2016年01月

桃吹リオ『痴情の極み』

ExtremeErotica TVアニメ版『だがしかし』第2話「きなこ棒と生いきビールと…」「フエラムネとめんこと…」を観ました。思春期ボーイ・ココノツ君をドギマギさせるほたる嬢の天然エロ台詞、御馳走様でした!
ほたる嬢の豊満おっぱい、サヤ師の腋&美脚も勿論眼福ですが、美少女キャラの食事シーンフェチな管理人には大変嬉しいアニメ化でございます。

  さて本日は、桃吹リオ先生の初単行本『痴情の極み』(ヒット出版社)のへたレビューです。管理人が初単行本を大変楽しみにしていた作家さんです。
バリエーション豊かな方向性の作劇とハード&アグレッシブに突き進むエロ描写が共に魅力的な作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数は21~26P(平均24P)と書店売り誌初出として標準的な分量で安定しています。短編として適度な読み応えのシナリオと質的にも量的にも十分なボリューム感のあるエロシーンを有しており、抜きツールとして良好なバランスの作品構築を示しています。

【それぞれの面白みを引き出す多彩な作劇】
  優しく甘い雰囲気のラブストーリー、ウハウハ棚ボタテイストのハーレムエロ、エロエロ美人なお姉さんが登場のおねショタもの、高慢な女性に復讐するハードな凌辱エロ、催眠調教にどす黒い欲望が渦巻く寝取られエロと、各短編の方向性はバラエティ豊かに取り揃えられています。
ExtremeErotica1この多彩な作劇は、決して行き当たりばったりに描いてきたわけではなく、あとがきで作者自ら記している通りに、敢えて様々な作品に意欲的に取り組んできたものであり、ハーレムエロでは明け透けな棚ボタ的幸福感を(←参照 ここが天国か! 短編「背徳の秘密レッスン」より)、凌辱エロならば明確な攻撃性・嗜虐性を、寝取られエロならば愛する者を奪われることの無力感や屈辱感をと、それぞれのサブジャンルにおける王道的な魅力をしっかりと組み込むことが意識されています
王道をきっちり踏襲しつつも、凌辱するものとされるものの奇妙な相互依存(短編「夜の性業秘書」)、凌辱エロとしてのハードな攻撃性と理不尽な態度を示す者への勧善懲悪的な爽快感(短編「夏の遊戯」)、おねショタ的な母性への甘えとシスターをヒロインに据えることでの妖しい背徳感など(短編「仔羊たちの特別講習」)、展開や雰囲気を単調にしないアクセントをシナリオの運びに織り込んでいるのも◎。
  目立った新規性を有していたり、一貫したテーマ性があったりするわけではないものの、王道的な魅力を引き出しつつ起承転結が明確に為されたシナリオ展開の安定感と緩急、催眠調教エロでの催眠が解ける瞬間の鮮烈さ(短編「放課後の秘密」)や空間的には近くに居ながらも狂気の快楽で共に夫婦が引き離される寝取られ展開の畳み掛ける凄味(短編「幸福の代償」)など、ギミックをしっかり活かした話運びを的確にこなす構成は短編エロ漫画のお手本と評してもよいでしょう。
ExtremeErotica2凌辱エロや調教エロなどでは明確にバットエンドに落とし込んで快楽の凶悪さを一貫させる一方(←参照 短編「夏の遊戯」より)、恋愛ストーリーや棚ボタエロコメではほんわかした雰囲気であったりコミカルなラストを迎えたりで穏やかな空気で〆ており、この点も各作品それぞれの印象を明確化して、作劇の多彩さを目立たせています。
  いずれかの方向で統一された単行本を期待する諸氏には勧めがたいですが、いずれもウェルメイドな作品をバラエティ豊かに楽しめるという点で雑食派の諸氏には是非ともお勧めしたいシナリオワークと言えます。

【乳・尻・太腿の肉感たっぷりなボディのアダルト美女】
  女子校生~女子大生クラスと思しき美少女キャラクターも複数名登場していますが、秘書や女性上司、シスターやママさんバレーの人妻トリオなどなど、20代半ば~30代前半程度と思しきアダルト美人がヒロイン陣のメインを占めます。
恨みを買って凌辱展開を呼び込むことになるヒステリックな女性や、おっとりと優しい純粋ガール、明るくエッチなお姉ちゃんキャラに、慈母の微笑みと娼婦の淫靡さを併せ持つシスター等々、明確な方向性を有したヒロインを揃えているのも、作品の方向性の多彩さに直結。
また、男性キャラクターについても、ヒロインに虐げられているさえない男性や、純粋なショタボーイ、下衆な悪漢などなど、ヒロインとの立場や関係性などにおける対比を明瞭に形成する人物像を配置しており、彼らの欲望の発現の仕方もシナリオの方向性を規定する主要素となっています。
ExtremeErotica3  一部に並乳クラスのおっぱいをお持ちの女性キャラクターも登場していますが、基本的には等身高めのボディに、弾力感溢れる巨乳~爆乳、どっしり&もっちりの巨尻、そしてはち切れんばかりの柔肉をたっぷり詰め込んだ太腿を装備したグラマラスボディが勢揃い(←参照 このたっぷり肉感のバスト&ヒップ&タイ 短編「家庭内のカーニバル」より)。乳尻太腿の肉感を前面に打ち出しつつ、体幹の程好い肉付きとのバランスはよく、全体的にバランスの整った印象が崩れないのも高く評価したいポイントです。
艶やかで肉厚なリップや、ぷっくりと膨らむ大粒の乳首、パイパンキャラもいつつ濃い目に茂った陰毛とむわっとした淫臭が漏れ出す熟した秘所等、各体パーツの淫猥さ、ヒロインの羞恥心やお下品なエロスを引き出す各種エロ衣装等、キャラデザの細部も丁寧
  ややエロとしてのどぎつさも感じさせる表紙絵ですが、中身の絵柄は素朴なキャッチーさのある漫画絵柄に、デジタル作画的な高い密度の修飾を重ねることで、ヒロインのエロティックさを濃厚に仕上げるタイプであり、丁寧な描き込みがクドさにつながらないバランス感覚が大きな武器と評し得るでしょう。

【過激&下品なエロ演出で彩るハードプレイ搭載の攻撃的エロ】
  前述した様な作劇面・演出面におけるギミックやシチュエーションの効果的な利用はエロの実用性にも直結しており、シナリオ展開を的確に形成しながらエロの盛り上がり・進展を同時並行的に形成していくスキルがあるため、抜きツールとして十分な分量を欠く作品において用意しています。
  シナリオの方向性の多彩さはエロシチュの多彩さでもあり、強烈な快楽で圧倒され、絶望感を感じさせる夫婦ダブル寝取られや、高慢な女性キャラクターを徹底的に圧倒して羞恥と快楽で嬲る凌辱エロ、甘く優しいラブラブHに、エッチなお姉ちゃんに翻弄したり反撃に転じたりなおねショタエロなど様々な状況を用意しつつ、ヒロインとハードなセックスを繰り広げて強烈な快楽を叩き込むことはいずれの作品でも共通。
ばるんばるんと激しく自己主張する巨乳・爆乳でのダイナミックなパイズリや、エロエロ人妻さんのバキュームひょっとフェラ、下衆な男性が弱みを握ったり催眠にかけたりなヒロインの肉感ボディを乳揉みやクンニなどでねっとりと一方的に愛撫する描写など、前戯パートからヒロイン達の肉感ボディの気持ち良さをアピールして、その肢体を更に味わい尽くしたいという劣情を喚起させます。
  抽挿パートに移行後は、シチュエーションによってはヒロイン側が自ら腰を振ってリードするパターンもありつつ、アナルや膣内へのパワフルなピストンでヒロインへ強烈な快感を叩き込むと同時に、別のち○こやオモチャを使っての二穴責めや、クリトリスや乳首をつまみ出しての性感帯刺激、ねっとりと舌を絡め合わせるベロチューなどハードな添え技で手数も稼ぎ、快楽による蹂躙で力走します。
ExtremeErotica4大人の色香を香らせる綺麗なアダルトレディ達は、この強烈な快楽に対して半狂乱の痴態を曝け出しており、快楽の衝撃に圧倒される表情(←参照 短編「放課後の秘密」より)、理性がぐずぐずに崩れたお下品なアへ顔などの印象的な表情付けに、獣じみた喜悦の叫び声や熱狂しての実況台詞、時に強制され時に自発的に叫ぶ白痴系エロ台詞、結合部と表情と太腿&バストを同時にがっつり見せつける大股開きのポージング、腰使いに合わせて派手に揺れるバストの乳揺れ描写等、強力なエロ演出・エロ描写を連発させていきます。
  前戯・抽挿パートを含め、複数の射精シーンを投入する多回戦仕様を基本としており、生中出しや口内射精、アナル中出しにぶっかけ等々、様々な射精シーンを投入。中出し後にフィニッシュに敢えてイラマチオからの口内射精フィニッシュを選択するなど、必ずしも生中出しをラストにチョイスしない多彩さがありますが、いずれにしても大量の白濁液が注ぎ込まれ、大股開きで股間を全開にしつつアへ顔アクメを迎えるヒロインの痴態を1Pフルでダイナミックにお届けなラストで強力に〆ています。

  初単行本ながら完成度が非常に高く、適度に読ませますし、抜きツールとしてのエネルギー感も大いに魅力。今後が大いに楽しみな新人作家さんですね。
個人的には、お姉ちゃんが海外から帰って来たら褐色巨乳美人なブラジリアンエロサンバガールになっていて!?な短編「家庭内のカーニバル」と、メガネ巨乳な美人上司に一服盛って復讐凌辱な短編「夏の遊戯」が特にお気に入り。雑食派の諸氏にお勧め!

雪國おまる『変われ淫靡に廉潔女』

MakeYouBitch  長谷川哲也先生の『セキガハラ』第5巻(リイド社)を読みました。相変わらず関ヶ原の戦い前夜の史実を丁寧に描き出しながら、ハチャメチャ能力バトル展開をブチ込んでくるスタイルは圧巻です。大阪城の天守建設があんなアレンジされるなんて・・・
今流行の真田丸まで無理矢理取り入れていますが、まさかあんな形で登場するとは思いませんでしたな~(茫然

  さて本日は、雪國おまる先生の初単行本『変われ淫靡に廉潔女』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、“廉潔女”は“れんけつじょ”と読むようですね。
肉感ボディの美人さんをがっつり凌辱ファックによる快楽地獄へ叩き込むストレートな作品集となっております。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計9作。1作当りのページ数は20~24P(平均20P強)とエンジェル倶楽部掲載作として標準的な部類で安定。シナリオ的な読み応えは良くも悪くもほとんどありませんが、その分、抜きツールとしての満腹感は十分に図られています。

【これぞエンジェル倶楽部スタンダードな凌辱劇】
  綺麗なお姉さんタイプのヒロインを悪漢達の下衆な欲望が炸裂する凌辱劇に叩き込んでがっつりファック、圧倒的な快楽でヒロインを圧倒して快楽中毒に追い込み、悪が笑いヒロインが壊れた笑みを浮かべるバットエンドへという、エンジェル倶楽部系の凌辱エロでは王道のスタンダードかつパワフルな展開をきっちり踏襲。
MakeYouBitch1借金のカタとして悪人に売られてしまったり(←参照 お約束の奴隷オークションだ! 短編「鬼畜奴隷SHOW」より)、個人的な趣味や性癖を握られて脅迫されたり(短編「管理人は淫乱ペット」等)、好奇心で参加したパーティーやダイエット教室で凌辱に巻き込まれたりと(短編「悶絶若妻覚醒乱交」等)、ポピュラーな導入からエロ調教やら強力な媚薬やらを更に投入して後戻りできない状況を作り出していきます。
なお、人妻ヒロインが登場する作品が多く、寝取られ/寝取りの要素を加えている作品もありますが、寝取られる側の旦那の存在感が非常に希薄であるため、ヒロインの背徳感や敗北感を強調するスパイスとしてのみ機能していると言ってもよいでしょう。
  短編としてコンパクトにまとめる必要があるため、致し方ない部分も大きいのですが、被害者側であるヒロインや加害者側である悪役のキャラクターの魅力を引き出す余裕がないこと、凌辱エロとして肝要な要素である“ヒロインの心が折れてしまう”心情描写を効果的に表現する構成が取れないことは作劇における難点ではあります。
とは言え、エンジェル倶楽部の凌辱エロらしい様式美を素直に踏襲している分、“綺麗で強気な美人さんを滅茶苦茶にしてぇ!”という下衆な欲望の充足を、斜に構えることなくストレートに読み手へ伝達できるのは間違いなく大きな強みでしょう。
ヒロイン側の逆転が生じることはなく、更なる凌辱が待ち受けることを示唆するバットエンドでまとまりますが、さほど後味の悪さが目立たないのは、オーソドックスにまとまったストーリーの印象が良くも悪くも軽くなっている故と評し得るでしょう。

【凛とした強気系美人なお姉さんヒロインズ】
  登場するヒロイン陣の年齢層は概ね20代前半~30歳前後程度と思しき大人の女性達であり、女子大生や塾講師、キャリアウーマンや人妻さんなどの設定を用意。
MakeYouBitch2穏やかな性格のヒロインも登場していますが、気が強かったり、有能であったり、凛とした性格であったりと強さと美しさを兼ね備えるキャラクター性・キャラデザインを有するヒロインが多く(←参照 気の強そうな顔を恐怖と快楽で 短編「人妻暴走~淫欲の料理教室」より)、そういった女性をち○この快楽で屈服させたいという男性側の卑屈なマチズモを喚起させ、凌辱エロの嗜虐性・征服感を高めるに非常に向いたヒロイン像となっています。
悪役となる男性側については、前述した通りにあまりキャラクターとしての存在感はないのですが、イジメに対する復讐といった勧善懲悪的な側面を持つ場合もありつつ、基本的には黒い欲望をストレートに発揮して暴れまわる単純なキャラクターであり、竿役として以外の余計な言動を示さないので、ある意味では安心感があります。
  清楚な色気を香らせる美人フェイスに対し、体の方はストレートなセックスアピールを豊潤に含有な肉感ボディであり、等身高めの健康的な肉付きの体幹に、強い弾力感と肉感を有する巨乳&桃尻&むちむち太股を組み合わせ、肉厚な陰唇の性器やぷっくり勃起する乳首などの体パーツの淫猥さもしっかり添加。
MakeYouBitch3服を剥いてこの肉感エロボディの存在感を全裸でアピールしつつ、拘束したり目隠ししたり、性玩具を沢山投入してエロ開発したり、ヤンキー娘にオタクコスプレさせたりと、若妻さんに裸エプロンを着せて寝取られビデオを撮影したりと、羞恥心や恐怖心を与える凌辱エロらしい彩りを加えているのも一つの特徴でしょう(←参照 拘束&エロ玩具責め 短編「俺の浮気妻に天罰を」より)。
  初単行本ということもあって、描線の濃淡や作画密度には多少の変遷はあり、引きの構図の緊張感などに課題は残りますが、絵柄の統一感は十分に強く、多少の荒さを勢いに昇華して、後述する様に過激なエロ演出のテンションを保ったままエロ作画を熱量高く連発させる技量の高さは注目すべき美点と感じます。

【強烈アクメを派手なエロ演出で彩る凌辱エロ】
  スタンダードなシナリオ展開を形成している分、スムーズにエロシーンへと投入することが可能であり、ヒロイン側の抵抗と屈服、そして歪んだ快楽に耽溺する痴態という王道的なシークエンスを十分な尺で提供しています。
  寝取られやメス奴隷調教、羞恥コスプレやビッチ化シチュエーションなど、作品によってエロシチュの味付けを変えることで飽きさせない工夫が施されていますが、前述した通りに二次元ち○こパワーで綺麗なお姉さんヒロインをがっつりファックして征服するというシンプルな獣欲に基づいた凌辱エロとしてのストレートさが全てにおいて基本。
エロ展開前半では絶望的な状況にありながら芯の強さなどで何とか抵抗を示し、恐怖感や屈辱感に侵食されていく描写は王道的であり、もちろんそのまま敗北することは確定ながらも、この抵抗が更に相手を追い詰めるアイテムや状況の投入を呼び込んで、読み手側の嗜虐心を刺激する効果を発揮。
媚薬による性的快感の強制や、スパンキングやチョーキングなどによるサディスティックな責めによるマゾ属性の開花、度重なるエロ調教による陥落等々、悪役側に大変都合のよろしい(褒めてます)展開を素直に投入して、知性や理性を放棄して性的快楽を貪る状況に追い込まれれば、後はお下品な痴態を曝け出してよがり狂うメスの痴態をたっぷりご提供の使用も実に鉄板と言えるでしょう。
MakeYouBitch4  エロ演出としては、卑猥なフレーズ搭載の白痴系エロ台詞の連呼、快楽中毒になっている強烈なアへ顔、ぷっくりアナルやアダルト肉厚おま○こを肉棒やらオモチャやらが出し入れされる結合部見せつけ構図、子宮口をノッキング・オン・ヘブンズ・ドアな断面図など、過激なエロ演出をどんどん投入してアタックの強いエロ絵を連発させていきます(←参照 清楚美人のアへ顔アクメ! 短編「管理人は淫乱ペット」より)。
バスト&アップのアピールや派手なエロ演出の連続投入も含め、決して綺麗な絵、整った絵ではなく、それなりに荒さや乱れはありますが、とかく欲望の勢いと美人さんのお下品な痴態を魅せたいんだという熱意はよく伝わっており、トドメの中出しを一方的に決め込んで肉感ボディを強烈なアヘアヘアクメで染め上げるフィニッシュシーンのマッシブさまで力強く疾走しています。

  凌辱エロ的な、良く言えばストレートな王道、悪く言えばチープさのある様式美をどう感じるかで評価は分かれるかもしれませんが、非常に素直かつストレートな凌辱エロであり、初単行本ながら実用性の高い優良抜きツールをお届けしてくれた作家さんと言えます。
個人的には、美人管理人さんを監禁エロ調教で屈服させる短編「管理人は淫乱ペット」と、強気系若妻さんを寝取り凌辱な短編「人妻暴走~淫欲の料理教室~」が特にお気に入りでございます。

琴義弓介『百華乳乱~UZUME~』

HundredsBeautysBust  樫木拓人先生の『ハクメイとミコチ』第4巻(エンターブレイン)を読みました。今回登場する料理の数々も何とも美味しそうですねぇ。中でも、揚げ山芋の熱々でシャクシャクとした食感を想像して涎が出そうでした。
文明の発達度合が結構謎なファンタジー世界ですが、汽車はあるんですね。車掌さんが美人!

  さて本日は、琴義弓介先生の『百華乳乱~UZUME~』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『地味巨乳黒川さんのえっちな性活』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
美少女巫女さんと美人妖怪達と繰り広げる和風伝奇ファンタジーなストーリーとたっぷりおっぱいの肉感ボディが自己主張するエロが詰まった作品となっています。

HundredsBeautysBust1  収録作は、学習塾の夏季合宿でとある山奥の村にやってきた少年は、つっけんどんな態度の美少女巫女さんと出会うが、彼女には彼女の処女を散らして巫女としての霊力を無くそうとする呪いが悪霊によってかけられており~という出だしのタイトル長編「百華乳乱」全10話(←参照 悪霊の呪い発動中で主人公を誘惑 同長編第1話「出会い」より)+フルカラーエピローグ8P。
フルカラーエピローグを除き、1話当りのページ数は20Pと中の下クラスのボリュームで固定。長編ストーリーとして相応の読み応えのある作劇であり、その上で抜きツールとして十分なエロのボリューム感を有する作品構築となっています。

【恋愛ストーリーと和風伝奇ストーリーの融合】
  明るく楽しいお馬鹿コメディでも重厚な展開で魅せるシリアス系のストーリーでも長編作を組み立てられるベテラン作家さんですが、今回は多数の巨乳美人な妖怪達が多数登場するドタバタコメディ的な雰囲気も含ませつつ、ヒロインである巫女への呪いや母娘の愛情を軸として紡ぐ伝奇ストーリーとしてのシリアスさで作品全体をまとめています。
妖狐と古狸の手下コンビを使ってヒロイン・ウズメの巫女としての能力を封じようとする九尾の狐の真意と正体、ウズメと両親の別離の秘密を知り事態を更に混乱させようとする別の巨悪である死神の登場など、隠されていた真実が徐々に明らかになっていくストーリー展開の面白さで読みを牽引しています。
  強い霊力を持つ退魔の巫女と妖怪達との伝奇バトルという側面も有しつつ、エロ漫画のお約束としてエロ絡み勝負になることが基本ですが、後述する様にエロシチュの多様化に貢献すると共に、凌辱系であれ純愛系であれストーリー展開にその都度マッチしたシチュエーションを投入しています。
HundredsBeautysBust2このストーリー展開の中で、天涯孤独の身となってしまったことで頑なになっていたヒロインの心が主人公や妖怪達との交流の中で解きほぐされ、とある理由で九尾の狐と融合し、彼女の霊力を封じようとしていた母親とヒロインとの再会および融和を描き出しており(←参照 母の愛を信じて 長編第9話「絆」より)、恋愛ストーリーとしても伝奇ストーリーとしてもハッピーエンドを綺麗に迎える安定感があります。
  邪な企てでヒロインの母親を追い込む死神さんも含め、登場人物が完全に悪人であることはなく、愛情のすれ違いの結果として騒動が引き起こされていることもあって、適度なシリアスさを含みつつ、話が沈鬱になったり過度に重くなったりしないことも、シナリオ展開を引き締めつつも読み口の良さを損なわない要因でしょう。
  手法論として特に目新しいものが個々にあるわけではない一方で、適度なシリアス成分やコメディ的な賑やかさ、分かり易いエロ投入のウハウハ感などが齟齬なく調和して組み立てられていることが作劇面での最たる魅力と言えます。

【たっぷり巨乳装備の多彩なファンタジーヒロインズ】
  メインヒロインであるウズメちゃんはハイティーン級と思しき美少女さんですが、その他のヒロイン陣は長い時を生きる妖怪さん達がメイン。この女妖怪さん達やエロシーン有のサブヒロインとして登場する引率の女教師さんはアダルトな色香を有する美人さんが揃っており、どちらかと言えば可愛らしさが基調のメインヒロインとの差別化が図られています。
  勝ち気でツンデレタイプながら根は優しく寂しがり屋な面もあるメインヒロインのキャラ立ちはよく、主人公が彼女と打ち解けていく恋愛ストーリーとしての良さを伝わり易くするタイプ。また、古風な話し方をする高飛車な妖狐さんに、ドジっ子ながら明るくほのぼのとした古狸ちゃん、娘と夫への愛情を大切にする凛としつつも優しくママさんなども、キャラクターのキャッチーな魅力がストーリーの魅力を下支えしています。
HundredsBeautysBust3長い黒髪に殿上眉、巫女服姿のヒロイン・ウズメちゃんや和装&狐耳の妖狐さんなどいかにも和風伝奇モノらしいキャラデザインもあれば、褐色肌&エルフ耳で西洋妖怪っぽい死神さん(←参照 褐色巨乳ヤッター! 長編第7話「巨悪」より)、縦セタ&メガネの狸ちゃんや妖狐&古狸手下コンビの水着姿などの現代アレンジなどもあり、キャラデザのちゃんぽん感も楽しいところ。
  言うまでも無く全員たっぷりおっぱいを装備している一方、全体的に健康的な肉付きで豊かな巨乳が明確に自己主張するヒロインのボディに対し、均整を保ちつつ程好くだらしない緩みでも魅せる熟女ボディや、バランスとしてはややピーキーでありつつ細いウェストを中心に華奢なボディに控えめ巨乳をのせた狐美人のスレンダーボディに、適度にぽっちゃりとした豊満ボディの狸ちゃんなど、キャラクターによってボディデザインの方向性が異なります
おっぱい描写については流石のこだわりを見せており、重たげに撓んだり、はたまた弾力感豊かに弾んだり、吸われて柔らかく伸びたりと重量感と柔らかい弾力感をアピールして形状を千変万化。程好く大きい乳輪と、控えめサイズながらぷっくり自己主張する乳首の淫猥さも独特なもの。乳首から謎の液体が出る仕様は健在ですが、本作ではウズメのおっぱいから噴き出す謎液体がストーリー上重要な役割を果たしていたのには笑いました。
  アダルトなお色気感と美少女キャラのキュートネスなどを描き分ける点も含め、コミカルさやシリアスさ、エロさなど場面場面での調節が的確に為された絵柄は単行本を通してしっかり安定しています。

【おっぱい成分充実な多様なエロシチュエーション】
  シナリオ進行を織り交ぜながらのエロシーンとなることも多いため、シーンとして分割構成気味になることもありますが、抜きツールとしての分量は十分に有しており、複数のエロシチュ・プレイを投入しつつ基本的には1回戦でまとめるスタイル。
強制発情しちゃったヒロインの誘惑セックスや、手下妖怪コンビの誘惑ウハウハ3Pなどの棚ボタテイストのエロシチュもあれば、亡き夫の魂を人質に取られての輪姦やウズメちゃんの処女を狙う触手拘束エロなどの凌辱系統や、確かな絆で結ばれたヒロインと主人公の純愛セックスなど、多彩なエロシチュエーションをストーリーに沿って投入しています。
たっぷりバストを揉んだり吸ったり、はたまた肉棒を挟んでもらうパイズリ描写があったりとおっぱいの感触を色々と楽しませてくれる前戯パートに加え、処女を守らなければならないメインヒロインやエロ勝負の中で後ろの穴をすっかり性感開発されちゃった妖狐さんの存在もあって、アナルセックスの登場頻度が高いのは本作の特徴の一つでしょう。
たっぷりバストに包まれて涎や謎母乳のぬるぬるを添加した巨乳パイズリや、ボリューミィなお尻に顔面騎乗されながらのフェラ、乳首をクリクリしてヒロインを感じさせる乳揉み・乳吸いなどで構成される前戯パートは、おっぱい成分を充実させつつ比較的短めにまとめて抽挿パートへ突入しており、ここで射精シーンは投入せずに挿入へ移行するのが基本
HundredsBeautysBust4  前述した様に柔らかく変形するおっぱい描写は抽挿パートでも共通しており、乳揺れや乳揉み、乳首弄りなどをピストンに併せて投入。派手に動かすタイプではなく、おっぱいのもっちりとした重量感を活かすタイプの描き方であり、乳尻を中心としつつ肢体全体の躍動感で魅せています(←参照 乳吸いで伸びるおっぱい! 長編第6話「確執」より)。艶っぽいリップや、淫猥な性器・アナル描写および前述の乳首・乳輪描写など体パーツのエロさも大きな武器でしょう。
喜悦の絶頂フェイス&台詞を示しながら前穴orアナルで白濁液を受け止めるヒロインのアクメ痴態を大ゴマ~1Pフルで提示。精液描写をあまり大量にしないこと、透過図は使用せず、断面図は比較的小さなコマで使用することなども演出面での特徴となっており、ヒロインのエロボディをアピールすることに注力しています。

  ストーリーとしての面白さとおっぱい充実のエロがバランスよくまとまった長編作であり、安心感のある最新作。要所要所で情感をかき立てるよいシーンが目立っていた印象もあります。
たっぷりバストが魅力のウズメちゃんが最愛ですが、ツリ目&狐耳のスレンダー巨乳、高飛車だけどアナルが弱い妖狐・モミジ様も可愛かったです。

きんく『もっかいするの?』

DoItAgain  荒木飛呂彦先生の『ジョジョリオン』第11巻(集英社)を読みました。新たに謎めいた人物・カレラが登場しましたが、彼女が口にした定助の“名前”が本当であるならば、物語が大きく動き出した巻であるなと感じます。彼女の能力はかなり独特で、強請り特化能力なんでしょうか(笑)
あと、康穂ちゃんが一途なのに報われていない印象が少々可哀そうですなぁ。

  さて本日は、きんく先生の初単行本『もっかいするの?』(茜新社)の越年遅延へたrビューです。2015年のLOレーベルにおける屈指の優良抜きツールでしたねぇ。
ちっちゃくて愛らしくてエッチな思春期ガールズとのドタバタ模様&陶酔感たっぷりのエロ描写が詰まった作品集となっています。

DoItAgain1  収録作は、とある理由でお金が欲しい女の子がいつものようにお父さんに援助交際をもちかけてオプション料金システムを駆使するのだが~な短編「家庭内えんこ~」(←参照 安い!実際安い! 同短編より)+描き下ろし後日談3P、および読み切り形式の短編・掌編9作。
フルカラー掌編「Graduation!」(4P)および描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は20~30P(平均23P強)と標準的なボリュームで推移。全般的にストーリーとしての読み口は軽めであり、その分エロの量的・質的な満足感が強く図られた作品構築となっています。

【ヒロインの純粋性とその真意で魅せるハッピーチューン】
  優等生の兄がストレスから妹の下着泥棒をしていることが本人に露見し、彼女に性的に支配される被虐的なストーリーの短編「いいなり」、U-15アイドルの少女がプロダクションの社長に枕営業をさせられる調教エロ的なシチュエーションの短編「まりあ、頑張ります」の様に、被虐的/嗜虐的な状況を描くこともありますが、基本的には可愛くてエッチなニンフェット達が自ら進んでエッチに参加してくれるイージー&ハッピーチューンが揃っています。
DoItAgain2家庭内援助交際でお小遣いを稼いだり(短編「家庭内えんこ~」)、保健体育のお勉強をしたかったり(←参照 家庭教師の先生に実践授業をおねがい 短編「教えて❤先生」)、はたまた夏休みの自由研究の題材をち○こにしたという素っ頓狂な理由であったり(短編「自由研究☆ビッチレポート」)と、コミカルな要素を加えて、いい意味で軽さを備えたシナリオ回しにしていることが特色でしょう。
この展開において特徴的なのは、ヒロイン達は積極的に性的な行為を純粋な好奇心や金銭欲といったモチベーションから希望している様に“男性キャラクターには”見えるのですが、実はその純粋さを上手く隠れ蓑として、彼女達の恋心といった、真意のモチベーションを叶えさせることにヒロイン達が成功している点でしょう。
  もちろん、ヒロイン側が積極的であろうと、恋愛関係が成立していようと現実世界では少女との性行為は犯罪ですが、ヒロイン側の伏せられた能動性を“読み手には”示すことで、「性的に無智なヒロインを一方的に搾取する」という構図を作品から取り除いており、結果として読み手の精神的負荷を円滑に低減させています。
上述した男性にとっての被虐的なシチュエーションの作品や、逆にヒロイン側が男性の欲望に振る舞わされる作品においても、守勢側が破滅へと向かって過度に追い立てられるようには描いておらず、じんわりと悪意と倒錯の後味を残しつつ、快楽が全てを超越するものとしてまとめられているため、読書感はさほど重くはなっていません。

【ぷるぷる微乳の華奢で柔らかな思春期ガールズ】
  登場するアリス達の年齢層は小○校中学年~中○生程度の二桁ギリギリ未満~ミドルティーンとなっています。二次性徴期であるため年齢による成長の度合いの差が比較的大きく、後述するボディデザインも含めてJSキャラとJCキャラの描き分けは明瞭となっています。
  キュートかつ蠱惑的な笑顔が魅力のローティーンアイドルや、お馬鹿暴走ビッチ娘、ピュアな言動でグイグイ迫ってくる仔犬系ガール等々、ハッピーチューンに相応しいキャッチーな性格付けのヒロインが揃っていますが、その表面上の“純粋性”の中に単なる性的好奇心以外の動機、主に恋愛感情をベースとする動機があるのがキャラクターを魅力にしていると考えます。
(主に男性が)女性に対して感じる“したたかさ”の要素を上手く盛り込んだキャラクター造形と言えるのですが、それがキャラ立てに嫌味や腹黒さなどを添加することなく、彼女達の可愛らしさや表面上以外の純粋さを際立たせているのが上手いとも言えるでしょう。
DoItAgain3  JC美少女については、比較的等身高めのすらりとした体躯に柔らかぽよんぽよんのたっぷりおっぱいを装備したスレンダー巨乳キャラを投入することに加え、年少組についても、二次性徴期初期特有の局所的な膨らみの乳房とぷっくり乳輪を備えた微乳~貧乳おっぱいを標準仕様としているため(←参照 この小振りおっぱい! 短編「自由研究☆ビッチレポート」より)、おっぱいが大きいとち○こが勃たない無乳原理主義者の諸氏は要留意。
  デジタル的な手法の粋をこらした修飾性の高い絵柄は、キュートガールズのポップでキラキラ&ツヤツヤした印象をよく引き出しており、コミカルに動き回る様子にしろ快感に圧倒されて蕩けちゃう様子にしろ、それぞれの可愛らしさを抽出。初出時期が広いため、相応に絵柄の変遷はありますが、作画密度の高さと丸みを帯びた描線に由来するキャッチーな可愛らしさは共に高質で安定しています。
アナログ絵柄でも情報量が高くなっていますが、このスタイルがより輝くのはお肌のツヤツヤ感や華やかな色遣いのキラキラ感が増すカラー絵であり、カバー裏もフルカラー仕様というなかなか贅沢な製本となっております。

【エロ可愛さを保ちつつ演出密度の高さを誇る痴態描写】
  LOレーベルとしては比較的ページ数の多い部類であり、またヒロイン側が積極的な概ねイージーゴーイングな導入パートであるため、エロシーンの分量は十分多く、ヒロインのふにふにボディを外から内から満喫可能。
上述した様に、年下女王様な美少女に性的に調教されるシチュエーションや、脅迫やら枕営業強要やらでヒロイン達が悪い年上男性に圧倒されるシチュエーションもありますが、基本的にはエッチで可愛いニンフェット達に誘惑されるままにセックス突入→男性側のスイッチが焼き切れてパワフルなラブラブセックスへ行こうというパターンが基本ではあるでしょう。
  エロシーンの組み立てにおいては、前戯パートの分量をたっぷりと確保する傾向にあり、1本の毛もないツルツル仕様の股間にある1本筋を指やら舌やらでクニクニと愛撫したり、小さなお口とチュッチュッしたり、着衣から小さなバストや股間がちらちらしたり、華奢ボディのバストやヒップの繊細な柔らかい触感を楽しんだりな様子を一種のフェティッシュさを備えて描写しており、属性持ちのツボを押さえた描き方と言えるでしょう。
小さなお口で元気よく舌が動き回るフェラ描写や、ぷにぷにのほっぺたに肉棒をすりすりしてもらう描写などから幼いお顔に白濁液をたっぷり塗す前戯パートの射精パートから突入する抽挿パートは、パイパン仕様の女児ま○こに肉棒を挿入し、小さな体をホールドしてガンガン突きまくるパワフルなもの。
DoItAgain4  破瓜の痛み等はごく軽微に描かれており、挿入後に開始されるピストンで少女達が直ぐに未知の性的快感に包まれていく安心仕様。キュートな顔がとろんと蕩けて潤む瞳の表情や火照った頬の蕩け顔へ移行していき、ハートマーク付きの擬音やエロ台詞を乱舞させてヒロイン達のエロ可愛い痴態を高密度のエロ演出で彩っていきます(←参照 短編「とけちゃう」より)。
愛の蜜がたっぷり潤滑されてぐちゅぐちゅになった秘所に出し入れを繰り返し、未成熟なぷにぷに子宮をノックする様子を透過図等を絡めて描くピストンは、十分にパワフルでありつつそれすらヒロイン側は自らの思惑が叶った幸福に包まれて更なる陶酔感を呼び込んでおり、ヒロイン達が歓喜の絶頂で白濁液を受け止めるフィニッシュシーンで最高潮のオーラスを迎えています。

  ちっこくてキュートでエッチな美少女ヒロインをお求めの諸氏にはベストフィットな抜きツールであり、初単行本とは思えぬクオリティの高さと安定感を誇っています。
個人的には、お馬鹿ビッチなJCちゃんの自由研究に突き合う(not誤字)短編「自由研究☆ビッチレポート」と、金髪小悪魔系ガールとのラブラブ売春が楽しめる短編「家庭内えんこ~」に、特に愚息がお世話になりました。

綾乃れな『マンナカ』

TheCenter TVアニメ『ヴァルキリードライヴ マーメイド』第12話(最終話)「ヴァルキリー・エドライブ」を観ました。最終話だからか、エロ方面の突き抜けっぷりも凄くて、触手エロ的なシーンとかはLilith原作ですと言われても納得してしまいそうなぐらいでしたね。
エロ(というか発光)に加えて、ストーリー面でもバトル描写でも、ラストまで大変楽しませてくれた作品でした。

  さて本日は、綾乃れな先生の3年ぶりの成年向け単行本『マンナカ』(文苑堂)の越年へたレビューです。馴染み深い作家さんの久しぶりの単行本で嬉しいのですが、本レビューを書くに当たり、自分がこれまでレビューの俎上に上げていなかったことに気付いて驚いております。
それはともかく、キュート&キャッチーな萌え系巨乳美少女さん達とのイチャラブエロ模様が詰まった作品集となっています。

TheCenter1  収録作は、毎度自宅に押し掛ける義妹を心配し、ちゃんとお家に帰る様に仕向けるためにお兄ちゃんは彼女にセクハラ攻撃を仕掛けるのだが・・・!?な短編「あいかぎ」(←参照 おっぱい揉み揉み攻撃だ! 同短編より)+描き下ろし後日談8P、および読み切り形式の短編8作。
描き下ろし短編を除き、1作当りのページ数は20~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで安定。ストーリーとしての読み応えは良くも悪くもほぼありませんが、ラブエロ系の甘ったるい空気と程良いボリューム感のエロで適度に満腹感を生み出す作品構築となっています。

【これぞ王道!な萌えエロ系ラブコメディ】
  共に休刊してしまいましたが、『Comic RIN』(茜新社)および『ポプリクラブ』(晋遊舎/マックス)における萌えエロ系路線を両誌において牽引した作家さんの一人であり、今回はバベルコミックスレーベルからの出版ですが、収録作の初出は全てポプリクラブであることもあって、伝統的な萌えエロスタイルで統一。
キャッチーな性格付けを為されたピュアな美少女キャラクターが、大好きな主人公の前では素直な恋心を打ち明け、健気にエッチなことをしてくれるという、萌えエロ系における鉄板とも言うべき非現実的な幸福感をたっぷり充足させてくれるスタイルは健在であり、ヒロインの“キャラクター性ありき”というのはこのジャンルらしい特徴でしょう。
  ヒロイン側もしくは男性主人公側が素直になれなかったり、不器用であったりとセックスへの阻害要因となる要素はありますが、そのことがシリアスさやドラマ性につながることは皆無であり、ヒロインの恋心やエッチな素顔が明らかになるためのアクセントとしてのみ機能。
TheCenter2ヒロイン側はセックスへの導入においても自ら積極的に関与してくれると共に、セックスの際にも主人公の在り方や性欲を全肯定し、主人公のために更なるエッチなおねだりをしてくれ、どんどんエロ可愛く乱れていくというイチャラブ模様を展開しており、ピュアでキュートな美少女の愛情を独占するという幸福感を生み出していきます(←参照 ご主人様に尽くすメイドさん 短編「メイドのノゾミ」より)。
  萌えエロ系ジャンル全般において、最たる長所であると同時に、時として最たる短所ともなりえるのは、このいかにも人工的で非現実的な甘ったるさ、男性的願望が充足される無邪気な幸福感なのですが、綾乃れな先生の作品では妙な照れや捻りを示すことなく、エッチで可愛い美少女との棚ボタ的なラブエロ空間をごくストレートに打ち出していくことが頼もしいと評し得るでしょう。
  ストーリー全体の構成はいい意味で緩いのですが、甘い幸福感を含ませたハッピーエンドのほのぼの感も含めて、軽く柔らかい読書感でまとまっていると感じます。

【スベスベ&ムニムニ感触の萌え系巨乳美少女ヒロインズ】
  ごく一部に更に年下と思しきヒロインもいますが、ミドル~ハイティーン級の年齢層で固めた美少女をヒロインに擁する作品群となっています。なお、この設定の関係もあって、制服着用での着衣セックスが多いのも一つの特徴。
  クールなツンデレ義妹や、ツンデレ委員長キャラ、健気にご奉仕してくれるメイドヒロインや引っ込み思案な病弱少女等々、アニメ/エロゲーにおける萌え属性を明確に含ませたキャラクターが多く、それらのキャッチーな魅力を軸として作品を組み立てるのは萌えエロ系の王道的スタイルと言えるでしょう。
主人公に対して“デレ”を示すツンデレガールや、友達が少なく主人公を慕う気弱な仔犬系ガール、お兄ちゃんラブな義妹ヒロイン等、恥ずかしがりながらも主人公に対してのみ素直な恋心や好意を明確に表現するというヒロインが多く、この点も彼女達の魅力や真意を独占できる幸福感につながっています。
  なお、男性主人公については、嫌味にならない程度に整ったイケメンキャラクターですが、適度にお馬鹿だったり押しに弱かったりと可愛げのある好人物であり、作品世界の平和な空気を阻害しないタイプのキャラクターが揃っています。
TheCenter3  初出時期によって肢体全体の肉感には多少の変動も見受けられますが、スベスベとした柔肌に包まれた華奢でスレンダーなボディに綺麗な球形の柔らかおっぱいともっちりした桃尻を組み合わせたボディデザインが基本(←参照 このおっぱいの弾力感! 短編「発熱少女」より)。肢体のバランスとして多少のピーキーさを感じることもありますが、全体の華奢さと乳尻のストレートなセックスアピールのアンバランスさが魅力でもあるタイプ。
弾力バストの先端にちょこんと存在を示す小粒乳首&小さ目乳輪、スベスベ&プニプニな鏡面仕様の股間、白く柔らかな肌と、各体パーツの描写において生々しさや淫猥さを徹底的に抑制し、人工的なエロ可愛さでしっかり固める描き方も大きな特徴で、二次元キャラクターならではのエロ可愛さを追求していると評し得ます。
  前述した肢体造形の肉感の強弱なども含め、初出時期に違いによって絵柄には多少の変遷を個人的には感じますが、適度なあざとさも含めて萌えっぽい可愛らしさをアピールする絵柄は多少懐古的でもありますが、明確な武器であり特徴であると考えます。

【エロ可愛く蕩ける美少女とのラブラブH】
  ヒロインの一途な積極性もあってサクサクとエロシーンに雪崩込む仕様であり、濡れ場の分量は標準的な水準をキープ。質的な面では濃厚さ・過激さはむしろ控えめな部類ではありますが、ラブエロ系としての甘い幸福感に満ちた空気で読み手の脳を麻痺させてくれるスタイルと言えるでしょう。
  主人公の趣味に合わせてヒロインがリードする受け身セックスや、ネット上のアバターとリンクしながらのセックス、ちょっとした羞恥シチュエーションなどの味付けを加えることもありますが、恋心や性的好奇心が素直に発揮される純愛セックスでエロシチュは明確に統一されています。
  場合によっては抽挿パートを量的に多少圧迫してしまうこともありますが、エロ展開前半では幸せなラブラブキッスや、柔らかボディのスベスベ&ムニュムニュな感触を味わう愛撫、フェラご奉仕やオナニー見せつけ等々、各種プレイを充実させた上である程度長めの尺を取った前戯パートを形成。
  この行為ですっかりエロスイッチが入ったヒロイン達の処女おま○こは、ねっとりとした愛液がたっぷり潤滑されて受け入れ態勢が整っており、蕩けた表情で股間を開いて主人公にエッチなアピールをすることで抽挿パートへ移行していきます。
TheCenter4>こんな健気な痴態を魅せ付けられて男性主人公もすっかりやる気になっており、ヒロイン達を更に気持ち良くさせようと奮闘してパワフルなピストンを繰り広げることで、男性を更に発奮させるラブエロ台詞や、柔肌をしっとり濡らしたり、結合部からぷしゅぷしゅと勢いよくお汁が漏れ出たりな液汁描写、抽挿感の深さを強調する断面図・透過図等のエロ演出を伴う痴態を開示(←参照 短編「図書館の彼女」より)。
  抽挿パートがさほど長尺ではないにも関わらず、中出し連発の組み立てにすることが多く、個々のシークエンスが短い早漏展開になってしまう欠点はあるのですが、1発出しただけでは収まらず、男女双方が更なる充足感を求めて更にもう1戦を繰り広げ、オーラスの中出しフィニッシュへ駆け込む流れはなかなかにパワフルであると感じます。

  後継の『Comic Juicy』(茜新社)はあるものの、萌えエロ系ジャンルの牙城『ポプリクラブ』『RIN』が無くなってしまった現在ですが、萌えエロ系がまだまだ健在であることを示してくれた1冊と感じます。
個人的には、リボンポニテで純情ツンデレで世話焼き系委員長という属性でがっちり固めたヒロインのデレっぷりがキュートな短編「みなみ取調室」が最愛でございます。
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