2016年02月

広乃あずま『ヴァージンホリック』

VirginHolic TVアニメ版『無彩限のファントム・ワールド』第7話「シュレディンガーの猫屋敷」を観ました。凝った演出の回でしたが、何よりネコ耳&ネコ尻尾な美少女&美少年が溢れるとは何て素敵なファントムなのでしょうか!(マテ 普段クールで有能な分、ネコ化小糸ちゃんのポンコツ感が可愛かったです。
あと、時々主人公に対して見せてくれる舞先輩の焼きもちもいいですよねぇ、フィヒヒ

  さて本日は、広乃あずま先生の初単行本『ヴァージンホリック』(文苑堂)の遅延へたレビューです。レビューがかなり遅れてしまって申し訳ない。
ピュア&キュートな美少女ヒロインとの甘く優しいラブ・アフェアとエッチが詰まった作品集となっています。

VirginHolic1  収録作は、父親の友人の娘であるお嬢様(帰国子女)に日本を案内することになった主人公が、彼女をお祭りや海水浴など夏のイベントに連れ出して~な中編「はじめての×××」シリーズ全3話(←参照 かわいい 同中編シリーズ第1話より)、主人公のために毎日お弁当を作ってくれる調理師希望の女の子の本当の気持ちとは~な短編「コンプレックスガール」+描き下ろし後日談(10P)、および読み切り形式の短編7作。
描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数はいずれも16Pと、コンビニ誌初出としては標準的ながらもややボリューム少な目で固定。ページ数相応にコンパクトな作りですが、居心地の良さで魅せる作劇と程良い濃度を有する甘ラブHとでバランスの良い作品構築となっていると感じます。

【心地よい甘味で満たした正統派萌えエロ系作品】
  文苑堂のエウロパレーベルからの出版となりますが、収録作のほとんどは休刊した『ポプリクラブ』(マックス)の掲載作であり、作風としてはポプリクラブ伝統である、甘味たっぷりの正統派萌えエロ漫画を明確に踏襲しています。
  このタイプの基本的な魅力は、主人公への恋心のために恥ずかしがりながらも頑張るピュアなヒロインのキャラクター性を引き出すこと、および彼女達の努力が報われることで男性側にとってラブ&エッチが転がり込んでくる棚ボタ感にあり、それらの要素は勿論押さえてあります。
とは言え、男性主人公側を単なる“受動的な受益者”とは描いておらず、彼らは彼らで努力したりヒロインを気遣ったり、性癖を恥ずかしがりながら彼女さんに打ち明けたりと、ヒロインの努力と釣りあいが取れる作劇面での動きを見せているため、恋愛ストーリーとしての健全性を損なわない配慮は為されている様に感じます。
VirginHolic2  秘められた気持ちをヒロイン側が打ち明けるシーンは、ラブエロ系としての幸福感やヒロイン達の健気さ・一途さを大いにアピールしており、少女漫画チックな甘酸っぱいテイストも含めてシナリオ展開における最たる美点と評してもよいでしょう(←参照 かわいい! 短編「ヤキモチ・アピール」より)。
この恋愛感情の描写を中心に、ヒロインのキャラクター性ありきの作劇となっているのは萌えエロ漫画としての王道ですが、完全にキャラ頼みではなく、男女の関係性とその進展を短く畳みながらも描こうとしている点は大きなポイントでしょう。
  萌えエロ系として標準的な展開である分、強い個性や突き抜けた面白みはあまり感じませんが、ピュア&キュートな美少女ヒロインと甘く優しい空間を共有するドリーミーな癒しを十全に提供してくれる作劇と評したいところ。

【ふんわり柔らかな印象の巨乳ボディな美少女達】
  大学生になった主人公の初恋の人である年上のお姉さん(短編「TRUE LOVE×2」)や、モニターの中から現実世界に現れたゲームのお姫様キャラ(短編「画面の中のお姫様」)といった例外もありつつ、概ねミドル~ハイティーン級と思しき美少女さん達がヒロイン陣の主力。
世間知らずで初心なお嬢様や、健気で献身的な後輩ちゃん、明るく世話焼きな幼馴染ヒロインに優しく抱擁感のあるお姉ちゃんヒロイン等々、明確なキャラクター性を持たせたヒロイン達となっていますが、その分かり易いキャラ属性よりも、ピュアな恋愛感情に基づいて健気に頑張る姿や男性の気持ちや性欲を受け止めてくれる優しさに強い魅力を持たせたヒロイン像と感じます。
  萌えエロ系としてヒロインの可愛らしさを抽出することに重きを置いているのは間違いなく、男性キャラを意図的に目立たせることはしませんが、前述した様に男性キャラクターも彼女達の好意や努力に相応しい好人物として描いており、ヒロインとの関係を観ていてストレスを感じず、むしろ微笑ましく見守れることにつながっています。
VirginHolic3  おっぱいサイズに多少のバリエーションはありますが、ふにゅんと軽やかで柔らかくマシュマロ巨乳をお持ちの美少女キャラクターで概ね統一されており、全体に丸みの強いボディラインによる幼げな可愛らしさと、セックスアピールが過剰にならない適度な肉感を兼ね備えたボディデザインになっています(←参照 中編シリーズ第3話「中に出して×××」より)。
トーンやグレースケール等の色使いでも淡さを意識したスタイルで、華やかさを適度に持たせつつも、軽さや柔らかさが優先されています。女体描写においてもこの傾向が明瞭なので、体パーツの描写はむしろエロさ控えめで整えていると言えるでしょう。
  初単行本ということもあって、一部の作品と近作で多少の絵柄の変化は認められますが、絵柄の統一感は十分に高く、嫌味にならない程度の“あざとさ”込みでの萌えっぽさを有する絵柄はキュートな美少女達の描写との相性は非常に高いと感じます。

【抑えめの演出でエロ可愛さと熱っぽさを表現の痴態描写】
  ページ数の都合上、エロシーンはたっぷり長尺とは言い難いのは事実であり、実用的読書に耐えられる分量は確保しつつも濃厚感や過激さを追求するのではなく、シナリオパートと同様に柔らかく温かい雰囲気をゆっくりと高めていく分、エロとしての満腹感は控えめと言ってもよいでしょう。
とは言え、勿論ラブラブH主体のエロシーンは、導入パートから引き続きヒロイン達のピュア&キュートな魅力を良く伝えており、恥ずかしがりながらもエッチに積極的に参加し、自らの処女を捧げ、主人公を優しく受け止めてくれるヒロイン達を独占できる喜びでエロの実用性を生み出すスタイルとも評し得ます。
  野外エッチやお出かけ先での青姦、クローゼットに隠れながら密着エッチ等、エロシチュに多少の味付けを加えることはありますが、それらのシチュエーションの特殊性に重点を置くスタイルでは全くなく、あくまで二人のラブラブ感・つながることの幸福感が他の要素を凌駕することが重要なシチュエーションと言えます。
  前戯パートでは優しいキスやソフトな乳揉みや乳吸い、素股やフェラなどのヒロインの丁寧なご奉仕プレイ、秘所を丁寧に愛撫してトロトロと愛液を潤滑させる愛撫などを経て、互いの興奮を高めつつ抽挿パートへ移行。なお、前戯パートラストで射精シーンを投入するシーンでは、ヒロイン達が精液をごっくんして喜んで報告したり、愛おしいそうな表情でぶっかけを浴びたりと、男性側の行為を全肯定してくれます。
単行本タイトル通りに処女率高めのヒロイン陣であり、挿入時には破瓜の血が愛液に混じったり、ちょっぴり痛みを感じたりな描写はありますが、それよりも好きな相手を受け入れる喜びが勝っており、そんな健気な姿に男性陣もほだされて優しくも力強いピストンを重ねていきます。
VirginHolic4  大ゴマメインのシンプルな画面構築であり、描写の情報量や演出の濃密感を打ち出すよりも、ヒロインのエロ可愛さを邪魔しない、ソフトでベーシックなエロ演出に留めているのも特色で、柔らかボディをじっとりと濡らす量的に抑えめな液汁描写やとろんと蕩けた表情、思わず漏れ出すハートマーク付きの切れ切れの嬌声といった演出を重ねて(←参照 短編「教えて先生」より)、絶頂と共に膣内射精を最奥で受け止めくしゃくしゃに蕩けた喜悦の表情で震えるヒロインのキュートな痴態を大ゴマ~1Pフルで提供するフィニッシュで綺麗に〆ています。

  新興レーベルながら魅力的な作家さんを参集させる文苑堂のエウロパレーベルですが、萌えエロ系まで出してくるとはちょっと驚きました。ポプリのお家芸がこういった形でまとめられたことはエロ漫画ファンとして喜ばしいことです。
管理人は、金髪巨乳の純粋お嬢様とイチャラブも様な中編シリーズと幼馴染ヒロインと嬉し恥ずかしラブラブHな短編「ヤキモチ・アプローチ」が特にお気に入り。萌えエロ系がお好きな諸氏はマストバイですよ。

もずK『感乳引力』

BustyGravity ヨシノサツキ先生の『はんだくん』第5巻(スクウェア・エニックス)を読みました。修学旅行で他校とバトルというのはある意味学園モノのお約束ではありますが、取り巻き連中の暴走っぷりでトンデモな様相を呈しておりました。
スピンオフなのにアニメ化するのには吃驚しました。それはそれで楽しみですが、できれば本編2期も何とかして欲しいですねぇ。

  さて本日は、もずK先生の初単行本『感乳引力』(エンジェル出版)のへたレビューです。今さら気付いたのですが、“万有引力”をもじった単行本タイトルですね。
ヒロイン達の爆乳肉感ボディをアモラルな雰囲気の中でハードに調教な抜きツールとなっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。1作当りのページ数は、フルカラーパートのある短編「淫幕の少女」(22P)を除き、いずれの短編も20Pと中の下クラスのボリュームで固定されたこのレーベルの標準仕様となっています。ストーリー的な読み応えはほぼありませんが、反面エロの量的な充実と質的な濃厚感で強い満腹感のある作品構築となっています。

【オーソドックスな展開の調教・凌辱系】
  男性の下衆な欲望をストレートに発揮させる凌辱・調教エロとしてのパワフルさを前面に押し出す近年のエンジェル倶楽部らしく、今単行本もそのスタイルを明確に踏襲しています。
BustyGravity1憧れのミュージカルスターになるために頑張るヒロインが悪いコーチにコロッと騙されて特訓と称する調教を受けたり(短編「淫幕の少女」)、父親の借金返済を何とかしようと犯罪に手を染めてしまった娘さんが悪い上司に利用されて処女を散らされたり(←参照 短編「柔肉受付嬢 珠代」より)、没落した名家の若奥さんが債権者を名乗る悪い男に“体を売るしかない”と騙されてエロ調教されたり(短編「ハメられ淫淑女」)と、調教・凌辱系の短編としてオーソドックスな展開を有する作品がメイン。
また、愛する男性をお嬢様に無理矢理奪われ、彼女からモノ扱いの凌辱を受け、その精神的なショックから壊れてしまうメイドさんを描く短編「雑巾」、兄を引きこもりから立ち直らせるために文字通りに体を張って頑張った妹ヒロインに理不尽な結末が降りかかる短編「爆乳妹の願い」のように、終盤で畳み掛けるように精神的な痛みや理不尽な重苦しさを投入するスタイルも印象的です。
  すっかりセックスの快楽にハマってしまいヒロイン自らエロライフに励むようになる作品も数本あり、読後の罪悪感を多少和らげることにはつながっていますが、基本的には男性の一方的な欲望をヒロインに叩きつける攻撃性と快楽で一方的に相手を変容させる嗜虐性を有する展開なので、読み手によって評価の好悪は明確に分かれるタイプなのは間違いないでしょう。
終盤でのどんでん返しなど、多少捻りを加えた展開も認められますが、全般的にストレート&コンパクトな作劇であり、シナリオワークとしての面白みはあまり追求しない一方で、“爆乳ボディを滅茶苦茶に味わい尽くしたい!”というシンプルな欲望をスムーズに叶えることに注力した作劇と評し得るでしょう。

【体パーツの淫猥さを強調する爆乳ボディ】
  ヒロインの年齢層としては女子校生ヒロインから30代半ば程度と思しき未亡人キャラまで幅広く取りつつ、ハイティーン~20代前半程度の年齢層が主力。
ツンデレかつ献身的な妹ヒロインや健気なメイドさん、虎視眈々とトップを狙うアイドルに名家の若奥様や子持ち未亡人、デパートの受付嬢などなど、ヒロインの設定が多彩なのは短編作ならではの魅力でしょう。
それらのキャラクターとしての設定は、エロシーンへの導入をスムーズに為すために効率的に利用されており、キャラクターとしの掘り下げはあまり感じません。加えて、男性キャラクターについても、一部を除き、シナリオ上の存在感はあまり無く、シンプルに欲望発揮装置としての挙動に徹しています。
BustyGravity2  表紙絵でも強くアピールしている通り、頭の大きさを上回る爆乳~超乳の強力な存在感を打ち出したボディデザインが特徴的であり、太股やお尻も含めて肢体全体にも十分な肉感を持たせつつも、端正なボディバランスは敢えて無視したスタイル(←参照 特大サイズだ! 短編「ツンツン❤らぶらぶ」より)。乳輪も乳房のサイズ相応に大きいですが、それにも増して着衣状態でもその存在が明確な特大サイズの乳輪も非常に特徴的です。
このビックサイズな大粒ニップルに加え、陰核のサイズも大きく描いており、エロシーンにおいてそれらを責める描写で強い淫猥さを放っていますし、陰毛やケツ毛、場合によっては腋毛なども丁寧に描き込んでおり、好みは大きく分かれる可能性はありますが、体パーツの卑猥さを増すことには大きく貢献しています。
  初単行本ということもあり、絵柄や描線のコントロールには初出時期による変化は認められますが、それほど大きな減点材料ではないでしょう。後述する演出面も加え、個々の絵に十分な密度を込めているのも、抜きツールとしての濃厚感を打ち出すことにつながっています。

【爆乳肉感ボディを揉みくちゃにしての激しいピストン】
  テンプレ的な要素も含みつつサクサクと状況を悪化させる導入パートもあって、すんなりと突入するエロシーンは標準的な分量を十分に有しており、描写や演出の濃密さもあって質的な満腹感を強く叩き出すこともあって、凌辱・調教系統のエロをハードに仕上げています。
BustyGravity3  前述した様に、特大サイズのおっぱいはエロシーン全体に渡って活躍しており、肉棒をみっちりと包み込んでご奉仕したりピストンされたりな前戯パートでのパイズリ描写の投入頻度の高さや(←参照 短編「淫幕の少女」より)、大粒の乳首が弄られて柔らかく変形する様子、マッシブなピストンを女体に受けて乳房が派手に揺れる描写などが特徴的。
凌辱系統のエロとしてヒロインに羞恥心や屈辱感、恐怖感等を与えるシチュエーションやプレイが多いことに加え、彼女達を“騙す”という側面が明確な状況が多く、心根の歪みが出た様な醜悪な悪漢達が、エロシーンでは存在感を発揮して一方的な台詞をまくし立て、ヒロイン達の純粋さ・善良さを踏み躙る構図そのものが嗜虐的な喜び、もしくは胸糞悪さを読み手に引き起こす要因でしょう。
邪な野郎連中の姦計にハマってしまった後は、序盤こそ何とか状況を挽回しようと抵抗したり、行為に対して露骨な嫌悪感や恐怖感を表明したりするものの、中盤~終盤では心身共に快楽で蹂躙されてしまい、だらしなく蕩けきった表情や派手なアへ顔などを浮かべ、呂律の回らない白痴系エロ台詞を連呼するメスへと転落。
BustyGravity4  前述した大粒の乳首やクリトリスをつまんだり吸ったり、はたまた母乳が吹き出たり、ニプルファックしたりで執拗に弄る描写や、押し広げられたアナルや陰唇の肉厚感をアピールする描写など、体パーツの淫猥さを強い武器とすると共に、ヒロインの肢体が多数の肉棒や男性の体躯に揉みくちゃにされる構図のインパクトも特徴的で(←参照 短編「乳ドル♪」より)、攻撃的な構図・ポージングや描写の勢いで前述した肢体のバランスのピーキーさを感じさせないのは面白いところ。
  小ゴマやカットインを多用する画面構成で、窮屈さやゴチャっとした印象を感じることもありますが、演出面に加えて視覚的な密度の高さを生み出すことに貢献するスタイルであり、透過図でアピールする子宮口を激しくノックしたり、アナルをズボズボと掘り抜いたりな激しいピストンを繰り出す抽挿パートは、中出し連発の構成であり、下品なメス顔とこれまたお下品な大股開きなポージングでアクメボイスを絶叫するヒロインにトドメの中出しを決め込んでがっつりとしたフィニッシュシーンを設けています。

  爆乳の存在感を前面に出したボディデザイン、ヒロインを“騙す”ことに重きのある凌辱描写、クセのつよい体パーツ描写等々、読み手を選ぶ要素の多い作風ではありますが、作家さんが書きたいことを貫徹した力強さに信頼感があります。
個人的には、アイドル美少女コンビが枕営業乱交パーティーで孕ませ凌辱&調教な短編「乳ドル♪」で大層満腹にさせて頂きました。

有賀冬『オナホバイバー』

OnahoViber  オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』第9巻(徳間書店)を読みました。メロのお母様のシリアスな表情から種族間交流断絶の深刻な話になるやと思いきや、割としょーもない(褒め言葉)オチが付いて安心しました。
今回もおっぱいサービス大盤振る舞いで大変満足できる1冊でございますね!あと、セントレアさんの即堕ち芸(笑)

  さて本日は、有賀冬先生の『オナホバイバー』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『【子宮】精子ください』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
オナホ愛を貫く主人公が肉感ボディとの汁ダクセックス満喫のハーレム模様に巻き込まれるストーリーとなっています。

OnahoViber1  収録作は、変人レベルでオナホを愛しているマニアな主人公に、彼のち○こやオナホコレクションを狙って魅力的な女性が次々とアタックを仕掛けてくるも彼のオナホ愛は一向に止むことなく葛藤の日々を送ることに~というタイトル中編「オナホバイバー」全5話(←参照 主人公のち○こを肉バイブにしたい美人先輩 同中編第1話より)。
収録本数こそ多くないですが、1話当りのページ数は34~42P(平均40P強)と各エピソードに厚いボリュームが用意されており、軽快な読み口ながら続きが気になるシナリオの読書感とたっぷり長尺で熱量の高いエロシーンで相応の満腹感を生み出す作品構築となっています。

【貫かれるオナホ愛が生み出すコミカルさと温和さ】
  オナホでのオナニーが大好きな主人公の元に、彼のち○こを肉バイブとして狙う美人先輩や所有する名作オナホを譲り受けるため彼をオナホ以外で満足させようとするオナホコレクターな女の子、彼のち○こに惚れ込み、理想の雄に成長させたい女性教師の計3名がアタックを仕掛けてくる中編作は明確な棚ボタ幸福感を序盤から喚起。
主人公を大好きなオナホから引き離すべく、第3話までは個別に登場してくる各ヒロインによる単独アタック、それ以降は利害が一致したヒロイン達が協力して連携アタックをかけてくるという状況も、個別エロと複数人エッチの両方が楽しめるハーレム系エロ漫画のポピュラーな魅力をお膳立てしています。
OnahoViber2  本作の大きな特徴は、このウハウハなハーレム状況にもかかわらず、あくまでオナホでのオナニーに拘り続け、オナホへの深い愛情を保ち続ける主人公の存在であり、リアル女性で童貞を捨ててしまったことで、オナホへの愛情を裏切ってしまったのではと後悔し、現実と板挟みになる余り、余計に奇行が増していく様子が“真面目に馬鹿をしている”的なコミカルさを生んでいます(←参照 オナホ愛のあまり思い詰める主人公 中編第5話より)。
オナホと「現実」の女性を対比させるという構図は、エロ漫画の題材としても比較的一般的なものであり、他にもエロ漫画やエロゲー等の二次元と「現実」の女性とを対比させる構図と同様のものであり、本作においても主人公が「現実」の女性の魅力に気付くという点ではこの構図におけるオーソドックスな描き方ではあります。
  その一方、二次元エロであるエロ漫画において、オナホやエロ漫画やAV等を“現実(の女性)よりも劣る物”“現実の代価物”として描いてしまうことはエロ漫画を楽しんでいる読者にネガティブな印象を生じさせる可能性があるのですが、本作ではオナホと「現実」の女性双方の魅力を対立するものとして描かず、主人公がオナホへの“執着”を無くして現実の女性の性的魅力に気付くと共に、オナホ愛もしっかりと保ち続けるのが最たるポイントと評してもよいでしょう。
主人公も含めてユニークな登場人物達が賑やかに動き回るコミカルさ、“オナニー”と“「現実」の女性”の対比構造を用いつつどちらも否定しない優しさとで、楽しく心地よくラストまで読ませてくれるエロコメと評価したい所存。

【もっちり弾力な桃尻が魅力的な肉感ボディヒロインズ】

  主人公の肉棒とオナホコレクションを狙うヒロイントリオは、肉バイブをお求めの美人先輩な葵さんに年下思しきオナホコレクター・メグミちゃん、20代半ば~後半程度と思われる年上お姉様オーラを放つ、色々教えてあげる系(造語)エロエロ美人教師な鹿島先生の計3名。
  個々にキャラクターが立っているヒロインであり、それぞれの願望によって主人公にエロアタックを仕掛けることで作劇のドタバタコメディの魅力を形成すると共に、主人公に対して明確な恋愛感情や独占欲をほとんど抱かないことも、前述したオナホと「生身」の女性の対比構造を深刻化させない要因と言えるでしょう。
また、主人公の青年のキャラ立ちが大変良いことも特徴的であり、ハーレム的なウハウハポジジョンにありながら煮え切らない態度を保ち続ける様ないけ好かない印象が無く、常識人ではありつつオナホへの深い愛情を保ち続け、奇行に走りながらも真剣に煩悶する姿には好感が持てます。
  キャラデザや衣装のチョイスなどは各ヒロインで差別化が図られており、サバサバ系の年上美人やアダルトな色香を香らせるお姉様系美人、ちょっとミステリアスな服装のエキセントリックガールとで印象は異なりますが、ボディデザインについてはムニムニと柔らかな弾力感を有するお肉を適度に纏い、十分なボリューム感のあるバスト&ヒップをお持ちなことは共通。
OnahoViber3柔らかく変形する美巨乳も勿論大きな魅力でありつつ、主人公が下半身を模した大型オナホがお気に入りということもあって、表紙同様にヒロインがもっちりヒップを突き出してアピールする構図が多く投入されており、綺麗な輪郭と揉みこみたくなる肉感を有する安産型桃尻の存在感を大いにアピールしているのが本作の魅力の一つ(←参照 このヒップの存在感! 中編第4話より)。
  エロ漫画業界において中堅に位置するキャリアの持ち主であり、絵柄は単行本を通してしっかりと安定。華やかなキャッチーさにあまり依存することなく、漫画チックな親しみ易さが強いタイプではあり悪く言えば多少の地味さありますが、キャラクターにちゃんと華がある絵柄であり、彼女達の可愛さやエロさを十全に引き出しています。

【たっぷり汁塗れな肉感ボディ&パワフルなピストン描写】
  前述した様に各話に十二分なボリュームがあることもあって、エロシーンはたっぷり長尺であり、前戯パートにも射精シーン、抽挿パートでも(主人公にとっての)肉オナホに中出し連発でありつつ、決して早漏展開ではない複数ラウンド制を徹底した質的にボリューミィな濡れ場を形成。
  主人公の友人と共に美人女教師にエロレクチャーを受けたり、エロエロヒロインに圧倒されたり、はたまたヒロイントリオとドリーミーな4Pセックスを繰り広げたりと、ヒロインのキャラ性によって多少のバリエーションをエロシチュに設けてはいますが、基本的にはヒロインの肉穴をがっつり楽しみまくるストレートなピストン運動に注力しており、シンプルかつパワフルな描き方で押すスタイルと評し得ます。
ヒロイン達が肉棒を根元まで頬張るディープスロートな丁寧なフェラや、もちもち巨乳を涎や汗でぬるぬるにしてのパイズリ描写、クール美人の熱烈なおしゃぶりなどで前戯パートを構成し、たまらず粘度の高い精液をぶっかけるものの、オナホで鍛えた?主人公のち○こは萎えることなく、ヒロイン達に挿入して抽挿パートへ移行。
OnahoViber4長尺であることもあって、抽挿パートでは様々な体位でビックマグナムがヒロインの膣奥までたっぷり蹂躙しますが、お尻型オナホを愛用する主人公の性癖もあって、ヒロイン達の突き出されたもちもち桃尻をバックからがっちりホールドし、オナホ扱いのような攻撃的なピストンをガンガン繰り出すマッシブな描写がピストン描写における大きな魅力と感じます(←参照 年上女教師さんをバックから攻めまくり 中編第3話より)。
  演出面では、前述した前戯シーンでぶっかけられた白濁液やじっとりと漏れ出る汗や愛液などの粘っこい液汁でヒロインの肉感ボディをドロドロにすると共に、快感に昂ぶった表情や主人公のパワフルピストンに伴う迫力の乳揺れ描写、比較的小さくまとめた擬音や台詞の描写などを添加して、飽和感のあるエロ描写を連続させます。
  ページ数に余裕がある分、2P見開きを意識した特大ゴマで女体の存在感を見せ付けたり、複数アングルを詰め込んで描写の情報量を増したりと、密度とインパクトを両立させるエロ描写の配置が可能になっており、トドメの中出しを決め込んでヒロイン達を満足アクメに追い込むフィニッシュまで力強くシークエンスをつなげています。

  エロコメ的な軽快さや楽しさと、熱量の高いエロシーンとを両立させた作品であり、それらのポピュラーな魅力を詰め込みつつも凡百さがないのが非常に好ましいところ。
幅広い層にお勧めですが、オシリスキーな諸氏は是非チェックして頂きたい作品です。

モノリノ『PINKERTON』

Pinkerton TVアニメ版『無彩限のファントム・ワールド』第5話「特異能力が使えない!」を観ました。クール美少女・小糸ちゃんのツン&デレ、大変美味しゅうございました。あと、久瑠美ちゃんの操るアルブレヒト、ファンシーな外見と反する豪快な戦闘力の持ち主でした。
主人公たちの行動に大きな影響を及ぼす姫野先生の言動に、何か隠された意図があるような気がするのですが、考え過ぎですかね?

  さて本日は、モノリノ先生の初単行本『PINKERTON』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。エロさと程良いオサレ感&背徳感のあるよい表紙絵ですねぇ。
美少女ヒロインの健康的肉付きな柔らかボディを複数ち○こでハードに責めまくる優良抜きツールとなっています。

Pinkerton1  収録作は、厳格さと身体能力の高さから“学び舎の番犬”と不良たちに恐れられる美少女風紀委員が男性教師へのピュアな想いを不良男子達に利用され、彼らの牝奴隷にされてしまい~な連作「ピンカートン」前後編(←参照 強気ガールに迫る魔の手 同連作前編より)、間違えて乱交貸切バスに乗車してしまったヒロインがおっさん達にすっかり調教され~な短編「まほろばは四角い窓に」+フルカラー後日談(8P)、および読み切り短編5作。
前述のフルカラー短編を除き、1話・作当りのページ数は20~30P(平均24P弱)と書店売り誌初出として標準的な部類。シナリオ的な読み応えはあまり感じませんが、その分、エロの量的充実感は高く仕上げられた作品構築となっています。

【最終的な読み口はマイルドな凌辱・調教系シチュエーション】
  “セックスに愛は必要ない”という表帯のキャッチコピーが示す通り、収録作は凌辱・調教系のエロシチュエーションを基幹とするシナリオワークでほぼまとめられています。
親の借金のカタとしてコワイおじさん達にヒロインが肉便器として調教されてしまったり(短編「E-Motional」)、偶然エロ画像を撮影されて脅迫&凌辱に巻き込まれてしまったり(短編「魅惑のサボタージュ」)、淡い恋心を利用されて強気ガールが押さえつけてきた不良少年達に強烈な反撃として凌辱されたりと(連作「ピンカートン」)、凌辱エロとしてオーソドックスな導入パートによってヒロイン達を罠にはめてエロシーンへと突入させます。
最初は当惑や、恐怖感、屈辱感を覚えるものの、激しい凌辱と間断なく続けられる性感開発の調教によって徐々に快楽に精神を侵食され、すっかりち○ぽ中毒に変容していく過程を、ヒロインの心情を饒舌に語らせることで印象付ける手法もこのサブジャンルにおいて王道的な魅力であると評し得るでしょう。
Pinkerton2  ヒロイン達が性的快楽に屈するという勘所を明確に描く一方で、ヒロインが屈したのは肉体的な快楽であって、彼女達の人間性が屈したのではないという描き方が比較的明確であり、ヒロインは快楽にすっかり中毒になったとしても自主的に快楽を追い求め、ある意味では男性よりも主導的な立ち位置を確保するというラストになるケースが目立ちます(←参照 本当の勝者は彼女? 短編「E-Motional」より)。
すっかりメス奴隷と化してヒロインが自主性を喪失してしまうややビターなラストを迎える場合でも、本人達が特殊な幸福の中で快楽を求め続ける痴態でまとめており、ストレートな凌辱エロでありつつ、前述した逆転ハッピーエンド系を含めて読後感はかなりマイルドな部類であると総評できるでしょう。
  ラストで凌辱エロにおけるヒロインへの罪悪感を解消する手法も含めて、全般的にオーソドックスな形式でまとめている分、強い個性は感じませんが、エロのハードさに気楽に没入できる作品構築として上手にまとめていると感じます。

【柔らか肉感ボディの制服巨乳美少女たち】
  各作品に登場するヒロインはいずれも女子校生キャラクターで固定。処女とは明言されていないキャラクターも多いですが、いずれも性的に初心である状態でいきなりハードな凌辱やねちっこい調教に叩き込まれるという状況は共通しています。
気弱で大人しい美少女さんにキリッと凛々しい風紀委員の純情強気ガール、お嬢様ヒロインや生意気盛りな女の子等々、キャッチーなキャラ属性をある程度明瞭に盛り込んだ美少女ヒロインを揃えていますが、それらの属性を掘り下げるよりかは、ピュアな美少女が押しなべて性的中毒に変容していくギャップこそが最たる魅力でしょう。
  また、男性キャラクターはほとんどモブキャラと化して、純粋な竿役に徹していることが多く、キャラ立ちはほぼありません。復讐などのモチベーションを有することもありますが、むしろ単純に欲望を発揮する“だけ”の存在であり、ヒロインのパーソナリティに対する執着がないことはストーリーのドラマ性を喪失させる一方、前述した様なヒロインの逆転や最終的な読書感の穏やかさを成立させることに大きく貢献しています。
  おっぱいサイズにはある程度バリエーションを設けつつ、もっちり柔らか質感の巨乳と形の良い適度な量感の桃尻をお持ちで、肢体全体に健康的な肉付きのあるエロボディの持ち主を取り揃えています。綺麗かつエロティックなボディラインでまとめつつ、程好く大き目の乳輪と小粒な乳首、ぷにっとした股間に茂るさわさわとした陰毛など、肢体全体のエロさと美しさに適度な淫猥さのアクセントを調和させています。
Pinkerton3  制服や体操着など、女子校生ヒロインらしい衣装を投入してその姿のまま獣欲を受け止めると共に、調教の進展にともなって全裸で男性の視線を集めたり、乳首ピアスや首輪を装着したり、セックスにおいて男性の“支配”を受け入れたことを強調する姿に変化するのもヒロイン達の心情の変化を視覚化させています(←参照 怖い番犬が従順な雌犬に 連作「ピンカートン」後編より)。
初出時期が比較的集中していることもあってか、初単行本としては絵柄の安定感は高く、更に絵柄の完成度も十分に高く仕上がっています。アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを有しつつ、適度にオサレ感や漫画チックな親しみ易さもあり、バランスの良い絵柄という印象があります。

【多彩なプレイでヒロインを圧倒する快楽責めの嵐】
  ページ数に十分なボリュームがあり、また前述した様に定番の導入を用いていることもあってサクサクとエロシーンに突入していることもあって、エロシーンは相応に長尺であり、ヒロインの心と体が徐々に変容していく様子を適度な重厚さを以て描き上げています。
  上述した様に、最終的な読み口は軽く柔らかくまとめられているとはいえ、エロの趣向としては明瞭な凌辱・調教エロであり、下衆な野郎連中がピュアなヒロインを強制的に与える快楽、薬物や辱めを用いる奸智によって一方的に嬲る構図のストレートな攻撃性が特徴的。
序盤では一方的な凌辱に対して恐怖心や羞恥心を持ちつつ、何回も繰り返される性感帯への責めやじらし戦法などによって抵抗を剥ぎ取られ、最終的には自らち○こを上下のお口でお迎えし、ハートマークを浮かべたメス顔でち○こにご奉仕する痴態を曝け出すというシークエンスを徹底しており、ヒロインの変容によって前半と後半でエロのテイストが異なるという一粒で二度美味しい特徴は調教エロとしての美点でしょう。
  この調教・凌辱エロの中では、美少女ヒロインへの処女貫通やイラマチオなどのストレートな暴力性を発揮するプレイもあれば、秘所や着衣などをねっとり味わってヒロインを辱める変態プレイ、上下前後の肉穴をフル活用な輪姦に電マやローターなどの各種エロギミックでの責めなど、多彩なプレイを投入しているのも尺長めのエロシーンならではの美点。
Pinkerton4クールであったり大人しかったりな美少女ヒロインが、中盤以降に示すだらしのない痴態は、興奮で紅潮した顔にハートマークを浮かべ期待に潤む瞳、とろとろとたっぷり漏れ出す涎や愛液、肉感ボディをじっとり濡らす汗や大量にぶっかけられる白濁液、更なるち○こと快楽をおねだりするハートマーク付きのエロ台詞など、アタックの強いエロ演出を使用しており(←参照 ダブルヒロイン白濁塗れ 短編「溺惑のカリキュラム」より)、演出として十分な密度を持ちつつ、量的に過剰にならない調節も効かせています。
  ヒロインの柔らかバストやヒップの感触をホールドしつつ満喫したり、ねっとり舌を絡ませてヒロインのお口を征服したり、別のち○こがぶっかけ追加したりと、愛液や白濁液やお漏らし黄金水やら涎やらが上下前後のお口から溢れ出すパワフルなピストンに十分な手数を加えて、ヒロインを圧倒する状況を形成し、アナルにも性器にも全身にも白濁液が放出されてヒロインが歓喜のアクメに溺れる様を大ゴマ~1Pフルのフィニッシュでハイ㌍に仕上げています。

  初単行本ながら作画・演出の完成度は高く、凌辱エロながら一定の間口の広さを確保した1冊であり、コアマガジンが“超ド級新人”と称賛するのも頷ける作家さんと感じます。
個人的には連作構成で、強気ヒロインの変容をねっとり描いた連作「ピンカートン」がオチのコミカルさも含めて一番のお気に入りでございます。

からすま弐式『深淵戦隊クトゥルンジャー』

DeepOnesBattleTeam 旅井とり先生(原作:坂戸佐兵衛氏)の『めしばな刑事タチバナ』第20巻(徳間書店)を読みました。管理人は韮澤課長と同じく、ブルドックの中濃一択なのですが、こんなにたくさんの種類のソースがあるとは知りませんでした。
“ソースだけにそーっすね”ぐらいのおやじギャグが登場するのではと思っていたのですが、意外に出ませんでしたね。

  さて本日は、からすま弐式先生の『深淵戦隊クトゥルンジャー』(キルタイムコミュニケーション)の遅延へたレビューです。なお、先生の前々単行本(初単行本)『oct-edge』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なアブノーマルプレイで魅せる王道の戦隊ヒロイン凌辱エロが楽しめる作品集となっています。

DeepOnesBattleTeam1  収録作は、タコやイカなどの頭足類を研究している女子大生がある日突然不思議な宝珠を手に入れ、地球征服を企む悪のハスタード軍団と戦うクトゥルンジャーの一員になるのだが~長編「深淵戦隊クトゥルンジャー」全6話(←参照 クトゥルプスの使い魔ショゴゴを召還してショゴスーツを身に纏うのだ! 同長編第6話「銀河爆ぜる!!胸臆に秘めた桜花」より)+幕間掌編3本(4~6P)、および読み切り形式の短編・掌編3作。
描き下ろしである幕間劇3本を除き、1話・作当りのページ数は6~24P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで推移。長編作については相応の読み応えを有しつつ、全般的にストーリーの軽めの存在感・エロシーンの量的満腹感でまとめられた作品構築と言えるでしょう。

【ハードエロながらハッピーエンドでまとめる作劇】
  長編作については、作品タイトルに“クトゥルフ”を冠しており、クトゥルフとハスターの対立構造が作品全体の展開に一定の重要性を持っていますが、“クトゥルフもの”としての面白みや創造性を感じさせるものではあまりなく、あくまでオーソドックスな戦隊ヒロイン凌辱モノにおける設定の面白みとして理解するべきでしょう。
DeepOnesBattleTeam2つまりは、悪と戦う正義のヒロインが、戦いでピンチに追い込まれエロいことされてしまい~という王道的な戦闘ヒロイン凌辱エロであり、今回は敵のハスタード軍団がイカのような姿をしていることから触手エロを中心とした卑劣な手段に毎度ヒロインが大変なことになってしまうという素敵仕様(←参照 丸呑み攻撃だ! 同長編第3話「海山羊はぬめる下半身で丸呑む」より)。
  ヒロインピンチなシチュエーションだけを繰り返すと話が退屈になってしまうことを、ヒロインのお姉さんと戦隊の一員であるショタ博士の恋愛模様をストーリーの駆動要素として取り込むことで、終盤に向けての各種展開をスムーズにしているのは、作劇面における長所と感じます。
ヒロイン敗北によるダウナーなバッドエンドではなく、繰り返し大変な目にあっても最後まであきらめずに戦うヒロインの勇気によって巨悪を撃退というまとめ方になっており、エロのハードさは維持させつつ、少年との恋路も含めて微笑ましいハッピーエンドにまとまっています。
  年上美人の彼女さんが電マでオナニーしていることを知って、嫉妬した主人公が特殊な電気治療器を用いて快楽責め→仲直りセックスという短編「電気刺激における恋愛不全治療レポート」も、やはりエロはハードに、読み口は柔らかくというスタイルは共通
これに対して、エロガキ軍団に美人さんがたっぷり性感開発されてハメ回されちゃう短編「塾講師 菊井雛子の輪姦レクチュア」は明確にインモラルな作劇ですが、基本的に圧倒的な快楽に染まる過程を描いており、凌辱エロとしての攻撃性は比較的マイルドと感じます。

【ぴっちり衣装着用なスレンダー巨乳の綺麗なお姉さん】
  ヒロイン陣の年齢層は20代前半~後半程度と考えられる綺麗なお姉さん達。そして、いずれのヒロインも男性主人公よりも年上であることが共通しています。
長編作に登場するショタ少年や、短編「塾講師 菊井雛子の輪姦レクチュア」に登場するエロガキ軍団と、可愛らしさのあるショタボーイと綺麗なお姉さんの組み合わせが目立ちますが、前者は年上お姉さんが好きになりながら素直になれない初心なところのあるタイプである一方、後者は年上女性を巧みな性技で圧倒するドSボーイズであり、互いにキャラとしての性質は異なります。
  性格付けにおいて特段キャッチーな属性を盛り込むスタイルではありませんが、年下男性に対して優しく余裕や抱擁感を感じさせる笑みや言動を向けたり、清楚な色気が香ったりと、広義の“お姉さん”キャラクターとしての魅力は十分に含ませたヒロイン陣。もちろん、エロシーンではそんなお姉さん達が激しく乱れるギャップで煽情性を高めるのも魅力の一つ。
DeepOnesBattleTeam3 ボディデザインとしては、等身高めのすらりとスレンダーボディにたっぷりおっぱいや程好い肉感の強さがある桃尻、ぷっくりとした大陰唇の股間とを装備させたスレンダー巨乳ボディで統一(←参照 綺麗な年上お姉さん彼女に電気マッサージ 短編「電気刺激における恋愛不全治療レポート」より)。各体パーツの描写に抜きんでた特長があるわけではないものの、控えめサイズの乳輪&乳首の美巨乳や淫液をたっぷり分泌する媚肉などの描写は分かり易く煽情性を叩き出します。
戦隊ヒロインキャラとしての魅力では大きな要素を占める、体にぴっちりと張り付く変身スーツは長編作で脱げたり破けたりしつつ全編にわたって活躍していることに加え、短編「電気刺激における恋愛不全治療レポート」でのタイトスカート&ストッキング、短編「塾講師 菊井雛子の輪姦レクチュア」でお尻&股間の肉感を強調するタイトパンツなど、肢体のラインを美しく見せるぴっちり系衣装を着用するのも特徴的な要素です。
  多少乱れや荒れを含む絵柄ではありますが、それらをエロシーンでの乱れ方の激しさや演出の過激さにつなげる技量が高まっている分、それほどネガティブな印象はありません。ベースとなる絵柄は表紙絵と同じクオリティで安定していると言えるでしょう。

【濃密なエロ演出と多彩なエロシチュ】
  それ程ページ数が多い訳ではありませんが、明確にエロメインの作品構築であるため、濡れ場の分量は十分。また、エロの特殊性や演出密度の高さなど、質的な満腹感を生み出すスタイルなので、量の多寡はそれほど問題になるタイプではないでしょう。
  敵が頭足類ベースの形態である長編作では、触手エロに丸呑みシチュエーション、変身スーツの体側が全部触手化といった特殊シチュエーションに、戦隊の味方である男性達が操つられての強要セックスといった王道シチュ、はたまたショタ美少年の快楽責めといった多彩なエロシチュを用意。
短編作でも、電マや低周波治療器を用いた快楽電気責めやらショタ軍団による調教&輪姦などのアブノーマル系・インモラル系シチュエーションを投入しており、綺麗なお姉さんが特殊プレイによって生み出される特殊かつ圧倒的な性的快楽に圧倒されるという構図は共通しています。
  前述したスーツの上から揉んだり絡ませたりで性感帯を刺激し、もっちりバスト&ヒップの存在感や乳首や陰核の自己主張をアピールさせてから、愛液でぐっしょりの秘所をご開帳して抽挿パートへと突入。
DeepOnesBattleTeam4エロ演出は密度高く保っており、潤んだ瞳と開いた口から漏れ出す涎と嬌声とで美人フェイスがくしゃくしゃに蕩けた官能の表情や、すべすべ柔肌をたっぷり濡らす各種液汁描写、呂律の回らないハートマーク付きの説明エロ台詞、行為に合わせて質感や動きを物語る擬音の散りばめなど(←参照 長編第1話「暗澹たる怪イカとの姦淫!」より)、ベーシックなエロ演出を豊富に盛り込んで陶酔感の強さを表現しています。
  多数の触手による同時性感帯責めや多数のエロ道具同時投入など、ピストン運動の最中でも手数の多さでヒロインを圧倒しますが、特に目立つのはねちっこいクリトリス責めであり、トドメの中出しでヒロインが絶頂に達する痴態を上述した密度の高いエロ演出で彩るフィニッシュシーンを大ゴマ~2P見開きで提供しています。

  ベーシックな戦闘ヒロイン凌辱エロとして固めつつ、小ネタや多彩なエロプレイで彩った長編作と、アンソロ系初出らしくエロの明確な方向性でかっちりまとめた短編とがそれぞれ魅力的。
個人的には、年上美人な彼女さんに電気刺激責め&ラブラブHが楽しめる短編「電気刺激における恋愛不全治療レポート」に愚息が大変お世話になりました。
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