2016年09月

室永叉焼『豊満むっちりパイ❤』

FullVolumePie そろそろ秋の新しいアニメ番組が始まる時期ですね。個人的には『オルフェンズ』第2期と『SHOW BY ROCK!!』の第2期、『バーナード嬢曰く。』あたりを楽しみにしております。
色々と観て、今のオタクコンテンツの状況を俯瞰したいなぁとも思うのですが、ハードディスクの肥やしになってしまうことも多くて悩みがちですねぇ・・・。ところで、褐色美女が登場する作品はないですかね?

  さて本日は、室永叉焼先生の『豊満むっちりパイ❤』(三和出版)のへたレビューです。今単行本で2冊目となる作家さんですね。
乳肉・腹肉・尻肉たっぷりの豊満マシュマロボディなお姉さん達とのお気楽エロコメ&お肉に包まれるセックスがはち切れんばかりに詰まった作品集となっています。

FullVolumePie1  収録作は、出会い系サイトで出会ったセックスフレンドの女性は豊満ボディなエロ美人さんでおまけに彼女が新たなセフレ美人さんを連れてきてウハウハに~な連作「デカパイセフレカノジョ」前後編(←参照 夢の豊満爆乳ダブル乳揉みだ! 連作後編「デカパイセフレカノジョ×2」より)、および読み切り形式の短編・掌編9作。
フルカラー掌編「肉感アイドル❤誘惑ハメ撮り」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで推移。いい意味でストーリー面での読み応えはほぼ無く、軽い読書感の中でお肉まみれのエッチを満喫できる作りとなっています。

【程好くお馬鹿でアッパーな雰囲気の快活エロコメディ】
  ちょっとマニアックな要素をエロやキャラデザに盛り込んで特徴を打ち出しつつ、読み口そのものは明るく軽くしてニッチなネタを比較的幅広い層に訴求するという作風は三和レーベルの十八番とも言うべきものであり、今単行本もそのスタイルを踏襲。
FullVolumePie2作劇スタイルは分かりやすくエロコメ系であり、恋愛要素はほぼ無い一方で、野郎連中やエッチなヒロイン達の欲望が素直に発揮されたり、目的達成のためにイージーにエロ的手段に訴えたりで(←参照 「全部こんな感じか?」「全部こんな感じです」 短編「イかせて!カナ先生」より)、明るく楽しくエロ模様をお届けするスタイル。
黒ギャルな妹さんが姉への対抗意識を燃やして姉の彼女を肉弾戦(お察し下さい)で寝取る短編「悪魔の肉々もんすたぁ」、純真無垢な金髪巨乳のお弟子さんにエロ指導な騙しエロ的要素がある短編「YOUはナニしに日本へ❤」といった場合によっては暗くなる作劇要素を含む作品もありますが、本作はそれらも含めて能天気にコメディに昇華するスタイルと言えるでしょう。
  全般的にがっつり欲望任せで突き進むスタイルではあるのですが、それでいて殺伐とした印象がないのは、男女いずれも「エッチなことしたい!」「気持ちいいことって嬉しい!」という非常に素朴な欲望が表出されているためであり、そこに悪意が伴わず、打算があったとしても共感できるものとして描かれていることが、ある種の心地よさや微笑ましさを生んでいる特長であると評し得るでしょう。
  各作品のオチはギャフンオチも含めたコミカルなものであり、ごく一部の作品を除けばエッチに邁進したエロエロ男女がハッピーに彼ら彼女らのエロライフを頑張っていく様子を描くポジティブさが大きな特徴と言え、実にイージーな作劇でありつつほのぼのとした幸福感を喚起してくれる作劇であると強く感じます。

【爆乳&巨尻の柔らか弾力お肉がたっぷり詰まったむちむち女体】
  一部に女子校生・女子大生クラスの美少女さんも存在しますが、基本的には20代~30代半ば程度と思しきアダルト美人さん達が主力であり、綺麗でエッチなお姉さん的ポジションのヒロインが多い印象
短編メインということもあってヒロインの設定は多彩であり、セフレ募集のエロエロお姉さんに、日本に陶芸を学びに来たピュアマインドの金髪巨乳外国人さん、黒ギャルさんにいわゆる“オタサーの姫”、友達のお母さんに女教師、アイドルさんなどなど、様々な設定・職業のヒロインが登場。
それらの設定をどう生かしてエロに持ち込むかというのもエロコメとしての魅力であり、プレイや台詞回し、使用するグッズなどで各設定に由来する要素を盛り込んで、コメディとしての面白さを増したり、エロの味付けの多彩さを確保したりしているのは、小さくない美点でしょう。
  程好くデフォルメを効かせた絵柄で描かれるヒロイン達の女体は、デブキャラではなくウェストもある程度は締まっているなど一定のバランスは保っていますが、むちむちと弾力溢れるお肉がたっぷり詰まったぽっちゃりボディであり、バスト&ヒップ&太股はもちろんのこと、お腹の駄肉感なども含めて非常にボリューミィな女体の存在感で突き抜けます。
FullVolumePie3勿論、お尻や太股の存在感もたっぷりとエロシーンで見せつけつつ、特に目立つのはむにゅんむにゅんと柔らかな弾力感を有する巨乳~爆乳であり、自重で撓む二つの特大おっぱいを揉んだり吸ったり挟んだり、たっぷり揺れたり弾んだりなおっぱい描写を大変に充実させているのは大きな魅力(←参照 この柔らかい質感と重量感! 短編「悪魔の肉々もんすたぁ」より)。
  女体のお肉感への希望を詰め込みまくったボディデザインは完全にエロアピール最優先の作りではあるのですが、前述した適度なデフォルメ感も含め、明るく描線がくっきりとした漫画絵柄は幅広い層に受容可能な親しみ易さを有しており、クドさをあまり感じさせない印象になっているのは、エロ・シナリオ両面において加点材料となっています。

【たっぷりお肉のエロボディの存在感で魅せるエロ描写】
  フルスロットルでエロまっしぐらな潔い作風であり、かつそれでいて楽しい雰囲気はしっかりと導入パート・エロシーンを通じて形成されているという安定感のある構築によって、十分に長尺のエロシーンをスムーズに提供しているのは抜きツールとしての信頼感につながっていると言えるでしょう。
  前述した通り、妹さんの姉貴の彼氏くん寝取りエロアタックや、純真無垢なヒロインを騙してエロ特訓、はたまたアダルトショップの店員希望な女の子にグッズでセクハラといったエロシチュもありますが、それらも含めて和姦エロで統一されており、目前のエロい出来事を堪えきれずにエロに突入していく、ある意味では健康的な貪欲さでエロを満喫するアッパーな雰囲気が大きな魅力。
  前戯パートでは、どたぷん爆乳の弾力感溢れる柔肉を揉み込んだり、乳房のサイズに比例して大き目の乳首や乳輪に吸いついたり、ダブルパイズリや着衣パイズリも投入し、ち○こを双球の間にフル収納するパイズリ描写を充実させたり、おっぱいの谷間に頭を埋めるぱふぱふ的状況があったりと、圧倒的なサイズ感を誇るおっぱい関連の描写を充実させています。
FullVolumePie4このおっぱい大充実な前戯パートに十分な尺を設けるために、抽挿パートが量的にやや圧迫されるケースもありますが、パイパン肉厚ま○こに挿入して開始する抽挿パートにおいてもゆさゆさと重たげに揺れる爆乳や、激しく振られる巨尻(←参照 このビックサイズ尻の存在感! 短編「ミルキーなママの味❤」より)、男性の体を包み込む柔らかさMAXのボディなど、女体そのものの存在感を前面に打ち出す描写・構図によって質的なボリューム感を強く打ち出しています。
  エロ演出については特に凝った手法を用いておらず、ある種ギャグ的なものも含めてエロに夢中な台詞回しや、ドロリとした白濁液の描写、臭味は抑えつつ適度な淫猥さを有する粘膜描写に基づく結合部アップ描写や断面図、ピストンの力強さを物語る衝撃演出や擬音などを使用していますが、演出密度・強度はむしろ抑え気味にして女体そのもののエロさでストレートに勝負するスタイル。
ちょっぴりアへ顔チックなアクメ顔を浮かべながら絶頂台詞を叫ぶヒロイン達の表情・グラマラスボディ、白濁液が溢れかえる結合部をセットで提供な大ゴマ~1Pフルのフィニッシュシーンは相応に演出強度を高めており、そこまでの勢いを十全に活かした抜き所になっています。

  むちむち柔らかボディに包まれたい!がっつりファックして気持ち良くなりたい!という願望を素直に叶えてくれる作品集であり、読書感も実用面での使用感も大変ポジティブにまとまった1冊と言えるでしょう。
個人的には、黒ギャルさんの肉感ボディに包まれながらたっぷり搾られる短編「悪魔の肉々もんすたぁ」と、ムチムチボディのダブルヒロインのお肉に完全包囲される3Pセックスな連作後編「デカパイセフレカノジョ×2」が特にお気に入り。豊満ボディを愛する諸氏にお勧めな1冊です。

無道叡智『ことなていすと』

KotonaTaste 七尾ナナキ先生の『helck』第7巻(小学館)を読みました。ある種ギャグ的でもあった第1巻でのヘルクの言葉が、ヴァミリオ様からこうした形で返って来たのは大変感動的で、やはり何かを救うとすることこそ“勇者”なんだと感じ入った次第。
青肌は青肌で好きなのですが、お気に入りキャラのヒュラさんが褐色肌でなかったのはちょっとだけ残念でしたね(趣味の問題

  さて本日は、無道叡智先生の『ことなていすと』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ろりちゃらぶ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ちっちゃなぷにぷにボディのエンジェル達とのほのぼのイチャラブ模様&感じまくりな処女セックスが詰まった1冊となっています。

KotonaTaste1  収録作は、普段はちびギャルな格好をしているけれども大好きな先生の前では清楚なお嬢様系の格好をするなど先生のリクエストに応えてくれる女の子な連作「せのびっちブラック」前後編、中○生になるにあたってエッチのお小遣いやら服装やら、そして恋やらを頑張ってレベルアップさせていく女の子な連作「ランクアップ」「レベルアップ」(←参照 制服の着こなしをレベルアップ! 連作後編「レベルアップ」より)、および読み切り形式の短編6作。
なお、短編「ビッチ!?」は前単行本に収録の短編「ビッチ!!」の続編となりますが、前作を読んでいなくても理解のしやすさや面白みにはほとんど影響はないでしょう。
フルカラー短編「最後で最初のクリスマス」(8P)を除き、1話・作当りのページ数は12~26P(平均19P弱)と幅はありつつ、控えめな部類。多少小粒ではありますが、読み口のよいライトな作劇と、程好いアタック&ボリューム感のあるエロとでバランスよくまとまった作品構築と言えるでしょう。

【優しく楽しい雰囲気のピュアなラブエロ模様】
  表帯にあるキャッチコピー“あかるく、たのしく、きもちよく!!”という看板に偽りなく、ちっちゃなヒロイン達とのラブエロ模様を適度にコミカルで朗らかな雰囲気の中で描く陽性の口リエロ漫画であり、作中の幸福空間に浸れる作りと評し得るでしょう。
  初恋という要素も含め幼き性愛に溺れた過去を振り返りながら現在目にしている少女にその思い出の中の少女を重ね~という短編「Rewind」は話のオチも含めて多層的な構造を持つストーリーテリングが魅力であり、また短編「ビッチ!?」の様に理想的な少女総についてのブラックジョーク的なオチを迎える作品もありますが、基本的には心地よくかつ軽い読み口を以てキュートなヒロイン達との性愛を描きます。
KotonaTaste2短編「きょうだいおやこ」の主人公をママ的ポジションで甘やかしてくれる年下少女は、所謂“バブみ”をたっぷり盛り込んだキャラ造形ですが、その他のヒロインについてもピュアな恋心で主人公を慕い、その性的欲望を余すところなく受け入れてくれる天使めいた存在として描くことで(←参照 天使! 連作前編「せのびっちブラック」より)、二次元ならではのドリーミーな幸福感を形作っていると言えます。
前述した短編「Rewind」の過去と現在がつながるラストや、短編「ビッチ!?」のブラックジョークオチなどは多少の例外ではありますが、その他のラストはほのぼのギャグ+微笑ましいラブラブ模様で柔らかくまとめたものであり、作中で形成された幸せな雰囲気をそのまま保つラストとなっています。
  全般的にストーリー性は強くなく、物語としての起伏があるタイプではありませんが、その分、ヒロインである女の子達の可愛らしさに最初から最後までスムーズに意識を集中させてくれる作りであると言え、登場人物達が男女いずれも楽しそうで幸せそうであるという全作品に共通する美点が生きているシナリオワークと感じます。

【小振りなバスト&ヒップのぷにぷに感が魅力の未成熟ボディ】
  これから制服を着用することになる卒業間近ガールも含め、高学年クラスのランドセルガールで統一されたヒロイン陣となっており、さすが安心のLOレーベル。
見た目は派手なちびギャルだけど中身は純粋な女の子であったり、お兄ちゃんラブな女の子達であったり、性的に無知である故にエッチ方面でちょっと暴走しちゃう真面目系ガールであったりと、それぞれキャッチーな属性を付与しつつ、前述した通りにピュアなエンジェルであることは共通しており、その純粋さならではのラブ&エロへの感情や興味の表出の仕方に愛らしさがあると言えるでしょう。
  男性キャラクター達についても、少女性愛者でありつつ、それに付随することもある邪さや反社会性はなく、大好きな女の子とのラブエロ模様に一喜一憂する善良な人物として描かれており、この描き方も作中から不穏な空気を取り除くことに大きく貢献。
KotonaTaste3  成人男性との対比において小さく描かれた少女ヒロイン達の肢体は、ぺたんこ~二次性徴期特有のとんがり気味小振りバストの薄い胸に寸胴気味のお腹、ぷにぷにと柔らかい無毛の股間にお尻を組み合わせた好事家垂涎の体型となっており、全体的に肉付き控えめでありつつ、小ぶりなバストやヒップといった局所的なぷにぷにとした柔らかさをエロさの基盤とするスタイル(←参照 短編「こどもブリーダー」より)。
ガーリーな衣装やキュートな下着、スク水+制服のマニアックな組み合わせにスポーティーな陸上競技の服装等々、年頃に合わせた着衣を選択し、丁寧に描くことでヒロイン達の可愛らしさを増強しているのも大きなポイント。
  今回の単行本で10冊目となる十分なキャリアを有する作家さんであり、表紙絵と同クオリティのキャッチーさと適度に萌えっぽいキュートネスを有する絵柄は単行本を通してしっかり安定しており、コミカルなシーンのデフォルメ絵なども魅力的です。

【程好いアタックのエロ演出を重ねるエロ可愛い痴態】
  過去の性戯と現在の性行為の重なりを描く短編「Rewind」ではストーリー描写にも力を入れつつ、二つのエロシーンを楽しめるボリューム感がある作品ですが、その他の作品ではページ数がそもそも多くないこともあってたっぷり長尺とは言い難いものの、キュートなヒロイン達の痴態を十分に味わえる作りにはなっています。
いずれも和姦エロではありつつ、マッサージやお仕置きプレイといった性的ではない行為から徐々に性行為に発展していって~という描き方もあれば、ラブラブな年の差カップルによるイチャラブ模様を描いたり、男性の好みに合わせたコスプレ的なエッチがあったりとそれぞれで味付けに一定のバリエーションを加えています。
  前戯パートでは、小さな肢体の薄いバストの先端をこりこりとつまんだり、ぷにぷにな股間をまさぐったり、極小ビキニやスク水とその弾力股間にち○こを挟む素股をしたり、沁みつきおパンツをじっくり観察したりと、ヒロインの未成熟ボディを視覚的にも触覚的にもたっぷりと満喫できる多彩なプレイを投入。
清楚系とみせて実は腹黒ビッチさんが登場の短編「ビッチ!?」では彼女の処女を大事に思うオタク男子が見事に騙されて挿入なしで彼女の肢体で抜かせてもらう3Pセックスを展開していますが、その他の作品では処女であるヒロインの小さなパイパンま○こに挿入してピストン運動を開始。
KotonaTaste4破瓜の痛みはほとんどなく、主人公も相手を気遣って最初は優しいストロークになっていますが、ヒロイン側も快楽にどんどん包み込まれていき、キュッと瞳を閉じながら乱れた描き文字で表現される嬌声を上げて、未知の快感にすっかり包み込まれている痴態を示していきます(←参照 短編「フィジトレ!」より)。
  性器結合を果たしつつの唇を併せたり、ヒロインの体を優しくホールドしながら体位を変化させたりといった描写で、男女の体の大小を対比させつつ、彼女達の肢体を優しく支えながら小さな膣内に白濁液をたっぷり注いで初めての中出しアクメを迎えさせる様を明確な結合部見せつけ構図の大ゴマ~1Pフルで見せつけて強力な〆としています。

  女の子達が可愛くて、かつその可愛らしさを壊さない優しい雰囲気の中で相応にパワフルなエッチを見せてくれるという精神的負荷が小さいハッピー口リータ作品として安心してお勧めできる1冊。
個人的には、普段のちびギャルの姿も、黒髪ロングなお嬢様系ガールの姿もどちらも可愛いヒロインの天使の如きピュアラブ模様が味わえる連作「せのびっちブラック」が特にお気に入りでございます。

ユズハ『はじめてえっち』

MyFirstH  吉元ますめ先生の『くまみこ』第7巻(メディアファクトリー)を読みました。冒頭から一体何が始まったんだ!?と思いましたが、勝手な企画段階とはいえ、これはこれでありだな!って感じですね。まち本人は絶対に嫌だと思いますけども。
それにしても響ちゃんの浴衣姿、いつもの姿とギャップもあって可愛かったですねぇ。

  さて本日は、ユズハ先生の初単行本『はじめてえっち』(ジーオーティー)のへたレビューです。ばつ先生の初単行本もそうでしたが、アンスリウム出身の新鋭作家さん達には勢いを感じますね。
エロ可愛い美少女ヒロイン達との甘いラブ模様と彼女達がくしゃくしゃに蕩けるエロ描写が光る作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編・掌編で計11作。フルカラー掌編「きもだめしラブモーション」(4P)を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで推移。シナリオ面での読み応えは乏しいですが、居心地よく作品世界に浸れる作劇であり、また質的にも量的にも強すぎず弱過ぎずのちょうど良いボリューム感のあるエロ描写と感じます。

【王道的な魅力と心地よい心情描写で魅せるラブエロ系】
  彼氏君と口論してしまった純粋な長身ガールが悪い男にナンパされてしまい~という寝取られ展開が描かれる短編「ふわふわしょーこ」、憧れの男子に好かれるために巨乳に為りたい貧乳ガールが秀才だけど奇人な男子の妖しげな巨乳育成術をされて~な短編「がんばれ!小田さん」などの例外もありつつ、基本的には男女の恋模様を柔らかい雰囲気で描くラブコメ系の作品が主体。
MyFirstH1幼馴染ヒロインの積極的なコスプレ姿のラブアタック(短編「いちゃLove大作戦」)、雨宿りで世話をしてあげた女の子は実は家出してきたお嬢様でメイクラブ(←参照 お嬢様の大胆なお願いだ! 短編「あめのちはれ」より)、ギャルな容姿と言動だけど素の中身は普通の乙女な彼女さんと彼女を気遣うオタク系彼氏君の初々しい初めてお家H(短編「見た目とちがうの!」)など、スタンダードなラブコメとしての作劇・展開を備えています。
シナリオラインとしては、男女のちょっとしたすれ違いや不器用さ、相手を思いやる故の遠慮といった普遍的な障壁を、二人が素直な気持ちと性欲を互いに打ち明け合うことで恋愛関係が成就されるという流れであり、オーソドックスではありますが、それ故に共感しやすさや微笑ましさを感じられるのが作劇面での美点。
後述するようにヒロイン達の感情を物語る表情描写は大きな魅力であり、彼ら彼女らの微笑ましいラブエロ模様に適度なエモーショナルさを織り込んでおり、作劇の骨格は平凡ですが、決して退屈であったり平板であったりしない読み口に貢献しています。
  前述した短編「がんばれ!小田さん」では最終的にヒロインと主人公との関係が持続する形式になっていたり、短編「ふわふわしょーこ」においても明確な寝取られエロではありますが、堕ちモノ的な悲劇性や寝取られる側の絶望感にはストーリー中では強く踏み込まないため、その他の優しい読み口のラブエロ系と雰囲気の落差は小さく留められているとも感じます。

【ふかふかと柔らかなたっぷりバストの美少女ヒロインズ】
  教え子の少年を優しく指導しやる気を出させてくれるエッチな家庭教師の先生(短編「ごほうび☆せんせーしょん」)など、女子大生クラスと思しき女性キャラクターも数名登場していますが、ヒロイン陣の過半数を占めるのはミドル~ハイティーン級と思しき美少女ヒロイン達。
MyFirstH2クール美人な先輩、エッチなお姉さん、貧乳がコンプレックスなツンデレ系暴走娘、主人公ラブな幼馴染に中身は乙女のギャル娘等々、キャッチーなキャラクター属性を搭載してキャラとしての分かり易さを固めつつ、相手の素直な気持ちを確認して彼女達の恋路が実った瞬間の嬉しそうな表情付けなど(←参照 よかったねぇ! 短編「ヘンタイかのじょ」より)、喜びや恥ずかしさなどの心情表現で彼女達の愛らしさを魅せ、ラブエロ系としての作劇の魅力も高めています。
  短編集ということもあって前述した様に多彩な設定・属性のキャラクターのヒロインが揃っていますが、例えば少年っぽい見た目のボーイッシュガールや貧乳ツインテガール、長身巨乳娘さんにクールで知的な先輩、ふわふわと柔らかい雰囲気の優しい年上女性など、それぞれの設定にあったキャラデザも描き分けているのも視覚的な多彩さに貢献。
なお、単行本タイトル通りに初めてのエッチというケースが多く、全ヒロインがそうではないですが、ヒロインの処女率は相応に高くなっています。
MyFirstH3  短編「がんばれ!小田さん」に登場する貧乳がコンプレックスな陸上娘・小田さんなど、2名ほど貧乳ガールも存在しますが、その他のヒロインはふかふかと柔らかな巨乳~爆乳をお持ちであり、パイズリの投入率が高いことや(←参照 ギャル子ちゃんのパイズリご奉仕 短編「見た目とちがうの!」より)、陥没乳首の乳首掘りやおね×ショタのおっぱい吸いなどのプレイを用意するなど、エロシーンでもおっぱい関連の描写・プレイが充実しています。
  初単行本ということもあって、絵柄には多少の変遷が認められますが、クオリティ面で著しく見劣る作品は無く、キャッチーなアニメ/エロゲー絵柄ベースとしつつ、二次元的な華やかさやあざとさを十分な修飾性の高さ・密度の高さで添加するスタイルは、幅広い層に訴求できるタイプのものでしょう。

【強い陶酔感とエロ可愛さを両立させた痴態描写】
  サクサクとエロシーンに突入するケースが多いものの、導入パート~エロシーン序盤での男女の会話やドキドキ感を基調とする心情描写などで、本格的にエロへと移行していく段階を適度に踏ませており、エロの分量をしっかりと確保する構築でありつつ、展開でも読ませる堅実な作品構成を示します。
  前述した様に、短編「ふわふわしょーこ」については、彼氏君と喧嘩しちゃった彼女さんが浮気セックス&セックス中にアクメしながら彼氏と通話な寝取られエロが描かれていますが、中盤以降彼氏君への“仕返し”として捨て鉢気味ながら自発的に浮気セックスに加担していますし、騙しエロ的な短編「がんばれ!小田さん」でもヒロイン側が途中から積極的に性行為を進展させるなど、その他のラブエロ系作品と同じくヒロイン側が徐々に積極性を示していくことは共通。
前戯パートでは情熱的に舌を絡めるキスや、柔らかふかふかな女の子ボディの感触を満喫する愛撫などで接触感を高めていき、前述した様に柔らかたっぷりおっぱいでご奉仕してくれるパイズリや丁寧に肉棒を口と舌で包み込み舐め回すフェラも投入して、キュートなヒロイン達が尽くしてくれる幸福感を喚起。
ここで射精シーンを投入しておっぱいやキュートフェイスに白濁液をぶっかけることもあれば、そのまま抽挿パートに移行することもありますが、既にトロンと蕩け始めたヒロイン達の処女ま○この受け入れ態勢は十二分であり、ち○こを受け入れてその感触を実感することで初めてのセックスを開始。
MyFirstH4  好きな相手とのエッチの嬉しさや高揚感に包まれた彼女達は、破瓜の痛みも直ぐに性的快感に打ち消され、真っ赤に紅潮した表情と蕩けた瞳、ふにゃふにゃなったお口などで蕩けきった様を表現する官能フェイスを見せ、ハートマーク付きも嬌声を堪えきれずに漏らすという陶酔感に包まれた痴態を曝け出しており(←参照 短編「がんばれ!小田さん」より)、初出時期によって演出の強度と巧拙には幅がありますが、この点がヒロイン達のエロ可愛さを抽出して実用性を大きく高める勘所。
ピストンしながらのいちゃいちゃキスや乳首弄り、クリ弄りなどの手数を組み込みつつ、乳揺れ描写や突き出されたお尻のアップ、お汁もたっぷり漏れ出す結合部見せつけ構図など、肢体そのもののエロスを存分に活かした絵を前述のエロ演出を重ねて連続させており、中出し&オーラスのアクメで蕩けきった痴態のフィニッシュまで、十分に濃密でありながらクドさはない水準を保っています。

  初単行本ということもあって、エロ演出の密度や絵柄のコントロールといった面でまだ進歩の途中という印象ですが、更なる飛躍が期待できるうえに十分にウェルメイドであり、ヒロイン達のキャラクターの魅力をしっかりと描くことは、読み口の良さとエロの実用性の両面に寄与しています。
個人的には、ギャルな見た目だけど彼氏君の前ではピュアな女の子なヒロインがキュートな短編「見た目とちがうの!」と、負けず嫌いな貧乳ガールが巨乳を目指して色々と頑張る短編「がんばれ!小田さん」が大変お気に入りでございます。

ゆにおし『ツマネタイズ』

WifeMonetize 余湖祐輝先生・田畑由秋先生コンビの『ニンジャスレイヤー』第7巻(角川書店)を読みました。「最終的に全員殺せばよいのだ!」アイエエエ、主人公の台詞とは実際思えません・・・!とはいえ、圧倒的な暴力の中で描かれる人の強さと絆が重要な作品ではあります。
余湖先生の描くユリコはセクシーでそれでいてどことなく憂いを帯びた色気もワザマエ!

  さて本日は、ゆにおし先生の『ツマネタイズ』(ワニマガジン社)のへたレビューです、なお、先生の前単行本(初単行本)『痴女で野獣』(コアマガジン)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
フェロモン溢れるグラマラスボディの美人&美熟女ヒロインとの誘惑Hor寝取られエロが詰まった1冊となっています。

WifeMonetize1  収録作は、恋人の会社での大きな失敗を庇うために悪徳社長に秘書としてその体を差し出すことになるのだが~という中編シリーズ全3話(←参照 悪徳社長の毒牙が 同シリーズ第1話「新しい秘所」より)、旦那がこさえた膨大な借金を返済するために金持ちの男性にその豊満ボディを妻が差し出すことになり~な連作「ツネマタイズ」前後編、および読み切り形式の短編6作。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均19P強)と、ほとんどの作品がコンビニ誌初出であることを考えると標準的な水準。ストーリー面でのコクや読み応えはあまり感じられませんが、エロ面での量的・質的な充実はしっかりと図られた作品構築になっています。

【王道的な魅力を備えた寝取られエロとお姉さん誘惑エロ】

  綺麗で妖しい雰囲気のお姉さんヒロインによる誘惑Hおよび貞淑な人妻ヒロインが快楽に屈して恋人との関係性を蹂躙される寝取られエロを得意とする作家さんであり、今単行本においても両方の作品を楽しめますが、本数的には後者がメイン。
  寝取られ系の作品においては、借金の返済や仕事上の失敗など、旦那や恋人の落ち度をヒロインが何とかしようとして邪な願望を持つ男性の虜になる(中編シリーズや連作「ツネマタイズ」等)、もしくは旦那である男性との性交渉に不足・不満があって別の男性との行為に夢中になってしう(短編「Afternoon」等)など、オーソドックスな展開を示しています。
WifeMonetize2人妻であるヒロインが旦那への愛情や信頼を終盤近くまで口にすることで寝取られ行為への明確な抵抗を示し続けるのは寝取られエロとしての醍醐味の一つであり(←参照 こうは言っても体は既に・・・ 連作後編「ツネマタイズ after」より)、それにも関わらず自らの性的欲求の増進や変容を押しとどめることが出来ず、更に寝取られセックスが進行し続けるというのも王道的な魅力と言えます。
なお、短編「TSUMASIDE」ではマイホーム資金稼ぎのためにAV女優になった妻が徐々に別の男達とのセックスに夢中になった様を旦那が直接であったり、映像であったりで確認するといった描写がある一方、中編シリーズでは恋人の男性が全く作中に登場しないなど、男性側の存在感が希薄な作品が目立ちます。
寝取られ系作品として妻である女性に信頼感や紐帯を感じる男性キャラの不在は好みを分けるところではありますが、そもそもヒロインが寝取られていくことに何も出来ない無力さや、変容した妻への執着を無くしてしまう精神的な弱さ・怠惰さは相応に生み出されているとも感じます。
  これに対して、エッチなお姉さんの誘惑エロについては、棚ボタ的な幸福感やドキドキ感が楽しめるイージーゴーイングな作劇であり、ハッピーエンドで綺麗にまとまっています。

【たっぷり肉感搭載のバスト&ヒップのグラマラスボディ】
  短編「北条先輩の科学」に登場する科学探究の徒である先輩や短編「豚さんと親子丼」に登場する母娘ヒロインコンビの娘の方などは女子校生級キャラクターですが、その他のヒロインは20代前半~30代後半と思しき美女・美熟女さん達。
人妻寝取られエロが多いこともあって、旦那もしくは恋人のいる女性キャラクターが多く、旦那との関係性に不満を持っているキャラクターも存在するものの、概して旦那や恋人に対して自らの体を差し出すことになっても彼らとの関係性を守りたいと考えている貞淑さ・誠実さが大きなポイントとなっています。
  これに対して、お姉さん誘惑エロのヒロインである美人さん達については、蠱惑的な表情で積極的にボディタッチやエッチな姿で男性を翻弄しつつ、優しくセックスに導いてくれるタイプの年上女性達が勢揃い。
WifeMonetize3いずれのタイプのヒロインであっても、比較的等身高めで全身に健康的な肉感がむっちりとあるボディにずっしりと重たげな柔らか巨乳~爆乳、適度に締まったウェスト、これまた量感たっぷりと巨尻やムチムチの太股を組み合わせたグラマラスボディを共通させており(←参照 エロエロナースのお姉さん 短編「看護師と卒業とパンツ」より)、そのエロボディを好き放題に征服したり、逆に包み込まれて搾り取られたりな幸福感の基盤を形成。
  強い個性のある女体描写ではありませんが、エロボディそのものの圧倒的な存在感で勝負しつつ、大粒乳首や股間に茂る陰毛、赤いルージュが引かれたセクシーな唇など、エロティックさを増強する体パーツを組み合わせることで、ヒロイン達の成熟した色香を引き出しています。
  色香の香るキャラデザインを為す作画は、今回からデジタル作画に移行し、適度な重さ・濃さを有しつつ、トーンワークなどの修飾を豊富に付け足すことで密度を出すスタイルとやや異なり、くっきりとした濃淡のコントラストで魅せるタイプ。2016年ではややオールドスクール寄りの絵柄という印象はありますが、大人ヒロインとの相性は大変良い絵柄と感じます。

【激しいピストンで快楽に染め上げられる豊満ボディ】
  各エピソードにおいて十分な分量を配したエロシーンとなっており、寝取られの進行度合いに合わせた時系列のエロシーン分割構成や複数のエロシチュの投入などによって抜き所を複数投入する多回戦仕様を基本とした優良抜きツールとして構成。
  前述した様にメインである寝取られエロでは、AV撮影や性接待の強要、複数人の男に揉みくちゃにされる輪姦、羞恥心を煽るコスプレセックスなど各種プレイを用意して、ヒロインに羞恥心や屈辱感、それらを上回る快楽を与えることで彼女達の心身を徐々に寝取っていく流れを見せています。
WifeMonetize4作中にはほとんど登場しないとはいえ、セックスの際中にヒロイン達に旦那や恋人について言及させつつ彼女達が快楽に抗することができなくなっているアンビバレンツな状態を描き出すことで、彼女達に必死の抵抗とそれを蹂躙した嗜虐的な勝利感、もしくは寝取られる側の無力感を喚起しているのは寝取られエロとしての正統派の魅力(←参照 中編シリーズ第3話「本当の秘所」より)。
対して、誘惑エッチ系統では年上ヒロイン達の魅惑の誘惑や手コキやおっぱい洗体などの熟練サービスなどを味わった上で、その豊満ボディを独占させて頂く幸福感を喚起しており、寝取られエロとは実用面での勘所となる心情描写は大きく異なります。
  前戯パートにおいて豊満バスト&ヒップをたっぷりと愛撫してその感触を満喫すると共に、やはりたっぷりと舐ったヒロインの秘所に挿入してピストン運動を開始しており、激しいピストンを加えられる肉感的な肢体の存在感をたっぷりと見せつけながら射精シーンへと駆け込んでいきます。
クールな表情が快楽に染まった熱狂的な官能フェイスや、突き出された丸々としたヒップやむちむちの太股を大きく開いた股間に肉棒をガンガン叩きつける結合部見せつけ構図や透過図、前述した寝取られ宣言に加わる猥語搭載の淫靡な実況エロ台詞など、アクメ絶叫を上げながら禁断の中出しを連発されるフィニッシュまで質的なボリューム感の高いエロ描写を連続させています。

  好悪が分かれやすい寝取られエロが多いということには各位の留意が必要ですが、豊満ボディの感触を満喫しつつがっつりピストンを連続するエロシーンのパワフルさは幅広い層にとって実用性を保証してくれる要素。
個人的には、クールなメガネ美人のエロボディと真面目な心を寝取りセックス調教でむしゃぶり尽くす中編シリーズと、エッチな母娘ヒロインに翻弄されつつ親子丼をいただく短編「豚さんと親子丼」に特に愚息がお世話になりました。

せいほうけい『しょうじょもしょじょもしょじょのうち』

GirlsAndVirginsAreTheSame 江戸パイン先生の『社畜!修羅コーサク』第1巻(講談社)を読みました。なんか作中で社畜が感嘆の対象とか褒め言葉みたいに使われてますけど、間違ってますからね、それ!?社畜と福岡(博多)をアレしまくったギャグ漫画でございます。弘兼先生、よく黙認しましたね・・・。
ソリティアの件は身に覚えがあることもあって爆笑致しました。

  さて本日は、せいほうけい先生の『しょうじょもしょじょもしょじょのうち』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ちっぱいはせいこうのもと』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ほのぼのとした優しい雰囲気の中で小さな女の子達とのイチャラブ模様が詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編9作。1作当りのページ数は12~24P(平均19P強)と控えめな部類となっており、良くも悪くも読み応えはないですが、癒される柔らかい雰囲気で作品全体を包み込んだ上で十分な尺のエロシーンを提供する作品構築となっています。

【素っ頓狂でありつつ現実にありそうと思わせる作劇が生む幸福感】
  素っ頓狂な設定や会話模様を繰り広げながら何だかんだで恋やらセックスやらを叶えて皆が幸せになるというほのぼのとした雰囲気が特徴の作家さんであり、本作もその流れに踏襲した作品集と言えるでしょう。
これまでのお馬鹿ノリの強い作品と比較すると、ギャグ要素はある程度抑えめにして甘い雰囲気のラブエロ系としてまとめている印象もありますが、突如“娘”が押し掛けてきてエッチに発展したと思ったらしょーもないオチ(褒めてます)にまとまる短編「娘☆えんじょい」や、オナニーし過ぎると馬鹿になるという言説を信じちゃった兄妹が取ったトンデモな代替手段の短編「天才兄妹」などは、相変わらずとぼけたコメディで魅せるタイプ。
GirlsAndVirginsAreTheSame1これらのコメディタッチの作品も含め、男性主人公やヒロイン側によるぶっ飛んだ発言そのものの面白さと(←参照 妹ちゃん気付く 短編「仲良し兄妹」より)、そこから事態が意外な方向に転がり込んでいく楽しさが魅力の一つと言え、ストーリー自体に読み応えはない一方で、エロシーンの進行も含め、展開の面白さで読みを牽引できるのは◎。
また、斯様に突飛な設定や展開であっても、さもそれが現実に日常で営まれているかのような筆致で描いていることが大きな特徴であり、もちろんフィクションではありながら、登場人物達の幸福な性愛に読者が癒されたり、共感したりすることを容易にしています。
  微笑ましいハッピーエンドの他に話のオチが微妙にブラックユーモアめいていたり、二人の今後が心配になったりなケースもありますが、いずれにしても少女に対する害意や状況の倒錯性を強く打ち出した作品は存在せず、少なくとも行為のその時は登場人物達が幸福に包まれていることは確かである描き方であり、読後の余韻も柔らかいタイプと言えるでしょう。

【控えめバストな華奢でちっちゃなボディの女の子】
  各作品に登場するのはローティーン級のランドセルガール~JCガールズ達であり、概ね成人男性である男性キャラクターに比して色々と小さな女の子達が登場。
GirlsAndVirginsAreTheSame2  この作家さんの描く女の子達は、年齢相応もしくはより強調された純粋さや無垢さを基調としたキャラクター造形であり、それ故の無邪気な性的好奇心やお馬鹿な言動などを描き出すことで、彼女達のキュートネスを大幅に増幅させています(←参照 やたっ!ってガッツポーズしているのがカワイイ 短編「エロ漫画家にはよくあること」より)。
パパをなでなでしてくれる天使な女の子に、年上男性を小馬鹿にしながら興味津々でエッチしてくれる女の子、初心で優しい清純ガールに素っ気ない態度からすっかりラブラブモードに変貌する妹ちゃんなど、前述した初心さ・無邪気さを活かした性格設定を多彩に用意しているのも美点でしょう。
妹の親友を騙してエッチに持ち込む短編「妹の親友」の男性主人公のように少々あくどい男性キャラクターも登場しますが、前述した様にそこに害意や嗜虐性は強くなく、どちらかと言えば普通にスケベで普通に馬鹿な人物として描かれているのも作品への親しみ易さを増す一因でしょう。
GirlsAndVirginsAreTheSame3  ほんのり膨らんだバストの持ち主からぺたんこバストの持ち主まで、成長期である故の多少のしかして重要なバリエーションが存在するものの、肉付きが弱く、控えめバストと華奢な四肢、つるつる&ぷにぷに仕様で1本筋の走る股間といった幼さを明示する体パーツを完備したボディデザインであることは共通(←参照 短編「天才兄妹」より)。
  今単行本では各作品の初出時期に幅が少なく、ふわっと軽やかな描線を描き込み密度をむしろ抑えてまとめることで、ふんわりと柔らかい印象をヒロインの描写に付与することにつながる絵柄は単行本を通して安定しています。

【程好い熱っぽさと幸福感に包まれた和姦エロ】
  前述した様にエロシーンにおける会話劇や展開でも作品全体のシナリオラインを形成できるスタイルであるため、サクサクとエロシーンに突入する仕様であり、ページ数によっては濡れ場の分量控えめというケースもありますが、概ね標準的な分量のエロシーンを提供。
  短編「妹の親友」のみ前述した様に騙しエロで野郎がヒロインを好き放題にしちゃうエロシチュですが、セックスの際中の掛け合いで実は結構彼女も好きモノ・・・!?ということが判明するため嗜虐性は弱く、またその他の作品もハッピーなラブラブ感が形成される和姦で統一されています。
前述した様に突飛な設定やシチュエーションであることに基づいた奇妙な台詞回しが展開されることも多いのですが、その台詞にいい意味で無駄な臨場感やら過剰な幸福感やらが溢れ出ていることでちっちゃな女の子達のセックスに没入しているという印象を生み出しているのはかなりユニークな特徴と言えるでしょう。
  前戯パートでは徐々に着衣を肌蹴つつ、小さなお口でち○こを包み込んで温か柔らかな感触で射精に導くフェラ描写や1本筋の未成熟な秘所を愛撫する描写などで前戯パートを形成し、比較的短めにまとめることが多いですが、ここでじっくりと煽情性を高めて抽挿パートに移行するスタイル。
GirlsAndVirginsAreTheSame4前穴セックスで貫徹することもあれば、アナルセックスに移行するケースもある抽挿パートでは快楽にトロンと蕩ける表情と行為に夢中な熱っぽいエロ台詞&嬌声のエロ演出で魅せつつ、男性のボディにある程度存在感を設けたり、夢中になってキスする描写を投入したりで(←参照 短編「親友の娘」より)、ちっちゃなボディとの接触感を大事にしているのも一つのポイントでしょう。
  肉棒を包み込む秘所もしくはアナルを大股開きの構図でがっつり見せつけつつ、そこに白濁液をたっぷり注ぎ込んでヒロインを更に蕩けさせてキュートなアクメボイスを奏でさせるフィニッシュを大ゴマ~1Pフルで提供しており、ラストまで比較的抑えた演出で魅せつつ、それ故にヒロイン達の可愛さを保っていると感じます。

  無邪気でそれでいてエッチなしょうじょ達に微笑ましさを感じつつ、股間にもしっかりと訴求するドリーミーな1冊であり、癒し系口リエロ漫画としての秀作と言えるでしょう。
個人的には、ヒロインの献身的かつ多彩なプレイの幸福感とそれ故にオチの秀逸さが光る短編「娘☆えんじょい」と、ちっちゃな女の子と新婚生活めいたラブラブ生活&エッチな短編「親友の娘」がフェイバリット。
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