2014年01月

復八磨直兎『アへこれ』

AheFaceCollection.jpg TVアニメ版『のうりん』第3話「スーパー姑大戦 実習篇」を観ました。主に戦いを吹っかけているのは“姑”側のみのりちゃんでしたが、少々陰険さも感じつつ、むっちりブルマ、大変美味しゅうございました。貧乳スク水も美味しゅうございました。
今回も、小ネタ満載で楽しかったですが、まさか諸星大二郎先生の『マッドメン』ネタをこのアニメで観ることになるとは思っておりませんでした。

  さて本日は、復八磨直兎先生の初単行本『アへこれ』(三和出版)のへたレビューです。なお、単行本のサブタイトルは“アへ顔これくしょん”となっています。ぱんぱかぱ~ん
淫液塗れでアへ顔を曝け出しまくる美少女ヒロイン達の強烈な痴態が目白押しの1冊となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編11作。1作当りのページ数は16~24P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで推移しています。シナリオ的な読み応えはほぼありませんが、強烈なエロ演出で圧倒するエロシーンは単純なページ数以上に体感的なボリューム感が強いタイプと言えるでしょう。

【薄く軽くまとめた快楽全能主義シナリオ】

  後述する様にアへ顔塗れというエロのコンセプトで明瞭に固めた作品群であるため、シナリオ面での重要性は低くなっており、その方向性についても明確に定まっていない印象があります。
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憧れの先輩が酪農家の主人公が自分の母乳を搾って欲しいと言って来たり(短編「せんパイ搾りたて」)、お兄ちゃんラブな妹が実力行使に出たり(←参照 妹ちゃん暴走中 短編「兄彼~あにかれ~」より)、普段は真面目で厳しい委員長キャラが実はエッチなことが判明したり(短編「若草色のブックカバー」)など、棚ボタ的な展開でイージーにエロへ突入していくシナリオがメイン。
  高飛車なお嬢様にエッチな逆襲を仕掛けたり、和姦エロ系であっても男性側から嗜虐的な台詞が飛び出したりと、嗜虐性を有する作風も存在しますが、ダークな方向への踏み込みは弱く、それよりも展開のイージーさの方が良くも悪くも先行しています。
また、逆にラブコメ系統の作品であっても、恋愛模様の甘さや幸福感の表出はあまり明確ではなく、恋愛成就の喜びは性的快感を増幅させる一要素に止まっていると評してもよいでしょう。
いずれの作風においても、基本的には女の子が強烈な快感で蕩けてしまえば万事OK!という快楽全能主義を徹底させており、エロメインの作品構築としては妥当な手法であると総括できます。

【キャッチーな属性で固めたスレンダー巨乳な美少女達】
  ヒロイン陣に関しては、年齢への言及がない場合もありますが、ミドル~ハイティーン級のJK美少女で統一されていると思われます。
  高飛車なお嬢様キャラクターや、お兄ちゃんラブな暴走系妹ちゃん、弟甘やかしお姉ちゃん、ツンデレな彼女さんに真面目な委員長キャラクターなどなど、非常に分かり易いキャラクター属性で固めたヒロインを多彩に揃えた陣容と言えるでしょう。その分かり易さ1点で押し通すタイプであり、シナリオ同様に掘り下げには乏しいことも共通。
性格設定こそ様々ですが、ツンツンしたタイプにしろ、自ら積極的にエッチへ誘うタイプにしろ、エロシーンに突入すれば強烈に蕩けまくることは共通しています。明確なキャラクター属性に由来するポップな魅力がある分、エロシーンの下品さもある蕩け具合との落差は非常に特徴的と言えます。
AheFaceCollection2.jpg  おっぱいサイズ等に多少の差異はありますが、スレンダーボディに柔らかもちもちの巨乳、パイパン仕様の股間に適度なむっちり感の桃尻と、ハイティーン美少女のボディデザインとしてスタンダードな体パーツでまとめたタイプ(←参照 短編「夏マッサカリ」より)。特段の個性こそありませんが、全体的なバランスの良さと分かり易いセックスアピールがあるとも評し得ます。
肢体描写そのものの煽情性が高い分あまり気にはなりませんが、着衣の質感の出し方や粘膜描写の淫猥さなどは今後改善すべき点。
  表紙絵の中身の絵柄の差異は少なく、キャッチーなアニメ/エロゲー絵柄でまとまっています。描線が細めであるため、端正な印象が先行しますが、同時にある程度の荒れや乱れが目立ちやすく、初単行本故の絵柄における少々のブレも含めて今後完成度を高めていく必要を感じます。

【アへ顔と淫液塗れボディで彩る美少女達の下品な痴態描写】

  単行本タイトルから推察できる通り、アへ顔を大量に投入したエロ描写で読み手を圧倒するタイプであり、その強烈な陶酔感で分量以上のエロシーンの存在感を叩き出しています。
AheFaceCollection3.jpg  前戯パートを長めに取るエロ展開となっており、ヒロインのモチモチバストを揉んだり吸ったりしてその感触を満喫したり(←参照 ダブル乳首母乳吸い!ワザマエ! 短編「せんパイ搾りたて」より)、ローターなども絡めてヒロインの性感帯を執拗に刺激したりといった描写がメイン。逆にフェラやパイズリなどのご奉仕プレイの投入率は低めであり、男性側が終始主導権を握るパターンが多いと言えるでしょう。
この執拗な性感帯弄りもあって、前戯パートから既にヒロインは蕩けまくっており、ぐしゃぐしゃに乱れた蕩け顔や嬌声を絞り出すアへ顔を曝け出しながら、汗やら涙やらですっしょりと濡れたスレンダー巨乳ボディをご開陳。
  乳首弄りや陰核責めで絶頂を迎え、愛液で濡れそぼったパイパンま○こをオープンして挿入パートに突入すれば、更に乱れた表情とハートマーク付きの白痴系エロ台詞の連呼、言葉になっていない乱れた嬌声の絶叫などのエロ演出で更に強烈な陶酔感を打ち出しており、演出的には物量勝負と言えるタイプ。
この美少女の美しさを下品さに置換する様な過激なエロ演出に加え、和姦エロであってもたっぷりおっぱいを握り潰すような描写や、両手を後ろから引っ張って固定しバックからガンガンピストンを加える構図など、攻撃的な描写を頻繁に絡めており、強烈な快感で美少女を制圧するという嗜虐性を塗り込めたスタイルと言えます。
AheFaceCollection4.jpg  とにかくアへ顔や白痴系エロ台詞の連呼、大量の汁描写など、派手なエロ演出の絨毯爆撃で勝負するタイプであるため、好き嫌いが分かれる上に盛り上がりの抑揚に欠ける印象もありますが、ヒロインが強烈なアへ顔を曝け出し肢体をびくんびくんと痙攣させながら子宮内に白濁液を大量に充填させられる1Pフルのフィニッシュまで(←参照 アへ顔時の口の形が独特 短編「夕暮れのおさそい」より)、シンプルかつパワフルな勢いで押し通しているのは大きな美点であると評し得るでしょう。

  非常にシンプルかつ直球勝負の抜きツールであり、アへ顔大好き!という諸氏には是非とも手に取って頂きたい1冊であると同時に、そこまで好きでない方にとっては濃すぎる1冊と言えます。
個人的には、高飛車お嬢様を搾乳ファックな短編「せんパイ搾りたて」とテニス美少女な彼女さんと3か月ぶりに激しくセックスな短編「禁欲すまっしゅ」に愚息が大変お世話になりました。

ほりとも『ヴィーナスガーデン』

VenusGirden.jpg 樫木拓人先生の『ハクメイとミコチ』第2巻(エンターブレイン)を読みました。今回はハクメイと大工としてのお仕事と、その成長が比較的長い尺で丁寧に描かれていましたね。前向きに頑張るハクメイも頼もしかったですし、会長の奥様がチャーミングでありつつしっかり者でした。
14話に登場した、スライスした葡萄パンにクリームチーズを塗ったサンドイッチ美味しいですよねぇ。

  さて本日は、ほりとも先生の『ヴィーナスガーデン』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。先生の前単行本『アンリアルシンドローム』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
様々な人外ヒロイン達とのラブ&エッチを優しく温かい雰囲気の中で描き出すファンタジー作品集となっています。

VenusGirden1.jpg  収録作は、零落した名家の当主である病弱な青年が10年ぶりに薔薇園の精霊に再会し、その想いを彼女に打ち明ける短編「10年後また会いましょう」(←参照 荊に守られる薔薇の精)+二人のその後を描く後日談掌編4P、および読み切り形式の短編8作とそぞれの作品に対するおまけ掌編2~4P。
おまけ作品を除き、1作当りのページ数は10~22P(平均18P弱)とやや控えめな部類。短編メインということもあり、コンパクトな構成の作品が多いですが、設定がしっかりしていることもあって読み応えは相応にあり、その上でエロシーンも量的に充実しています。

【ヒロインの可愛らしさでも魅せる平和なファンタジー】
  アンリアル系列らしいファンタジー世界を舞台としつつ、戦闘ヒロイン凌辱などのファンタジー凌辱の文法にのらず、人外ヒロインとの純愛模様や健気なヒロイン達の奮闘を柔らかい雰囲気の中で描き出すことがこの作家さんの最たる特徴。
加えて、今回も登場するご主人様ラブながらついツンツンしちゃうトカゲ娘のシッポちゃんや、過去作に登場したスキュラ娘のシャムランさん、ラミア娘・エルテさんなども再登場して彼女達の交流が描かれたりと、作家さん独自の世界観がしっかりと作られ、成長していることも大きなポイントと評し得ます。
  人と人魚の悲恋を乗り越えて運命の二人が結ばれる短編「スウィートマーメイド」、思い過去があるガーゴイル娘さんと冒険者の青年によって呪縛から解放される短編「宝箱にはガーゴイル」、薔薇園の精霊が彼女を大切にしてきた病弱な少年に生きる希望と力を与える短編「10年後また会いましょう」など、人外娘とのラブストーリーは純粋な恋愛の力が登場人物達に幸福をもたらすものとして描かれています
短編作ということもあって、彼ら彼女らの不幸な過去や異種間の恋愛の困難さなどをストーリーとして強調することはありませんが、短編「スゥイートマーメイド」のおまけ掌編で語られる台詞“それでも貫かれる愛にやはり私たちは憧れてしまいます”に象徴される通りに、種族を超えて成就される恋に優しい祝福を与える作風であると言えるでしょう。
VenusGirden2.jpg  また、キルタイム系らしく触手エロをしばしば投入していますが、精霊体であるテテがイカ型モンスターに憑依してエルフのニムルさんとラブラブHをしたり(←参照 海で日焼けしたニムルさん 短編「それでもアタシはつながりたい」より)、ラミア娘さんとスキュラ娘さんが触手によるエロマッサージを受けたり、これまた再登場の女神官ナプテームさんが闇の力を浄化するために触手を自ら受け入れたりと、特殊プレイの一環程度の扱いであって作品の雰囲気をダークにすることはありません。
  ラストもハッピーエンドで穏やかにまとめており、適度にコミカルさや作品設定から示唆するドラマとしての重厚さを有しつつも、ヒロイン達のキュートな魅力とラブエロ系としての平穏さを満喫できる作品と言えるでしょう。

【人外ヒロインとしての要素を重視したキャラデザ】

  単行本のサブタイトルに“非現実乙女と出会える街”とある通り、ファンタジーヒロインが勢揃いした作品集であり、今回登場するヒロインの中で人間であるのは慈愛に満ちた武闘派神官・ナプテームさんのみでその他の女性キャラクターは皆人外キャラクター。
感情に合わせて動く大きくて敏感な尻尾の持ち主であるトカゲ娘のシッポちゃんを筆頭に、ケンタウロスや薔薇の精霊、今回は海で日焼けしたエルフさん、下半身が触手のスキュラさんや無邪気な様で暗い過去を持つガーゴイル、人の言葉を解さないけれども心は通じ合う人魚さんなど、多彩な人外ヒロイン・モンスター娘を擁するヒロイン陣となっています。
VenusGirden3.jpg  彼女達のキャラデザインに関しては、かなり人間形態に近いエルフのニムルさんやトカゲ娘のシッポちゃんなどもいる一方で、下半身がロバであるケンタウロス娘のロマコさん(←参照 おねだりポーズ 短編「私だってケンタウロスなんだからね!」より)、青肌で手が強力なカギ爪であるガーゴイルガール、マズルこそないもののケモノ鼻な獣人娘など、人外キャラクターとしてのキャラデザインをちゃんと重視したタイプであり、好事家(管理人含む)にとっては非常に嬉しいところ。
  トランジスタ・グラマーであるシッポちゃんを含め、ボディデザインについてはたっぷりサイズの巨乳を含めて肉感的なタイプで概ね統一。下半身が馬だったり魚だったり触手だったりとなケースも多いですが、その柔らかいボディには男性を受け止める母性を感じさせるのも一つの特徴でしょう。
  作風同様に、ふんわりと柔らかく優しい印象のある絵柄であることもあり、肢体描写にはストレートなセックスアピールは強くはなく、どちらかと言えば可愛らしさ優先のキャラデザイン。とは言え、スベスベさを強調した柔肌に包まれる肉感的なバスト&ヒップの存在感は前面に出しており、エロさと可愛らしさのバランスは良好と感じます。
適度に萌えっぽさを有し、デフォルメ感でも人外ヒロイン達のキュートネスを引き出すタイプの絵柄は多少のクドさはありつつも、対照的に素朴な親しみ易さがあり、適度に密度の高い描き込みもあって丁寧な絵作りが為されていると評し得ます。

【愛情と快感の幸福感に包まれるラブラブH】
  ページ数はさほど長くないものの、セックスの中で男女のラブラブ感を豊かに描き出したり、設定説明で導入パートを十分構成してしまったりといった作品構築であることもあって、エロシーンが大半を占める構成となっており、実用的読書には十分な分量の濡れ場を用意。
  植物学を専門とする変わり者の獣人ガールが暴走する植物に襲われてしまったり(短編「流されてマタタビちゃん」)、邪念に取りつかれた少年を浄化して助けるために女性神官があえて触手をその身で受け止めたりと(短編「エピカ・ドルチェ~闇の淫器~」)と、多少凌辱的なシチュエーションになることもありますが、あくまでトラブルや乗り越えるべき試練として描かれており、嗜虐性は強くありませんしいずれもハッピーエンドにまとまります
  メインのエロシチュである、人外ヒロインとのラブラブHについては、姿・形こそ人間とは異なりますが、例え言葉が通じない場合でも心はしっかりと通じ合い、相手を思いやるからこそ相手の体を受け入れ、愛の言葉を交わしながら共に快感を高めていくという描き方が非常に明瞭であり、ヒロイン達の心と体が満たされていく幸福感を豊かに織り込んでいます。
  逆に言うと、ヒロインが特殊な容姿をした人外キャラクターであることを除けば、通常?の和姦エロと大きく異なっておらず、ファンタジー系作品らしい特殊プレイや過激な行為はむしろ描かないスタイルと言えます。触手エロにおけるアナル・前穴の二穴挿入程度が過激さとしては上限であり、陶酔感は十分に打ち出しつつエロとしての過激性はむしろマイルドであると言えるでしょう。
VenusGirden4.jpgエロ演出に関しても、快感に蕩けるヒロインの表情や適度な分量で投入するハートマーク付きの喜悦の嬌声&ラブ台詞など、比較的穏やかな手法を用いていますが、前述した柔らかもちもちボディの強調と、透過図・断面図を多用して体だけでなく粘膜の密着感や深い挿入感を強調することが多いのが特徴的(←参照 ガーゴイル娘さんとラブラブH 短編「宝箱にはガーゴイル」より)。
  前後パートにパイズリフェラからのぶっかけなど、射精パートを投入することもありますが、基本的には1回戦仕様でまとめることが多く、優しくも力強いピストン運動から中出しフィニッシュで絶頂を迎えるヒロインの痴態を1Pフルでお届け。その一方で、エロ展開の途中に失禁や潮吹きなどでヒロインのアクメを複数回投入する描写で抜き所を設けており、彼女達を快感で満足させることを重視した描き方とも言えるでしょう。

  人外ヒロインとの穏やかなラブエロ作品であり、ヒロインの作り込みや様式美を踏襲しつつの独自性の追加なども含め、キルタイムレーベルだけでなく、エロ漫画ジャンル全体において、独自の作風を築き上げていると評したいところ。
個人的には、凄惨な過去を持ちつつ純正性を失わないガーゴイル娘が救われる短編「宝箱にはガーゴイル」と、相変わらずシッポちゃんが実にラブリーな短編「シッポがふてくされました。」が特にお気に入り。人外ヒロイン好きな諸氏にお勧め!

井上よしひさ『じょしてつ』

TrainLoverGirls.jpg 市川春子先生の『宝石の国』第2巻(講談社)を読みました。貝の王からこの世界観の、おそらく根幹に関わることが明かされましたが、果たして彼らが“にんげん”から3つに分かれてしまった“星が欠けた”とは何を示すのでしょうかね?
あと、蟲の様な形態から人間に近い形態に戻った貝の王が、自らのたっぷりおっぱいを“特にありがたい貴重な部位”と主張していて笑いました。

  さて本日は、井上よしひさ先生の『じょしてつ』(ヒット出版社)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『『TEACHER×TEACHER』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
マニアックな鉄道知識を散りばめて、ギャグとハードエロで突っ走る鉄子達の活躍?を描く作品となっています。

TrainLoverGirls1.jpg  収録作は、それぞれの鉄道趣味と性癖を持つヒロイン達が登場し、同じ高校の鉄道研究会(略称“じょしてつ”)に集うことになるタイトル長編「じょしてつ」全7話(←参照 彼女の場合は“撮り鉄” 長編第2話より)、および読み切り形式の短編・掌編4作。
長編作以外は他誌でのフルカラー掌編(「さぐりをいれろ!」6P)であったり、前単行本および前々単行本の宣伝漫画(共に4P)の再録であったりするため、ページ数は短く、それらを除けば1話・作当りのページ数は12~32P(平均23P弱)と幅はありつつ平均すれば標準的な部類の分量。アイディアや薀蓄の面白さで勝負するタイプの作品であり、その分、話そのものの読み応えは強くなく、エロシーンの分量をたっぷり確保する作品構築となっています。

【アイディアの勝利と言える鉄道趣味讃歌な性春模様】
  ヒロインが鉄道唱歌(東海道編)を歌いながら登校の準備をしている長編第1話冒頭から分かる通り、この作家さんの鉄道愛を作品に盛り込み、それらの鉄道趣味とエロをどう連結させるかというアイディアで勝負した作品であると言えるでしょう。
TrainLoverGirls2.jpg  じょしてつ部員5人と顧問の女教師、彼女の友人でイベント会社社員の計7名のヒロインが登場しており、撮り鉄、録り鉄、駅弁好きや駅寝など、それぞれ異なる鉄道趣味を持っています。その上で、違う意味の“駅弁”も大好きになってしまったり(←参照 駅弁スタイル 長編第5話より)、ルールやマナーに厳しい撮り鉄の女の子が逆に(物理的に)縛られることが大好きになってしまったりと、時にギャグで、時にインモラルさで性癖と鉄道趣味をつなげ合わせています
  天然と思わせて実はしたたかなお姉さんが童貞鉄オタを誘惑な棚ボタ展開や、田舎のボロ気動車の中での運転士さんと田舎の女子高生の恋愛&セックスといった作品もあれば、痴漢凌辱やマナーの悪い撮り鉄による脅迫凌辱といったダークな展開を示すこともあります。
とは言え、痴漢エロや凌辱に関してもそれで彼女達の性癖が満足される上に、そうなることを期待・意図していた節が暗示されていることに加え、二穴挿しなら“複線化”、処女強奪を“初乗り”など、鉄道用語が比喩などに使用される罵り台詞の珍妙さもあって、エロとしてはハードでありつつ、作品全体のトーンとしてはあまり重くも暗くもなっていないと感じます。
  オムニバス形式で個々のヒロイン達のエピソードを語っていますが、最終話ではじょしてつメンバー達が廃止の危機に瀕するローカル線を守るため、「潮吹きのメモリーズ」なる某朝ドラとは全く関係ない鉄道アイドルグループを結成して(主に性的な意味で)利用促進のために奮闘しており、愛する鉄道を守ろうとする彼女達自身の鉄道愛とラストエピソードでの乱交大サービスを両方盛り込んでいたのは個人的には大いに好感が持てる点。
  筆者は鉄道マニアではないので、これら鉄道要素の盛り込みがどの程度で鉄の皆さんに受けるのかは分かりませんが、作家さんの思い入れの深さとそれを漫画的に面白い要素に昇華した点を評価したいと思います。

【貧乳ロリ体型から爆乳メガネっ子まで多彩なヒロイン陣】
  前述した通り、鉄道好きなJKの5人と女教師&その友人の大人コンビ2人が長編作のヒロイン。オムニバス形式において必ずしも時系列に沿っていないため、女教師さんについては田舎の女子高生時代のエピソードとなっています。なお、掌編・短編作では緊縛拷問を受ける女忍者や、ポニテ(ここ重要)でメガネでメイド服なコスプレをさせられた幼馴染な女子高生なども登場。
長編作では登場人数が多いこともあり、元気で明るいポニテ娘や、クールな美貌の持ち主、ルールに厳しいながら実はマゾな強気ガール、おっとりしている様で実は謀略家でレズなメガネっ子など、多彩なヒロインを用意
  また、キャラデザに関しては、ポニーテールがしばしば登場したり、半脱ぎのタイツが太腿に食い込む様子を描写したり、学校の制服が鉄道会社のそれに雰囲気が似ていたり、と作家さんの愛する諸要素をいつも通りに投入。体操服がいつものブルマでなく半パンであったのは個人的には残念でしたが。
TrainLoverGirls3.jpg掌編・短編群も合わせれば、程好い大きさの巨乳とスレンダーでしなやかな肢体を組み合わせたタイプのボディデザインが基本と言えますが、長編作では爆乳キャラからちんまい貧乳キャラも登場するなど、キャラデザもボディデザインも適切に描き分けが為されていると言えます(←参照 潮吹きのメモリーズ大活躍! 長編第7話より)。
やや独特な乳首描写なども含め、各エロパーツそのものの煽情性が高いわけではないものの、健康的な肉付きとすらっとした四肢のバランスなど、肢体全体で整った色香があるのが肢体描写上の一つの特長
  絵柄的には、フルカラー表紙絵と中身の絵柄でほとんど齟齬は無く、作画密度を高く維持しつつ、過剰に重くならずにさっぱりとした印象を保つキャッチーな漫画絵柄で安定していると評し得ます。

【全般的にハードプレイが目立つ鉄道ファック】
  各エピソードのページ数に幅があるため、標準を上回る長尺のエロシーンから掌編でのコンパクトなエロシーンまで濡れ場の長短にも幅があります。とは言え、ワンアイディアでエロに速効で突入するため、抜きツールとしての構築はいずれの作品でも明確と言えます。
  前述した通り、痴漢エロや脅迫凌辱、くのいち拷問エロなど、嗜虐性の強いエロシチュエーションが多いことに加え、合意の上でのセックスであっても緊縛エロやメイドコスプレでお仕置きセックスなどの攻撃的なエロシチュが多く、全般的にハード寄り。これまた前述した通り、作品全体の雰囲気は比較的陽性であるのですが、ラブラブHに期待する諸氏は要留意。
  また、エロ漫画業界屈指のトンデモなプレイ愛好家である作家さんであり、レールを利用した“軌道オナニー”や気動車のエンジン振動を利用したオナニー、緊縛からの股割りやポニテのうなじにち○こを擦りつけてからのポニテうなじぶっかけなど、今回も特殊プレイをしばしば投入。なお、長編作では車両内やレール上、駅舎内など、全て鉄道関係の場所で設備等を利用しながらセックスが描かれているのも、コダワリの強さを示す点。
エロシーンの尺にも寄りますが、ヒロインのオナニーやその健康肉感ボディをまさぐる愛撫などの描写を主とする前戯パートと、キツキツの秘所に肉棒を突っ込んでズボズボ出し入れするストロングスタイルな抽挿パートを概ねバランスよく配置。
TrainLoverGirls4.jpg“ベローズ形空気バネ級のやわらかおっぱい”“場内冒進する!”“駅弁スタイルでイカくさいめし”“まさに懸垂式モノレール”など、主に男性側からの鉄道関連のエロ台詞が特徴的であり(←参照 アナル隧道チ○コ進行! 長編、必ずしもそればかり使用している訳ではないものの、面白い点であると同時に読み手によっては興をそがれる要素。男性側の台詞が多い一方、ヒロイン側では嬌声や悲鳴など、快感や苦痛へのリアクションをメインとしているのも特徴的な対比です。
  涙や汗、涎や愛液などでシズル感を増した肢体と切羽詰った官能フェイスを曝け出しながらパワフルなピストンを加えられるヒロイン達の乱れた痴態を鑑賞させつつ、中出し連発やぶっかけの追加、アナル・前穴同時中出しなどを投入する複数ラウンド制として組み立てており、中出しの快感で絶頂を迎えてアクメ台詞を連呼するヒロインの姿を1Pフルでお届けしてフィニッシュの抜き所としています。

  以前から乗り物関係、特に鉄道関連がお好きで、エロ漫画にもしばしばトンデモプレイと絡ませつつ描いていたわけですが、ほぼ1冊丸々それで通した今回の単行本はその愛情の深さを示したとも感じるところ。エロシチュや薀蓄の多さなどで多少読み手を選びますが、面白い作品であるのは太鼓判を押します。
個人的には、長編作も大好きですが、ポニテ&メガネな幼馴染にメイドコスプレさせてお仕置きプレイな短編「幼なじみのJKが俺の言う事を何でも聞いてくれるという夢のような状況」にも愚息が大変お世話になりました。

唄飛鳥『ハメトラレ』

FuckHerAwayFrom.jpg うすね正俊先生の『砂ぼうず』第15巻(エンターブレイン)を読みました。危機的な状況にあるとはいえ、主人公の女の子が覚醒剤を使うか悩んで結局ふっきれて使うことに決めるというかなりトンデモな展開になっていて、相変わらずな作品ですな。
3年強ぶりの最新刊ですが、手に汗握るスリリングな展開が魅力なので、もうちょっと短いスパンで単行本出て欲しいですなぁ。

  さて本日は、唄飛鳥先生の『ハメトラレ』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『牝ノ性』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
豊満ボディの貞淑な人妻さんが羞恥と快楽の沼底に沈んでいくヘビィなネトラレ凌辱エロ長編となっています。

FuckHerAwayFrom1.jpg  収録作は、愛する夫と息子と平和な生活を過ごしていた人妻さんが偶然に夫婦の性生活が映ったビデオを悪人に握られ、脅迫されて凌辱と調教の渦に呑みこまれていくタイトル長編全13話(←参照 毒牙にかけられて 同長編第1話「ナブラレテ・・・」より)。
1話当りのページ数は第1話(28P)を除き、18Pとやや控えめな水準で固定。とは言え、話数が多いこともあって長編作としての読み応えは十分にあり、またエロシーンの分量確保が優先された作品構築となっているので抜きツールとしての満腹感も十分に高いと評し得ます。

【標準的な展開ながら執拗さ・段取りの良さが大きな魅力】
  本作は、この作家さんの十八番である人妻さんがハードな凌辱&調教によって悪漢によって寝取られ、歪んだ快楽の奴隷に成り果てていくというダークでヘビィな人妻堕ちモノ系作品
貞淑な人妻さんが堕ちていく過程そのものは、オーソドックスな展開に忠実なタイプであってこれといった新味はありませんが、度重なる凌辱や夫に許したことのないアナルの開発、ハメ撮り映像の配信、不特定多数の男性との乱交そして妊娠と、ヒロインを精神的に追い詰める各種手段を長尺の中で多数散りばめていくため、畳み掛ける様な構成になっているのが大きな美点。
序盤では苦痛や抵抗、嫌悪感を示していた人妻さんが、徐々に壊れていき、乱交やアナルセックスなどの過激なシチュエーションでしか心と体が満足しない快楽中毒者に成り果てていく変容を段階を踏みながら描き出しており、このサブジャンルの基本に忠実である故に話に重みや凄味があるのも流石この作家さんと感じます。
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  中盤まで凌辱エロが串団子な展開で、寝取られ凌辱として鬱々とした展開が続きますが、終盤でキーファクターとなるのが、この凌辱の惨禍に巻き込まれることになった息子の存在であり、もともと母親に対して邪な感情を持っていた彼が変容していく母親を独占しようと画策することで(←参照 狂気と快楽の奔流の果てに 長編第10話「ハナサレテ・・・」より)、この惨禍に一旦の終止符と更なる破滅をもたらすことになります。
  平和な日常への回帰点をとっくに超えてしまっていたこともあり、バットエンドが確約されるストーリー展開ですが、悄然とした旦那さんの姿や母親への妄執に囚われてしまった息子、彼らを省みることなく破滅の快楽に耽溺し続ける姿を曝け出すヒロインと、崩壊してしまった家庭を描き出す最終話は、寝取られエロとしての後味の悪さを濃厚に含ませたものとなっており、ラストまで徹底された堕ちモノであると評し得ます。

【清楚な外見&肉感ボディなオーソドックスな人妻キャラ】
  サブヒロインは全く登場せず、30代半ば~後半程度と思しき美人人妻・朋美さんの一人ヒロイン制となっており、キャラの多様性に欠ける一方で、一人に専念することで調教・凌辱エロとしての執拗さを喚起することにつながっています。
朋美さんについては、既婚女性らしい落ち着きや貞淑さを備えつつ、若々しい外見であり、また家庭のことを大切に思いながらも瀬戸際で弱さを露呈するという、堕ちモノ系の人妻キャラクターとしてごくオーソドックスな設計となっており、前述したテンプレートなシナリオ展開と合わさることで王道ゆえの安定感・強みを如実に示しています。
また、妻の異変に気付けないものの、彼女に対して愛情を保ち続ける誠実な旦那さんの存在が逆にヒロインである妻の精神を蝕んだり、守るはずであった息子が凌辱エロに巻き込まれることで暴走することになってしまったりと、男性サブキャラクターもシナリオ展開に相応の効果を発揮しているのも○。
  化粧っ気の少ない地味ながら清楚な美貌に、爆乳クラスのサイズ&大粒乳首なおっぱいとボリューム感の強い巨尻を有する肉感ボディを組み合わせたキャラデザインとなっており、人妻キャラもしくはママさんキャラとして清楚さと淫猥さの好適なバランスと、その後者への天秤の急降下を適切に図っています。
FuckHerAwayFrom3.jpgこの肉感ボディそのもののアピール力単体でも十分魅力的ですが、堕ちモノとしてのストーリー展開に合わせ、当初は清楚でつつましい服装をしていたヒロインが、エロ下着を着用させられたり(←参照 長編第5話「ナガサレテ・・・」より)、剃毛されたり、乳首や性器にピアッシングをされたりと、主に服装や小道具によって視覚的な印象も徐々に淫らに変容させることで、見た目の単調さを一定程度回避。
  表紙絵は塗りの良さもあってか、ややキャッチーさ強めの印象がありますが、中身の絵柄はもう少しクセのあるタイプ。適度に重さ・濃さのある絵柄でありつつ、キャラデザインの端正さなどとのバランスは良好であり、人妻エロとの相性は伝統的に良いタイプとも言えるでしょう。

【過激な演出の連発で彩る人妻キャラの淫猥な変容】
  各話のページ数がそこまで多くはないものの、2話にまたいでエロシーンを連続させる構成などもあるため、それぞれの濡れ場の分量は概ね標準を上回っており、加えて王道的なシナリオ展開に踏襲している分、エロシーンへの導入もごくスムーズ。
前述した通りに、人妻ネトラレ凌辱であるため、調教・凌辱系のシチュエーションがメイン。アナル開発やハメ撮りセックス、不特定多数の相手の乱交や路上での公開セックス、旦那の目前での羞恥系シチュエーション、息子との近親相姦強要、そしてトドメの寝取られビデオレター(正確には“ビデオレター”ではないですが)と、このサブジャンルにおけるポピュラーなプレイ・シチュエーションは一通り揃えているのは一人ヒロインに専念した長編作故の美点でしょう。
  なお、ヒロインがアナルに弱い(性感帯である)という面が比較的前面に押し出されており、悪人に丹念に開発されると共に、乱交エロで口・性器と共に三本挿しされたり、前穴にバイブを挿入されながらアナルにピストンされたりと前穴と同等に活躍。これに関連して、浣腸やゆで卵でのアナル出産プレイなども投入されると共に、スカトロ要素がメインでは決してないものの、排泄物の描写も容赦なく投入されているため、苦手な方は留意されたし。
  ストーリー序盤ではまだ嫌悪感や抵抗感を残しているためストレートに嗜虐性がありますが、中盤以降は完全に悪漢に屈服すると共に背徳の快楽に耽溺して乱れまくる人妻の淫靡な姿を連続させており、その変化を含めて背徳感や征服感を読み手に喚起させる描き方と言えるでしょう。
FuckHerAwayFrom4.jpgこのヒロインの変容に合わせてエロ演出の過激性・陶酔感も大きく高められており、喜悦の涙や涎に塗れた表情と要所で投入するアへ顔、清楚さをかなぐり捨て獣じみた嬌声や淫語を織り交ぜた説明エロ台詞の連呼、豊満ボディに浴びせかけられる白濁液のシャワーなど、非常に攻撃的な描写を連発させています(←参照 長編第12話「シラサレテ・・・」より)。
  やたらと性豪な悪人キャラであったり、多数の男性が肉感ボディを蹂躙したりといった状況もあって、フェラからのぶっかけやアナル中出し、膣内射精などの射精パートを多数盛り込んだ複数ラウンド制のエロ展開となっており、無様なアクメフェイスを曝け出しながら歓喜の絶叫を上げる大ゴマ~1Pフルのフィニッシュシーンの強烈さもあって抜きツールとしての信頼性は十二分に高いと評したいところ。

  人妻寝取られ凌辱エロおよび堕ちモノ系として非常に王道的な手法を以て固められた作品と言え、このジャンルが好きであればドストライク、逆に寝取られ系が苦手であれば触れない方が好ましい1冊と言えるでしょう。
個人的には、しばらくヘビーローテーションで実用的読書に供する予定でございます。

無道叡智『えっくすえす!』

XS.jpg TVアニメ『世界征服~謀略のズヴィズダー~』第2話「食卓から墓場まで」を観ました。ヴィニエイラ様かわいいよヴィニエイラ様。ぷにぷにのほっぺとぽっこりお腹が大変愛らしゅうございます。
ょぅじょ総帥可愛さに楽しんでいるのは確かですが、かつてのライアーソフト大好きっ子としては星空めてお氏の脚本に大きな期待をしております。第1話冒頭の世界がどう為されるのか気になるところ。

  さて本日は、無道叡智先生の『えっくすえす!』(茜新社)のへたレビューです。先生の前単行本『はだいろきぶん』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
恋愛やエッチに興味津々なスレンダーロリっ子達と奏でるハッピーロリータ作品集となっております。

XS1.jpg  収録作は、妹のことを彼なりに考え、愛し合っているけれども挿入はしない兄貴とそれに不満を募らせる妹ちゃんの恋愛模様な連作「スキンシップ」正続編(←参照 足コキや尻コキはするけれど 同連作正編「スキンシップ」より)、および読み切り形式の短編9作。
フルカラー作品である短編「あいあいがさ」および連作正編(共に8P)を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均19P弱)とやや控えめな部類。シナリオ的な読み応えは弱めではありますが、その分、エロシーンの量的満足感は標準並みの強さがあります

【純粋な恋愛感情や好奇心が駆動する少女達の性愛】
  家庭教師の男性が家庭の弱みを握って教え子の女の子を精神的にじわじわと嬲り続ける凌辱エロの短編「トリカゴノトリ」こそ例外的な存在ですが、その他の作品はキュートなロリっ子達が勇気と好奇心でエッチへと飛び込んでいくハッピーロリータ系で統一。
このハッピーロリータ系の作劇の大きな特徴は、全体としては男性側の欲望を充足させる設計になっている一方で、男性キャラクターの欲望を主たる駆動因とするのではなく、少女側の感情こそがセックスへと至る大きな要因となっている点であると言えます。
好きな男性への好意では無論男性キャラクターに感情が指向していますが、女の子同士の友情の確認がヒロインをセックスへと導く短編「彼女たちの関係」では男性の存在そのものはかなりどうでもよいものであり、好奇心なり恋愛感情なり友情なり少女達自身の意思が性愛に至るという描き方は、倫理的には不健全であっても、思春期の在り様としては健康的とも言え、作品全体の明るさ・優しさに寄与しています。
XS2.jpg  このシナリオの流れにおいて、思春期初期らしく小生意気であったり不器用であったりする女の子が、年相応の純情可憐さを示して素直な想いを表に出す瞬間の切り出し方は大きな美点であり(←参照 生意気ロリビッチさんの素直な一面 短編「イチゴテイスト」より)、キャラクターの魅力を引き立てると共にエロシーンの実用性を底上げする要因となっています。
  好きな男性教師との関係を深めようと少女が脅迫してみたらその教師はドMなド変態さんで一騒動な短編「能ある薔薇は棘隠す」や、少女のピンチに駆けつける闘校ランドセルメン(その正体は主人公のコスプレだ!)という珍奇なキャラクターの登場する短編「闘校!ランドセルメン」など、コメディ色の強い作品も存在しますが、それらも含めてハッピーエンドでまとまっており、少女性愛の暗さ・歪みを排除して、好き合う男女の幸せな交際の成就を描いていると評し得ます。

【キャッチーな魅力を備える高学年ランドセルガールズ】
  ご丁寧にヒロインが名札を付けていることが多いこともあって、ヒロインの学年は小○校6年生で固定されている模様であり、思春期初期のロリータガールが勢揃い。
  生意気少女や世話焼きなお兄ちゃん大好きっ子、ロリビッチに元気なスポーツ少女や女王様タイプのクール女子など、キャッチーなキャラクター属性を備えたキャラ作りはこの作家さんの得意とするところですが、そういった性格の如何を問わず、根は純粋で健気な少女であることが共通するのも特徴となっています。
キャラデザインも、黒髪ロング&メガネ&地味な私服の委員長タイプや、金髪ロングの不良系娘、短パン体操服やスクール水着などの元気娘、JS制服のお淑やかなお嬢様タイプなどなど、キャラ設定に合わせて丁寧にデザインされたものとなっています。
XS3.jpg  ラブリーな下着や(←参照 ブラボー!おお・・ブラボー!! 短編「Carrot and Stick」より)、逆にサバサバしたスポーティーな下着、真面目っ子が着用するエロ下着など、下着面でもコダワリを示しつつ、着衣を脱げば凹凸に乏しい女児ボディが勢揃い。
やや寸胴気味でバストの膨らみも弱い体幹、ぽこんとしたお腹から肉付きの弱いお尻&太腿へのボディライン、その中心部にあるスベスペ&プニプニな股間とそこを走る一本筋など、ロリ的要素でがっちり固めたボディデザインであり、肌の白さが華奢さやスベスベとした質感を強調しているのも○。
  萌えっぽさの強い絵柄に少女漫画チックなキラキラとした修飾性を加える絵柄は、良くも悪くもキッチュな印象があったのですが、今単行本ではその要素が多少控えめになった感があり、幅広い層にとってロリータ少女のキュートネスをお届け。表紙絵と中身の絵柄の差異は小さいので、表紙絵での判断で特に問題はないでしょう。

【少女のエロ可愛さを活かしつつ適度にハードなエロ描写】
  ページ数こそ全般的にあまり多くないものの、エロシーンへの移行はごくスムーズであることもあって、複数ラウンド制を基本とするエロ展開で一定のボリューム感を生み出しています。
  ロリキャラの誘惑パターンもあれば、恥ずかしがりながらも男性を受け入れるパターンもあり、ヒロイン側の主導性には作品によって差異はありますが、前述の凌辱エロである短編「トリカゴノトリ」を除けば、ヒロイン側も恋愛感情や友情などの正の感情に基づいてセックスに至る、恋愛セックスをメインとした和姦エロで統一。
素股や尻コキなどの擦りつけHが重要なファクター?になる連作「スキンシップ」や、お漏らしプレイに力を入れる短編「トリカゴノトリ」など、特定のプレイに重きが置かれるパターンや、ロリっ子のスベスベ&プニプニボディの感触を指やら舌やらで満喫する前戯パートを長めに取るパターンもありますが、どちらかと言えばちんまい未成熟ま○こに挿入してからのピストン描写をメインとするパターンが多いと感じます。
  前戯で適度にヒロインの体を解して性感を覚えさせてから移行する抽挿パートは、お股をぱかりと開いて挿入を誘うシーンからスタートしており、処女喪失の痛みを明確に打ち出しつつ、少女の体を気遣いながら徐々に力強くなっていくピストンでヒロイン達も徐々に快感の強度を高めていくシークエンスを適度なドライブ感で描写。
XS4.jpg断面図やアへ顔など、ヒロインの可愛らしさを減じる要素は排除する一方、ヒロインの表情や肉棒が差し入れされる小さな秘所などのアップ構図、快楽に対する弛緩と硬直が交錯する表情付け、乱れた描き文字で表現されるエロ台詞など(←参照 短編「初夏」より)、比較的アタックの強い演出を量的にも多めに付与してエロ描写の盛り上がりを図っています。
  ロリっ子と舌を絡める大人のキスを交わしながら腰を振って双方の快感と興奮を高めていく抽挿パートは大ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュで〆ており、小さな膣内から中出しされた白濁液がこぽこぽと漏れ出してくる淫猥な描写を付随させて満足感を高めています。

  様々なタイプのJSガールと温和な雰囲気で適度にハード指向の恋愛セックスが楽しめる1冊と言え、彼女達のスベスベボディとキュートな感情表現が満喫できます。
個人的には、小麦肌と白い肌のコントラストがまぶしい元気印のスク水ガールの可愛らしい一面が実にラブリーな短編「初夏」が最愛でございます。
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