2017年03月

高柳カツヤ『エロ本ですよ。』

ThisIsAPornoComic あらゐけいいち先生の『CITY』第1巻(講談社)を読みました。南雲と新倉という二人の女子大生を中心として周囲の多数の人物が相変わらずピタゴ○スイッチ的な回りくどさで絡まり合うギャグ漫画で、この作家さんのらしさ全開と感じる作品です。
個人的には、天然を通り越してかなりデンジャラスゾーンに入ってる気がするわこさんが好きですね。

  さて本日は、高柳カツヤ先生の初単行本『エロ本ですよ。』(コアマガジン)のへたレビューです。おっぱいこそ出ていますが、青空が爽やかさを感じさせる表紙絵で、単行本タイトルとのギャップも面白いところ。
陽にも陰にも性欲のエネルギーでまっすぐ駆け抜ける多彩な青春エロ模様が楽しめる作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編9作+描き下ろしの自伝ドキュメンタリー風短編「平熱大陸~エロ漫画が出来る瞬間~」(9P)。描き下ろし作品およびフルカラー掌編「生き恥」(4P)を除き、1作当りのページ数は22~32P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。どちらかと言えば勢いで魅せるタイプの作品構築であり、ストーリーとしての読み応えは弱く、エロの長尺感にもやや欠ける傾向にありますが、共に読み手をぐいぐい引き込む牽引力を備えた構築であると感じます。

【素直なエロのエネルギーで展開する力強さ】
  大まかにカテゴライズするのであれば、若い男女のラブやらエロやらのエネルギーが奔流する青春ラブコメ・エロコメがメインではあり、メガストア系列のラブコメ作品群の王道的な美点をある程度踏まえたスタイル。
ThisIsAPornoComic1遠距離恋愛のカップルさんが久しぶりの海水浴デートで隠れながらドキドキ&ラブラブHな短編「季節感なくてゴメンね・・・」(←参照 満足げな笑顔 同短編より)、いじめられっ子な気弱な少年と彼を何かと気に掛ける姐御肌の黒ギャルさんとのラブエロエピソードな短編「ちぐはぐな恋でもいいかなって・・・」などは、そういった王道的な青春ラブコメに属するタイプと言えるでしょう。
また、無職童貞デブの主人公の元に国から搾精アンドロイドが送り込まれ、精子で滞納していた“童貞税”を払わされることになる短編「対童貞用派遣アンドロイドメイ」、童貞仲間の野郎トリオの一人が“俺が女だったらお前らの童貞卒業させてやる”と言っていたら本当に女になってしまって!?なTSエロを展開する短編「川の字で果てぬ」などは、漫画チックなファンタジー要素を絡ませたお馬鹿エロコメ系統。
  地味で優しいタイプの後輩ガールが実はドS&ドスケベガールで翻弄される短編「女子陸上部男子マネージャー」の様にインモラルな香りを漂わせる作品もありますが、恋愛面でも性欲の発揮でも基本的にはポジティブさを保った作劇であることは概ね共通しています。
自伝ドキュメンタリー的なおまけ漫画では、自虐的で捻くれた印象を示しているものの、各作品に共通するのは、“好きな相手とセックスしたい!”とか“自分の性癖を満たしたい!”といったシンプルで普遍的な欲望や願望が持つストレートなエネルギー感であり、それらが何かしらポジティブなものをもたらしてくれることへの素直な信仰を、少なくとも管理人は感じました。
  ほのぼのラブラブエンドであったり、お馬鹿なギャグオチであったり、ヒロインの本性にじわりと怖さを感じさせるインモラル系であったりと、作品のまとめ方は様々ですが、そこまで勢いよく、かといってテンション任せではなく、読みを牽引する構成が光ります。

【多彩なキャラデ&属性の柔らか女体ヒロインズ】
  年齢不詳のアンドロイドさんも登場しますが、概ね女子校生~女子大生クラスの美少女さんをメインとして、性転換した女子も含めて20代前半~半ば程度の女性も数名加わる布陣。
ThisIsAPornoComic2黒髪ロング&メガネの地味フェイスにドスケベボディの彼女さんや、広島弁の金髪ショートなツンデレ娘(←参照 ナイスデレ! 短編「ぶちまわし恋物語」より)、姐御肌だけど中身はピュアな黒ギャルさん、汗っかきなことがコンプレックスの気弱メガネガールなどなど、短編集ということもあって多彩なヒロインはニッチなものからポピュラーなものまで様々なキャラ属性を有しています。
キャラデザインについても、地味な印象のメガネっ娘や、派手な印象のある黒ギャルさん、広島弁とガーリーな衣装の組み合わせが面白いツンデレ彼女さんに太眉&デコな天真爛漫ガールなど多彩であり、それぞれに印象が異なっているのが視覚的な多彩さを生み出しています。
スケベであったり、臭いフェチ等の変態であったりな男性キャラクター達は、どちらかと言えばギャグ的な要素を含ませたキャラクターであり、一定の親しみやすさもありますが、ヒロインの個々のキャラクター性を感じさせる反応を引き出す役割がより大きいと感じます。
ThisIsAPornoComic3  作品によってある程度は肉感にバリエーションはあるものの、むっちりとした肉感が重視されていることは概ね共通しており、柔らかいお肉がたっぷり詰め込まれたバスト&ヒップのボリューム感や、程良い駄肉感のある腹部や太股などの弾力感などを魅力とする女体描写となっています(←参照 短編「ちぐはぐな恋でもいいかなって・・・」より)。
  初単行本であり、また初出時期の幅が最大約3年と広いこともあって、絵柄の統一感には欠ける傾向にあり、スタンダードながら質的にはやや見劣りするアニメ/エロゲー系統の初期作から、キャッチーさを高めつつ、丁寧な背景描写等も含めてオサレ感や健康的な色香を香らせるスキルも身に付けることで独特のスタイルへと落ち着いていった変遷が見て取れます。

【画面構成の上手さが光る適度なアタック・濃度のエロシーン】
  標準並みかそれをある程度上回る分量を有した濡れ場は、性欲のエネルギー感で突っ走る力強さと、描写の適度なねちっこさを併せ持っており、実際のページ数以上のボリューム感を感じる場合もあります。
  女性化した野郎が友人の男性達に襲われるも彼らを受け入れてセックスに励むTSエロや、主人公の男子をドSな笑顔を浮かべて侮蔑の言葉を重ねながら快楽に耽溺する年下ガールとのアブノーマルなセックス、周囲から隠れながらの羞恥系セックスなど、エロシチュの味付けは様々ですが、基本的には和姦エロであり、前述した通りに、素直な性欲が爆ぜるように発揮される描き方。
  たっぷりおっぱいを揉んだり吸ったり、たっぷりヒップでの尻コキにキスしながらの手コキといった各種プレイを備える前戯パートでは、汗で濡れた腋や肌、蒸れた足や膝裏を嗅いだり舐めたりといったフェティッシュな行為・描写が多いのも一つの特徴であり、好みは分かれるでしょうが、抑圧されていた変態チックな欲望が解放される高揚感につながっています。
結合部見せ付け構図や、男女の密着感を強調する構図などを大ゴマで投入しつつ、局所アップやヒロインのリアクション等を小ゴマで付随させる画面構成は、初出時期によって巧拙の変動こそあるものの、一貫して画面の情報量を上げることと個々にアタックのある絵をスムーズにつないでいくことを両立しています。
ThisIsAPornoComic4この画面構成も含めて、カメラアングルを引いたり寄せたりの切り替えや、一つの動作を複数のアングルに切り替えて連続させていく手法は独特のセンスを感じさせる点であり、紅潮する表情付けや漏れ出る嬌声にハートマーク付きのエロ台詞など、比較的ベーシックなエロ演出ながら、その見せ方で程好い濃厚感とアタックの強さを生み出すことにも貢献(←参照 短編「無ぇかな~、こんな事・・・」より)。
  前戯パートと抽挿パートの双方に射精シーンを投入する二回戦仕様か、前戯パートは舐めたり嗅いだりに徹した後に抽挿パートへ移行する一回戦仕様かは作品によって異なり、また、中出しへの強烈な拒絶がヒロインによって示される短編「女子陸上部男子マネージャー」を除き、男女双方が勢いよく絶頂に突入する中出しフィニッシュでパワフルな〆としています。

  初単行本ということもあって、絵柄や作劇の方向性に一定の不統一感はありますが、それは強い減点材料ではなく、特に作劇面における多彩さや奔放さはこれからも大切にしていって頂きたいと感じました。
個人的には、変態彼氏に呆れつつも好きの気持ちで見事なツンデレぶりを広島弁ヒロインが示す短編「ぶちまわし恋物語」と、長身巨乳巨尻ボディの黒ギャルさんとラブラブ初エッチな短編「ちぐはぐな恋でもいいかなって・・・」が特にお気に入り。

鉢本『あっ・・・ニュルってはいった・・・❤』

ItInsertedSmoothly 山田参助先生の『あれよ星屑』第6巻(エンターブレイン)を読みました。これまでもそうでしたが、今回は、戦災から再び立ち上がろうとする精気と戦災によって生まれ生き残った人々に重いものを負わせている死との対比が特に印象的な巻でした。
死神めいた男が門松に発した言葉が、班長の事を指していると思われるのが気になります。

  さて本日は、鉢本先生の初単行本『あっ・・・ニュルってはいった・・・❤』(メディアックス)のへたレビューです。共にドストレートな表紙絵と単行本タイトルがえらくマッチしておりますな。
個性的なヒロイン達の言動の楽しさと現実と地続きな日常感のケミストリーで魅せるエロ模様な作品集となっています。

ItInsertedSmoothly1 収録作は、クールなメガネ美人な女教師さんの靴の匂いを嗅ぐという変態行為が本人にバレたものの、実は更にドスケベだった女教師さんもムラムラしていて更なる行為を要求!?な連作「先生ごめんなさい」前後編(←参照 メガネ美人女教師の蒸れパンスト! 同連作前編「先生ごめんなさい」より)、および読み切り形式の短編8作。
1話・作当りのページ数は18~20P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで安定。ストーリーの読み応えが強いタイプではないものの、作中の空気に読み手を惹き込む力がある作劇であり、その上で明確にエロメインの作品構築となっている独特の印象を持たせる構築が特徴的です。

【エキセントリックな様で普遍的な感情や性欲が魅力となる作劇】
  ちょっとエキセントリックなキャラクターをヒロインに据えたエロコメ系統がメインというカテゴライズをしても間違っているとは思いませんが、なかなかに個性的な作風で単純なカテゴライズを適用にしにくいタイプとも感じます。
ItInsertedSmoothly2かなりメンヘラ気味の後輩と(色々な意味で)お近づきになりたいのだけど、情緒不安定故にトンデモな会話の応酬とエロへの突撃が繰り出される短編「すっきりしようぜ!」(←参照 キスは駄目だがまんこは舐めろとのたまうヒロイン 同短編より)、バイトもバックれ家出もしてきた行き倒れガールを、出勤途中の工員さんが拾って平日昼間のお仕事サボりセックスを繰り広げる短編「ブルーなマンデー」、および前述の連作は分かりやすくエロコメ系統と言えるでしょう。
その一方、呆けて無反応なおじいさんの前で服を肌蹴て反応を見ることで露出の興奮を知った女の子が深みにハマっていくという変態エロな短編「さや子 AT THE BUS STOP」、男性教師による地味な教え子の調教エロの様で実際は強い共依存の関係にあるインモラル系の短編「終わるな思春期」、少々の凌辱・調教系統の色もある短編「みんなの学校」など、倒錯性や背徳感を含ませた作品も存在しています。
  そういったヒロイン達のユニークな言動で生み出す漫画チックな楽しさや、エロ漫画的なアブノーマル感などでもしっかりと魅力を出しつつ、同時に作品の雰囲気全体が陰陽両面において“抑えた”描かれ方をされ、また、登場人物達のセックスへの積極性や意思に無理や極端な誇張がないことも大きな特徴でしょう。
男性の嫉妬心やスケベ心に同調圧力、ヒロイン達の性的好奇心、食欲や金銭欲などの分かりやすい欲望、双方における承認欲求や性的欲望など、登場人物達のモチベーションはごくごく現実的で普遍的なものであり、それらを称揚するのでも指弾するのでもなく、「ダメなとこもあるけど、人間ってそういうもんだからしかたないよね」といった在りのままを受け入れるスタンスが心地よく感じる点。
  このスタンスに加え、短編メインということもあってストーリーのドラマ性はむしろ弱いものの、前述したインモラル系も含めて緩くフェードアウトするラストまで、男女双方、善悪両面の“人間味”を感じさせてくれる作劇が揃っていると評したいです。

【現実感のあるエロさを感じさせる肢体描写なヒロイン達】
  半数弱程度をミドル~ハイティーン級の制服ガールズが占める一方で、半数強は20歳前後~20代半ば程度のレディ達であり、女教師さんやスーパーの店員さん、はたまたメイドさんなども登場。
クールで真面目な様で中身はなかなかのドスケベお姉さんである女教師さんや、プライドが高い上に情緒不安定でトンデモな言動を繰り出す後輩ちゃん、真面目な低身長ボーイとのセックス目的でエッチ部なる謎部活を立ち上げた長身ドスケベガール、クールだけどちょっとポンコツで最終的には主人公にもお世話されることになるメイドさんなどなど、ユニークなヒロイン達が揃っていることが魅力の核であるのは前述の通り。
また、女性とのセックスに慌てたり夢中になったり、ヒロインの言動に振り回されたり、ふっと孤独感や嫉妬心などが表出したりな、男性キャラクター達の描き方も共感が持てるものが多く、男女双方の様々な感情や欲望、思惑がすれ違ったり絡み合ったりする不思議なものとしての性愛を押し付けがましくなく描き出すことに大きく貢献しています。
  短編「ブルーなマンデー」の金髪ツインテヒロインの様に、二次元キャラ的な華やかさを備えたキャラデザのヒロインもいますが、黒髪ロングの長身ガールや、クールな印象のメガネ美少女&美人など、ある程度の現実感のある色気や可愛らしさを抑制を効かせつつ織り込んだタイプのキャラデザインが多い印象。
ItInsertedSmoothly3ヒロインの年齢設定等にも左右されますが、どちらかと言えば肉付きを抑えたタイプのボディデザインであり、等身高めのスレンダーなボディにすらりとした四肢、並~巨乳クラスのおっぱいに程好い量感のヒップ、さわさわとした陰毛が茂る股間を組み合わせた女体は、個別の体パーツの描き方も含め、分かりやすく強いセックスアピールには欠けるものの、これまたなんとなく現実感のあるエロさを感じさせます(←参照 短編「素敵な思い出」より)。
  初単行本ということもあって、絵柄に多少の変遷はあるものの、ネガティブな材料となる程ではなく、健康的でさっぱりとした色気のある絵柄は、コテコテのエロ漫画向けというよりもむしろ青年誌系統の一般向けでポピュラーなスタイルに近いと感じます。

【情動の勢いを感じさせつつ演出的には抑えたエロ描写】
  後述する様にエロとしての濃厚さやアタックの強さという部分では人によって物足りなさを感じる可能性が高いスタイルではありますが、ボディタッチなどの導入パートにおけるエロ要素も含めてエロシーンとしての分量は十分に用意されており、ユニークでスケベなヒロイン達の痴態をたっぷり拝めます。
  明確に凌辱要素を有しつつ、ヒロイン側の奥底に眠る欲望もまた表出する短編「みんなの学校」を例外としつつ、インモラル系も含めて基本的には合意の上でのセックスですが、ラブラブHもあれば(ヒロイン側が)色々と事情を割り切った上での性行為があったり、カップルさんのハメ撮りセックスやら変態性癖に目覚めた少女の露出セックスがあったりとエロシチュエーションは様々。
とは言え、前述した登場人物達の様々な欲望や欲求が如何に交わるかという性愛の描き方である故に、エロシチュエーションも多彩化するというスタンスであり、逆に言えば特定のエロシチュエーションへの強いコダワリや倒錯性・背徳感への強い踏み込みは敢えて避けている様に感じます。
  前戯パートにおいては、フェラや脚コキなどヒロイン側が主導する奉仕プレイもあれば、剃毛やクンニなどの男性側が攻め手に回るプレイもあり、クンニしながら陰毛が鼻にあたってくしゃみをしたり、足舐め・脚コキの最中に匂いや味について感想を述べたりと、高まる欲望と現状把握の冷静さがユニークなバランスで取られた登場人物達の反応は面白いところ。
ItInsertedSmoothly4重力にたわむおっぱいを揉んだり、素敵なビラビラ感の小陰唇の間をちんこが出入りする結合部見せつけ構図を投入したりと、前述した現実感のある適度な淫猥さの肢体描写を活かした上で、ほんのり紅潮した頬や潤んだ瞳の官能フェイスに絞り出す様な嬌声といった、どちらかと言えば質的にも量的にも抑えたエロ演出を添加(←参照 短編「お役に立ちたい」より)。
  個々の絵としてのインパクトを重視したり、連続描写で動きをねちっこく見せたりするスタイルではない分、エロ漫画としてのアタックの強さや過激さなどはあまり感じないタイプで、強烈無比な抜きツールをお求めな諸氏には不向きではあるのですが、男女の体の密着感や滲み出る性欲や独占欲、解放感が性行為を駆動するエネルギー感などは実用性を高める美点であり、1Pフルの中出しフィニッシュまでグイグイ突き進んでいるのが○。

  何処かサバサバとした雰囲気ではありつつ、善悪を飲み込んで人間を受容する懐の深さを感じさせる作風で、例えば紙魚丸先生や犬先生がお好きな方にはお勧めしたい1冊。
個人的には、そのスタイルが明瞭に出た上でほっこりとさせてくれる短編「ブルーなマンデー」の、いい意味での“飾り気のなさ”を愛しています。

すわきち『アシコキスキー』

LegJobLover TVアニメ『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』第12話「電マがバラバラじゃねーか!」を観ました。死の危険をまとめから解かれながらアキバや仲間を守るために戦う覚悟でまとめとキスしたタモツ君、男らしくてよかったですねぇ。
ラストの、うらめちゃんの洗脳が溶けた様な反応は何なのでしょうかね?

  さて本日は、すわきち先生の初単行本『アシコキスキー』(ジーウォーク)のへたレビューです。中身が大変に分かりやすい表紙絵&単行本タイトル、ユーザーフレンドリーでよろしいですな。
肉感美少女&美女による脚コキや太股でのプレイを充実させたエロまっしぐらな作品集となっています。

LegJobLover1  収録作は、エステシャンの従弟に無料サービスをさせていた従姉さんに状況に流されてエッチなマッサージをしたらすっかりそれが気に入ってしまって!?な連作「深夜のすぺしゃるまっさーじ❤」正続編(←参照 従姉ちゃんのいいなりだったが 同連作正編より)、および読み切り形式の短編・掌編8作。
描き下ろしのフルカラー掌編+モノクロ短編「アシコキスキー」(計18P)を除き、1話・作当りのページ数は20Pと中の下クラスのボリュームで固定。ストーリーとしての読み応えはほぼありませんが、その分特定の方向に特化したエロシーンを十分量楽しめる作品構築になっています。

【イージーなテンションでエロシーンに突入していく作劇】
  熱心なファンのための特別限定イベントでアイドルオタクが暴走して意中のアイドルを襲ってしまう短編「DokiDoki❤FCイベント☆」を除けば、概ねラブエロ系統に属する作品群となっています。
LegJobLover2従姉ちゃんを騙してザーメンマッサージをするも彼女は敢えて騙されて大好きな従弟君とセックスを楽しむ連作正編や、メイド喫茶にいったらスペシャルなサービスを堪能させて貰える短編「絶対領域!噂のメイドカフェ!?」(←参照 太股コキサービスだ! 同短編より)、銭湯に行ったらドスケベお姉さんに洗体サービス&セックスしてもらう短編「ぬるぬるッ!マッサージ銭湯」など、棚ボタ的な展開でサクサクとエロシーンに雪崩込んでいくイージーさが大きな特徴でしょう。
  例えば初心なカップルさんのドキドキ初エッチな短編「彼女が黒ストを脱がない理由」など、恋愛要素の入った作品では、ラブエロ系としての甘さを一定程度に醸していますが、いずれの作品もセックスの気持ち良さ・解放感を軸に組み立てており、それ以外の要素が目立たない印象。
結果として、コミカルな会話やお馬鹿な設定などで漫画的な楽しさをある程度打ち出しつつ、ストーリーの存在感や読みの面白さは、良くも悪くも、ほとんど無いスタイルであり、エロにしっかりとボリューム感を打ち出しつつ、お話に関する印象は読後にほとんど残りません。
  もっとも、ストーリー性が求められるスタイルではなく、短編「DokiDoki❤FCイベント☆」でのすっかりセックスに夢中になったアイドルさんの快楽堕ちエンドも含め、微笑ましかったりポジティブであったりなまとめ方をするラストまで、エロシーンの邪魔にならない作劇に徹しているのは長所としても評価できるでしょう。

【多彩な衣装&設定の美脚肉感ヒロインズ】
  女子校生~20代前半程度と思しき美少女&美人お姉さんが大集合のヒロイン陣であり、脚コキというシチュエーションもあってか、若々しさや適度に幼げな可愛らしさを残しつつも、大人びた色香のある女性キャラクターが主体という印象。
黒髪ロング巨乳JKという鉄板美少女もいれば、ボンテージ姿の美人三助さん、ファッションモデルの女の子に、人気アイドル、清楚な色香のメイドさん等々、短編主体ということもあってヒロインの設定も様々で、キャラデザにも多彩さがあります。
  ヒロイン達の肢体造形については、ある程度等身高めのボディに程好い肉感を設け、大き過ぎず小さ過ぎずの巨乳バストにボリューミィなヒップ、そしてムチムチの太股を組み合わせた肉感ボディで概ね統一されており、分かりやすくセックスアピールのあるタイプ。
LegJobLover3設定に合わせた各種衣装の多彩さに加え、網タイツや黒ストッキング、模様の入ったストッキング(←参照 太股に顔を挟まれながらの脚コキだ! 短編「おにゅーコスプレおろしたて」より)など、ストッキング関連の描写を充実させており、またすらりと伸びた美脚をアピールする構図・描写が多いのも明確な特長です。
  ややオールドスクールなアニメ/エロゲー絵柄と前述した肉感ボディの組み合わせは、ある種鉄板の魅力を有すると同時に、両者の主張が強いこともあって多少のクドさもあって読み手の好みが分かれる部分かもしれません。また、初単行本ということもあって、描線の強弱や作画密度には変遷が認められる作品も存在します。

【脚コキ&素股が充実の前戯&パワフルなピストン運動】
  個々のエピソードの分量が多い訳ではないものの、前述した通りに勢い任せにエロシーンへと投入していくために濡れ場の分量はページ数に比して長めの尺であり、射精シーンかヒロインの絶頂シーンを抜き所として複数有する多回戦仕様となっています。
  前述したアイドル凌辱エロな短編「DokiDoki❤FCイベント☆」や、ヒロインの魅力に辛抱できなくなった彼氏君がエロシーン前半では暴走しちゃう短編「彼女が黒ストを脱がない理由」など、強引さを感じさせるエロシチュもありますが、基本的にはヒロインがたっぷりサービスしてくれる、またはこちらの欲望を受け止めてくれるというウハウハ感が基調となるエロシチュがメイン。
LegJobLover4  ストッキングに包まれた脚や生脚の先で足の指を使ってち○こを丁寧に包んだりしごいたりな脚コキを単行本タイトル通りに充実させると共に(←参照 網タイツ洗体脚コキだ! 短編「ぬるぬるッ!マッサージ銭湯」より)、メイド服&ストッキングなメイドさんによる絶対領域でのムチムチ太股コキ(素股)や、指の合間まで丁寧に舌を這わせる足舐め、太股に顔面を挟まれるプレイなど、太股や脚・足関連のプレイも様々に投入して属性持ちを満足させてくれます。
多彩な脚コキプレイにエロシーンのほとんどを用いている描き下ろし作品の短編「アシコキスキー 毎日足コキ一週間」の様に、作家さんとしては脚コキ関係の分量を更に多くしたいのかもしれませんが、商業エロ漫画的なお約束もあって通常?の性器結合を伴うセックスも十分な分量で用意しているので、「脚コキは好きだけどそれだけだとちょっと物足りない・・・」という諸氏も安心。
前戯パートでの射精シーンや、ヒロインの絶頂潮吹きなどを前戯パートで投入しつつ、すっかり愛液で濡れそぼった秘所に挿入して抽挿パートを開始すれば、ヒロイン自ら腰を激しく振ってち○こを搾り取ったり、はたまた男性キャラがガンガン腰を振ってヒロインを蕩けさせたりと、ねっとりとした前戯描写に対して勢いのある抽挿シーンを形成。
  個々の演出・構図等に強い個性や美点はないものの、肉感ボディが各種淫液やローションなどで濡れていく煽情性や、紅潮した表情でハートマーク付きの説明エロ台詞を連呼する痴態、やや迫力には欠けるものの擬音を伴う結合部見せつけ構図など、オーソドックスな演出・構図を十分な密度で重ねて、ある種エロ絵としてのストレートさで実用性を生み出すスタイルと感じます。

  薄めのシナリオ・ややラフさを感じさせる作画はネックでもありますが、脚コキ関連の充実という意図が明確で、それらの短所も特定のプレイ特化のエロシーンを魅せる上では没入のしやすさや勢いの良さに貢献する長所としての側面を有していると評し得るでしょう。
個人的には、キュートなメイド服の黒髪ツインテメイドさんにたっぷり素股サービス&ご奉仕セックスな短編「絶対領域!噂のメイドカフェ!?」がお気に入り。

小倉脩一『ぱらだいす・はざーど』

ParadiseHazard ぽんとごたんだ先生の『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』第2巻(双葉社)を読みました。もともと、結構なエキセントリック加減をしめしていた桐谷さんですが、“変”を越えてちょっとヤバイ人になって参りました。
しかし、ワニ肉ってamazon(密林でない方)で買えるんですね・・・本当に何でも売ってるもんですな。

  さて本日は、小倉脩一先生の『ぱらだいす・はざーど』(ジーオーティー)のへたレビューです。これが3冊目となる単行本ですが、この作家さんの作品をレビューさせて頂くのは初めてとなります。
キュートなふわふわ二次元美少女達がエロ可愛い痴態を曝け出す甘いラブエロ模様が詰まった作品集となっています。

ParadiseHazard1  収録作は、夏休みに二人の幼馴染の少女と再会した主人公は、“お姉ちゃん”と慕っていた年上の幼馴染とセックスするが、そのことをもう一人の幼馴染の少女も知り、彼女も主人公との性愛関係を望むのだが・・・な中編「アオイロトライアングル」全3話(←参照 二人のセックスをのぞき見 同中編第2話より)、および読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数はいずれも24Pと書店売り誌初出として標準的な分量で固定。エロメインの抜きツールとしての構築が明瞭であり、ふんわりと柔らかい読書感のシナリオワークでそエロを包み込んで提供するスタイルになっています。

【穏やかな雰囲気のラブ&エロのエピソード】
  中編作を含め、ピュア&キュートな美少女さんや優しくてエッチなお姉さんといったヒロインを擁した上で、ラブエロ系としての甘味を重視したスタイルで概ね統一。
郷愁を感じさせる日本の夏の田舎を舞台とし、少年の年上女性への憧れや性の目覚め、幼馴染に異性を感じるドキドキ感などで瑞々しい情緒感を出す三角関係な中編作は、両手に花的なウハウハエンドを敢えて選択しないものの、甘酸っぱいセントメントを含ませつつ、少年少女達の成長を優しく描くストーリー。
これに対し、短編群については、エロへのオープンさやラブエロ系の甘味をより重視したスタイルであり、お話としてのコクや深みには欠ける一方で、あっけらかんとした明るさやストレスフリーに幸福感に浸れる二次元世界らしい性愛の楽園を提供しています。
ParadiseHazard2短編群は、初心なカップルさんの嬉し恥かし初エッチという王道なラブエロもあれば、二人の優しくてエッチなお姉さんにたっぷり愛されるダブルおねショタ(←参照 お姉さん達のおっぱいに夢中だ! 短編「Paradise Resort」より)、女性がある朝起きたら男性になってしまってルームメイトの女性とエッチに挑戦!?な女性キャラTSもの(短編「せくしゃるしぇあ」)など、題材は意外に多彩。
  いずれにしても前述したふんわりと軽く、優しい雰囲気は共通しており、セックス描写についても男女双方の解放感や直向きな熱中、幸福感などに満たされている分、エロシーンがシナリオラインから剥離せず、作品の雰囲気が強固に保たれているのは美点でしょう。

【キュートフェイス&柔らかボディの美少女ヒロインズ】
  ミドル~ハイティーン級と思しき美少女さん達をメインとしつつ、20歳前後~20代前半程度と思しき綺麗なお姉さん達も複数名投入するヒロイン陣であり、いずれにしても可愛らしさのあるキャラデザインは共通。
天真爛漫な元気ガールに、ちょっとツンデレな幼馴染、エッチで優しいお姉さんヒロインにお兄ちゃんラブな妹ヒロインなどなど、ポピュラーな萌え属性を織り込んだキャラクター設定が魅力のヒロイン達であり、この点もシナリオラインの分かり易さ・幸福感の形成に大きく寄与。
明確な型に嵌ったキャラクター造形と言える部分はあるものの、それぞれの登場人物達のあっけらかんとした情動や、恋やセックスの中で得る快感や幸福感に素直な喜びを示す感情表現は、個々のヒロインのキャラクター性を平板なものにしない点は個人的に好感を持てるポイントと感じます。
ParadiseHazard3  程好い膨らみの並乳ガールとぽよんぽよんと柔らかなマシュマロ巨乳お姉さんの2タイプが存在するボディデザインですが(←参照 前者のタイプ 短編「すぺしゃるでこれーしょん」より)、スベスベとしたお肌にサラサラヘア、臭味を消去して綺麗に魅せる各種粘膜描写に無毛地帯なぷにぷに股間等々、生々しいエロスを抑えて、良くも悪くも二次元的な(人工的な)“エッチさ”できっちり固めた肢体描写と言えるでしょう。
トーンワーク等の細かい修飾性によって現代的な手法とのマッシュアップが図られつつ、絵柄の方向性も含め、90年代後半~00年代前半のエロゲー文化華やかなりし時代の雰囲気を色濃く持つキャラデザインであり、一定年齢層以上にはある種の懐かしさを、若い人には温故知新的な新鮮さを感じさせるものと個人的には感じます。

【抑えたエロ演出ながら適度な濃厚さもある蕩けセックス】
  前述したように、シナリオラインで形成される柔和な雰囲気をしっかりと維持したまま十分な尺でエロシーンを提供しており、ヒロイン達のエロ可愛い痴態をたっぷりと鑑賞可能。
  いずれも穏やかで甘い雰囲気の和姦エロで統一されており、その中でおねショタ3Pセックスやら、チョコ水着で自分自身をプレゼントなバレンタイン・ラブラブHやら、女の子同士のTSセックスやらと、エロシチュエーションを色々と用意しています。
美少女達の綺麗で柔らかなボディの感触をまさぐる指や、乳吸いやクンニ等によって舌で満喫し、一生懸命な表情でおち○こにサービスしてくれるフェラやパイズリといったプレイを投入する前戯パートにおいて、既に濃密な興奮に包まれた雰囲気を形成して抽挿パートへとスムーズに移行。
ParadiseHazard4抽挿パートにおいては、すっかり蕩けてふにゃんとした表情を示しながら、淫語搭載の甘ったるく蕩けたハートマーク付きのエロ台詞を連呼する痴態をヒロイン達が曝け出し、更なる快楽を得ようと自らも腰を振ってすっかりエッチに夢中になっているという眼福な光景を連続させます(←参照 日焼け元気娘もすっかりメロメロだ! 短編「うぉーたーはざーど」より)。
 エロ描写においても、過剰な液汁描写や粘膜表現の大量投入といったことをせずに前述した綺麗で柔らかい女体描写の魅力を保ち、紅潮して蕩けた表情や台詞回し以外ではアタックの強いエロ演出は敢えて避けることで、ヒロインのキュートネスの伝達を阻害しないことが企図されています。
個々の描写に強烈な煽情性を叩き出すタイプではないものの、エロ可愛い痴態の陶酔感と柔らかボディと絡み合う幸福感で適度にエロとしての濃厚感を高めていく構築は実用性に大きく貢献しており、ヒロインが嬌声や熱っぽい吐息を漏らしながら中出しされての絶頂に浸る1Pフルのフィニッシュまで、クドさを排除しつつゆとりのあるエロ描写を重ねています。

  絵柄の独特の懐かしさにも惹かれましたし、エロのアタックの強さが求めれがちな現在のエロ漫画ジャンルの中で、エロ演出・エロ展開に心地よい“間”を持ち、その上でしっかりと抜けるエロ描写であることも面白いなと感じました。
個人的には、シナリオ面では中編「アオイロトライアングル」が、エロ面では短編「うぉーたーはざーど」がお気に入り。

なるさわ景『甘ったれバンビ』

SpoilingBambi  野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』第10巻(集英社)を読みました。激しさを増す戦いの中で、“元の人間”に未だ戻れない自分への杉本の悲哀とそれを優しく受け止めてくれるアシリパさんの会話が胸に沁みました。そして、二階堂君が色々な意味でドンドン人間離れしていきます。
あと、ユリ根のお団子に筋子ダレをかけたアイヌ料理、美味しそうですねぇ。

  さて本日は、なるさわ景先生の『甘ったれバンビ』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『亡国魔王の星彦くん』(ヒット出版社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
キュートでエッチな思春期制服ガールズ達とのほのぼのラブ&がっつり中出しセックスが詰まった作品集となっています。

SpoilingBambi1  収録作は、とある学園を舞台にそれぞれの少女と意中の男性教師とのラブエロ模様をオムニバス形式で描くタイトル長編シリーズ「甘ったれバンビ」全7話(←参照 厳格な先生も母性溢れる通い妻ガールにはこのザマだ! 同長編第1話より)+描き下ろしのおまけ番外編(6P)、および読み切り形式の短編2作。
描き下ろし番外編を除き、1話・作当りのページ数は20~28P(平均24P)と書店売り誌初出として標準的な分量で推移。がっつりエロメインの作品構築であり、エロシーンの量的充実を図りつつ、優しく平和な空気による居心地の良さも重視された作品群という印象です。

【恋模様の幸福感とセックスの快楽が結び付く平穏さ】
  前単行本ではファンタジー長編作として相応に重厚な作劇をみせていましたが、今回はメインの作風とも言える、棚ボタ的な幸福感やラブコメ的な楽しさなどを魅力とするスタイルであり、登場人物達が気持ちのいいセックスを満喫する快楽全能主義的な印象を無理なく前面に押し出しています。
第6話の少年少女カップルを除けば、男性教師と教え子の少女のカップル達それぞれの恋模様を描く長編シリーズは、個々のヒロイン達のキャラクターの違いによってエロシチュや関係性の多様性を設けていますが、ヒロイン側が積極的に性愛関係を進めていくことは概ね共通。
長編に登場する男性教師陣は基本的に真っ当な人物であるため、ヒロイン側の積極性によって、年下ガールに翻弄されるドキドキ感を生じさせると共に、ヒロイン側の意志・自主性を尊重させることで、読み手のものを含めた倫理的な抵抗感や負担を減じることにもつながっています。
SpoilingBambi2 とは言え、美少女ヒロインに愛されるという棚ボタ的なウハウハ感を重視しつつも、ヒロイン側のピュアな願いや恋心が異性に受け止められることや、好き合う同士がある種のタブーを超えても幸福に結ばれることの善良さ・優しさが作品の読み口を良くしているのは小さくない美点でしょう(←参照 自分を受け止めてくれた男性と家族になりたい 長編シリーズ第3話より)。
  短編2作についても、いい意味での快楽全能主義や温和な雰囲気を共通させつつ、性的なものや恋愛に興味津々なピュアボーイ&ガールの嬉し恥かしエロ模様を描いており、こちらも愛し合う男女によるセックスの気持ち良さが二人の関係性を強化する役割を担っています。
各話のキャラクターが大集合してカップル同士での大人数エッチを繰り広げる最終話を除けば、長編シリーズがオムニバス形式であることもあって、ストーリーとしては全体的に小粒ですが、穏やかでポジティブなシナリオによる居心地の良さが身上と言えるでしょう。

【エッチだけどピュアでキュートな制服美少女達】
  『Juicy』掲載作ということもあって、ミドルティーン級と思しき制服ガール達で統一されたヒロイン陣。
SpoilingBambi3 長編シリーズでは、母性溢れる通い妻ガールや、悪戯好きの女王様タイプの様で実は一途で世話焼きタイプの女の子(←参照 エッチで小悪魔なアピールだ! 長編シリーズ第5話より)、真面目で口当たりはキツイものの包容力のある男性にある意味では甘えている委員長さんなど、様々なタイプのヒロインを投入しつつ、彼女達のピュアな恋心を向けられることの嬉しさは共通しています。
また、彼女達の性的なことへの積極性や好奇心が展開を駆動しつつも、それらの純粋さや初心さを担保している点も重要であり、彼女達に翻弄されつつも性行為が一方的ではなく、相互に認証する行為である故に彼女達も安心して快楽に浸れるという点も、読み口・使い心地の良さに大きく貢献。
  また、強面だったり肥満体であったり、はたまた幼さを残す少年キャラクターであったりな、男性達についても、ヒロインに振り回されてドギマギしたり、少年らしいエッチなことへの強い好奇心があったりと、共感できたり親しみを感じたりできるキャラクターになっているのもそれぞれのカップルを素直に祝福できることにつながっています。
  貧~並乳クラスの発育途上なおっぱい、程好いボリューム感のお尻&太股を備える少女ボディは、一種の背徳感を生み出しつつ、柔らかさやほかほかとした体温を感じさせるものであり、精気のある健康的な色香をまとっています。
程良くデフォルメも効かせアナログ作画的な乱れや不揃い感をコントロールして魅力に昇華する絵柄は、失礼を承知で言えば、オサレ感と華やかなキャッチーさ、強力なセックスピールを高密に組み合わせた売れ線ど真ん中の絵柄ではないものの、素朴で親しみ易い可愛らしさを引き出し、それでいて何処となく生っぽい淫猥さも可能とする絵柄はこれまでのキャリアの中で独特な魅力として確立されてきたものと評し得るでしょう。

【畳み掛ける描写でじっくりと見せる中出し関連描写の充実】
  上述した様にエロシーンの量的充実が明確に図られた作品構築であり、多回戦仕様を基本とする濡れ場十分なボリュームで中出しセックスをじっくりとかつパワフルに提供。
ヒロインの積極性によってエロシーンへと誘導しつつ、男女いずれかがコントロールを握っているという描き方ではなく、性行為が進展するにつれて双方が更なる快感を求めて強く相手を求めていくというスタンスの行為であり、和姦エロとして保ちつつ、その範疇でのパワフルさや興奮の度合いを最大限に高めていると感じます。
  甘くて優しいキスや、小さなお口でのフェラチオ、ヒロインの秘所を舌や指で気持ち良くする愛撫にちっぱい舐めなど、前戯パートでも様々な行為を投入し、ここで射精シーンを投入して序盤の盛り上がりを形成することもありますが、この作家さんの真骨頂はあくまで抽挿パート。
力強いピストン運動の動きを連続コマで見せたり、愛液がたっぷり潤滑されねばっこい水音が奏でられる秘所をアップした構図や鈴口が子宮口にキスする断面図を大量に投入したり、または両者を組み合わせてピストンの動きと透過図による膣内でのちんこの挙動を重ね合わせたりと、抽挿感・挿入感を強力にアピールし続けます。
SpoilingBambi4 無論、この作家さん最大の武器の一つである膣内射精関連の描写は、更に手が込んでおり、中出ししながら更にピストンを続行して連続中出しに至る過程を透過図・断面図を重ね合わせながら描いたり、中出しへのヒロインの反応と断面図での子宮内への精液発射を連続平行コマで投入したり(←参照 この組み合わせをこのページ含めてまさかの三連続 長編シリーズ第7話より)、中出ししながら舌を絡めるキスをして密着感を強めたりと、中出し描写を単なるエロシーンの〆としてではなく、十分な尺のシークエンスによって見せるのが圧巻です。
  ちんこの中を精液が進むちんこ断面図・透過図(胡乱な表現)は好みが分かれる要素ではあるものの、性器の透過図・断面図の淫猥さに比して、熱っぽい表情付けやハートマーク付きのラブエロ台詞など、ヒロインの痴態を彩るエロ演出は彼女達の可愛らしさを維持させるものに留めることで、過度な印象にならないバランスが取れているのは○。

  中出しセックスのパワフルさ&濃密さで実用性を明確に確保しつつ、読み口のよいシナリオで少女達のピュアな恋心や喜びにほっこり出来る1冊であり、この作家さんらしい長所が遺漏なく発揮された最新刊と言えましょう。
個人的には、小悪魔系ワガママお嬢様ヒロインの実は一途でピュアなラブエロ模様に翻弄される長編第5話が最愛でございます。
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