2014年07月

Cuvie『色めく彼女』

WellColoredGirl.jpg  ヨシノサツキ先生の『はんだくん』第1巻(スクウェア・エニックス)を読みました。アニメ版『ばらかもん』も大変楽しんでおりますが、このコミュ障状態から比べれば『ばらかもん』ではだいぶマシになったのかもと感じてしまいます。半田先生マジ愛され系不器用ヒロイン。
しかし、あかねキュン、あんなに可愛かったのに、どうしてあんなにごっつい野郎に・・・(泣

  さて本日は、Cuvie先生の『色めく彼女』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『Yummy』(富士美出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
細やかな感情描写を施しつつ青春ラブエロ系として滑らかな読書感と明確な実用性を有する作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計11作。1作当りのページ数は全て18Pとコンビニ誌初出としては標準的な分量で固定されています。短編作品集であり、ここのページ数もさほど多くないため、コンパクトな作品構築ではありますが、適度に読ませる作りであり、またエロシーンの質の高さもあって抜きツールとしての満足感もあります

【和姦エロを中心とする青春恋模様】
  ほんわかと優しい雰囲気が終始漂い読み手を幸福な気持ちにさせるラブストーリー系から、快楽の泥沼に取り込まれていく女性の姿で悲哀や憐憫の鋭い棘を読者の胸に残すインモラル系・凌辱系まで引き出しの広い作家さんですが、今単行本はほとんどの作品が前者の系統。
アルコールに弱く、セックスに忌避感を持つ後輩の女性の本性を曝け出せて上手いこと手籠めにする短編「前後不覚」や、オナニー中毒の美少女をある意味では利用し・利用される形でセックスに至り、その爛れた関係を続けることになる短編「Physical Networking Service」の2作はインモラル系に属する作品ですが、この系統のCuvie作品としてはマイルドな部類であり、読後感もさほど悪くない様に仕上がっています。
  今単行本においてメインとなる青春ラブストーリーにおいては、作劇そのものに特段の新味があるわけではありませんが、恋愛感情や母性、嫉妬や困惑といった、特にヒロイン側の喜怒哀楽の心情を鮮やかに、かつ上質にさらりと描いている点が大きな美点。
WellColoredGirl1.jpgこれといって変わった表現や心を突き動かすエモーショナルな描写をしているわけではないですが、男女の距離の縮め方とそれが幸福に結実する流れを、ヒロインの情動を押さえつつ雰囲気良く描けているのは、恋愛系の作品として大きな強みとなっていると評し得るでしょう(←参照 思わせぶりな台詞回しの良さ 短編「電車デビュー」より)。
  適度に甘く優しい雰囲気のハッピーエンドでまとめることが多いことに加え、明確な“結論”を出さないラストでも男女間の強い縁を表現しており、性愛を介した結び付きの強さを示しているのはある種のもどかしさも含めて肯定的な描き方であると感じます。
これぞといった作品には欠ける印象が個人的にはありますが、全般的にウェルメイドな作劇であるのは確かであり、シナリオワークとエロシーンの的確な融合は双方の魅力を高めています。

【健康的なエロスを感じさせる女体】
  女子高生級と思しき美少女ヒロインも数名存在していますが、コンビニ誌初出というっこともあって基本的には18歳以上の女性キャラクターが登場しており、女子大生をメインに20代半ば程度の勤労女性が数名加わる陣容。
彼氏である主人公に近づく年上女性に嫉妬を鮮明にするやきもち焼きガールや、普段はサバサバした性格ながら告白してしおらしくなる女の子、主人公の好意を優しく受け止める母性的な年上女性、裏表なく彼女持ちの主人公に貢献する幼馴染など、各キャラクターの性格設定を明瞭に施しつつ、平凡なキャラクター属性に依存しないヒロイン描写は魅力の一つと言えます。
べたべた甘えてくる積極性とセックスの時の羞恥、ガサツさとその奥にある好意や優しさ、羞恥心と解放の恐怖と喜悦等々、ごく普遍的な二面性をヒロインに施すことで心情描写に価値を持たせ、またその魅力を高めることに貢献しているのもキャラクター描写における巧さとなっています。
1224e41b.jpg  おっぱいサイズについては、並乳~程好い巨乳程度のばらつきがあるものの、明瞭な貧乳や爆乳は存在せず、また、肢体全体の描写についても健康的な肉付きと清楚さのあるキャラデザインによってセックスアピールを過度に主張しないスタイル(←参照 短編「スパイス」より)。ただし、女体描写単体でのエロさこそ左程ではないですが、その肢体に快感による艶を出していく演出の妙と、接触や運動の中でその柔らかさやしなやかさをアピールする描写で煽情性を高めていく手腕こそがこの作家さんの真骨頂。
後述するようにエロ描写において粘膜の接触を重視するスタイルですが、性器や乳首、舌といった局所の描写においても過剰な煽情性はなく、むしろ綺麗さ・淡麗さのあるタイプでこちらも演出によって淫猥さを出していくスタイルとなっています。
  程好く密度の高い修飾を施しつつ、さらりと軽めで繊細な描線を基調とするタイプであり、一般誌での活躍と同様に健康的な色香やさっぱりとした爽やかさのある絵柄ですが、それ故にエロ描写では煽情性の強化が明瞭となる、“化粧乗り”の良いタイプ。

【適度な濃密さで組み上げるヒロインの熱っぽい痴態】
  前述した様にページ数があまり多くないため、長尺の濡れ場とは言い難く、特にピストン運動の描写には少々の物足りなさを感じることはありますが、シンプルでありながら薄過ぎず濃過ぎずの密度で組み上げたエロ演出で体感的に十分な満足感を叩き出すエロシーンとなっています。
219b0231.jpg  男性側が強引に押し込むタイプのエロシーンもありますが、基本的には和姦エロ主体であり、恋愛感情に基づく甘い雰囲気の作品から(←参照 おっぱいの柔らかさに注目されたい 短編「好き?ドン引き?」より)、ストレートに快楽を楽しむタイプのセックスを描く作品も存在。いずれにしても、男女双方の性的欲望が強烈な駆動因となっていることが分かり易く、セックス描写のエネルギー感を増す美点と言えるでしょう。
野外での拘束プレイや酔姦といったアブノーマル・インモラル系のエロシチュエーションも存在しますが、それらの特殊性を前面に押し出すよりかは、例えば嫉妬心からセックス時の積極性や充足感が増す描き方や(短編「スパイス」)、見えない故に相手を強く感じることと長年思い続けていた感情のリンケージ(短編「BOUND MIND」)など、ヒロインの感情と快感への反応を結び付けた描き方をしているのが、心情描写の良さと相まってエロとしての濃密さを生み出す要因と感じます。
  時として抽挿パートを量的に圧迫する原因ともなるのですが、前戯パートに相応の重点を置くエロ展開であり、唾液を絡ませながらのキスや、丹念な愛撫で水音を立てながら秘所をぐしゃぐしゃにする手マン、唾液や放出した精液が糸を引くフェラチオなど、粘膜の接触でヒロインの興奮と快感が高まっていく様子で前半部の盛り上がりを形成。
WellColoredGirl4.jpg抽挿パートに移行後も、淫液が溢れ出る結合部のアップ構図や断面図・透過図の多用によって粘膜の接触を強調していますが、その一方でヒロインのしなやかな肢体全体をアピールし、蕩けた表情と台詞回しで陶酔感を出すことを重んじており、和姦エロであっても適度な征服欲・嗜虐欲を喚起させています(←参照 ハートマーク付きの否定台詞 短編「前後不覚」より)。
  シンプルなコマ割りながら、動作の連続性を滑らかに表現する配置や表情アップや結合部アップと肢体全体の大ゴマとの連動など、確かな技量でエロシーンの密度を保っており中~大ゴマでの中出しフィニッシュに至るまでアタックの強さを維持。フィニッシュで特別に盛り上がりを図るスタイルではないですが、そこまでの流れを適切に受けてフェードアウトしていくエロ展開最終盤となっています。

  骨組み自体は比較的オーソドックスですが、細やかな部分に気をつかっている分、エロとシナリオの魅力が非凡なものに高まっているという印象。比較的あっさりしている様で適度な濃密さのあるエロ漫画が読みたい諸氏にお勧めです。
個人的には、嫉妬ツンデレ娘の素直な乱れっぷりが実によい短編「スパイス」と、自分をオープンにすることを躊躇う後輩ガールを(色々な意味で)無理矢理こじ開ける短編「前後不覚」が特にお気に入りでございます。

赤人『LIKE A FLOWER』

LikeAFlower.jpg 『艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編』第4巻(原作:「艦これ」運営鎮守府 角川出版)を読みました。kirusu先生の作品を読んでから、龍驤ちゃんを愛宕さんと同一艦隊に編入する際に彼女の胃が心配になります(笑
まごころくらげ先生の雷ちゃんがものっそい可愛くて大変癒されました。管理人は、武蔵さんの次に雷ちゃんとケッコンカッコカリするんだ(現在Lv.97

  さて本日は、赤人先生の『LIKE A FLOWER』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『No girls no life』(マックス)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
キュートなロリ顔巨乳美少女ヒロイン達とのキャッキャウフフなラブエロ模様が詰まった作品集となっております。

e115be12.jpg  収録作は、幼馴染の美少女が主人公ともう一人の女の子を生徒会メンバーに指名したのは、主人公に二人のどちらを恋人として選ぶか白黒つけるためで、そこから始まる主人公争奪ラブエロ勝負な中編「しろ×くろ」前中後編(←参照 先攻は白百合さんだ! 同中編前編より)、および読み切り形式の短編・掌編9作。
フルカラー作品である掌編2作(それぞれ4P・6P)を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均20P)と中の下クラスのボリュームで推移。雰囲気の良さを保ちつつ軽めに仕上げた作劇であり、そこに標準量のエロシーンを内包する安定感のある作品構築を示しています。

【甘く優しい雰囲気のラブエロ模様】
  作風としては、オーソソックスな萌えエロ系統のラブコメチューンであり、ヒロインの可愛らしさと甘ったるいラブエロ模様を魅力の核とするタイプ。
寝取られ凌辱の様相を呈する短編「Bad End Route」のみダークな凌辱色のある作品であり、作風の統一感を妨げていますが、この作品においてもヒロイン側の“逆転”が描かれていることもあって暗くなり過ぎることのないように設計されています。
LikeAFlower2.jpg  ダブル幼馴染ヒロインによる主人公争奪戦を描きつつ、3人が平和裏に結ばれて両手に花エンドで綺麗にまとまる中編作と同様に、各短編作もちょっとした出会いなどをきっかけにして美少女ヒロインと優しく甘く結ばれる顛末を描いており(←参照 おっぱいに包まれてあれ 短編「内緒の一里静」より)、ラブラブHも含めていい意味で人工的な甘ったるさが特徴的。
多少シリアスであったりインモラルであったりな要素がシナリオに絡むこともありますが、それもヒロインの健気さや純粋さを強調する要素として機能しているものであり、作品全体のトーンの穏やかさ・軽さは明瞭に維持されていると評し得るでしょう。
  ラストも素直にニヤニヤできる甘ったるいハッピーエンドであり、ヒロイン達の幸福そうな笑顔に癒されるタイプ。全般的にストーリーとしてのフックに欠け、作劇として平板な印象こそありますが、萌えエロ系としてはむしろ好適な作りであり、ヒロイン達とのラブエロ模様に集中できる作りと評し得るでしょう。

【ふにふに柔らかボディの萌え系美少女ヒロイン】
  ミドル~ハイティーン級の美少女ヒロインをメインに据えつつ、よりロリ色の強いローティーン級の女の子や、20代半ば程度と思しき人妻キャラクターなども投入した陣容。もっとも、年齢層の描き分けはそこまで明瞭ではなく、いずれも可愛らしさを重視したキャラデザインとなっています。
中編作のそれぞれ性格や容姿が対照的な幼馴染ヒロインコンビや、中性的な魅力を持つクール美少女、お馬鹿な天然ガール、優しく包容力のあるお姉ちゃんキャラクターなど、ポピュラーな属性を有する萌え系美少女ヒロインを多数擁しているのも単行本としての魅力の一つ。
また、短編「久遠桜は穿いていないかもしれない」の主人公にエッチな誘惑をかけつつも奥手な部分もあるヒロインや、主人公に命令口調で話しつつ積極的にエッチをしかけてくる短編「うちの魔王さま」の妹ヒロインなど、ヒロイン造形にちょっぴりミステリアスな部分をアクセントして絡めているのも面白いところ。
8f332f13.jpg  ローティーン級と思しき少女達については、ぺたんこバスト&寸胴ボディのロリ色が明瞭なキャラデザインを施しており、未成熟さ故の背徳感を感じさせますが、ヒロイン陣の過半数を占めるのは程好い肉付きでぷにぷにとした質感を付与した柔らか巨乳ガールズ達(←参照 おっぱいぷるんぷるん! 中編「しろ×くろ」中編より)。
すべすべ感を強調した柔肌の表現や、淫猥さを控えめにしたデフォルメ寄りの性器や乳首などの粘膜描写、成熟したボディに対して幼さを感じさせる可愛らしい表情付けなど、直接的な煽情性よりかはキュートネスの保全を重んじた女体描写も特色と言えるでしょう。
  初出時期によってか、作品によって絵柄にはある程度変化があるように認められますが、ヒロインのキュートネスをあざとさを感じさせる水準で抽出する萌え系絵柄は表紙絵と同質であり、絵柄のクオリティそのものは大きく変化していないとも評し得ます。

【高密度のエロ演出で陶酔感を出す和姦エロ】
  ふんわりと柔らかい雰囲気と甘いラブラブ感を打ち出しているため、エロとしての濃さはむしろ控えめな部分もありますが、量的には十分なエロシーンであり、ヒロイン達のエロ可愛い痴態を満喫できます。
  前述した短編「Bad End Route」のみ凌辱エロになっていますが、その他の作品はラブラブHとなっており、キュートなヒロイン達が積極的にエッチなことをしてくれる&受け止めてくれるという幸福感を喚起するスタイル
  エロシーンの組み立てとしては、比較的前戯パートにも尺を多めに割いており、柔らかおっぱいを揉み揉みしたり舌を絡めるキスをしたりと、ヒロインの肢体を解きほぐすことに加え、マシュマロおっぱいに包まれるパイズリや、貧乳寸胴ボディのお腹にコスコス擦り付けるプレイなど、ヒロイン側が積極的にち○こへのサービスを行う描写を多めに投入しています。
LikeAFlower4.jpg前戯パートですっかり発情して蕩けた表情になっている美少女ヒロイン達ですが、ぱいぱん仕様の秘所に挿入して抽挿パートが開始されれば更に蕩けて紅潮した表情を曝け出しており、ハートマーク付きの嬌声や舌足らずなラブエロ台詞を出しながら性的快感にメロメロになっている熱っぽい痴態を見せつけます(←参照 短編「久遠桜は穿いていないかもしれない」より)。
  ヒロインの柔らかボディとキュートネスを殺さない適度な密度のエロ演出を組み合わせるという手法そのものは単行本を通して不変ですが、画面構成や甘い雰囲気とのバランスといった細かい部分での調整が近作ではより適切に為されている印象があり、古めの作品での硬直感が改善されていると評し得ます。
  前戯パートでのパイ射や顔射に加え、抽挿パートでも中出し連発というケースもあり、ヒロインに白濁液を内から外から放出する複数ラウンド制を徹底。ぐしゃぐしゃに蕩けた表情でアクメ台詞を叫ぶ美少女ヒロインにがっつり中出しするフィニッシュシーンは大ゴマ~1Pフルで適度なインパクトを叩き出しています。

  萌え系ヒロインのキュートネスを存分に生かしたシナリオとエロであり、いい意味で人工的な甘ったるさが魅力的と言えるでしょう。
個人的には、セメント系クール美少女のロリっ子ちゃんがキュートな短編「うちの魔王さま」と、優しい清楚系ガールが好きな人のために健気なエロアタックをしかける短編「久遠桜は穿いていないかもしれない」がお気に入りでございます。

笑花偽『濃ゆ汁クリームパイ』

RichCreamPie.jpg 水薙竜先生の『ウィッチクラフトワーク』第7巻(講談社)を読みました。霞ちゃんのヤンデレ系ブラコンっぷりもすごかったのですが、自身の恋愛感情を全く把握していないという点が更にスゴイというか、愛すべきキャラだなぁと感じましたね。自分の気持ちに気付いた時にどうなっちゃうんでしょうかね?
あと、最近はたんぽぽさんが不憫を通り越して飼い猫然として可愛く思えてきました。

  さて本日は、笑花偽先生の『濃ゆ汁クリームパイ』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『性乱荘~痴女の住家~』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ツヤツヤ&ムチムチボディの美女達とがっつりファックなお話が詰まった1冊となっています。

43e7be1b.jpg  収録作は、天才ハッカーとその協力者たちが睡眠状態になってバーチャル世界に意識を移せるオンラインゲームの開発を行うも、その真意はゲーム開発とはまた別にあって~な「すぐ○○な女達」シリーズ4作(←参照 ゲーム世界で女戦士がオークに! 同シリーズ「すぐ負ける女戦士」より)+描き下ろしダイジェスト2P、および読み切り形式の短編6作。
フルカラー作品の「すぐ○○な女達」シリーズ第1話(8P)を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均20P強)と同レーベルとしては標準的なボリュームで安定。基本的にエロメインの作品構築であり、軽めのシナリオと質的・量的にボリューミィなエロシーンとで構成された作品構築となっています。

【快楽全能主義で突き進むポジティブな作風】
  長編作ではストーリー性を比較的重視してある程度のドラマ性を持たせつつ、短編作ではコンパクトなまとめ方で抜きに特化した構成を示す作家さんですが、今回は一応の中編シリーズ作である「すぐ○○な女達」シリーズも含めて後者のスタイルで固まっています。
「すぐ○○な女達」シリーズは、諸般の事情で第2話と第3話がダイジェスト版のみでの収録となっており、人物関係が分かりにくくなっている部分はありますが、エロメインの分かり易い作品構築であることと、エロシチュエーションのお膳立ての面白みもあって、そこまで大きなマイナスになっていません。
RichCreamPie2.jpg  作風としては、ポジティブな快楽全能主義であり、コメディ風味も交えつつ(←参照 とんでもない落し物が! 短編「不・幸・福♪」より)、ドタバタ展開や男性サイドにとっての棚ボタ展開を絡めてエロシーンに突入し、両者が恋心や快楽の充足に満足してハッピーエンドというイージーなシナリオワークとなっています。
彼女さんのお姉さんに誘惑されて浮気Hに突入する短編「ナイショだからね❤」や、オンラインゲームの開発を利用した売春の斡旋行為の側面がある中編シリーズ作など、インモラルであったりダークであったりする要素も時々認められますが、セックスの快楽の充実と平和な事態の落着であっけらかんと陽性にまとめているのも、快楽全能主義的な作風らしい要素
  ストーリー自体としては強い魅力があるタイプではなく、棚ボタ的であったりご都合主義的であったりと唐突な展開もやや目立つため、シナリオ面に期待するのは今単行本では避けるべきですが、エロシーンへの軽快な導入がコミカルさに寄与している面もあり、エロメインの作品構築としては安定感があると感じます。

【ツヤツヤ肌のスレンダー巨乳美女たち】
  年齢を特定するのが難しいケースもありますが、ヒロイン陣の年齢層はハイティーン級~20代後半を中心とする綺麗なお姉さんタイプが主力となっています。短編「ヨソはヨソ。ウチはウチ❤」のサブヒロインとして40歳前後と思しき熟女さん(ママさん)なども登場していますが、20代半ば~後半の女性ヒロインでも成熟した色香を香らせるタイプが多いと感じます。
  ハーフ美少女の幼馴染や、ちょっぴり妄想が暴走しがちな美人保険医さん、オンラインゲームで女戦士や女僧侶としてプレイする女性テストプレイヤー達、ちょっぴり欲求不満気味な美人OLさんなど、作品ごとに年齢層や職業設定に変化を付けており、キャラクターとしての掘り下げには乏しい一方で、ヒロインの多彩さは短編メインの単行本として魅力の一つ。
男性に対して強引にエロアタックを仕掛けるビッチ系キャラクターや、大好きな男性の前では大胆に乱れるタイプのキャラクターまで広がりはありますが、セックスに対して能動的なキャラクターが多く、性行為の快楽を存分に満喫する様子が作品にポジティブな雰囲気を付与することに寄与しています。
  等身高めでしなやかに伸びる四肢を併せ持つスレンダーボディにずしりと重量感のある釣鐘型巨乳&桃尻を組み合わせたモデル体型なエロボディで女体設計は統一されており、均整の取れた美しさと乳尻の存在感を中心としたストレートなエロさを両立させたタイプと言えます。
RichCreamPie3.jpgこのボディデザイン自体は王道的なものですが、そこにプラスティッキーささえ感じる肌のツヤツヤ感を添加したり(←参照 以前に比べるとマイルドになりつつある印象 短編「保健室のリカちゃん」より)、愛液に濡れてぐねぐねと蠢く秘所や乳首などの淫猥さを強調した粘膜描写を用いたりと、女体の煽情性を高める濃厚さを感じさせる描写が特徴的となっています。
  艶っぽさを前面に押し出しつつも、コミカルなシーンなども含めて漫画チックな親しみ易さやアニメ/エロゲー系統のキャッチーネスも明瞭なタイプであり、両要素が明瞭に主張する分、多少クセのあるタイプの絵柄ではあります。表紙絵と中身の絵柄は完全互換であり、十二分なキャリアを持つ作家さんだけあって、高い作画密度と安定した絵柄を単行本通して示しています。

【濃厚な官能性を香らせるエロ演出・構図】
  上述した様にエロシーンメインの作品構築であるため、エロシーンの分量は標準かそれを多少上回る程度のボリュームを確保しており、ヒロインの肢体の煽情性の強さもあって、質的なボリューム感や濃厚感のある濡れ場を形成しています。
年上お姉さん誘惑Hや幼馴染同士のコスプレH、恋人同士のラブラブH、さらにはゲーム世界で女戦士がオークに敗北しての異種姦など、エロシチュエーションには一定の多様性を設けていますが、ファンタジー凌辱では定番の女戦士×オークのシチュエーションも含めて、全て和姦エロとして描かれており、前述した通り、ヒロイン達がセックスの快楽に幸福そうな喜悦を示す痴態を描写しています。
エロシーンの組み立てとしては、前戯パートに比重を置くケースもあれば抽挿パートが大半を占めるケースもありますが、概ね後者がメインと言え、ガンガンと腰を振りながら互いに快感を高めていき、1Pフルのフィニッシュシーンまで力走するシンプルかつパワフルな抽挿パートが楽しめます。
RichCreamPie4.jpg  前戯・抽挿両パートにおいてヒロインのエロボディの存在感を強調し(←参照 短編「クレアのお医者さんゴッコ♪」より)、揉まれてぐにぐにと柔らかく変形したり、ピストンに合わせて揺れ弾んだりする巨乳描写や、露骨な大股開きで結合部をアピールする構図などを多用。比較的男性の体躯の存在感もあり、両者が絡まり合ったり重なり合ったりすることで密着感を生じさせているのも一つのポイントです。
比較的小~中ゴマを多用する傾向にありますが、それらのコマを用いて、粘膜の淫猥さと膣内でのち○この動きを表現する独特な断面図や、火照って赤面した上に艶やかな唇から熱い吐息が漏れ出す官能的な表情アップなどを投入してエロシーンの煽情性の密度を高めています。
  前戯パートで1回目の射精シーンを投入する場合もあれば、抽挿パートで中出し連発という場合もありますが、いずれの場合でも複数ラウンド制で構えており、1Pフルの中出し絶頂フィニッシュで盛り上がりの最高潮を形成しつつ、その後の後戯やピロートークで緩やかにフェードアウトしてエロシーンで作品を終わらせるケースが多いのも特徴的と言えるでしょう。

  明瞭な抜きツールとして完成度は十分であり、綺麗でセクシーなお姉さんキャラクターと和姦エロを楽しみたい諸氏には好物件。
個人的には、ハーフの金髪美少女とコスプレHな短編「クレアのお医者さんゴッコ♪」に愚息がお世話になりました。

左カゲトラ『はつじょーでいず』

EstrusDays.jpg PEACH-PIT先生の『ローゼンメイデン』最終第10巻(集英社)を読みました。“巻いた僕”の世界の旧版も含めて長いこと楽しませて頂いた作品でしたが、終にアリスゲームが終わったことは感慨深いですなぁ。
個々のドールたちとそのマスターたちに平穏が訪れたことは、彼ら彼女らの経験してきた苦難を考えると、本当によかったと思います。


  さて本日は、左カゲトラ先生の『はつじょーでいず』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『らぶちゅーらいふ』(茜新社)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
黒ストッキング装備のキュートな地味系ガール達と繰り広げるちょっぴり切なくもほのぼのとした恋模様が揃った1冊となっています。

EstrusDays1.jpg  収録作は、周囲には秘密で交際している男性教師と女子中○生の二人の性愛の日々を描く中編「FOOLS」全5話(←参照 おとぼけシーンながらキーワード 同中編第2話「My Home」より)+フルカラー後日談8P+カバー裏におまけ漫画1P、および読み切り形式の短編4作。
フルカラー作品を除き、1話・作当りのページ数は16~28P(平均23P弱)と標準的な部類。シナリオ的にも一定の読み応えを有しつつ、滑らかな読書感を基調としており、そこに体感的にも分量的にも重過ぎず軽過ぎずの濡れ場が加わる作品構築となっています。

【穏やかな雰囲気の中で肯定される思春期の少女達】
  前単行本から3年の開きがあり、また初出の掲載誌も異なるも、作風そのものは前回の初単行本から大きな変化はしておらず、等身大の思春期ガール達をヒロインに据え、彼女達の心の機微を優しく静かな雰囲気の中で描き出すスタイル
  年上の男性教師と世間的には禁忌とされる恋愛関係にある少女を描く中編作は、性行為自体を愛し合う男女として当然の行為として描きつつ、性行為の中で変化していく自身へのヒロインの戸惑いやおおっぴらにできない関係への苦しさなども描かれており、アッパーなラブコメチューンではなく、思春期の少女の細やかな感情描写が魅力となる作品と言えます。
fd624cd7.jpgそういった戸惑いや悩みも描きつつ、誠実な恋愛関係や周囲の人間とのかかわりによって負の感情が解消されていく流れも中編作の雰囲気を穏やかにしている要因であり(←参照 仲直り 中編第5話「君の名前を呼んだ後に」より)、少女性愛も含めて“禁断”の関係を描きつつ、大人や社会から分断されたものとして登場人物達を描くのでなく、日常の中に幸福を見出す様に描いているのも優しさを感じさせる要素。
  短編4作においても同様のスタンスを取りながら、よりコンパクトな作品構築となっており、幼馴染との嬉し恥かし初エッチな短編「Liar! Liar!」、ツンデレ系妹ちゃんと初エッチと思いきや・・・?な短編「Loop」、JCガールコンビによる男性教師への過激なラブエロアタックを描く短編「プリズム」など、作品の骨子は割合にオーソドックスなものとなっています。
とは言え、ラストのサブヒロインの表情で、彼女の想いを感じ取らせることで作品全体の印象をガラッと変化させつつ、ハッピーエンドも確実にするという巧みな表現を見せる短編「プリズム」や、健気な仔犬系ヒロインの台詞で恋愛モノとしての甘さをたっぷり充填する短編「放課後1H」など、心情描写の良さで作品の印象を締めたり、緩めたりする技術が光っています。
  短編「プリズム」「Loop」共にラストに仕掛けがあるタイプの作品ですが、基本的にハッピーエンドでまとまっており、いずれの作品も最後まで穏やかな雰囲気を保っていると言えるでしょう。

【記号的要素で固めつつ繊細さもある地味系JCヒロインズ】
  特に年齢を明示していないこともあるものの、基本的に女子中○生で統一されていると考えてよく、思春期らしい心の揺れ動きなども含めて大人としての倫理観や性徴と子供らしい衝動や無垢さが綯い交ぜになった存在が描かれていると評し得ます。
清楚なメガネ美少女や、ツンデレ気味な幼馴染キャラや妹キャラ、健気な仔犬系ヒロインと、比較的分かり易いキャラクター属性を張り付けてはいますが、そこに全面的に依存するタイプではなく、ポピュラーなキャラクター属性を心情描写で掘り下げるなり、定番と異なる側面を付与するなりと、適切にアレンジを施すことでキャラが平板にならないのは○。
EstrusDays3.jpgキャラデザインとしては、黒髪三つ編みや黒縁メガネ、クラシカルで清楚なセーラー服など、地味系ヒロインとしての属性を明確にする要素が多いことに加え、黒のパンティストッキングの登場が目立つのもこの作家さんの特徴(←参照 長編第1話「Baby cruising Love」より)。ある意味では、非常に意図した“地味系”ヒロインではあるのですが、そこが嫌味にならないのはバランス感覚や絵柄の特性故でしょう。
  キャラクターの年齢層もあって、比較的ロリ色が明確なボディデザインではありますが、ぷにぷにとしたロリぷにテイストは控えめであり、ほっそりとした華奢な肢体にぺたんこバスト&鏡面仕様の股間が組み合わさるボディ。比較的等身も高めで、ある程度の成長を示しつつも、乳房や股間など、女性らしい体パーツが未発達であることの併存が思春期らしいボディデザインと言えます。
  約3年ぶりの単行本ということもあって、絵柄には多少の変動が認められるのは確か。とは言え、細く柔らかい描線を組み上げ、キャッチーど真ん中のアニメ/エロゲー絵柄ではなく、繊細さやオサレ感も適度に含む漫画絵柄そのものの魅力は安定しており、線の強弱や演出の濃淡の変動に収まっていると感じます。

【程良い塩梅のエロ演出で彩る華奢ボディの痴態】
  キャラクター性の掘り下げにも重点を置いていますが、シナリオシーンの描き方も味わいを含ませつつもさらっと軽やかに描くタイプなのでエロシーンの分量は十分に確保しており、地味っ子ヒロイン達がエロ可愛く乱れる様を適度なボリュームで鑑賞可能。
EstrusDays4.jpgエロシチュエーションは、和姦エロで統一されており、行為の中で少女側を中心とした感情が吐露されていくという流れもラブエロ系としてオーソドックスですが、今回では中編作で明瞭な様に(妊娠の心配がない)アナルセックスの登場頻度が高いというのがプレイにおける一つの特徴(←参照 エッチの際にストッキングを脱がさないのも特徴 短編「放課後1H」より)。
また、中編第4話における女教師さんとヒロインの絡みや、短編「プリズム」において重要な要素となる男性主人公にエロアタックをかける二人の少女の絡みなど、百合的な要素を絡めることがしばしばあるのもこの作家さんらしいポイントと言えるでしょう。
  そもそもの絵柄が、煽情性を前面に押し出したタイプではなく、エロ演出に関しても一気に派手さ・過激さを増すタイプではないものの、地味系ヒロインが性的快感に高揚し、ハートマーク付きの乱れたエロ台詞の連呼や、トロンと蕩けた瞳の表情や口の輪郭線がふにゃふにゃになるのが特徴の蕩け顔、肉棒が出し入れされる秘所やアナルのアップ構図などによって彼女達の陶酔感を十二分に強調しています。
演出面である程度の攻撃性を担保しつつ、描写の物量でハードにガンガン攻め抜くタイプではあまりなく、性的快感に震え、仰け反るヒロインの華奢な肢体をアングル変化と、反応・行為の連続性を重んじたコマ展開で魅せていく傾向にあり、小ゴマの補助を受けた大ゴマのインパクトで勝負するタイプと感じます。
  前戯パートにも十分な分量を割いていますが、ここではヒロインの未成熟な肢体を丁寧に解きほぐすことに専念することも多く、必然的に1回戦をじっくり描くパターンが目立ちます。ハートマークを散りばめた絶頂の嬌声を上げ、アナルや秘所に白濁液を受け止めながらビクビクと体を反応させるヒロインの痴態を描くフィニッシュシーンは、そこまでの流れと齟齬を生じさせない程度ながら適度な盛り上がりを図っており、抜き所として申し分なくまとまっています。

  意外にオーソドックスな要素を組み上げながら、心情描写なども含めて作家さんの個性がしっかりと生きている作品群という印象で、過剰にならないレベルでの独自性の発揮を称賛したいところ。
個人的には、ラストにしてやられた短編「プリズム」がシナリオ的に、地味系メガネっ子のアナル乱れっぷりが素敵な中編「FOOLS」が抜き的に最愛でございます。

立花オミナ『いきなり!ハーレムライフ』

SuddenHaremLife.jpg TVアニメ版『ラブライブ!2期』第12話(最終話)「叶え!みんなの夢――」を観ました。ラストのライブシーンは1期も含めて全体のストーリーやキャラクターを総括する様なもので、非常によかったです。ラストまで凛ちゃんは天使でしたねぇ~
三石さんボイスでの矢澤ママンのにっこにこにー♪は耳が幸せでしたが、いっそ劇場版は全メンバーのママさん達によるママライブ!とかどうですか(妄想

  さて本日は、立花オミナ先生の『いきなり!ハーレムライフ』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『ボーイ・ミーツ・ハーレム』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
むちむち柔らかボディの残念系美少女・美女達とのエッチしまくりラブラブハーレムライフを満喫できる1冊となっております。

SuddenHaremLife1.jpg  収録作は、重度のあがり症で対人関係が非常に不得手な主人公が転校先で何故か彼に積極的に声をかけてくる少女と出会い、それを皮切りに次々と変態ガール&レディとセックスすることになる棚ボタなハーレムライフを描く長編「残念なヒロインたち」全6話(←参照 全てはここから始まった 同長編第1話より)。
1話当りのページ数は22~44P(平均36P弱)と幅はありつつボリューム感たっぷりの構成。このボリュームは、多数ヒロインとのゴージャスなハーレムセックスに大半が配分されており、シナリオ軽め・エロたっぷりの分かり易い作品構築となっております。

【分かり易い棚ボタハーレム展開の安心感】
  前回の初単行本において、男子垂涎のハーレム生活を、棚ボタ的幸福感をたっぷり充填してお届けというスタイルを明確に示しており、今単行本も路線としては全く同じの安心仕様。
SuddenHaremLife2.jpgシナリオ展開としては学園ハーレム系としてごく王道的なものであり、メインヒロインとの出会いをキッカケとして次々と異なるヒロイン達が参入、主人公を恋人として奪い合うドタバタ模様や新規ヒロイン登場によるエロ勝負などを得て、全ヒロインとのゴージャスな酒池肉林セックスからの大団円という流れをスムーズに運んでいます(←参照 パラダイス 長編第6話より)。
後半で登場するお嬢様ヒロインが主人公と結婚しようとしたり、メインヒロインが主人公の事を独占しようとして他のヒロインと衝突してしまったりと、多少のトラブルは存在しますが、シリアスになることは決してなく、ヒロイン達のご主人様としてご奉仕されたり彼女達を満足させるために頑張ったりな日々の幸福感で満たしています。
  後述するように、各ヒロインがちょっと“残念”な性癖を抱えていることもあってエロシチュエーションもそれに関連するプレイ内容を用意しているのが特徴ですが、個々の性癖に深く踏み込むことはなく、どちらかと言えばヒロインの多様性を生み出すことに寄与している部分が大きいでしょう。
  一応は、極度のあがり症で対人コミュニケーションが不得手だった主人公が、棚ボタハーレム生活を送る中で、対人関係に積極的になっていくことや、単なる性癖を超えてメインヒロインが主人公に惹かれていく青春恋愛模様などもストーリーを作り出していますが、その辺りは良くも悪くもごく薄味。
ラストも、明確な決着を避けてハーレムライフの継続を表現しつつ、ほんのり甘く優しいまとめ方としており、お肉のボリュームもたっぷりな特盛エロシーンの満腹感を優しくフォローするタイプの作劇として仕上がっています。

【それぞれの性癖で特色を出す肉感ボディの残念系ヒロインズ】
  計5名のヒロインが登場しており、ミドル~ハイティーン級の女子高生ヒロイン3名と20代半ば程度の女教師さんや秘書さんなどの年上お姉さん2名によって構成される陣容。
  上述した様に、クールメガネの秘書さんを例外として各ヒロインが、“残念”な特殊性癖を持っていることがヒロイン設計上の特色であり、清楚な正統派ヒロインに見えて実は主人公の体臭が大好きな臭いフェチガールのメインヒロイン・凛ちゃん、社交的でスポーツが得意な華やかな美少女でありつつ実は主人公のストーカーな夏美ちゃん、厳しくしっかり者な女教師ながら実はドMな奈緒子先生、恥ずかし屋なお嬢様と思えて実は露出大好きっ子な咲お嬢様と、適度にギャップを意識したキャラ作りが面白いところ。
ちなみに全ヒロイン処女ですが、抱えていた性癖や恋愛感情を発揮できる喜びもあって進んでエッチに参戦しており、イージーな展開の中で“攻略キャラ”が増えていく高揚感を生み出しています。
SuddenHaremLife3.jpg  一番年下の咲お嬢様のみ低身長気味、ぺたんこバスト、つるつるな股間とロリ色が目立つボディデザインですが、等身高めですらっとしたボディにもっちもちの柔らか巨乳と桃尻を組み合わせたエロボディの持ち主(←参照 3人とプレイ中 長編第3話より)。股間の茂みの有無や、スレンダー寄りからむっちり感を打ち出したタイプまでの体幹など、ボディデザインはキャラクターによって多少の差別化が図られています。
着衣セックスもある程度投入されていますが、制服エッチならば胸のリボンだけを残すなど、この肉感ボディを存分に見せつけ、ヒロイン達の柔らかなお肉に包まれる様子を明確に意識した絵作りとなっており、淫液に濡れて煽情性を増す女体描写そのものの魅力が武器となっています。
  コミカルなシーンなどで用いる漫画チックな表情付けなども含め、キャッチーさの明瞭なアニメ/エロゲー絵柄ですが、柔らかさや上品さもあるタッチであり、そこがエロさ最優先の女体描写や欲望ダダ漏れなプレイ内容とのいい意味でのギャップを形成。表紙絵とほぼ完全互換で中身の絵柄も安定しているのも安心材料となっています。

【肉感巨乳ボディに包まれるゴージャスなハーレムH】
  上述した様に、ページ数の過半はエロシーンに充てられていることに加え、肉感的なヒロインのボディが乱舞する質的なボリューム感も高いこともあって満腹感の強い和姦エロを長尺で提供。
  ハーレムHがメインに据えられており、メインヒロインとの出会い&初セックスを描く第1話を除けば複数名のヒロインとのセックスが描かれており、主人公取り合いの3Pセックスやお嬢様&お付きのお姉さんとの3P、ソフトSMシチュエーションな4Pセックス、そして全ヒロイン5名との大団円ゴージャスエロと、ヒロインの性癖等も絡めつつ組み合わせを変えての多人数エッチを展開しています。
SuddenHaremLife4.jpgプレイ内容についても、ハーレムセックスならではのプレイを多数用意しており、ダブルパイズリやトリプルフェラ、おっぱい全周包囲といった前戯パートでのプレイや、ヒロイン二人を重ねて上下の穴に出し入れしたり(←参照 年上ヒロインダブル挿入 長編第5話より)、ボリューミィなお尻を突き出したヒロインを横一列に並べて次々と挿入したりと、柔らかお肉に包まれる幸福感を喚起。
  普段は引っ込み思案ながらエロシーンでは言葉責めもしつつガンガン腰を振りまくる典型的な“エロ弁慶”な主人公の少年ですが、ヒロイン陣も行為に対して非常に積極的であり、嬉々としてご奉仕プレイに興じたり、ストレートなおねだり台詞を口にしたり、自ら安産型ヒップを振ったりと双方が積極的に性的快感を高めていくアッパーな性描写となっているのも一つの特長でしょう。
  基本的に、ヒロインの肉感ボディのエロさを中軸として煽情性を積み上げていくスタイルであり、もちもちとした女体をじっとり濡らす汗や精液などの液汁描写や、快感に柔らかく蕩ける表情、ズチュズチュと激しい水音を奏でる結合部の見せ付け構図や断面図など、スタンダードなエロ演出を適度な密度で組み上げていくのも訴求層を狭めない要因。
  前戯パートでのフェラやパイズリからの射精は毎回ではないですが、投入され、愛撫によるヒロインの絶頂潮吹きやお漏らしなどでも抜き所を設け、抽挿シーン突入後も中出しを連続していくドライブ感の強い複数ラウンド制を形成しており、抜き所は豊富。フィニッシュは1Pフル~2P見開きで絶頂に震えるヒロイン達と断面図等も絡めてたっぷりと白濁液が注入される様を提示して、パワフル&ゴージャスに進行する多人数エッチを〆ています。

  作風が非常に明確であることもあって、棚ボタハーレムHを楽しみたい諸氏には安心してお勧めできる1冊。今回は褐色肌ヒロインが存在しなかったのが少しばかりの心残りですが、各ヒロインともキャラクター性が明確なのも美点でしょう。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ