2015年10月

タケ『淫堕隷辱』

IndaReijoku.jpg 山口正人先生の『龍の進撃』(日本文芸社)を読みました。元任侠のまんが道にタイムスリップ、超能力ヤクザバトルなどなど荒唐無稽な題材ながら、ちゃんと任侠漫画のお約束になっているのは流石。
北極点に埋まっていた“おさむ”のペン軸は、大いに笑いましたが、龍一が御大を“神”としてではなく、同じまんが道を歩む“人間”としてフラットに捉えていると考えると感慨深いですよね。

  さて本日は、タケ先生の初単行本『淫堕隷辱』(キルタイムコミュニケーション)の遅延へたレビューです。キルタイム式ファンタジー系の主要素が全部入りといった単行本タイトルですね。
キルタイムにおけるファンタジー凌辱エロの王道をパワフルに突き進む作品集となっています。

IndaReijoku1.jpg  収録作は、山賊の集団に囚われてしまった獣人族の奴隷である姉は妹を守ろうとその身を差し出すものの・・・な連作「狗鳴」前後編(←参照 美しき姉妹愛を待ち受けるのは・・・ 同連作前編より)、邪悪な屍霊術師に戦いを挑んだ冒険者達の末路は・・・な短編「屍堕とし」+描き下ろしのスピンオフギャグ漫画(カバー裏2P)、その他読み切り形式の短編5作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~22P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで推移。短編メインということもあってストーリーとしての読み応えは弱めですが、要点を抑えた展開である分、適度に読ませる作りであり、エロも抜きツールとして十分な分量を備えた作品構築となっています。

【オーソドックスながら構成力の確かさを示す作劇】
  上述した様に、キルタイム系王道のファンタジー凌辱と評し得る作風となっており、凶暴化&淫乱化する作用の謎の病気の感染が一気に学校内で広がって~という現代世界を舞台としたパニック作品的な短編「RED EYE SYNDROME」を除き、魔術やモンスターなどが登場するファンタジー世界が舞台。
気高き竜人の少女が悪漢に捕らわれて調教されたり(短編「竜娘堕淫」)、山菜を集めていたエルフの少女がゴブリンの群れや巨大なオークに襲われたり(短編「森ノ中」)、邪悪な屍霊術師のおぞましい呪法に美少女剣士が敗れたりと(短編「屍堕とし」)と、ファンタジー系らしい題材が揃っていると言えるでしょう。
IndaReijoku2.jpg  優秀な魔法使いや剣士のヒロインが姦計や媚薬、魔術なども含めた卑怯な手段に敗北を屈したり、健気な人外ヒロインがモンスターによる理不尽な凌辱に巻き込まれたりで、その心と体を蹂躙され、最終的には元に戻ることのできない程心身を傷つけられた快楽中毒の存在になってバットエンドという、このサブジャンルとして王道の流れを形成しています(←参照 モンスターの子を孕まされ続けた獣人姉妹 短編「孕袋」より)。
当初は抵抗していたヒロインがその精神を折られて一気に堕ち始める、光明が見え始めたと思いきや更に状況が悪化するなど、シナリオ展開の要点をしっかりと押さえることで、序盤~中盤の展開とそれらの変化を経て突入する中盤~終盤の展開との二段構えで凌辱エロを構成しているのは、目新しいスタイルではありませんが、話の流れを単調にしない構成力の高さと評し得るでしょう。
また、この展開に付随して、ヒロイン側の心情描写を具に行っており、シナリオ展開がポピュラーなものである分、心情表現としても新規性は強くはない一方で、彼女達の変容の強烈さをよく物語っており、シナリオ全体の引き締めとエロシーンの実用性アップの双方に貢献していると感じます。

【美しく可愛いファンタジー美少女と醜い悪漢・怪物の対比】
  現代日本的な作品世界である短編「RED EYE SYNDROME」では感染によって淫乱化した女子高生ヒロインが登場していますが、その他の作品では獣人や竜人、エルフといった亜人・モンスター娘に加えて、魔法使いや剣士といったRPG的なキャラクターがヒロインとして登場。
勝ち気な戦闘ヒロインであったり、気高さのある話し言葉のヒロインであったり、天真爛漫なロリ系ヒロインであったりと、これまた王道的な属性を備えたヒロインを擁しており、その気高さに対して辱めを行ったり、ヒロインの戦闘力の高さを各種ギミックで敗北に追い込んだり、無邪気さに対して圧倒的な暴力や恐怖を与えたりと、各属性に対応した行為や心情表現を用いているは巧いと感じるポイントです。
IndaReijoku3.jpg  キュッとウェストの締まったスレンダーボディに弾力感のある美巨乳&桃尻を組み合わせた肉感ボディと、小さ目ボディにぺたんこ~並乳クラスのバスト&肉付きの弱いヒップなロリ系ボディの双方が登場しており(←参照 囚われの竜人美少女 短編「竜娘堕淫」より)、スレンダー巨乳の姉とちんまりロリ系ボディの妹の獣人姉妹が登場する短編「狗鳴」や、序盤では生殖出来ないロリボディ形態、強制発情させられた中盤以降は成熟した肉感ボディ形態になる竜人さんが描かれる短編「竜娘堕淫」と、両方のボディデザインが楽しめる作品もあります。
人外ヒロインについては、エルフ耳やケモノ耳、竜の角や尻尾などの体パーツ、ファンタジーヒロインについては各種衣装などを用意することで、“らしさ”をアピール。なお、ロリ系キャラを除く人外キャラではアンダーヘアを標準装備しているのも一つの特色かもしれません。
  初単行本ということもあって、絵柄には多少の変遷は認められますが、丁寧な筆致と十二分な作画密度を備えた絵柄であり、アニメ/エロゲー的なモダンなキャッチーさを十分に備えたスタイル。
ヒロイン達の気高さや美しさ、可愛らしさをしっかりと引き出している点に加え、筋骨隆々の悪漢や野蛮さを感じさせるモンスター達、邪悪な老魔法使いなど、男性やモンスターのデザインや描写のレベルが高く、ヒロイン造形だけでない全体的な画力の高さを感じさせます。

【強烈な快楽陶酔描写で彩るハードな凌辱】
  抜きツールとして標準的な分量を有するエロシーンであり、前述した様に二段構えの構成を取ることで、ヒロイン達の快楽地獄への転落を十分な凄味を持たせて描くことで体感的なボリューム感を上げているのも美点でしょう。
  薬物投与や呪術、脳への触手による直接作用(いわゆる“脳姦”の一種)などによる強制的な快感増強、モンスターの苗床になる孕ませ触手姦、巨大な体躯のオークが小柄なエルフ少女をオナホ化という妖精オナホ化のスケールアップバージョン、エンドレスな輪姦などなど、凶悪なプレイ・シチュエーションによってヒロインを蹂躙していくのもファンタジー凌辱ならではの醍醐味。
これらの行為やそれとセットの精神的な追い込みなどによってヒロインの精神が快楽によって無理矢理変容させられていくのですが、ボテ腹化やフタナリ化、巨乳化などの体形変化や皮膚の色の変化など、ヒロイン達の体の変化という視覚的な側面から彼女達の変容を強調することが多いのは一つの特徴。
  ラストまで苦痛・恐怖表現を続けたり、逆に序盤から完全にヒロイン側に主導権があったりなパターンもありますが、それらは例外的であり、エロ展開序盤では何とか精神の動揺を保とう快楽や恐怖への抵抗を示すものの、凌辱エロの段階が一つ進むことによって強烈な快楽を狂ったように求める痴態を曝け出すことになり、そのことが彼女達を破滅へと追いやっていきます。IndaReijoku4.jpg
前述したボテ腹化などに加え、巨大な剛直による内側からの腹部膨張(“ぼこぉ”的な擬音を伴う表現)などの行為の激しさを物語る表現に加え、淀んだ瞳と涙や涎、吐き出された精液でぐしゃぐしゃになった半狂乱のメス顔、こらえきれない様に漏れ出る卑猥なエロ台詞やアクメ絶叫などの台詞表現(←参照 ゾンビ化凌辱 短編「屍堕とし」より)、噴き出すように柔肌を濡らす汗や結合部から噴水のように漏れ出す愛液や中出し精液といった液汁描写など、エロ演出もアタックの強いものを高密度で入れ込んでいます。
  ぬめぬめとした粘膜描写が淫靡な断面図描写で触手やペニスが、淫洞を押し広げながら最奥までストロークし、子宮内に突入したり白濁液をぶちまける様子を活写したり、快楽に悶絶し激しいリアクションを示す女体をダイナミックに描きつつ突入するフィニッシュは、アクメフェイスで絶叫するヒロインにトドメの中出しを行って完堕ちさせる様を1Pフル~2P見開きで投入してハイカロリーな仕上げとしています。

  全体的にキルタイム系ファンタジー凌辱エロとしてオーソドックスな作品ですが、二段階で適切に畳み掛けるシナリオワーク、ファンタジー世界やヒロインの魅力を十分に引き出す画力の高さ・丁寧さ、ハードに過激に突っ走りながら適切にコントロールされて散らからないエロ描写と、タケ先生の実力の高さをしっかり示した初単行本と評し得るでしょう。
個人的には、高貴な竜人美少女をロリ形態と巨乳美女形態の両方で凌辱調教という一粒で二度美味しい短編「竜娘堕淫」にマイサンが大変お世話になりました。ファンタジー凌辱が好きな諸氏には大変お勧めな1冊でございます。

平野河重『制服アナらいず!』

UniformAnalyze.jpg 『戦国武将姫MURAMASA』伊東一刀斎さんのフィギュア(ヴェルテクス)を買いました。少々お値段がはりましたが、これが非常にいい出来で、一刀斎さんの迫力サイズな褐色爆乳&巨尻をダイナミックに再現。刀や衣装、ブーツなどの細かな造形もいいですし、全体的に質感も艶っぽくて素敵。
おまけで付いている交換パーツの“栗まんじゅう”も嬉しい限りで、みの吉GJ!!

  さて本日は、平野河重先生の初単行本『制服アナらいず!』(ティーアイネット)のへたレビューです。ティーアイネット期待の新鋭作家さんですな。
漫画チックなファンタジーな楽しさとアナルも含めて美少女ヒロインの柔らかボディをがっつり攻めるエロの実用性が魅力の作品集となっています。

UniformAnalyze1.jpg  収録作は、貧乏な母子家庭で苦労している少女・芽依ちゃんとその親友であるみつはちゃんの前に現れた美人夢魔さんが寝ている間の夢を買い取るという取引を持ちかけて二人は応じるものの・・・な短編「落日の夢魔」(←参照 楽な取引かと思いきや・・・? 同短編より)+その夢魔さんのエッチシーンが楽しめる描き下ろしのスピンオフ短編(10P)、および読み切り形式の短編3作。
描き下ろし短編を除くと短編4本という収録本数の少なさですが、1作当りのページ数は42~46P(平均44P)と個々のボリュームはかなり強くなっています。漫画としての面白み・読み応えを適度に有しつつ、ボリュームの多さを活かした長尺のエロシーンで抜きツールとしての満腹感も備えた作品構築となっています。

【漫画チックなファンタジーの楽しさ】
  ティーアイネット系列の作家陣は、がっつりとパワフルなエロを供給しつつ、ストーリーとしての面白さも重視した作風の作家さんが多いのですが、この新鋭作家さんもその流れを受け継いでいるタイプ
夢魔さんからの妖しい取引を受けたり(短編「落日の夢魔」)、旧校舎の空き教室でセックスしているカップルさんの前に彼らの邪魔をする幽霊少女が現れたり(短編「旧校舎の鏡子さん」)、超能力を利用した特殊エロプレイが登場したり(短編「ESエクスタシー」)と、漫画チックなファンタジーの面白さが活かされた作品が多いのも特徴でしょう。
  作劇の方向性としては、特殊な性癖を持つ教え子の少女と男性教師のストレンジ純愛ストーリーである短編「快画教室」、幽霊の鏡子さんによる彼女さん凌辱寝取りかと思いきや皆で仲良くセックスに移行するという全体としてはラブコメ的な短編「旧校舎の鏡子さん」とポジティブな雰囲気な作品が半数を占めます。
UniformAnalyze2.jpgその一方で、堅物の美少女生徒会長さんが活動実績の無さから廃部にしようとした超能力研究会のメンバー達が超能力を身に付けて生徒会長さんを反撃凌辱し、ノーパン土下座に追い込む短編「ESエクスタシー」や(←参照 完璧美少女の生徒会長さんがピンチだ! 同短編より)、夢魔に売った夢の中で買主から連日凌辱されることになり、現実の彼女達にも災厄が及んでしまう短編「落日の夢魔」は、共に明確な凌辱系作品。
  両作品とも凌辱エロとして相応にハードで陰湿さもある内容となっていますが、その一方で凌辱されるヒロイン側が逆転もしくは救済されるハッピーエンドとなっており、読後感は良好。このハッピーエンドに無理矢理後付けしたような印象が決してなく、漫画の展開として整合的であり、ちゃんとオチがついて綺麗にまとまっているのは大変に好印象です。
ヒロインの恋心や性的好奇心が優しさを伴って素直に叶えられる恋愛ストーリー系と同じく、凌辱エロにおいても善良なヒロインの苦難は報われるという描き方になっていると評することができ、ハードな抜きツールでありつつ読後感は柔和に仕上げられているのは嬉しいところ。

【素朴な可愛らしさもある肉感ボディの制服ガールズ】
  短編「落日の夢魔」の夢魔さんや短編「旧校舎の鏡子さん」の幽霊・鏡子さんなどの人外キャラクターも存在しますが、単行本タイトルに“制服”とある通り基本的には女子高生ヒロインで固めた陣容。また、夢魔さんは描き下ろし短編でセーラー服姿でのエッチが描かれたり、校内で死亡した幽霊の鏡子さんは古風な制服を身に付けていたりと、制服ガールへのコダワリを感じさせています
  逆襲を図る超能力研の魔の手にかかってしまう、短編「ESエクスタシー」の生真面目で文武両道の生徒会長さん、これまた酷い凌辱劇に巻き込まれる短編「落日の悪魔」での優しく友達想いな親友コンビ、ちょっぴり変態さんだけど根は純粋な乙女な短編「快画教室」の美術部員さんなど、適度にキャッチーな要素を込めて親しみ易さのあるヒロイン設定も魅力的。
UniformAnalyze3.jpg上述した様に、学校の制服を着用しているヒロインが多いという特徴に加え、あとがきに自ら書いている様に前髪で目が隠れたいわゆる“メカクレ”要素を入れたキャラデザインの登場頻度が高いこともユニークな特徴であり、ヒロインもしくはサブヒロインとして登場させています(←参照 純情幽霊・鏡子さんカワイイヤッター 短編「旧校舎の鏡子さん」より)。
短編「落日の悪魔」のヒロインコンビの片方であるみつはちゃんはちんまりボディ&貧乳バストのロリ体型であったり、短編「快画教室」のヒロインもスレンダー寄りの体幹に控えめサイズのおっぱいであったりと女体設計には一定のバリエーションはありますが、人数的には巨乳&桃尻を備えた肉感ボディのヒロインがメイン。
柔肉がたっぷり詰まった弾力感のあるおっぱい&桃尻描写に、後述する様に淫猥な質感を備えた女性器&アナルを有する鏡面仕様のぷにぷに股間など、ストレートなセックスアピールを放つ体パーツを備えたボディデザインですが、全体的に過剰になることはなく、締まったウェストや健康的な肉付きの太腿などと合わさって整ったボディデザインという印象
  現代的なアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを適度に有しつつ、ほのぼのとした親しみ易さのある漫画絵柄が特長で、その印象の柔らかさもエロさの過剰感を抑えることに貢献していると言えるでしょう。収録本数の少なさも理由ではあるのでしょうが、初単行本にも関わらず絵柄の統一感はかなり強く、既に魅力が十分完成された絵柄という印象です。

【アブノーマルプレイとアナル攻めが充実】
  上述した様に各エピソードのページ数がかなり多いこともあってエロシーンの分量も十二分に多い優良抜きツールとなっています。ただし、エロシーンに移行してから長尺の複数ラウンド制を1つのシークエンスとして描くタイプではなく、場面・状況の変化や調教の進展などを織り込みながらエロシーンをつなげていくタイプなので、総量としては大ボリュームながら個々のシーンは標準並みということには留意されたし。
読み手によってはエロシーンの分割構成を好まないのは理解できますが、短編「ESエクスタシー」での特殊プレイによる調教とそこからの強烈な輪姦凌辱への移行、短編「旧校舎の鏡子さん」でのヒロイン寝取り?凌辱からの鏡子さんとも和解しての仲良し3Pセックスへの移行など、分割構成によりエロの畳み掛けの魅力や、複数のエロシチュを楽しめるゴージャス感が生じているのは間違いない美点であり、ページ数の多さ故に可能な特長でしょう。
  全身性感帯にされたり、ローターを膣内に突然転移させられたりな特殊能力によるアブノーマル調教プレイが登場する短編「ESエクスタシー」に、夢の中で化け物然とした男性に拘束凌辱&処女喪失繰り返し&孕ませと猛烈な凌辱を喰らう短編「落日の悪魔」と、凌辱系でもアブノーマルプレイは目立ちますが、ヒロインの性癖により拘束エッチなどが描かれる短編「快画教室」に、スワッピングやらまな板ショーやらも投入される短編「旧校舎の鏡子さん」など恋愛系・コメディ系でもアブノーマルな味付けをしたプレイを含ませています。
UniformAnalyze4.jpgまた、もう一つの特徴として、アナル関連のプレイをほぼデフォルトで描いている点があり、竿役を二人(もしくは一人が分裂して二人分)投入しての二本挿しや、アナルビーズなどでのアナル開発などで、プリプリとした質感の肉厚アナルが柔らかく押し広げられる様子をたっぷり鑑賞可能(←参照 フィヒ、堅物美少女さんの弱点エロアナル、フィヒヒ 短編「EXエクスタシー」より)。前穴セックスも重視されているためアナル特化の描き方ではないですが、ヒロインに更なる快感でトドメを刺す際にアナルエッチを投入するなど、エロ描写の中で重要視されているのは間違いないでしょう。
  絵柄に由来するキャッチーで素朴な可愛らしさを殺さない程度にバランスを取っていますが、エロ演出・描写については十分なアタックの強さを有しており、前穴にアナルを剛直がズボズボと激しくピストンする結合部アップ構図や、快感と羞恥が入り混じり漏れ出す涎や涙でぐしゃぐしゃになった表情付け、ヌルヌルで柔らかな粘膜描写を武器とする断面図に激しい擬音使いなど、和姦エロも含め適度に嗜虐性を刺激する描写が目立つと感じます。
二穴同時フィニッシュや、アナルフィニッシュと中出しフィニッシュの連続使用など、パワフルなピストンでヒロインの快感を強烈に高めるピストン運動は2P見開きのダイナミックなフィニッシュシーンで〆られており、美少女ヒロイン達のアクメ痴態の演出も強力に仕上げられています。

  作劇面でも面白みを発揮していますし、その上でエロのパワフルさとエロ演出の丁寧な筆致は高く評価できるポイントで、今後も非常に楽しみな作家さんと感じます。
個人的には、堅物委員長さんが変態調教&アナル責めに屈するもののラストはしっかり勧善懲悪な短編「ESエクスタシー」が最愛でございます。お勧め!

うな丼『極吸フェラマチオ』

SpecialVacumFuera.jpg ヤマザキコレ先生の『魔法使いの嫁』第4巻(マッグガーデン)を読みました。エリアスのチセに対する優しい思いと、彼女が離れることを「さみしい」ことであると自覚できた点で意外に大きな前進かと感じる一方、冒頭の台詞の様に思いが強すぎて二人の間だけで閉じた関係になってしまっても駄目なのでしょうね。
あと、リンデルさんの師匠であるラハブさん、褐色メガネ美人ヤッター!!

  さて本日は、うな丼先生の初単行本『極吸フェラマチオ』(クロエ出版)のへたレビューです。なお、単行本タイトルは“ごっきゅんフェラマチオ”と読みます。ポエット!
スレンダー爆乳ボディの綺麗なお姉さん達のお口ま○こが大活躍なフェラ描写大充実な作品集となっています。

SpecialVacumFuera1.jpg  収録作は、彼女さんとの初めてのHに備えるべくドラッグストアにコンドームを買いに来た少年に店員のお姉さんがゴムの使い方を実践指導してくれることに~な短編「教えて☆ドラッグストア」(←参照 もちろんお口で装着だ! 同短編より)+フェラ三昧な描き下ろし後日談(8P)、および読み切り形式の短編6作。
収録本数は多くないものの、描き下ろし作品を除いて1作当りのページ数は26~34P(平均30P)と各作品に充実のボリュームを備えます。フルスロットルに抜重要視の作品構築であり、シナリオの読み応えは乏しい一方で、エロシーンの満腹感は大変強く仕上がっています。

【ヒロインの積極性で話を動かすスタイル】
  後述する様に基本的にはフェラ描写も含めてエロシーンをたっぷり見せようという意図の作品構築であり、シナリオパートの存在感は強くないのですが、分かり易いエロコメ的なタイプもあればちょっとダークなテイストを含む作品などもあり、読み口は作品によって異なります。
上述の短編「教えて☆ドラッグストア」など、棚から牡丹餅的な幸福感のあるエロコメ・ラブコメ系統の作品群に加え、特殊能力を身に付けたヒロインが幼馴染同士であり少年少女カップルから意中の少年を寝取ってセックスを見せ付けるという多少ダークな雰囲気の短編「愛の饗宴」、チャラそうなイケメン男子がちょろい相手であると踏んでいた地味系ガールが豹変して彼を逆レイプというこちらも倒錯的な短編「ナンカ・・・どうやら罠っぽい!?」といった作品も存在。
  雰囲気の明暗は多少異なりますが、いずれの作品においても共通しているのはヒロイン側が積極的にエロシーンへと状況を導いている点であり、これはフェラチオという行為がヒロイン側の主体性・能動性に基づく行為であるということを勘案すればごく自然なことでしょう。
SpecialVacumFuera2.jpgヒロイン側の行為への積極性は、単純な性的欲求ではなく、オナホ狂いの兄を真人間に戻すために生身への興味を取り戻すためとか(←参照 フェラとオナホのダブル攻撃だ! 短編「オナ×シス」より)、不良になりそうな弟君を彼女さんから引き離すためだとか(短編ピュア姉→弟、頂きマス❤))、彼女達なりの理由・動機があるのですが、もちろん行為の進展に伴って快楽への欲求にスムーズにすり替わっていくため、快楽至上主義的な色彩を色濃く備えています。
  このストロングスタイルなエロ直行展開のため、ストーリーの展開そのものに面白みがあるタイプではありませんし、前述した様な作劇の方向性の多彩さも目立たなくなっているのは確かですが、それが瑕疵となるようなスタイルではそもそもないでしょう。
ラストはギャフンオチで終わったり、微笑ましいラブラブエンドになったり、ちょっと狂気を感じるブラックなものになったりと、作品の方向性に合わせて様々。決して技巧的なタイプではないですが、賢者タイムを阻害することなく適切にまとまっていると言えるでしょう。

【スレンダー爆乳ボディな黒髪ロングのお姉さん】
  女子高生級の美少女も半数弱登場しつつ、女子大生さんやOLさん、ドラッグストアの店員さんといった、大人の綺麗なお姉さんといったタイプのヒロインが多く、半数強の作品は年上のお姉さんと少年の絡みを描いたもの。
  前述した通り、エッチに積極的なヒロインが主体ですが、弟君が大好きなあまり性的な面で色々とサービスしたり鍛えてくれたりなお姉ちゃんキャラクターも居れば、ちょっとヤンデレ気質の女の子が居たり、ツンデレ系妹キャラクターも登場したりと、一定のバリエーションを備えています。
シナリオパートにあまり存在感がないため、ヒロインのキャラクターの掘り下げという面では不足を感じますが、清楚な外見のお姉さんやらツンツンした妹やら地味な外見のメガネっ娘やらが、それぞれの分かり易いキャラクター性を発揮しつつ、エロシーンではすっかり発情フェイスに変化するというギャップがヒロイン描写上の確たる魅力でしょう。
SpecialVacumFuera3.jpg  ヒロイン達のボディデザインについては、黒髪をメインとして艶やかなロングヘアに整った美人フェイス、等身高めでスレンダーなボディで端正さを感じさせつつ、そこにぷっくり乳輪から乳首がツンと上を向く釣鐘型の柔らか巨乳~爆乳と、締まったウェストとの対比で肉感を強調されたムチムチのお尻&太腿とを組み合わせたエロボディが勢揃い(←参照 爆乳&むちむち下半身周り 短編「お姉ちゃんが教えてあげますッ!!」より)。
乳尻を中心としたエロ体パーツの存在感を大いに強調する分、ややピーキーなバランスで成立するボディデザインではありますが、そこをエロ描写の勢いも含め力押しできているのは間違いなく美点。また、体パーツ描写において、男女共に陰毛の茂みをほぼ標準搭載させているのも特徴でしょう。
  初単行本ということもあり、画面の濃淡など多少の変遷は認められますが、単行本通しての統一感・安定感は1冊目としては十分に高く、表紙絵ともほぼ完全互換。エロさ最優先のダイナマイトボディと、アニメ/エロゲー絵柄の明るいキャッチーネスがよい塩梅で両立しているのが魅力でしょう。

【たっぷりねっとりフェラ&パワフルセックス】
  前述した通りにエロメインの作品構築であり、たっぷりと設けられたエロシーンの尺があるからこそ、前戯シーンを中心として投入されるフェラチオシーンのねっとりとした描写を可能にすると共に、複数ラウンド制でたっぷりと搾り取られるエロ展開を楽しめます。
  逆レイプのケースも含め、導入パートから引き続いてヒロイン側が主導権を握るエロ展開序盤であり、フェラチオメインの前戯サービスや挿入誘導、騎乗位での腰振りなどで彼女達の積極性を示しつつ、抽挿パート中盤~終盤では男性主人公が反転攻勢にかかり、ヒロイン達を更なる喜悦に導くというエロ展開が主流となっています。
  場合によってはピストン運動の描写よりも長尺で描かれるフェラチオ描写は、亀頭部を集中的にペロペロしたり、長い舌を竿全体に絡ませたり、口の奥まで竿全体を頬張ってしゃぶり尽くしたりと、舐める・吸うだけでも多様な動きのバリエーションを投入すると共に、パイズリやオナホ責め、シックスナインによるビックヒップの顔面押しつけなど他の行為とも併用することで更にフェラ描写の多彩さを増しています。
SpecialVacumFuera4.jpg  フェラ描写における、いわゆる“ひょっとこフェラ”なども含め、エロ描写・演出において一定のお下品さを織り込むスタイルであり、激しいピストンを繰り広げられる抽挿パートでのアへ顔や乱れまくったエロ台詞、激しく飛び散る各種液汁描写、デッサンを多少無視してでも結合部をがっつり見せつけるパワフルな構図などを多用(←参照 綺麗なお姉ちゃんのアへ顔&お下品悶絶 短編「ピュア姉→弟、頂きマス❤」より)。クロエ系列の作家さんならば、堀博昭先生に近いスタイルで、視覚的な強烈さや演出による飽和感を企図したタイプと言えるでしょう。
多彩なプレイや動きが投入されるフェラ描写と同じく、抽挿パートでも手数の多さが魅力の一つであり、パワフルな抽挿を繰り返しつつ、ねっとりキスや乳首責め、アナル弄りなどこれまた別の行為と組み合わせることで、それに対するヒロインの反応も含めて盛り上がりを高めていきます。
  フェラからの2連射なども含め、前戯パートもしくは後戯パートでのフェラからの射精は重要な要素となっており、例えば、たっぷりお口サービスを受けてから一番奥まで咥えて貰い、瞳がハートマークで上目づかいになっているヒロインに口内射精したり、根元から先端まで一気にバキュームしてから先端が出ると同時に顔面ぶっかけがあったりと入魂の出来。もちろん、抽挿パートにおける膣内射精&ヒロインアクメのフィニッシュ描写もパワフルな抜き所となっているので安心されたし。

  今単行本にゲストイラストを描いているFue先生に続く、期待のフェラチオ特化エロ漫画家という印象であり、単にフェラ描写が長いだけではなく、様々なフェラのプレイ・見せ方にこだわっているのが頼もしいところ。
個人的には、お姉ちゃんが弟君を矯正させようとフェラにセックスにと頑張る短編「ピュア姉→弟、頂きマス❤」にたっぷり搾られました。
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