2015年02月

三巷文『こんなこと』

SomethingLikeThis.jpg 太田垣康男先生の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第5巻(小学館)を読みました。混迷と策謀が渦巻く緊張感がある本編も変わらず良いですが、今回収録の外伝「砂鼠ショーン」がお話としてもメカとしても大変良かったです。
それにしても、やはり、グフシリーズは砂漠が似合いますねぇ。そして必殺のヒートロッドが決まるシーンのカッコよさと言ったら!!

  さて本日は、三巷文先生の初単行本『こんなこと』(ワニマガジン社)のへたレビューです。期待の大型新人といえる作家さんですね。
等身大の可愛らしさを有する美少女・美女ヒロインのピュアな恋愛感情が光るラブ&エロな作品集となっています。

c493e805.jpg  収録作は、お気に入りのクマのぬいぐるみでオナニーするのが大好きなヒロインがその姿を同級生の男の子に見つかってしまい~な短編「ちいさなくま」(←参照 クマショック!)+後日談のフルカラー掌編「おおきなくま」(4P)、および読み切り形式の短編15作。
フルカラー掌編および描き下ろし短編「ライラックの頃」(10P)を除き、1作当りのページ数は16~18P(平均17P弱)とコンビニ誌としては標準的ながらやや控えめなボリュームで安定。ただし、収録本数が多いこともあって単行本としての厚みはかなりあります。短編メインということもあって各作品をコンパクトにまとめつつ、シナリオとエロの双方に適度な存在感をバランスよく持たせた構成となっています。

【恋愛感情を軸として紡ぐ多彩なストーリー】
  作風としては、若い男女、特にヒロイン側のピュアな恋愛感情をベースに据えた王道的な青春ラブストーリーに強みを見せつつ、様々な作劇スタイルで男女の恋を紡ぐ引き出しの多さも示しています。
b399e885.jpgほのぼのとした優しい雰囲気と、恋する魅力的なヒロイン達の大胆な告白や恥ずかしがりながらのセックスへの参加を描く青春ラブエロ話については、ヒロイン側が積極性を示すことで棚ボタ・据え膳的な状況を形成していますが(←参照 大人しい娘さんの本心が 短編「ふたりの部屋」より)、この展開に陳腐さがなく、ヒロイン達の直向きさや忌憚のない恋心が素直に発揮されている様に感じられるのが大きな美点
コミカルな要素も含んでおり、読みのリズムも良好ですが、当たり前の日常的な関係から性愛関係へと登場人物達が移行していくシナリオ展開の滑らかさと甘酸っぱく微笑ましい適度な抒情感があり、ちゃんと読ませる作劇になっているのは高く評価したいポイントです。
  この誠実な青春ラブストーリー群に加え、年上の女性に優しく弄ばれながら彼女への変わらぬ恋心と嫉妬に心を乱される少年を描くアモラルで寂寥感のある短編「ハナアザミ」、幼い頃から慕っていた少女の姿の土地神様に最期の再会を果たすことになる優しくも悲しい和風ファンタジーの短編「月蛍抄」、のほほんと穏やかなヒロインの独白から徐々に狂気が沁み出してくるサイコホラー的な短編「あにかん!?」などなど、恋愛感情を話の軸としつつ作劇の方向性は多彩に取り揃えられています。
後述する様に、登場人物のキャラクターを変にカリカチュアすることなく、ありふれた情動を持つ人物として動かしていることもあり、嫉妬や不器用さ、歯がゆさなどの負の感情に悩みつつ、セックスを通じた肉体と精神の結び付きがそれらを解決するラブストーリーと、時に快楽が行き過ぎて関係者の心を乱すお話とに読者を惹きつける魅力を持たせています。
  決して新味のある尖ったストーリーテラーではなく、短編作としてのコンパクトなシナリオであるため話の重厚さもありませんが、滑らかな読書感を安定的に供給しつつ、陰陽様々なエッセンスを作劇に織り込めるセンスは非常に頼もしいと感じます。

【性格的にも女体描写的にも健康的で素朴な魅力があるタイプ】
  少女の姿を保ち続ける産土神である短編「月蛍抄」のヒロインは年齢不詳ですが、20代半ば程度の成人女性を少数名含みつつ、女子高生級の美少女さんがメインとなったヒロイン陣となっています。
大人しく無口なオドオド系ガールや男勝りの従姉キャラクターなど、ある程度ポピュラーなキャラクター属性を持たせたヒロインも存在しますが、そういったキャラクターの“型”にはむしろはめ込まないスタイルであり、性欲なども含めて素直で等身大の感情の持ち主として描いているのが大きなポイント。
場合によっては男性主人公もそうなのですが、そういった素直な感情や欲望が思い切って明らかにされることで男女の関係性を推し進める微笑ましさや幸福感は青春ラブストーリーとしての妙味とも評し得ます。
  また、キャラデザとしてもいかにも華やかな二次元美少女として仕上げるよりも、比較的地味で飾らない可愛らしさ・美しさがあるタイプのキャラクターデザインが得意な様に感じられ、この点も前述のキャラクターの魅力に直結しています。
bc857726.jpg  ボディデザインについては、控えめサイズの乳輪&乳首を先端に備える美巨乳と桃尻を有する肉感的なボディもあれば、ぺたんこ気味の微乳に肋骨がうっすら窺える肉付きの弱いボディも存在(←参照 並乳さん 短編「家出イトコ」より)。乳尻の肉感を漫画的に前面に押し出すというよりかは、並乳~程好い巨乳の範疇に収めており、標準装備の股間の黒い茂みなども含めて一定の現実感のある女体描写となっています。
  絵柄に関しても、華美な印象やあざとさのない、健康的でふわっと穏やかなタッチであり、作劇の明暗いずれのトーンに対してもしっくりとくるもの。クドさこそないながらも描き込みの密度は十分に高く、ヒロインの魅力を十全に引き出す技量は初単行本らしからぬ安定的な良質さを示しており、遅かれ早かれ一般向けジャンルからの引き合いがあるだろうと感じます。

【基本的な演出手法を高質で織り込むエネルギッシュな和姦エロ】
  シナリオ要素にも相応の存在感と魅力を持たせていますが、ページ数の関係もあって導入パートをたっぷりと設けるタイプでもなく、サクサクとエロシーンへと誘導。これにより適度なボリュームを濡れ場に確保していますが、性行為の中で詳らかになっていく心情を丁寧に紡ぐことで、作品全体にストーリー性を持たせることに成功しています。
  S気味の彼氏君にツンデレ彼女さんがやっぱり圧倒されてハードなプレイによがり狂わされるシチュエーションや(短編「ONE PLAY」)、思慕する女性が主人公以外の男性とも乱交するエロシチュ(短編「ハナアザミ」)、心の何かが壊れたヒロインが思い出すレイプや痴漢エロ(短編「あにかん!?」)などのエロシチュエーションも存在しますが、基本的には男女双方合意の上での和姦エロであり、激しい情動が行為の激しさに直結することもありますが、肉体と精神を充足させる行為として描かれています。
普段は勝ち気な女の子がすっかりしおらしくなって、男性にリードを奪われるケースもあれば、普段は大人しい女の子が積極的に行為を主導するケースもあり、男女いずれが主導権を握っているかは作品によって異なりますが、いずれの場合でも双方が望んでいたことに互いが気付いていくことで恋愛セックスとしての幸福感を喚起。
SomethingLikeThis4.jpg  特殊なプレイは、せいぜいアナル関連が多少描かれる程度で、ほとんど投入しておらず、性欲や恋心に駆動され、相手の肢体との接触を強く求めると共に、相手を気持ち良くしようと腰を振ったり愛撫したりしていきます。野郎のツラや体躯を観たくない諸氏にはマイナス要素かもしれませんが、抱擁や結合部以外の重なり合いなど、男女の体の接触を重視した描写が多いのも和姦エロとしてのポイントでしょう(←参照 短編「プライベートスタンダード」より)。
激しいピストンを表現する効果線や、結合部からスプラッシュする淫液、子宮口を突き上げる様を強調する断面図に、声にならない叫びの嬌声など、十分にアタックの強いエロ演出を適度な密度で添加しており、感情が駆動する行為とそれに伴う快感の激しさを活写していますが、同時にアへ顔や露骨な結合部見せつけ構図の連発など、ヒロイン達の素朴な可愛らしさや美しさを阻害する様な演出や、過剰な演出密度は強く避けているのも特徴。
  特に恋愛セックスではエロシーン終盤における正常位描写を強く企図しており、単にエロ台詞を叫ぶのではなく、衝き動かされるように恋心を自らの言葉で出張し、熱い抱擁を交わしながらフィニッシュシーンへと投入します。これまたページ数の都合か、フィニッシュは中ゴマ程度に収めることが多く、そこまでの流れから自然に入ることもあってややインパクトには欠けますが、抜き所としては十分な盛り上がりとタメを備えていると評し得るでしょう。

  ヒロインの心情描写の良さを引き出しつつ多彩な作劇、素朴な美しさ・可愛らしさを活かしつつ、感情の迸りが行為の熱量を担保するエロ描写は共に非常に魅力的。個人的な評にはなりますが、大いなる先達Cuvie先生の美点と共通する良さを持った作家さんと感じました。
強いて選ぶのであれば、日焼け肌と白い肌のコントラストが魅力の従姉ヒロインとのラブラブハードHな短編「家出イトコ」と、最初と最後の対比が素晴らしくストーリーテラーとしての魅力も示した短編「月蛍抄」がお気に入り。お勧め!

岸里さとし『ハメさかり❤』

HotSeasonForSex.jpg よしむらかな先生の『MURUCIELAGO』第4巻(スクウェア・エニックス)を読みました。薔薇の園なのに百合がたっぷりとはこれ如何に。美少女ぞろいな上に据え膳状態で、黒湖さんが欲望ダダ漏れのウハウハ状態になってしまうのも仕方ないところでしょう。
極道ガール・松岡さんの背中のもんもんを見せるクールな絵に続くページの“シールよ”発言には笑いました。

  さて本日は、岸里さとし先生の『ハメさかり❤』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ごちそうタイツ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
得意のアブノーマルプレイやぴっちりコスチュームを充実させた美少女&美女とも和姦エロが楽しめる作品集となっています。

HotSeasonForSex1.jpg  収録作は、母親が息子にセックスを教えるのが当たり前になった世界を舞台に母子関係を描く「ママの~」シリーズ2作(←参照 ご褒美ママバニー!そういうのもあるのか 同シリーズ「ママの授業参観」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は16~22P(平均17P弱)とやや控えめな部類。エロメインの作品構築であるため、シナリオは軽めでありつつエロの満足感が優先された読書感となっています。

【エロパワーで勢いよく進むシチュエーション特化型】
  各種変態エロ要素を織り込み、そのシチュエーションを軸として作品を構成するスタイルは終始一貫しつつ、あっけらかんと明るい雰囲気のラブコメ・エロコメ系統とハードな読書感の凌辱・調教系の双方を得意とする作家さんですが、女教師さんが教え子の少年を支配する多少ダーク寄りの短編「せんせいの逆襲」を除いて、今単行本については明確に前者でほぼ統一。
コミカルな掛け合いや、意外に純で真っ直ぐな恋心の描写などでシナリオの調子をまとめつつ、変態エロ願望も含めてセックスへの欲望・意思がシナリオ展開をぐいぐい駆動するエネルギッシュさが特色であり、また、快楽全能主義的な色彩を明瞭にしています。
  作品のトーンに合わせて変態エロ要素を各種用意しつつも、その背徳感や倒錯性といった暗さ・取り返しのつかなさを強調することは今回しておらず、この作家さんの変態モノとしてはライト寄りとも感じます。
HotSeasonForSex2.jpgとは言え、ごく当たり前に母子相姦が行われ、羞恥プレイやコスプレH、スワッピングやアナル調教などが投入される「ママの~」シリーズや、互いのムレムレスパッツとニーソックスを嗅ぐのが大好きな臭いフェチボーイ&ガールの日々を描く短編「フィットなふたり」(←参照 “恥ずかしい汗ビチャニーソ味”(原文ママ)だそうです 同短編より)、年下ボーイコンビを弄ぶ幼馴染お姉ちゃんを拘束&お薬ガンギメセックスでお仕置きな短編「SHARE-シェア-」など、特殊なプレイ・シチュエーションで突っ走る爆発力は変わらぬ美点。
  レイプや調教といった単語もしばしば登場しており、時に強烈なアクメをヒロインに連続して叩き込む攻撃性を発揮していますが、あくまでラブラブなプレイの一環であったり、エロのエネルギー感を強調する意図であったりするため、性欲が素直に発揮される快活さやラブコメ的予定調和の安心感を阻害するものではないでしょう。
シチュエーションやプレイを優先する作風であるため、ストーリー的な面白みには乏しいですが、それらの変態プレイの中でヒロインのキャラクターとしての魅力が高まっていくのは長所であり、キャラの魅力でシナリオラインを形作れているのも○。

【多彩な設定・ボディデザインの美少女&美女ヒロインズ】
  下は短編「Hなの履いてます」に登場の可憐なJCガールから上は「ママの~」シリーズに登場する30代半ばのママさんまで幅のある年齢層となっており、人数的な主力は女子高生級の美少女達が担う陣容。
ロリキャラでは可愛らしさを、美少女キャラクターでは華やかで健康的な色気を、年増キャラクターではフェロモンむんむんなアダルトさを織り込んだキャラデザを施しており、年齢や性格などの設定に合わせて的確に描き分けをしているのは、キャラクターの多彩さの印象を高めています。
  普段はボーイッシュだけど中身は乙女な美少女さん(短編「快演☆ムスメ役」)や、普段は冷たい印象ながら根は優しくて尽くすタイプの女の子(短編「お尻に恋っ」)、不良グループの女団長である明るいヤンキー娘(短編「ヤンネコえっち」)、エッチで優しいママさん(「ママの~」シリーズ)など、キャッチーなキャラクター属性を各種取り揃えているのも分かり易い魅力の一つでしょう。
  貧乳バストで華奢なボディのローティーンガールや、肉感たっぷりの完熟ボディの年増美人、バスト&ヒップに十分な肉感を持ちながらウェストは締まったスレンダー巨乳の美少女キャラクターや、駄肉がたっぷりと付いた等身やや低めのぽっちゃりボディなどなど、ヒロインの設定によってボディデザインを描き分けているのも特色の一つ。
HotSeasonForSex3.jpgこの各種ボディに組み合わされるのが、十八番のバニースーツを筆頭に、水着やニーソックス(←参照 ぴっちり水着に浮き出る乳首 短編「快演☆ムスメ役」より)、変身ヒロインのレオタードコスチュームなど、柔肌にぴっちりと張り付く衣装の数々。ヒロインの肢体の肉感や逆に華奢さなどを強調すると共に、それらのコスチュームの肌触りの質感を重視しているのもポイントと言えます。
  アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスを含む漫画絵柄は共通させつつ、絵柄を意欲的に進化させており、コントラストははっきり・描線はシャープなタイプの絵柄からす、パステルさもある柔らかい印象があり、モダンでオサレ感のある絵柄に変化。どちらの方向性も魅力的でが、ベテラン作家ながらも取り組んだ新たな絵柄への挑戦が成功していることを高く評価したいところ。

【変態プレイの強烈な陶酔感を喚起する攻撃的なエロ演出】
  個々のエピソードについてさほどページ数が多いとは言えませんが、前述した様にシチュエーション・プレイ特化の作品構築であるため、エロシーンの尺は抜きツールとして十分であり、また変態プレイを満喫したり、その中で恋心や性癖を更新したりなヒロイン達の痴態を鑑賞できます。
  これまた上述した通り、臭いフェチや執拗なクンニ、母子相姦にコスプレH、アナルセックスなどアブノーマルなプレイやシチュエーションが多く、特殊プレイとしてのドギツサは今回はマイルドにしているとはいえ、それらのプレイに耽溺するヒロイン達の痴態に一定の倒錯感や酩酊感の強烈さがあるのも確か。
  前戯パートにおいては、ヒロインの柔らかボディの性感帯を丹念に舌やら指やらで愛撫したり、ち○こにむしゃぶりついてご奉仕するヒロインの姿を描いたりなプレイを描いており、ある程度長めに尺を用意することで、感触以外に臭いや味といった感覚への執着も含めてある程度の執拗さを醸し出しているのが一つのポイントでしょう
HotSeasonForSex4.jpg前戯で既に快感に圧倒され始め、すっかり蕩けたパイパンま○こやアナルをくぱぁと押し広げて挿入をおねだりすれば、レイププレイやお仕置きといったシチュエーションの勢いも相乗されて攻撃的なピストンが開始されており、目を見開いたり、舌を突き出したりなだらしないアクメ顔やお下品なエロ台詞や声にならない嬌声を叫んだりしながら、快感に酩酊するヒロイン達の痴態を開陳(←参照 普段は男勝りなヤンキー娘がメロメロに 短編「ヤンネコえっち」より)。
これらの陶酔感の強い痴態描写に加え、時に乳首残像を伴う激しい乳揺れや、肉棒に押し開かれる秘所や菊門をドアップで魅せ付ける結合部見せつけ構図の多用、局所は露出させつつ太腿や足&脚にぴっちり張り付き、臭いや濡れによって変化を示す着衣のフェティッシュな描写、ぬめっとした舌や唇、性器などの淫猥な粘膜描写なども実用性を大きく高める要因でしょう。
  前戯パートでの愛撫からの潮吹きやフェラからの顔射マーキングなどを含め、複数の抜き所・絶頂シーンを設ける多回戦仕様となっており、フィニッシュは快感にメロメロになったヒロインにトドメのアクメを叩き込んだ上で、敢えてぶっかけをチョイスしたり膣内射精をきめたり、アナル中出しであったりと、射精箇所には多彩さを持たせています

  変態エロ要素や衣装へのコダワリはそのままに、読み口の柔らかさ・エロシチュ特化の勢いという美点が伸長したと感じる最新刊。特に美少女キャラクターの魅力を大きく増す、絵柄の改造も大成功と個人的には感じます。
個人的には、普段は気風のよい姉御肌なヤンキー娘が酔っぱらった際に可愛らしいコスプレHを経験してデレまくり蕩けまくりな短編「ヤンネコえっち」と、主人公の恋心を弄んだ年上お姉ちゃんをお薬ガンギマリセックスで強制発情お仕置きエッチな短編「SHARE-シェア-」が特にお気に入りでございます。

emily『くりぃみいパイ』

CreamyPie.jpg 椿いづみ先生の『月刊少女野崎くん』第6巻(スクウェア・エニックス)を読みました。野崎君の家を訪問してテンションが乱高下する千代ちゃんが可愛らしかったですな。あと、剣さんのいかがわしい企画案、それだけは通して頂いても一向にかまわんッ!!
まゆまゆこと、女子中生キャラになり切る?真由君のメールにきゅんとする野崎君が今回の爆笑&最萌えポイントでした。

  さて本日は、emily先生の『くりぃみいパイ』(マックス)のへたレビューです。前単行本(初単行本)が未レビューなのですが、今回はレビュー出来てうれしく思います。
キュートフェイス&マシュマロ巨乳な美少女ヒロイン達のピュアな恋愛感情と快感に蕩ける痴態が詰まった1冊となっています。

CreamyPie1.jpg  収録作は、アイドルユニットの片方・美結ちゃんと付き合っているマネージャーにもう片方の美香ちゃんがちょっかいを出してきてドタバタなトライアングル・ラブな連作「Crystal Baby」正続編(←参照 黒髪ロングの方がお邪魔キャラ・美香さん 同連作続編「Crystal Baby2」より)、エッチで可愛い若奥様とイチャイチャラブラブな日々な「ベビードール」シリーズ2作、主人公の部屋に漫画を読みに来る幼馴染の女の子がエッチなことにも興味を以て二人は~な短編「Virtual×Real」+描き下ろし後日談9P、他読み切り形式の短編4作。
描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均21P弱)と標準並みながらコンビニ誌初出としては比較的多めな部類。素直にエロ最優先の抜きツールとしての作品構築ですが、甘ったるい雰囲気を適度な濃度で添加している分、読後の満足感は十分に高めと感じます。

【萌えエロ系王道の甘いラブエロ話】
  可愛らしい萌え系美少女のキャッチーなキャラクター性をエロ可愛さを前面に押し出しつつ、ピュア&スイートな恋愛ストーリーを柔らかく描き出すという、ポプリクラブの伝統芸である萌えエロ漫画のスタイルを確固として貫いており、ポプリ本誌で人気No.1というのも強くうなずけるところ。
女の子としてあまり意識していなかった幼馴染さんとふとしたことからラブ&エロを授受させたり(短編「Virtual×Real」)、好きだった先輩から告白されたり(短編「Ginger Cat」)と、人気アイドルユニットの美少女二人が主人公を取り合ったりと(連作「Crystal Baby」)、このタイプの作劇としてはオーソドックスな棚ボタ展開を用意しているのも“らしい”点でしょう。
7d58b219.jpg  この棚ボタ的な展開において肝要なところは、主人公を一途に愛する女の子の健気な可愛らしさであり、時に嫉妬したり、時に忍ぶ恋であったり、時に不器用であったりすることで彼女達の健気さを表現しつつ(←参照 だって好きだから 短編「心の道しるべ」より)、それらの恋心が幸福に成就されることでストーリーの起承転結と甘い幸福感を喚起しています。
棚ボタ的なイチャイチャ展開に加え、主人公を一種盲目的に慕うヒロインということも合わさって、男性の一方的な願望に非常に忠実な描き方ではありますが、そのドリーミーな純愛の楽園に存分に浸れるように描いている分、現実をひと時離れて楽しむことが出来るのも萌えエロ系ならではの美点でしょう。
  今単行本では、異世界の女の子が主人公を慕って追いかけてきたり(短編「いきなり!アリスちゃん」)、憧れの先輩がなんとケモ耳美少女であったり(短編「Ginger Cat」)、短編「Virtual×Real」とその続編ではゲーム内世界でのエッチシーンが投入されたりと、漫画チックなファンタジー要素がしばしば絡むのが特色ですが、これらの要素もあくまで女の子の可愛らしさを強調するためのもの。
  少女漫画チックに甘酸っぱいまとめ方をするよりかは、コミカルなオチを用意することが多く、その微笑ましさも含めて美少女ヒロインとのラブアフェアを甘く優しくまとめ上げていると評し得るでしょう。

【ふにゅんふにゅんの柔らか巨乳&キュートな表情】
  20代前半程度と思しき「ベビードール」シリーズの若奥様を除き、ミドル~ハイティーン級に比定される美少女キャラクターがヒロイン陣を形成。この新妻美人さんもふわふわとした可愛らしさのあるタイプであることに加え、学生時代の制服を引っ張り出してコスプレHに勤しむこともあって年齢層による印象の差異はほぼありません。
  主人公を慕って異世界から追いかけてきた美少女さんや、やきもち焼きなアイドルガール、クールで無表情&無口ながらも主人公のことが大好きなクーデレ系ガールに普段はサバサバしてるけど中身は乙女な幼馴染キャラなどなど、オタクコンテンツ的にポピュラーな属性や設定をヒロインに搭載しているのも萌えエロ系らしく、また幅広い層に親しみ易いポイントでしょう。
概してシナリオで魅せるタイプの作風ではないですが、涙汲んだりぷくっと膨れて拗ねてみたり、恥ずかしそうな表情をみせたり幸せそうな微笑を浮かべたりと、美少女ヒロイン達の喜怒哀楽の表情を魅力的に描いていることが彼女達の魅力につながると共にシナリオラインを明確にしています。
d3c8ce49.jpg  ティーンガールらしく可愛らしい表情の女の子達ですが、スベスベな柔肌に包まれたボディは、タイトル通りにカスタードクリームでも詰まっている様なふにゅふにゅとした柔らかさを有する柔らか巨乳に(←参照 この柔らかい質感! 短編「リボンとチョコと愛する恋人」より)、これまたもっちり柔らかな桃尻、鏡面仕様でピンクな秘所が控える股間とをフル装備。
柔らかおっぱいの先に慎ましいサイズで綺麗なピンクの乳輪&乳首が備わる巨乳描写や、ほんのり色づけしたリップ、意外に丹念に描き込みをしつつ臭味のない性器・アナル描写など、エロさを押し出しつつ綺麗で可愛い女体として仕上げています。
  柔らかく丸みを帯びたオーセンティックな萌え系絵柄は、これといった新味こそないものの高いクオリティで安定しており、美少女ヒロイン達のエロ可愛さを十分に引き出しています。十分に肉感的なボディデザインではありますが、リアル感のあるエロさではなく、お砂糖とスパイスと素敵なサムシングで出来ている理想(空想)の美少女としてのエロ可愛さを追求していると評し得るでしょう。

【エロ可愛くたっぷり蕩ける美少女ヒロイン】
  主人公の為に、柔らかエロボディもピュアなハートも全て捧げますという男子垂涎の据え膳展開から突入するエロシーンは、十分なページ数に支えられて抜きツールとして満足のいく尺を設けています。また、尺の余裕もあって、作品冒頭でエロシーンを投入しつつ、中盤以降に新たなエロシーンという分割構成にも無理がありません。
言うまでも無く、いずれの作品もラブラブ和姦となっており、エッチの最中にも主人公男子の一途な想いを発揮して、それが肉体的にも精神的にも充足することで甘く幸福に蕩けていくヒロイン達の痴態を紡ぎ出していきます。
ダブルヒロインとのウハウハ3Pセックスや、若奥様が学生時代の制服を着用して思い出に浸りながらのコスプレHなどの味付けをしていますが、これらもあくまでヒロインのエロ可愛さを強化するものであり、女の子らしい可愛い衣装を着けての着衣セックスが基本なのも同様の趣旨でしょう。
  ヒロインが小さなお口でち○こをペロペロするフェラ描写も投入しつつ、柔らかおっぱいを吸ったり揉んだり、はたまたその柔肉に包まれてち○こをしごいてもらったりとおっぱい成分も充実させた前戯パートを形成し、白濁液を浴びつつすっかり蕩けたヒロイン達に挿入してピストン運動を開始。
CreamyPie4.jpg基本的に野郎のツラなどはほとんど描かれず、着実なピストン運動と愛の囁きにすっかりとろんとろんに蕩けさせられ、熱っぽい表情と甘く乱れるハートマーク付きエロ台詞、とろとろと零れ出る涙や涎、愛液などのエロ演出に彩られたエロ可愛い痴態をたっぷり描写することに専念したエロ作画となっています(←参照 瞳の中にもハートマーク 短編「いきなり!アリスちゃん」より)。
  しばしば体位の変更も入れ込んでいますが、エロシーンの終盤は正常位セックスを重視しており、涎を絡めるねっとりキスや乳揉みなどの手数を加えつつ、蕩けきった表情を眺めながら中出しを決め込んでキュートなアクメ絶頂にビクンビクンと痙攣するヒロインの様子を1Pフル~大ゴマでがっつり提供な抜き所をフィニッシュとしています。

  萌えエロ系としての完成度は非常に高く、甘く優しい雰囲気の居心地の良さ、エロ可愛いヒロイン達の痴態の実用性の高さというこの系統の最たる魅力を高質にてお届けな1冊。
個人的には、ダブルヒロインのアイドル美少女さんとウハウハ3Pな連作「Crystal Baby」と、黒髪ショート巨乳の不器用ヒロインの大胆なラブエロアタックが実によい短編「リボンとチョコと愛する恋人」が特にお気に入り。お勧め!

琴義弓介『地味巨乳黒川さんのえっちな性活』

SexLifeOfMissKurokawa.jpg ヤマザキマリ先生&とり・みき先生の『プリニウス』第1・2巻(新潮社)を読みました。堂々と我が道を行く奇才・プリニウス氏が主人公ですが、反対に猜疑と孤独に苦しむ皇帝ネロの姿も印象的な作品です。
ネロの苦しみを考えると、書物からの知識そのものではなく、「(私の為に)何かを伝えたいと思う人間の気持ち」を求める第9話のネロの台詞は胸を打ちました。

  さて本日は、琴義弓介先生の『地味巨乳黒川さんのえっちな性活』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『アンミツのいっパイ❤コスってあげる』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー爆乳ボディなヒロイン達とエロ三昧な青春ラブストーリー&変態エロ修行が楽しめる作品集となっています。

SexLifeOfMissKurokawa1.jpg  収録作は、自身の爆乳がコンプレックスとなり極度の人見知りで地味なファッションながら爆乳の女子大生・黒川さんとお近づきになりたいと思っていた主人公が、ひょんなことから社交的になりたい彼女に変態プレイを通じて協力することになる長編「巨乳隠すは七難暴く!?」全7話(←参照 エロ水着を着て度胸を付ける特訓 同長編第3話より)、および読み切り形式の短編・掌編3作。
フルカラー掌編「ママモン」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は全て20Pと中の下クラスのボリュームで固定。総じて軽く穏やかな読み口に仕上がりつつ、軽過ぎないシナリオワークと爆乳ボディの存在感にも支えられて満腹感のあるエロとで構築されていると評し得るでしょう。

【ヒロインの魅力とコミカルさでテンポよく読ませる作劇】
  ヒロイン・黒川さんの“秘密”を知った主人公が彼女に様々な変態プレイを強要して~と書いてしまうと脅迫・調教モノの様な設定の長編「巨乳隠すは七難暴く!?」ですが、そういった方向性を持つ作品ではなく、コミュニケーションが極度に不得手で引っ込み思案である彼女を矯正するという善意が基調となっているのが一つのポイント。
主人公の青年のやや強引なプレイ強制なども認められますが、彼に振り回されながらもエロ特訓の甲斐もあって徐々に逞しくなっていき、主人公への信頼や愛情が深まっていくことも彼女の成長・自己肯定に寄与するなど、ストーリーとして非常に前向きであると言えるでしょう。
db484249.jpg  自信を付けるために大学のミスコンへの出場を決め、票のエロ的買収工作や黒川さんと色々と対照的なライバルヒロインとのエロバトルに奮闘する様子を終盤で描き(←参照 華やかな金髪&美巨乳の榊さんVS地味系美人の黒髪&垂れ爆乳の黒川さん 長編「巨乳隠すは七難暴く!?」第6話より)、エロ的なお約束を果たすと共に、ハッピーエンドへと落着しています。
前作「アンミツ」シリーズとは逆に、助平男子の主人公がお話を牽引していますが、ヒロインのキャラクターとしての魅力を中核に据えているのは同様であり、登場人物達の掛け合いなどのコミカルさもあって、テンポ良く読ませることに貢献しています。
その一方で、お馬鹿コメディとしての軽薄な方向に行き過ぎない様に調整がされており、アブノーマルエロ・調教モノとしての淫靡さ・背徳感も、明るい雰囲気を阻害しない程度に含ませています。
  短編「BE QUIET!」「「NO」と言えないキミがすき❤」の2作についても、初々しく甘酸っぱいラブエロ模様をくどくならない程度に織り込んで、テンション任せのラブコメにはない適度な奥行きを作劇に生んでいます。なお、これらに対して、掌編「ママモン」はポ○モンよろしくエロエロなママさんを召還して互いのライフポイントを削り合う(お察し下さい)というフルスロットルなお馬鹿エロコメとなっています。

【スレンダーボディと程良く下品な爆乳描写】
  長編および短編「BE QUIET!」は女子大生ヒロイン、短編「「NO」と言えないキミがすき❤」は女子高生ヒロイン、そして掌編「ママモン」は30代半ば~後半と思しき美熟女なママさんがダブルで登場とある程度のバラつきがありますが、後述するボディデザインもあって成熟した色気があるタイプなのは共通。
  前述した様に長編作は、メインヒロイン・黒川さんの魅力で牽引する作品であり、コミュ障でコンプレックス持ちながら自分を変えるためにエロ的に奮闘し、徐々に逞しい一面を見せたり、落ち込んだり、はたまた主人公に一途な面を見せたりと、振り回されながらも健気に頑張って成長する黒川さんの多面的なキャラクター性が生きているのが○。
長編作でライバルキャラとして登場する、華やかな見た目で女王様的な自信家の榊さんも好対照な魅力を以て黒川さんを引き立てていますし、短編2作のヒロインもツンデレ幼馴染タイプや主人公を励ますエロお姉さんタイプとして、恋愛エロの幸福感を形成しています。
  ヒロインによって多少の肉付きの際はありますが、基本的には等身高めのスレンダーボディにボリューム感たっぷりの爆乳とおぱーいに比べれば肉付き弱めのお尻を組み合わせたボディデザインで統一。すらっとした手足や細いウェストに比して、爆乳が非常に激しく主張する、悪く言えばピーキーなボディバランスではありますが、全体的なスレンダーさと局所的な爆乳の存在感のケミストリー大きな魅力であるのも確か。
SexLifeOfMissKurokawa3.jpg長編作の榊さんの様に、乳首がツンと上を向く形のよい美巨乳(ただ、彼女はニプルファック可能な陥没乳首)を描くケースもありますが、基本的にはそのサイズ故に重力に負け気味なだらしない(褒め言葉)垂れ気味爆乳として描かれており、弾力よりも柔らかさ・重量感を重視するタイプ。乳房のサイズに比例して大きい乳輪や大粒の乳首なども含めて一定の下品さを含むエロさのある爆乳描写と言え(←参照 柔らかく変形するデカ乳輪爆乳 長編第2話より)、このナイスなお下品さは陰毛の茂り具合や逆に剃りたてのざらざら感を強調する股間描写や、皺が寄ったりぽっかり開いたりなアナル描写などの体パーツにも共通する要素。
  大ベテランの作家さんであり、現代的なキャッチーさを有しつつもアダルトなセクシーさを塗り込んで適度な濃さ・重さも美点とする絵柄は単行本を通して安定。作画密度の高さとバランスの良さもあって表紙絵のフルカラー絵と中身のモノクロ絵の間に印象の差異が少ないのも安心材料でしょう。

【おっぱい描写が充実なパワフル和姦】
  短編「BE QUIET!」の様に、セックスへと至る導入パートを丁寧に紡ぐパターンもありますが、最初からエロバトルで突っ走る掌編作や、エロ特訓がストーリーの流れを形成する長編作の様に、エロシーンの比重を高くとっており、シナリオを形成しつつ抜きツールとして十分な尺を確保。
  基本的にはいずれの作品も和姦ではあり、掌編「ママモン」ではアッパーなお馬鹿テイストの中でエロエロなママさんヒロインとの乱交&近親相姦が、短編2作では正統派なラブラブHが描かれていますが、長編作については純粋な和姦エロもありつつ、前述した通りに変態チックなプレイでの調教エロがメイン。
黒川さんとキグルミの中に一緒に入ってセックスしながら演技したり、プールで露出Hをしたり、アナルセックスが好きになってしまったり、ライバルキャラと乱交でのエロ勝負をしたりと各種変態プレイも搭載。ミスコン優勝のための作戦としてエロサービスによる買収工作をしたり、目隠しをして主人公以外の男性にセックスさせられたりと、スワッピング的な要素のあるプレイもあるため、黒川さんの爆乳ボディを独占したい諸氏には減点材料となりえますが、他の男性に心まで寝取られることはなく、あくまでプレイと特訓の一環ではあります。
  ヒロインの爆乳の柔らかさや迫力を重視する絵作りは前戯・抽挿の両パートで一貫しており、柔肉を揉んだり伸ばしたり、乳首をつまんだりで感触を楽しむと共に、ち○こを完全に包み込むパイズリ描写とそこからの射精シーンなどで前戯パートを形成。
SexLifeOfMissKurokawa4.jpg抽挿パートにおいても爆乳が激しく揺れ弾んだり、重たげにゆさゆさと揺れ動いたり、ピストンしながら性感帯の乳首を攻めたりとおっぱい描写に注力しつつ、スレンダーボディがしなやかに動き回る様を活写しており、演出を適量載せつつも、肢体描写のエロさそのもので勝負するスタイル(←参照 長編第1話より)。その分、ヒロイン達が羞恥や快楽に染まる色っぽい表情付けや、結合部アップで性器や表情、おっぱいを同時に見せるハイカロリーな構図など、基本的な手法が分かり易く煽情性に直結しています。
  エロ展開終盤ではコマ枠を排除して、複数アングルを入れ込ませた密度の高い1P~見開きを構成するスタイルをよく投入しますが、今回はコマ割りを残すパターンが多く、行為の連続性や対比などを意識させて大ゴマ~1Pフルでの膣内射精やアナル中出しへとスムーズに連結させる手法となっています。フィニッシュシーンをド派手に演出で彩るタイプではないですが、ヒロインの絶頂ボイスと飛び散る白濁液とで十分な盛り上がりを為しています。

  “明るくコミカルな調教モノ”として、エロの背徳感・アブノーマルさとシナリオ全体の前向きで明るい雰囲気がよくかみ合っており、ヒロイン・黒川さんの魅力もエロの実用性とシナリオの楽しさを大いに高めています。
掌編「ママモン」の勢いの良さも大好きですが、黒川さんの爆乳ボディを色々なプレイで楽しめる長編作がなんといっても最愛でございます。スレンダー爆乳ボディを愛する諸氏には特にお勧めですよ。

いーむす・アキ『ヌレスジ』

WetLine.jpg 叶恭弘先生の『KISS×DEATH』第1巻(集英社)を読みました。宇宙人に寄生されてしまった主人公とヒロイン5人の攻防、主人公の特殊な設定もあってスリリングでコミカルなSFサスペンスとなっていて大変に面白いです。
ヒロイン達も実に魅力的な美少女ですし、タイトル通りに宇宙人と主人公にとってキスが“死の接吻”になってしまうのも唸らされます。そして、叶先生の描く女の子のおパンツはいいものですなぁ~。

  さて本日は、いーむす・アキ先生の『ヌレスジ』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『やわはだおとめ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ロリ顔&巨乳な柔肉たっぷりボディのヒロインと汁気たっぷりの和姦エロが楽しめる作品集となっています。

  収録作は、いずれも読み切り形式の短編12作+未登場であった表紙絵の女の子のエロシーンを収録なあとがき漫画(3P)。描き下ろし作品とフルカラー短編「可愛すぎるAD新人みずき」(8P)を除き、1作当りのページ数は14~24P(平均18P弱)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。シナリオとしての読み応えはほとんどなく、軽い読書感とエロの量的満足感を重んじた作品構築となっています。

【あっけらかんと肉欲が解放されるお気楽エロコメ】
  男女双方によるあっけらかんとした欲望の発露により、気持ちの良いセックスを両者がエンジョイするイージーゴーイングなラブコメ・エロコメ系統が主たる作風と言える作家さんであり、今単行本もそういったタイプの作品が大半を占めます。
浮気H(短編「かくれんぼしよっ!」「おもらしタイム」)や睡姦(短編「いねむりおとめ」)など、背徳的な要素を含む作品もありますが、クールなキャリアウーマンのヒロインを快楽で堕とすインモラル系の短編「欲の華」を除けば、平穏な雰囲気が破られることはなく、エロのちょっとしたスパイスとして機能する程度。
WetLine1.jpgまた、エロコメ系統の作品群の中でも、お馬鹿&変態ヒロインが暴走する短編「戸川っ!?」の様なドタバタコメディもあれば(←参照 このヒロインはキャラが立ってます 短編「戸川っ!?」より)、上述した様なほんのりアモラルな要素を加えたもの、ちょっと甘酸っぱい青春恋模様を添加した短編「おてつだい」「イキたがりっ!」といったタイプもあり、ストーリーにある程度の多彩さがあります。
  どのタイプの作品であっても、軽い読書感のシナリオであることは共通しており、エロパワーでガンガン進行しつつも、欲望の滾りをシリアスに描くこともしなければ、アッパーなコメディで盛り上げることもあまりしておらず、“助平男子とエッチな女の子が居れば当然こうなるよね”的な必然さを以てサクサクとセックスに突入していくのが一つの特徴。
言語化して説明するのが難しいのですが、この“当たり前にエッチに突入”という描き方は、作劇として場合によっては致命的に面白くないものになってしまうものなのですが、この作家さんについては極ナチュラルに男女のエッチへの発展を描いているために拙さやテンポの悪さを感じさせないのが独特の魅力と感じます。
いずれにしても、ストーリーとしての面白みはあまりなく、素直に男女の性欲が発揮されてそれで色々と丸く収まったり、コミカルにギャフンオチになったりするハッピーなエロ空間を、脳味噌空っぽにして楽しむのがおそらく正しい読み方でしょう。

【キュートなロリ顔と柔肉たっぷりの肉感ボディの組み合わせ】
  ローティーン級にも見えるロリ系美少女から20代後半~30歳前後程度の年増美人まで登場しており、人数としてはハイティーン級程度と思しき美少女ヒロインがメイン。
WetLine2.jpg大人ヒロインを中心としてセクシーさを強調したタイプの女性も複数名登場していますが、可愛らしいロリ系フェイスに柔らかお肉がたっぷり詰まった巨乳ボディを組み合わせた美少女キャラクターが多く(←参照 ロリ顔巨乳万歳 短編「イキたがりっ!」より)、幼い可愛らしさと大人ボディのエロさのハイブリットとなっています。
性格設定に関しては、ツンデレ的な要素があったり甘えん坊タイプであったりと、分かり易い属性を添加していることもありますが、ロリキャラ的な純粋さや無垢さが魅力になっていることが多め。また、エッチな女の子達ではありますが、積極的なビッチキャラクターとはまた異なって、相手を受け入れる包容力のあるエロ娘といった印象。
  一部の美少女キャラクターで控えめサイズのおっぱいの持ち主も存在していますが、その場合でも適度なボリュームのある並乳であり、その他のヒロインについてもたっぷりサイズの巨乳と安産型ヒップを装備させた肉感ボディの持ち主が勢揃い。
78f1c032.jpg柔肉がはち切れんばかりに詰まったむっちりとした肉感や、グレースケールによる柔肌のツヤツヤ感の強調によって巨乳&巨尻の存在感を更に高めると共に、艶っぽいリップや熱い温度感や液汁を放つ女性器描写などのストレートな淫猥さで女体のエロスを叩き出すのも大きな特長でしょう(←参照 もちもち桃尻&熱々割れ目 短編「おもらしタイム」より)。
  十分なキャリアを有し、また生産速度も基本的には高い作家さんということもあって、絵柄は単行本を通して安定。上述したあざとい可愛さとストレートなエロさという相反する両方を明確に主張させている分、過剰さやクセのある絵柄ではありますが、キャラの可愛らしさとエロシーンの濃厚感を共に支える美点でもあります。

【肉感ボディがたっぷりお汁に濡れるエロシーン】
  作品によってページ数にはある程度の幅がありますが、エロまっしぐらの分かり易い作品構築であることもあって濡れ場の尺の占める割合は高く、抜きツールらしい抜きツールとして仕上がっています。
  上述した通り、不倫Hや他の人から隠れながらセックスする羞恥系シチュエーション、眠っているヒロインにエロイタズラや合意の上ではありつつ乱交エロなど、作品によって味付けは多彩に変化させていますが、個々のシチュエーションに強く踏み込むタイプでもなく、ヒロイン側がも性欲を発揮させて男女双方が性的快楽を満喫する和姦エロが明確に基調となっています。
  ヒロインのむちむち肉感ボディを前面に押し出したエロ描写となっており、比較的長めに設ける前戯パートにおいてはおぱーいやお尻を揉んだりでその感触を満喫すると共に、フェラやパイズリ、尻コキなどのプレイから射精シーンにつなげて前半の山場を形成。
WetLine4.jpg抽挿パートに移行後も、ボリューミィなヒップが上下に弾む描写をバックから活写したり、ピストンに併せて揺れ弾む乳揺れ描写を投入したりで女体の存在感を十二分に打ち出しつつ(←参照 短編「オタノカノジョ」より)、放出された白濁液やら汗やらでしっとり濡れる柔肌や、熱い吐息やぬめった擬音と共に漏れ出る愛液などを添加して、女体の官能性を更に高める技巧も効果を発揮しています
  乳尻を中心とした女体そのもののエロさが強いこともあって、殊更に演出強度を高める必要がなく、潤んだ瞳のとろんと蕩けたエロ可愛い表情付けや柔肌を濡らすぬるぬるとした液汁描写、分量的にはむしろ控えめであるハートマーク付きの嬌声&エロ台詞など、比較的ベーシックな演出で痴態を彩っており、絵としての迫力はありつつ過剰さはあまりないタイプと言えるでしょう。
  前戯パートでキュートフェイスやお尻、巨乳の谷間等へのぶっかけを投入すると共に、抽挿パートでの中出し連発や、挿入していない竿からの白濁液ぶっかけの追加など、複数ラウンド制の中で射精シーンの数を多く投入するスタイルであり、フィニッシュは蕩け顔のヒロインのパイパンま○こにビュルビュル中出しして男女双方ノックアウトとなる様を大ゴマ~1Pフルでお届けしています。

  お気楽に楽しめる抜きツールとしていつも通りに仕上がっており、ストレスフリーで柔らか肉感ボディとがっつり和姦なハイカロリーなエロを楽しめます。
個人的には変態お馬鹿娘ヒロインの暴走が楽しめる短編「戸川っ!?」と、ロリ顔巨乳な彼女さんとのラブラブHな短編「オタノカノジョ」がお気に入りでございます。
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