2014年08月

ブッチャーU『THE SEX SWEEPERS』

SexSweepers.jpg  わらいなく先生の『KEYMAN』第7巻(徳間書店)を読みました。鍵穴だと思っていましたが、実は鋳型であるという意外な逆転は面白かったです。キーマンもそのままの意味で“鍵に変化する者”ということだったんですな。
この狂気の事態を引き起こした責任の一端を担う、ネクロの過去の清算が今後において如何に為されるかという点も気になるところです。

  さて本日は、ブッチャーU先生の初単行本『THE SEX SWEEPERS』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。レビューが大変遅れてしまって申し訳ありません。
特殊な性的能力を持つ美女&美少女達がハードセックスで相手を搾り取りつつ、歪んだ欲望が支配する学園の悪に挑む長編作品となっています。

SexSweepers1.jpg  収録作は、学園生を性的に搾取する慰安課外部なる組織を持ち、歪んだ欲望やモラルが渦巻く学園を崩壊させるため組織から学園に送り込まれた美人エージェントたちに、記憶喪失の主人公が共闘することも持ちかけられることで始まる学園能力バトルなタイトル長編全11話(←参照 俺達、特攻野郎Aチーム! 長編第1話「スウィーパーズ・スタート!」より)。
1話当りのページ数は20~30P(平均23P強)と標準的な部類。長編作として読み応えは相応にあり、またエロシーンの分量も抜きツールとして満足感の高く用意されています。

【いい意味でのB級感も魅力な学園能力バトル】

  優秀な人材を各界に送り込む巨大な学園、その中で蠢く歪んだ悪を討つべく特殊能力の持ち主であるヒロイン達と、一見ごく普通の大人しい主人公が悪との戦いを進めていく内に更なる陰謀に巻き込まれていくという、設定自体は大仰でありつつその雰囲気は至ってシリアスなファンタジー作品。
基本的には美人ヒロイン達の異能力エロバトルが作品のメインではありますが、主人公の少年が裏風紀委員のメンバー達に勧誘され、そのセックス力を先輩達に鍛えられながら、彼なりの活躍を示していくという展開は、少年漫画的にオーソドックスなスタイルと言えるでしょう。
SexSweepers2.jpgこの特殊能力バトルに、悪の組織の更なる陰謀やライバルとなる組織の登場、味方の裏切り、最終盤での圧倒的な悪役の登場にライバルチームとの共闘、主人公の記憶の回復と新たな力への覚醒などなど(←参照 裏切り者に味方が操られ 長編第9話「バージン・ロスト!」より)、中二病チックなものも含めてお約束的な展開を絡めることで、ストーリーを形成しています。
学園能力バトルとして概ねオーソドックスな作劇要素を抱えており、また悪との戦いの理念や展開に一定のシリアスさもあるのですが、各種バトルが概ねセックスに絡むというエロ漫画的お約束がしっかり順守されているため、いい意味でのB級感が生まれていることは読み口の軽やかに貢献。
  話数が十分あることもあって、上述した様な様々なシナリオ要素を織り込んでもストーリーの構成に無理は生じていませんが、関与する登場人物や組織の数が多いことに加えて、それらの共闘や対立などが複雑になった割には十分な掘り下げが為されておらず、設定の広げ方に比べるとストーリーの広がりに物足りなさを個人的には感じます。
尤も、少年漫画の王道テイストや真面目?なセックス勝負のB級感、各種オタクコンテンツにポピュラーなネタの投入などで生じるいい意味でのごった煮は、エロ漫画として何処か90年代後半~00年代前半のエロ漫画への懐かしさを感じさせるものであり、大きな特色と評し得るでしょう。

【ボン・キュッ・ボンなダイナマイトなモデルボディ】
  主人公の仲間であるハイティーン~20代半ばの裏風紀委員のエージェント達に加え、彼らのライバルとなる生徒会の女性メンバー達や学園の女子生徒達も登場しており、数多くの女性キャラクターが投入される複数ヒロイン制。
ハーレム的な状態を成立させるための単なる流され系竿役とも序盤では思える主人公の少年(絶倫)が、意外な重要人物であることが分かってくることが作品の面白みの一つとなっていますが、逆に言えば多数のヒロイン個々の掘り下げとキャラ立てをする余裕にやや欠けた感はあります。
また、知略で裏風紀委員を率いるリーダーを除けば、エロ絡みの特殊能力を有するキャラクターを配置しており、エロシーンを形成しつつ能力バトルとしても成り立たせ、また個々の特異なプレイを持ち込むことでエロの特色を付与することにもつながっています。設定こそ細かく為していますが、バトルものとしてはやや大雑把な扱われ方であり、この点も良くも悪くもB級感の形成に寄与。
SexSweepers3.jpg  サブヒロインに貧乳寄りのボディの持ち主も存在しますが、たわわなバストと引き締まったウェスト、これまた肉感的なピーチ・ヒップを備える均整の取れたモデルボディが基本となるボディデザイン(←参照 騎乗位のシルビィ&口淫のキム! 長編第8話「ゴールド・シルバー!」より)。
任務のためということに加えて元々セックスが大好きな肉食系女子達であり、また多国籍チームであったり、成熟した大人ボディの持ち主であったりと、何処となくアメリカンな雰囲気がヒロイン陣に備わっているのも特色と言えるでしょう。
  初単行本ながら絵柄は単行本通して非常に安定しており、また適度な作画密度で濃さを出しつつ、何処となくバタ臭さのある絵柄のキャッチーさを殺さないバランスも保たれています。

【肉食系ヒロイン達の白濁塗れパワフルファック】
  エロ絡みのセックスバトルがメインとなってくることもあって、標準的なページ数の中で十分なエロシーンの尺を確保しており、各ヒロインが得意のプレイを存分に発揮してのハードセックスをたっぷり楽しめます。
ヒロイン側が敵を圧倒したり、主人公を鍛えたりするために自ら積極的にガンガン腰を振る女性側が主導する肉食セックスもあれば、最終的に逆転することが多いものの敵役によるエージェント達への凌辱エロも存在。また、仮想のゲーム空間と現実をリンクさせての快感増大や、潜入先に併せてのコスプレ変装、多人数エッチなど、作劇面での盛り込みの多さがエロシチュエーションの多彩さに直結しています。
SexSweepers4.jpgラブラブHとしての甘さや幸福感こそ乏しいですが、綺麗な年上美人たちにたっぷり搾り取られたり、エロ展開序盤で野郎連中に敢えて好き勝手に凌辱させていた女性達が、そのエロ技量や名器で男性を圧倒して満足げな表情を浮かべながら次々と搾精していく様子は何ともパワフルであり(←参照 ダブル腰振り祭りだ! 長編第4話乙「アナザー・ミッション」より)、ハイカロリーなエロとなっています。
  複数ラウンド制のエロシーンとなっており、和姦・凌辱に関わらず、パイズリやフェラ、イラマチオなどで白濁液をぶっかけつつ、抽挿パートに移行後も名器のおま○こやたっぷりと開発済みのアナルにガンガン中出しを決め込んで、女体の中も外もオスとメスの淫液でぐっしょり濡らしていく仕様
この液汁描写の豊富さに加え、肉棒を飲み込む秘所やアナルの結合部をがっつり見せつける構図の連発、濁音交じりの下品な擬音の連発やすっかり行為に夢中になっている淫蕩な表情付けなど、凝った演出よりもストレートな煽情性のある演出を豊富に載せて痴態を彩るスタイルと言えるでしょう。
  上述した様に十分な尺を有する中での複数ラウンド制であり、ぶっかけも中出しも連発していくストロングスタイル。フィニッシュシーンは、アクメフェイスを曝け出しながら絶頂の喜悦を叫ぶ美女達にたっぷり精液を吐き出させられて彼女達を大満足させる様を1Pフルでダイナミックに提示しています。

  古き良きエロ“漫画”のスタイルを有しつつ、絵柄やエロの方法論は現代的という印象の1冊。小難しいことを考えずに、肉食美女達のパワフルファックを楽しむだけでも十分楽しめますが、ストーリーそのものの作り込み云々よりもこの雰囲気を楽しむのが正解と言えるでしょう。

MARUTA『柏崎美紀はいろんな場所で全裸散歩してみた。』

RecordingOfExposurePlay.jpg 長谷川哲也先生の『ナポレオン 覇道進撃』第7巻(少年画報社)を読みました。肥大する権力の中で、以前の好漢からすっかり強欲になってしまったスルトと、ナポレオンと友人としての変わらぬ関係を大切にするマルモンの対比が印象的でした。史実的には、マルモンとナポレオンの関係はこのずっと後に・・・
しかし、プロイセン側については、長谷川先生の描くツンデレ&武闘派のルイーゼ王妃が相変わらず意外に可愛いです。

  さて本日は、MARUTA先生の『柏崎美紀はいろんな場所で全裸散歩してみた。』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『初恋トリビュート』(富士美出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
清楚なルックスで穏やかな性格の美人女子大生が変態性癖の赴くままに全裸露出プレイを楽しみ続ける長編作となっています。

b46f138c.jpg  収録作は、普段は地味で大人しく、清楚な外見で実際に処女であったにも関わらず自身の性癖に従って全裸露出に励む女の子が、おっさん達に調教されつつより強いスリルと快感を求めて全裸露出道を究めていく長編シリーズ作全10話(←参照 シリーズ第4作「街中全裸歩行は女子大生の自主練」より)+彼女の露出性癖の個人史を紡ぐ描き下ろし掌編3作。
描き下ろし掌編(いずれも2P)を除き、1話当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。単行本タイトルから想起される通りに、特殊エロに特化した作りとなっていますが、続きモノとしての読み応えも一定程度が確保されていると感じます。

【ヒロインの変態プレイの前向きなエスカレーション】
  単行本通りにヒロインの女の子が自らの性癖を遺憾なく発揮して全裸露出プレイに励む作品となっていますが、そこはストーリーテリングの上手さのある作家さんだけあって長編作としても一定のシナリオラインを形成しています。
RecordingOfExposurePlay2.jpg最初は地道?にノーパンでの羞恥プレイを自ら行っていたヒロインが、休みの日の大学構内や夜の公園、人気のない観光地、そして早朝の郊外と徐々に露出する場所の“危険度”を上げていく行為のエスカレーションが読み手にもハラハラ感を与えています(←参照 新たな視点に気付く シリーズ第5話「公園全裸密会は女子大生の軌跡」より)。
同時に、ヒロインが様々な中年男性に声をかけて、自らをより高めるために“調教”してもらうことによって、全裸プレイの撮影や露出セックスで3Pにチャレンジしていったりと、露出に自ら様々なプレイを付随させていくことも、彼女の露出プレイ道の邁進を表現。自らの性癖とその解放、スリルと快感をヒロインの台詞で丁寧に表現していくことで、彼女が充実していることを示しているのも、対価を得ていくというポジティブな雰囲気を生んでいます。
  この露出調教プレイの進展において、彼女に関わり、その露出プレイに拍車をかけていった男性達が次々に物語の舞台から消えていくという謎めいた展開が繰り返されることで、新たなプレイの開拓というシナリオ展開を可能にすると共に、のびのびとした彼女と対照的な奇妙な緊張感を作品に生じさせています。
  ただし、彼女の露出プレイが果たして何処まで行きついてしまうのか?そして謎めいた男性達の消失は何なのか?という読み手側の期待と不安に対し、ストーリーのラストは非常にあっさりしており、変態性癖の強烈さとその対価といった側面やオカルトめいた事象の謎解きについての描写を期待するのは避けるべきでしょう。
この作家さんが他社で得意としている、繊細な筆致の青春模様や妖しさの漂う和風ファンタジーなどを本作に求めると物足りなさを感じる可能性が高いですが、過激になっていく行為の中で快楽を追求するヒロインの魅力を引き出した美点は新たな面白みであると評し得ます。

【黒髪ロングのスレンダーボディという清楚系キャラデザ】
  竿役であるおっさん達は次々と入れ替わっていく本作ですが、女性キャラクターについては清楚な外見の女子大生ながら妄想大好き・露出趣味道まっしぐらな変態ガール・柏崎美紀の一人ヒロイン制。
918aa75e.jpg貪欲に新たな露出プレイを開拓していき、自らを調教してくれそうなおじさんを次々と誘惑していくヒロインですが(←参照 シリーズ第3話「キャンパス全裸調教は女子大生の快感」より)、決してビッチではなく、単なるセックスについてはさほど魅力を感じていないのが特徴。その点が、彼女が変態としてのホンモノ度合を示していますし、プレイ時と普段の容姿や言動とのギャップも魅力の一つでしょう。
  なお、ヒロインの柏崎さんはおじさん好きであることもあって、一部例外を除けば男性として登場するのは中年男性ばかり。濃い顔のイケメン中年もあれば、肥満体のおじさん(汚っさん)なども登場していますが、いずれも対比的にヒロインの清楚な外見の魅力を強調することにつながっています。
  ヒロインのボディデザインについては、等身高めのすらりとしたボディに程好いサイズの並乳と締まったウェスト、控えめな肉付きのヒップとこの作家さん十八番のタイプ。肉感重視のボディデザインでは全くありませんが、肢体描写の清楚さ・健康さとアブノーマルプレイのギャップが魅力となっています。
また、艶やかな黒髪やアブノーマルプレイへの期待に潤む瞳、自ら丁寧に剃ったパイパン、セクシーなリップなどなど、各体パーツ描写に色っぽさがあるのも○。
  丁寧で表現力の高いアナログ作画はこれ単体でもMARUTA先生の大きな長所と言え、心情描写と風景描写とのリンクなどの魅力はエロメインの本作であっても健在。表紙絵と中身の絵柄もほぼ完全互換であり、単行本を通して絵柄は安定しています。

【露出プレイの解放感と興奮に艶っぽく乱れるヒロインの痴態】
  エロメインの作品構築であり、またプレイの過激化そのものがシナリオ展開と密接に関連しているため、エロシーンの分量は十分に確保されています。
  清楚なルックスの美少女が羞恥心や緊張感を覚えながら同時に快感と解放の喜悦に震えながら変態露出プレイに勤しむという、倒錯的なシチュエーションが基本であり、彼女の魅力に引き寄せられた男性連中の欲望が剥き出しになることでの調教エロとしての側面もありますが、ヒロインの考え方もあって背徳的な方向性に暗く沈むことはありません。
商業エロ漫画のお約束としてセックス描写は十分な尺で描写されていますが、それはあくまで露出プレイの一環であり、野外での露出セックスが基本。また、上述した様に様々な場所で、徐々に人目につく危険度を高めながら全裸散歩や露出オナニー、それらの撮影などを敢行していき、その中で他人に見られてしまうという羞恥や不安と、その一線を乗り越えてしまう快感や興奮がモノローグにより丁寧に描写されているのも肝要なところ。
  靴や帽子などのごく一部の着衣を身に着けていることもありますが、あくまで全裸になることが彼女にとっての最上の目的と言え、野外、室外において全裸セックスを敢行。このプレイの最中には、ヒロイン側が非常に積極的に性行為を行っており、吹っ切れたかの様に乱れた痴態が拝めます。
RecordingOfExposurePlay4.jpg  序盤の露出プレイで完全に発情状態になり、びしゃびしゃになったヒロインに挿入をおねだりされて野外セックスが始まれば、しなやかな女体を艶めかしく反応させ、汗でしっとり濡れた女体や興奮状態で艶っぽく濡れ火照る表情を見せ、股間からはたっぷりの淫蜜をピストンに併せて撒き散らす陶酔感に溢れる痴態を連続(←参照 シリーズ第7話「完裸公園散歩は女子大生への命令」より)。
ヒロインへの愛撫やオナニープレイなどに前半は専念して1回戦仕様となることもあれば、フェラからのぶっかけや中出し連発などの複数ラウンド制となることもありますが、フィニッシュは露出セックスの快楽にすっかり夢中になっているヒロインが中出し要請台詞を興奮に任せて叫び、たっぷりと膣内射精をされて変態的な快楽の絶頂を味わう様子を大ゴマ~1Pフルで描き出しています。

  これまでの作品でも野外セックスが登場することは多かったですが、今回は露出プレイに興じるヒロインの、ある意味では成長を描くことに特化した作品となっています。この作家さんの作家性に何を求めるかで評価は分かれるかもしれませんが、露出モノが好きな諸氏には安心してお勧めできる、コダワリがよく発揮された作品と言えるでしょう。

獲る猫『アノコトイイコト』

SomethingGoodWithThatGirl.jpg 市川春子先生の『宝石の国』第3巻(講談社)を読みました。フォスが喪失に耐えながらどんどんと変容を遂げていくのが頼もしくもありつつ、その激情や不安定さに不安がつきまといますな。新しい腕が新型の月人に反応した様に思えるのですが、どうなんでしょうかね。
あと、アンタークと金剛先生の例年のアレが非常に気になります(いやらしい笑みで

  さて本日は、獲る猫先生の初単行本『アノコトイイコト』(茜新社)のへたレビューです。表帯にある通り、まさしくファン待望の1冊でございますな。
柔らかな健康ボディと個性的な性格の持ち主な美少女達との青春ラブコメ&和姦エロが充実した作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編・掌編で計11作。フルカラー掌編「年越しプレイ」(4P)を除き、1作当りのページ数は8~26P(平均19P)と幅はありつつ、平均値は天魔レーベルとしては控えめな部類。
適度に軽く優しい読書感でまとめたシナリオと、概ね標準的な分量で雰囲気の良いエロシーンでバランスよくまとまった作品構築が単行本通して維持されています。

【朗らかな雰囲気の青春ラブコメディ】
  作風としてはごくオーソドックスな青春ラブコメディという印象が強く、若い男女の健康的な恋心やら性欲が忌憚なく発揮されていくことでラブ&エロが成就していく流れが基本となっています。
コメディタッチではあるものの、ギャグの勢いで突き進むタイプではなく、やりたい盛りな男女のストレートな性欲やちょっとした変態趣味などを明るく朗らかに描くことに微笑ましいコミカルさがあるタイプ
SomethingGoodWithThatGir1.jpgまた、概してラブコメ系として王道的な展開を踏襲している分、ストーリー重視の作品作りとは言い難い一方、個性的なヒロイン達の魅力を出しつつ、彼女達の素直な恋心を適度な濃度の甘さ・切なさを以て描き出していることも、作品の読書感の良さにつながっています(←参照 普段は勝ち気な先輩が 短編「もっとドキドキしてもいいのよ!!」より)。
  このコメディと青春ラブエピソードの両立が互いに邪魔し合わない塩梅で成立している長所に加え、軽めのラブコメで王道と言える棚ボタ的な展開に対して、棚ボタをそれだけで終わらせずに登場人物の心情変化や行為の裏にある真意を明らかにすることで整合性を持たせているのも上手いところで、それを後付けとしてネガティブに感じさせないのも○。
穏やかでありつつ時々賑やかな雰囲気を形成しつつ、和姦エロも若い性愛のドキドキ感や高揚感を込めて描き出しており、ラストのほのぼのとしたハッピーエンドまでの作劇シークエンスは至って滑らか。読書感は総じて軽いですが、いい意味で読後がさっぱりとしたものに仕上がっています

【健康的なお肉が柔らかな美少女ヒロインズ】
  下は中○生から上は20代前半程度の働くお姉さんまで登場する年齢層ですが、主力となるのはミドル~ハイティーン級の思春期美少女達。
ツンデレ系の娘さんやセクシーな言動の先輩キャラクター、明るい天然エロ娘など、オーソドックスなキャラクター属性に乗っかりつつ、彼女達の初心な恋心や素直で健康的な性欲を表出させることで、彼女達の普段とは違った一面を見せることでキャラクターとしての魅力を高めているのも、よくある手法ではありますが、キャラクター描写の美点と言えるでしょう。
  裏帯に“ムチムチ好きは必見”とあるものの、決して肉感最優先のボディデザインではなく、しなやかなスレンダーボディの持ち主である陸上ガールや、華奢な肢体である妹キャラクターなども登場しており、健康的な肉感の持ち主の巨乳美少女達とコントラストを形成。
SomethingGoodWithThatGir2.jpgもっとも、キーフレーズである“柔らか女子”という売り文句に嘘偽りはなく、もっちりと柔らかに撓むおっぱいを中心として(←参照 たっぷんたぷん 短編「こんな胸でも愛されたい!!」より)、女体の柔らかい質感が肢体描写上の特長であることは確か。むっちり系女子の適度に駄肉の付いたお腹や、スレンダー貧乳女子のぷにぷにとしたほっぺたやお尻など、柔らかさや温かさを感じさせる各体パーツの描写も魅力的です。
  キャラデザインにおいても太眉やツリ目など、何処か地味さや野暮ったさを感じさせる要素を入れ込んでいますが、ボディデザインについても均整の取れたモデルボディを指向せずに、モンゴロイド的な土着感のあるタイプ。それでいて絵柄由来の快活なキャッチーさも適切に織り込まれており、訴求層の広い女体描写と言えるでしょう。
少女漫画チックな繊細さやアニメ/エロゲー絵柄のオーソドックスなキャッチーネスを織り交ぜた創作系寄りの絵柄ですが、むしろクセは少なく、親しみやすいタイプ。初出時期によって絵柄の印象は異なりますが、これは描線の整理や描き込みの密度の問題で、画風の指向するところは安定していると感じます。

【熱っぽく蕩けるがむしゃら和姦セックス】
  ページ数の多寡によってエロシーンの尺も変動しており、やや短めのケースからたっぷり長尺のケースも存在。また、キャラクターや状況の変化に応じてエロシーンを分割構成することもあり、味付けの変化として長所とみるか、抜きへの集中を妨げる短所とみるかは読み手によって異なるでしょう。
f8886f28.jpgとは言え、抜きツールとして標準的な分量を搭載した濡れ場は、サイズに関わらず柔らかなおっぱいを揉んだり吸ったり、はたまた挟んでもらったりな乳関連の前戯を充実させつつ、キュートな美少女がうっとりしたドエロなフェラ顔を曝け出したり(←参照 この魚眼レンズ風の構図とフェラ顔の相性 短編「MKG!!」より)、クンニや手マンで蕩けさせられたりといった描写を投入して、ぶっかけ等の抜き所を挟みつつ抽挿パートへの盛り上がりを形成。
  目隠しプレイや人目から隠れながらの羞恥系セックス、アナルセックスへの挑戦、匂いフェチ的な味付けなど、多少アブノーマルな要素を絡めることもありますが、和姦エロから逸脱することはなく、登場人物達の恋心や性欲が素直に発現されて互いにがっつく様な前穴セックスとして描いており、男女双方が互いに腰を振り合うセックス描写の熱気や高揚感を喚起しています。
  適度に茂った陰毛の下で媚肉がすでにぐっしょりと濡れた秘所に挿入すれば、処女ヒロインであっても破瓜の痛みをほとんど感じず、即座に挿入の快感に目覚めて蕩けていき、更なる快感を求めて旺盛に反応すると共に、もう放さないとばかりにち○こを膣できゅんきゅん締め付けるエロモードに直行。
SomethingGoodWithThatGir4.jpgヒロイン側が一時的に男性側に圧倒されることもありますが、その場合でもエロシーン中盤以降は女性側も積極的に快感を楽しむ様に描かれており、実況エロ台詞を口にしつつ、紅潮した頬と潤んだ瞳の熱っぽい表情を浮かべながら腰を振ったり、相手にギュッと抱き着いたり、キスで舌を絡めたりしながら結合部から激しく水音を奏でていきます(←参照 短編「ちちフレ」より)。
  中ゴマメインの画面構成であり、即効的な威力のある大ゴマの登場頻度はそれほど高くないですが、情報量を増す小~中コマで手数を出しつつ、結合部ドアップの挿入シーンや中出し絶頂の快楽に仰け反るフィニッシュシーンの高出力で抜かせる作り。必ずしも中出しフィニッシュではなく、敢えて引き抜いてのぶっかけやお口出しも存在しており、複数ラウンド制内での他の射精シーンと併せて比較的多様な射精シーンとなっています。

  キャラデザや女体設計も含めたヒロイン描写の良さがあり、和姦エロとして非常にウェルメイドな仕上がりを見せる初単行本。絵柄そのものにオリジナルの魅力があるのも大きな強みでしょう。
二次元美少女キャラの食事シーンフェチである管理人は短編「いっぱい食べるキミが好き!」の主人公君の意見に大きく首肯しつつ、表紙絵にも登場な瀧田さんの貧乳時代と成長後の巨乳の両方が楽しめる短編「こんな胸でも愛されたい!!」が最愛でございます。お勧め!

有賀冬『しーしーGirls』

CCGirls.jpg くぼたまこと先生の『天体戦士サンレッド』第19巻(スクウェア・エニックス)を読みました。19巻にしてやっとサンレッドが表紙絵に登場しましたね。こう見るとヒーローっぽいですが、いつも通りにフロシャイムの面々と和気藹々しておりました。ウサコッツはもうレッドのお家に住めばいいんじゃないですかね?
あとがき漫画の名物猫・だいちゃんが天寿を全うされたそうで、冥福をお祈りいたします。

  さて本日は、有賀冬先生の『しーしーGirls』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『スキ×スキ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
奇妙な縁でつながっていく少女達との恋愛ストーリーとお漏らし成分充実の和姦エロが詰まった作品となっています。

CCGirls1.jpg  収録作は、学生時代に死別した彼女のことを思い続けていた男性教師が、彼女の亡くなった年に生まれた教え子達がもしかしたら彼女の生まれ変わりではないかと考え、彼に好意を寄せる女の子達と関係を持つことになっていくのだが~という中編「メモリードロップ」全5話(←参照 この娘はもしかして・・・? 同中編第1話より)。
収録話数こそ少ないものの、1話当りのページ数は42~46P(平均43P強)とかなり多く、1冊単位の続きモノとして十分な読み応えを有しつつ、エロの分量も充実した作品構築を示しています。

【SF(すこしふしぎ)でありつつ過去から未来へ向かう恋愛物語】
  強烈な雨男でありながら何故か元・彼女とつながる時には雨が晴れ渡るという不思議な縁を持つ主人公が、その雨の反応や彼に対する呼び名などから死別した彼女の生まれ変わりを信じ、それを確かめるためにも女の子達とセックスするという流れがストーリーの骨子。
オカルトめいた設定ではあり、トイレが非常に近かった元・彼女を想起させるためにお漏らし要素を絡めるという飛び道具的な要素もありながら、過去から引きずり続けた想いと現在において恋愛関係が芽生えつつある教え子達との天秤に主人公が悩みながら前進していく流れは至って誠実なラブストーリー。
CCGirls2.jpgまた、過去の幻想を現在の女の子達に当てはめてセックスに至るという主人公の在り方は、この説明だけであれば倫理的に問題ではありますが、過去の思い出と再会の可能性を大切にしながら、あくまでヒロイン達をその一個人として認め、思いやる主人公の誠実さがストーリーを心地よいものとしています(←参照 生まれ変わりであってもなくても君は君 中編第3話より)。
  主人公が生まれ変わりの特定に奔走する中、教え子たちに対する盗撮・強姦事件が発生し、それを解決するために教師として主人公が奮闘することも、彼女達の縁を強化することにつながっており、主人公がヒロイン達に初めから好かれているという棚ボタ的な要素もありつつ、主人公自らが信頼や好意を勝ち取ったと言えるのも○。
生まれ変わりという要素そのものは作品の終盤まで維持されていますが、むしろ過去の思い出に縛られることなく、それを大切にしながらもヒロイン達との新しい関係を幸福に築き上げていくことを重んじたラストとなっており、ハーレムエンド的なウハウハ感を持ちつつ心温まる大団円を迎えているのも作劇の魅力と言えるでしょう。
  盗撮騒動での悪漢との対峙や4名のヒロインの個々のエピソードなどについて、多少の掘り下げ不足を感じることはあり、話がやや拡散した印象もありますが、生まれ変わりの“謎解き”要素や次々と降りかかる難事など、読者の興味を引き込んで読ませる作りになっていたのも長編作として好適な材料と言えます。

【貧乳ガールメインの生まれ変わり候補たち】
  上述した様に計4名のヒロインが登場し、主人公が30代半ば程度のほどよくくたびれ感の出たおっさん教師であるのに対して彼女達はミドル~ハイティーン級の制服美少女達。
お嬢様系突撃ガールに、無口無表情なクール娘、おっとりしているが芯の強い優等生美少女に甘え上手な仔犬系ガールとそれぞれ性格(属性)の異なる美少女ヒロインを配置しており、個々にキャラ立ちが明確なのはハーレム的な状況の複数ヒロイン制としての魅力。
それぞれ、主人公や彼に協力するヒロイン達が、死別した彼女の生まれ変わりではないかと考える要素が付与されていますが、最も明確な特徴は主人公がセックスを含むスキンシップをするとお漏らしをしてしまうという点であり、このことはエロシーンでの特徴づけに寄与しています。
CCGirls3.jpg  盗撮・凌辱の憂き目に遭いながら助けれくれた主人公に献身的に尽くす香織ちゃんこそ、たっぷりサイズのもちもち巨乳を中心に肉付きの良い肉感ボディの持ち主ですが、この作家さんにしては珍しくその他3人のヒロインは肉付き弱めのスレンダー貧乳ボディの持ち主(←参照 貧乳ぺろぺろ 中編第3話より)。
香織ちゃんのむちむち肉感も魅力的であることに加え、貧乳ガールズについては男性教師に比べて体格が明瞭に華奢であり、全ヒロイン標準装備の無毛地帯な股間もあってロリ色が比較的明瞭。教師としての自覚がしっかりと主人公にあることに加えて、退廃感・禁忌感を性交描写に加えることにつながっています。
  適度に濃さ・重さもある絵作りが為されていますが、はっきりとした描線を適度な丸みを加えて引くアニメ/エロゲー系の絵柄であり、キャッチーさ・洗練さを前面に押し出すというよりかは素朴な愛らしさを引き出すことに特長があるタイプ。彩色の都合上、多少整った印象が先行する表紙絵ですが、中身の絵柄はほぼ完全互換なので安心されたし。

【お漏らし要素を絡めた陶酔感の強い和姦エロ】
  シナリオ展開に沿ってエロシーンが分割構成されることもありますが、メインのエロシーンの方にページ数を偏らせていることもあり、十二分なページ数を活かした濡れ場の分量はたっぷり長尺で構成されています。
  卑劣な盗撮魔による凌辱が描かれることもありますが、エロシチュエーションのメインでは決してなく、主人公に好意を寄せる女の子との和姦エッチが主題。当初は主人公側が生徒との関係についての罪悪感や生まれ変わりへの疑念などを有しているため、ラブラブな雰囲気は薄いですが、各種の困難と誤解を乗り越えて恋愛関係が形成されることで最終盤ではしっかりと甘く優しい和姦に移行しています。
  エロ展開の組み立ては和姦エロとしてごくオーソドックスなものであり、キスや愛撫でヒロインの肢体を解きほぐししつつ、蕩けた表情でのフェラやパイズリといったご奉仕プレイなども投入する長尺の前戯パートをまずは投入。
CCGirls4.jpg生まれ変わりに関してキーとなる要素である、お漏らしは前戯パートから投入されており、主人公に愛撫されることでたまらず黄金水を放出。双方がすっかり発情してから突入する抽挿パートにおいても淫液がたっぷりと溢れ出す結合部から度々おしっこをしょわしょわと漏らしており、美少女ヒロインのおしっこに濡れながらピストン運動を続行しています(←参照 挿入されてお漏らし 中編第4話より)。
お漏らし要素は注目すべきポイントですが、恋愛セックスによる心身の快感に熱っぽくぽわんと蕩けるヒロインの表情や、たっぷりと溢れ出る淫蜜に濡れてシズル感がさらに高まる女体描写、キスやシックスナイン等での粘膜や肢体の密着感の強調など、基本的なエロ演出を十二分な濃度で重ねていくことで煽情性を着実に高めているのも魅力でしょう。
  結合部アップや透過図なども絡めつつ、パワフルさを前面に出した描写のピストン運動の連続でヒロインを快感の高みに昇らせ、2Pフルのフィニッシュシーンでは粘っこい白濁液を膣内にたっぷりと注入する様を透過図で表現しつつ、蕩けきった表情で喜悦のアクメボイスを叫びつつ、股間からはおしっこを盛大に漏らすヒロイン達の痴態をがっつりと提示しています。

  ややオカルトめいた設定に依存していますが、恋愛ストーリーとしては非常に誠実であり、その中で営まれる和姦エロにお漏らしという飛び道具を絡めたことで面白みが出た作品と言えるでしょう。また、有賀冬先生のロリキャラもなかなか良いものだと感じました。
美少女達とのラブラブお漏らしセックスが大好きな諸氏は要チェックな1冊ですよ。

チンズリーナ『チン☆COMPLETE』

ChinComplete.jpg  お盆休みということで取り貯めた番組を観ていたりするのですが、TVアニメ版『さばげぶっ!』が結構お気に入りです。ほのぼのとした絵柄と外道全開もためらわない内容のギャップが面白いですね。
『ゆゆ式』や『直球表題ロボットアニメ』でもすごいなぁと思っていましたが、声優の大久保瑠美さんの演技の幅というか、演技のパワーの様なものを本作でも感じます。

  さて本日は、チンズリーナ先生の『チン☆COMPLETE』(メディアックス)の遅延気味へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『チン☆デレ』(三和出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
お兄ちゃんラブな健気で可愛らしい弟君達とのイチャラブ模様がたっぷり詰まったおちんちんワールド全開の1冊となっております。

ChinComplete1.jpg  収録作は、超ブラコンな弟君の想いを受け入れて肉体関係になった兄弟が母親から隠れながらいちゃいちゃ&ラブラブなセックスに励む日々を描く連作「新婚☆弟妻」「結婚☆弟妻」(←参照 一応書いておきますが、♂です 同連作前編「新婚☆弟妻」より)、および読み切り形式の短編11作+イラストギャラリー1P。
1話・作当りのページ数は8~16P(平均15P強)と控えめな水準で安定。とは言え、題材的に強烈な印象を有する作品群であり、シナリオ軽め・エロ中心でまとめていることもあって読後の満腹感は十二分に高いと感じます。

【作品の骨子はふわふわと軽く甘い萌えエロ系】
  表紙絵で明確に主張している通りに、股間におち○ちんを生やした男の子達をヒロイン?に据えたショタエロ作品であり、女の子は全く登場しないので、いくら可愛くても男性は愛せないという諸氏は回避を強く推奨。
ChinComplete2.jpgヒロインこそ男性キャラクターですが、シナリオ展開に関しては主人公のことが大好きな妹系ヒロインの甘えっぷりや献身っぷり、そして主人公側の男性がそれに応えてラブラブな状況になるという(←参照 想いが伝わって 短編「生意気ランジェリー」より)、妹系ヒロインを擁する萌えエロ系の王道的な作風と近似しています。
設定の特殊性に目が行きがちですが、女装少年が自分の趣味や性癖(同性愛)を相手に受け入れてもらう幸福感や、素直な恋心を打ち明ける微笑ましさなどは、恋愛モノとして王道的な魅力と言え、作品の甘ったるい雰囲気を形成することに大きく貢献。
  基本的にいちゃらぶ系の作品がメインですが、睡姦エロや調教エロのインモラル系が存在したり、魔法少女(正確には魔法少年)要素を絡めたファンタジー系もあったりしますが、個々のシチュエーションの強く踏み込むスタイルではないので、ショタ少年とのセックスという主題そのものの背徳感・倒錯性が印象としてより先行しています。
また、いずれの作品でもエッチ&ラブですっかり満たされたショタボーイズ達の姿でまとめていることもあり、ラブエロ系を中心に甘さ重視のハッピーエンドを用意。シナリオそのものとしての面白みこそ乏しいですが、キャラクターの魅力を高め、ラブエロ系としての甘さ・幸福感を引き出すことに成功した作劇と評し得るでしょう。

【幼い可愛らしさを重視したキャラデザの女装少年】
  前述した通り、今単行本にはほぼ男性キャラクターしか登場せず、攻め側である男性主人公と、受け役であり、通常のエロ漫画においてヒロインに相当するショタボーイ達の組み合わせ。弟キャラクターを中心に男性主人公より年下という設定で統一されており、概ねローティーン級の少年となっています。
中性的なキャラデザインのショタボーイも存在しますが、女の子っぽい髪形や水着やタイツなど女物の衣装である女装少年としてのキャラクター設定で統一されており、中性的というよりかは、かなり女の子寄りのキュートさを重んじたキャラクターと言えます。
全ての作品において女装少年は挿入される側(受け側)ということも、彼女達のヒロインらしさを高めていますが、女の子っぽい容姿ではありつつも男性として同性の主人公が好きであることは明示されることが多く、あくまで同性愛として受け入れられることが恋の成就としてシナリオの骨子とも評し得ます。
ChinComplete3.jpg  あくまで少年ではありますが、なぜかプニプニとした感触の微乳や適度にむっちりとしたお尻~太腿の下半身周りなど女の子っぽい体パーツもあり、股間で自己主張するショタち○こを除けばロリ系美少女の肢体と言っても過言ではない体つき(←参照 プリプリなお尻 短編「魔法性少年マジカルマオたん」より)。また、男性主人公との対比において背の低さや体の華奢さが強調されているのも一つのポイントでしょう。
なお、ショタボーイ達は言うまでもなく男性であってフタナリキャラクターではないので、股間のち○こは勿論玉アリ。男性主人公側が立派な男性器であるのに対し、女装少年側は無毛でツルツルの股間であったり、包茎ち○こであったりする対比も彼らの幼さを明示することに寄与しています。
  デフォルメの効いた丸っこい描線が特徴で、萌えっぽい可愛らしさも十分に充填した二次元絵柄は単行本を通して概して安定しており、表紙絵とも完全互換と言って良いでしょう。

【派手なエロ演出で強烈な陶酔感を生む♂×♂セックス】
  上述した様に、各エピソードの分量はさほど多くないため、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきですが、エロメインの作品構築であり、加えて、ショタエロという嗜好そのものとエロ演出のインパクトで抜かせる作りとなっています。
  ラブラブな和姦エロをメインとしつつもお休み中のショタっ子に悪戯してしまったり、お仕置きプレイ的な調教シチュエーションもあったりしますが、いずれのエロシチューションにおいても、セックスにすっかり蕩けて幸福そうな痴態を可愛らしい男の子達が曝け出すということ自体の特殊性・倒錯性が圧倒的であるのは、作劇面に関して前述した通り。
  なお、最終的に全裸セックスに至るパターンもありつつ、着衣セックスが基本でもあり、女子モノの下着や水着、ストッキングに加え、ナースコスプレや魔法少女、チアリーダーの衣装などの着用でショタボーイズ達の可愛らしさをアピールしつつ、その着衣状態からでも分かる股間のエッチピストル(死語)の存在のミスマッチ感も形成。
  前戯パートではキスやフェラ、オナニー見せ合いやシックスナインを投入して双方の快感を高めていますが、女装少年側が小さなお口でご奉仕フェラすることが多い一方、男性主人公側がショタボーイのち○こを直接愛撫することはほとんどなく、指や舌によるアナルへの愛撫で彼らを快感に導いています。
ChinComplete4.jpg大好きな年上男性へのご奉仕と与えられる愛撫ですっかりメロメロになったショタボーイ達のアナルに挿入すれば、ピストン運動に合わせてショタち○こをメトロノーム状にフリフリさせており、すっかり蕩けた表情付けとハートマーク付きで連呼する甘ったるくもストレートな淫猥さのあるエロ台詞もあって強烈な陶酔感を喚起(←参照 アナルに中出しされつつ射精も鉄板要素 短編「ボクが女装した理由」より)。
  女性ヒロインにおける子宮口の様に機能する前立腺や、膣の様にちんこを締め付ける直腸壁の断面図、時々投入するアへ顔チックな表情付け、ハートマーク付きで乱舞する擬音、同性愛であるにも関わらず妊娠や受精を強調する中出し要請台詞など、特殊性の強いエロ演出が多く、ラブエロ系の甘さもありつつある種のトリップ感があるエロ描写を大ゴマの中出しフィニッシュまで連発しているとも感じます。

  キュート&ラブリーな女装少年達に挿入してメロメロに蕩けさせたい諸氏には強くお勧めである一方、その類の性癖の無い諸氏には全く不向きという分かり易い1冊。
個人的には、ツンデレ弟キュンが素直な気持ちを明らかにしてラブラブHな短編「生意気ランジェリー」が最愛でございます。
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