2015年05月

ほりとも『気になるあの娘はモンスター娘』

CharmingGirlsAreMonster.jpg 余湖祐輝先生・田畑由秋先生コンビの『ニンジャスレイヤー』第4巻(角川書店)を読みました。「アトロシティ・イン・ネオサイタマ」は実際すごくお気に入りなエピソードで、圧巻の画力でテング・アトモスフィアをたっぷり補充できました。
ヤマヒロ=サンのニンジャにも屈しない理不尽への反抗、カッコよかったですねぇ。その後スガモで色々活躍することになるわけですが。

  さて本日は、ほりとも先生の『気になるあの娘はモンスター娘』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ヴィーナスガーデン』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
異形の体と純な乙女心を持つキュートなモンスター娘達とのラブ&セックスが楽しめる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。4作品については描き下ろしおまけ漫画(いずれも2P)が収録されています。なお、短編「はみ射瀬し劇場出張版 幻の白い花」は、前単行本に登場したケンタウロス娘やガーゴイルちゃん、人魚さんが再登場するスピンオフ作品となっています。
1作当りのページ数は10~20P(平均18P)とやや控えめな部類。明確にエロメインの作品構築ですが、世界観の設定にも注力しているので一定の読み応えがある作品群となっています。

【人間とモンスター娘の種族を超えたハートフルラブ】
  モンスター娘達が日常に溶け込んでいるファンタジー世界という、大雑把に分ければハイファンタジー系の部類に入る作品が得意な作家さんですが、今回は現代日本にモンスター娘達が共存しているというローファンタジー系の作品がメインとなっています。
作品の骨子は、分かり易い青春ラブエロストーリーとまとめてしまってもよいのですが、人間である男性主人公と異種族であるヒロインが種の違いとそれから生じる習慣や習性の違いを乗り越えて理解し合い、愛を育てることに重点が置かれていると言えるでしょう。
ハーピー娘なら産卵の習性があったり(短編「ハーピーの学び舎」)、処女であることがコンプレックスのサキュバスさんが大好きな彼氏君とのエッチにこぎつけたり(短編「だってサキュバスですもの!」)、恥ずかしがり屋のハリネズミガールが、文字通りにハリネズミのジレンマを乗り越えて主人公とめでたく恋人になれたりと(短編「ハリネズミのコマロン」)など、各ヒロインの種族ならではのトラブルやコンプレックスが描かれているのが一つの特徴。
773b8624.jpgそれらの障害や差異を乗り越えるのは、男女双方の誠実な恋愛感情であるのも主要なテーマ性であると言え(←参照 どんなことがあっても君が好き 短編「憧れの先輩はケンタウロス」より)、特殊なヒロイン・特殊なシチュエーションであってもラブストーリーそのものとしては誠実でハートウォーミングなものであると評し得るでしょう。
種族等の違いを乗り越えて幸福に結ばれる男女のラブラブHは甘さたっぷりの幸福感を以て描かれており、ラストもほのぼのとしたハッピーエンド。
  ストーリー自体に強い読み応えがあるわけではありませんが、人外ヒロインの設定故の面白さや難しさを漫画チックに表現すると共に、その可愛らしい魅力を引き出すことに成功している作品構築となっています。

【人外としてのボディデザインにこだわるモンスター娘】
  人外ヒロインということもあって明確に年齢設定が為されている訳ではないですが、人間との共存を学ぶために学校に通う制服ガール達を中心としつつ、幼馴染のお姉ちゃんやパン屋さんの店長さん、学校の女教師さんなど人間社会に溶け込んでいる人外ヒロイン達が描かれています。
引っ込み思案だけど大好きな女子とエッチに励むことで前向きになれたラミア娘や、生真面目な性格のケンタウロス娘、クール系ツンデレのアラクネさんにおっとりと優しいもののおっちょこちょいの年上ヂュラハンさんなどなど、ヒロインのキャラクター性はキャッチーな属性で固められていると言えます。
そのポピュラーなキャラ属性と、各種族の特徴的な事情などが組み合わさることでユニークな面白みが生じているのが大きな特長になっています。
  人間と異なる部位、例えばラミアさんの長い蛇尻尾やケンタウロスさんのがっしりした馬の下半身もあるため、身長と言う概念を当てはめるのが難しいのですが、ちんまりロリ系のこともあれば背丈の大きい娘さんもあり、皆さん適度に健康的な肉付きの体幹ともちもち柔らかい豊満おぱーいを備えています
CharmingGirlsAreMonster2.jpgこの柔らか巨乳ボディで分かり易いセックスアピールを放ちつつ、手足が鳥なハーピーさんや下半身が馬そのものなケンタウロスさん、下半身が触手形態のおっとりスキュラさん(←参照 優しいお姉ちゃんです 短編「おこたスキュラ」より)、頭部とボディが分離しているヂュラハンさんなど、人間と著しく異なる体型が大きな特徴。この強いコダワリが間口を狭くしているのも確かですが、モンスターとしての側面を重視していることは好事家にとって頼もしい美点でもあるでしょう。
  十分な密度で描き込まれる作画は、素朴な可愛らしさのある漫画絵柄であり、適度にあざとい萌えっぽさもありつつ、あまりクドくなることなくヒロインのキュートな魅力を形成していると感じます。

【特殊プレイを交えつつ熱量たっぷりの恋愛セックス】
  前述した様に明確なエロ優先の作りであるため、抜きツールとしての量的満足感は十分に強め。なお、シナリオの存在感が弱いわけではなく、エロシーンでの展開を通じて両者の心身の睦み合いが描かれていると言えます。
  短編「憧れの先輩はケンタウロス」では、憧れのケンタウロスさんが同種族の男性に性奴隷にされている様が描かれていますが、これも主人公との愛の力で乗り越えますし、全般的にラブラブHが主力。
CharmingGirlsAreMonster3.jpgまた、アラクネさんが自分の糸で拘束されてしまったり(←参照 短編「アラクネの巫女」)、スキュラお姉ちゃんの触手に包まれながら密着Hがあったり、ラミア尻尾での尻尾コキやグルグル巻きホールドがあったりと、人外ヒロインの角種族の特性に合わせたシチュエーションやプレイが多いのも、モンスター娘をメインに据える作品としての醍醐味となっています。
  そういった特殊なプレイを投入しつつ、エッチの恥ずかしさや好きな人をつながる喜びといった感情に包まれた和姦エロはお互いに気持ち良くなろうとするポジティブなセックスであり、相手を気持ち良くする愛撫やフェラ、キスなどを交わしていく前戯パートに、優しくも力強いピストンを繰り返してヒロインを蕩けさせる抽挿パートをバランスよく配分。
57ca6972.jpg抽挿パート移行後は、淫蜜を絡ませながらち○こが出し入れされるプニプニおま○こを見せ付けながら、透過図や断面図を用いて深い抽挿感をアピールしつつ、熱っぽく蕩けた表情やハートマーク付きの乱れた描き文字、肌をしっとりと濡らす各種液汁など、十分な濃度を打ち出したエロ演出でヒロインの痴態を彩っています(←参照 ハーピー娘な教え子とラブラブH 短編「ハーピーの学び舎」より)。
  心も体もすっかり幸福感と性的快感に包まれ、潮吹きなどアクメを重ねていきながら突入する1Pフルのフィニッシュシーンは、両者が快感の絶頂に包まれ、膣内に射精される白濁液で中出しアクメに打ち震えるヒロインの痴態をダイナミックに提示して〆ており、ラストまでポジティブでパワフルな仕上がりとなっています。

  “モンスター娘”という要素に由来する面白さや特殊なエロティックさをシナリオ・エロに練り込んだ作品群であり、モンスター娘が好きな方にはマストバイな1冊であるでしょう。万人受けするタイプではないでしょうが、よりこだわった人外ヒロインを楽しみたいならばお勧めしたい作品です。
個人的には、ツンデレハーピー娘のデレがとっても可愛らしい短編「ハーピーの学び舎」と、アラクネな巫女さんとラブラブ拘束Hな短編「アラクネの巫女」が特にお気に入りでございます。

宇場義行『放課後のスキマ』

GapAfterSchool.jpg 吉元ますめ先生の『くまみこ』第4巻(メディアファクトリー)を読みました。単行本通して市川昆監督版『犬神家の一族』めいたサスペンスが展開されるまさかの最新刊となっていますが、もちろん今回もほのぼのコメディでまちちゃんの可愛らしさを楽しめます。
あと、まちに早くマナーモードというものを教えてあげた方がいいと思います。


  さて本日は、宇場義行先生の初単行本『放課後のスキマ』(コアマガジン)のへたレビューです。“文系エロマンガの旗手”という宣伝文にはなかなか惹かれるものがありますね。
日常の中に表出する淫靡な性の非日常とぬるぬるの淫液に妖しく濡れる豊満エロボディが楽しめる作品集となっています。

GapAfterSchool1.jpg  収録作は、かなり重度の潔癖症を患っている彼女さんと何とかエッチしようと主人公が画策するも、彼女さんの双子の妹も二人の関係に関わろうとして・・・な連作「樫木さんちの病的傾向」前後編(←参照 他人との接触や自分の汗さえも気持ち悪くなる彼女 同連作前編より)、および読み切り形式の短編・掌編7作。
フルカラー掌編「私のせい?」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は20~26P(平均24P弱)と中の上クラスのボリュームで安定。短編メインですが、適度にシナリオ展開を噛み締めさせる上手さのある作劇であり、またエロシーンの量的・質的満足感も強く仕上げられています。

【色濃く香る“非日常の性”の妖しい誘惑】
  作劇面でのカテゴライズはなかなか難しいタイプの作家さんであり、主人公が性的なヒロインに迫られて美味しい想いをするという棚ボタ的な分かり易い骨子はありつつも、そこに対する味付けは複雑であり、また多様
潔癖症の彼女と、その妹および彼氏君三者三様の恋路と絆を描く連作、女生徒のいいなりとなり苛められる男性教師の倒錯的な喜びを描く短編「3>1」、やや特殊な性癖に目覚めてしまった少女がその快楽に溺れていく短編「はにさんバースト」「憂鬱の青山さん」など、各作品の指向するところは様々です。
  短編メインであることもあって、重厚なストーリー性を持つわけではなく、また特徴的な心情描写を備えているわけでもないのですが、各作品において肝となるのは登場人物達の日常に突如として浮かび上がってくる“非日常としての性愛”の妖しさや解放感にあると言えるでしょう。
GapAfterSchool2.jpg特にミステリアスで妖しい魅力を持つヒロインの言動として、非日常の性愛を浮かび上がらせていく手腕は魅力的であり(←参照 短編「生体時間二宮さん」より)、時に倒錯的な欲望を、時に恋愛感情を軸としつつ、性愛を媒介として登場人物達の変化や自己認識を丁寧に紡いでいく流れが作品に一定の読み応えを生んでいると評し得ます。
この描写の流れにおいて、ヒロイン側に集中して語らせる、もしくは彼女達に翻弄される男性の胸中を描いており、悪く言えば男性側の存在感はエロ要員以外にはあまりない印象こそありますが、快楽の妖しくも甘美な渦に取り込まれていく魅力を打ち出す上では特定の人物に集中するという作りは一つの正解でしょう。
  快楽に取り込まれた結果として、ラストで不穏な空気を香らせて読み手をドキリとさせる短編「はにさんバースト」のラストも切れ味が鋭いですが、その他の作品は概ねハッピーエンドの範疇にあり、ヒロイン側の個性的な魅力を更に高める様なまとめ方に巧さを感じます。

【饒舌な語り回しで魅せる巨乳美少女キャラクター】
  優しい白衣の天使と思いきや中身は特殊なエロルールに従う淫靡なお姉様という短編「淫蜜のゆりかご」では20代半ば程度と思しき美人ナースさんが登場していますが、その他の作品では女子高生級の美少女さんでほぼ統一。
子供でもなく大人でもない年齢層の女性キャラクターをヒロインに据えることで、男性にとって理解することの難しい“異性”と“少女”という二つのファクターを備えさせており、そのことが彼女達のミステリアスな魅力や性的な好奇心の強さといったキャラクター設定と密接に関連しているのも重要な点でしょう。
前述した様にストーリー性が強いわけではないものの、どちらかと言えば官能小説的な語り回しの饒舌さが登場人物達を通して作中の雰囲気を読み手に伝えることを可能にしている印象が個人的にはあり、この特性がヒロイン達の多彩な魅力を高めていくことに奏功していると評したいところ。
GapAfterSchool3.jpg  一部にロリっぽさのある貧乳ボディの女子も存在しますが、主力となるボディデザインはむにゅんむにゅんと極上の柔らかさを感じさせるたわわなバストにこれまた十二分な量感のある柔らか桃尻、締まったフェストに健康的な肉感の太腿を組み合わせた肉感的なエロボディ(←参照 短編「はにさんバースト」より)。後述する様に、この柔らかくスベスベの女体が様々な体液がぐちゃぐちゃに入り混じった豊潤な液汁で濡れる様が大変に煽情的で、この作家さんの女体描写における明確な武器と言えます。
学校の制服や、ブルマ体操服、競泳水着など女子高生設定に合わせた各種衣装を用意して着衣セックスとしていることも嬉しいですし、特に下着に関してはレースなどを丁寧に描き込んでいるのも好印象で、ヒロインの肢体の官能性を更に高めています。
  比較的濃くはっきりとした描線を基調とし、アニメ/エロゲー的な現代的なキャッチーネスを明確に打ち出しつつ、濃密な修飾・演出を添加したタイプの絵柄。よく整った絵柄である故に、エロ演出での視覚的な乱れの演出が効果的になっていますし、またエロだけでなくキャラクター描写を中心に作品全体の濃度を大きく高めているのも○。

【濃密なエロ演出で彩る淫液塗れの柔らかボディ】
  各作品に十分なボリュームがあり、またシナリオ展開がエロを媒体とするものであるため、エロシーンの分量は十分に用意されており、また後述する様に演出の濃厚さもあって終始ハイカロリーなエロ描写が連続していることもエロ面での満腹感を高めています。
  ヒロイン側が攻め手に回って蠱惑的な表情でいじられる受け身セックスもあれば、すっかり発情しちゃった美少女にがっついていく攻撃的なセックスもあり、作品の設定によって雰囲気は様々ですが、性的な少女が持つ快楽の渦に呑込まれていく倒錯感は共通しているとも言えるでしょう。
姉妹丼に発展する連作や、ブルマ体操服姿の女生徒トリオに搾り取られる短編「3>1」の様にゴージャスな複数人エッチがあったり、丁寧に描かれた着衣を伴う着衣セックスがあったりと、エロシチュエーションに工夫を凝らしていますが、それよりも快楽と淫液に染め上げられていくヒロインの痴態そのものに強烈な煽情性があるタイプ。
GapAfterSchool4.jpg  舌や唇、豊満な谷間などで肉棒を丁寧に愛撫してから大量にぶっかけられる白濁液や、高まる体温にじっとりと分泌されてゆく汗、前戯の段階で秘所からたっぷりと溢れ出てくる愛液に、火照った顔を濡らす涙や涎がねっとりと絡み合い、柔らかボディを淫靡に彩る描写は濃厚な陶酔感を生み出しています(←参照 この強烈な陶酔感 短編「るとりあ」より)。
ピストンに併せて揺れ弾み、男性の体やちんこにしっとりと張り付いていくおっぱいの描写や、結合部アップの構図でアピールされる淫液塗れの秘所や肉感的なヒップと太腿など女体描写の煽情性の強さに加え、乱れた描き文字のエロ台詞や潤んだ瞳と突き出される舌の官能的な表情など、快感に溺れていくヒロイン達の痴態をベーシックでありながら高質で濃密なエロ演出で彩ります。
 多回戦仕様を基本としており、前戯シーンでの射精に加え、中出し連発やアナル追加中出しなど、ヒロインの痴態に更なる白濁液の化粧を施す仕様。フィニッシュは白濁液を子宮に受け止めながら絶頂の実況台詞を感極まって連呼するヒロインの痴態を結合部強調で映し出すダイナミックな絵で〆ており、首尾一貫して濃厚なエロ描写が形成されていると言えるでしょう。

  初単行本ながら完成度は非常に高く、独創性そのものは強いとは言えないながらもヒロインの魅力を軸としながら作品の雰囲気を濃密に煮詰める技術は高く評価したい確たる美点。
個人的には、褐色日焼け娘の豊満ヒップが非常に眼福であった短編「3>1」と、競泳水着姿のミステリアスなショートヘア巨乳っ娘の痴態が楽しめる短編「生体時間二宮さん」が特にお気に入り。期待の新人作家として管理人は強く推したい所存。

りーるー『おねショタ練習エロティカドリル』

EroticaDrill.jpg TVアニメ版『SHOW BY ROCK!!』第8話「Crimson quartet-深紅き四重奏-」を観ました。クロウとアイオーンが仲直りした際のツインギター、大変カッコよくて管理人も危うく出荷されてしまうところでした。
「故に」の台詞が目立ち過ぎなヤイバですが、喧嘩の仲裁したり仲直りに安心して微笑んだりと、愛され系男子揃いのメンバーの中で一番いいヤツなのではとも感じましたね。

  さて本日は、りーるー先生の『おねショタ練習エロティカドリル』(富士美出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『少女たちは蜜をむさぼる』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
少年のピュアな恋心とお姉さん達の不器用な恋路&積極プレイが楽しめるおねショタエロが詰まった1冊となっています。

bb257cc1.jpg  収録作は、書道教室に通い直向きに習字を続ける少年とその道場の先生の妹であり少年の先輩でもある女子高生の少女の恋物語な書道シリーズ全3話、ペットの動物達を擬人化した世界で飼い主に溺愛される箱入り娘のメス猫に恋した野良の少年猫のお話な中編「ぬきあし、さしあし、しのびあし。」全3話(←参照 野良猫チビと飼い猫しらゆきの出会い 同中編第1話より)+描き下ろしおまけ4コマ(2P)、身長が低い故に戦隊ヒーローショーでピンク役をやっている青年と身長が高い故に悪の将軍役をやっているヒーローマニアな女性の一風変わった恋愛ドラマな中編「最強戦隊バトルマン」シリーズ全3話+描き下ろし後日談(9P)。
描き下ろし後日談を除き、1話当りのページ数は20Pとコンビニ誌初出としては中の上クラスで固定。いずれも3話構成の中編作となっており、ストーリーの適度な読み応えと軽過ぎず重過ぎずな満足感のエロでバランスよく構成されています。

【男女の関係性を繊細に描き出すおねショタ恋愛ストーリー】
  書道を絆の形として少年と彼があこがれ続けた年上の少女との淡く優しい恋物語を紡ぐ書道シリーズ、擬人化キャラクターを用いて彼ら彼女達の性愛を描くファンタジックな中編「ぬきあし、さしあし、しのびあし。」、スーツアクターの男女の性癖やコンプレックスなどを描きつつ健康的なラブストーリーになっている「最強戦隊バトルマン」シリーズとそれぞれ作品の趣向は異なりますが、書道シリーズと中編「ぬきあし、さしあし、しのびあし。」は単行本タイトルにもある通り“おねショタ”もの。
“おねショタ”とは言うまでも無く、年上の女性(お姉さん)とショタ少年の組み合わせを指す言葉ですが、同時に両者がどのような関係性にあるかという点も非常に重要なファクターとなるサブジャンルであり、人物関係を繊細に掘り下げるこの作家さんの美点が今回もよく発揮されています。
EroticaDrill2.jpg少年らしい儚さや不器用さを示すこともありながら、純粋な思慕を持ち、その恋心のために直向きに行動するショタキャラクターと、年上である故にプライドなどの気持ちが不器用さに現れてしまうお姉さんキャラクターを描きつつ、少年達の純粋性がヒロイン達の心を素直に開かせていく流れは実に甘酸っぱい読み口となっています(←参照 ショタ少年の涙と一途な気持ちが 書道シリーズ第2話「手つなぎ×恋つなぎ」より)。
後述する様に、エロシーンではお姉さんキャラクターが性行為の主導権を握ることが多く、それが一種の倒錯性を有していることは確かですが、決して(男性にとっての)被虐的な欲求を満たす理不尽で強権的な“女王様”として描かれているのではなく、年の離れた男女があくまで対等な存在として描かれていることに大きな意味のある作風と評し得るでしょう。
  その意味では、高身長ガールと低身長ボーイのストレンジラブな「最強戦隊バトルマン」シリーズは描写的におねショタ的な要素を有していますが、他の2作品に比して関係性としてのおねショタ要素はむしろ薄く、青春恋愛モノとしてまとまっていると感じます。
ドラマ性こそさほど強くはありませんが、中編作としての起承転結は適切に図られており、また展開のメリハリを明確に付けるよりかは登場人物達の日常の中で彼ら彼女らの信頼関係が深化されてハッピーエンドへ至るという流れの心地よさこそが最たる魅力であると言えます。

【華奢なショタボディと柔らかなスレンダー巨乳ボディ】
  基本的に主人公の少年よりも年上の女性がヒロインとなっており、小○校高学年クラスのショタボーイと女子高生級のお姉さんとの組み合わせな書道シリーズ、ネコなので年齢はよく分かりませんが人間に換算すれば20代半ば程度に見える年上メス猫さんと10代前半のショタなオス猫君のカップリングな中編「ぬきあし、さしあし、しのびあし。」、スーツアクターの新人バイト君と戦隊のピンクコスチュームフェチな先輩女性の組み合わせの「最強戦隊バトルマン」シリーズという設定。
なお、書道シリーズ以外にはサブヒロインが登場しており、ストーリー展開に関わったりエロの多彩さ寄与したりと役割を果たしていますが、基本的には主人公とヒロインの恋物語が主軸。
  男女の別なく丁寧に心情描写を描き出していく点が前述した様に大きな魅力であり、素直になれない不器用さや、照れや不安などでかき乱されながらも伸びやかに保たれる純粋な恋心を繊細に紡ぐと共に、それらの語り回しにクドさや退屈さがなく、読み手の胸中に沁み込んでくるのがキャラクターの魅力を高めています。
また、ヒロイン達のエッチへの積極性が、単に性欲の強さとして描かれているのではなく、彼女達の不器用さの一側面として描かれているのは興味深い点であり、体を重ねる喜びや快感だけにシナリオ展開が依存することなく、紡ぎ出される言葉にこそ価値を置く作風も素敵です。
EroticaDrill3.jpg  思春期の華奢なボディを持つ美少年に対し、年上のお姉さんは柔らか巨乳にプリンと形の良い桃尻をお持ちのエロボディの持ち主(←参照 お姉さんの豊満おっぱいに赤面ショタ 書道シリーズ第1話「麦わら帽子は冬に買え。」より)。とは言え、肉感重視のムチムチボディというわけではなく、すらっとしなやかなスレンダーボディとしての美しさもあるタイプであり、“綺麗なお姉さん”としてのキャラデザインとしてまとまっていると感じます。
  健康的な色香のあるエロボディであり、さらっと軽く細やかな描線でまとめる絵柄との相性は高く、作品全体の雰囲気に絵柄の特徴は大きく寄与。元々の絵柄が比較的シンプルで淡い印象のあるタイプである故、要所でのヒロインの妖艶さや抒情的なシーンでの印象深さがより目立っているのも作画上での美点でしょう。

【行為や会話が関係性としてのおねショタを印象的に】
  エロ特化の作品構築ではなく、シナリオ展開にも重きを置いた構成となっていますが、抜きツールとしては標準的な分量の濡れ場を確保しており、ショタボーイとお姉さんの絡みを十分に鑑賞できます。
  前述した様に、性行為の快感が全てを好転させるような快楽全能主義に則っておらず、性行為の中で行われる行為や会話に二人の関係性の確認や変化が語り出される描き方が特徴的。ひたすた圧倒的な快楽描写を楽しみたい諸氏には不向きかもしれませんが、これまた前述した様に“関係性としてのおねショタ”を描く上で強い魅力を有するスタイルであると評し得ます。
  エロ展開前半においては女性側が性行為の主導権を握ることが多く、ショタち○こをしなやかな指やお口で弄って白濁液を放出させたり、女性器を見せ付けたり愛撫させたりな行為に対し、性的に初心なショタ系キャラクターが赤面しながら興奮したり恥ずかしがったりという男女の対比が魅力的。
EroticaDrill4.jpg上述した様に、決して一方的な性行為としては描かれてはおらず、行為の中で男女双方が素直な気持ちを打ち明けていくことでやはり双方が快感を高めていくような性行為へと移行していき、やはり羞恥や快感への戸惑いの表情を浮かべながら蕩けるショタボーイと彼らの気持ちを受け止めて更に快感を増していくお姉さん達の痴態とのコンビネーションを熱っぽく描き出していきます(←参照 中編「ぬきあし、さしあし、しのびあし。」第2話より)。
  なお、人外キャラクターによる特殊なプレイや、戦隊スーツでのコスプレなりきりH、挿入は未遂で終わるものの輪姦凌辱や彼女さんの流され浮気セックスなど、エロシチュエーションは比較的多彩。ストーリー展開に沿った投入であり、登場人物の関係の変化にも寄与するエロ展開ですが、ラブラブHに特化した作品をお望みの方は要留意。
  お姉ちゃんの柔らかボディにギュッと抱き着いてその温かさと柔らかさに包まれながらショタち○こから白濁液を投入し、両者がキュッと瞳を閉じながら絶頂の喜びに打ち震えるフィニッシュシーンを迎えており、その後の描写も含めて双方による抱擁感のあるエロ描写になっています。

  おねショタものとして、お姉さんキャラクター達の魅力の引き出し方、ショタボーイ達のピュアな愛らしさが魅力であると共に、双方の心が重なっていく関係性の描き方が光っていたと感じます。
個人的には、ツンデレ系やさぐれ不器用ガールと真面目で一途なショタボーイの組み合わせが大変よかった書道シリーズが、日常的でありつつロマンティックなラストシーンの素晴らしさもあって一等お気に入りでございます。

らっこ『めちゃしこせぶん』

EroticaSeven.jpg 仕事が忙しかったり出張が長かったりで、更新が2週間強も空いてしまい、毎度の事ではございますが、読者諸氏に対して面目なく、申し訳ありません。
6月はもうちょっと土日にも時間ができるといいなぁと思っているのですが、手帳のスケジュールを眺めると今から暗澹たる気持ちにはなっております・・・。



  さて本日は、らっこ先生の『めちゃしこせぶん』(ワニマガジン社)のへたレビューです。成年向けでは約5年ぶりの新刊となりますが、大好きな作家さんなので待った甲斐があったなぁと思います。なお、先生の前単行本『えろかわびっっっち』(コアマガジン)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
  ダイナマイツボディのエロエロガールズ達が明るくお馬鹿にそして適度に甘ったるく動き回るパワフルファック&ラブコメディが詰まった作品集となっています。

EroticaSeven1.jpg  収録作は、商店街対抗の草野球試合に助っ人して呼ばれた運動神経抜群&迫力肉感ボディのUSAガールが勝負を通じて主人公の青年とラブラブな関係に~な「助っ人参上!」シリーズ全3話(←参照 縦縞ユニフォームの背番号44・・・三冠王を2回ぐらい獲りそう 同シリーズ第1話「助っ人参上!」より)、既に大学生である主人公のもとに10年も遅刻して真夏に美少女サンタさんがやってきた!?な連作「彼女は真夏のサンタクロース」「彼女は世紀末のサンタクロース」、および読み切り形式の短編4作。
1話・作当りのページ数は8~40P(平均23P弱)と幅はありつつ平均すれば標準的なボリュームで、全般的にはこの作家さんとして増加傾向。テンポの良い軽めの読書感と、エロの量的・質的両面での強いボリューム感とで構築された作品群であると言えるでしょう。

【一工夫のアイディアやギャグで魅せるラブコメ・エロコメ】
  エロエロガールズがからっと明るい性欲を発揮してスムーズにエロシーンへと突入していくラブコメ・エロコメ系統はこの作家さんの十八番であり、メタ的な小ネタやパロディネタなども含めてくすりと笑わせるコミカルさで楽しい読書感を生み出しつつ、恋愛要素が絡む作品では優しく純な恋心を適度に描写して適度に甘く柔和なアクセントも効かせる作り。
エロコメ系統であればエロ任せでガンガン突き進む頼もしさ、ラブコメ系であれば楽しさと甘さの適度なブレンドと、それぞれのタイプの作品に求められる要素を完備しているのは作劇面での上手さ・手堅さと言えるでしょう。
EroticaSeven2.jpg  また、割合にスタンダードなラブコメ・エロコメ系ではありながら、決して凡庸さを感じさせないのは、ストーリー展開を元気よく牽引していくヒロイン達のキャラクター性の良さであり、お馬鹿であったり残念であったり不器用であったりしながらもチアフルに動き回って作品に賑やかにしてくれるのが大きな美点(←参照 場当たり! 連作後編「彼女は世紀末のサンタクロース」より)。
また、作品のベース自体はオーソドックスであっても、いわゆる“押し掛けヒロインもの”のセルフパロディ的な趣向の連作や、おねショタ系のラブラブ感を前面に押し出しつつハーレムHも投入する豪華仕様の短編「アイシャにおまかせ」など、適度に捻りやシチュエーションの変化を付けることで単行本を通して読みが平板にならないのも長所でしょう。
  最近のこの作家さんとしては珍しく、短編「純愛!!性徒会」はかなりハードでゴリゴリの凌辱エロとなっていますが、学園内での純愛派VS凌辱派というバトル展開を取っていたり、ヒロインの衣装が姫騎士風だったり、何処かで聞いたような台詞回しや凌辱エロ定番のプレイを投入してメタ的な楽しさを設けたり、ラストが思わぬどんでん返しであったり等々、ブラックユーモアや皮肉を感じさせつつこれまた一工夫ある作品構築。
いずれにしても、キャラクターの魅力とコメディとエロパワーの勢いで畳み掛ける構成の楽しさでぐいぐい読みを引き込んでくれる作品が揃っていると評し得るでしょう。

【個々に楽しい設定のスレンダー爆乳ガールズ】
  年齢不詳のサンタガールさん(連作)や20代半ば程度と思しきおっとりビッチなシスターさん(短編「神様もオーマイガッ!」)など多少の例外はありつつ、ヒロイン陣の主力はハイティーン~20歳前後と思しき美少女・美女が主力。
特定の年齢層に対するこだわりや統一感はほとんど感じさせませんが、それよりもヒロインのキャラクターの楽しさに直結する部分での設定には注力しており、姫騎士凌辱的なシチュエーションに叩き込まれる純愛会リーダーに、バックスクリーン3連発に参加しそうな運動神経抜群&ラブにもエロにも超積極的な金髪爆乳のアメリカンガール、シスターになってもビッチライフをエンジョイし続けるドエロレディ、お間抜けだけどそこもカワイイな美少女サンタさんなどなど、漫画チックに楽しいキャラクターが勢揃いしています。
EroticaSeven3.jpg  一部のサブヒロインや、爆乳幽霊さんに取りつかれる前のヒロインなどで、ちんまい背丈にぺたんこバストのロリ系ガールも数名が登場しているものの、基本的にはド迫力サイズの柔らかバストにキュッとしまったウェスト、そしてこれまたボリュームたっぷりのヒップを組み合わせたダイナマイトなスレンダー爆乳ボディが確たる主力(←参照 メイドおねショタ!ヤッター!! 短編「アイシャにおまかせ」より)。
下手をすればバランスが悪くなりかねないボディデザインですが、乳尻の存在感を前面に押し出しつつ肢体全体の均整が崩れずにまとまる描き方はこの作家さんの長所。また、太腿内側の筋肉の描き方や、厳しくなった黒ノリで隠されつつも小陰唇の淫猥なビラビラ加減など、細部の体パーツへのこだわりも大きな特徴です。
  金髪爆乳のUSAガールの大胆なスポーツ衣装や星形ニップレス、女騎士風の装束&高飛車言動の純愛会会長さん、三つ編み&メガネの地味系ガールにストッキングの衣装が細やかなメイドさんの衣装、エロアレンジされたサンタ衣装など、キャラクター設定に合わせて多彩なキャラデザや衣装チョイスがされているのも嬉しい点。
  初出時期に大きな開きがあり、多少の絵柄の変化は感じられますが、アニメ/エロゲー的なビビットなキャッチーさは変わらぬ特長であり、凛とした美しさからロリ的な可愛らしさまで幅広く対応できる絵柄なのも○。

【迫力肉感ボディがハードに乱れるパワフルファック】
  「助っ人参上!」シリーズ第2話(8P)を除けば、20~40Pと比較的ボリュームのある作品が多く、また前述した様に登場人物達が賑やかにエロまっしぐらな活躍を見せることもあってエロシーンの尺は十分に設けられており、ダイナマイトボディとの汗だくパワフルファックをたっぷり楽しめるハイカロリーな抜きツールとなっています。
おねショタスタイルでのゴージャスなハーレムセックスや、キュートなロリ巨乳サンタさんとのラブラブH、元気でお馬鹿なアメリカンガールと甘酸っぱくも迫力満点のパワフル和姦、はたまた姫騎士堕ちモノ的な強烈な凌辱エロにビッチ幽霊に体を乗っ取られての憑依セックスや、ド淫乱シスターの乱交エロなど、和姦をメインとしつつ多彩なエロシチュを用意。
エロシチュによってエロシーンの組み立て方は多少異なっており、ヒロインの肉感ボディを眺めたり揉んだり吸ったりで満喫するウハウハ模様や、お口でのご奉仕で白濁液を放出するフェラなどを投入する前戯パートに一定の尺を設けることもあれば、そこらは短めでピストン運動をがっつり長めに設けることもあります。どちらかと言えば後者の組み立てが多いと言えるでしょう。
EroticaSeven4.jpg  抽挿パートに移行後は、ヒロイン達の肉感ボディが存分に揺れて弾むダイナミックなエロ描写となっており、乳首残像を伴う激しい乳揺れや、おぱーいに負けず劣らずのビックヒップを貪欲に降る描写を(←参照 これが米国の圧力!! シリーズ第3話「助っ人参上!!!」より)、肉感ボディをホールドしてガンガン攻め立てる場合にもヒロインが行為をリードする場合にも投入。
絵柄そのものは大変にキャッチーですが、イキ乱れる艶やかな表情や切羽詰った台詞回し、肉感ボディをじっとりと濡らす汗の描写や、乱交モノなどでヒロインに大量に降り注ぐ白濁液の描写など、行為の激しさ・貪欲さに比例してエロ演出も相応に濃厚で派手なものを用意しています。なお、エロシーンでも台詞回しにコメディ的な“遊び”があるので、そこらを気にする方は要留意。
  大粒ニップルをぷっくり勃起させ、結合部からは愛液の飛沫が大量に放出され、紅潮したメス顔でエロ台詞を連呼する非常に高揚感のあるピストンから、がっつり中出ししてアクメに仰け反ってビクビク震えるエロボディを大ゴマ~1Pフルで提供するフィニッシュへ疾走しており、ラストまで描写のパワフルさと女体のボリューム感が存分に噛み合ったエロ描写になっています。

  この作家さんらしい楽しさ・エロさが存分に味わえると共に、個々の作品・キャラクターに一工夫があるのが高く評価したいポイント。あとがき漫画を読むと、色々あるようなのですが、大好きな作家さんなのでこれからもエロくて楽しいヒロインで楽しませて頂きたいと思います。
個人的には全作品が大好きですが、強いて選ぶのであれば、元気でお馬鹿で一途で可愛いUSAガールの迫力欧米ファックが楽しめる「助っ人参上!」シリーズが最愛。楽しくて抜けるエロ漫画を読みたい諸氏にお勧め!

丸居まる『Cherry&GAL’s↑↑』

CherryAndGALS.jpg TVアニメ版『血界戦線』第5話「震撃の血槌」を観ました。こおろぎさとみさんの好演もあって偏執王・アリギュラ様のサイコで可愛らしいキャラクターが原作以上に立っていたのが素晴らしいところ。拘束&ビンタ&蹴り、ありがとうございます!ありがとうございます!!
レオとホワイトのラストシーンもアニメオリジナルながらグッと来ちゃいましたねェ!

  さて本日は、丸居まる先生の『Cherry&GAL’s↑↑』(茜新社)の遅延へたレビューです。しばらくこの作家さんの単行本のレビューを書けていなかったのは申し訳ないですが、3冊前の単行本となる『欲情ハンティング』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
エロエロでキュートな肉感美少女達に甘やかされたり搾り尽くされたりな受け身セックスが詰まった作品集となっています。

CherryAndGALS1.jpg  収録作は、黒ギャルなお姉ちゃんに性的オモチャとして扱われるショタ弟君が更にお姉ちゃんの友人である黒ギャルさん達にもエッチなことで搾り尽くされちゃって~な連作「ハマっちゃうかも!」「イチゴ狩り」正続編(←参照 ゴウランガ!ヒサツワザめいた黒ギャルダブルおねショタだ! 同連作正編「ハマっちゃうかも!」より)、および読み切り形式の短編7作。
1話・作当りのページ数は20~26P(平均23P弱)と標準的な水準で安定しています。短編集ということもあって、シナリオ軽め・エロメインというスタイルで一貫しており、抜きツールとしてコンパクトかつハイカロリーに仕上がっています

【ヒロイン主導の優しい甘やかし系と肉欲全開の貪り系】
  元々女性キャラクターの意志や欲望が状況を支配するシチュエーションに強みを発揮する作風であったため、『Girls for M』での作品掲載は適材適所と言え、今単行本もエロ的にも話の主導権的にも女性上位な作品で統一されています。
父子家庭の少年がママ替わりになっている二人のお姉ちゃんにたっぷり甘やかされる短編「最高のママ達」や偶然出会った黒ギャルさんにたっぷり甘やかしセックスをしてもらう連作続編「イチゴ狩り」など、優しく性的な女性キャラクターに優しく搾り取られる甘く優しい雰囲気の作品も存在しています。
7f4ad8b0.jpgしかしながら、同じ女性に主導権がある作風においても恋愛感情や主人公の男性への思いやりはむしろ希薄で、彼女達の性的欲望や嗜虐欲を満たすことが主目的であるシチュエーションの方がメインと言え、男性の混乱や羞恥心に対するサディスティックな笑みや男性側を小馬鹿にする言葉責めなどを交えながら問答無用で精液を搾り取る展開が多め(←参照 強制顔面騎乗&ディルドでアナル掘りされる主人公 短編「DTまねじめんと」より)。
  ただし、我儘を言った入院患者の少年をお姉さんナースがお仕置きセックスといった多少嗜虐的/被虐的な要素が強いタイプもありますが、彼女達の積極的かつ攻撃的なエロ模様が主人公の被虐欲を満足させるように描かれていることも多く、恋愛感情の甘さや優しさはなくとも、ダークさやシリアスさは概ね弱めに仕上げられていると評し得ます。
また、後述する様に、ヒロイン側がショタ的な可愛らしく気弱な少年キャラクターになっていることも多く、そんなキュートボーイ達の羞恥心や困惑を引き出しつつ、必要以上に追い詰めない思慮が働きやすいのも読み口をマイルドにしている一つの要因でしょう。
  主人公が少女達の性奴隷に~的な少々ブラックなオチになることもありますが、基本的にはほのぼのラブラブエンドや、コミカルな円満解決、すっかり背徳の被虐性癖に満たされてご満悦といったポジティブなまとめ方となっており、読後感も概ね平和と言えます。

【ショタボーイを包み込むたっぷりサイズの柔らか巨乳&桃尻】
  短編「医療用なら大丈夫!」では主人公にエッチなお仕置きをする美人ナースさんコンビが登場していますが、その他の作品は女子高生級の美少女キャラクターで統一。
黒ギャルコンビや、お兄ちゃんラブなヤンデレ気味三姉妹、先輩後輩ナースコンビに女子野球部員達など、複数ヒロイン制である作品が多いのは大きな特徴であり、肉食系であったり甘やかし系であったりな彼女達に寄ってたかってオモチャにされるマゾヒスティックな幸福感を大いに喚起しています。
  セックス大好きなビッチキャラや、嬉々として童貞食いに走るショタコンお姉ちゃん、利己的な目的で主人公を逆レイプする腹黒いキャラクター、友達に誘われて勢いで主人公を喰ってしまうキャラなど、タイプは色々ありますが、積極的にセックスに参加してがっつり男性を搾り取ることは各女性キャラクターに共通。
なお、前述した様に男性キャラクターはキュートなショタ系ボーイであることが多く、エロエロお姉さんにいいように翻弄され、小さな体を羞恥と快感でぷるぷる振るわせつつ、小さなショタち○こを上下のお口で舐り尽くされる様もエロ的なポイントの一つでしょう。
CherryAndGALS3.jpg  漫画チックなデフォルメが効いて丸みが強調されたボディデザインであり、殊にたっぷりサイズの乳尻の存在感に大きく貢献。乳首がツンと上を向き、弾力感のあるゴム毬巨乳に加え(←参照 黒ギャルおっぱいヤッター!! 連作続編「イチゴ狩り」より)、主人公にまたがってパワフルに上下されるもちもちの桃尻にも強い存在感があります。また、その柔らか肉感ボディで主人公の体を包み込むのも魅力の一つでしょう。
適度なデフォルメ感や漫画チックなキュートネスが詰まった絵柄と、肉感重視で乳尻がストレートに訴求する肢体造形とが独特のバランスで両立されているのが大きな強みと言え、可愛くかつエロいという美少女キャラクターの理想を分かり易く叶えていると感じます。

【ヒロイン主導のシチュエーション・プレイで貫徹】
  上述した様にがっつりエロメインの作品構築であり、ヒロイン達のエロパワーでサクサクと導入を切り上げると共に、男性キャラクターがエロエロガールズ達の猛攻に為すすべもなく抵抗を排除されて性的に撃沈されていく受身セックスをたっぷり提供。
  ショタ少年をたっぷりと甘やかしてある程度自由にさせてくれるシチュエーションもありますが、概して行為の決定権・主導権をヒロイン側が握っている傾向にあり、柔らかボディを押し付けたり、拘束したりで男性を圧倒し、好き勝手にち○こを弄り倒すエロシーンとなっています。
CherryAndGALS4.jpg柔らかおっぱいで顔面を包み込んで溺れさせたり、たっぷりヒップで顔面を抑え込んでクンニを強要する顔面騎乗があったり、抱きしめホールド状態でガンガン腰を振ったり騎乗位で男性を圧倒したりと(←参照 ビッチJKコンビによるダブル騎乗位だ! 短編「Be Hunted」より)、女性上位らしい行為が多いことに加え、女性がディルドーを装着してのアナル責めや、ち○こを縛っての射精禁止責めなどハードなプレイもしばしば投入。
  エロシーンの尺に一定の余裕があることもあって、前戯パートに十分な分量を割り振っており、柔らかボディを押し付けられて幸福な窒息状態にあったり、ショタち○こが百戦錬磨のビッチフェラや悪ノリ手コキでたっぷり弄り尽くされたり、涎を流し込んだり舌を吸われたりな濃厚キスをあったりとこの段階から好き放題にされる受け身エロを盛り上げます。
抽挿パートに移行後は、がむしゃらなショタボーイをお姉さんが応援したり指導したりで甘い幸福感を打ち出すこともある一方、男性キャラクターの意志そっちのけでヒロイン側がガンガン腰を振って強制的に射精させる流れが多く、瞳の中にハートマークを浮かべる陶酔の表情と言葉責め&一方的な充足感を主張する台詞回しによってヒロイン側の満足感をアピール。
  次々と精液を搾られる複数ラウンド制であり、フェラからの口内射精とそこからの口腔内精子見せつけ、生中出し連発などですっかり喜悦に浸るエロガールズ達の姿を見せ付けつつ、フィニッシュはヒロイン達の騎乗位や抱き付きホールドなどでがっちり固定された状態で強制的に膣内射精をさせられてKOを迎えており、ラストまでヒロイン主導を貫徹しています。

  エロエロガールに優しくたっぷり甘やかされたい諸氏には、被虐成分があることに留意して頂きたいですが、いずれにしてもJKガールズに好き放題にされたいM属性の諸氏にはたいへんお勧めな1冊。
個人的には、黒ギャルさん達に主人公のショタボーイが性的に搾られる連作と、ママ替わりのお姉ちゃんコンビにたっぷり甘やかされHな短編「最高のママ達」に愚息が大変お世話になりました。
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