2016年11月

高岡基文『めちゃシコなでしこ』

PrettySexualNadeshiko TVアニメ版『競女!!!!!!!!』第8話「波乱必死の東西戦!!!!」を観ました。自分達の養成校や先生達に対する自負や信頼関係がうかがえますし、新たに登場した強敵たちとの鍔迫り合いもしっかりスポーツ系作品の王道を歩んでいるんですが、ラストの予告で全部持って行かれた感がありますな。
流石、俺達の井口さん、「ナイスちんちん!」とか何でも演技してくれるぜ!(それは別作品

  さて本日は、高岡基文先生の『めちゃシコなでしこ』(ヒット出版社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ガールズ・マジョリティー』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー巨乳ボディな美少女さん達がハードなプレイのエッチにドキドキ思春期ラブにとドタバタ模様を繰り広げる作品となっています。

PrettySexualNadeshiko1  収録作は、エンコーしながら自分を孕ませてお嫁にしてくれる男性を探している生中出しセックス大好きガール・ミナちゃんとその友人であるワカバちゃんのセックスライフ&彼女が色々な人を巻き込んでいくタイトル長編「めちゃシコなでしこ」全7話(←参照 ミナちゃんは避妊は絶対禁止主義 同長編第1話より)、および読み切り短編「Not! サキュバス」。
1話・作当りのページ数は22~24P(平均24P弱)と標準的な分量でしっかり安定。長編作ではありつつ軽い読み口が特徴であり、エロもハード過ぎずソフト過ぎずで適度な満足感を有する作品構築となっています。

【セックスライフを元気に邁進して周囲も幸せにしていくドタバタ劇】
  多彩なシナリオワークの引き出しのある作家さんですが、前単行本に引き続いてヒロインが積極的にセックスに関与しつつ、登場人物に幸福を与えていくポジティブなストーリーを今回も展開しています。
早いとこお嫁に行きたいということもあって、“サポ”の男性からお金を貰いつつ中出しをおねだりしたり、クラスメイトの童貞を切ったりとセックスライフを満喫するミナちゃんと、彼女の友人であるワカバちゃんは、彼女達自身の活動をする中でクラスメイトや偶然出会った人物などをエロ的な騒動に巻き込んで、ドタバタ模様を形作っていきます。
PrettySexualNadeshiko2このドタバタ模様の中で、結果としてこの二人が恋のキューピッド役になったり、適切なセックスパートナーを引き合わせたり、不良娘を懲らしめたりと、良い結果をもたらしているのですが、ミナちゃん自身には善行をしようという意識があるのではなく、彼女自身が楽しんでいることが結果として良いことにつながっているという、お気楽さが読み口の軽快さにを生み出していると言えるでしょう(←参照 長編第2話より)。
  概ねオムニバス形式の長編作であり、最終話でミナちゃんのセックスライフのスタイルに対して一応の“オチ”は付いていますが、強いストーリー性があるタイプの作品構築ではなく、各話においてほのぼのとしたコミカルなオチで緩やかにまとまるスタイルも、全体的な読書感の軽さ、或いは穏やかさに大きく貢献しています。
  短編「Not! サキュバス」は、上級悪魔の美少女さんが契約者の魂を奪おうとするも、相手は30歳以上の童貞男性、つまりは“魔法使い”で魔力が効かず!?というドタバタエロコメであり、コミカルなオチで緩くフェードアウトするスタイルも含めて長編作と同様のスタイルであると言えるでしょう。

【スレンダー巨乳ボディのJKダブルヒロイン制がメイン】

  短編作に登場する褐色肌で頭部から角が生えた上級悪魔の女の子は年齢不詳ではありますが、長編作についてはほぼ女子校生キャラクターで統一。
前述した中出し要望ガールなミナちゃんと、彼女の友人でやはりエンコー少女ながらミナちゃんよりかは多少常識的なワカバちゃんをメインキャラとしつつ、毎回ゲストヒロインを登場させていく仕様であり、結果として各エピソードでのエロシーンは複数人エッチになる傾向があります。
  おとなしそうに見えて意外な性質(属性)を発揮するメガネ委員長さんや、素直になれないちょっとヤンデレ気味な幼馴染ガール、ミナ&ワカバコンビを潰しにかかろうとする黒ギャルさん、恥かしがり屋だけど処女を捨てたい武道少女などなど、ゲストキャラも多彩であり、キャラクター設定によってエロの趣向やドタバタ模様に変化を付けています。
PrettySexualNadeshiko3貧乳よりのスレンダーボディや、小さいボディに並乳装備なタイプなども存在し、身長の高さなどにも一定の幅がありますが、メインの二人も含め、すらりとしたスレンダーボディにたっぷりバストを組み合わせたスレンダー巨乳ボディが概ねメインで(←参照 黒ギャルおっぱい! 長編第4話より)、この作家さんの特徴的な女体設計と言えるでしょう。
締ったウェストや、しなやかに伸びる腕や脚などで、華奢さも感じさせつつ、バスト&ヒップの存在感はしっかりと打ち出すスタイルは、親しみやすい漫画絵柄の性質もあってオールドスクールなものではありつつ、ボディデザインとしてのバランスが破綻していない分、訴求層を狭めることにはつながっていないでしょう。

【量的には抑えつつ適度なアタックを有するエロ演出で彩る】
  各話のページ数が安定しており、またシナリオパートからのエロシーンへの導入にも安定感があるため、エピソード間でエロシーンの分量に振れ幅が小さく、十分な尺のエロシーンを一貫して楽しめます。
  エロエロガールの童貞食いや、サボ相手のおじさんとのエッチなど和姦シチュに加え、暴走した幼馴染ガールによる逆レ○プや、他人のサポ相手を奪おうとする黒ギャルさんを襲う自業自得なハードプレイ、覗き見をしていた少年少女へのお仕置きH、武道少女との緊縛エッチなどなど、比較的ハードなプレイや攻撃的なエロシチュも存在しますが、前述した様に、基本的にはヒロイン達がハッピーエンドに回帰させてくれるため、エロはハードであっても読後感は良好というのは共通する点。
  女性キャラクター2名との3Pもしくは2組の男女のセックスを投入することも多いため、前戯⇒抽挿の基本的なパターンにとらわれることなく、例えば片方との抽挿パートを終えてからもう片方のヒロインとの前戯⇒ダブルヒロインと同時に抽挿パートといった構成も用意しており、複数のプレイ・複数の射精シーンを搭載させたエロシーンとして構成しています。
とはいえ、フェラや手コキなどのご奉仕プレイ、もしくはヒロインのスレンダー巨乳ボディの性感帯を愛撫して感じさせる描写などの前戯パートよりも、激しいピストン運動に長い尺を設ける組み立てがメインと言え、前戯シーンでのぶっかけや口内射精に続いて、中出しを連発する構成は、緩急に欠ける印象を感じつつも、抜き所が多数提供されるという信頼感につながっています。
PrettySexualNadeshiko4  エロ演出の手法の濃密さや過激さがしばしば重視される現在のエロ漫画ジャンルにおいては、量的にも質的にも控えめな部類というべきエロ演出ではあるのですが、ちょっとアヘ顔的なテイストもある強烈な陶酔感を物語る表情付けや、余計な修飾を加えないヒロインから漏れ出る嬌声や悶え声といったエロ演出はシンプルながら十分にアタックの強さを備えているのが特徴(←参照 長編第3話より)。
アクメに仰け反ったり、自らち○こにまたがって腰を振ったりと、スレンダーボディが自ら動いたり、快感に反応したり、はたまた男性にホールドされてめちゃくちゃにされちゃったりな動き・構図も堅実に煽情性を高めている要因であり、情報量や演出密度という点では決して高いタイプではなく、好みも分かれると思われますが、勘所を心得たエロ演出・作画であると言えるでしょう。

  メインヒロインを軸とするあっけらかんとしたエロ模様は、ちょっと破天荒でありつつも軽快でまた頼もしいものであり、全体的にポジティブな印象が強いことが読み口の良さにつながっていると評し得るでしょう。
個人的には、黒ギャルコンビが自業自得なハードHに晒されて改心する長編のエピソード(第4話)が特に好きですね。

みさおか『柔乳うぇ~ぶ』

BustyNewWave 里見U先生の『八雲さんは餌づけがしたい。』第2巻(スクウェア・エニックス)を読みました。大和君が八雲さんを異性としてちょっぴり意識しちゃったり、彼女の死別した旦那のことを思ってみたりと純粋なりに八雲さんのことを考えているのが微笑ましいですね。
あと、どの料理もおいしそうですが、特に八雲さんの手作りお弁当、羨ましいですなー。

  さて本日は、みさおか先生の初単行本『柔乳うぇ~ぶ』(メディアックス)のへたレビューです。なお、単行本タイトルは“にゅうにゅううぇ~ぶ”と読むそうですよ。
もちもちと柔らかさMAXのたっぷりおっぱいに包まれるほのぼのラブエロがたっぷり詰まった1冊となっています。

BustyNewWave1  収録作は、酪農家の娘であるヒロインがイベントに牛柄水着で登場するも恥ずかしい姿を意中の男性に見られてしまい~な短編「仔牛の育て方」(←参照 男性の前でドキドキ 同短編より)+描き下ろしイチャラブ掌編(2P)、および読み切り形式の短編他9作。
1作当りのページ数は16~22P(平均20P弱)と中の下クラスで推移。軽い読書感と程良いボリューム感のエロシーンとでまとまった、居心地の良い作品構築であると感じます。

【ほのぼのと優しく温和なラブエロ模様の安心感】

  たっぷり柔らかおっぱいを強い魅力とする作風であり、シナリオワークについてもその柔らか巨乳の様に優しく温かい雰囲気で包み込んでくれるラブエロ系でほぼ統一されています。
エッチなお姉さんによる少年への性の手解きや、夫婦のラブラブH、内向的なオタク少年が大好きなお姉ちゃんに勇気付けてもらうお話に、明るい黒ギャルさんによる筆おろしなどなど、棚ボタ的な幸福感も含めてほのぼのとしたラブエロエピソードが揃っています
BustyNewWave2  これらの作品において、優しく性的な女性に受容され、励まされたり癒されたりする様子を描くことで、男女双方が肉体的な快楽だけではなく、精神的な快楽や幸福感、充実感などを得ているというポジティブな描き方が魅力であると言えるでしょう(←参照 優しい世界 短編「夏休みどこ行った?」より)。
  加えて、例えば短編「みるくのじかん」では、既婚者である姉が主人公君を励ましてエッチしてくれるものの、そのままズブズブと不倫状態になるのではなく、姉は姉で自分の家族を大切にし、励まされ姉の幸福な姿を見た主人公君が自分の恋を歩んでいこうと決意するなど、登場人物それぞれの立場や感情がちゃんと尊重された上でハッピーエンドになっているというのが、読んでいて非常に気持ち良く感じる美点。
ドタバタ3Pセックスな短編「義兄姉妹ナカよく❤」や、棚ボタエロ展開でありつつほんのりインモラルな短編「いつでもナースコール」など、男女間の恋愛要素に重点はない作品もありますが、前述したポジティブな雰囲気は強く一貫していると感じます。
  全体的に作劇面での強い個性や面白みは感じませんが、おっぱいに包まれる幸福感を心地よく伸長してくれるシナリオワークと言え、温和な雰囲気のラストで微笑ましい読後感を残してくれています。

【ヒロイン達のたっぷりおっぱいの柔らかい弾力感】
  女子校生ちゃんも複数名登場させつつ、20歳前後~20代後半程度と思しき綺麗なお姉さん達が主力のヒロイン陣。アダルトヒロインでは年相応の色香を込めつつ、キャッチーな可愛らしさがあるタイプなので、年齢による描き分けはそこまで明瞭には感じません。
牛柄水着のコスプレをしたドジっ子酪農ガールに浴衣姿のエッチなお姉さん、エロ水着で旦那さんにサービスする若妻さん、白衣姿のエロエロナースさんに制服(狭義)姿の黒ギャル娘に縦セタ着用の人妻お姉ちゃんなどなど、ヒロイン達の多彩な衣装と設定は短編集ならではのバラエティの豊かさを有しています。
恥ずかしがり屋さんだったり、エッチなお姉さんだったり、明るく元気なビッチさんであったりと、エロに突入しやすいキャラクター属性を備えたヒロイン陣ですが、それらの快活さや前向きさは印象が良く、エロも含めた作品のポジティブな雰囲気に大きく貢献しており、これは男性キャラにも概ね共通する要素。
  姉妹ヒロイン制である短編「義兄姉妹ナカよく❤」の妹ちゃんのみ控えめサイズなおっぱいの持ち主ですが、その他のヒロイン達についてはむっちりと柔肉が付いた健康的な体幹に柔らかい弾力を有するたっぷりバストとこれまた肉感十分なヒップをお持ちの肉感たっぷりのエロボディで統一。
BustyNewWave3もっちりとした柔らかい質感と重力に撓む程良い重量感を感じさせるすべすべ巨乳は、控えめサイズの乳首と小さ過ぎず大き過ぎずなサイズの乳輪を備えており、後述する様にエロシーンでは吸ったり揉んだり挟んだり揺れたりと色々活躍しておっぱい星人諸氏を癒してくれます(←参照 黒ギャルおっぱいに挟んで貰う! 短編「タッチウェーブ」より)。
  バスト&ヒップの肉感もあって丸みの強いボディデザインは、適度にデフォルメを効かせた絵柄でそのもちもちとした柔らかさを強化されている印象があり、キャッチーな快活さと直球のエロさとをバランスよく両立する絵柄は、初単行本ながら単行本を通して表紙絵と完全互換で安定しているのは、明確な安心材料と言えるでしょう。

【柔らか巨乳ボディに包まれる幸福感と濃厚な陶酔感】
  ページ数の関係上たっぷり長尺とはならないケースも多く、前戯パートに相当する部分も含め性器結合に至るまでの各種プレイに比較的尺を設けていることもあって、ピストン描写をがっつり楽しみたい諸氏には物足りなさを感じる可能性はありますが、抜きツールとしては標準的な分量をしっかりと用意。
夫婦のラブラブローションHやすけべ妹ちゃんと過保護なシスコンお姉ちゃんとの姉妹3Pセックス、エッチなお姉さんによるショタ童貞喰いおねショタHなど、エロシチュやプレイにはキャラクター設定によって幅を持たせつつ、穏やかな雰囲気の和姦セックスで統一が為されています。
  前戯パートでは前述したように柔らかもちもちおっぱいを活かしたプレイが多く、もっちりおっぱいに挟まれてのパイズリや、乳首をチューチュー吸いながらの授乳手コキ、ローションおっぱいでの洗体プレイなど、吸ったり揉んだり挟んだりでおっぱいの感触を味わいながらのご奉仕プレイでおっぱい星人諸氏を満足させてくれます。
おっぱいフル活用のご奉仕プレイや、もちもちボディの性感帯を丁寧に愛撫する描写など、前戯パートに尺を長めに設ける分、抽挿パートが量的に圧迫されているケースも認められますが、前戯パートですっかり蕩けてトロトロに蜜で溢れている秘所に挿入すれば、直後からたっぷり蕩けた表情&台詞の痴態でエロの盛り上がりをしっかり喚起。
BustyNewWave4  気持ち良さに男性キャラクター達が無我夢中でピストンを繰り返せば、潤んだ瞳に熱い吐息と嬌声を漏らす陶酔感たっぷりの表情と、しっとりと汗で濡れてシズル感を増したエロボディを見せ付けており、男性の脳味噌を刺激するラブい台詞やエッチな台詞などで双方が更に快感を求めて腰を振る様子を前のめりに描き出しています(←参照 短編「シュンくんとさなちゃん」より)。
パイズリやフェラ、手コキなどからの前戯パートにおける射精シーンに加え、抽挿パートでもしばしば複数回の射精シーンを設ける多回戦仕様であり、ややタメには欠けるものの、エロボディの気持ち良さを強調して突き進むエロシーンには一定のドライブ感もあり、蕩けきった表情で中出しを受け止めてアクメを迎えるヒロイン達の痴態を大ゴマ~1Pフルで提供してパワフルに〆ており、その後のほのぼの感で話全体が綺麗にまとまっているのも○。

  おっぱいに包まれる幸福感が基調となってエロもシナリオもその魅力を高めるように設計されていると感じます。初単行本ながら安定感を感じさせており、今後もバリバリおっぱいエロ漫画を量産して頂きたいですな!
管理人はエッチで優しいお姉さんとのおねショタHな短編「夏休みどこ行った?」と、明るく元気な黒ギャルビッチさんとのエッチを描く短編「タッチウェーブ」が特にお気に入りでございます。

緑のルーペ『いびつのそのご』

AfterTheDistortion 沙村広明先生の『ベアゲルター』第3巻(講談社)を読みました。強面ヤクザの不二さん、カマセのおっさんかと思ったらまさかのシステマ使いの強キャラでちょっと安心。ドMという言葉で括るには重い過去の持ち主ですなぁ・・・。
本筋とはあまり関係ないですが、番外編の睫毛さんのサツバツだけど小さな幸せのご飯エピソードも大好きですね。

  さて本日は、緑のルーペ先生の『いびつのそのご』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『ガーデンⅡ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ふかふかおっぱい美少女達が破滅的な快楽に身を浸し、狂気に囚われていく様が非常に印象的な作品集となっています。

AfterTheDistortion1  収録作は、嗅がせた相手の倫理観や精神を歪ませるお香を用いて一目惚れした少女を好き放題に調教していた中年男性が、その少女の妹にも手を出して彼らの歪みが一層加速していく様を描く中編「いびつのそのご」全3話(←参照 歪みに歪んだ快楽の中で 同中編第1話より)、大好きな先輩が興味津々な性的なことに自身も興味を持った女の子が悪い男につかまって変態調教な連作「このトイレは修理中です!」前後編、および読み切り形式の短編・掌編4作。なお、複数の作品に描き下ろしの後日談掌編(1P)が書き下ろされています。
フルカラー掌編2作(共に6P)を除き、1話・作当りのページ数は24~40P(平均29P弱)と標準を上回るボリュームで推移。エロとシナリオの相乗効果もあって読み応えは相応にヘビィであり、好みが合えば抜きツールとしての量的な満足感も強く感じられる作品構築となっています。

【全体的にドラマ性を抑えつつも強烈な読後感のある中編】
  前単行本および今単行本でのあとがきにあった通り、今回はストーリーとしての読み応えは抑えて分かりやすくエロメインの作品構築を目指したとのことで、実際に軽い読書感の短編もあるものの、シナリオの存在感は十分に強力。
  相手の脳内を書き換え、自分に従順な存在にして思い通りの設定でセックスをすることが出来るお香を使って姉妹を調教する中年男性が登場する表題中編作は、エロ漫画的にポピュラーな便利なギミックを用いつつ、明け透けな性的全能感ではなく、むしろそういった“便利なもの”を使ってしまった故に歪みが増し、関わる登場人物達が狂っていく様子を描いています。
AfterTheDistortion2前作の長編「ガーデン」でも示した様に、歪んだ意思によって閉じられた世界の中での超常人物、特にヒロインのミステリアスな心情描写が魅力であると共に、前作ではその閉塞的な世界を人の意思がこじ開け、囚われていた少女を解放するストーリーであるのに対し、本作は少女自らがその歪んで狂った世界に閉じこもっていく様を描いているとも評し得ます(←参照 その気持ちは本当に「愛」なのか 中編「いびつのそのご」第2話より)。
歪んだ意思、狂った欲望が煮詰められ、強烈な快楽に支配される閉じた世界は、そこに囚われた人物達に“幸福”を与えていますが、それが決して健全でも永遠のものでもなく、歪みが限界に至りその世界が自壊した時、反動の様な不幸と害悪が撒き散らされることを示唆し、物語は重苦しく幕を閉じています。
  エッチに興味津々でガツガツとラブ&セックスを双方が求めるおねショタHな短編「やわらかお姉ちゃん」、エッチに興味を持った初心な少女が悪い男に調教され、大好きな先輩を捨てて変態セックスに夢中になっていく寝取られ系作品の連作「このトイレは修理中です!」は方向性こそ異なりつつ、ヒロイン側の積極性でエロに突入していくのは共通。
ラブエロ系統については作者の目論み通りに、ストーリーとしてのドラマ性はかなり削ぎ落とした構築ではありますが、非日常の狂気的な快楽に包まれていく連作は相応の重さを感じさせる読書感となっています。

【柔らかおっぱい装備の“普通”っぽいキャラデザの美少女達】
  ある程度の時間経過が生じている中編作ではヒロインの成長(加齢)も描かれていますが、概ねロー~ミドルティーン級と思しき制服ガールズ達で統一された陣容。
徐々に狂気に染められ、自分達を一方的に調教する男性の行動をむしろエスカレートさせる方向に走った中編作の少女のキャラクターとしての存在感は強烈である一方、その他の作品においては思春期相応に性的好奇心がある純朴ガールといったタイプの女の子が主体であり、性行為への積極性を強く打ち出す分、キャラとしての掘り下げは意外に弱めという印象。
  なお、中編作や連作においてヒロインを調教する男性キャラクターについても、少女を好き放題にしたいという分かりやすく歪んだ欲望をストレートに発揮するタイプのキャラクターであり、シンプルである分、快楽を求める少女との関係性の歪みが強調されて見えるとも個人的には感じます。
AfterTheDistortion3 ちんまりボディに微乳サイズのおっぱいを組み合わせた未成熟ボディも登場していますが、基本的には健康的な肉付きの体幹に、並乳~ギリ巨乳クラスのサイズであるふかふか柔らかおっぱいを組み合わせたボディデザインがメイン(←参照 短編「やわらかお姉ちゃん」より)。
殊更に特徴づけをしていないボディデザインに加え、黒髪ショート等のさっぱりと健康的なキャラデザもあって、“普通の女の子”的な設計になっていますが、そんな普通の少女が快楽に蕩け、時に狂うというギャップが肝要な点とも言えるでしょう。
  クドクない程度にキャッチーな萌えっぽさを有する絵柄は、短編「六畳二間とセーラー服」のみで若干印象の差異を感じますが、基本的には単行本を通して安定しており、表紙絵とも完全互換。丁寧に描き込んだ密度のある絵でありつつ、詰め込んだ印象がないのも美点でしょう。

【強烈な陶酔感が生み出される切迫した快楽への渇望】
  今回はエロ特化でという意識の強さを感じさせる様に、エロシーンは長尺の構成であり、特にページ数が多いエピソードなどでは複数のエロシチュを用意して多回戦仕様を徹底するなど、濡れ場のボリューム感はかなり強く感じられます。
  純粋スケベな少年とやはりほのぼのピュアガールの微笑ましいがっつきセックスや、だらしのないおじさんと女の子のラブエロ系といったエロシチュも用意しつつ、中編は洗脳状態での調教&無理矢理に為されるラブラブ設定のプレイ、連作は羞恥・露出系の要素を用いた寝取られ調教エロと、ダーク&インモラル系統のエロシチュに存在感が強いのは、ある意味ではいつも通り。
  殊更に淫猥さを盛り込んだ描き方ではない一方で、柔らかく変形する少女おっぱいの質感や、精液や唾液、愛液などでぬめる舌や性器などの粘膜描写の官能性は大きな武器であり、特に後者は小さなお口がち○こに吸いつくフェラ描写や、舌の絡み合うキス描写、肉棒が狭い膣内を蹂躙し、子宮口をノックする断面図描写などで強い効果を発揮。
AfterTheDistortion4ヒロインの理性が完全に飛んでいることを示す凶悪な陶酔描写や、動きに合わせたユニークな擬音の表現方法など、過激であったり特殊であったりなエロ演出も効果的に使用しつつ、それに強く依存することなく、熱っぽく蕩け、堪えきれずに漏れ出す嬌声を奏でるヒロインの痴態をじっくりと描写するのも特徴(←参照 連作「このトイレは修理中です!」後編より)。
無論、そうだからといって大人しいエロ描写というわけではなく、陶酔感の強い表情付けや熱狂的なエロ台詞は、快楽に支配され正気を損ないつつある様子を痛々しく伝える描写でもあり、純粋に心身を性の快楽で満たしていこうとする切迫感に凄味のある描き方と評してもよいでしょう。
  快楽中毒になり、精液を子宮に注がれる期待をヒロインのモノローグや台詞で語り出すことで、オーラスのアクメへと突き進むエロシーン終盤は演出密度もより高くなり、まだ子供を孕むことのできない子宮に最奥まで突き込まれた怒張から白濁液が注ぎ込まれる様は、生殖としての行為の要素を除去されている分、純然たる性的快楽の暴力性としての側面が場を支配しており、それに喜悦を覚えて震えるヒロイン達の姿もなかなかにヘビィな印象です。

  これまでの長編作に比べれば、ストーリーとしての読書感は軽めではありますが、それでも十分なインパクトを与えてくれる作品も目立ち、この作家さんらしさを感じられる作品集と個人的には感じます。
管理人は、緑のルーペ先生に、どちらかと言えばストーリー面で期待している者ですので、歪んだ狭い世界の自壊を示唆するラストで唸らされた中編「いびつのそのご」が最愛でございます。

オレイロ『イイナリホリック』

CompliantHolic アントンシク先生の『恋情デスペラード』第3巻(小学館)を読みました。ライオネルにヒドイ言葉を浴びせられてポロポロ泣いてしまう紋子も可愛かったですが(あと、サラシおっぱいポロリがよかった)、露澪の言う通り、啖呵を切って凛々しく戦う姿の方が美しいのは確かですね。
新キャラ・夜叉子ちゃんの動向にも目が離せませんな。

  さて本日は、オレイロ先生の初単行本『イイナリホリック』(ジーオーティー)のへたレビューです、たっぷりサイズの美巨乳、大変訴求力のある表紙絵でございますな。
綺麗で優しいお嬢様系お姉さんにご褒美Hをしてもらったり調教しちゃったりで彼女を蕩けさせる様子がたっぷり楽しめる1冊となっています。

CompliantHolic1  収録作は、器量好しで優しい性格、おまけに勉学も優秀な女子大生のお姉さんが年下の受験生である幼馴染の少年の家庭教師をすることになったものの、彼はエッチなご褒美を要求してきたり、エッチな悪戯で困らせてきたりで私どうなっちゃうの!?なタイトル長編「イイナリホリック」全9話(←参照 グイグイ迫ってくるイケメン年下ボーイ 同長編第1話より)。
Webコミック誌が初出ということもあってか、1話当りのページ数はいずれも24Pと標準的な分量で安定しており、エロシーンの分量をかなり充実させた作品構築で全編通しているのも安心材料と言えるでしょう。

【レディコミ的な雰囲気を有するラブエロ&ソフト調教ストーリー】
  綺麗で優しい巨乳な家庭教師のお姉さんにご褒美Hをしてもらったり、俺色に染めるために様々なエッチなプレイをして恥ずかしがりながらも受け入れてくれるという、男子垂涎のシチュエーションを多数搭載する本作は、アクセントに倒錯感を織り込みつつも概ねピュアなラブ模様がストーリーの基盤。
本作の大きな特徴は、ヒロイン側の視点で描かれている点であり、年下男子にグイグイ迫られて翻弄され、エッチな悪戯やおねだりに恥ずかしがりながらも受け入れている内に、どんどん彼のカラーに染められちゃうという困惑と心身の幸福感を丁寧に描いており、全体的にレディコミ的な雰囲気を強く有しています。
CompliantHolic2ヒロインに対して各種羞恥プレイ的な行為をやや強引に強要したり(←参照 学園祭の展示室で強引に 長編第6話より)、時々拗ねてヒロインを振り回したりといった、ワガママちょいSイケメン男子は、女性読者受けはかなり良さそうなキャラクターですが、男性読者の評価は割れそうな印象があります。
とは言え、このちょいSイケメン君が活躍するおかげでヒロインの恥ずかしそうな表情やエッチに蕩けた痴態を拝めるのであり、また、最終話でこれらの行為はお姉ちゃんヒロインを独占したいというピュアな恋心によるものだと本人が告白するので、モテないおじさんである管理人などはイケメンだから許される感を覚えるものの、ちゃんとハッピーエンドで綺麗にまとまるため、読後感は良好に仕上がっています。
  夏の水着イベントに学園祭やクリスマスH、初詣&姫初め、合格おめでとうセックス等々、季節に合わせた各種イベントとその趣向に沿ったエロシチュを多数搭載するのは長編ならではの大きな美点と言えるでしょう。
その一方、ヒロインのラブ&エロの戸惑いという作劇のコンセプトは明確に一貫しているため、各エピソードの骨子が金太郎飴状態になり、結果、長編全体としては話の抑揚に欠け、ボリュームがある分、やや冗長なストーリーと感じることはあります。

【ちょっと押しに弱いお嬢様系お姉さんと強引イケメン男子】
  ヒロインとイケメン男子の関係性をたっぷり描く作品であるため、他の登場人物はせいぜいモブキャラが出る程度であり、お嬢様系女子大生のさゆ姉の一人ヒロイン制となっています。
清楚なお嬢様系の才女であり、押しに弱い面もあるも優しく穏やかな性格、性感を感じやすい豊満ボディで気心知れた幼馴染のお姉さんという男性読者にとって大変にドリーミーな属性を取り入れた黒髪巨乳美人なさゆ姉のキャッチーな魅力は一人ヒロイン制で作品を牽引するに十分なものと言えるでしょう。
  年下男子との組み合わせですが、童顔ではありつつ等身高めのスレンダー長身ボディのイケメン主人公であるためおねショタ的な色彩はかなり薄く、上述した様にヒロインに強気で迫るちょいS男子(でも恋愛感情が暴走しているだけなのさ☆)は、女性読者の諸氏にとっては大いにキャッチーなキャラと推察しますし、男性読者諸氏にとっては愛憎伴うキャラとなってくれることでしょう。
CompliantHolic3作品の趣向もあって、殊に困ったり恥ずかしがったりな表情付けに魅力が高いヒロイン・さゆ姉は、先端に控えめサイズでピンク色の乳首&乳輪を頂くふかふか巨乳の持ち主であり、これまた十分な肉感のある桃尻に鏡面仕様の股間を備えたエロバディとなっていますが(←参照 ご褒美のスイーツ女体盛りプレイだ! 長編第2話より)、一方で繊細な描線を基調とする絵柄の性質もあって、各体パーツの淫猥さをたっぷり織り込んだボディデザインと異なり、柔らかさ・繊細さを担保したスタイル。
前述した様に各種季節イベントをこなすこともあって、お姉ちゃんの巨乳ボディを彩る衣装は多彩に用意されており、小さめビキニやスク水、サンタコスに着物姿、女子校生の時の制服に清楚な私服姿等々を様々に投入。
  少女漫画的な繊細さを萌え系絵柄に昇華させたタイプの画風であり、流行ど真ん中のキャッチーなアニメ/エロゲ系の絵柄とは趣を異にしていますが、全体的なレディコミ的な雰囲気との相性は非常によく、翻弄されがちな線の細いヒロインとの親和性もかなり高いと感じます。

【綺麗なお姉さんが陶酔感たっぷりに蕩ける痴態描写】
  前述した様に、ストーリー全体としての構成に強いドラマ性がない一方、エロシチュのコンセプトが明確である分、良くも悪くもシナリオパートに尺が取られておらず、その分たっぷりと濡れ場にページ数を割いており、複数のエロシチュを投入するなど、抜きツールとしての満腹感は相応に強くなっています。
  全般的にイケメン男子側がリードを握るシチュエーションとなっており、ご褒美セックスのおねだりも強引に推し進めますし、コスプレHや電車内や大学の展示室内、人気のないビーチなどにおける羞恥系シチュエーションでのセックス、大人のオモチャやオナニー実践などの各種プレイなどもグイグイとヒロインに迫って受け入れさせる無双ぶりを発揮。
とは言え、綺麗なお姉さんを困らせるという野郎のスケベな妄想を叶えてくれる一方で、ヒロイン側も幼馴染のイケメン君に積極的に求められるという状況にまんざらではなく、変わっていく自らの肢体に困惑しつつも、当初は処女であったのにすっかり快感に蕩けていく自身を受け入れてどんどんセックスの深みにはまっており、トータルとしての嗜虐性や征服感はむしろ弱くなる設計と言えます。
  前戯パート⇒抽挿パートという一般的なシークエンスを、状況を変化させて2回程投入するなど、エロ特化ならではのやや特殊な多回戦仕様を用いているのも大きな特徴であり、前戯パートにおいては、おっかなびっくりながら一生懸命なフェラやたっぷりバストを活用してのご奉仕プレイと共に、さゆ姉の柔らかボディの各所性感帯をたっぷり愛撫したりオモチャで弄ったりで快感を以てメロメロにする描写も充実させています。
CompliantHolic4抽挿パートでは、結合部描写の簡素さや淫猥さの不足にやや弱点を感じるものの、綺麗なお姉さんがイケメン男子のちょっとした言葉責めや優しくも力強いピストンに心も体もすっかり蕩けてしまい、くしゃっと蕩けきった表情を浮かべながらだらしのない嬌声を上げちゃう痴態をたっぷりお届けしており(←参照 このふにゃふにゃフェイス! 長編第7話より)、十二分な陶酔感を打ち出しています。
 何ぶん感じやすい体質であるため、乳首やクリなどの性感帯への刺激に敏感に反応し、膣内を突かれるたびに快感を高めていくヒロインがすっかり蕩けきったところで中出しフィニッシュでのアクメに追い込むシークエンスを前述の通り複数回投入しており、小ゴマ連発でややごちゃごちゃとした画面構成や演出の一本調子に難点を感じさせるものの、量的に圧倒できる余裕を感じさせているのは美点でしょう。

  ちょいSイケメン主人公の行動パターンをどう感じるかで、特に男性読者の好みは割れる印象もありますが、綺麗で優しい黒髪巨乳お姉さんが恥らいながらもエッチに蕩けるという魅力は幅広い層に訴求できるものであり、抜きツールとしての充実感もしっかりとあります。
男性諸氏に加え、年下イケメンに翻弄されるちょっと倒錯的なシチュをお求めな淑女諸氏にお勧めできる1冊かなと個人的には思っています。

ボボボ『FRESH FLESH』

FreshFlesh 野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』第9巻(集英社)を読みました。杉元グループと土方グループが組んだら最強に思えるわけですが、悪鬼羅刹の如き杉元の強さがアシリパさんや白石に不安や恐怖を感じさせるものになっているのが、強いて言えば一つ綻びの種なのかと感じるところ。
それにしても、さらにクレイジーな装いになった二階堂、本当にしぶといですねぇ・・・。

  さて本日は、ボボボ先生の『FRESH FLESH』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本『むっちりすけべ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
爆乳&巨尻なグラマラスボディをお持ちなスケベ美女達とのパワフルな貪欲ファックが詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編・掌編で計13作。なお、短編「ともだちだっこ」は前々単行本(初単行本)『PLDK』(コアマガジン)に収録の短編「ともだちごっこ」の続編となっています。
フルカラー掌編2作(共に4P)を除き、1作当りのページ数は10~24P(平均19P弱)と幅はありつつ平均値としてはやや控えめな部類。ストーリー面での読み応えには乏しいですが、お肉たっぷりボディの存在感を活かしたエロシーンの質的・量的なボリューム感で満足させてくれる作品構築となっています。

【エロまっしぐら!なパワフル&イージーな作劇】
  エロコメ・ラブコメ系統を軸としつつも、下種な男による女性への調教・凌辱系、はたまた寝取られチックな作劇もあるなど、シナリオワークの方向性は比較的多彩ではあるものの、一貫しているのはエッチが気持ち良ければオールOK!といったパワフルな快楽全能主義。
FreshFlesh1ツンデレな妹ヒロインが本当の気持ちを露わにして貪りラブラブHな短編「ブラコンフリクト」、ドスケベボディの兄嫁さんに悪戯しようとして逆に主人公が喰われることになる短編「アニヨメミルク」など、ラブコメ・エロコメ系統では王道の棚ボタ感やドタバタ模様の楽しさで魅せています(←参照 ギャル兄嫁の逆襲 短編「アニヨメミルク」より)
これに対して、妹さんをチャラ男の魔の手から守るべくお姉さんがそのエロボディを差し出して~な短編「おねえちゃんはソレを許さない!」、初めてできたピュアそうな彼女さんには既に複数のセックスフレンドがおり、いきなり乱交の現場に誘われて主人公大ショックな短編「君のすべてを・・・」などは、凌辱・寝取り系のテイストを有する作品となっています。
とはいえ、この状況下において、少なくともヒロイン側には悲壮感や絶望感がほとんど無いのも大きな特徴で、貪欲に主人公男子をエッチに誘うエロコメ系統の作品におけるヒロイン達と同じく、基本的には状況に満足して、自らセックスの快楽を求めているため、あっけらかんとしたエロ三昧のポジティブさがあると評し得るでしょう。
  また、基本的には棚ボタ展開のイージーな展開や、エッチなお姉さん側の好意や性欲も含め、飾り気のない素直な感情を表現する描写がある作品が多く、エロのパワフルさ・明け透けさもポジティブでアッパーな印象を高めていると感じます。
最後のコマまでエッチを続けていることが多いなど、作品の〆を重視するタイプのシナリオ構築ではなく、エロシーンでの雰囲気そのままにフェードアウトして結果オーライ!といった感じの印象を残す読後感であり、良くも悪くもその軽快さが大きな特徴と言えるでしょう。

【爆乳&巨尻なグラマラスボディの綺麗なお姉さんヒロインズ】
  ハイティーン級の美少女さんも少数名存在するものの、女子大生~30代後半程度のアダルト美女が多い印象であり、また後述する完熟ボディのデザインもあって、全体的に幼げな可愛らしさよりかは成熟した色香が香るタイプのお姉さん~おばさんとしての印象が強いタイプ。
短編・掌編集ということもあって、ヒロイン陣の設定は多彩であり、貧乏な金髪ロシアンガールにドスケベ巫女さん、黒ギャルな兄嫁に超甘やかしなママさん、ドスケベ美大生な先輩美人にかなりキツい態度で“ツン”を示すツンデレ&ブラコンな妹ヒロイン、ちょっと天然なクール系科学者さんなど、様々なヒロインが登場しています。
男女どちらが主導権を握るのかは、前述した多彩なシナリオの方向性によって異なりますが、いずれにしてもヒロインがドスケベというのは皆さん共通しており、積極的に男性を誘惑したり押し倒したりする肉食系女子もいれば、男性に翻弄されつつそれに充実感を覚えちゃうエロ淑女も存在。
FreshFlesh2  ヒロインの年齢設定等によりボディ全体の肉感には比較的スレンダー寄りのタイプから駄肉たっぷりタイプまで一定の幅はありますが、頭のサイズを比較的抑えた上で等身高めの体幹に大変に柔らかい質感と重量感を感じさせる爆乳(←参照 Jカップ爆乳だ! 短編「おねえちゃんはソレを許さない!」より)、それに負けず劣らずボリューム感のある巨尻にむっちむちの太股を組み合わせたグラマラスボディであることは概ね共通。
男性よりも身長が高く、肉感の強さに加えて“ガタイの良さ”も感じさせるボディデザインや、比較的登場頻度の高い陥没乳首、キャラによってはもさっと濃く茂る陰毛など、ある程度クセのある淫猥な体パーツ描写、ムキムキなマッチョマンや下種フェイスのチャラ男彼氏君、だらしのないスケベフェイスの思春期ボーイなどなど、秀逸なデザインながら好みは大きく割れそうな男性キャラの造詣なども大きな特徴と言えます。
  短編「ともだちだっこ」のみ初出が5年前とかなり古いため、タッチや描線の濃淡などがかなり異なりますが、その他の作品の絵柄は概ね一貫しており、アナログ作画的な描線の勢いや程好い濃淡のコントラストといった美点を有して表紙絵とほぼ完全互換となっています。

【グラマラスボディの圧倒的存在感と勢いのある画作り】
  ページ数に幅があるため、割合に短めの濡れ場となることもあれば、たっぷり長尺を取って攻防の変化や中出し連発の多回戦仕様とすることもありますが、どちらにしても前述したお肉たっぷりボディの存在感の強さもあって質的な満腹感をしっかりと打ち出しています。
FreshFlesh3美大生さんによるおちんこ観察&お口で質感チェック、エッチなママさんによるパイズリご奉仕(←参照 短編「安達先生やめないで」より)、クール美人科学者さんの二本同時フェラに優しいママンの授乳手コキなどなど、ヒロインのキャラ設定に合わせつつドスケベヒロイン達の積極性を物語る多彩なプレイを前戯パートに投入。
ヒロインの羞恥心を刺激するような、爆乳や秘所への愛撫やねっとりディープキスなどのプレイも、一定の嗜虐性・征服感を充足させつつ、そんな下種プレイもヒロイン達を興奮させるための要素であり、既に愛液でたっぷりと濡れた秘所に挿入すれば“ぶちゅん❤”というぬめった締め付けを強調する擬音でま○こがち○こを歓迎して、ピストン運動が開始されます。
  ヒロイン側が主導権を握ったまま騎乗位でガンガン腰を振って肉棒を搾り取るケースもあれば、男性側がデカ尻をがっつりホールドして秘所と尻肉めがけてパワフルなピストンを繰り出すケースもありますが、いずれにしてもエロエロヒロインはセックスの快感を強烈に感受して紅潮した蕩け顔で乱れまくり、喜悦の声を上げることはほぼ共通。なお、野郎連中の気持ちよさそうな顔や半狂乱フェイスなどでも勢いを出していますが、これは好みを分ける要素かもしれません。
FreshFlesh4涙や涎に濡れて熱っぽく蕩ける表情付けや、言葉にならないハートマーク付きの嬌声、ぬめった質感や勢いを感じさせる各種擬音などで演出の密度を打ち出しつつ、爆乳や巨尻の存在感を強烈に打ち出す構図のストレートなアタックの強さを存分に打ち出した絵作りが確たる魅力なのは間違いないでしょう(←参照 デカ尻めがけて! 短編「ぽーず!!」より)。
  大ゴマでの中出しフィニッシュも含め、バスト&ヒップや結合部を見せつける構図でパワフルさを打ち出しつつ、挿入とそれへのヒロインの反応で魅せる2P見開きでの4連並行コマや、男女双方の表情と結合部での出し入れを交互に魅せるコマ配置など、大ゴマ単発での威力に依存しない技巧的な画面配置も高く評価できるポイントと言えます。

  爆乳&巨尻な美人さんと棚ボタ展開でガッツリファックしたいなぁ!ろいう要望にストレートに応えてくれる作品集となっており、その豊満ボディの存在感もあって満足感のある抜きツールとして機能しています。
個人的には、黒ギャル兄嫁さんの猛烈エロ反撃に翻弄される短編「アニヨメミルク」と、強気で真面目なお姉さんがチャラ男君にがっつりやられてしまう短編「おねえちゃんはソレを許さない!」に愚息が大変お世話になりました。
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