わせて各種衣装をチョイスしていますが、エロシーンでは柔肌と縄のコントラストを重視することもあって、基本的に全裸セックスで統一しています。
  初単行本ということもあって、絵柄には多少の不揃い感はあり、初期作では一定の粗さを感じることもありますが、近作を中心に程好い濃さ・重さを取り込みつつ、アニメ/エロゲー絵柄のスタンダードなキャッチーさのある絵柄は訴求層を広げていると感じます。

【ハードな緊縛ピストンで狂気の快楽に飲み込まれる痴態】
  完全にエロメインの作品構築であり、濡れ場のボリューム感は十分に強く、ヒロインの陥落の前後といったエロシチュエーションの変化も含めて中出し連発の複数ラウンド制を徹底したエロシーンの構成となっています。
  前述した通り、緊縛をプレイの軸に据えた凌辱・調教系統のエロシチュエーションであり、そこに寝取られや孕ませ、輪姦、性玩具での執拗な責め、母娘丼や姉妹丼といったダブル凌辱などの要素を各作品において付け加えています。なお、主たる拘束の方法は、縄による緊縛のみとなっており、縄での縛りに強いコダワリがあることを感じさせます。
  緊縛してヒロインの自由を奪った後は、その豊満ボディを好き放題に愛撫したり、電マやバイブでたっぷり性感帯をいじめたりでヒロインの恐怖心や羞恥心を煽るプレイを投入していますが、この前戯パートはごく短くまとめてサクサクと抽挿パートへ移行することが多くなっています。
RopeBindingCrime4ち○こで美少女・美女を快楽堕ちさせて~というドストレートなマチズモに忠実な流れであり、当初は抵抗を試みるヒロイン達も、体の自由が利かずに一方的に責め続けられることで、強烈な感覚に襲われ続けて許しを請う姿を示すも(←参照 短編「性悪記者に淫らな鉄槌を!!」より)、更なる責めが続くことでその理性を快楽で崩されていきます。
ヒロインが何処で“完堕ち”するかは作品によって異なりますが、最終盤ではすっかり快楽堕ちしたヒロイン達が、狂気の快楽に包まれて破滅的な痴態を曝け出すシークエンスを投入しており、前後・上下の穴に付き込まれる剛直から次々と吐き出される白濁液に塗れて嬌声を上げる様子を提示して、バットエンドへの道筋を付けています。
  断面図の描写にはやや質的に物足りなさを感じることもありますが、前述した複数回戦仕様でのぶっかけやアナル・前穴中出しが連発される中、濁音混じりの水音を奏でる結合部や挿入感の強調が為されており、結合部から溢れ出る程の大量射精でヒロインを無理矢理アクメへと追い込むインパクトでフィニッシュシーンを形成しています。

  まだ粗削りな部分はありつつ、緊縛への強いコダワリがしっかりと生きている分、ストレートでマッシブな凌辱エロとして十二分な魅力を備えていると総評出来るでしょう。
個人的には、悪徳記者に全穴凌辱で復讐する短編「性悪記者に淫らな鉄槌を!!」と、健気な姉妹をダブル緊縛凌辱な短編「縛られ姉妹」が特にお気に入り。

鈴玉レンリ『rainy bride』

RainyBride ヨシノサツキ先生の『ばらかもん』第15巻(スクウェア・エニックス)を読みました。今回は川藤のツンデレっぷりというか、友人としての世話焼きの良さというかが大変に発揮された巻でして、それはそれはタマちゃんの妄想が暴走するのも分かると言うもの。
経営者としてはダメダメですが、半田先生はなんだかんだで子供に教えるのが上手い人でちゃんと“先生”なんだなぁと思います。

  さて本日は、鈴玉レンリ先生の『rainy bride』(コアマガジン)のへたレビューです。ばんがいちの看板を背負い続けた作家さんの一人ですが、お恥ずかしいことに当ブログでレビューの俎上に上げるのは今回が初めてとなります。
リリカルで優しい語り回しで紡ぐピュアなラブエロストーリーが楽しめる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計11作。1作当りのページ数は16~22P(平均18P)とやや控えめな部類で推移。ページ数以上にしっかりと読ませる語り回しが特徴であり、エロシーンも濃過ぎず薄過ぎずのバランスで量的にも質的にも程好い水準にまとめたスタイルで一貫しています。

【等身大の感情を細やかに紡ぎ出す純愛ストーリー】
  コアマガジンの雑誌再編の流れの中でWeb掲載へと移っていった『漫画ばんがいち』がその誌風を若干変化させてきた過程において、この作家さんは旧来のばんがいちの誌風を代表し、また現在まで確固として継続させてきたという意味で正しく看板作家と評し得るでしょう。
すなわち、少女漫画チックなリリカルさを込めた男女の誠実なラブストーリーを優しく穏やかで、かつ繊細な筆致で描き出すスタイルであり、短編であっても男女間の関係性を深く掘り下げていく細やかさこそがこの作家さんの身上。
  年の差への意識であったり、彼女さんの過去の恋愛であったり、遠慮でなかなか進展しない関係性であったりと、等身大の意識や配慮が少しばかり二人の関係性を阻害するストーリーは、ドラマとしての重厚さ・派手さはない一方で、同時に彼ら彼女らが目前の恋に真剣で小さなことすら大事なことを感じる様な、真剣さ・誠実さを若い性愛に宿らせていると評して良いでしょう。
RainyBride1既に明確な恋愛関係・信頼関係が形成されている状況下でのシナリオワークである分、ドラマとして大きな動きはない一方で、モノローグで丁寧に語られる心情や二人の会話のどれかが欠けてもストーリーの魅力が完成しないかのような流暢な語り回しの滑らかな紡ぎ方こそが大きな魅力でしょう(←参照 絵での表現に依存しない語り回しの良さ 短編「こじらせスイーツ」より)。
  作風が明確に統一されている一方で、各作品のカップルさん達の恋愛模様には前述した等身大の多彩さがある分、話として馴染みやすくかつそれぞれ異なった印象とそれぞれのカップルの幸福の微笑ましさが宿っているのも、この作劇スタイルを貫徹しつつ読者を飽きさせない魅力と評し得るでしょう。
上品な甘さとしっとりとした幸福感を漂わせるハッピーエンドも読後感を良好にするものであり、全体を通して締めるべき部分はシナリオとしてしっかり締めつつ、優しく甘い雰囲気をラストまで維持していると感じます。

【素直な感情や性欲の発露が瑞々しい乙女達】
  女子校生~女子大生クラスの乙女達で固められたヒロイン達は、色恋に初々しさを見せる女子もいれば、大人の余裕を感じさせる女子もいますが、いずれにしてもピュアで素直な恋愛感情を感じさせることは共通。
RainyBride2前述した様に、登場人物の細やかな感情描写で魅せる作劇であり、棚ボタ的な展開であっても、ヒロインが何故そのように欲するのか、どうしてエッチをしたいのかを明らかにすることが、確かな信頼関係や情熱に由来するものとして丁寧に描けている分(←参照 好きな人とエッチをしたい 短編「アングリーアングリー」より)、ご都合主義的なイージーさ・チープさを感じさせないのがキャラクター描写の大きな魅力でしょう。
男性キャラクターの心情を語らせるモノローグを作劇の軸とした作品もあり、こちらでは男性側の真摯さ・誠実さを感じさせており、いずれの作品も善男善女が互いを優しく思い合う関係性を描くものとなっています。
また、綺麗で優しいお姉さんタイプから、明るく元気な彼女さんなど、それぞれタイプの異なるタイプのヒロインを描いていますが、キャッチーな属性で強く固めることはせず、前述した細やかな心情描写で彼女達の本音や素直な欲望を引き出すことに注力。
RainyBride3  スレンダー寄りの端正な体幹にしなやかな四肢と適度なボリュームのバスト&ヒップ&鏡面仕様の股間を組み合わせたボディデザインでほぼ統一されており、強いセックスアピールこそ欠くものの、綺麗で柔らかさを感じさせる女体は訴求層が幅広く、またヒロイン達の飾らない心の美しさとよく相関している印象があります(←参照 優しい笑顔と柔らか美巨乳 短編「same」より)。
描画密度の平均値が相当上がっている現在においては、全体的にあっさりとした印象を受ける絵柄ですが、それでいて物足りなさはなく、少女漫画チックな程好い修飾性や健康的な色気と親しみ易い漫画絵柄の組み合わせが安定した魅力となっています。

【甘い幸福感と熱っぽい高揚感に包まれたラブラブH】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺のエロシーンを求めるのは避けるべきですが、前述した様に恋愛ストーリーとしての細やかさをしっかりと打ち出しつつもエロシーンの占める割合は、ある程度の幅はありつつ、十分に高くなっています。
  百合作品を好きになった彼女のためにイケメンな彼氏君がノリノリで女装して疑似百合セックスな短編「なりきり男子」など変化球なネタを絡めたエロシチュもありますが、いずれにしても各作品のエロシチュエーションは甘く幸福感のあるラブラブHで明確に固定。
恋愛関係における不安や嫉妬、感情を吐露する羞恥などなど、本当にちょっとしたことでありつつ、当事者にとってはもやもやする感情を心と体がつながる幸福の内に解消する流れも多く、最初から最後までイチャイチャしている作品と同じく、上品な甘味が沁み渡ったエロシチュエーションと評し得るでしょう。
  体を密着させて唇を交し、名残惜しげに離れるラブラブなキス、秘所を丁寧にほぐして濡れさせるクンニや、相手を気持ちよくさせる行為に満足感を感じる情熱的なフェラなど、前戯パートには十分な尺を割いて、双方の興奮が高まっていく様子を活写。
RainyBride4抽挿パートでは、男女の肢体の密着感を要所要所で強調させつつ、恋心が通い合う幸福感と優しくも力強いピストンや性感帯への愛撫による肉体的な快感によって熱っぽく蕩けていくヒロインの痴態をエロ可愛く表現しており、ラブい台詞回しなども含めて幸福な陶酔感を打ち出しています(←参照 短編「my “IDOL”」より)。
女性キャラクターだけでなく、男性の表情付けもセックスでの快感や興奮、特にイキそうなのを堪える様な表情付けで双方の快感の高まりを強調しているのは魅力でありつつ、多少の好みを分ける点かもしれません。相手を慮ってのゴム付きセックスもありますが、メインとなるのは生中出しでヒロインがキュートなアクメに震える様子を大ゴマ~1Pフルで提供し、その後には幸せそうなピロートークで柔らかくまとめています。

  『ばんがいち』の伝統的な誌風を体現する作家さんであり、レビューすることでその魅力を改めて感じることができたなと思います。少女漫画チックな繊細さがお好みであれば、大変にお勧めな作家さんですよ。
個人的には、一歳年上の彼女さんと1日だけ同じ年齢で過ごせる日を特別に感じる主人公の心情という着眼点に感心させられた短編「same」が最愛でございます。

皐月みかず『君の眼鏡は1万ボルト!』

YourGlassesOfTenThousandsVolts TVアニメ版『sin 七つの大罪』第8話「解き放たれた憤怒」を観ました。1話であっさり敗退していたサタンさんですが、今回は面目躍如の大立ち回りを見せていましたね。それにしてもまさかの空母機動艦隊vsルシファー様・・・
来週は終にメガネ爆乳美人のベリアル様との決戦ということで、サービスシーンバトル描写が楽しみですねぇ!!

  さて本日は、皐月みかず先生の初単行本『君の眼鏡は1万ボルト!』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。発売から1か月程遅れてのレビューで恐縮でございます。
メガネっ娘ヒロイン勢揃いの学園ラブコメ&ラブラブハードHが満喫できる1冊となっています。

YourGlassesOfTenThousandsVolts1  収録作は、眼鏡フェチな主人公の告白を単に自分の眼鏡しか見ていないと思っていたヒロインが、彼の真剣な告白に心打たれて恋仲になるも、ライバルの眼鏡っ娘が現れて!?な中編「君の眼鏡は1万ボルト」全3話(←参照 眼鏡ではなくて“君”が好き 同中編第1話より)、この中編の数年後を舞台に眼鏡っ娘だけのクラスに編入された眼鏡好き男子のドタバタなハーレム恋模様を描く中編「君の眼鏡は10万ボルト」全5話。
1話当りのページ数は24~36P(平均30P弱)と各話に十二分なボリュームがあり、軽めでありつつ賑やかな読書感のシナリオと、程良いアタックがある長尺のエロシーンとで構築されています。

【眼鏡愛が作劇面でも光る学園ラブコメディ】
  一部の脇役を除けば全ヒロインが眼鏡っ娘という思い切った設定が大きな特徴である一方、中編「君の眼鏡は1万ボルト」およびその続編的な中編「君の眼鏡は10万ボルト」は共に王道的な学園ラブコメ。
ダブル眼鏡ヒロイン制の三角関係が引き起こすドタバタ模様を描く中編「君の眼鏡は1万ボルト」も、多数の眼鏡っ娘達とエッチしていくハーレム的な展開でありつつ、メインヒロインとの恋愛関係の構築を軸とする中編「君の眼鏡は10万ボルト」も、コミカルな雰囲気を保ちつつ、話として軽くなりすぎることなく、素直でピュアな恋愛ストーリーに仕上がっているため、読み口の快活さが作品全体として維持されています。
  両中編共に眼鏡と眼鏡っ娘を愛する主人公がその愛で積極的に恋路に突き進んでいくため、流されるだけの男性キャラと違って共感を持てる存在感があり、またヒロイン達を単に“眼鏡をかけた女性”としてだけではなく、その人格や個性を理解した上で恋愛関係を築いていくという描き方は、フェティシズムの業に陥ることなく、誠実な恋愛ストーリーとして形成することに大きく寄与しています。
YourGlassesOfTenThousandsVolts2  また、眼鏡属性持ちにとっての禁忌を敢えて提示した上でそれを回避したり(←参照 眼鏡っ娘好きにとっての禁句だ!! 中編「君の眼鏡は10万ボルト」第4話より)、二人の思い出を思い起こさせるために眼鏡が重要アイテムになっていたり、眼鏡着用の有無で性格が変わったりと、コミカルな要素も含めて作中で眼鏡の存在が役割を担っていることが、オーソドックスな学園ラブコメに新味を感じさせているのも、眼鏡へのコダワリが活きていると感じる点。
素直で純粋な恋愛描写の描写には、少女漫画チックなリリカルさもあり、また全体的にポジティブで賑やかな印象は少年漫画的な魅力とも感じる作風であり、ウェルメイドな作劇であるのですが、それでも眼鏡属性を抜いたら面白味は半減したであろうなと感じさせるのが作者の眼鏡愛と力量を物語っていると評したい所存。

【コダワリの眼鏡描写と多彩な美少女ヒロインズ】
  中編「君の眼鏡は10万ボルト」に登場する凛々しい女教師さんは20代半ば~後半程度と推測されますが、その他のヒロインは女子校生級の美少女で統一。
眼鏡っ娘というと、大人しい性格の清楚な文学少女といったタイプがある種のステレオタイプになっていますが、本作は多彩な性格・キャラ設定の眼鏡っ娘が登場しており、これまた王道の真面目な委員長タイプや、セクシーな年上女性などもいれば、喧嘩無敗の不良ガールや、厨二病女子、ツンデレヒロインなども登場しており、各種キャッチーなキャラ属性と眼鏡属性のコラボレーションが楽しめます。
オーバル、ボストン、フォックス、サイドナイロール、リムレス等々、専門的な眼鏡ワードが並ぶ各ヒロインの眼鏡はそれぞれ異なるデザイン(様式?)を用意するのもすごいですが、眼鏡のレンズによる輪郭等のズレといった歪み処理を顔の確度によって異ならせるなど、他の追随を許さないコダワリ具合が認められます。
YourGlassesOfTenThousandsVolts3  並乳クラスで肉付き弱めの女子も存在しますが、メインとなるのは健康的な肉付きにたっぷりボリュームの美巨乳をお持ちな美少女&美女であり、眼鏡っ娘好きにとっては王道的な眼鏡巨乳ガールが勢揃い(←参照 美巨乳だけでなく、レンズを通した顔の輪郭のズレにも注目されたい 中編「君の眼鏡は1万ボルト」第2話より)。
なお、眼鏡と同じくコダワリが発揮されていると思うのが、ストッキング関係であり、アダルトヒロインのセクシーな下着とマッチするものや、女子校生らしい黒スト、チャイナドレスチックなコスプレ衣装と組み合わされる華やかなデザインのストッキング等、こちらもバリエーション豊富。
  最先端の華やかな絵柄というよりかは、むしろ何処か懐かしく、少年漫画チックな親しみやすさを感じさせるタイプの絵柄であり、カラッと明るい快活さや健康的な“エッチさ”を感じさせるタイプで、初単行本ながら表紙絵と完全互換で概ね安定しています。

【適度なアタックの演出で彩る眼鏡っ娘のラブ痴態】
  前述した通り、個々に十分なページ数があることもあって、ラッキースケベ的な描写も含めてエロ描写は量的に充実しており、眼鏡ヒロインとのラブラブHをたっぷりと鑑賞可能。
  エロシーンになると眼鏡を外してしまうといった眼鏡スキーの逆鱗に触れる展開はもちろん存在せず、歓喜の涙や精液などがレンズの内側に溜る描写やら、顔射の後にはニュー眼鏡に換装して眼鏡エッチ(胡乱な表現)を続ける等、あくまで眼鏡っ娘のエッチな姿を描くのだというスタンスは全編にわたって保たれています。
前述した通り、ドタバタコメディ的な要素はありつつ、男女の関係性は相手の個性や性格を尊重する誠実なものであり、快楽を前のめりに求める若いパワフルさもありつつ、相互認証的な肯定感もある和姦で統一されているのも、読み口と賢者タイムを良好にする要因と言えるでしょう。
たっぷりバストでのパイズリ投入率が高い前戯パートは、尺の長さを利用してその他にもパンスト脚コキやシックスナイン、フェラ、優しいラブラブキッスなど複数のプレイを投入する仕様であり、ここで射精シーンを設けることを基本としつつ、じっくりと興奮を高めて抽挿パートへ突入することもあります。
YourGlassesOfTenThousandsVolts4  前戯ですっかり発情したヒロイン達が羞恥の表情を浮かべながら挿入を誘導することで開始される抽挿パートは、紅潮した頬と潤んだ瞳の表情を浮かべるヒロイン達が蕩けた調子の嬌声とエロ台詞を奏でえう痴態を連続させており、演出・構図面で特異性こそないものの、エロのアタックの強さを基本的な手法で高めて安定させる仕様(←参照 中編「君の眼鏡は10万ボルト」第1話より)。
前穴セックスを基本としながら、アナルセックスや前穴をピストンしながらのアナル弄りなど、アナル関連の描写・プレイが多いのも特徴であり、意外なところを攻められることで羞恥心を増すヒロイン達の痴態を楽しみつつ、フィニッシュは快感と羞恥に染まる眼鏡フェイスを正面から見つめながら中出しで彼女達を絶頂に昇らせる様子でエネルギッシュに〆ています。

  眼鏡っ娘愛が溢れる作品であり、その要素を除いてもエロ・シナリオ的にウェルメイドなのですが、前述した通りに眼鏡っ娘要素があるからこそ面白くて抜ける作品になっているのは高く評価したい点。
個人的には、セクシー下着がまぶしい凛々しい眼鏡(フォックス)女教師の佳子先生とのほんのり酔いどれセックスに愚息が大変お世話になりました。

サブスカ『彼女が見てる僕のセックス』

MySexSheIsWatching TVアニメ『サクラクエスト』第10話「ドラゴンの逆鱗」を観ました。観光協会のお仕事も含め、周囲と合わせて協力し合うことは勿論大事なことなのですが、その上で凛々子ちゃんが本人の望む様にあって欲しいなと感じます。
ちょっとホラーっぽい謎展開や、辛そうな凛々子ちゃんの姿が気になるラストからの、謎イケメン・サンダルさんの爆笑予告で全部持っていかれました。

  さて本日は、サブスカ先生の『彼女が見てる僕のセックス』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『妻という世界』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
変わった性癖のヒロインとの奇妙でありながら誠実な恋模様と肉感ボディとのハード&こってりセックスが楽しめる1冊となっています。

MySexSheIsWatching1  収録作は、憧れの美人先輩・神田麗との距離を徐々に縮めて終に告白したもののあっさりと断られた主人公は、彼女の友人であるのどかと肉体関係を持つものの、それは好きな男性が自分以外の女性とセックスするのを見て興奮する特殊な性癖を持つ麗の差し金で・・・という状況から始まる中編「私の彼氏と寝て下さい」全5話(←参照 あまりの理解不能性に混乱する主人公 同中編第1話より)+描き下ろし幕間劇第2.5話(8P)。
収録本数こそ多くないものの、描き下ろし幕間劇を除いて1話当りのページ数は36~44P(平均40P)と個々の話数にかなりのボリュームを有しています。ストーリーとしての読み応えはしっかりとしており、もちろんエロシーンの量的満足感も十分に強く仕上げられています。

【性癖の特殊性と性愛の普遍性の調和】
  意中の男性とセックスするのではなく、別の女性とセックスするのを見たり、行為の後の性器や精液を見たり味わったりすることに強く興奮するカンダウリズムの少女をメインヒロインに据え、そのヒロインとの恋模様を描く本作は、特殊な状況を軸としながら性愛の普遍的価値観を以て描くこの作家さんらしい作品。
  メインヒロインである麗の性癖は、作中の人物から強く指摘されるように“ノーマル”なものではなく、当初その性癖に打ちのめされ、その後も振り回される主人公との恋路をスムーズに成立させ難くする要因なのは間違いないですが、同時に本作はその性癖を“異常な”“変態性癖”として、指弾したり矯正しようとしたりしないことが大きな特徴と言えます。
MySexSheIsWatching2単に他の様々な女性とのセックスを可能にする便利な設定ではなく、彼女のある種のトラウマによって生じているこの性癖は、主人公が理解し受け入れること、彼女が自らの性癖を受け入れる主人公に彼女なりの形式で信頼と愛情を抱くことによって、“異常”なものではなく、二人とその周囲の人物達をつなぐ絆となっていく描き方は見事(←参照 二人の幸せの形こそが 中編第5話より)。
  最終話では、彼女の性癖の出発点となった“過去”と向かい合う形になりますが、前述した様に彼女の特殊性を切り捨てることはなく、“好きな相手とはセックスしたいはずだ(するべきだ)”という一般的な価値観の押し付けを断固として跳ね返すと共に、“普通でない性癖”が“普通の異性愛”における普遍的な価値と決して矛盾しないことを力強い人間賛歌として描いています。
  本作に対して更に踏み込んで評価をするのであれば、パートナーとの相互理解と周囲の理解・協力があれば、“普通でない”性癖の持ち主も一般的な倫理観と矛盾しない形での幸福を当たり前に得ることができること、そのことが性的多様性を認め合える社会だと描いている作品と評し得る作品だと考えます。
如何にして二人が二人の幸せの形を得たのか、麗なりの性愛の捉え方などは是非ご自分で読んで頂きたいところですが、冒頭の衝撃から心温まるハッピーエンドへと徐々に変化していくドラマをお楽しみ下さい。

【ヒップの肉感が強いムチムチボディな美少女&美女】
  前述した性癖もあって、メインヒロインの麗は自慰行為や他人のセックスの間近でエロに絡むことはあっても直接的なセックスシーンは存在せず、女子校生キャラ2名&女教師キャラ2名が主人公のお相手をします。
友人の性癖の手助けとしてエッチに参加する笹木先輩、主人公に好意を抱いてエロアタックをかける小春ちゃん、欲求不満気味な女教師さん達など、それぞれ主人公とのセックスに至る理由は様々であり、特に理華先生などストーリーにおける存在感や役割が個々にしっかりしているのは○。
  グラマラスさの強い大人ヒロイン達も、健康的な肉付きである女子校生ヒロイン達も、柔らかお肉の存在感が十分にあり、サバサバとした表情や比較的地味な顔つきとの肉感ボディとの組み合わせが何処か現実感のあるエロさを生み出しています。
MySexSheIsWatching3並乳~巨乳クラスのお肉がたっぷり詰まったもちもちのバストにも存在感を持たせつつ、いずれのヒロインもどっしりとボリューミィな安産型ヒップをお持ちであり(←参照 ムッチムチの女教師ヒップだ! 中編第4話より)、やはり肉感の強い太股とのコンビネーションでその存在感をアピールする構図が多くなっています。
全女性キャラに標準装備の濃い目の陰毛や、そばかす、お手入れが行き届いていない腋毛など、好みを分けそうな要素を含むことが多い女体描写ですが、それらの地味さや現実感が、体温感や臭気を感じさせる肢体描写の官能性と密接にリンクしているのも確か。
  キャラクターデザインなどから、対象年齢高めの女性向け漫画に近い雰囲気を感じさせ、ムチムチボディのドスケベ感を前面に押し出しながら全体的に上品な色香が漂っている組み合わせが、この作家さんの絵柄のユニークな魅力でしょう。

【肉感ボディが熱気たっぷりの陶酔に包まれるパワフルセックス】
  前述した通り、各話にたっぷりとページ数があるため、ストーリーの進展をしっかりと描きつつ長尺のエロシーンを用意。メインヒロインの性癖上、主人公と他のヒロインとのセックスをコアシーンとしつつ、その後のメインヒロインによるオナニーや精液ご賞味といった変態チックなシーンを付随させて濡れ場を構築しています。
  特殊な性癖である分、倒錯性や変態チックなアブノーマル感を漂わせていますが、同時にそれらを“異常なもの”として強く踏み込んで描くことはないのは、前述したストーリーの方向性の通りであり、あくまで男女が気持ち良いセックスを繰り広げることがメインヒロインの性的欲望の充足につながっているのは大きなポイント。
女性が積極的に主人公をお誘いするシチュエーションが多く、その豊満ボディの感触や体温を主人公に感じさせつつ、フェラやシックスナインなどでは艶やかな唇と舌でち○こを情熱的に扱いたり、また性感帯をレクチャーしながらのクンニで淫臭たっぷりの秘所を見せ付けたりと、前述したムチムチボディの淫猥さを高める描写を前戯パートにおいて充実させています。
MySexSheIsWatching4  抽挿パートに移行後は、ムッチムチのデカ尻をバックから付きまくったり、女性が騎乗位で激しい腰使いをしたり、太股~お尻を抱え込んでプレス気味にピストンしたりと、力強い抽挿を激しく繰り返してヒロインを熱狂的な快感の渦に叩き込んでおり(←参照 美人教師さんのこの乱れよう 中編第3話より)、双方が欲望任せにガツガツと快楽を貪るストレートなパワーがあるセックス描写。
過度な演出は避けつつ、じっとりと汗や汁で濡れる肉感ボディの存在感、揺れるバストや振られるヒップのダイナミックな躍動感、ハートマーク付きで連呼される熱狂的な嬌声&淫語搭載台詞などを、ページ数の余裕もあって大ゴマの連続投入や見開き絵を使用しているため、全体的に濃厚感とアタックの強さを維持させるエロ描写となっています。
  1Pフル~2P見開きのフィニッシュでは、ゴム付き射精やダブルぶっかけなどをチョイスすることもあるため、中出し原理主義の諸氏は要留意ですが、ここでのダイナミックな射精&ヒロイン絶頂描写と、麗さんの陶酔の表情でのオナニーやアクメ、ザーメン賞味も追撃で投入しており、特殊な性愛の世界を形作っています。

  ストーリーにしてもエロにしても、この作家さんの美点や個性がしっかりと詰まったものであり、作品毎に多彩な設定を盛り込みつつも性愛の扱いについて一貫したものを感じさせるのが、サブスカ先生の大きな魅力であるなと一レビュアーとして感じます。
個人的には、ロングポニテ巨乳な美人教師・静流先生を後ろから激しくピストンして感じさせまくりな第3話に愚息が特にお世話になりました。

kakao『好き好きマシンガン!』

MyLoveMachinegun 三好智樹先生・橋本智広先生(協力:福本伸行先生、原作:荻原天晴氏)の『中間管理録トネガワ』第5巻(講談社)を読みました。利根川先生も僻地に飛ばされていたことがったとは驚きでしたが、それ以上に、元ネタでの鬼気迫る名台詞“蛇めっ・・・!”が意外な形でパロディされていて珈琲吹きました。
結局、会長はプッチンする派だったのかしない派だったのか、私、気になります!

  さて本日は、kakao先生の『好き好きマシンガン!』(ワニマガジン社)のへたレビューです。これが2冊目の単行本となる作家さんですね。
美少女ヒロイン達のキュートな言動とふわふわ柔らかおっぱいが楽しめるラブエロ作品集となっています。

MyLoveMachinegun1  収録作は、明治初期のとある村で剣術に秀でたヒロインが父親の元・教え子である青年を相手にして初めて敗北を知り、すっかり惚れ込んでしまい~!?な連作「千代と佐之助」正続編(←参照 剣術娘の大胆な告白だ! 連作正編「千代と佐之助」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は18~20P(平均19P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては中の上クラスのボリュームで推移。軽い読書感のシナリオワーク・濃過ぎず薄過ぎずのエロシーンとでバランスよく構築された、コンビニ誌らしい作品が揃っている印象です。

【温和な読み口にまとめる棚ボタなラブコメディ】
  真面目な女教師さんがドM&露出性癖を開眼させられる寝取られ風味の短編「漆黒の目覚め」や、イジメを受けている少年に何故か性的行為を許し、弄ぶメガネ美少女の正体がラストで明かされる短編「いびつないざない」など、ダーク&インモラル系の作品も存在しますが、メインとなるのは温和な読み口のラブコメ・エロコメ系統。
  分かりやすい棚ボタ展開を基調としつつ、ヒロインのキャラクター性を前面に押し出してその可愛らしさをアピールする流れは萌えエロ系のそれであり、全体的にコミカルな雰囲気を有しつつ、笑いの勢いで通すというよりかは、微笑ましい雰囲気でヒロインのキャラを引き立てることが企図されたタイプ。
MyLoveMachinegun2人気旅館の秘密を探るスパイさんがハニートラップを仕掛けてみたり(←参照 たっぷりおっぱい洗いだ! 短編「湯けむりスパイより」より)、年上の主人公にお馬鹿なギャル系hリオ員が小悪魔な誘惑を仕掛けたらキレさせてしまったり(短編「アホギャル!」)、勘違いから暴走したウェイトレスさんのエロアタックが展開されたり(短編「ブレイクダウン・ウェイトレス」)と、賑やかなドタバタ模様を展開しつつ、なんだかんだでラブラブなハッピーエンドへ落着。
この“なんだかんだ”の部分にシナリオ的な面白みはほとんど無く、予定調和な作劇ではあるのですが、その分穏やかで安心感のある雰囲気が明確に保たれているとも評し得るでしょう。
また、棚ボタ展開からエロシーンへの進行において、展開として強引な印象があるのは否めず、読後感を良好にまとめつつもラブエロ系としての甘ったるさには欠けることもあるため、それらの要素をお求めの諸氏には、前述したインモラル系の作品の存在と合わせて多少の懸念材料であることは留意されたし。

【ふにょんと柔らかな質感のおっぱいが魅力の女体】
  前述した短編「漆黒の目覚め」に登場の女教師さんなど、20代半ば程度と思しき綺麗なお姉さんもいるものの、メインとなるのは女子校生~女子大生クラスの美少女さん達であり、年齢層による描き分けはほとんどないスタイル。
  押しに弱いおっとり優しい幼馴染のお姉さん、ちょっと妄想が過剰なドジっ娘ウェイトレスさん、堅物で自分より強い男性に惚れる武人系剣術ガールに、お馬鹿で小悪魔なギャル系美少女などなど、各種萌え属性も織り込んで漫画チックなキャッチーさのあるヒロインに仕立てています。
処女率の高いヒロイン陣は、色々な理由からエッチには積極的であるものの、同時に恥ずかしさや戸惑いなども見せることで乙女チックな可愛らしさを増強しており、エロのイージーさと萌え系のキュートネスを程好い塩梅で両立させているのは、シナリオワークとも共通する点。
MyLoveMachinegun3  身長の高低などである程度のバリエーションを付けつつ、むにゅんと柔らかな質感の巨乳&桃尻を中心として、適度な肉感のある肢体造形で統一された美少女ボディとなっており、特に柔らかいおっぱいは乳揉み描写やパイズリ描写などで強い存在感を放っています(←参照 短編「アホギャル」より)。
無毛仕様のぷにっとした股間や、程好いサイズと膨らみの乳輪&乳首の美巨乳仕様、丸みの強いフェイスライン、臭味のない性器描写など、体パーツ描写においては、淫猥さには欠けるものの、美少女キャラの可愛らしさを損なわない要素で固めています。
  華やかなトーンワークや作画密度の高さなど、デジタル作画的な手法を活用することでフルカラーの表紙絵と印象がほとんど変わらない中身の絵柄は、単行本を通して安定しており、適度な萌えっぽさとアニメ/エロゲー絵柄的なオーセンティックな取っ付きやすさが共存するスタイルと感じます。

【淫液たっぷりに蕩けるヒロイン達の熱っぽい痴態】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺とは言い難いものの、サクサクとエロシーンへと突入していくこともあって、コンビニ誌初出としては標準的な分量の濡れ場を有しており、また駆け足気味ながら射精シーンや絶頂シーンを複数搭載の多回戦仕様であることも実用的読書の満足感に貢献しています。
  凌辱&寝取り的な雰囲気のある短編「漆黒の目覚め」などを例外として和姦エロをメインとしてまとめつつ、前述した様にセックスへの持ち込みがやや強引であったり、エロシーンで男性主人公がビーストモードになったりと、ラブエロ系の甘味を有しつつ、エロとしてのアグレッシブさがより前に出たスタイルと感じます。
前戯パートの割合を比較的高めに用意したエロ展開であり、前述した柔らかおっぱいの質感が生きる乳揉みや乳吸い、パイズリ描写などを特に充実させると共に、フェラや脚コキなどのプレイもキャラの性質に合わせて投入し、ここで射精シーンを用意して前半の盛り上がりを形成。
MyLoveMachinegun4  抽挿パートに移行後は、汗やらぶっかけられた精液やらでたっぷりと柔肌を濡らす液汁表現やハートマーク付きの乱れた描き文字のエロ台詞、蕩けた表情に汁気たっぷりの結合部見せつけ構図&アップ描写と、アタックの強い演出の密度を高く維持して(←参照 短編「お願い!菫さん」より)、ヒロインの陶酔感の強さや、前のめりな勢いを表現しています。
斯様に演出強度は強くかつ密度も高めですが、アへ顔等の極端な演出は使用しておらず、エロとしての勢いやパワフル感を重視して適度な征服感や嗜虐性をアクセント的に生じさせつつも、エロ演出や雰囲気をヒロインのエロ可愛さを損なわない水準に留めているのは、萌えエロ系の要素を有する作品として正解。
  すっかり蕩けきった表情で、ラブエロ台詞を連呼し、秘所も全身もトロトロの液体で包まれたヒロインが白濁液を膣内で受け止めながら、潤んだ表情で嬌声を上げ、肢体をビクビクと震わせるキュートかつエロエロなフィニッシュシーンを大ゴマ~1Pフルで投入して、ややタメには欠けるものの、〆の抜き所として十二分なパワーがあります。

  エロ可愛いヒロイン達とエロはほんのりとハードに、でも全体的には穏やかな読み口が保たれると言う、訴求層の広いスタイルが魅力的。一方で、シナリオ・エロ共に強いフックには欠けますが、それが安心材料とも言えるでしょう。
個人的には、小悪魔ギャルちゃんのエッチな誘惑&お仕置きセックス&なんだかんだでラブラブエンドな短編「アホギャル!」が特にお気に入りでございます。
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