
とはいえ、セントレアさんの豊満ふかふかおっぱいの魅力もまた素晴らしいものがあります。
さて本日は、Zトン先生の初単行本『こんな軆でいいのなら』(ジーオーティー)のへたレビューです。モンスター娘のビックウェーブが来てますよ、これは!
人外ヒロイン達が人間と共に生きる不思議なファンタジー空間の中で彼女達との性愛を描いた作品集となっています。

収録本数の多さもあって単行本としての厚みは十分にありますが、1話・作当りのページ数は6~20P(平均13P強)と個々の作品のボリューム感は全体的に弱め。設定の面白さに加え、モンスター娘達の痴態も十分な量で楽しめるため、単行本としての満足感は高く仕上がっていると言えるでしょう。
【多彩な設定が魅力な異種族の交流劇】
幕末日本であったり、ファンタジー世界であったり、現代社会であったりと舞台は様々ですが、いずれも異種族との性愛を含めた交流劇を描いていることは概ね共通しており、前半のラブラブ模様からうって変わって後半では寝取られモノとなる連作「しのぶれど」を除けば作品の雰囲気は穏やかなものとなっています。
ケンタウロスという異種族であり、実は腹違いの妹でもあるヒロインとの禁断の愛を描く「幕末ブリード」シリーズは、意外にシリアスな事態となる困難やトラブルを乗り越え、主人公がヒロインへの想いを貫くことで種族や禁忌を乗り越えた清い愛が叶えられるストーリーとなっており、人外ヒロインとのラブストーリーとして正統派の魅力を備えています。
牛人ヒロインと搾乳を学ぶ学生君との交流やら、イエティを探しにヒマラヤまで探検にきた日本人青年と熊の亜人であるイエティ娘(ミィティ)との出会いやら、人間に捕まってしまった海獣人の少女と研究員の男性のお話やらと、設定も多彩でそれぞれの舞台設定の中で人間と人外ヒロインとの関係性の在り方を作り込んでいるのも魅力的。

設定の面白さこそが作品の魅力の核であり、人外ヒロイン達のエロさも含めた魅力もあってその面で成功しているのは確かな一方、中編級の十分な分量を有する「幕末ブリード」シリーズも含め、ページ数の少なさのためにストーリー展開に対する十分な説明や設定の噛み砕き方が不足しているのは非常にもったいない短所とも感じます。
【各種体パーツにこだわった人外ヒロインのデザイン】
人外ヒロインながら人間より長寿であったり成長(加齢)速度が遅かったりするケースはあまりないようで、「幕末ブリード」シリーズで主人公の義母である美人ケンタウロスママンなどの一部キャラクターを除けば、ミドルティーン~女子大生クラス程度の人外美少女さん達が登場。
凛々しくも優しい性格のケンタウロスさんや、モコモコの体毛と同じくふわふわと柔らかい口調で穏やかな性格の羊娘、北国の村人を助けてくれる恥ずかしがり屋な半身がトナカイな雪女さん、両性具有ながら主人公の少年のために女の子側に性決定しようとする夢魔族の少女などなど、多彩な人外ヒロインが勢揃いしています。
男性キャラクターとしてエルフボーイを登場させる短編「ポーク&ビッチ」を除き、男性主人公は人間であり、彼女達との体の構造や文化・習慣の相違といったものを乗り越えると同時に、彼女達の人外としての魅力に惹かれることで幸福に結ばれており、時々お馬鹿なキャラクターもおりつつ善人であることは共通。

なお、人外ヒロインということもあってふたなりキャラが登場したり、美少年鬼ボーイ弟&鬼ガール妹に襲われちゃうシチュエーションがあったりなので、フタナリやショタセックスが苦手な方は留意されたし。
初単行本ということもあって、絵柄は一定の変遷を見せていますが、初期作でも絵としての魅力が低い訳ではなく、十分な作画密度を打ち出しつつ、コメディタッチなデフォルメ絵なども含めて人外ヒロイン達のエロ可愛さを十全に引き出しています。
【高密度のエロ演出で彩る人外ヒロイン達の痴態】
各エピソードのページ数が少なめであるため、物理的にエロシーンの分量は強く制限を受けており、たっぷり長尺の濡れ場で人外ヒロインとラブラブHに励みたいと思っているとボリュームに物足りなさを感じる可能性は相応に高め。
とは言え、人間と共通する柔らかい唇やもちもちおっぱいなどに加え、ふわふわの体毛であったり、筋肉で締まったお馬さんボディであったり、母乳が溢れる牛さんバストであったりと、人外ヒロイン達の魅惑のボディを満喫できるエロ描写は人外ヒロイン好きにとっての福音であることは間違いなく、その独自性が量的な物足りなさを補っているとも評し得るでしょう。その一方、特にケンタウロスなどでは挿入する部分は、そのまんまお馬さんであったりするため、上半身の見た目が可愛くてもちょっとそれは・・・という方には不向きかもしれません。
羊娘さん剃毛プレイや、牛娘さんの搾乳プレイ、忍者な蝙蝠娘さんが影分身して一人ダブルフェラなど各ヒロインの設定を活かした特殊プレイも投入しつつ、たっぷりバストでのパイズリや、お口ご奉仕、ショタヒロインとのち○こ合わせなどなど、オーソドックスなプレイも投入しつつ、人間と見た目が異なる彼女達との前戯プレイはユニークな印象を有します。
すっかり発情しだした人外ヒロインに辛抱たまらず挿入すれば、特に大型哺乳類の特徴を併せ持つ人外ヒロイン達は高い基礎体温故に、ホッカホカと熱い媚肉がたっぷりの淫蜜と共に人間ち○ぽを受け入れてくれており、手マンのシーンなども含め膣内の粘膜が肉棒や指に絡みつく様子を断面図等で強調。

すっかり乱れまくった人外ヒロイン達の痴態に更に高まる性欲を叩きつけ、フィニッシュはアクメに溺れてビクビク反応する彼女達の子宮口にち○こ先端をキスさせ、子宮内に白濁液を勢いよく注ぎ込むことで種付け完了となっており、断面図を帯同させたヒロインのアクメ描写でパワフルに〆ています。
ストーリー面でもエロ面でも人外ヒロインの魅力がたっぷりと詰まった作品集であり、二次元エロの豊饒さ・多様性を感じさせてくれる珠玉の1冊。欲を言えば、魅力的な設定・キャラクターをもっと長いページ数の作品で楽しませて頂きたいとも感じます。
個人的には、ケンタウロス属性大充実な「幕末ブリード」シリーズ、牛娘ヒロイン搾乳エッチな短編「搾乳学園」、褐色ロリボディのイエティさんが可愛い短編「SHIS ジオグラフィック-イエティ探索編」が特にお気に入りでございます。人外ヒロイン好きはマストバイですよ!