2014年01月

板場広し『変態兄キと妹玩具』

AbnormalBroAndToySis.jpg TVアニメ『キルラキル』第13話「君に薔薇薔薇…という感じ」を観ました。主人公の自分の力に対する葛藤や恐怖、そこからの再起という流れを1話でやってしまうのはテンポがずば抜けて良いこの作品らしいところですね。
しかし、流子の敗北までもこのエピソードに収めてしまうというのには驚きました。ひょっとすると、新・鮮血も次回に登場するのではと思ってしまいます。

  さて本日は、板場広し先生の『変態兄キと妹玩具』(クロエ出版)の遅延へたレビューです。なお、先生の前々単行本『放課後の彼女は舐られて啼く。』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー巨乳美少女な妹ヒロイン達と繰り広げるハードファックがぎっちり詰まった1冊となっています。

AbnormalBroAndToySis1.jpg  収録作は、オタク仲間である同級生の美少女と兄貴がセックスフレンドになったことに妹が嫉妬して兄との一線を越える中編「妹が俺に厳しい」前中後編、優しくクールなイケメンの兄は実はドSな変態だったが妹はその性癖を受け入れ・・・なタイトル中編「変態兄キと妹玩具」前中後編(←参照 弄ばれる妹だが・・・ 同作中編より)、ニートで引きこもりである兄とそれを疎み嫌う妹の憎悪が再生産され続ける連作「兄妹失格」正続編、および読み切り形式の短編3作。
1話・作当りのページ数は20~24P(平均23P強)と標準的なボリュームですが、収録本数が多いこともあって単行本としてはかなり厚めでお得感のある1冊。続きモノが多いということもあってシナリオ面でも一定の読み応えはあり、また十二分な尺でハードな痴態描写が詰まった抜きツールとしての構築も明確と言えます。

【火がつけばノンストップな欲望や感情という業】
  成年向けでは寝取られエロなどのダーク・インモラル系の作品がメインである作家さんですが、今単行本では兄妹相姦モノで統一しつつ比較的明るい雰囲気を持つ作品が多め。
AbnormalBroAndToySis2.jpgサブヒロインの登場によりツンデレ妹が兄貴と急接近な中編「妹が俺に厳しい」や、普段はそっけない妹ちゃんが兄貴が参加する合コンに現れ、場の勢いを利用してアタックをかける短編「他人のふりして・・・」(←参照 実はお兄ちゃん大好きな妹 同短編より)、親の再婚で同級生の女の子が義理の妹に~という設定の短編「妹同級生」などは、ラブコメ系妹モノとしてオーソドックスな展開を有していると言えます。
  その一方で、大好きなお兄ちゃんに処女を捧げるつもりが、ラブラブHはままならず変態性癖の兄貴のハードな調教に飲み込まれることになる中編「変態兄キと妹玩具」などの様に、倒錯的でダークな雰囲気の作品も存在しています。ラブコメ系でも甘さたっぷりの雰囲気がある作品はやや少なく、どちらかと言えば男女双方のストレートな性欲も話の駆動因であるのも特徴的と感じます。
また、単行本ラストに用意された連作「兄妹失格」は、肉親としての愛情と恋人としての愛情を兼ね備えるエロ漫画的にスタンダードな兄妹関係を手酷く否定するかのような作品であり、怠惰の果てに妹をレイプした兄と、その兄を憎悪し殺害すら試みる妹が、愛情は何もなくただ肉の快楽で繋ぎ合わされながら淀んだ日々を送り続けることになる非常に強烈な作品。そこまでのお気楽兄妹エッチな作品とガラッと雰囲気が異なる分、インパクトが強烈になっています。
  いずれの作品にも共通するのは、愛情であれ性欲であれ、各人の性愛への動機を人間の“業”として描いていることであり、ヒロインが嫉妬すれば本当に激怒して過激な行動に出ますし、変態男子が性癖を発現すればポイント・オブ・ノー・リターンを超えて激化するなど、一度火がつけば感情や欲望は簡単に制御できないものとして表現されています
欲望の激しさなども含めて、この作家さんらしい感情・欲望の描写であり、ストーリーの骨組み自体は決して斬新なものではない一方で、登場人物の感情の激しさに目が覚めるような印象があることが、シナリオ全体の読み応えを高めていると評したいところ

【アダルトな色気が香るスレンダー巨乳な妹たち】
  ヒロインの年齢層はミドル~ハイティーン級のJK美少女で統一。前述した通りに妹モノで統一された単行本であり、中編「妹が俺に厳しい」に登場するサブヒロインのオタク美少女や、短編「妹同級生」の義妹ちゃんを除けば、血縁のある妹ヒロインで固められています。
キャラクター造形については、普段はそっけない態度ながら実はお兄ちゃんラブな娘さんや、嫉妬や恋心がかなり不器用な形で表現される妹など、ツンデレ要素や純情妹などのキャッチーな要素も絡めつつ、多層的で複雑なものとして女性を描く傾向があります。
また、純真なお兄ちゃん大好きな妹さんがその兄のハードな調教の末に、その兄さえも圧倒する快楽の虜になったり(中編「変態兄キと妹玩具」)、レイプから逃れるために兄への憎悪を隠して“愛している”と嘘を吐いたりと、男性の観点による女性の“奥深さ”“理解不能性”を織り込んだキャラクター造形も多く、この点がヒロインに独特の妖しさを生むのはこの作家さんの一つの特性でしょう。
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  妹キャラでほぼ統一されていますが、決してロリ系のキャラクターではなく、年齢設定以上にアダルトな色気が香るスレンダー巨乳さん達が勢揃い。たわわに実った柔らかおっぱいに適度にムチムチしたお尻&太腿、ぬらぬらと濡れ光る性器とその上部に濃く茂る陰毛などの体パーツを装備し、均整も取れつつストレートなセックスアピールを放つ肉感ボディとなっています(←参照 小娘の色香とは思えぬわッ! 短編「妹同級生」より)。
また、性感に合わせて自己主張する乳首や、唾液も交えて絡まり合う舌に要所で照りを強調する唇、愛液に濡れ光る陰唇など、粘膜描写の淫猥さは肢体描写において特筆すべき点であり、後述する様にエロシーンにおいても大きな効果を発揮。
  雰囲気の明るい作品が多いためか、一般向けに近い朗らかでくだけた印象も目立ちますが、基本的にはネオ劇画的な重さ・濃さを十分に盛り込みつつ、キャッチーなアニメ/エロゲーをベースとするタイプであり、多少くどい印象こそありますが、ベテラン故の安定感もあって幅広い層に訴求できる絵柄と言えます。

【ハードな演出と淫猥な粘膜描写で彩る美少女の痴態】
  安定した作品展開もあってスムーズにエロシーンへと移行しており、濡れ場の尺は十分に長く、妹の処女マ○コに中出し連発の複数ラウンド制を基本とするストロングスタイルなエロ展開となっています。
前述した様にラブラブ感こそ弱めながらも愛し合う二人のセックスもあれば、歪んだ性癖が発揮される凌辱エロや調教エロもありますが、いずれにしても一度火の付いた欲望のエネルギーが性行為を駆動させており、最初から最後まで切迫感さえ感じさせる様な勢いで体を交わらせていきます
  前述した粘膜描写の淫猥さは、前戯パートから効果を発揮しており、女性器をくぱぁと開いて膣前庭や陰核をねっとりとクンニする描写や、舌を絡めあわせ唾液を交換する孝行なキス描写、ヒロインがうっとりとした表情で肉棒に舌を這わせたり、ディープスロートしたりなフェラ描写などで、各種体液に絡まり合った粘膜の直接的なエロさを生み出しています。
AbnormalBroAndToySis4.jpg前戯パートでの乳首や秘所などの性感帯へねっとりとした愛撫を加えてから突入する抽挿パートでも、露骨な結合部見せつけ構図や(←参照 “種付けプレス”(words by 高津先生)に近似した体勢 中編「妹が俺に厳しい」前編より)、ピストンしながらの乳吸いやねっとりキスなどの描写において粘膜描写の淫猥さが光っており、構図そのものがストレートな煽情性を有している分、その威力を更に高めることに貢献しています。
  エロ演出については、ハードなアへ顔描写や理性がプッチンした恍惚とした表情付け、口からダダ漏れになるエロ台詞など、過激なものを得意としており、今回も用いていますが、妹ヒロインとしての健気さや可愛さも保持させるためか、特に和姦系では量的にはやや抑えめにしている感があります。無論、調教エロや凌辱エロではそれら過激なエロ演出で一気にブーストをかける手法が健在。
男女の肢体の密着感を重視して、体を重ね合わせると、抽挿も最奥までパワフルにストロークさせるピストン運動は、体位なども変えつつ中出しを連発していくシークエンスとなっており、トドメの中出しにビクンビクンと体を痙攣させ、蕩けきった表情orアへ顔で絶頂を迎える美少女の痴態を1Pフルでお届けな強力な抜き所となっています。

  平和な和姦エロが多いということもあって、この作家さんにしてはやや大人しいという印象もありますが、その一方で欲望の衝動の強烈さという側面は些かも失われてはおらず、それがストーリーの読み応えとエロの実用性に直結しているのは流石上手いなと感じるところ。
個人的には、健気なお兄ちゃんラブな妹をがっつり調教するも意外な結果に~な中編「変態兄キと妹玩具」に愚息がお世話になると共に、連作「兄妹失格」のストーリーとしての強烈なインパクトに脱帽致しました。

リリスラウダ『いいなりっ娘』

RolitaAsYouWant.jpg  TVアニメ『てさぐれ!部活もの あんこーる』第1話「決して離れない」を観ました。1期もニコニコ動画で課金しながら全話観ていたのですが、まさか期間を開けずに2期が始まるとは思っていなかったのでビックリしましたね。
ご都合展開でメンバーも変わっておりませんし、2期でも部員達がそれぞれ暴走する大喜利を楽しみにしたいところ。

  さて本日は、リリスラウダ先生の初単行本『いいなりっ娘』(ジーウォーク)の年越し遅延レビューです。レビュー遅くなって申し訳ないですが、ロリエロ分が不足してきたので、溜まった未レビュー単行本の中から敢えてピックアップしました。
キュートなロリぷにょぅじょがアクメフェイスを曝け出して悶える強烈なエロ描写で圧倒する作品集となっています。

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  収録作は、聴かせただけで相手を催眠術にかけられる音楽を手に入れたキモオタ男子が次々とロリっ子を毒牙にかけて調教していく「大事な用事」シリーズ全3作(←参照 曲を聴かせると言いなりに 同シリーズ第1話「日曜日の大事な用事」より)、ゲームに負けたら相手の言うことを聞く罰ゲームを利用して、ニートである自分を馬鹿にする妹をエロ奴隷に調教する連作「妹調教ゲーム」前後編、および読み切り形式の短編・掌編5作。
フルカラー掌編「メールの王子サマ」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は10~24P(平均19P強)と書店売り誌初出としてはやや控えめな部類。シナリオ的な読み応えはページ数から想起される水準よりもむしろ弱いですが、逆にこの分量ながらもエロ描写の強烈さによって実用面での満腹感を叩き出す作品構築こそが特長と言えるでしょう。

【シンプルな欲望に素直なロリータ調教&凌辱エロ】
  催眠凌辱&調教モノである「大事な用事」シリーズや、妹調教&孕ませな連作を筆頭に、調教・凌辱系統の作品がメインとなっており、性的知識すら十分になかった女の子達が悪い大人に騙されて快楽中毒に仕立て上げられていく展開も概ね共通。
ロリータ少女に対する性的調教や凌辱を題材とするエロ漫画作品では、その異常性や登場人物の心情描写、ストーリーのテーマ性など作劇や設定を練って、読者に凌辱行為もしくは少女性愛について自ら省みさせる作品も多いのですが、この作家さんの作風に関しては、“可愛いロリっ子に好き勝手なことをしちゃいたい”という嗜虐的な欲望を、牧歌的とも言えるレベルでシンプルに描き上げているタイプ。
  男性の身勝手な欲望により、強引に性的快感を覚え込まされた少女達が、最終的には快楽の奴隷となって男性達の思うが儘の存在になり、その立場に満足げに恍惚の表情を浮かべるラストは、快楽の充足という意味でハッピーエンド的なニュアンスを多少もたらしているのは確か。
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無論、それはハッピーエンドなどでは決してなく、表面的にはある程度の穏やかさやお気楽感はある一方で、妊娠してしまったり(←参照 既に“壊れて”しまってはいる 連作「妹調教ゲーム」後編より)、更なる調教が示唆されたりと、ヒロイン達の日常が完膚なきまでに奪い去られた状態を示しており、のほほんとしたまとめ方がむしろ読後に後ろ暗い印象を残しているとも言えるでしょう。
また、調教エロとしては、行為をエスカレートさせていくのと並行して、ヒロインが変容していく、つまりは徐々に壊れていく様子を、適切に段階を踏んで描いているのは好ましいポイント。設定の違いだけで展開が似たり寄ったりなのは多少の減点材料ではありますが、展開として肝要な部分は適切に押さえているとも感じます。
  一方、前述した通り、ごくシンプルに願望を充足させる凌辱・調教エロであるため、シナリオ的な畳み掛けや心情描写の深化による惨禍の印象の強化などは行われておらず、結果の深刻さとエロ演出の強烈さに比して、読み口自体はこの系統の作品としては比較的あっさりしているのも一つの特徴。

【寸胴貧乳ボディのょぅじょヒロイン達】
  特段に年齢を明示はしていないものの、ヒロインは小○校中学年~高学年程度と思しきランドセルガールズ。キャラデザについてはかなり幼さを強調したタイプであるので、ペド寄りの幼女ヒロインという印象が先行します。
生真面目な委員長タイプや、兄を邪険に扱う小生意気な妹キャラなど、分かり易いキャラクター属性を盛り込むことも多いですが、よりシンプルに純粋無垢な女の子というタイプが多く、調教・凌辱エロとの暗さや歪みと明瞭なコントラストを形成しています。
  ボディデザインについては、ロリぷに感を重視したタイプであり、丸っこいお顔や凹凸の少ない体幹でぽっこりとしたお腹などを丸みを帯びた線で描いており、等身も低めに維持。なお、この可愛らしいロリっ子達と対照的に、男性陣は記号的なキモオタ男性であったり、いかつい顔つきの中年男性だったりするため、苦手な方には相応の忌避要因。
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勿論、ぺたんこ~膨らみかけのバストにや寸胴ボディ、ツルツル&プニプニで一本筋の走る股間、未成熟で控えめな乳首や性器など、明確なロリ系パーツをフル装備させており、見た目の幼さに拍車をかけます(←参照 連作「妹調教ゲーム」後編より)。なお、孕ませ要素が含まれるケースが多く、初潮が来ているか怪しい見た目のキャラであっても、お腹をぽっこり膨らませたロリ妊婦をしばしば投入するのも特色の一つ
  また、キュートなロリ少女にお腹や乳房を強調するボンテージというアンバランスな服装を敢えて取らせたり、首輪&犬耳での羞恥プレイをさせたり、スク水でお風呂ご奉仕をさせたりと、着衣面でも嗜虐性や征服感を喚起させるものが多いと感じます。
  初単行本ということもあって絵柄にはある程度の変動はあるものの、デフォルメ感が強く、萌えっぽさの強い絵柄自体は一定。フルカラー絵では結構明瞭なあざとい萌えっぽさがありますが、モノクロ絵ではむしろ子供向け漫画の絵柄の様な素朴な親しみ易さが先行するタイプと言えます。

【キュートなロリっ子に凶悪なエロ演出を被せるトリップ感】
  各作品のページ数はそれほど多くないため、エロシーンもたっぷり長尺とは言い難いものの、前述した調教エロのねっとりとした段階踏みとエロ演出の過激性で体感的なボリュームを押し上げています。
催眠術でご奉仕プレイをさせたり、口車に乗せてハメ撮りに持ち込んだり、弱みを使って徐々に快楽中毒者に仕立て上げたりと、凌辱・調教エロのシチュエーションがメインであることは前述の通りであり、序盤こそ抵抗感や嫌悪感を示していたヒロイン達が快楽に屈して浅ましい痴態を曝け出すシークエンスを展開。
  エロ展開としては、挿入に至るまでに十分な尺を設けることが特長と言え、ヒロインの未成熟なボディの胸や股間の性感帯をねっとりと弄り回し、その性感を先ずは目覚めさせることを徹底。小さな口いっぱいに大人ち○こを無理矢理頬張らせ、ディープスロートまで敢行して精液を飲み込ませたり、顔にぶっかけたりといった描写も前戯パートに投入しています。
それらの展開に時間をかける分、抽挿パートがかなり短くまとめられていることもあるため、ピストン描写をたっぷり楽しみたい方は要留意。とは言え、前戯パートでの丹念な下準備がある分、抽挿パートで一気に快楽が爆発し、ヒロインの精神が崩壊させられるインパクトが生じているとも評し得ます。
RolitaAsYouWant4.jpg  特に抽挿パートに移行後は、ハードなアへ顔やハートマーク付きの白痴系エロ台詞の絶叫、子宮口を肉棒がグイグイ押し上げる様子の断面図など、過激なエロ演出を連発(←参照 ロリっ子アへ顔絶叫 短編「あいどるすまいる」より)。演出様式やその密度に関しては、この作家さん以上にインパクトや密度がある作家さんも多いのですが、キュートで純真なロリっ子と組み合わされることで“可愛らしさ”を損壊するという嗜虐性を増しており、好きな方には強烈なトリップ感を、苦手な方には嫌悪感と憐憫を呼び起こすものと言えるでしょう。
  やや短めの抽挿パートながら、ヒロインのちんまりボディを軽々と抱え込んで押し込むようなパワフルピストンを加え、ヒロインに激しい嬌声を叫ばせる強烈なものであり、ラストは中出し絶頂を迎えて子供がしちゃいけない表情を曝け出す痴態を1Pフルでお届け。やや単調で硬いコマ割りや引きの構図の締まりの悪さなど、改善すべき点はありますが、コンセプトの明確さと“インパクト勝負”の成功とで抜きツールとしての実用性を保証していると評したいところ。

  好みを分ける作品であることは確かですが、前述したコンセプトが明瞭である分、好みが合うならば抜きツールとしての信頼性は高いと言えるでしょう。現実では叶わないし、決して叶えてはいけないロリ美少女ビッチ化調教をファンタジーとして楽しみたい諸氏にお勧めでございます。
個人的には、塗りの良さもあってキュートでちみっこいヒロインが輪姦されるフルカラー掌編「メールの王サマ」と、アイドルに憧れる太眉ガールが悪い大人に騙されて~な短編「あいどるすまいる」がお気に入りでございます。

こんちき『私えっちですよ?』

DoYouWannaPlayHLife.jpg TVアニメ版『のうりん』第1話「厨脳ラブストーリー」を観ました。原作未読でございますが、たっぷりおっぱいがいっぱいな感じで大変よろしいのではないでしょうか(真顔
ややテンポが悪い気はしますが、パロディをも含めてギャグの瞬発力はなかなかで笑わせて貰いました。しかし、ベッキー先生、やばいキャラですねぇ・・(良くも悪くも

  さて本日は、こんちき先生の『私えっちですよ?』(ワニマガジン社)の年越し遅延へたレビューです。なお、こんちき先生の(本名義での)前単行本『おいでませ にゃんにゃん』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
健康的な色香をまとうティーンガールズ達とのそれぞれのラブ&セックスが描かれた作品集となっています。

DoYouWannaPlayHLife1.jpg  収録作は、主人公である男性教師の下宿先の娘にして教え子でもある少女はその豊満ボディで誘惑をしてきて~な短編「先生・・・えっちですよ?」(←参照 そばかす豊満田舎少女 同短編より)+その続編であるシリーズ作全3話、および読み切り形式の短編6作。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均20P強)とコンビニ誌初出としては中の上クラスの水準。シナリオ面でも読み応えはしっかりとあり、その上でエロの質的・量的満足感も程好く強いというエロ漫画として好適な作品構築となっています。

【明暗様々に描かれる日常とそこからの浮揚する非日常】
  後述する様に倒錯的な性愛の登場頻度が高い傾向にある今単行本ですが、その扱い方は非常に様々であり、作品の雰囲気の明暗や読後感の陰陽には幅があると言えます。
シャイなヒロインが好きな男子との関係を深めるために、“大人のゲーム”なるエロ遊戯を提案して友人たちと一騒動な短編「どきどきHな私望遊戯」や、梅雨の季節のじめじめな部屋で主人公とヒロインが互いに臭い臭いと言いながら汗まみれセックスな短編「いちゃにちゃ日和」などは、若人のあけすけで真っ直ぐな性欲やら恋心が話を明るく駆動していくタイプ。
これに対し、主人公の男性教師を誘惑し、続編では友人の真面目な少女も淫蕩の道に引きずり込む少女を描く「先生・・・えっちですよ?」シリーズや、大人しそうなショタ系ボーイと付き合うことになった長身長&巨乳のスポーツガールが少年のアブノーマルな性癖に飲み込まれていく短編「ちびデカあぶの~まる」などはダークでインモラルな香りのする作品となっています。
また、ドタバタラブコメ・エロコメ系統と異なり、主人公の憧れのお姉さんへのもどかしい感情とその解決を少々せつなくも優しい筆致で描き出す短編「はじめてのおしまい」、進路のために一生懸命勉学やスポーツに励みながら、なかなか思うようにいかない二人が感情を吐露しつつ性愛を通して励まし合い、歩み続ける短編「走れ おんなのこ」などは、適度な抒情性を有する青春ストーリーとなっており、それぞれ印象が異なります。
1ec745b8.jpg  これら多様な作劇において、一つ共通するのは、性的好奇心や性欲、逆に性的なものへの恐怖心、恋心なども含めて登場人物達の感情の源泉を、大仰に構えることなく、ごく単純で刹那的でありふれたものとして描いている点。それでいて思春期の彼ら彼女らなりに深刻でシリアスなものであるということも否定せず(←参照 それでも、生きる 短編「走れ おんなのこ」より)、登場人物達の在り様を、例えインモラル系の作品であっても、肯定していると言えるでしょう。
  愚かしさや未練、歪み、怠惰、諦観等の人間の“悪徳”を、時にコミカルに、時にシリアルに、時にダークにと様々な方向性で描きつつ、同時に描かれる人間の善徳と共に登場人物たちの“人間臭さ”として魅力的に描き、それでストーリー展開の印象を鮮やかにしているのはこの作家さんの大きな美点であると評し得ます。

【オーソドックスからの引き算で魅力を出すキャラデザ】
  短編「はまちーと美咲さん」に登場するヒロイン美咲さんは、留年しまくりのぐうたら大学生(20代半ば程度)ですが、その他のヒロインはミドル~ハイティーン級の制服美少女達で統一。
テンプレートなキャラクター属性に依存することなく、思春期の等身大な感情や性的欲望、自由な逸脱感などを適度に増幅してキャラクターとしての魅力に昇華したタイプの人物描写となっているのが大きな美点と言えます。また、“姦婦”の役割を演じることになる「先生・・・えっちですよ?」シリーズのヒロインや、性的奔放さと慈しみの感情が複雑に絡み合う短編「はじめてのおしまい」など、一筋縄ではいかない奥行きのあるキャラクターが多いとも感じます。
  ヒロイン陣のキャラデザに関しては、表紙絵に登場する「先生・・・えっちですよ?」シリーズのもう一人のヒロインの様に、“正統派”の美少女タイプもいる一方で、そばかすフェイスやかなりぽっちゃりな女の子、釣り目フェイスに筋肉でしっかり締まった貧乳スレンダー日焼け娘などの、オーソドックスな美少女キャラ的アピールポイントを敢えて排除して、日常感のある別の魅力を備えさせたキャラデザも多いと言えます。
25ad85d8.jpg ボディデザインについても、スレンダー巨乳美少女などはあまりおらず、巨乳キャラクターであれば体全体に相応のお肉がついていたり、長身キャラクターであったりしており、また前述した凹凸と色気に乏しいスポーツ系スレンダーボディや、怠惰な生活ですっかりもちもち駄肉を身に着けてしまったお姉さんやら(←参照 腹部から太腿までのラインに注目されたい 短編「はまちーと美咲さん」より)、これまた敢えて一般的にはマイナスな要素を加えることで、好事家にとってはプラスとなる設計であると言えるでしょう。
  アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスはありますが、派手さや媚のあるタイプではなく、むしろ健康的なさらっと爽やかな印象のある漫画絵柄。成人向け単行本としては2冊目ですが、一般ジャンルでも十分なキャリアのある作家さんであることもあって絵柄の安定感は強く、作画密度も高く維持されていると評し得ます。

【臨場感と密着感を重視したセックス描写】
  エロシーンの尺には作品間である程度長短に差異はありますが、前単行本に比してエロシーンの尺は総じて伸びており、また演出の濃厚さもあって抜きツールとしての信頼感は非常に高まっているのは最初に特記すべきと感じるポイント
  教え子の少女からの誘惑セックスや、それを友人に撮影して見せつけるプレイ、汗まみれで体をぬるぬると絡み合わせる自称“なめくじセックス”、お姉さんによる少年への性的悪戯&童貞切りセックス、ショタ少年によるスポーティーガールのハメ撮り調教など、比較的アブノーマルなエロシチュエーション・プレイが多いのは前述した通り。
とは言え、アブノーマル系としての踏み込みが強いタイプではなく、倒錯性や変態性を強調することはあまりありません。その一方で、ラブエロ系にしろ、インモラル系にしろ、感情描写の良さで魅せる日常パートからシームレスにエロシーンへと移り、徐々に非日常としての高揚や戸惑いなどの感情を織り交ぜていく濡れ場の雰囲気の良さは作劇と密接に関係するポイント。
DoYouWannaPlayHLife4.jpg  エロ演出の濃密さと前述しましたが、必ずしも派手でストレートなエロ演出を連発するだけの描き方ではなく、空間に立ち込める臭気や体温、粘液のぬめりを感じさせる様な繊細な描写が大きな効果を発揮しており、セックスの臨場感を大事にするタイプ。もちろん、エロシーンの要所では露骨な結合部アップ構図や、綺麗な顔が涙や涎で濡れて蕩ける表情付け、長尺では短めの嬌声やエロ台詞を重ねていく切迫した台詞回しなどのアタックの強いエロ演出を用いています(←参照 短編「はじめてのおしまい」より)。
  互いの体をなめ合ったり、嗅ぎ合ったり、揉み合ったりで相手の体を感じる前戯パートにも十分なボリュームを持たせつつ、抽挿パートをエロ展開のメインに据えて複数回の射精シーンを設ける構成も実用性の強化に貢献している要素。
互いの体の密着感が生む、前述の体温や臭気の醸成を重んじている分、セックス描写において男性の体躯をしっかりと描き込む傾向にあり、この手法で大いに成功していますが、その辺りを気にする方は要留意。アナル中出しやぶっかけなどもしばしば用いる一方、基本的には男女密着状態でち○こを最奥まで挿入した状態で白濁液を絞り出して両者絶頂というフィニッシュシーン。演出としては十二分な盛り上げが図られる一方、描写の分量やエロ展開の流れとしてはフィニッシュシーンをそこまで重視していないのも特徴と言えます。

  特に人物描写の良さを生かした作劇の魅力はそのままに抜きツールとして明確な進歩を示した成人向け2冊目という印象です。作劇に関しては、快楽天レーベルのエロ漫画における伝統的な美点を保持し続けていると個人的には感じます。
実用面では長身短髪巨乳ガールがショタボーイに強烈な調教を受けることになる短編「ちびデカあぶの~まる」が、話としてはサバサバとした雰囲気ながら優しさのある青春讃歌の短編「「走れ おんなのこ」がお気に入り。お勧め!

成島ゴドー『隣のHな人妻達』

EroticWivesNextdoor.jpg 森繁拓真先生の『となりの関くん』第5巻(メディアファクトリー)を読みました。今回は関君の一人遊びに横井さんも比較的積極的に参加?することが多い印象がありました。気になって手が出てしまう気持ちはよく分かります(笑
事業参観の回では、二人のお母さんが登場していましたが、二人とも美人さんでありつつ子供と雰囲気そっくりでございましたな。

  さて本日は、成島ゴドー先生の『隣のHな人妻達』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『オチルオンナ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
欲求不満な豊満ボディの人妻さん達と繰り広げる多彩でハードなエロ模様が楽しめる1冊となっています。

7852be00.jpg  収録作は、同じアパートの住人である4人の人妻さん達がたまった性欲を解消するために色々な騒動を引き起こすオムニバス形式のシリーズ作全5話(←参照 若い男子のち○こを求めて続々集合 同シリーズ第1話「山本くん女難の相」より)、および読み切り形式の短編「LIBIDO」。
収録本数こそ計6本と少ないものの、1話・作当りのページ数は32~34P(平均32P強)と十二分なボリューム感のある構成。概ねエロメインの構築ではあり、肉感ボディの存在感もあって抜きツールとしての満腹感は強いと言えるでしょう。

【性的欲望で突っ走りつつそれが嫌味にならない描き方】
  今単行本のメインであるシリーズ作は、同じアパートの住人達である人妻さん達がそれぞれの悩みや欲求不満を解決していくオムニバス形式であり、キャラクターの心情や関係性の変化など、一定の話のつながりはありますが、読み切り形式に近いタイプ。
お酒の勢いや集団心理などもあって、童貞青年のち○こを人妻トリオがたっぷり味わって彼女達の方がスッキリする棚ボタ展開や、人妻さんが公園でエロ本を漁っていたショタボーイズに実戦訓練を施したりと、性的欲望に素直に従ってセックスを満喫する展開がメインと言えます。
ショタっ子の底無しのエロパワーに逆襲・圧倒されたり、シリーズ中の連作「岩井さん嵌められる」「岩井さん嵌め返す」では真面目で一途な人妻さんが旦那の会社への融資をタテに凌辱されてしまったりと、 ダークな展開も存在しますが、その場合でも人妻さん達の友情パワーや性的欲望の解放などによってハッピーエンドへと回帰します。
EroticWivesNextdoor2.jpg  短編「LIBIDO」も含め、旦那以外の男性とセックスをしてしまった場合でも、それはそれとして旦那への愛情が保たれていることは共通しており、セックスレスであったシリーズ作の美佐子さんの旦那との仲直りHなど(←参照 夫婦仲直り シリーズ第5話「本条さん乱れまくる」より)、家庭環境が損壊されることはないという平和な描き方と言えるでしょう。
ご都合主義的であるのは確かですが、同じ展開を思春期ガールでやってしまえば話が薄く・軽くなり過ぎる一方で、自身の性的欲望を受け止めて時に奔放さを示しつつ、旦那や日常への愛情・愛着をそれらとは別に大切にするという弁え方は、相応に人生経験を重ねてきた年増さんとして頼もしく、また好ましい描き方であるとも評したいところ。

【たっぷりお肉の豊満完熟ボディな人妻さん達】
  シリーズ作に登場するヒロイン4人にはクラブのママさんをやっているオールドミスな美女さん1名が含まれていますが、その他の女性キャラクターは全員既婚者で統一。
性的なことに関して欲求不満という点については全ヒロインに概ね共通しており、真面目な性格である故に苦労をため込んでいた人妻さんが女王様気質に目覚めたり、旦那とのセックスレスで悩んでいた人妻さんがなんのかんので旦那と仲直りして満たされたりと、その欲求不満が陽性に解消されていく流れと言えるでしょう。
その上で、勝気なお姉さんタイプやおっとりしているけど好色なタイプ、真面目で堅い性格の人妻さんと陽気で女王様タイプだが友情に篤いハイミスさんなど、性格付けを多彩にして、個々にキャラクターを魅力的に描けているのも○。
EroticWivesNextdoor3.jpg  20代半ば~30代半ば程度と思しき年増美女さん達のボディは、バストサイズ等に多少の変動はありつつ、もっちりとした柔らか肉を巨乳~爆乳と安産型ヒップにたっぷりと詰め込んだ完熟肉感ボディで統一されています(←参照 どたぷんボディ短編「LIBIDO」より)。なお、スレンダー寄りのボディデザインであることもあれば、乳尻に負けず体幹にも駄肉が十分ついたタイプもあり、キャラクターの印象に合わせてある程度の味付けは変えているという印象です。
また、地味めな服装や、若々しさも残しつつ適度なくたびれ感のある顔もっさりとした陰毛や太めの眉毛など、美少女キャラ的な華やかさ・可憐さとは敢えて無縁で、人妻キャラクターらしい日常感をキャラデザインで存分に打ち出しているのも属性持ちには嬉しいところ。
  絵としての濃さ・重さを有するネオ劇画的なテイストのある絵柄ではありますが、その部類としては比較的あっさりとした印象のあるタイプ。ややオールドスクールな漫画絵柄には牧歌的なキャッチーネスもあって、前述の地味系人妻キャラクターとの相性もよく、幅広い層に受容されえる絵柄となっています。

【人妻たちの色気がぐっと高まる熱狂の陶酔空間】
  前述した通り、各エピソードにある十二分なページ数は大半がエロシーンに割かれており、男女の攻防の入れ替わりなど長尺のエロシーンの味付けに変化を付けた上で射精シーンを多数設ける複数ラウンド制を徹底しています。
年増トリオとの棚ボタ不倫4Pセックスや、人妻美女のショタボーイ誘惑H、堅物奥様の輪姦凌辱と彼女が逆襲する女王様プレイや逆レイプ、そして旦那とのラブラブHなど、エロシチュエーションは作品によって明瞭に異なっており、統一感には欠けますが、ヒロインのキャラクター性の立て方と相乗的に魅力を増す多彩なシチュエーション作りは相応に魅力的。
  人妻さんと舌をねっとり絡ませる濃厚キスや経験に裏打ちされた技術のフェラなど、前戯パートにもある程度の分量を割いてぶっかけや口内射精などの抜き所を設けていますが、基本的には抽挿パートの分量を充実させることに注力しており、更なる快感の充実を求めて肉棒に絡みつく秘所に白濁液を複数回搾り取られる展開を示しています。
  要所ではアへ顔や媚肉を子宮口まで擦り上げる断面図・透過図などの派手で攻撃的なエロ演出を投入していますが、基本的には紅潮した顔が刺激的な感覚にいきんだり、蕩けたり、茫然としたりといった表情を曝け出す、うめくような嬌声を絞り出す痴態描写と女体そのものの肉感で勝負するタイプ
EroticWivesNextdoor4.jpgやや地味なエロ演出ではあるのですが、演出密度が十分に高いことによって濃厚さのある描き方であり、ヒロインの女体を濡らす各種淫液のぬめりや淫臭、肌や吐息の熱が籠っていそうな絵作りは魅力的であり、地味目でごく普通の人妻が濡れ場となれば浅ましくも妖艶な痴態を曝け出すという(←参照 シリーズ第4話「岩井さん嵌め返す」より)、人妻エロの醍醐味をしっかり有したエロ描写となっていると評し得ます。
  比較的ぎっちり描写を詰め込む画面構成であるため、やや窮屈な印象はあるものの、動作の連続性を意図したコマや描写の連続といった確かな技術や、ヒロインの豊満ボディをコマぶち抜きや2P見開きといった迫力のある描き方で前面に出すパワーなどは、実用性を高める美点となっています。

  人妻エロがお好きな方でしたら、チャーミングさもある地味系奥さんが快楽の熱狂に飲み込まれる痴態描写にグッとくると思われる1冊。逆に言えば、人妻キャラクターに愛着がない方には不向きであるとも言えるでしょう。
個人的には、真面目メガネでショートヘアの堅物地味め人妻・岩井さんが快楽の渦に呑みこまれる連作「岩井さん嵌められる」「岩井さん嵌め返す」に愚息が大変お世話になりました。

しなま『ぱんつ あ ふぁーすと』

PantsAFirst.jpg あけましておめでとうございます。2014年もよろしくお願い致します。今年こそ、多忙の本業と何とか折り合いをつけるやり方を工夫したいところです。
ところで、正月休み中、TVアニメ版『ワルキューレロマンツェ』全話を観たのですが、お色気サービス全開でありつつしっかりと青春スポ根していて、本当に予想外に面白かったですね、この作品。原作ゲームにも大変興味がわきました。ベル様アホ可愛いよベル様。

  さて本年最初のレビューは、しなま先生の『ぱんつ あ ふぁーすと』(コアマガジン)の越年遅延へたレビューとなります。なお、先生の前単行本『キモチイイ相愛い』(ティーアイネット)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ユニークな美少女ヒロイン達との不器用純情ラブとおぱんつ要素も充実のエロシーンが楽しめる1冊となっています。

PantsAFirst1.jpg  収録作は、田舎の祖母の家に帰ってきた少年が、昔馴染みであるお隣のお姉さんや神社の巫女さんと不思議な形で再開することになる「ボクの夏休み」シリーズ全2話(←参照 お姉さんはバスの運転手になっていて!? 同シリーズ第1話「ボクの夏休み~ボクの運転手編~」より)、および読み切り形式の短編8作。
フルカラー作品である「ボクの夏休み」シリーズ第1話(8P)および掌編「イケ!イケ!!ヒロシ探検隊」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は20~26P(平均24P)と中の上クラスのボリュームで概ね安定。シナリオ面でも適度な読み心地の良さを生むと同時に、エロシーンの量的ボリューム感でもしっかり勝負している作品構築であると評し得るでしょう。

【読後の爽やかな幸福感が魅力の不器用青春ラブコメディ】
  思春期ボーイズ&ガールズのちょっと不器用だけれども誠実な恋愛模様を描く作品を得意とする作家さんであり、本作では明るく楽しくなラブコメ風味を明瞭に有しつつ、コメディや性欲の勢いで突っ走るというよりも、適度に優しく温かい心情描写で魅せるタイプ。
後述する様なおぱんつ要素をたっぷり混ぜ込む面白おかしさや、ユニークなヒロイン達の微笑ましい暴走ラブアタックや、当人は至って真面目ながら突飛な言動などは、コメディとしての面白さを生んでいますが、同時にそこばかりが前面に出ないのが一つのポイントでしょう。
PantsAFirst2.jpg特にヒロインの人物描写は、漫画チックな楽しさを備えつつ、本人たちは誠実に恋愛なりエロなりに向かい合って主人公との関係を進めており、その不器用さが幸福に報われる恋愛ストーリーとしての甘さや幸福感がシナリオ全体を引き締めているとも評し得ます(←参照 不器用な二人のすれ違いが解けて 短編「ときめきスコール」より)。
お姉さんヒロインの突然の誘惑Hや(「ボクの夏休み」シリーズ)、ダブル幼馴染ヒロインによる主人公争奪エロ勝負(短編「幼馴染×2」)など、明確に棚ボタ的な展開を有する作品が多い一方、これらのエロ漫画的棚ボタ展開と気持ちよい青春ラブストーリーの両立に長けているのが大きな美点であり、前述のヒロイン達のポジティブな情動を善なるものとして描いていることが両者を適切に糊付けしていると感じます。
  各作品において、穏やかにフェードアウトしていく、比較的まったりとしたまとめ方をしており、二人の恋愛感情の確かさや幸福感を柔らかく描き出すことで読後に適度に甘く優しい余韻を残してくれるタイプ
  最近では長編作でのストーリー性の打ち出しが明確になっている為、それに比べるといずれの短編作も小粒には感じてしまいますが、初出時期が比較的広いにも関わらず作劇における魅力の基盤は不変であると評し得るでしょう。

【ぽよんぽよんともっちり触感の巨乳&桃尻】
  「ボクの夏休み」シリーズに登場するバスの運転手のお姉さんや、稲荷神の狐耳お姉ちゃんなどは例外ですが、その他の作品は女子高生ヒロインで統一。
優しく勝ち気なお姉さんタイプや、クールで真面目な性格だけど中身はちょっと変態さんな子、大人しい性格で守ってあげたくなる仔犬系ヒロイン、明るく元気な暴走ガールに古風で一本気な凛とした武士系美少女などなど、性格面では比較的キャッチーな属性を備えています。
その一方で、前述したチアフルな心情描写と発現の仕方こそ多種多様でありつつ誠実さを失わせない恋心の描写によってヒロインを単なる属性の型にはめたキャラクターにしていないのは大きなポイントであり、シナリオ全体の印象を良くしている美点。
  感情の表現の仕方にも思春期らしい快活さ・健康さがありますが、女体描写に関しても肉感を十分にもちながら程好い肉付きを全身に備えており、健康的な色気がしっかりと香るタイプ。ぷるんぷるんと弾力豊かに揺れる美巨乳やもっちりとした質感でぷりんと形のよい桃尻など、エロシーンの随所で乳尻の存在感が明瞭にアピールされているのも○。
PantsAFirst3.jpg競泳水着やレオタードなど、この肉感もちもち健康ボディにぴっちり張り付く衣装を十八番としている作家さんであり、今回は単行本タイトルにある通り、特におぱんつをフィーチャー。純白パンツに得意の縞パン、サイドが紐タイプのパンツにレース付きパンティーなどなど、種類も豊富であり、後述する様にエロシーンでも脱ぎ捨てることなくしっかり活用することが多いです(←参照 天 才 現 る 短編「バカがぱんつで幼馴染」より)。
  初出時期が最大で4年の開きがあり、絵柄にはある程度のバラつきがあります。表紙絵とほぼ完全互換で、適度な艶とゴシカルな修飾性を持たせた漫画絵柄を楽しめますが、一部の古い作品を見ると以前はよりオールドスクールなアニメ/エロゲー絵柄であったのだなと感じます。

【処女ヒロイン達が可憐に蕩けるおぱんつ充実エッチ】
  導入パートではヒロインのキャラクターとしての魅力を高めていますが、ラブ&セックスも通じて互いの恋愛感情を確認していく流れになっていくため、シナリオ展開を担保しつつエロシーンの量的確保に成功しています。
ケモ耳ガールな蛮族たちに捕まって種馬ハーレム乱交エロや(掌編「イケ!イケ!!ヒロシ探検隊」)、穴に頭だけ填ってしまった妹の体にあんな悪戯やこんな悪戯の嗜虐的なシチュエーションといったケースもありますが、基本的にはヒロインの魅力をしっかり生かした上でのラブラブHがメイン。
  自身の性欲や感情を素直に表現する女の子が多いこともあって、前戯パートではヒロイン側が主導するパターンが多く、控えめながら艶やかに濡れ光るリップでち○こに吸いつくフェラやもちもちの巨乳に挟んでたっぷりとしごき倒すパイズリなどのご奉仕プレイが充実しており、ドロドロの白濁液を顔や舌にべっとりと放出されつつ、男子を気持ちよくできたことにご満悦な表情を浮かべるヒロインの姿でエロシーン前半の見せ場を形成
54c23664.jpg
男子連中がぱんつの上から秘所をぺろぺろしたり、ちょっと恥ずかしがるヒロインに手ずからおぱんつを履かせてあげたりと、前戯パートからおぱんつの活躍はありますが、その真価をより発揮しているのは抽挿パートであり、純白ぱんつごと処女まんこに挿入して破瓜の血で染める描写や、激しいピストン運動になっても決して脱がさす、布をずらしながらの抽挿としたりと(←参照 縞パンセックス! 短編「パンツ❤結び」より)、魅惑の布地をフィニッシュまでしっかり残存させています。
  エロシーンにおいては比較的アタックの強いエロ演出をつぎ込む傾向にあり、明確な結合部見せつけ構図や前述した様な白濁液を含む液汁描写の充実、ぷるんぷるんと弾力豊かに揺れて跳ねる巨乳描写、ヒロインが快感の洪水で切羽詰っている様を感じさせる刺激的な説明エロ台詞などを投入。独特のぷりぷり感のある粘膜描写は、特に性器に関してはヘビィなモザイク修正で隠されており、性器関連の描写が比較的多いこともあって、相応の減点材料となっているのは、作家さんや出版社が悪いわけではないものの、残念ではあります。
基本的には全員処女ヒロインではありますが、好きな相手と一つになった喜びと挿入の快楽が破瓜の痛みや処女喪失の緊張感を上回っており、野郎連中の力強くも優しいピストンと腰を振りながらのキスや乳吸いなどの追加攻撃でメロメロになった所に、今度は子宮めがけてブビュブビュと放出される白濁液の感覚にアクメを迎える1Pフルのフィニッシュシーンまで快感描写を存分に高めていく構成となっています。

  おぱんつの描写がせっかく良いのにエロシーンになったら脱ぎ捨てる!バカ!とお怒りの諸氏には大変お勧めな1冊であると同時に、気持ちの良い青春ラブコメをお求めの諸氏にもお勧めできる作品集。
個人的には、クールメガネの真面目美少女さん(僕っ子!)が実はちょっぴり変態なことを曝け出しつつおぱんつHに励む短編「パンツ❤結び」と、巫女装束の稲荷神お姉さんが再開した少年にたっぷりサービス&精を吸い取る「ボクの夏休み」シリーズ第2作に新年早々愚息が大変お世話になりました。
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