2016年04月

竜太『妻色いんび』

EroticColorOfWives 佐伯先生の『BOX!‐パンドラデイズ-』(少年画報社)を読みました。わ、わいもバニー田崎さんの柔らかおっぱいに包み込まれたり揉んだりな巨乳ニケーション(原文ママ)をしたいです(滂沱)。
「マドンナの行方」みたいな苦い余韻を残すブルーまっしぐらな話もあれば、「降誕祭のアジール」みたいな馬鹿話をも突っ込むセンスは流石この作家さんですな。

  さて本日は、竜太先生の『妻色いんび』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『ちちにくりん』(ワニマガジン社)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
綺麗なおばさんヒロイン達の豊満ボディを背徳的な快楽に染め上げるパワフルファックが詰まった1冊となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。1作当りのページ数は16~20P(平均20P弱)と本レーベルとしては標準的な分量で推移。ストーリー面での読み応えはあまり感じませんが、程好い濃厚感とボリューム感とでエロシーンを楽しませくれる作品構築になっています。

【作劇としてソフト路線のインモラル系&ラブエロ系】
  マチズモ全開なゴッリゴリの凌辱系路線をメインとして突き進めている最近のエンジェル倶楽部レーベルですが、今回の単行本については比較的マイルドな雰囲気の作品が多く、人妻ヒロインのエロボディを満喫するウハウハ感を中核として作品構築となっています。
EroticColorOfWives1  とは言え、“人妻”であるヒロインにお股を開かせる必要性上、彼女達を無理矢理エロに引きずり込むシチュエーションが多いのは確かであり、旦那の失業で家賃を払えなくなった奥さんがそのボディを引き換えに~な短編「たてまえ」(←参照 ぐへへ、奥さんも溜まってるんだろ?(ナイステンプレ発言!) 同短編より)、同居している義父に迫られて旦那にも言えず~な短編「禁断の果蜜」、万引き常習犯の娘のせいでその豊満ボディを謝罪として店員に差し出すことに~な短編「母のイキ様」等々、なし崩し的に彼女達の貞操が侵犯されるインモラルな状況が勢揃い。
男性側の下種な欲望が発揮されるという面においては共通しつつも、一方的な凌辱エロと多少雰囲気を異にするのは、彼女達の行為が妻としてまた母としての一種の“取引”であり、同時に彼女達が不倫や売春の不義や背徳性を自覚しながらも自らその快楽と解放感に囚われていくという点でしょう。
  凌辱的・強制シチュエーションの作品が多い一方で、年上おばさんと若い男性との年の差ラブのお話も多く、年甲斐もなく無邪気でちょっとだらしない妙齢女性とドタバタ模様&ラブエロな短編「ゆるみケア」や、憧れの年上お姉さんと再会してのラブラブHな短編「あとの祭り」などでは、年上女性の包容力や成熟した色気を柔和な空気の中で楽しめるタイプ。
  インモラル系統の作品ではラストは多少なりとも淫靡で妖しい雰囲気を残すまとめ方が多いため、微笑ましいラストを迎えるラブエロ系と雰囲気の差は明瞭ですが、ヒロイン側を過剰に追い込むことはなく、性的な方向性も含めて彼女達自身の意志に結末を付託する傾向にある分、読後感が過度に重くなることはない、比較的ソフトなタイプと感じます。

【バスト&ヒップ&下腹部の駄肉感が魅力の豊満年増ボディ】
  短編「思いヤリの精神」では母子ヒロインとしてハイティーン級の娘さんも登場していますが、メインとなるのは30歳前後~30代後半程度と思しき美熟女さん達であり、人妻やママさんヒロインが中心となるのはこの作家さんらしい陣容。
  成熟した清楚な色香を放ち、人当たりも良く、旦那や娘への愛情を有するという瑕疵のない女性キャラクターが、恋愛にしろ凌辱にしろ、男性の欲望の対象という水準まで降下してくるという構図そのものが、人妻エロの醍醐味の一つであり、侵犯しがたいものを侵犯するという喜悦を励起することに成功したキャラ設計と言えるでしょう。
また、多くの場合、娘の素行の問題や旦那との関係における難事といった面が、ヒロイン達が快楽に飲み込まれる要因となっており、家族に愛情を抱きつつそれが他者に利用されてしまうという流れも、人妻・母親ヒロインを描く上での勘所として上手に形成されています。
  娘さん世代については健康的な肉付きに程好い華奢さも織り交ぜたティーンボディとしつつ、おばさんヒロイン達については柔肉がたっぷり付いた肉感ボディで統一。劇画的な熟女ヒロインではなく、あくまで清楚な色気や若々しさを重視したタイプではありつつ、締りを徐々に失いつつあるだらしなボディは30overならではのエロスと評したいところ。
EroticColorOfWives2重たげに少々垂れる柔らか巨乳や、これまた柔肉がみっちり詰まった年増ヒップ、愛液がたっぷり潤滑される爛熟おま○こに加え、下腹部の駄肉感は高く評価したいポイントであり、バスト&ヒップの柔らかさに加えて下腹部~腰回りのお肉もむにむにと掴めるのは好事家にとって嬉しい点でしょう(←参照 だらしない下腹部に注目されたい 短編「ゆるみケア」より)。
  前単行本から3年と長い時間が空いたものの、絵柄そのものは初単行本時からおおむね完成していることもあって単行本を通して画風は安定。美熟女ヒロインの健康的なエロスとエロシーンでの熱っぽい淫靡さを両立させる絵柄は、クドさや重さをあまり感じさせないキャッチーなものであり、おばさんヒロインをさほど好まない層にも十分訴求できる魅力をヒロインに持たせています。

【清楚系人妻さんの狂乱の痴態を適度にハードな演出でお届け】
  凌辱エロであれば状況説明をサクサクと済ませてヒロイン嬲りに突入、恋愛エロでは双方の合意に基づいてこれまたサクサクとラブラブHに流れ込んでいくためエロシーンの分量は十分に用意されており、終盤に向けて双方の快楽への貪欲さが高まっていく流れで熱量の高い濡れ場に仕上げています。
EroticColorOfWives3  人妻・母親キャラクターがメインであるということもあって、彼女達に“旦那”や“娘”の存在を敢えて意識させる台詞回しや状況を投入することが多く(←参照 ち○こ比較させるのは王道ですよね 短編「母のイキ様」より)、それらの関係性よりも目前の快楽が上回っていることを彼女達に自覚させることで、凌辱・不倫エロとしての背徳性を増強させていると評し得ます。
  これに対して、和姦エロにおいては年上ヒロインの性的な余裕さや彼女達に翻弄される喜びも描き出しつつ、綺麗なおばさん達が若い男性の与える快楽にメロメロになり、素直な痴態を“自身にだけ”曝け出してくれるという独占欲を充足させてくれます。
  凌辱系統のエロシチュにおける前戯パートでは、ヒロインの豊満ボディをねっとりと愛撫してその感触を楽しんだり、旦那以外には許さないハズの唇をねっとりと貪るキスを交わしたり、屈辱感や嫌悪感を浮かべる表情の人妻ヒロインに勃起ち○こへのお口ご奉仕をさせて優越感に浸ったりと、彼女達の羞恥心や嫌悪感を刺激するプレイを強要して白濁液をぶっかけor口内射精。
EroticColorOfWives4そこから突入する抽挿パートでは、意に反して愛液をたっぷりと潤滑する完熟おま○こを最奥までパワフルにピストンし、“どちゅどちゅ”と打突音と水音が入り混じる攻撃的な擬音を振りまくと共に、清楚な色気感を残存させつつも紅潮した頬と潤んだ瞳の熱っぽいメス顔を曝け出し、淫靡なエロ台詞を絶叫するヒロインの痴態を提供(←参照 このメスフェイス! 短編「妻づき」より)。
  エロとしての強いアタックを叩き出しつつ、大人ヒロインの色気とのバランスを崩さない調整は大きな魅力であり、そんなエロく美しい痴態を曝け出す年増美人達に白濁液を何発も浴びせていくドライブ感も魅力で、ラストは大ゴマ~1Pフルで膣内射精を受け止めながら強烈なアクメにあるいは茫然あるいは恍惚しながら震えるヒロイン達の痴態をがっつり提供して〆ております。

  年増ヒロイン好きにとっては福音たりえる優良抜きツールであり、彼女達の豊満ボディをねっとりと蹂躙するも、イチャイチャラブラブするのも両方楽しめる一粒で二度美味しい1冊。
個人的には、万引き娘の放免の代わりにその完熟肉感ボディを徹底的に攻め抜かれて陥落な短編「母のイキ様」と、母娘の美しい母子愛が輪姦に包まれる短編「思いヤリの精神」に特に愚息がお世話になりました。

山崎かずま『おとなのまねごと。』

ImmitationAdult 余湖祐輝先生・田畑由秋先生コンビの『ニンジャスレイヤー』第7巻(角川書店)を読みました。「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」は人気ニンジャの集う実際名エピソードなので、無印版でコミカライズされて嬉しかったですねぇ。
あと、ダークニンジャ=サンとの初戦における「イヤーッ」「グワーッ」コピペ・ジツを忠実に再現した漫画的メソッドには爆笑しました。

  さて本日は、山崎かずま先生の『おとなのまねごと。』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『ポルノスターより愛をこめてっ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
お馬鹿系からシリアス系まで多彩な作劇と少女達の柔らかスベスベボディの感触を楽しめる作品集となっています。

ImmitationAdul1  収録作は、互いに複雑な家庭環境を抱えクラスで孤立している二人の少女が、片方の少女のお願いでもう片方の少女が援交を斡旋することになるのだが・・・な連作「Discord-Complex People-」前後編(←参照 いつも頼ってばかりでは悪いと思って飛び込んだけど・・・ 同連作前編より)、不況の中で経営に苦しむ新幹線運行会社が起死回生のアイディアとして打ち出したのは何と目的地までのエロエロサービス寝台車で!?な短編「スーパーセクスプレス!東京‐大阪間」+描き下ろしのおまけ後日談(8P)、その他読み切り形式の短編・掌編8作。
前述の描き下ろし後日談、およびフルカラー掌編「まなびや」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均21P強)と書店売り誌初出としては標準的な水準。作品によってストーリーとしての読み応えには結構な差がありますが、抜きツールとして十分なエロの分量を用意しつつ、シナリオとの量的・質的バランスよく組み立てた作品構築は一貫しています。

【お馬鹿エロコメから繊細な人間ドラマまで多彩な作劇】
  多彩な作風を用いつつ、それぞれの方向性で一工夫のある作劇を魅せる作家さんであり、今単行本もハイテンションなエロコメもあれば、ダーク&インモラルな倒錯ストーリー、少女の複雑な心の動きを追うシリアス系の人間ドラマと様々な作風が揃っています。
  新幹線の乗車率向上を目的として、乗車券を購入する際にアタリが出ると美人添乗員トリオにエロエロサービスを受けられる短編「スーパーセクスプレス!東京‐大阪間」や、潰れかけている中華飯店を立て直すべく店主の一人娘のチャイナっ娘が(勘違いから)エロエロサービスに邁進する短編「歓迎光臨!テンテン飯店」は、両作品ともオチはブラックユーモアではありつつ、明るく楽しいエロコメ系統に属します。
幼馴染なお嬢様ヒロインが押し掛け即嫁入りというドストレートな棚ボタ展開を有する短編「侵略襲来!お嬢様」の様に明るい雰囲気の作品が全体的に多い一方、主人公が陰気で地味だと思っていた少女に襲われ、性的に支配されるという、棚ボタ展開と同じ構図でありながら、倒錯的で狂気的な雰囲気を有する短編「gKsnN4q」といった作品も投入。
  また、自分の援交の“客”に自分の親友を紹介し、客と親友の仲が深まる中で揺れ動いていく少女の心情を描く連作や、少女性愛者の男性と知り合い、彼に恋をした少女と彼女を“子供”としてのみ認識していたその男性の関係を描く短編「光」などは、シリアスな人間ドラマとなっています。
ImmitationAdul2このタイプの作品において特徴的なのは、饒舌でありながらも内面の“核心”には触れない台詞回し・モノローグであり(←参照 短編「光」より)、登場人物の関係性やその帰結に関しても明言や分かり易い説明を敢えて避けることで、独特の余韻を残すのはこの作家さんの特異な手法と言えます。
  読者に想像の余地を残すことで作品に引き込む手法であると同時に、敢えて核心を説明しないのは、“自身ですら理解しきることはできない“感情”は(読み手も含めて)他者には理解することはできないし、それ故に人の間で様々なドラマが生じる“というスタンスを作者が有している様に個人的には感じます。

【育ちかけ未成熟ボディをメインにした多様なヒロイン】
  短編「恋愛の才能」「gKsnN4q」のJKガールヒロインや、短編「スーパーセクスプレス!東京‐大阪間」に登場する綺麗なお姉さんタイプの新幹線スタッフさん、はたまた20代後半の設定ながら見た目は小○生のままな合法口リさんなどの年長組もおりつつ、人数的に主力を占めるのはローティーン級と思しき少女達。
  単行本タイトルに“おとなのまねごと”とある通り、ある種の背伸びをしたくなる思春期ならではの性愛を描きつつ、それを単なる模倣や愚行として冷笑的・批判的に描くのではなく、特にヒロイン側にとっては彼女達なりの意志で営む性愛として、彼女達の目線に寄り添う形で描いていることがキャラクター描写においても肝要な要素と感じます。
暴走系お嬢様やほんわかビッチなお姉さん等、属性付けがある程度明確なヒロイン造形も認められますが、キャラ依存で作品を組み立てるというよりかはストーリー展開も含めて状況の面白さ・ユニークさを中核とするスタイルであり、分かり易い属性で勝負するよりかは展開の中でヒロインの個性・魅力を引き出していくスタイルと言えるでしょう。
ImmitationAdul3  ヒロインの年齢設定に幅広さがあることもあって、ボディデザインについてもある程度の振れ幅があり、同年代であっても膨らみかけバストもあれば口リ巨乳もあり(←参照 膨らみかけちっぱいカワイイヤッター! 短編「歓迎光臨!テンテン飯店」より)、等身高めのお姉さんボディもあれば、成人男性に比して小さなボディの未成熟ボディも存在。
いずれにしても共通するのは、すべすべした柔肌の質感と、バスト&ヒップもしくは寸胴ボディのお腹回りの健康的な肉感であると言え、十分に端正でオサレ感も有する女体描写でありながら、西洋美人のモデル体型的な端正さではなく、モンゴロイドボディ的な温かみや量感を維持させている点が特徴的と感じます。
  ふわっと軽やかな描線でありつつ、デジタル作画的な修飾性を適度に盛り込んで濃過ぎず薄過ぎずな密度を保つ作画であり、柔らかい印象と華やかさやエロとしてのアタックの強さをそれぞれが突出しない様にまとめあげることに成功しています。

【エロ可愛さを保ちつつ適度なアタックのエロ演出】
  各エピソードのページ数や作劇の存在感などによって、エロシーンの体感的なボリュームには多少の変動はあることに加え、基本的にエロシーンを中核として話を動かすという面もあり、シナリオ展開の要請上濡れ場の分割構成はありつつも、概ね抜きツールとしては標準的な分量を確保していると言えるでしょう。
  カップル同士のラブラブHもあれば、無垢な少女が突然のエロハプニングに巻き込まエル流されH、地味系ガールが性的な本性を曝け出して男性を喰らい尽くす倒錯H、ヒロイン達のエロエロサービスを楽しめる棚ボタエロと、エロシチュは様々であり、個別の倒錯性や特殊性を前面に押し出すというよりかは、多彩な作劇における登場人物間の関係性においてそれらの性行為が彼ら彼女らにとって“特別な意味”を有するようになることに意義があるという描き方と感じます。
  エロシーンの構成については、フェラやクンニ等の前戯についてあまり尺を設けず、サクサクと抽挿パートへ移行する傾向が強く、前戯パートの尺を求める諸氏には減点材料かもしれませんが、兎にも角にも結合を求める性的欲望が前面に出てピストン運動へと早期に移行する前のめり感が生じています。
ImmitationAdul4抽挿パートに移行後は、熱っぽく蕩けた表情と描き文字で表現される乱れたエロ台詞、淫液を潤沢に漏れ出す結合部からの擬音といったエロ演出を、スベスベ柔らかボディの存在感に重ねて陶酔感の強さを表現(←参照 短編「弩田舎」より)。決して過激さ・過剰さを追求したスタイルではない一方で、印象付けたいエロ台詞・嬌声の吹き出しを色分けしたりと、視覚的に効果を発揮するような手法を用いています。
ヒロインのエロ可愛さの維持とエロ演出のアタックの強さとのバランスは、双方の魅力を高め合うように設計されており、技巧的なコマ配置なども合わさって大ゴマのインパクトと小ゴマの情報量増強の併用にも無理がないのも巧さを物語る点。際立った手法もしくは一点突破の強力さはない一方で、訴求層の広いエロ描写と評し得るでしょう。
  多回戦仕様のエロシーンのフィニッシュは1Pフルを基本とする大ボリュームでの乳内射精描写&ヒロインアクメ描写でパワフルに〆ており、その後に肢体を弛緩させてアクメの余韻に浸るヒロインの描写も含めて解放感の余韻に読み手も浸らせる作りになっていると言えるでしょう。

  多彩な作劇は、キュートなヒロインの魅力を様々な面から引き出すことにつながっていつつ、それぞれに分かり易い型を嵌めるのではなく、奥行きのある作品世界の設計が為されていると感じます。
個人的には、ツンツン彼女さんにコスプレハメ撮りHな短編「土曜日、お部屋で。」と、一生懸命なチャイナっ娘がエロ可愛い短編「歓迎光臨!テンテン飯店」がお気に入り。

長頼『恋色めまい』

IGotCrushOnYou TVアニメ『迷家』第1話「鉄橋を叩いて渡る」を観ました。監督は水島努氏・脚本は岡田麿里氏ということで大変期待しております。ミステリーというかホラーというか、不穏な要素が初回から漂っていますね。
かなり大人数な登場人物達それぞれがクセの強い人物ではありますが、一見普通のよい子に見える主人公もかなり闇を抱えてしまっている様に思えますね。

  さて本日は、長頼先生の初単行本『恋色めまい』(ワニマガジン社)のへたレビューです。夏のプールサイド、上空に広がる青空、そして競泳水着からこぼれるおっぱい、日本の夏らしい風景ですね(マテ
それはともかく、上品な抒情性で紡ぎ出す青春ラブ&エロストーリーが味わえる作品集となっています。

IGotCrushOnYou1  収録作は、助平マインドに溢れながらいざコトに及ぶと早漏な彼氏君に色々とご不満な彼女さんが欲求不満になって!?な短編「Summerりみっと」(←参照 彼女さんをちゃんと満足させよう!)+同作のモブ男子の後日談な描き下ろし掌編「Summerぶれいく」(6P)、および読み切り形式の短編10作。
描き下ろし掌編を除き、1作当りのページ数は16~22P(平均19P弱)とコンビニ誌初出としては標準的な部類。作品によってストーリーの存在感は異なりますが、概ね適度な読書感とエロの量的充実感をバランスよく併せ持つ作品構築と評し得るでしょう。

【程好い抒情を香らせる誠実なラブストーリー】
  いずれの作品も若い男女の恋と性を描くストーリーで共通させつつ、ドタバタラブコメ的な楽しさを基調とするタイプの作品と、しっとりとした雰囲気を漂わせて男女の心の機微を描く精細なタイプの作品とに作風は大別されます。
  優しくておっとりした美人女教師さんの正体はやさぐれドSレディで!?な短編「僕と先生」、親の再婚で出来た義理の妹ちゃんはグータラ系残念美少女だけどお兄ちゃんのことが大好きで!?な短編「Sisterぱにっく」などは明確に前者のタイプであり、ヒロイン達の意外な素顔に振り回される棚ボタ的な嬉しさ・楽しさが魅力。
  これに対して、互いに社会のしがらみから逃げようとする男女がとある理由でセックスをする短編「籠女」、男性に対する傷心を抱える優等生女子と不良男子の心の重なり合いを描く短編「ふたりの二律背反」、共に心に空虚を抱える元・画家の男性と少女の出会いの帰結を描く短編「Portrait」などは明確に後者のタイプと言えるでしょう。
IGotCrushOnYou2このタイプの作品で描かれるセックスは、単純に性的快楽が全ての事象に対して優先されるものではなく、登場人物達の孤独や空虚感をモチベーションとしてそれを埋めるための行為として描かれている点が特徴的(←参照 “空っぽ”な二人 短編「Portrait」より)。
  後述する様に、両方のタイプの作品において、“男性の理想的な存在ではない”女性キャラクターを描いているのですが、それ故にセックスを含めて男女の関係性の形成・修復が為されるのは恋愛ストーリーとして誠実であると言え、登場人物達が単なる性的快楽以上のものを性愛を通じて得ることで、空虚さや孤独さ、不信を乗り越えていく姿が好ましく感じられます。
抒情性にしろコメディとしての楽しさにしろ、いい意味で抑制を効かせており、テーマ性やギャグとしての勢いを前面に出し過ぎることはなく、程好いオサレ感も漂わせつつ、嫌味のない読書感を甘酸っぱいラストまで維持させているのも好印象。

【柔らか巨乳&桃尻の肉感ボディなガール&レディ】
  ハイティーン級と思しきJK美少女を主力としつつ、女教師さんや喫茶店の店員、女子大生さんに神社の巫女さんなど、20代前半~半ば程度と思しき綺麗なお姉さんタイプの女性キャラクターも含んだヒロイン陣となっています。
  前述した通り、“男性の理想的な女性像”から敢えて外した女性キャラクターの設計が一つの特徴であり、コミカルな作品では清楚で優しい年上美人と見せかけて中身はさやぐれエロ美人な女教師さんや(短編「僕と先生」)、清楚で献身的な妹像を期待していたらグータラでちょっとアホだけどピュアな義妹さん(短編「Sisterぱにっく」)であったりと、彼女達の意外性が楽しさにつながっています。
これに対し、しっとりとした青春ラブストーリーにおいては、“主人公の事を全て受け止める包容力と処女でありながら性的充足に満たされる”的な理想像としてのヒロインではなく、彼女達なりの孤独や性的なことへの空虚感、男性への不器用さを持ったキャラクターとして描き、それを単なる“デレ”への前兆にしない誠実さが、作品の抒情性とハッピーエンドの甘酸っぱい幸福感につながっていると評したいところ。
  なお、イケメン揃いな男子連中に関してもある種の不器用さや少々やさぐれた印象のあるタイプが揃っており、特に男性読者にとっては好き嫌いが生じる可能性があるのですが、彼らの素直さがヒロイン達の頑なさを破る要因となるのは一つのポイントでしょう。
IGotCrushOnYou3ボディデザインについては年下ガールから年上お姉さんまでほぼ統一されており、健康的な肉付きの体幹にむにむに触感の柔らか巨乳とこれまた程好い量感の桃尻を組み合わせた肉感ボディが勢揃い(←参照 短編「Sisterぱにっく」より)。女体の柔らかい質感とお肌のツヤツヤ感が過剰でない上品な官能性を生み出しています。
  初出時期によってアナログ作画的な乱れの良さを活かしたタイプと、デジタル作画的なすっきりとした描線のタイプが入り混じっていますが、健康的な色気と嫌味にならないオサレ感を香らせ適度に高密度な作画を維持する絵柄の性質は単行本通して安定していると感じます。

【健康的な色香の濃度を練り上げるエロシーン】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺のエロシーンとは言い難いものの、この分量の作品としては標準的な尺の濡れ場を有しており、コミカルな要素もしくは繊細な動きを示す感情のやり取りを交えつつ、若い男女の交わりをお届け。
  エロエロお姉さんの壁ドンからの童貞食いシチュエーションがあったり、喫茶店マスターと美人店員さんのお客さんから隠れながらの羞恥系セックスがあったりと多少の味付けを加えたエロシチュエーションとなっていますが、基本的には自分以外の他者を求める行為としてのセックスが描かれており、恋愛要素の濃淡は別としてある種根源的な欲求を特にヒロイン側が叶えようとする和姦シチュエーションがメインとなっています。
体が重なり合うことで、肉体だけでなく精神の距離もまた近くなり、互いの情念が吐き出される行為としてセックスを描いているため、説明エロ台詞以外にも語りとしてのエロ台詞が多いため、好みが分かれる可能性はありますが、裸体と共に自分の心を曝け出すという面において、状況の高揚感・解放感を物語る要素として実用面にも一定の貢献をしています。
  ヒロインに肉感ボディの柔らかさや愛液たっぷりの秘所を揉んだり舐めたりな愛撫にしろ、ヒロイン側の唾液たっぷりねっとりフェラにしろ比較的長尺の前戯パートに詰め込んでおり、フェラ描写については多少短めでありつつ、ここで一発放出して抽挿パートへ移行。
IGotCrushOnYou4健康的な色香のヒロインが、羞恥や苦悶と強烈な快楽が入り混じった官能的な表情とこらえきれない嬌声を曝け出すというギャップが基本的ではありつつ、ヒロインの心情描写を丁寧にしている分、その変容に強い煽情性があります(←参照 短編「籠女」より)。演出手法は悪く言えば地味ではありますが、雰囲気の良さを阻害しない手法を十分な密度を伴って投入していると感じます。
  フィニッシュシーンは、アクメの感覚に蕩けきって潤んだ表情とたっぷり膣内射精を受け止める結合部をアピールさせる構図を1Pフルで投入しており、双方の感情と感覚が最高潮を迎えるカタルシスを生み出すパワフルな描写となっており、抜きツールとしての勘所を集中させた作りと言えるでしょう。

  雰囲気の良いエロ漫画というのが第一に上がる感想であり、抒情性で魅せつつコミカルな作品にも華がある通り、“構えた”印象があまりなく素直に読めるのが大きな美点でしょう。
個人的には不器用系ツンデレガールなヒロインが可愛らしい短編「不機嫌な彼女」が最愛でございます。

高城ごーや『私のおしっこ不文律』

MyUrinalConsuetude TVアニメ版『だがしかし』第12話「食べるんですHiとさくらんぼの詩と…」「ミルクキャラメルとサクマ式ドロップと…」を観ました。うぅ・・・毎週楽しみにしていたので、最終回辛いです・・・もっとほたる嬢とサヤ師のほんのりHで可愛いな姿を・・・。
ラストの二人の会話が信頼関係を優しく物語っていて良かったですね。

  さて本日は、高城ごーや先生の『私のおしっこ不文律』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『ピス is ラブ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ユニーク過ぎる設定の中、すれ違いを経て重なり合う互いのおしっっこ愛を描くハートフルおしっっこラブストーリーとなっています。

MyUrinalConsuetude1  収録作は、とある女子校に教師として赴任した主人公が再開した幼馴染の女の子は、尿を便器に投棄?するのを禁じ、過剰なおしっっこ保護を定めた悪法“小水憐みの令”によって学園に悪政を敷く生徒会長となっており、学園は体制(おしっこ保護派)側と反体制(おしっこ解放派)側に分かれていた・・・という冒頭の中編「しょーすい☆憐みっ!!」全5話(←参照 学ラン男装美少女な生徒会長・徳川綱夜 同中編第1話「綱夜ちゃんは尿公方!」より)。
収録本数こそ少ないですが、1話当りのページ数は32~44P(平均39P強)と大ボリュームで安定。ストーリーとして適度な読み応えを有しつつ、おしっこが溢れるエロシーンもたっぷり長尺の作品構築となっています。

【おしっこ愛へのラブ&リスペクト】
  度々言及していますが、この作家さんの作品における“尿”とは決して“汚い排泄物”などではなく“愛情と生命を育む愛おしい液体”であり、汚らしく羞恥すべきものとして尿を描くスカトロジー的な要素はほとんどなく、ピュアなラブストーリーの中で登場人物達の絆の架け橋としておしっこを描いています。
  主人公である上野先生も、メインヒロインである徳川綱夜ちゃんも共におしっこ愛の持ち主であり、おしっっこ愛を広めようとする余り“小水憐みの令”なる悪法によって学園を支配する圧政者となってしまった彼女を、主人公がおしっこ愛を通じて再び立ち直させることが本作のストーリーの骨子。
MyUrinalConsuetude2多数の登場人物の思惑が絡まり合う学園群像劇としての面白みを有しつつ、本作のテーマ性はシンプルであるとも言え、“個人の嗜好(本作ではおしっこ愛)を他者に強要していはならない、それぞれが自由に嗜好(おしっこ愛)を育み、大切にしなければいけない”ということを伝えていると評し得るでしょう(←参照 おしっこは自由でなければいけないのだ!それが愛! 中編第5話「小水憐みの令白書」より)。
  言うまでも無く、徳川綱夜ちゃんは犬公方と呼ばれた徳川綱吉、小水憐みの令は生類憐みの令のパロディなのですが、生類憐みの令が本来は動物愛護・社会福祉を指向しながら運用が誤っていたために悪法となったことを考慮すると、おしっこを大切にしたい精神が誤った方向に行った本作は歴史パロディとしてもなかなか秀逸です。
  前述した通りに群像劇としての面白みもあり、幼馴染の主人公とメインヒロインの再会&ラブラブな融和を軸としつつ、二人を応援するサブヒロインや、圧政に反抗するギャル美少女コンビ、綱夜ちゃんを献身的に支える余り色々暴走することになる天才ちびっこガール達がストーリーの賑やかさに華を添えています。
  恋愛ストーリーとしては概ねオーソドックスと評して良く、それほど特異な面白みはないのかもしれませんが、そこに付随する要素(主におしっこ)が非常に独創的であるために、作劇の存在感はかなり強く、綺麗なハッピーエンドでまとまるラストまで色々な意味で目が離せない読書感は大いに魅力的と感じます。

【多数の美少女キャラクターが登場の群像劇】
  学園群像劇であることもあって、メインヒロイン・徳川生徒会長を筆頭として女子校生級の美少女で統一。作劇面で主要な役割を果たす美少女キャラクターだけでも5名、更におしっっこ要員としてキュートな学園生たちも多数登場する賑やかな陣容となっています。
  おしっっこ愛普及のために敢えて冷徹な圧政者の仮面を被った、中身はいい子なメインヒロイン・徳川綱夜ちゃん、彼女と主人公を応援する優しく元気なたまこちゃん、クールでややエキセントリックながら綱夜ちゃんのために奮闘する冷泉司ちゃん、体制側に反抗する白ギャル&黒ギャルコンビの酒井ちゃん・朝日ちゃんとそれぞれ性格付けを分けた美少女キャラクターを配しており、各キャラクターとも中身は善良な子であることもハッピーエンドへの帰結を援助しています。
ちなみに、メインキャラ以外の学園生達のキャラデザインに関しては、「ここはスターラ○ト学園ですか!?」と思わずツッコミたくなる感じの美少女達が描かれており、もちろん彼女達からもダイレクト飲尿が可能なので、特に1stシーズンが大好きなア○カツおしっこおじさん達には嬉しい黄金水サービス。
MyUrinalConsuetude3  主人公の幼馴染である綱夜ちゃんにたまこちゃん、および体制に反旗を翻す酒井ちゃんなど、たゆんたゆんの柔らか巨乳を有する健康的肉感ボディの女の子をメインとしつつ(←参照 たまこちゃんのもっちりおっぱいヤッター! 中編第2話「たまこちゃんはお世話やき❤」より)、ぺたんこバストなスレンダー黒ギャルな朝日ちゃんやより背丈が小さく未成熟で華奢な貧弱ボディな冷泉司ちゃん等々、キャラの多さに併せてボディデザインには多彩さがあります。
制帽&学ランのクラシカルな男装スタイルな綱夜&司ちゃんのコンビや司ちゃんが色仕掛けをするためのセクシーな衣装&貧弱幼げボディのコンビネーション、生徒会長覚悟の死に装束やら学園の制服やらと、衣装面でもバリエーション豊かであり、ヒロイン達のキャッチーな可愛らしさを、親しみやすい漫画絵柄と併せて高めることに貢献しています。

【適度な陶酔感で包むおしっこ関連の描写・プレイが充実の濡れ場】
  ページ数の多さに比例してエロシーンは十二分に長尺であり、各種おしっこ関連の描写も充実させつつ、一つのシークエンスを豊富な描写量で提供するスタイル。
  ギャル美少女コンビに襲われたり、たまこちゃんの励ましセックスがあったり、媚薬兼利尿剤のせいで主人公がエロモンスターと化して司ちゃんを襲ったり、綱夜ちゃんとのラブラブHがあったりと、ラブストーリーとしての雰囲気を損なわない範囲でエロシチュエーションも様々に用意しています。
MyUrinalConsuetude4無論、それらのエロシチュの中でおしっこ関連の描写・プレイを豊富に投入しており、美少女の股間からダイレクトに飲尿したり、ギャグ美少女コンビに黄金水シャワーを浴びせて貰ったり、ピストン中に快感にこらえきれずにお小水を放出してしまったり(←参照 司ちゃんカワイイヤッター! 中編第3話「司ちゃんは主人想い!」より)、子宮内に愛のおしっこをたっぷり注いで疑似ボテ腹になったりと、ヒロイン側を中心としつつ双方のおしっこが豊富に溢れます。
  快感に蕩けてふにゃっとなる表情や快感の強さに圧倒される表情、思わず漏れ出るキュートなエロ台詞、おしっこと愛液が水音を奏でる結合部のアップ描写など、適度にアタックの強いエロ演出を選択しつつ、絵柄に由来するヒロイン達の可愛らしさを損なわない範疇に演出強度を収めることで、アブノーマル系のエロ趣向でありつつ、雰囲気の穏やかさを保つことに貢献。
  ページ数の多さを利用して、小ゴマを追随させた2P見開き絵を、フィニッシュシーンを含めた要所々々で投入することでインパクトのある描写・構図を叩き出しているのも特徴的であり、キュートな蕩け顔と濡れ濡れな結合部をがっつり鑑賞することができます。
各種おしっこ描写を絡めたフィニッシュシーンは、2P見開き絵での膣内射精でヒロインの絶頂を描き出しつつ、じょぼじょぼとおしっこを放出したりさせたりな描写やエッチ後のおしっっこ鑑賞も投入してラストまでおしっっこ描写を充実させています。

  ある意味では、おしっこ愛を照れ無く貫き通す高城先生にしか描けない作品であるとも言え、おしっこへのラブ&リスペクトを強く感じさせる作品になっています。
サブヒロイン達も含めて皆それぞれエロ可愛いかったですが、個人的には司ちゃんが最愛でございます。全ての二次元おしっこラバーにお勧め!

宏式『発情カーニバル』

HotCarnival 物理書籍版ニンジャスレイヤー『ケオスの狂騒曲』(エンターブレイン)を読みました。ユカノ=サンの豊満ボディにアブナイな拷問を加えて凛々しい顔を歪めさせる、フィーヒヒ・・・、おっと今の発言はやや邪悪でしたね・・・嗜虐心を満たしたいだけなのでは?
第3部におけるアマクダリ側の邪悪で巨大な策謀が徐々に明らかになってくる最新刊でしたね。これから始まる壮絶なイクサに、今はただ備えよう。

  さて本日は、宏式先生の初単行本『発情カーニバル』(文苑堂)のへたレビューです。女体大盛りなサービス精神を感じさせる表紙絵ですね、ミニマル宇宙めいた桃源郷、ワオ、ゼン!
乱交エロを中心として明るく楽しくセックス三昧というハッピーチューンな抜きツールとなっています。

HotCarnival1  収録作は、夏季休暇の課題を終わらせようと勉強会を開いたカップルさんであったが先に終わった彼氏君の方が彼女さんにエッチな悪戯を開始して~な短編「二人で捗るお勉強」(←参照 彼氏君のオサワリ・ジツに色々な意味で限界だ!)+二人のその後と各作品のパロディを描くおまけ後日談(8P)、および読み切り形式の短編・掌編10作。
フルカラー作品である掌編「夢のノーパンメイド喫茶へようこそ!」「猫にさせたい❤」(共に4P)および前述のおまけ後日談を除き、1作当りのページ数は18~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで推移。
全般的にストーリー面での存在感は薄いものの、その分、肉感ボディを大盤振る舞いなエロシーンのボリューム感で満足させてくれる作品構築と言えるでしょう。

【明るく楽しく、いい意味でハッピーなエロコメ】
  大まかな分類をすれば、明るく楽しい雰囲気を有するエロコメ・ラブコメ系統の作品であり、一部の作品を除いて恋愛要素はむしろ薄く、いい意味で素直に性欲が発揮されて登場人物達がセックスを楽しむタイプの作風となっています。
あっけらかんとした快活さやエロへのイージーゴーイングな導入と言った要素はエロコメ系統ではごく標準的な作劇要素と言えるのですが、この作家さんの魅力はそういったエロへと一直線への状況を整える設定の面白さにあると評し得ます。
HotCarnival2  ママさんが園長先生とセックスすれば何と無料で子供を入園させてくれる幼稚園が登場したり(短編「ママハメ幼痴園」)、団地ご近所の親睦を深める目的でご近所突き合い(誤字にあらず)な乱交パーティーが開かれたり(短編「たのしいご近所“突き合い”!?」)、デザイン会社の社長となった少女が究極のクールビズとして全裸勤務を推奨したり(←参照 全裸メソッド! 同短編より)、はたまた日本の田舎で営まれる奥ゆかしい大乱交夏祭りが描かれたりと(短編「祭りだ!祭りだ!SEXだ!」より)、ハチャメチャな設定でエロへと雪崩込んでいくのが楽しいところ。
この面白設定に加えて特徴的なのはそういったエロ的狂乱に巻き込まれる人物達が一人として不幸にならない点であり、性生活の欲求不満を解消すると共に子供を無事卒園させたり、スワッピングに参加することで夫婦の絆が強まったり、全裸勤務で社員たちの創造力とやる気があがって会社が隆盛したりと、明るいハッピーエンドを迎えています。
無論、エロ漫画的なご都合主義であり、ドリーミーな状況ではあるのですが、“セックスが人に活力を与え、彼ら彼女らに幸福を授ける”という構図は、非常にポジティブなものであり、抜きツールとしての明確な構成が読書感の好ましさを高めているのはある種理想的。
  乱交エロ以外の作品では、カップルさんのドタバタなラブ&エロ模様を楽しくかつ優しく描いており、こちらでもエロの量的充実を図りつつ、軽く楽しくな読書感を維持していると感じます。

【程好い肉感の柔らか&温か巨乳ボディな美少女&美女】
  ハイティーン級と思しき美少女ヒロインも半数程度擁しつつ、ママさん達やエッチなナース軍団、人妻キャラにハプニングバーのお水のお姉さん達などのアダルト美人層も多数登場。年齢的な描き分けはそれほど強くないですが、成人している女性については相応に大人の色気を含ませたキャラデザとなっています。
ストーリー的な掘り下げが弱いこともあって、ヒロインのキャラクター性を掘り下げることは出来ていませんが、初心なママさんを乱交・スワップに誘惑するエロエロ熟女さんだったり、エッチな風俗お姉さん、ちょっとツンツンしているけど中身はピュアな黒髪メガネっ娘ちゃん等々、キャッチーな属性を含ませつつ、漫画チックに楽しく親しみやすいキャラクターに仕上がったヒロインが揃っています。
金髪ツインドリルなJK美少女社長、黒髪ロング&真面目メガネな彼女さん、派手な髪色とセクシーな衣装の風俗嬢さんに、落ち着いた色気を香らせる清楚な余所行きコーデのママさんなど、設定に合わせて華やかであったり適度な日常感があったりなキャラデザインを用意しているのも、視覚的な多彩さに大きく寄与。
HotCarnival3  一部にぺたんこバストの貧弱ボディな娘さんも登場していますが、基本的には健康的な肉付きの体幹にむにゅむにゅと柔らかなマシュマロ巨乳ともっちり桃尻を併せ持ち、スベスベな白肌に包まれた肉感ボディの持ち主がメイン(←参照 ゴウランガ!オモチめいた柔らかバストのサンドイッチだ! 短編「たのしいご近所“突き”合い!?」より)。多人数セックスが多いということもあって、複数の柔らか女体に包まれる幸福感は大変に魅力的です。
  初単行本ながら絵柄は単行本を通してしっかり安定しており、表紙絵ともほぼ完全互換。決して最先端で洒落た絵柄というわけではないですが、漫画的な親しみ易さや素朴な可愛らしさを維持しつつ、肉感ボディのエロさとデジタル的な作画の密度を適度な濃度で押し出せる絵柄であり、ここ最近のエロ漫画ジャンルではポピュラーなスタイルと感じます。

【肉感ボディが淫液&快楽に染まるポジティブな陶酔空間】
  明確にエロまっしぐらな作品構築であることもあって、エロシーンは標準~それを多少上回る程度のボリュームを確保しており、男女双方が性的に充実してファックを楽しみながら乱れる痴態を十分なボリュームで楽しめます
  乱交シチュエーションが多いですが、一人の男性キャラクターが多数のヒロインに囲まれてハーレムセックスを展開することもあれば(短編「Heaven’s Hospital」)、スワッピングを含めて複数の男女ペアがセックスする(狭義の)乱交状態(短編「ママハメ幼痴園」等)、一人の美少女ヒロインが親戚のおじさん達に酔いどれセックス(短編「乙女満開姫はじめ」)など、状況は様々。
酔いの勢いや場のノリでなし崩し的にエロへ突入することはありますが、カップルさんのラブラブHと同じく、あくまで双方合意の和姦であることは共通しており、ヒロインに対する嗜虐性や征服欲というよりかは、性的な熱狂が支配する空間で多数のキャラクター達が乱れるという陽性の解放感・高揚感が基調となるタイプと評し得るでしょう。
  淫臭と愛蜜が溢れる秘所を指やら舌やらで丁寧に愛撫して更にそこをトロトロにしたり、勃起ち○こを柔らかバストで包み込んだり色っぽいリップでしごいたりなご奉仕プレイを満喫したりな前戯行為もありますが、分量的には明確にピストン運動に重きを置いており、パワフルな抽挿にすっかり蕩けきった表情と台詞を曝け出して更なる快感に包まれていくヒロイン達の痴態をたっぷり投入
HotCarnival4複数人ヒロインを並べてのち○こ影分身での同時ピストン術(←参照 同時5人ピストン、主人公=サンはニンジャなのでは? 短編「Heaven’s Hospital」)、複数人ヒロインを縦に並べてのいわゆる“おま○こタワー”、前穴&アナル&お口同時挿入等々、各種の乱交エロギミックも投入して、複数の肉感ボディが淫液&快楽塗れで乱れるハイカ口リーな空間を提示しています。
  複数人エッチではヒロインAが絶頂&ヒロインBに挿入と言った複数のシークエンスが同時並行的に描かれるケースもありつつ、フィニッシュシーンでは登場する男女全員が絶頂して中出し&ぶっかけ&ヒロインアクメの絶頂祭りに収束。口内射精にバスト&キュートフェイスへのぶっかけや中出し連発、ヒロインアクメでの潮吹き等々、抜き所を多数搭載する景気の良さも実用性に貢献しています。

  裏帯に書かれた「みんなで楽しくパコパコしましょ!」という謳い文句に偽りなく、明るく楽しい雰囲気の中で複数人エッチを満喫できる作品集。エロ・キャラ共に完成度が高いので、これからもアイディアの面白さで魅せて欲しい新人作家さんです。
個人的には、エッチなナースさん達に(性的な)治療をたっぷりして頂く短編「Heaven’s Hospital」が最愛でございます。
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