2016年08月

まりお『絶対ムテキ少女』

CantBeatMeAtSex 藤本タツキ先生の『ファイアパンチ』第1巻(集英社)を読みました。大雑把にまとめてしまうと、いわゆる“能力バトルもの”ではあるのですが、壮絶な過去を抱える主人公の復讐劇であり、ディストピアやファンタジー要素もある重厚な作品です。
国家に忠実で、峻厳で非情な男であったドマが、主人公が再開にした時には、自らの罪を悔いる様な状態に豹変していた理由は何なのでしょうかね?

  さて本日は、まりお先生の『絶対ムテキ少女』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『マニアックデイズ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
登場人物達のちょっとインモラルな恋愛模様と陶酔感&汁気たっぷりのとろとろセックスが詰まった作品集となっています。

CantBeatMeAtSex1  収録作は、元・教え子の青年と結婚した女性教師さんは非常にエッチに積極的であの手この手でショタ系主人公の蕩け顔を見るために各種プレイを用意な連作「四年越しの恋」「やっぱりセンセイがすき!」(←参照 妻となった先生のエロエロ個人授業 同連作「四年越しの恋」より)、ネットで知り合った女の子はプロフィールと違って結構な年下、しかもエッチに超積極的で~な短編「だまされて」+描き下ろし後日談(8P)、および読み切り形式の短編・掌編9作。
なお、フルカラー掌編「マニアックデイズぷらす」(4P)は前単行本収録の短編「めいっぱいマニアックデイズ」の後日談となっています。
フルカラー作品と描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は12~24P(平均18P)と平均値はやや控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。基本的にエロの濃厚さによる質的なボリューム感の強さが長所の作品構築であり、シナリオ的な読み口は全般的にライトに仕上げられています。

【ちょっとインモラルだけどラブラブな男女の関係性】
  大まかな作風としては、コンビニ誌的に王道のラブコメ系統の作品ではあり、ヒロイン側のエッチへの積極性による棚ボタ的な幸福感なども含めて、軽めの読書感を身上とするタイプ。
作品開始時点で既に夫婦や恋愛関係であったり、ヒロイン側がエッチな誘惑をすることで一気に恋愛関係の進展が図られたりするなど、男女間の恋愛感情をベースとしていることも各作品に概ね共通しており、年下ヒロインの無邪気な積極さや年上ヒロインの甘やかしてくれる抱擁感などでラブエロ系としての甘味を生み出します。
CantBeatMeAtSex2その一方で、ちょっとSっ気のある彼女さんによる主人公への各種攻めプレイや(←参照 射精耐久のご褒美で挿入可 短編「ワンサイドゲーム」より)、口リビッチちゃんのキュート&インモラルな誘惑(短編「だまされて」等)、強気な不良美少女の先輩がSっ気を発揮したショタ系主人公にすっかり調教されちゃうシチュエーション(短編「リバーシブル」)など、ちょっと倒錯的な関係性が描かれているのも一つの特徴。
  年下ドSガールなヒロインにオモチャにされて逆レ○プされてしまう短編「いいなり症状」を例外としつつ、それらのちょっとアブノーマルな性行為はヒロイン達による恋愛感情の表現の一環として描かれており、ラブエロ系としての甘味を保ちつつ、エロのインモラル感によってスパイシーなアクセントが加わっていると評し得ます。
後述する様にエロシーンのおける陶酔感が溢れる台詞回しにおいても、言葉責め的な背徳感・倒錯性を高める台詞を投入すると同時に、快感の高ぶりに合わせて双方の恋愛感情を素直に打ち明ける台詞回しを投入しており、倒錯性にある程度の踏み込みをしつつ、ラブエロ系の甘い幸福感を十分な濃度で打ち出すことにつながっています。
  各作品のラストは、ほのぼのとしたラブラブエンドや、二人で更にプレイを重ねていくことの示唆など、平和なオチでスムーズにまとめてあり、強いフックこそないものの読み口の良さがあるシナリオワークの〆としては好適です。

【ちんまり貧乳ボディからスレンダー爆乳ボディまで多彩】
  連作に登場する女教師のエロエロ奥様や、短編「社長だってタイヘン!」に登場するちんちくりんのキュートな女社長さんといった成人女性と思しきヒロインも少数名存在しつつ、ロー~ハイティーン級と思しき制服ガールズ達がメインとなるヒロイン陣。
青年と幼い口リ系ガールを組み合わせたり(短編「だまされて」等)、ピュアで可愛らしいショタ系主人公とクールな先輩や勝ち気な不良娘の先輩、エッチな黒ギャルさんを組み合わせたり(連作や短編「リバーシブル」等)、すっかり成長して身長さが出たことをヒロインが気にしている初々しい幼馴染同士であったり(短編「せいくらべ」)など、主人公とヒロインの組み合わせは様々であり、組み合わせによってもエロシチュの方向性を変えています。
普段は年上らしく優しいヒロインが主人公の年下男子にエッチな悪戯をしかけてそのリアクションを楽しんだり、年下ガールが淫靡な表情を浮かべて男性をオモチャにしたり、逆に普段は勝ち気な美少女が年下ボーイの責めにメロメロに蕩けて従順になったりと、エロシーンにおけるヒロイン側の“変化”がエロシチュのインモラルさや、個々のキャラクター性の伸長に大きく寄与しているのもキャラクター描写における特徴でしょう。
CantBeatMeAtSex3  ヒロイン陣の年齢設定が幅広いこともあって、ボディデザインも多彩であり、高身長のスレンダー爆乳ボディや、年上奥様のちょっとだらしない肉感のある完熟爆乳ボディなどの肉感重視のタイプもあれば、ちんまりボディに貧乳~並乳を装備したキュートな口リ系ボディのキャラクターも多数登場(←参照 小さくてもプルプル揺れるバスト 短編「だまされて」より)。
ボディデザインに関わらず、柔肌のしっとりとしたスベスベ感、ぷっくりとした乳輪や淫液に濡れる秘所や舌などの粘膜描写の淫猥さ、髪の毛の丁寧な描写など、デジタル作画的な丁寧な描き込みの密度と修飾性の高さによる情報量の多さが魅力の体パーツ描写の特徴は共通しています。
  キャラクターの設定によってアダルトな色気を強めたり、逆にティーンガールではガーリッシュな可愛らしさを前面に出したりと、キャラの描き分けがしっかりとしている分、個々の作品の絵柄から受ける印象は異なりますが、クオリティの高低に変化があるわけではなく、前述した様に密度を高める丁寧な作画は単行本を通して安定しています。

【高密度なエロ演出によって打ち出す濃厚な陶酔感】
  作品によってページ数の多寡が異なることもあって、たっぷり長尺のケースもあれば標準をギリギリ確保といったケースもありますが、セックスの際中に交される会話によって男女の関係性を描くことに成功している故に自然とエロメインの作品構築となっており、抜きツールとしての量的な満足感はしっかりと図られています。
  ヒロイン側が主導権を握るケースがある場合で、ヒロインがSっ気のあるタイプであったり主人公の男子のキュートな反応を見たいタイプであったりする場合は、一貫してヒロイン側がエッチの主導権を握って、ち○こをたっぷりと弄り倒してくれるので、男性側が反撃に転じる必要性を感じないM属性諸氏には嬉しい組み立てでしょう。
とは言え、ドM向け的なハードさや倒錯性の強さは控えめであることが多く、それらのエロシチュであってもラブエロ的な甘さを残しますし、通常の?ラブラブHがあったり、逆にヒロイン側が男性によってメロメロに蕩かされて支配されてしまうケースもあったりと、エロシチュエーションは特定の方向性に絞ることなく、むしろ多彩。
  エロシーンの尺が短めの場合では抽挿パートを量的に圧迫してしまうこともありますが、前戯パートにたっぷりと尺を設けるのがエロシーンの構成における特徴であり、フェラやパイズリ、手コキなどによるヒロイン側のサービスや、すべすべボディへの愛撫、秘所への丁寧なクンニ、舌を絡め合わせるディープキスなど様々なプレイをエロシチュエーションの方向性にあった形で投入。
CantBeatMeAtSex4前戯パートで射精シーンを投入することはなく、前戯での各種プレイの興奮をそのままに突入する抽挿パートでは、甘美なラブエロ台詞や倒錯性を盛り上げる言葉責め、蕩けきった実況台詞などの台詞回し、柔肌や粘膜をぬるぬるに濡らす豊潤な液汁描写、瞳の中にハートマークを入れたり口の輪郭がふにゃふにゃになったりな熱っぽい蕩け顔、女体の反応を物語る各種擬音などのエロ演出をたっぷりと施して陶酔感の強い濃厚なエロ描写を形成しています(←参照 短編「社長だってタイヘン!」より)。
  ショタ系男子を中心として男性側のリアクションにもある程度の分量を用いており、淫液に濡れてトロトロに蕩けた淫靡な表情を浮かべるヒロイン達に更に夢中になって腰を振り、体を密着させ、キスを交わすことで双方の興奮の強さを物語らせており、フィニッシュはきゅんきゅん❤と肉棒を締め付ける秘所にがっつり中出しして、更にくしゃくしゃに濡れて蕩けた痴態をヒロイン側が曝け出す様でハイ㌍な抜き所を形成しています。

  男性にとってのM的シチュや逆にS的シチュを用意して、インモラルな性愛の倒錯感を作り出しつつ、ラブエロ系としての優しい空気も両立させて間口を狭めない作りになっていると感じます。
個人的には、クールな長身美少女な先輩にたっぷり弄られつつラブラブセックスで甘やかしてくれる短編「ワンサイドゲーム」と、勝気だけど中身はピュアな不良娘の爆乳ボディを調教&支配するラブラブハードHな短編「リバーシブル」が特にお気に入りでございます。

ばつ『ヒートアップぼでぃ』

HeatUpBody 野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』第8巻(集英社)を読みました。奇人変人だらけの本作ですが、今回は江渡貝君という最強クラスの狂人が登場していて圧倒されましたね。この人を制御してしまう鶴見中尉も凄まじいですが。
谷垣の壮絶な過去とそれを踏まえた上で自身の為すべきことを見つけたエピソードは非常に印象的でした。

  さて本日は、ばつ先生の初単行本『ヒートアップぼでぃ』(ジーオーティー)のへたレビューです。この作家さんもそうですが、アンスリウムは現在のエロ漫画ジャンルで勢いを感じさせる雑誌になってきましたよねぇ。
明るく優しい読書感と多彩なヒロイン達の柔らかすべすべボディを味わえる幸福感がたっぷり楽しめる作品集となっています。

HeatUpBody1  収録作は、幼馴染の二人のお姉ちゃんのどちらも大好きな主人公に二人がラブエロアタックを仕掛けて来て主人公は更に悩むことになる短編「おねえちゃんズ アタック」+描き下ろしのフルカラー後日談(6P)、洗脳され怪人に改造された少女を救うため銭湯スーツを身に纏い特殊なセックスで彼女達を悪の組織から解放するヒーローを描く中編「絶頂解放オルガ」全3話(←参照 説明しよう!オルガは変身状態のセックスで女怪人と同時絶頂することで彼女達の洗脳を解くのだ! 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編5作。
描き下ろしフルカラー後日談を除き、1話・作当りのページ数は20~28P(平均23P弱)と標準的かややそれを上回るボリュームで推移。ストーリーのドラマ性こそ強くないものの、居心地がよい雰囲気のシナリオには一定の存在感があり、その上でエロシーンの質的・量的ボリューム感も適切に図られたバランスのよい作品構築になっています。

【明るく楽しい漫画チックな幸福感に浸れる作劇】
  基本的な作劇の方向性は明るく楽しく、そして癒される様な優しさもあるラブコメ・エロコメをメインとしたスタイルであり、幅広い層に受け入れられるであろうシナリオワークと感じます。
  桃太郎が鬼ヶ島に出向くもエロエロ鬼娘達に襲われて~という桃太郎パロディの短編「ももおにコンクエスト」、オルガスーツを身に纏い少女達を悪の組織から解放すべくセックスに邁進するヒーローを描く特撮パロ的な連作「絶頂解放オルガ」、姫騎士さんが触手モンスターと出会って!?な短編「てんたくるす とれーにんぐ」などは、オタクコンテンツ的な要素を踏まえた上でのエロパロ的な楽しさが身上と言えます。
HeatUpBody2とは言え、上辺だけの適当なエロパロではなく、凛々しい女騎士さんが気弱で優しい触手モンスター君に「エロ触手かくあるべき!」とその身を呈して特訓を授けるという通常の触手凌辱と立場が逆転したシチュエーションや(←参照 女騎士さんのおかげで自信を付けた触手君 短編「てんたくるす とれーにんぐ」より)、特撮ヒーローのエロパロとして分かり易いエロ導入をしつつも、ヒーローの青年の幼馴染を救出したい、世界を守りたいという真剣な願いを誠実に描いて特撮ヒーローものの王道を貫く姿勢を示したりと、解釈の面白さの織り込みや元々のコンテンツの魅力の理解を適切に為しているのは高く評価したいポイント。
  また、ダブルお姉ちゃんに誘惑され、しかも二人同時にエッチ&お付き合いを許容してもらう短編「おねえちゃんズ アタック」を筆頭として、年上のお姉さんにたっぷりイチャコラしてもらうおねショタ系作品も目立ちますが、こちらは男性の優柔不断なところとか、性欲とか、ちょっと変態な趣味なども含めて、ヒロイン達全てを受容してくれるという幸福感が魅力
いかにも男性側にとって都合のよい展開ではあるのですが、ヒロイン側が「しょーがないなぁ」と思いつつも快く受け入れてくれるという描き方がスムーズである分、作中で形成されるドリーミーな空間を読み手に猜疑心なく受け入れさせることが可能になっており、これもエロパロ系と同じく漫画チックな楽しさを十全に活かした作劇であると言えるでしょう。
短編「自撮りエスカレーション」の様にちょっぴりインモラルにまとめるケースもありますが、基本的にはほのぼのとしたラブラブエンドやコミカルなオチを用意しており、柔和な読後感を残してくれます。

【漫画チックな親しみ易さと肉感柔らかボディのエロさの両立】
  鬼ヶ島にて桃太郎を待ち受ける鬼娘さん達の様に年齢不詳の女性キャラクターも存在しますし、20代前半程度と思しきお姉さんも複数名登場しますが、概ねミドル~ハイティーン級の美少女さん達が主力を担うヒロイン陣であり、主人公よりも年上もしくは立場が上というヒロインが多いのが特徴。
  鬼娘さんに女騎士さん、悪の組織に改造を受けた美少女怪人さん達など、ファンタジー要素を含むヒロイン達もいれば、縦セタ巨乳の優しい家庭教師のお姉さんに甘やかしてくれる幼馴染のお姉ちゃんコンビ、ショタボーイのピュアな熱意にほだされちゃう援交ガールなどなど、漫画チックで多彩なキャラクターを用意。
また、単純に肉欲目的であったり、主人公を甘やかしてくれたり、倒錯的な行為そのものが目的であったりと、ヒロインによってモチベーションは様々ですが、エッチに概ね積極的に参加し、その動機づけが明確であることが各ヒロイン毎に異なる魅力を伸長させているのは、細かい点ながら特筆すべき美点でしょう。
HeatUpBody3  貧乳~並乳キャラクターも複数名擁しており、その肉感弱めのキュートボディにもしっかりとエロさを持たせつつ、柔らかさMAXでふにゅんふにゅんと男性を包み込み巨乳~爆乳キャラクターの人数が多く、これまたモチモチ柔らかなお尻や太股、無毛~もしくは適度な濃さで陰毛の茂る柔らか股間など、肉感的な柔らかボディが魅力的(←参照 並乳&爆乳のコンビネーションだ! 短編「おねえちゃんズ アタック」より)。
斯様に肉感重視の巨乳~爆乳ボディや、逆に肉感弱めの貧乳ボディを投入しつつ、そこに過剰なセックスアピールや未成熟な倒錯性を盛り込むことはせず、柔らかくてスベスベで温かい存在として男性にとって癒しを与えてくれる様な、エロくてかつ可愛いキャラデザを徹底しているのは確たる特徴であり、また美点
  適度にデフォルメを施して漫画チックな親しみ易さを維持し、キャラの可愛らしさと肉感ボディのエロさを無理なく調和させるスキルは、デジタル作画的な修飾性の強さをむしろ排してシンプルに勝負しつつも、エロ演出なども含めて絵としての適切な濃密さを生み出すことと相まって、万人受けするタイプと評し得ます。

【ヒロイン達のエロ可愛い痴態をたっぷりお届け】
  シナリオパートにおけるコミカルな楽しさの形成を為しつつ、エロへの導入もスムーズであり、十分な尺をエロシーンに持たせることで、例えば個別プレイから3Pセックスへの変化や、ヒロイン側がリードを握る展開から反転攻勢でヒロイン達をメロメロにする攻防変化など、状況のエスカレーションやアドバンテージの変化などを織り込んだエロ展開にすることに成功しています。
  お姉ちゃんヒロイン達による甘やかしおねショタ、ちょっとインモラルなハメ撮りプレイ、肉食系鬼娘による逆レ○プに触手エロなど、作品設定の多彩さに併せてエロシチュを豊富に用意していますが、個々のエロシチュの特殊性に強く踏み込むというよりかそれらをアクセントとし、エロくて可愛いヒロイン達とたっぷりエッチできるという、シンプルでありつつも幅広い層にとって嬉しい幸福感を基調とする描き方であると言えます。
もっちり柔らか巨乳の感触を満喫できるパイズリや、可愛らしい表情でち○こを銜え込むフェラ描写、キスしながらの手コキサービス、ドS怪人となった美少女の脚コキ責めにノースリーブ縦セタ巨乳お姉さんの腋コキなどなど、前戯パートにおけるプレイの多彩さも魅力であり、エロ可愛いヒロイン達が積極的にご奉仕してくれる高揚感もあってここで射精シーンを先ずは投入。
HeatUpBody4前戯パートではヒロイン側がリードを握っていることが多く、抽挿パート移行後も一定のレベルでその状況は継続しますが、男性主人公たち(触手君含む)が彼女達の献身的エロサービスと極上感触の秘所が生み出す快楽に当てられてガンガン突き込むピストンに奮闘することでヒロイン陣はすっかりその感覚にメロメロに蕩けていくことになります(←参照 ゴウランガ!鬼娘トリオを同時絶頂に導く桃太郎=サンの高速ピストンだ! 短編「ももおにコンクエスト」より)。
  演出面では十分な密度とアタックの強さを叩き出しつつ、前述したエロくて可愛いヒロイン達の魅力を損なわない程度に演出の量と質を収束させるバランス感覚の良さがあり、とろんとした瞳と紅潮した頬のキュートな蕩け顔や、決して立て板に水式の大量台詞でなく、男心をくすぐる要点を絞ったハートマーク付きのエロ台詞、女体の柔らかさ・温かさを感じさせる構図・体位の選択によって、十分な濃密さを持ちつつ決してクドさや過激さを感じさせないエロ描写となっているのは見事。
前戯・抽挿パートに渡って複数の射精シーンを設ける多回戦仕様で抜き所を豊かに提供しつつ、フィニッシュシーンではパワフルなピストンからの膣内射精を受け、瞳をキュッと閉じながらアクメの衝撃に耐え、乱れた描き文字で表現される嬌声をあげるヒロイン達の痴態を中出しされる結合部と共に大ゴマ~1Pフルでお届けしており、ラストまで可愛らしさとエロのアタックをしっかり両立させています。

  ストーリー・エロ共に過剰さや重厚さを追求しなくても、十二分に漫画的な楽しさやエロ可愛さに由来する実用性を生み出すことができるという好例の作品群であり、新人作家さんでありつつも、このスタイルをしっかり貫いてエロ漫画ジャンルに旋風を起こして頂きたいと思える実力者と評したい所存。
個人的には、鬼娘トリオ(褐色肌鬼さんがカワイイ!)にたっぷり搾られたり逆にメロメロにさせたりな短編「ももおにコンクエスト」と、気弱で優しい触手モンスター君と凛々しい女騎士さんの関係が面白い短編「てんたくるす とれーにんぐ」が特にお気に入り。楽しくてエッチなエロ漫画が読みたい諸氏には強くお勧めしますよ。

武蔵ダイチ『クリ姦絶頂グラマー』

CliFuckClimaxGlamour 武田一義先生(原案協力:平塚柾緒氏)の『ペリリュー 楽園のゲルニカ』第1巻(白泉社)を読みました。ほのぼのとした絵柄で描かれる凄惨な戦闘、様々な不条理が強烈な息苦しさを残す作品ですね。
冒頭展開から主人公は島から生還すると思うのですが、その日までどんな地獄を経験することになるのでしょうか。

  さて本日は、武蔵ダイチ先生の『クリ姦絶頂グラマー』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、先生の前々単行本(初単行本)『武装戦姫~触悦の贄~』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー爆乳ボディの美人ヒロイン達へのクリ責め充実なハード凌辱&調教が詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編9作。1作当りのページ数はいずれも20Pと『エンジェル倶楽部』掲載作としての標準的な仕様になっています。設定のアイディア力に由来するある程度の読み応えはシナリオ面においてありますが、基本的には明確にエロ最優先な作品構築であり、抜きツールとしてのボリューム感を生み出しています。

【オーソドックスでありつつややソフトな読書感の凌辱・調教系】

  単行本タイトルや各短編の作品名から察することが出来る通り、“肉感ボディの美人ヒロインを思い通りにがっつりファックしてぇ!”という下衆ではありますがポピュラーな欲望をスムーズに叶えてくれる凌辱・調教系統の作品が主体であり、『エンジェル倶楽部』のメインストリームを踏襲したストロングスタイル。
生徒を守るために権力者の息子たちの言いなりになって凌辱される女教師さんを描く短編「女教師塞肛事態」や、秘密のデータを得るために潜入した美人企業スパイが罠にはめられ秘密を吐かせるために性的拷問されることになる短編「女スパイ肉腔開発」などは分かり易い凌辱エロを展開。
CliFuckClimaxGlamour1また、貞淑な人妻さんが悪い男たちの手にかかって凌辱・調教される寝取り/寝取られの作品も多く、旦那への愛情・貞操を守ろうとするも、その意識も激しいセックスの快楽に塗りつぶされて~というこれまたオーソドックスな展開を楽しめます(←参照 旦那が疲れて寝込んだ横で~という寝取りエロの王道プレイ 短編「人妻搾乳痴態」より)。
  これらの調教・凌辱系はスタンダードなフォーマットに準拠している分、読みやすくなっているのですが、欲望任せでゴリゴリと突き進み快楽の強烈さを叩きつけつつも、凌辱エロではヒロイン側が酷い目に遭いながらも当初の目的を強い意志で達成したり、寝取られエロではそもそもヒロインを欲求不満にさせた旦那側に問題があったりと、過剰な精神的負荷を読者に与えるラストにならない点も印象をある程度マイルドにしてくれる要因でしょう。
  クリトリスでのオナニーに中毒になってしまった女の子や(短編「同級生視姦凌辱」)、性生活が不十分で露出プレイに走ってしまった人妻さん(短編「若妻白昼自慰姦」)など、ヒロイン側がそもそも潜在的に性行為を望んでいたケースや、お兄ちゃんラブな変態&性欲過剰の妹ちゃんとのラブラブハードセックス(短編「兄妹先端開発」)など、ヒロイン側が性行為に対して積極的であるケースでも、エロのハードさは担保しつつソフトな読書感を保っていると感じます。
  エロシチュと各種プレイの投入をスムーズにするための作劇であり、強い個性や面白みこそ感じませんが、前述したマイルドな読書感とエロのハードさの両立や、状況のお膳立てを行う展開のアイディア力などは確かな長所と感じます。

【スレンダー爆乳ボディの綺麗なお姉さんヒロイン達】
  女子校生級の美少女ヒロインも数名登場していますが、主軸となるのは人妻さんや女スパイ、女教師に女子大生のタレントや家庭教師さんなど20歳前後~20代後半程度の美人さん達であり、“綺麗なお姉さん”タイプのキャラクターが多いと言えるでしょう。
ハイティーン級のヒロインではフレッシュな可愛らしさをキャラデザに持たせつつ、綺麗なお姉さんタイプのヒロインでは、清楚さのある色気を香らせて印象の差異を付けており、それらの可愛らしさやアダルトな色気が快楽に飲み込まれていくことで乱れていくギャップを形成。
  短編であるため、導入パートの尺が短く、ヒロイン側が罠にはまっていく過程や、アブノーマルなプレイにハマった理由など、キャラクターの背景を登場人物の台詞によるざっくりとした説明で済ましてしまう分、個々のヒロインの魅力を深めることは出来ていませんが、同時に各自が擁する設定が各種エロシチュの背徳感や倒錯性を高めることにつながっているのは○。
CliFuckClimaxGlamour2  ヒロイン達の肢体設計については、等身高めのすらりとしたスレンダーボディに張りと柔らかさのあるロケット巨乳~爆乳、しなやかな四肢、締まったウェスト、これまたむちむちとした桃尻を組み合わせたセックスアピール満載のエロボディであり、股間に茂る陰毛やぷっくりと勃起して存在を主張する乳首や陰核などで均整の取れた綺麗な女体に淫猥さをプラスしています(←参照 短編「女家庭教師震撼悦楽」より)。
必ずしも着衣セックスに特化したスタイルではないですが、女スパイのピッチリスーツや、拘束目的のボンテージ姿、男性を誘惑するエロ水着に制服など各種キャラ設定に合わせた衣装でスレンダー爆乳ボディを彩ります。
  エンジェル倶楽部掲載作では、キルタイム系での掲載時に比して、多少絵柄を調整した印象があり、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを多少抑制し、青年漫画的なさっぱりとした印象を高めたように感じます。無論、その絵柄によって生じるヒロインの端正さ・上品な色気がハードなプレイとそれが生む痴態でぐしゃぐしゃになるのが魅力でもあります。

【執拗な陰核責めを特徴としつつ多彩なエロシチュ&ハードプレイ】
  上述した様に明確にエロ優先の作品構築であり、各作品のページ数が決して多いとは言えない分量ではありながら、行為のエスカレーションやヒロイン側が快楽に屈していく流れといった過程を丁寧に描き出し、凌辱系などではヒロイン側と悪役側との一定の攻防を設けるなど、分かり易いフォーマットに乗っかっている分、終盤の快楽への完全屈服まで十分な分量を感じさせるエロシーンとなっています。
  人妻寝取りエロや、女教師輪姦エロ、女スパイ凌辱訊問にSショタによる家庭教師のお姉さんの快楽責め、妹ヒロインへのラブラブハードセックスなど、ヒロイン側の設定の多彩さをエロシチュの多彩さに直結させており、短編群ならではの魅力。
CliFuckClimaxGlamour3このエロシチュの多彩さに併せて、人妻の調教済みおっぱいからの搾乳や、プライドの高い女教師さんへの浣腸&アナルプラグでの栓、緊縛責めや媚薬での感度増大、露出プレイや大人のオモチャ責め等々、それぞれの作品の方向性に沿って多彩なプレイを投入すると共に、性感帯としていやらしく開発されたクリトリスや乳首への責めが充実していることが単行本タイトル通りに一つの特徴でしょう(←参照 クリ&ニップル同時責め 短編「人妻開腔診察」より)。
前戯・抽挿パートの両方において、弄り倒されたり肉棒に目一杯押し広げられたりな秘所をアップで描写するコマをふんだんに用意するドストレートなエロ追求は、多少過剰ではあり、粘膜描写がそれほど高質というわけではないのですが、各種器具によるねっとりとした陰核責めや、ピストンをしながら更に強烈な快感を追撃させるクリ弄りなど、描きたいプレイの方向性が特化していることで十分な意味を持たせることに成功しています。
CliFuckClimaxGlamour4  クリトリス&乳首責めを充填しつつ、アナル&前穴二本挿しも充実させるハードなピストンの前に、当初は抵抗する気概や成人女性としての凛とした貞淑さなどを示していたヒロイン達が凶悪な快楽に屈し、更なるピストンや中出し、ハードな責めを嬌声と共に半狂乱に求める台詞と淫靡なメスフェイスを曝け出す存在に変貌していることが鉄板の魅力として実用性を高めています(←参照 女スパイ陥落 短編「女スパイ肉腔開発」より)。
各種プレイなどで特徴づけをしっかりとしつつ、結合部アップ描写や、媚肉を押し分けて子宮口まで達する断面図、結合部から溢れ出る愛液などの各種液汁描写に、前述した半狂乱のエロ台詞、軽度のアへ顔など、特殊ではないながらも効果的な各種エロ演出を十分量盛り込んで、ストレートなアタックと情報量の高さを生み出し、中出しフィニッシュでアクメを曝け出す様子を大ゴマ~1Pフルで提供というシークエンスには抜きツールとしての安定感があります。

  いかにもエンジェルレーベルらしいストレートな凌辱・調教系エロではありますが、設定の多彩さとクリ責めというエロ要素への特化、エロボディの綺麗なお姉さんという魅力それぞれを十分に活かした作品になっているのが嬉しいところ。
個人的には、家庭教師のお姉さんを快楽堕ちさせる短編「女家庭教師震撼悦楽」と、人妻さんを再調教して寝取る短編「人妻搾乳痴態」に愚息がお世話になりました。

七松建司『少年甘落』

SweetFallingBoys ヨシノサツキ先生の『はんだくん』最終第6巻(スクウェア・エニックス)を読みました。周囲の人間の反応がアレ過ぎたのはありますが、半田君が彼らの好意をやっとこさ受け取れたようでなりよりですな。
しかし、半田君、顔が端正で凛々しい作りだから女王様女装、なかなかグッと来るじゃないですか、ぐへへ(邪悪なねっとりスマイル

  さて本日は、七松建司先生の『少年甘落~雌捕らる少年の傷刻牢獄~』(メディアックス)の遅延へたレビューです。これが3冊目の単行本となりますが、既刊をレビューしておらず、今回初めてレビューの俎上に載せることができました。
キュートなショタ少年&女装少年達のショタち○こ&♂ま○こをたっぷり弄って蕩けさせちゃう作品集となっています。

SweetFallingBoys1  収録作は、おっさんにすっかり開発されおち○ぽ奴隷になった兄が弟のショタ少年に手をかけて~な三連作「マインドブレイク」「マリッジリング」「マインドブレイク2」(←参照 弟君を淫らに開発 「マインドブレイク2」より)、元気いっぱいの空手少年が師範の友人であるおっさんに淫らな特訓を受けて~な連作「ひみつの特訓」正続編、お兄ちゃんラブな弟キュンのお兄ちゃんの子供を産みたいという願いを叶えるために兄が奔走な連作「ドラゴンハート」前後編、および読み切り形式の短編11作+フルカラーイラスト集(4P)。
収録本数は多い一方、フルカラー作品を除いて1話・作当りのページ数は8~16P(平均13P弱)と個々のボリューム感には欠ける傾向にあります。そのため、個々の作品の読み応えはそれほど強くありませんが、キュートなショタボーイ達のトロトロ痴態という倒錯性で相応の満腹感を生み出すエロが揃っています。

【ほのぼのと楽しいコメディ系と倒錯の香り漂うインモラル系】
  ここまで読んで頂ければ既にお分かりかと思いますが、収録作の全登場人物が男性キャラクターであり、ショタ×ショタ、もしくはおっさん×ショタの性愛を描く作品群であるため、異性愛しか受け付けられないという諸氏には緊急回頭を推奨。
  さて、このショタエロを描く収録作において、作風については大まかに二つにカテゴライズすることが可能であり、一つは少年が女装セックスや肛門性交の快楽に染め上げられて淫靡な存在に変容していくインモラルな雰囲気が強いタイプであり、もう一つはコミカルで明るい雰囲気の中でキュートなショタボーイ達の睦み合いを描くタイプ。
SweetFallingBoys2人間と仲良くなりたい赤鬼さんが女装喫茶を開いて(色々な意味で)大人気になる短編「赤と青のエクスタシー」、義賊一族の使命としてレオタード女装姿になる怪盗兄弟のドタバタ模様を描く短編「マリー&ワネット」など(←参照 お馬鹿テンションの楽しさ 同短編より)、漫画的ファンタジー要素が絡む作品では後者のタイプが多く、ナレーションでのメタギャグなど、はっちゃけたノリが楽しさを生み出しています。
  これに対して、前者のタイプでは、純情なショタ少年が悪い大人にたぶらかされてメスショタに開発されちゃったり(連作「ひみつの特訓」等)、女装姿の可愛い自分とそれが淫らに乱れることに夢中になってしまったり(短編「彼女の影」等)、倒錯的な性愛とそれがもたらす甘美な快楽にピュアなショタボーイズが耽溺していく様子を描き出しており、こちらはシリアスに描くことで倒錯性の濃度を高めています。
  男性読者のショタエロの楽しみ方は様々であり、キュートなショタキャラをがっつり犯したいというタイプや、ショタ側に意識を投影し男性性を封じながら女性的な快楽に浸りたいというタイプも存在しますが、今単行本の収録作はキュートなショタ少年同士の絡みが多く、またおっさんなどの成年男性の竿役は顔がほとんど描写されないなど存在感が希薄であり、後者をメインとしつつ双方の楽しみ方ができる様な作品のラインナップと言えるでしょう。
  後者の作劇スタイルであればコミカルなギャグオチ、前者の作劇スタイルでは更なる倒錯の快楽を求めて自らのメスをアピールしていくショタボーイ達の淫靡な姿を描いており、破滅的なバットエンドは基本的にないため、微笑ましいコミカルさ、もしくは妖しい幸福感のある読書感を読後にも維持させてくれる仕様と言えます。

【少年らしさも残しつつ女の子的な可愛らしさが基調】
  竿役のおっさん等を除き、各作品に登場するショタボーイズは概ねローティーン級と思しき思春期諸氏の男の子達。中性的な部分を残しつつも、男性性が徐々に芽生え始めた年齢層であることが、逆に女性性を付与することの魅力につながっているとも評し得るでしょう。
また、女装することで女性的な“可愛らしさ”を獲得すること、および女性的に受け身として犯されることに快感を得るタイプの女装男性も多い一方で、特に女装的な要素はなく、少年として扱われつつ性交の中でメスの快楽を開発されるショタも存在。
  コミカルな作品では、漫画チックに楽しい言動のキャラクターも多く、その快活さが漫画としての楽しさを増幅しているのに対し、インモラル系の作品ではごく普通の少年が男性とのセックスや女装しての自慰行為にどんどんハマっていってしまうというギャップがやはり倒錯性の増幅に寄与しています。
SweetFallingBoys3ボディデザインについては、多少の硬さを感じさせる骨格・筋肉を用いて少年らしさを含ませるとともに、スベスベの柔肌やむにむにと柔らかそうなヒップ、可愛らしい表情などによって少女の様なエロティックさを基調としており、両者のケミストリーによって純然たる少年でも少女でもなく、性的な“ショタ”としてのキャラクターを生み出しています(←参照 肩甲骨~肋骨の骨っぽい硬さと無垢な柔肌の組み合わせ 短編「サマーランド」より)。
なお、ちんこ&金玉描写については、前述した未成熟な肢体描写とマッチするツルツル仕様の金玉に、亀頭がちょっとだけ顔を出す小振りな包茎ち○こを標準としており、可愛らしさを重視するショタエロにおける王道的なタイプ。
  描線の濃淡などに多少の変遷が認められる印象ですが、表紙絵と完全互換で単行本を通して概ね安定する絵柄は、程好いデフォルメ感やそれに由来するあざとい萌えっぽさなども含めて、二次元ショタのキュートさを適度な濃度で抽出しており、ショタエロ初心者にお勧めしやすいキャラデザにつながっています。

【高密度な演出と勘所を押さえた構図で魅せるショタのメス痴態】
  前述した通り、各作品のページ数が多い部類ではないため、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきではあり、またギャグ要素の強い作品では抜きツール的にコアとなる描写が少なくなりがちなのも好みの分かれるところでしょう。
とは言え、キュートなショタ少年が包茎ち○こをしごいたりしごかれたり、桜色のアナルに剛直を捻じ込まれて身悶えしたりと、倒錯的な光景が繰り広げられるエロ描写は十分に濃密であり、ショタエロ好きにとって、抜きツールとしての質的なボリューム感は相応に強いと感じます。
  女装や女装してのセックスに目覚めたショタが自ら肉便器プレイや奉仕セックスに勤しむ倒錯性の強いエロシチュもあれば、攻め手のショタボーイに開発されて徐々にメスショタ快楽にメロメロになっていく淫靡な調教系、はたまたラブラブなショタエッチもあり、特定の方向性に絞って欲しい諸氏には減点材料でありつつ、雑食派な諸氏にとっては様々なプレイ・シチュエーションの希望に応えてくれる1冊となります。
美少年ショタによるフェラサービスに、女装セックス、ショタ同士のち○こ擦りつけ合い、ち○こをくにくにと弄り倒しながらのアナル責め、チャイナドレスや女性下着からぽろんとはみ出してくる勃起ショタち○こなどなど、ショタエロに求められる基本的なプレイはほとんど用意されており、前の棒と後ろの穴双方の快楽が合わさることでショタ少年がオスとメス両性の快感に蕩けていく様子が淫靡。
SweetFallingBoys4  中性的な可愛らしさのある表情が、潤んだ瞳と漏れ出る涎に濡れ、瞳の中にハートマークを浮かべたりで熱っぽいメス顔を曝け出す表情付けや、未知の快感に悶絶し絶叫するハートマーク付きの乱れたエロ台詞、きゅんきゅんと指やち○こを締め付ける♂ま○この反応に、しなやかに悶え、仰け反るしなやかな肢体と(←参照 ち○こ扱きアップ→背面からの構図→正面から蕩け顔アピールの流れる様な配置の上手さ 連作正編「ひみつの特訓」より)、十分な密度のある演出と適切な構図・コマ配置でショタ達の痴態を連続させます。
フィニッシュは、アナルへの抽挿を繰り返されてそのメス的性感で絶頂を迎え、白濁液を直腸にて受け止めると共に、ショタち○こからも白濁液を絞り出しており、これまた両方(両性)の性感帯での絶頂を視覚的にアピールすることで、倒錯的な快感の強さを物語る抜き所となっています。

  ショタエロそのものが好みを分けるジャンルですが、描かれたショタボーイズのキュートな痴態や、コメディ系統でもインモラル系統でも共通する読み口の良さなどもあって、ショタエロ初心者の諸氏にもお勧めできますし、もちろん好事家諸氏の要望にもお応えする1冊。
個人的には、元気な日焼け少年をおっさんがメスショタにねっとり調教する連作「ひみつの特訓」と、白スク姿に女装コスプレした赤鬼きゅんが沢山の人間とたっぷり仲良くなっちゃう短編「赤と青のエクスタシー」が特にお気に入りでございます。

魚デニム『びっちストリーム』

BitchStream ヴァージニア二等兵先生(原作:蝉川夏哉氏 キャラクター原案:転氏)の『異世界居酒屋のぶ』第2巻(角川書店)を読みました。可愛らしい新人店員さんも登場して、更に賑やかでほのぼのとした空間が広がっていますね。トリアエズナマが飲みたくなります。
ベルトホルトさんのイカ克服のエピソードはファンタジー世界らしいオチで笑わせて頂きました。

  さて本日は、魚デニム先生の初単行本『びっちストリーム』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。長期更新停止のせいでレビューが遅れてしまいましたが、この作家さんの描くビッチギャルヒロインが大好きなので、管理人は心待ちにしていた初単行本です。
むちむち肉感ボディのビッチヒロイン達とイージーな棚ボタ展開でパコパコしまくりな優良抜きツールとなっています。

BitchStream1  収録作は、妹の彼氏である主人公の少年が早漏であることを聞きつけたビッチお姉ちゃんがその少年の早漏改善のための実戦(意味深)訓練を名目に彼を襲って~な短編「マイルドスピード」(←参照 顔騎パイズリ訓練だ! 同短編より)+描き下ろしのフルカラー後日談(4P)、自分の父親と援交しているクラスメイトの黒ギャルビッチを問い詰めるも逆に喰われてしまう短編「RIDE ON BITCH」+描き下ろし前日談(4P)、および独立した短編10作。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は14~16P(平均16P弱)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。良くも悪くもお話面での読み応えは皆無に近いですが、その分抜きツールとしての満足感は十分に強く有した作品構築となっています。

【奔放なビッチヒロインとのエッチという棚ボタ的幸福感】
  単行本タイトル通りに、ビッチヒロイン達が次々と押し寄せる作品群であり、ビッチキャラのセックスへの積極性によって状況を駆動させて、イージーゴーイングな棚ボタ展開の中でエロへと突入していく流れは各作品にほぼ共通しています。
BitchStream2彼女のお姉さんが悪戯心もありながらエロ特訓をしてくれたり(短編「マイルドスピード」)、ちょっとだらしない黒ギャル後輩が家に押し掛けてきて宿泊のお礼にエッチをしてくれたり(←参照 エロエロ黒ギャルビッチのお礼はセックスなのだ! 短編「ヌクヌクぎゃるっくす」より)、義理のママさんが息子と仲良くなろうとエロエロ衣装で甘やかしセックス(短編「バブMe」等、主人公側が特に何もしていないのに関わらず、エロエロビッチさんとのエロが転がり込んでくるというシチュエーションが満載。
  主人公の男性との恋愛関係や、エロメインでありつつ一応信頼感はある関係性なども描かれているものの、恋愛要素が主たるストーリーの軸となることはなく、状況のお膳立てをすることに徹したシナリオワークは印象が薄いものの、「とにかくビッチヒロインとたっぷりパコパコしたい!」という願望をスムーズに叶えてくれる作劇ではあるでしょう。
ただし、男性キャラとの恋愛感情は前面に出ない一方、“セックスさえ出来れば相手の男は誰でもいい”というタイプのビッチヒロインは少なく、性的な面も含めて主人公側を自身の性愛の相手として認め、その後も性愛関係が継続されることを示唆する描き方が多いため、ビッチなヒロイン達に男として認めて貰う喜びや奔放な彼女達を(ある程度)独占できる優越感などで、棚ボタ展開の幸福感を増強しているのは読み手にストレスを与えない上手さと感じます。
  上述した様に、ストーリーそのものには存在感や面白さがほぼありませんが、後述する様に意外に多彩なビッチヒロインを用意することで、それぞれのキャラ設定に合わせた状況を作り出すことによって、一定のバラエティのある作品群が揃っているのも単行本としての魅力でしょう。

【巨乳&桃尻の弾力感溢れるスベスベ&ムチムチエロボディ】
  20代前半~半ば程度と思しきお姉さんキャラクターも複数名登場しつつ、概ねハイティーン~20歳前後の女子校生~女子大生程度の年齢層が主力となっていると思われるヒロイン陣。
  前述した通り、基本的にセックスに対して積極的で悪戯っぽい笑みを浮かべながら男性を誘惑し、行為を致してくるビッチキャラクターでほぼ占められたヒロイン陣であり、彼女達の性に対する奔放さや快楽への率直な欲求などでアッパーなビッチ像をヒロインに付与することに成功しています。
また、援交している黒ギャルさんなど典型的なビッチキャラも用意しつつ、義理の息子と仲良くなろうと母性を発揮しつつエッチなスキンシップを図ってくる優しいママンビッチやら、クールな表情&言動ながらも積極的にセックスを営むクーデレ彼女ビッチ、ちょっと天然が入ったお兄ちゃん大好き年下ガールのビッチさんに、ストーカー気質のヤンデレ系ビッチなど、オーソドックスなタイプから意外な取り合わせまで、さまざまなキャラ属性を持たせたビッチヒロインを多彩に投入しているのは面白いところ。
  ヒロイン陣のボディデザインについては、柔らかなお肉をたっぷり詰め込んだ巨乳~爆乳~適度に締まったウェスト~これまた肉感たっぷりのヒップ&太股でグラマラスなボディデザインを形成し、ぷにぷにとした大陰唇の股間も含め、揉み込む指や打付ける腰を弾力感豊かに反発するかのような肉感ボディで統一。
BitchStream3ぷっくりと膨らんだ乳輪や艶っぽい唇、黒ギャルさんのしっとり濡れた褐色肌の適度なヌルテカ感など、体パーツの描写は丁寧かつ淫猥であり(←参照 ぷっくり乳輪&乳首はパイズリ描写で大活躍 短編「あばずれサマー」より)、多彩なヒロイン個々の設定に合わせた各種エロ衣装やアクセサリーなどと併せてヒロインの肉感ボディのストレートなエロさを高めています。
  初単行本ということもあり、特にトーンワークの濃淡などで初出時期による違いが認められるものの、絵柄は商業デビューの初期から概ね完成している印象で、現代的なアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスを十分に有し、前述のドスケベ肉感ボディの淫猥さを程好くマイルドな印象にまとめるバランスの良さが光ります。

【ビッチヒロイン達の肉感弾力ボディのエロさが溢れる濡れ場】
  各作品のページ数が多いとは言い難いのですが、上述した様に、ビッチヒロイン達の積極性のおかげもあって簡易にまとめる導入パートであることもあって、エロシーンの分量は標準並みを確保しており、ビッチキャラとしての魅力が十二分に込められていることもあって属性持ち(管理人含む)には大変実用性の高い抜きツールとなっています。
  前述した様に、ヒロイン側が能動的にセックスに持ち込むケースが基本であり、性的快楽目当ての淫靡なエッチも多い一方、意中の相手を癒したり関係を深めようとしたりな目的で、優しくエッチを描くケースも存在。とは言え、それらに印象の差異は大きくはなく、エロボディ&エロマインドなヒロインとエッチできるという幸福感が基調になっているのは共通しています。
  エロシーンの構成については、作品間でバリエーションが存在しますが、前戯パートに比較的尺を長めに取るケースが多く、悪戯っぽい表情でのフェラやむちむち太股や尻に顔を挟まれる顔面騎乗や強制クンニなどに加え、弾力たっぷりの巨乳の乳圧と精液を絞り出すテクニックが満喫できるパイズリ描写の充実は大きな特徴。
BitchStream4この前戯パートにおけるフェラやパイズリなどのビッチならではの積極プレイや、むちむちボディの感触満喫を大きな武器とする分、抽挿パートが量的に圧迫されるケースが多いのは好みが分かれるところ。また、ピストンの快楽を味わい男性側に一定のリードを許しつつ、ビッチとしてエロにおける優位性を保たせる台詞回しなどで、男性に安易に制御することのできないビッチヒロインの小悪魔さや奔放さなどを保っているのは、ビッチヒロインの描き方として正解(←参照 “余裕”を保つことで出るビッチ感 短編「BBシューター」より)。
  むちむちと弾力感のあるエロボディのストレートなエロさを前面に出す作画は、特に大ゴマ~コマぶち抜き絵での圧倒的な威力を有し、これを軸としてエロシーンのページ構成を適切に為している一方、断面図等を含めた各体パーツアップでの小ゴマについては、特に初期作において、緊張感に欠ける絵があったり、逆に整理の行き届かないごちゃごちゃ感があったりと、画面配置に細部に詰めの甘さが感じられるのは今後の改善要素でしょう。
  また、エロ演出については、ヒロインの適度に蕩けた表情や柔肌をしっとり濡らす各種液汁描写、動作に合わせた擬音の添加など、ベーシックな演出を適度な分量・適度なアタックで重ねるスタイルであり、がっつり中出ししてヒロインのエロ欲求を満足させるフィニッシュまでエロボディそのものの直接的な官能性とそれを自由にさせて貰う幸福感をメインとして、その魅力を邪魔しない演出に留めていると評し得ます。

  ギャルを中心とした各種ビッチヒロインを多彩に取り揃え、そのエロボディを満喫させてもらうという棚ボタ的な幸福感に満ちた1冊と言え、ビッチヒロイン好きの諸氏には大変嬉しく、また今後を期待できる初単行本でしょう。
個人的には、黒ギャルJKヒロインのエロサービスを満喫な短編「RIDE ON BITCH」と、エロエロ&優しい天然系ママさんにたっぷりサービスしてもらえる短編「バブMe」が特にお気に入りでございます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ