2015年03月

天乃ちはる『恋愛器官メルトダウン』

LoveOrganMeltdown.jpg コトヤマ先生の『だがしかし』第2巻(小学館)を読みました。粉ジュースの袋に直に水道水を入れて飲むの、僕も子供の時にやりましたねぇ。あと、チューチュー吸うあのジュースが面白ボーイという名前だったのを今更知りました。
今回もエロスの塊なほたる嬢が(主に扉絵で)拝めますが、貴女、ねるねるねるねを何処から取り出してるのですか!?

  さて本日は、天乃ちはる先生の初単行本『恋愛器官メルトダウン』(富士美出版)の遅延へたレビューです。3月は新刊発売のペースが穏やかなのでレビュー未決の山を何とか崩したいものです・・・。
それはともかく、ふんわり柔らかな可愛らしさのある美少女ヒロインとドタバタラブコメ&蕩けセックスが楽しめる作品集となっております。

LoveOrganMeltdown1.jpg  収録作は、小姑気味と思わせて実はヤンデレ気味な幼馴染ガール(貧乳)が彼氏君所有のエロ本が全部巨乳モノなのに焦って・・!?な連作「幼馴染は崖っぷち」シリーズ正続編、少々エキセントリックなエロ漫画家氏が美人アシスタントさんや美人作家と~な連作「ヤレる!エロ漫画家」前後編、猫を祭神とする家の主人公が美少女形態に変身した猫又さんと伴侶になってラブラブ子作りライフな連作「猫又祀りの百年祭」前後編(←参照 猫が美少女になるのはエロ漫画の伝統! 同連作前編より)、お兄ちゃんが別の女性に告白されたことに焦る妹ちゃんは・・・な短編「妹Scramble」+描き下ろし後日談10P、および独立した短編2作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。連作として構成させた作品が多いですが、基本的には軽快な読み口と、軽過ぎず重過ぎずなエロの存在感が特徴の作品構築と言えるでしょう。

【キュートな女の子達と織り成す賑やかなドタバタラブコメ】
  少女漫画チックなロマンスを含む優しい純愛ストーリーの短編「交わす言の天音色」や、すれ違った女性への想いを風俗嬢となった彼女との性交で慰めつつすれ違いは続くというやや寂しく虚無的な短編「お金でしか買えない」といった作風もあるものの、基本的にはドタバタラブコメがメイン。
どちらかと言えば、甘酸っぱさもある恋愛ストーリーの短編「妹Scramble」でも、描き下ろしの後日談ではよりコメディとしての色彩が強い作品となっており、近作を中心に賑やかで楽しく、かつ棚ボタ的な幸福感のあるラブコメを作風の中軸に据えてきた感があります。
LoveOrganMeltdown2.jpgこのドタバタラブコメにおいては、嫉妬や独占欲などといった不器用な感情も含めてヒロイン達の喜怒哀楽を伴う奔走を描いており(←参照 幼馴染さん大暴走 連作正編「幼馴染は崖っぷち」より)、それに対する主人公のリアクションなども含めて、賑やかさや明るさを作品に生み出しています。
  連作で作品を構成することが多い一方、シナリオ的な面白み・深みを追求するスタイルではあまりなく、新ヒロインを追加したり、ラブラブな二人の新たなプレイの挑戦を描いたりと、楽しく居心地の良いラブエロ空間に浸れる時間を延ばすことに特化した連作であると評し得るでしょう。
キャラクター設定とそれに伴うご都合主義によって、円滑かつ安心感のある定番展開を踏襲しており、読みのリズムにやや忙しない印象はありますが、口当たりの良さが身上でしょう。各作品のラストも、短編「お金でしか買えない」を除けば、コミカルに仕上げたハッピーエンドであり、読後感も軽く穏やかにまとまっています。

【細身ボディ&柔らか乳尻なボディとキャッチーな属性】
  連作「ヤレる!エロ漫画家」に登場する美人アシさんや美人作家さんなどの20代前半程度の成人女性や、悠久の時を生きる連作「猫又祀りの百年祭」の猫又美少女なども投入しつつ、ヒロイン陣の過半数を占めるのはミドル~ハイティーン級の制服美少女。
お兄ちゃんラブな妹キャラクターやちょいヤンデレ気味の世話焼き幼馴染、古風な言葉遣いの天真爛漫かつ妖艶な猫又美少女さんなどなど、エロ漫画ジャンルにおいてポピュラーな属性や設定を援用することで、ヒロインのキャラクター性を分かり易いものにしています。
また、まだシナリオの中で魅力を持たせる技量に多少の拙さを感じさせるものの、ヒロイン達の意外な面なども含めて、彼女達の心情を紡いでいくことで、ドタバタコメディの賑やかさや恋愛モノとしての甘酸っぱさを高めているのは評価したいポイント。
LoveOrganMeltdown3.jpg  貧乳美少女からたっぷりサイズの柔らか巨乳をお持ちのお姉さんキャラクターまで存在しており、乳尻のふにふにとした柔らかさを武器としつつ、肢体全体はほっそりとスレンダーにまとめた女体描写が特徴(←参照 短編「妹Scramble」より)。肉感の強いボディデザインをお求めな諸氏にはやや不向きですが、この華奢さが絵柄や美少女キャラクターという設定と親和性が高いのは一つの魅力でしょう。
黒髪ロング+古風なセーラー服、猫又さんの猫耳+巫女服、妹キャラクターのリボン、メガネ巨乳さん+セーターなどなど、定番(記号的)要素を取り込んだキャラクターデザイン・衣装も新味こそありませんが、キャラクターの分かり易い魅力づくりに貢献。
  ふわっと軽い描線を濃過ぎない適度な密度で織り込んだ絵柄は、概ね単行本を通して安定すると共に、柔らかい印象が魅力的で美少女ヒロインの可愛らしさを大きく高めていますが、悪く言えば乱れや粗さを含んでおり、この短所を感じさせずに長所だけを感じさせるためのコントロール力は今後の課題と個人的には考えています。

【快感に乱れる美少女ヒロインのエロ可愛い痴態】
  駆け足気味ではあるものの、ヒロインのキャラ紹介や状況説明などを導入パートでこなし、エロシーンに突入することもあり、エロシーンの占める割合は相応に高め。ページ数はコンビニ誌初出としては多めであることもあって、長尺ではないものの概ね標準的な濡れ場を搭載していると言えるでしょう。
一部甘いラブラブ感こそない作品もありますが、和姦エロであることは共通しており、ヒロイン達も積極的に心と体を喜びで満たしていく恋愛セックスがメイン。猫又母子との3Pセックスや、妹ちゃんや同棲幼馴染が主人公にお仕置きプレイやバックからの手コキといった男性にとってちょいM的なプレイを絡めることもありますが、あまり特殊なプレイやシチュエーションには注力しないで王道の和姦エロを形成。
  抽挿パートを量的に圧迫することも多い点には賛否が分かれるかもしれませんが、前戯パートを比較的長くとるのがエロ展開の構築における特徴であり、美少女ヒロインのオナニーシーンといったサービスや、手コキ、貧乳パイズリ、小さなお口でのフェラなどのご奉仕プレイに、ヒロインのすべすべボディを愛撫したり唇と舌を絡め合わせるキスをしたりと、前戯パートでの手数の多さは美点でしょう。
前戯パートで白濁液をお口に出したり、顔射したり、ぺたんこバストにぶっかけたりで長尺の前戯パートで射精シーンを投入して盛り上げた上で、抽挿パートへ移行。これまたキスを交わしたり、柔らかボディを抱きしめ合ったりしながら進行する抽挿パートは、長くはないものの、適度な力強さと幸福感のある描写となっています。
LoveOrganMeltdown4.jpg  抽挿パートにおいてもエロ演出はマイルド寄りであり、快感に乱れるヒロインのエロ可愛い痴態を見せることに重点を置き、それを阻害する派手な演出は抑えるスタイル。とは言え、要所ではこの蕩けたヒロインの描写に、著しく乱れた描き文字の嬌声を加えることで彼女達の喜悦の高まりを強調しています(←参照 連作「ヤレる!エロ漫画家」前編より)。
  繊細な描線が程好く乱れる絵柄は、快感に包まれて身もだえするヒロイン達の華奢ボディとの相性が非常によいもの粘膜描写のクオリティが高くないため、断面図の煽情性が弱いのでは難点ですが、抽挿感をアピールしつつ、ぶっかけか中出しのいずれかの大ゴマフィニッシュへと至っています。

  初単行本ということもあり、作劇・エロ描写の双方において流れの滑らかさを磨く必要を感じさせますが、ヒロインのキャラクターとしての魅力をシナリオとエロの双方に直結させる技量は強く期待できるものがあります。
個人的には、猫又美少女さんとラブラブ子作りH&娘さんも交えて親子丼な連作「猫又祀りの百年祭」が最愛でございます。

唄飛鳥『僕の母さんは友人の牝犬』

MyMamIsMyFriendsPet.jpg TVアニメ『SHIROBAKO』第22話「ノアは下着です。」を観ました。平岡も久乃木ちゃんも絵麻ちゃんもそれぞれ良き師・良き友のおかげでそれぞれ前を向いて歩めるようになったのですが、ここでまさかのちゃぶ台返し再び・・・!
あと、ほんわか優しい美人お姉さんの堂本さん、まさかの中学生ボーイのママさんでしたが、それはそれで需要があるということでございます(じゅるり

  さて本日は、唄飛鳥先生の『僕の母さんは友人の牝犬』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。1か月弱も遅れてのレビューで申し訳ない。なお、先生の前単行本『ハメトラレ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
貞淑な美人ママさんが年若い男とのセックスに溺れていく様をダーク&ハードに描く作品集となっています。

MyMamIsMyFriendsPet1.jpg  収録作は、息子の友人に凌辱・脅迫されて徐々にメス奴隷に躾けられていく「遥子」編前後編(←参照 睡眠薬で睡姦&ハメ撮り 同シリーズ前編より)、息子の友人達と酒の勢いで輪姦されその後にハードな調教をされる「早百合」編全4話、息子の友人と恋仲になりアブノーマルプレイに嬉々として興じるようになる「優美」編全3話の3編からなるオムニバス形式の「僕の母は友人の牝犬」シリーズ全9話、および独立した短編「隣妻2」。
1話・作当りのページ数は18~22P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで推移。ストーリーとしての重厚さには概ね欠けますが、内容的に重い部分があることに加えて中編作が多いので一定の読み応えはあり、またハードな描写のエロにも十二分な存在感がある作品構築となっています。

【堕ちモノ系・寝取られ系の要点を押さえた作劇】
  貞淑な年増美女である人妻や母親ヒロインが、黒い欲望を持つ家庭外の男性の罠にハメられ、ハードな調教を得ていく中で快楽中毒の牝奴隷に堕ちていくという寝取られ凌辱・堕ちモノ系はこの作家さんの十八番と言え、今回の単行本で言えば「僕の母は友人の牝犬」シリーズの「遥子」編と「早百合」編がそのスタイルに相当。
長編シリーズでは凌辱劇の幕開けと快楽に抗しながらも堕ちていく調教過程をじっくり描き上げるスタイルですが、今回は2~4話構成ということもあって比較的コンパクトにまとめています。このため、即堕ち展開気味ではありますが、堕ちていくシークエンスを長編での持ち味を活かしつつ短めにまとめているという印象があります。
  これに対し、同シリーズの「優美」編や短編「隣妻2」は、ヒロイン側の恋愛感情や合意に基づいて年下の男性との性愛に至るという動機づけが凌辱系とは大きく異なります。とは言え、その状況において凶悪な快感を生み出すアブノーマルHにハマってしまい、事前の貞淑な人妻・母親から大きく変容してしまうという落差は堕ちモノ系と共通しています。
時に自分への言い訳や嘘、時に息子への愛情と自身の喜びとの天秤など、ヒロインの設定や状況変化に合わせた心情描写の語り回しに、定番ではありながら深みを与える魅力があるのも○。
MyMamIsMyFriendsPet2.jpgまた、いずれの作品においても母親・人妻キャラクターであることから、寝取られとしての要素を含む作品群であり、性行為時に実の息子の存在を母親ヒロインに意識させることで罪悪感や背徳感、それを超越する肉の欲望の強烈さをエロシチュエーションに付与しています(←参照 寝取られ系定番の“通話”行為 「優美」編第2話より)。また、変わってしまった母親の姿を最終的に見せ付けられてしまうことで、息子の側にも大きな精神的負荷が加わることも重要な作劇要素。
  加速していく調教行為と、同様にとどまることなく燃え盛る情欲とによってヒロイン達は戻れないところまで堕ちてしまうこともあって、息子との関係も含めて凶悪なバットエンドに至ることもあり、また一応恋愛感情を含む作品でも後ろ暗さのあるまとめ方となっているために読後の印象は重苦しさがあります

【快楽地獄で艶を増すママヒロインのスレンダー巨乳ボディ】
  短編「隣妻2」のメインヒロインは20歳前後~前半程度の若奥様ですが、その他の作品のヒロインは中○生~大学生程度の息子を持つママさんであり、年齢的には30代半ば~40歳前後と思しき年増美人さんとなっています。
良き妻または良き母として家事や仕事に頑張っている女性として描かれており、特にキャッチーなキャラクター属性を添加しているわけではありませんが、母親らしいサバサバとした印象や朗らかな笑顔が、強烈な性的快楽で浅ましいメス顔を曝け出すという変化がキャラクター描写上の醍醐味になっているのは、堕ちモノ系が得意な作家さんらしい点。
また、未亡人や母親といった立場や年齢といったことから性的な事象とは疎遠になっていながら、その豊満な肢体にはまだ性的な欲望が宿っているというアンビバレンツな状況が、彼女達が快楽に抗しきれずに堕ちていくという流れを可能にしているのもポイントの一つでしょう。
MyMamIsMyFriendsPet3.jpg 調教過程に伴って徐々にアダルトな艶を高めていく完熟ボディは、等身高めのスレンダーボディに柔肉をたっぷり詰め込んだマッスたっぷりのバスト&ヒップを備えた肉感的なデザイン。また、堕ちていく過程において、露出度の高い卑猥な下着やボディペイント、もさっとした腋毛や陰毛の強調などによって、下品なエロスを肢体描写に添加するのも特徴的(←参照 エロ下着&腋毛生やし 「早百合」編第4話より)。
  オサレ感や明るく派手なキャッチーネストはやや縁遠い絵柄であり、訴求層を多少選ぶ可能性はありますが、細い描線が揺れ動くヒロインの頼りなさとよくマッチしていたり、シンプルな絵柄である故に演出の過激さやより目立つなど、絵柄故の美点があり、キャリア相応に絵柄が安定しているのも安心材料と言えるでしょう。
個人的には、表紙絵の塗りは元の絵柄の個性を薄めてしまっている印象があり、カラー絵であってももう少し淡さのあるタイプと感じます。

【過激なエロ演出で彩られる年増美女の半狂乱な痴態】
  十八番の作風であることもあって、エロ描写をたっぷり用意しつつシナリオをスムーズに展開させていくテクニックは十全に発揮されており、ページ数の大半をエロシーンに割きつつ、そのエロ描写がストーリーも動かしていく安定感のある構築。
上述した様に和姦エロとして描かれていく作品もありますが、背徳の快楽に堕ちていく動機づけが恋愛感情であるか下衆な性欲・支配欲であるかの違いに過ぎず、貞淑さを喪失しつつ男性にとって性的に都合の良い存在にさせられて強烈な調教エロに悶絶していくことは共通。
また、作劇面で触れたように、実の息子がエロシチュエーション・プレイにおいて一つのキーファクターとなっており、息子と通話しながらその友人とセックス、自らの半狂乱の痴態を息子に見せられたり、快楽に狂うあまり強制された近親相姦によがってしまったりと、寝取られ系らしいプレイも投入しています。
  輪姦やハメ撮り、過激化していく調教でのフィストファックや羞恥プレイなど、ハードなプレイが多いのも特徴で、また人妻キャラクターらしく、前穴が処女でない故に、アナルという(未使用の)穴の処女を強奪するという点を調教過程で重視しています。なお、これに伴って、浣腸が描かれることも多く、スカトロメインの作品ではないですが、その際に茶色い液体(お察し下さい)がアナルから噴出する描写があるので、苦手な方は要留意。
MyMamIsMyFriendsPet4.jpgこれらのハードな性行為に対して、恐怖や罪悪感を感じつつも、歯止めが利かなくなった快楽欲求と背徳感故の未知の快感に、圧倒的な喜悦を感じて浅ましい痴態を母親ヒロイン達が曝け出す描写は非常に攻撃的で、涙や涎でぐしゃぐしゃになった半狂乱の官能フェイスや、呂律の回らない乱れた描き文字の白痴系エロ台詞の絶叫、だらしなく漏れ出し続ける各種淫液など、演出面でも過激さ・攻撃性を重んじた手法を重ねています(←参照 「早百合」編第3話より)。
  1回戦をじっくりという組み立てもありますが、複数ラウンド制が基本と言え、前戯パートでの口内射精や顔射なども含め、口に性器、アナルと熟れた女体を余すところなく“使用”して白濁液を注ぎ込む構成は、前述の半狂乱な痴態の演出もあってドライブ感が強く、崩れきったアクメ顔を曝け出し、失禁や喜悦の絶叫を漏らしながら精液を受け止めるフィニッシュまで勢いよく駆け込んでいきます。

  ヒロインの年齢設定の高さや寝取られ要素などもあって、読み手を選ぶの点は相応にありますが、このジャンルの第一人者だけあって勘所をしっかり押さえたシナリオワーク&エロシチュは信頼性が高いと評し得るでしょう。
個人的には、ショートカット巨乳なママさんが不気味な美少年に籠絡・調教される「遥子」編と、知的メガネ美人のママさんが下品な痴態を振りまくことになる「早百合」編が特にお気に入りでございます。

しんどう『発情❤でいず』

HotBodyDays.jpg 中村光先生の『聖☆おにいさん』第11巻(講談社)を読みました。ネット界隈の流行に敏感なイエス様ですが、今回はイングレスのプレイにハマっており、毎度のことながら笑いました。お二人の様に自由に使える時間があると強いでしょうしね、このゲーム。
新たな目隠れキャラ・ベルゼブブさんが可愛かったです。そして、ブッダ様も納得する主婦の知恵の力・・・!

  さて本日は、しんどう先生の初単行本『発情❤でいず』(茜新社)の遅延へたレビューです。表紙から飛び出そうなもっちりたっぷりなおっぱいに惹かれて購入しました。
棚ボタ的ラブコメと豊満バストの柔らかボディに包まれるプレイというダブルの幸福感で満たされる作品集となっています。

HotBodyDays1.jpg  収録作は、明るく優しい性格ながら中身はショタコン&ロリコンなシスターさんが初心な美少年の性の悩みに乗ってあげて勿論ショタ喰いに走る短編「Please, forgive me!」(←参照 シスターさんには据え膳な状況)+描き下ろし後日談短編8P、および読み切り短編8作。
描き下ろし後日談を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで安定しています。概ねシナリオ的な読み応えはありませんが、肉感ボディの存在感もあってエロ的な満足感は十分に強いコンストラクションとなっています。

【多彩でありつつ棚ボタラブコメがメインな作劇】
  初単行本ということもあってか、作劇の方向性について色々とトライしてみた印象があり、後述する様なハッピー&イージーなラブコメ系作品を主力としつつ、ある程度バラエティのあるシナリオワークとなっています。
学園長の娘で好き勝手をする高慢なお嬢様キャラをその被害者たちが凌辱&肉便器化という復讐劇の短編「お嬢様にご忠告」、性犯罪者の男性が襲った相手は男性を屈服&奴隷化するドSなヤンデレ娘という勧善懲悪というよりかは小悪が大悪に喰われるというダークな短編「レイプ×レイプ」、放尿露出プレイにハマったヒロインが性的パートナーを得て更に変態道を突き進むという明るめながらインモラル系の短編「多々良エスカレート」などは多彩な作劇を示す好例でしょう。
  とは言え、主人公ラブなヒロインを擁する棚ボタ的幸福感のあるラブコメディを作風の中軸に据えている感は強く、特に近作では明確にそのタイプの作劇としての魅力を高めていると感じます。
HotBodyDays2.jpg主人公のことが大好きで、かつエッチにも積極的(←参照 悪戯好きな彼女さん 短編「雨降って地・・・」より)、男性主人公にエッチのリードを握られてしまって恥ずかしい痴態を曝け出すことがあっても受け止めてくれてほのぼのとしたハッピーエンドと、男性の願望に素直なエロ可愛いヒロインという、二次元ならではの魅力で幸福感を生み出しているのが大きな特長でしょう。
  いずれのタイプの作品においても、オーソドックスなシナリオ展開を素直に踏襲しているため、これといって新味や面白みを感じる訳ではありませんが、作劇の分かり易さ故にエロシチュエーションやヒロインの魅力が目立ちやすいのも確かと言えます。

【たっぷりサイズな柔らか巨乳の説得力】
  短編「お隣さんはいいニオイ」の美人OLさんや、短編「Please, forgive me!」のショタコンシスターさんといった20代半ば程度と思われる年上お姉さんも少数名登場しつつ、女子高生さんがヒロイン陣の主力。
慈母の如き優しさとアダルトなエロさを併せ持つ年上お姉さんや、普段はガサツな不良ながら中身は乙女な“ヤンデレ”(ヤンキーがデレる)ガール、クールな小悪魔系彼女に高飛車お嬢様などなど、シナリオ同様にヒロインのキャラクター設定もポピュラーなものを取り揃えています。
  後述する様に絵柄の変遷に伴って女体描写の質感やバランスなども変動している様に感じますし、短編「ユキとノブヨシ」に登場する純情ヤンキー娘・ユキちゃんは並乳ヒロインですが、乳尻を中心にもっちもちの柔らかお肉をたっぷりまとわせたボディデザインが標準。
HotBodyDays3.jpg決してぽっちゃりボディではなく、締まるところは締まったボディですが、下腹の適度な駄肉感や、弾力感のあるお肉がたっぷり詰まったゴムまり巨乳(←参照 豊満万歳! 短編「213号室の幽霊」より)、バックショットで存在感を強調するスベスベ&ムチムチの桃尻&太腿と各体パーツの柔らかさ&大きさを大いにアピール。
この柔らかボディを単に見せるのではなく、近作ではその柔らかく温かいボディに優しく包まれたり押し潰されたりする描写を多く投入しており、全身でその感触を楽しむ幸福感を喚起させています。
  初単行本であることに加えて初出時期が広いため、絵柄には相応の変遷が認められるので統一感にはやや欠けます。基本的な絵柄の方向性は変わりませんが、ややオールドスクールな二次元絵柄であったものが、柔らかい描線などは保ちつつ華やかさや修飾性の高さが加わることで現代的なキャッチーネスや適度な密度の高さが生まれた近作の絵柄は大変魅力的と感じます。

【濃密なエロ演出に彩られる肉感ボディ満喫エロ】
  各作品のページ数こそ標準並みですが、分かり易いシナリオ展開の恩恵もあり、かなりスピーディーにエロシーンへと突入することもあり、濡れ場の分量は十二分に用意されています。エロシーンを分割構成することもありますが、合間のシナリオ展開もかなり短いため、実用的読書を阻害することもあまりないでしょう。
  上述した様に作劇の方向性にある程度の多彩さがあることもあって、ドS女子に屈服させられる被虐シチュエーションや露出性癖に特化したシチュエーション、輪姦凌辱などのアブノーマル系もありつつ、美少女ヒロインとの和姦エロが本数的にはメイン。
普段は主人公を振り回す女の子や、ヤンキー娘をセックスの際には圧倒するといったシチュエーションでは一定の嗜虐性や征服欲を刺激する味付けはありますが、そんな主人公の性欲もヒロイン達は受け止めてくれることもあって、行為こそパワフルにしつつ全体のラブコメ的な雰囲気を阻害するものではありません。
  前戯パートの時点で既にすっかり発情フェイスを曝け出す美少女ヒロイン達が、たっぷりバストを使ってのパイズリや逞しい肉棒を丁寧に嘗め回すフェラなどでのご奉仕プレイをしてくれる前戯パートにおいて、たっぷり白濁液を放出して彼女達のエロ可愛い顔や胸の谷間を白濁液でドロドロにしてから抽挿パートへ移行。
HotBodyDays4.jpg前戯パートでもお尻で顔面を押しつぶされながらのシックスナインといった乳尻の肉感を満喫するプレイを投入していますが、抽挿パートに移行後もこの柔らかボディとの密着感を重視しています(←参照 柔らか巨乳とむっちり桃尻に抑え込まれる幸せ 短編「冬空のふたり」より)。この乳尻の存在感を見せ付ける構図や描写に加え、アナルや性器などが目一杯押し広げられる結合部や女体全体の描写と透過図の併用などもアタックの強いエロ作画を形成しています。
  初出時期によって巧拙や密度には差異がありますが、涙や涎で濡れて蕩けきった表情とハートマーク付きの乱れた白痴系エロ台詞の連呼、目の中のハートマークや豊潤な液汁描写などの適度に派手な演出は近作で大きな効果を発揮しており、前戯パートも含めて複数の射精シーンを搭載し、膣内射精からのアクメ絶頂を派手に盛り上げるフィニッシュまで疾走する複数ラウンド制のエロシーンを形成しています。

  豊満なおっぱい&お尻のストレートな魅力を存分に引き出した描写が大変魅力的であり、作劇の方向性の幅と絵柄の統一感の不足がネックになる可能性はありつつ、幅広い層にとって好適な抜きツールと評し得るでしょう。
個人的には、エロエロなシスターお姉さんに性の手ほどきを受けるオネショタエロな短編
「Please, forgive me!」と、純情ヤンキー娘さんがエロ可愛い短編「ユキとノブヨシ」がフェイバリットでございます。

みぞね『鬼ヶ島の許嫁』

BrideElectFromDemonsIsland.jpg 雲田はるこ先生の『昭和元禄落語心中』第7巻(講談社)を読みました。作中でも語られていましたが、「居残り」の主人公のは無我・無欲とそれ故のおおらかな強さが魅力で、それは与太郎の落語家としての良さに重なるものがありますよね。
しかし、女性を演じるのが上手い八雲師匠の「明け烏」、さぞや若旦那のなよなよ演技がハマっていそうで聞いてみたいものです。

  さて本日は、みぞね先生の初単行本『鬼ヶ島の許嫁』(ジーウォーク)のへたレビューです。褐色巨乳好きの管理人にとってアピール力の大変強い1冊でございました。
漫画チックなファンタジー空間の中で多彩な人外ヒロイン達とのラブラブH&調教エロが詰まった作品集となっています。

BrideElectFromDemonsIsland1.jpg  収録作は、幼い頃に許嫁の約束をした鬼娘さんがお嫁さんとして押し掛けてきてラブラブ新婚生活が開始されるタイトル短編「鬼ヶ島の許嫁」(←参照 褐色巨乳の鬼娘さんの新妻裸エプロン!! 同短編より)+描き下ろしのフルカラー後日談4P、および読み切り形式の短編8作+描き下ろし掌編2作(共に4P)。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は16~20P(平均19P強)とやや控えめな部類。いい意味でキャラ設定ありき、エロシチュありきの作品構築と言え、シナリオは軽めでありますが、人外ヒロインとのエロシーンを十分楽しめる構成となっています。

【異種族とのラブストーリーを中心として多彩な作劇】
  人外キャラクターのヒロインという特徴を一貫させた作品集でありつつ、キャラ設定に関連するファンタジー要素を織り込むことも共通させつつ、シナリオの方向性は比較的様々。
  帯にある通り、人外ヒロインとの純愛モノは収録作の半数程度を占めており、押し掛けヒロイン・鬼娘さんとのドタバタラブコメな短編「鬼ヶ島の許嫁」や愛する彼女が実は狐娘さんだけど二人の愛は揺るがないラブストーリーな短編「狐の嫁入り」、家畜と思っていたヤギ娘さんを愛する異性として認識した飼育員の男性の純愛物語な短編「山羊のお嫁さん」などがそのタイプ。
BrideElectFromDemonsIsland2.jpg  これに対し、人間の男性の精液を受胎して子作りする習性の蝙蝠娘さん達が望んで種付け乱交される短編「実録!蝙蝠女達の繁殖期」は彼女達の習性に付け込む形になっていますし(←参照 据え膳展開 同短編より)、捕獲した人魚やダークエルフを悪い人間達が凌辱・調教する短編「人魚販売してます。」「カードの盗難に要注意。」などは人間でないヒロインへの黒い欲望が発揮される作品となっています。
凌辱系では明確にバットエンドでまとめていますが、がっつり輪姦されるも彼女達が目的を発揮して満足する短編「実録!蝙蝠女達の繁殖期」、特別なシカ煎餅によって半身半獣となったシカ娘達が数奇な運命をたどる短編「呪いのシカ煎餅」などは、彼女達が彼女達自身の在り方を続けるため、暗さや重さはないまとめ方となっています。
  ヒロインの人外ボディによる特殊プレイや人間と異なる肌触りなど、エロに直結する要素は共通させつつ、人間のヒロインをそのまま人外ヒロインに置き換えたタイプの作劇もあれば、異種族であることに重点を置いたり、ファンタジーとしての面白みを含んだりした作劇もあり、その辺りも作劇の多彩さに寄与しています。

【異種族であることを強調したキャラデザの人外美少女】
  下半身が蛇のラミアな女子高生さんや、黒魔術で竜人に変身してしまった中○生の妹キャラクターなど年齢がはっきりしていることもありますが、人外キャラクターだけあって年齢設定は不明確。見た目としてはミドル~ハイティーン級の美少女さんをキャラデザのベースとしていると判別してもよいでしょう。
  鬼娘や人魚、蝙蝠娘にヤギ娘、ダークエルフやもふもふ狐娘などなど、人外キャラクターの豊富さは特筆すべき美点であり、人間が変化するタイプや普通の動物が美少女化するパターン、そもそもそういった人外キャラクターの存在が自明である場合など、ファンタジー作劇の中での設定は様々。
BrideElectFromDemonsIsland3.jpg人外キャラクターにおいて重要な要素であるキャラデザインについては、角、エルフ耳などを除いてほとんど人間に近い褐色肌の鬼娘やダークエルフも存在しつつ、下半身が鹿や山羊、魚、蛇などのタイプや(←参照 鹿娘コンビ 短編「呪いのシカ煎餅」より)、手が翼の蝙蝠娘さん、いわゆるマズルのある顔つきのケモノ娘さん達など、人間と異種族であることを強調するキャラデザを施す傾向が明瞭にあります。
  尽くすタイプのちょっと天然さんな鬼娘や、黒魔術にハマって暴走するお兄ちゃんラブな妹キャラクター、凛々しい性格ながら徐々に快楽に屈していくダークエルフさんに互いにかばい合う美しい姉妹愛を持つ人魚姉妹など、キャッチーなキャラクター属性やシナリオ展開によくあった性格付けを為しているのも、漫画チックに楽しいところ。
  おっぱいサイズについてはぺたんこ貧乳から豊満サイズの美巨乳さんまで様々。比較的締まったボディの持ち主が多い印象であり、また、四足獣の下半身を持つタイプの人外ヒロイン以外ではスベスベ&ぷにぷにな股間をお持ちな場合が基本。勿論、動物部分のもふっとした毛皮の感触や爬虫類部分の肌の冷たいスベスベ感などをアピールしているのも人外ヒロインらしい特徴でしょう。
  初単行本ということもあり、絵柄の方向性や仕上げのクオリティには振れ幅がある印象で場合によっては減点材料かもしれません。とは言え、訴求層の広いスタンダードな二次元絵柄の分かり易い魅力と適度に高い作画密度でヒロイン達のエロさや可愛さをよく引き出しています。

【人外ヒロインとの特殊プレイも楽しめるパワフルH】
  概ねエロメインの作品構築であり、たっぷり長尺とは言い難い水準ではあるものの、抜きツールとして標準的な分量で人外ヒロインとたっぷり異種姦して、彼女達の淫らな痴態を楽しめる仕様。
  上述した様にシナリオの方向性が様々であることもあって、人外ヒロインさんと種族の壁を越えてラブラブHを展開したり、発情した蝙蝠ガールが乱交セックスに興じたり、人間に捕獲・拘束されてしまった人外ヒロインがその心身を蹂躙されてしまう調教エロがあったりとエロシチュエーションはそれぞれの作品で異なります。
尻尾のある蛇娘や竜人娘では尻尾コキや下半身を男性に絡めつけて密着といったプレイ、上半身を両腕でホールドしながら四足獣形態の下半身にバックからガンガン突き込むピストン、産卵や母乳分泌などの生殖要素など、人外ヒロインらしいプレイや現象を絡めているのは勿論特長の一つ。
  ヒロインへの愛撫も描かれていますが、前戯パートのメインを占めるのは概ね積極的に白濁液を求めて肉棒をぺろぺろするフェラチオ描写となっており、彼女達のお口にたっぷり放出して人外ヒロイン達の更なる興奮と発情を誘発します。
BrideElectFromDemonsIsland4.jpgすっかり快楽に包まれて発情状態となった人外ヒロイン達は、場合によっては強制されている時もありますが、自ら秘所をくぱぁと開いて陶酔の表情で挿入をおねだりして抽挿パートへと移行(←参照 マズルがあるタイプの狐娘さん 短編「狐の嫁入り」より)。十分に体の動きの勢いがある描写でパワフルに進めますが、描写・演出に過剰な派手さや重さはむしろ少なく、蕩けたヒロイン達の痴態をエロ可愛くアピール。
  パワフルなピストンで人外ま○この最奥をゴツゴツとノックする様子を透過図や断面図でがっつりアピールしつつ、ハートマーク付きのラブエロ台詞や悶絶ボイスを叫ぶヒロイン達の痴態から子宮内を満たす程の白濁液をたっぷり注ぎ込んでアクメ絶頂に痙攣する大ゴマ~2Pフルのフィニッシュシーンへと至っています。

  人外ヒロインの魅力を存分に生かした作品集となっており、漫画チックなファンタジーの楽しさと協調することで、エロ的にもキャラ的にも魅力を増していると感じます。
個人的には、銀髪褐色巨乳というマイ嗜好ど真ん中の鬼娘さんといちゃラブエッチな短編「鬼ヶ島の許嫁」と、蝙蝠ガールが男性の精液を求めて自ら乱交エロの中で白濁塗れな短編「実録!蝙蝠女達の繁殖期」が特にお気に入り。人外ヒロイン好きの諸氏はマストバイですよ!

有賀冬『【子宮】精子ください』

ASAPGiveMeSperm.jpg 新井隆広先生の『LES MISERABLES』第4巻(小学館)を読みました。粗末な洋服を着た小さなコゼットが大人用の大きな箒を持つ、原作小説を含めてコゼット編を象徴するする絵が巻頭に描かれているのですが、これがまた非常に良い絵で感動しました。
読み手は結末を知っている分、コゼットとヴォルジャンが幸福な笑顔に包まれている様子が何とも眩しく切ないものです。

  さて本日は、有賀冬先生の『【子宮】精子ください』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『しーしーGirls』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
トリプルヒロインを擁するハーレム展開とシリアスなファンタジーストーリーが融合した1冊となっております。

ASAPGiveMeSperm1.jpg  収録作は、ある日急に右目が痛み出した主人公だが、彼のその目は“適合者”なる存在の証しであり、“後継者”である少女とエッチな関係になったり、謎のアイテムを持って二人に近づく“組織”の美少女とも仲良くなったり、謎のパーツからは封じられた美少女が登場したりな中編「トランス・ライト」全5話(←参照 適合者と後継者が出会う時禁忌の門が解き放たれるのだ! 同中編第1話より)+カバー裏の番外編。
収録本数こそ少ないですが、1話当りのページ数は40~46P(平均44P弱)と非常部ボリュームが大きくなっています。このページ数故に長編ストーリーに十分な読み応えも生んでいますし、個々のエロシーンの量的満足感も高く仕上がっています。

【イージーなハーレム展開と思いきや真摯な家族愛の物語】
  えらく即物的な単行本タイトルに加え、謎の能力の発現やら美少女ヒロインと突然エッチな関係になったり、謎の組織やアイテムが絡んできたりという中二病的ラノベテイストを感じさせるさわりではありますが、真摯なストーリーテリングに定評のある作家さんであり、今回もそのスタイルを堅持して家族を一つのテーマ軸としてファンタジーなストーリーを紡いでいきます。
適合者として主人公の持つ能力の本質は、催淫作用の方にあるのではなく、後継者であるヒロイン・湊ちゃんを妊娠させ、新たな謎アイテム・導器と次の後継者を生ませるということにあり、しかしながら新たな後継者を生んだ時点でその後継者は自らが生んだ導器に封印されてしまうという設定をストーリー展開に沿って徐々に解き明かしていきます。
  現在の導器に封印されている女性・理咲さんは、当然湊の母親になるわけで、その辛い役目を娘に継承させないために自身も、もう一人のヒロインである謎の組織のエージェント・リズも頑張っており、この母娘関係も家族間の愛情を描くための一つの軸となっています。
ASAPGiveMeSperm2.jpgえらくストレートな単行本タイトルですが、これは継承されてきたシステムに抗えず、催淫状態のままで主人公の子を妊娠しようと切実に訴えるヒロインと、膣内射精による妊娠で彼女の存在を封じることを危惧する主人公と仲間達との、意外に切実でアンビバレンツな関係性を物語る台詞として機能しています(←参照 愛する人から自分だけ中出しされないので自暴自棄になり・・・? 中編第4話より)。
  愛する人が求める行為を拒み続ければ彼女の精神が壊れていき、しかしながらその行為をしてしまえば彼女との別離が待つというジレンマを乗り越えるのは、ネタバレを避けるために抽象的な表現になりますが、子を愛する親の愛であり、またその愛情は主人公と二人のヒロインにしっかりと受け継がれたことを最終話で力強く描いています
  やや複雑な設定であるために“説明”が多かったり、ドラマチックでありつつやや強引な終盤手前の展開と感じられたりするものの、正しく運命の頸木を直向きな愛が打ち砕くストーリーは優しくかつ力強く、清々しいハッピーエンドを無理なく紡いでいると評し得るでしょう。

【黒髪ショート貧乳ガール&金髪ロング巨乳ガール】
  本作はトリプル・ヒロイン制となっており、“後継者”としての使命を担うメイン格ヒロイン・湊ちゃんと一族に課せられた使命を追うエージェントなリズさんは女子高生ヒロイン。導器に封印されており、精力(お察し下さい)を得て顕現した湊ちゃんのお母さんもヒロインですが、見た目は湊を生んだ時点の若いまま。なお、湊とリサについては最終話にて20代半ば程度となったダブル人妻バージョンでの3Pエッチも用意されています。
  大人しくて恥ずかしがり屋ながら運命のせいもあって徐々に淫らになっていく湊に、とにかく快活に頑張るリサ、年上の余裕と悪戯心を見せる理咲ママンと三者三様のヒロイン陣は個々に魅力的。
また、妖しげな紋章が目から発せられて能力が発動する主人公や、なんとなくティー↑タイムが好きだったり四姉妹の長女だったりしそうな見た目や言葉遣いデース!なリズさんなど、キャラメイキングには遊び心を感じさせます。
ASAPGiveMeSperm3.jpg  黒髪ショートで肉付き弱めの貧乳~並乳ボディな理咲・湊母子コンビと、金髪巨乳でたっぷりおっぱいのリズさんとで好対照を形成(←参照 もっちり柔らかバストデース! 中編第3話より)。なお、最終話では、湊とリズの子持ち奥さんバージョンで登場しており、この時点では二人とも肉感たっぷりの巨乳&安産型バストをお持ちな完熟ボディを楽しめます。
貧乳キャラであっても、等身は比較的高めであり、バストサイズに関わらず、均整の取れたすらっとしたボディデザインが特徴的。過剰に照りや陰影をつけることはなく、白く柔らかい肌や慎ましいサイズの乳首なども、女体描写の健康的な美しさに貢献しています。
  十分なキャリアを持つ作家さんであり、アナログ作画らしい適度な荒さや乱れを味としつつ、アニメ/エロゲー的なキャッチーネスの風味を明確に持った上でさっぱりと健康的な漫画絵柄でまとまっています。

【長尺で描かれるパワフル&汁ダクなピストン運動】
  各話に十二分なボリュームがあることもあって、長編ストーリーの流れを形成しつつエロシーンにたっぷりと尺を割ける構成であり、また濡れ場の分割構成をほとんどせず、性行為のシークエンスを長尺で提供することも抜きツールとしての満腹感に貢献。
  能力の発動で大人しい娘さんが淫乱状態に変化して積極的なフェラや腰振りを見せたり、ママさんが悪戯っぽい表情と言動で若い主人公にちょっかいを出したり、金髪巨乳さんに誘われて子作りセックス、そして母娘丼やダブルヒロインとの3Pセックスなど、棚ボタ的な幸福感のあるエロシチュエーションが多いのはハーレムシチュエーションならではなでしょう。
いずれの場合も和姦エロであり、上述した様な男性受けのシチュエーションやヒロインの羞恥心と更なる快感を引き出す露出的なプレイを絡めることなども特徴ですが、あくまで味付け程度であり、ヒロイン達がトロンと蕩ける痴態を楽しむことに集中できます。
  前戯パートではヒロイン達の柔らかボディの感触を楽しむと共に、積極的なおしゃぶりや柔らかおぱーいに包まれるパイズリなどで肉棒を刺激してもらい、ねっとりとしたドロドロ白濁液をお口や顔面にぶちまけて序盤の盛り上がりを形成。
d87dc303.jpg抽挿パートに移行後は、淫液がたっぷりと漏れ出る結合部の見せ付け構図を多用すると共に、肉棒が膣の最奥をノック&媚肉が棒を締め付けるみっちりと深い抽挿感を強調する透過図・断面図も多用してピストン運動のパワフルさを前面に押し出した作画が印象的(←参照 中編第2話より)。前戯パートにも相応のページ数を割いていますが、この抽挿パートの長さが2Pフルでがっつりお届けするフィニッシュシーンまでのタメを形成していると言えるでしょう。
  特殊なエロ演出はあまり用いず、ヒロイン達の熱っぽい表情に柔らかくも激しい乳揺れ描写、快感に切羽詰ったハートマーク付きの嬌声、そして粘度の高い精液描写や柔肌をじっとり濡らす汗などの液汁描写といったスタンダードなものを適度な濃度で織り込むスタイル。淫猥な性器関連の描写が比較的濃厚なので、総合すればバランスのよい濃厚さと個人的には感じます。

  ウハウハハーレム展開やら中二病テイストやら伝奇ファンタジー的な要素やら色々な要素が含まれているのですが、これが意外にも上手く融合し合って家族愛の物語としてまとまるのは面白かったです。
最終話は、むちむち肉感バージョンのダブルヒロインがエロ的に美味しいことに加えて、ストーリーとしても“エンドロールのその後”を描いたように感じて素敵でした。
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