2012年09月

まるキ堂『劣情の穴ぼこ』

HolesForDesire.jpgTVアニメ版『じょしらく』第13席(最終話)を観ました。最終話にして新キャラが大暴れな回でしたが、やっぱり新谷良子さんの喋り演技は圧巻ですなぁ。これでもかとばかりに動き回ってくれたので、キャラの名前通りに実にウザかったです(笑
“アブない”ギャグで突っ走った作品でしたが、風刺や皮肉もまた創作物の源泉でもあることを改めて面白く感じさせてくれたアニメ化でしたね。

 さて本日は、まるキ堂先生の『劣情の穴ぼこ』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『制服メスブタ痴帯』(ティーアイネット)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ドM美女達が淫臭むせ返る汁ダクファックの中で狂乱の痴態を曝け出す濃厚なエロ描写で魅せる1冊となっています。

HolesForDesire1.jpg 収録作は、偶然入ったカフェの店員さんが初対面のはずなのに自分のことをご主人様と呼び、かつての変態調教を再び懇願し始める事態に~な連作「ワン!す あげいん」前後編(←参照 いきなり発情状態に 同連作前編より)、および読み切り形式の短編11作。
収録本数が多い一方、1話・作当りのページ数は16~18P(平均16P強)とコンビニ誌初出としては概ね標準的ながらこの作家さんとしてはかなり控えめな部類。必然的にシナリオ的な読み応えには乏しい傾向にありますが、ハイカロリーなエロの満腹感は十分に強く抜きツールとしてしっかり機能しています。

【ラブコメ系もありつつ強烈な快楽欲求系がメイン】
 元々はアブノーマルなエロをがっつり投入するマニア系作品に強みを発揮していた作家さんであり、現在でもそちらの作風を維持させつつもコンビニ誌ではよりライト指向の作品にも順応しており、今回は後者寄りのスタイルがメイン。
素直になれない女の子との適度に甘く優しいラブコメディといった如何にもコンビニ誌エロ漫画といった作品も3本程度投入されていますが(短編「告リさん!」「歳末大セーックス」など)、凌辱的な暗さ・痛さは排しつつも妖しく淫らな雰囲気を作り出すことで、エロの濃度を上げる作劇をしっかり機能させた作品の方が本数的に主力を担っています。
HolesForDesire2.jpg このシナリオにおいて主導権を握るのはドMな性癖を有するヒロイン達であり、受け身になるのではなく、支配されるために男を挑発し、嬲られるために男を煽動する彼女達のパワフルな欲望でシナリオパートとエロパートを突き進んでいきます(←参照 自らエロ勝負を切り出すクールビューティー 短編「なるほど・ア・ナールホド」より)。
男性がいなければ満たされぬ願望を有しながら、その底の無さの故に、彼女達は男性の手にとって余りある存在でもあり、彼女達を徹底して調教した後にヤリ捨てていた連作の主人公のぼやきや、性欲旺盛な人妻さんを寝取られて捨てられた短編「愛妻ねっとり」の旦那が示す通り、各作品で描かれる倒錯の狂宴は彼女達のために用意されているとも言えるでしょう。
 インモラル系の作品では快楽の虜になって隷属エンドというタイプもあれば、あっけらかんとしたコミカルオチというタイプもあり、また青春ラブコメ系ではエロの濃さを程良く中和する微笑ましいラストとなっていたりで、まとめ方の方向性はある程度幅がありますが、快楽至上主義的な要素は濃淡の差こそあれ共通していると感じます。
 ページ数も関係もあって、問答無用でエロシーンに駆け込む様な構成になってしまっているため、展開としての面白さにはやや欠けますが、それをあまり苦にしないキャラクター設定になっているのが美点であるとも言えるでしょう。

【マッスたっぷりの巨乳&巨尻&太股な強気ヒロインズ】
 女子高生級と思しき美少女さんも複数名登場しつつ、コンビニ誌の制約もあってヒロイン陣の中心となるのは女子大生な娘さんと20代半ば程度の人妻ヒロイン達。
HolesForDesire3.jpg 性格設定に関しては、気が強かったり言動がキツイ美少女さんや凛々しさを感じさせるアダルト美女を得意としており、そういった女性たちがエロシーンになると快楽に溺れてぐしゃぐしゃに乱れた痴態を見せるようになるギャップを武器としているのは今単行本でも健在です(←参照 普段は我儘でキツイ性格の先輩が 短編「発情センパイ」より)。
 また、女体描写においてはテカテカと妖しい艶を魅せる柔肌の下にお肉をたっぷりと詰め込んだ巨~爆乳、同等に重量感のあるヒップにむちむちの太股と、全体的にボリューミィなグラマラスボディを特色としています。
これまでどちらかと言えば等身をやや抑え目にして、強い肉感である故にぽっちゃりとした印象もあるボディデザインだったのですが、近作においては等身を上げて乳尻最優先のピーキーさは美点として多少残存させつつも、肢体全体の均整がより明確になった印象があるのは訴求層を広げる上で奏功している印象。
また、大粒の乳首や淫蜜を絡ませつつグニグニと蠢く膣の媚肉、泡だった唾液を乗せて絡み合う舌など、粘膜描写の淫猥さも肢体描写における特徴であり、だらしのない柔らかさを感じさせる肢体全体と併せて煽情性の基盤を担っています。
 初出時期にある程度開きがあることに加え、掲載誌を考慮して初期には控えめにしていたのか、タッチの変遷はかなり明瞭であり、近作においてはトーンワークやペタなどの濃さが初期に比べてかなり強まっています。よって、統一感という意味では弱含みではありますが、同時にライト指向なラブコメ系と、ほの暗さを重視するダーク系で絵柄の濃淡を使い分けている故でもあるため、単純に短所とも言い切れないかと思います。

【猛烈な陶酔感を演出する過激で濃厚なエロ演出・エロ作画】
 前述した様に、各作品のページ数は多く無いため、たっぷり長尺のエロシーンとは言い難いのですが、前述のように欲望任せでのセックス突入によって分量を確保し、抜き所を複数設けたエロ展開を可能としています。
ケースバイケースではありますが、尺の都合もあってどちらかと言えばピストン描写に重点を置く構成となっており、ヒロインの柔らかボディとその性感帯を愛撫したり、ち○こに愛おしい表情を浮かべてご奉仕するフェラ・パイズリ描写などにはある程度の存在感はありつつ、尺はやや短め。
 と言っても、描写のねっとりとした印象は前戯パートから形成されており、ウィークポイントを攻め立てられて秘所からたっぷりと愛液を潤滑し、柔肌もじっとりと汗ばむ状態になってから抽送パートへと移行。
“気の強い女性はアナルが弱点”というエロ漫画的黄金律に従ってか、アナルを性感帯とするヒロインが多いため、アナルセックスの投入や前穴に挿入しながらのアナル責めなども投入。この手数の多さは特徴の一つであり、舌を絡め合うキスやスパンキング、乳首弄りや脇舐めなどのサブプレイを絡めることで、尺の短さを補おうとする意図が感じられます。
HolesForDesire4.jpg 絵柄の濃淡に差があるため、作品によって印象の差異はありますが、抽送パート後半では過激でありつつ濃さ・重さに重点を置いた演出・作画を連続させており、綺麗な顔をぐしゃぐしゃに乱した表情付けや結合部からの飛沫、露骨な結合部見せ付け構図や大文字での擬音のダイナミックな投入などによってインパクトの強い画作りとなっているのも実用性を大きく高めています(←参照 連作「ワン!す あげいん」後編より)。
 アナルの処女を奪った後に前穴の方も頂いたり、素股でぶっかけた後にそのまま挿入して中出しといったピストンからの射精を2段構えで投入することも多く、やや早漏展開気味ではありますが、前戯パートでのぶっかけやヒロインの絶頂描写なども含めて抜き所を多数散りばめた構築となっているのも嬉しいところ。

 殊に近作では絵柄面での更なる成長が見てとれ、ヘビィネスを重視して濃厚な画を作りだしつつ程良くキャッチーネスが乗っているのは○。もうちょっと長尺でエロシーンを楽しみたいとは思いつつ、ヒロインの痴態描写を迫力満点で魅せる抜きツールと言えるでしょう。
個人的には、クール美人な美女とのエロ勝負に打ち勝ってその前後の穴の処女を頂く短編「なるほど・ア・ナールホド」と、我儘でキツイ性格の先輩が馬鹿にしている後輩君にガンガン征服されてしまう短編「発情センパイ」に愚息が大変お世話になりました。

yam『お兄ちゃんの好きにしてっ!?』

TraetMeAsYouLike.jpg横山知生先生の『私のおウチはHON屋さん』第6巻(スクウェア・エニックス)を読みました。毎度のこととは言え、みゆちゃん店長の人脈が広がりまくりでございます(ただし、アダルト関係を中心に)。
今回出てきたBL話ですが、あのジャンルも奥が深いし、これまた多様なので勉強するのは本当に大変ですよ。あと、「みゆちゃんのエロエロボイスのゲーム・・・(ゴクリ」と思ったら、あの有り様ですよ!!

 さて本日は、yam先生の初単行本『お兄ちゃんの好きにしてっ!?』(茜新社)のへたレビューです。ロリっ子がいっぱい登場な表紙絵実に良いですなぁ。
キュートでちょっとお馬鹿な妹系ヒロイン達と繰り広げるほのぼのとしたハッピーロリータ作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数は16~20P(平均18P弱)と書店売り誌初出としては控えめな部類となっています。
シナリオ的には軽妙さを重視した構成でページ数以上に読み応えはありませんが(いい意味で)、エロシーンには十分な存在感があり、総合すれば適度な満腹感のある1冊に仕上がっています。

【あっけらかんとしたほのぼのハッピーロリータ】
 エロ漫画というファンタジー空間に付託することで、実の妹を多数含むロリっ子ちゃん達との棚ボタ的なガッツリ系ファックを明るく楽しい雰囲気でお届けというドリーミーな作品集となっています。
 シナリオもコメディ仕立てとなっており、生意気だったり天然ちゃんだったり、ぽわぽわオツムだったりなょぅじょ達の微笑ましいお馬鹿っぷりで読み手を楽しませてくれるスタイルが特徴的
このお馬鹿娘達に加え、ロリコン趣味の男性主人公も程良く駄目人間であり、展開にイージーに乗っかってエッチに励むことになるのですが、悪戯心や猛る性欲はあってもそこに悪意や悪感情が宿っていないため、禁忌の行為を犯しても平和な空気が維持されています。
TraetMeAsYouLike1.jpg台詞の応酬でコメディを形成する面もあるのですが、それよりも何処か“抜けた”間の取り方に面白みのある作劇と言え(←参照 妹とその友達がスク水で待ち構えていてどうして良いかわからないでござるの巻 短編「いけないゆーわく」より)、チアフルに動き回る女の子とそれに振り回されることになる男性との間で、噛み合う面も噛み合わない面も描いて話を転がしていきます。
 楽しさ・明るさを重視した作風であるため、ラブラブ感の増強や繊細な感情描写といった要素はあまりないシナリオ運びになっていることは評価を分けそうですが、とは言えキュートな女の子達とエッチ出来る幸福感は相応の強度で練り込まれていると言えます。
各話のオチも概ね平和なものであり、時にヒロインを騙した主人公にちょいとした天罰が下ることもありますが、登場人物達の関係性がそのまま継続することを示す幕の引き方がメインで、その幸福な空間に広がりを持たせていると評し得ます。

【どうにもお馬鹿な様が可愛いロリータガールズ】
 短編「女児物件・・・」に登場するロリ幽霊ちゃんや短編「天使のそしつ」の中○生妹といった例外もありつつ、ヒロイン陣のメインとなるのは小○校中学年~高学年のランドセルロリータ達。なお、単行本から類推される通りに妹ヒロインが多めですが、そうでない子も多数登場しています。
953ed9c7.jpg 天然ちゃんや意地っ張りな生意気娘、真面目だけど少しズレている子など、キャラクター付けは適度に多彩ですが、いずれにも共通するのが不器用さやお馬鹿さといった子供らしい“弱点”であり(←参照 入れ物がないので拾ったどんぐりをパンツの中に入れていたら大変なことになったでござるの巻 短編「ドングリのいたずら」より)、その無邪気さがキャラクターに微笑ましい好印象を付与しています。
また、概してセックスに対して積極的な子が多いのですが、短編「天使のそしつ」に登場する女王様な妹ちゃんなどの様に性的な行為をそれとして理解しているタイプの子もいれば、良く分かっていないままに無邪気に行為に突入する娘さんも存在。特に後者においては、“イケないこと”をしている感を話を暗くしない程度に含ませていると言えます。
 キャラデザイン面に関しては、子供っぽい私服に加えて、スクール水やミニスカメイド衣装、学校の制服や着物など各種取り揃えており、エロシーンでも着衣セックスがメイン
TraetMeAsYouLike3.jpgほっそりとした手足が伸びる華奢ボディはスベスベな肌に包まれ、肉感を抑えることで十分な背徳感を強調(←参照 王道の麦わら帽子+白ワンピース 短編「全開!!こーきしんっ☆」より)。また、言うまでも無くぺたんこ~ほんのり膨らみかけなバストであり、そこも性感帯として機能しているのですが、着衣エッチがメインであることもあって胸の露出はさほど重視しない傾向にあることは留意されたし。
 初単行本ということもあって、作品間でタッチの差異はある程度目立ち、ふわっと柔らかな描線で素朴な可愛らしさを出す二次元絵柄は初期作においてラフさも認められるのは確か。近作でも彩色でかなり華やかさを増した表紙絵とは若干の差異を感じますが、男性向けとしてのキャッチーネスの増強や作画密度の高まりもあって完成度をきっちり上げてきた印象が強くあります。

【十分な分量とアタックの強さを有するエロシーン】
 シナリオ運びが軽いこともあり、ページ数が多くは無いとは言っても、容易にエロシーンへと雪崩れ込んでいくため、実用的読書を楽しみに十分な分量が用意されたロリエロ系抜きツール。
小さなお口で頑張って肉棒を頬張るフェラ描写なども投入していますが、比較的長めにとった前戯パートではロリっ子達の未開発な肢体を丁寧に愛撫して性感を覚えこませるシークエンスを重視しており、未発達な膣前庭を曝け出す女児ま○こをぺろぺろしたり、ほとんど膨らまない胸の乳首を刺激したり、はたまたローターで両穴を長時間ほぐしたりと適度にねっとりとした描写で魅せています。
 一貫して女の子側が主導権を握ってアナルにバイブを挿入される話、ち○こにリングを嵌められて射精禁止にされるわな短編「天使のそしつ」は、ロリ女王様に虐げられたい諸氏に垂涎の1作ですが、その他の作品では特に抽送パート移行後において男性側が主導権を握っており、ちいさなボディを駆け巡る圧倒的な快感に圧倒される女の子達の痴態を連続投入するスタイル。
すっかりスイッチの入った女の子達の狂乱っぷりに野郎連中の劣情は更に高まっていき、子宮口まで達するストロークでパイパンま○こにガンガン肉棒を出し入れして、自身も中出しを連発させつつヒロイン達を絶頂の高みへと登らせていきます。
ad303fa3.jpg ストレートに淫猥な説明的エロ台詞や上気した頬の蕩け顔を示したヒロインの陶酔感を強調しつつ、膣内射精およびアナル中出しを一種の“トドメ”として機能させており、がっつり中出しされてハードなアクメフェイスと絶叫系のエロ台詞を曝け出すフィニッシュシーンはなかなかにパワフルな抜き所(←参照 短編「Hな赤ずきんちゃんの作り方」より)。
大ゴマの威力が高い一方、表情や結合部のアップを描く小ゴマが埋没しがちで視覚的な連続性にやや乏しい感はありますが、同時に詰まった画面構成でもあり、エロシーン全体で情報量を増そうとする意図は十分に効果を発揮しています。

 お気楽かつほんわかとした雰囲気で包みつつ、エロはしっかりハード&パワフルという、なかなかに利便性の高い作風であり、かつその描き方が割り切ったものでなく個性として確立されているのが美点でしょう。
個人的には、お馬鹿で生意気な妹ちゃんがジャンケンに負けてメイド衣装でご奉仕な短編「ジャンケンしょーぶっ!!」と、赤ずきんの劇の練習をする妹ちゃんを騙くらかして兄貴が(性的な意味で)狼となる短編「Hな赤ずきんちゃんの作り方」に特に愚息がお世話になりました。

シロタクロタ『幼馴染の蜜壺❤つかって!!』

UseMyHoneyHoles.jpgよしながふみ先生の『大奥』第8巻(白泉社)を読みました。田中意次と懇意・長崎行き・本草学者の3点でもしや・・・とは思いましたが、権太夫が平賀源内でしかも女性だったとはビックリしました。それはともかく、吉宗の死も含め、時代の大きな転換点にさしかかってますね。
しかし、今回は芳三の登場もあって、美味しそうな料理の話が多く、これは流石よしながふみ先生であるなと感心したところでございます。

 さて本日は、シロタクロタ先生の『幼馴染の蜜壺❤つかって!!』(若生出版)のへたレビューです。なお、先生の前々単行本『本命彼女』(茜新社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
もっちりボディの美女・美少女さん達とのぐっしょり液汁塗れなパワフルファックが楽しめる1冊となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計12作。1作当りのページ数は18or20P(平均18P強)とコンビニ誌初出としては標準的な部類。
ページ数が多くなく、かつ短編作のみということもあって、各作品は概ね小粒なまとまり方なのですが、程良く旨味を含ませたシナリオと適度に迫力のあるエロ描写が合わさることでページ数以上の読み応えはある作品群と感じます。

【コミカル系からちょっと切ないお話までの日常恋愛模様】
 コメディタッチが強いか、ラブストーリーの叙情感が強いかなどの振れ幅はありつつ、ラブコメ・エロコメ系の和姦エロを得意とする作家さんであり、コンビニ誌初出の今回ではある程度“軽さ”を意識した作劇となっています。
 美人女教師さんが教え子の童貞ボーイズを優しく誘惑して受け止めてくれたり、恋人の女の子とラブラブHを繰り広げたりといったエロ漫画的にオーソドックスな展開が取り揃えられており、新味はない一方でスムーズに展開を追えるのは抜きツールとしては好ましい点でもあるでしょう。
UseMyHoneyHoles1.jpgエロ漫画的にテンプレな展開が揃っており、かつご都合主義感があるのは確かなのですが、とは言え、日常の中でふとしたキッカケで生じる男女の邂逅や性欲任せでのエッチへの雪崩れ込みといった流れに何処となくリアリティがあるのは面白い美点(←参照 家出娘との出会い 短編「そんな夜の物語」より)。
 純粋な性的好奇心や、孤独の中で触れた人の優しさ、分かっていても捨てきれない未練などの感情が男女の性愛へと結びつく流れは、現実にはなかなか難しくてもそうあって欲しいという善良な願望が託されたものと評しても良いでしょう。
 元カノと思い出の場所で再会する短編「空き部屋」や何処かすれ違っていた少年少女の誤解が解ける短編「なごりヶ丘団地の住人」など、もどかしい感情やもつれた想いを繊細に紡ぎ出す作品にも存在感がありますが、どちらかと言えばそこらの旨味を前面に出すのではなく、キャラクターのチアフルさに任せてラブとエロを展開する作品がメインではあります。
 いずれの作品でもフェードアウトしていく終わり方なのでパンチにはやや欠けるのですが、コミカルなまとめ方か朗らかなラブラブエンドでまとまっており、さっぱりとした読後感になっているのはそこまでの話の流れをそのまま継承していると言えるでしょう。

【もっちりとした質感を感じさせる肉感エロボディ】

 ヒロインの年齢層にはある程度の幅があり、女子高生級の美少女さんに加えて20歳前後の女の子や、女教師さんやOLさんといった20代半ば~後半程度のアダルト美人達も登場しています。
年齢設定に関して描き分けが強いタイプではなく、皆さん若々しい容姿なのですが、大人ヒロインではセクシーな下着や落ち着いた髪型、ロリっぽさを出すヒロインでは大きなリボンを付けたツインテール娘といったキャラデザイン面で印象の差異を設けています。
 ドジっ娘や鉄面皮な天然クールお姉さん、ツンデレ系女子に誘惑お姉さんな女教師など、オーソドックスなキャラクター属性を持ったヒロインが多く、その点を強調こそしないものの、分かり易い話運びに貢献するキャラメイクではあるでしょう。
 造形面でロリっぽさを出したタイプでもアダルトな色香のあるお姉さん達でも、健康的な肉付きな柔らかもちもちボディであることは共通しており、適度な重量感を持たせつつ乳尻を中心とした柔らかくもっちりとした質感を重視したスタイルと言えます。
UseMyHoneyHoles2.jpgこの肢体描写がエロシーンにおいてもっとも効果を発揮するのは、表帯の訴求文にある通り、ずっしりとした重さを感じさせつつ柔らかさ故に激しく動き回る乳揺れ描写であり、ピストンに合わせてばるんばるんとダイナミックに揺れる様は圧巻(←参照 好みは分かれるタイプだとは思います 短編「なごりヶ丘団地の住人」より)。
 キャッチーなアニメ/エロゲー絵柄にティーンズラブ系の女性作家的な画風を盛り込んだタイプと言え、そのクセっ気をネガティブに感じる人は相応に存在するとは思います。とは言え、キャリア相応に絵柄は安定しており、表紙絵とも印象の齟齬はあまり感じないので、ジャケ買いしたとしても判断に後悔することはあまりないでしょう。

【熱っぽさと直情的なエネルギー感のあるエロ描写】
 エロシーンへの移行は概してスムーズであり、前戯パート・抽送パートにバランス良く分量を配置した上で両者に射精シーンを投入する2回戦仕様を標準搭載する抜きツールとなっています。
UseMyHoneyHoles3.jpg 男性キャラクターがちょっとした意地悪もしながら性感帯を攻め立てる前戯描写もありますが、主力となるのはちょっと恥ずかしがりながらも恋心や性的好奇心故に、ヒロイン達がフェラやパイズリなどで積極的にちんこへのサービスをしてくれる描写であり、口内射精やぶっかけを投入することでヒロイン達のむっちりボディにシズル感を追加(←参照 パイズルからの口内射精 短編「恋愛ベンチタイム」より)。
 野郎連中を1回目の射精に導いたヒロイン達もまた、すっかり性的な高揚感に包まれており、淫蜜が膣内からとろりと零れ落ちる秘所を自ら曝け出し、抽送を誘うオネダリ台詞を熱っぽく語ることで抽送パートへと突入していきます。
大人のオモチャを併用したり、露出羞恥的な味付けや男性二人投入の3Pセックスがあったりと、多少の味付けの差異はありますが、抽送パートへ移行後はパワフルなピストンとその快感に熱っぽく蕩けていくヒロイン達の痴態を連続させるというスタンダードにして強力なスタイルを維持。
UseMyHoneyHoles4.jpg 一般的な“アヘ顔”とはやや異なるものの、喜悦の涙で潤んだ瞳や紅潮する頬、宙に突き出される唾液の絡んだ舌などの表情付けや、各種液汁でぐっしょり濡れた柔肌の表現、シンプルながら余裕の無さを物語るハートマーク付きの嬌声などの演出は、前述した通りに絵柄にクセやアクがある分、淫猥さの濃度をより高めている印象があります(←参照 短編「なに?なに!?どうしてこうなった!!」より)。
 シナリオの要請上、敢えて外出しを選択するケースもありますが、基本的には中出しフィニッシュであり、結合部見せ付け構図を多用しつつ突入するフィニッシュは大ゴマ~1Pフルでがっつりと絶頂描写を投入しており、抜き所として十分に頼りがいがあると感じます。

 もっちりとした感触を楽しめる女体描写と、過激になり過ぎない程度にアタックが強いエロ演出・構図がよく噛み合っており、シナリオのスムーズさもあって抜きツールとしてしっかり有用。
個人的には、クールだけど天然さんな先輩OLが可愛らしい短編「経理部木田絵梨の疑問」と、巨乳メガネなお姉さんと念願叶ってゴールインな短編「恋愛ベンチタイム」が特にお気に入りでございます。

茶否『あの素晴らしい膣内射精を二度三度』

AgainAndAgainTheEjection.jpgTVアニメ版『織田信奈の野望』第11回「信奈絶体絶命」を観ました。松永お姉さんが、離反としてではなく、信奈のこれまでの信念を真逆に変化させるという点で“裏切り”として見せているのは面白い描き方だなと思いました。
最近のスマホって凄いんですねー、防弾的に(棒読み)。あと、爆死でいいのに、わざわざ2回も“木端微塵”扱いする織田家家臣団は主人公に何ぞ恨みでもあるのですか(笑 

 さて本日は、茶否先生の『あの素晴らしい膣内射精を二度三度』(マックス)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『お姉ちゃんと妹は俺の嫁』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ユニークなキャラクターのヒロイン達の漫画チックな魅力と彼女達がぐしゃぐしゃに蕩けてしまう和姦エロが楽しめる1冊となっています。

AgainAndAgainTheEjection1.jpg 収録作は、大財閥のお嬢様とカップルになるも彼女をお姉様と慕う百合っ子や主人公の幼馴染やらが2号さん争いを始めたり、はたまたお嬢のクラスメイト達もエッチに興味津々でレッツ・ハーレムデイズな中編「~と!」シリーズ全4話+描き下ろしモノクロ後日談2P+描き下ろしフルカラー後日談4P(←参照 お邪魔虫と思いきやこの後2号さんに 同中編シリーズ第1話「お姉様と!」より)、および読み切り形式の短編7作+各作品の後日談をまとめて描くおまけ漫画2P。また、作者の日常をしょーもない感じ(誉めてます)描くおまけ漫画計3P(カバー裏を含む)も収録しています。
描き下ろしのフルカラー後日談を除き、1話・作当りのページ数は16~20P(平均17P弱)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。軽快さを重視したシナリオであり、程良い濃密さのあるエロ描写も含めてコンビニ系ラブコメ・エロコメとしてまとまりの良い作品構築になっていると感じます。

【明るく楽しくなコメディタッチのラブエロ模様】
 元々は作風の幅が広い作家さんなのですが、ポプリクラブへの移籍後はすっかり明るく楽しいラブコメディに順応しており、今回の単行本もカラッと明るい雰囲気の作品で占められています。
 次々と新たなヒロインが投入されるものの、正妻の余裕とでもいうのかお嬢様のヒロインが浮気を許容するどころか、別の女の子とのエッチも斡旋したりと物凄い度量の広さを示し、一台ハーレムを築き上げることになる中編作はその好例でしょう。
6689559e.jpgこのお気楽な雰囲気は短編作でも共通しており、中華飯店の出前娘や大手ファミレスのデリバリー美少女、寿司屋の出前娘が顧客を巡って(性的な)サービス合戦を繰り広げる短編「デリバトル」や(←参照 う、うらやましい!)、催眠術をお兄ちゃんにかけたら本当に犬と化してしまい、これをチャンスとばかりにエッチに励む妹ちゃんを描く短編「犬催眠」など、漫画チックの楽しいドタバタ劇を繰り広げつつエロシーンに雪崩れ込んでいく構成となっています。
 そう言った展開の面白さで魅せるタイプの作品に加え、この作家さんの武器とも言うべきはヒロインの楽しいキャラクター性で魅せる作劇であり、テンプレ的な属性ではなく変わり種のヒロインを投入して面白さを出すコメディ作品も揃っています。
 恋愛感情などを媒体とする関係性が多く描かれているものの、そこらを詰めていくことはほぼ無いシナリオ回しであり、エッチの幸福感は打ち出しつつも、あくまでライトタッチでコメディの楽しさ優先であるのは確か。
各作品のラストも恋の結実の甘い幸福感と言うよりかは、ギャフンオチなども含めてコミカルなまとめ方をしており、その分ストーリーとしての趣きや深みには欠ける一方で、最初から最後まで読み口の軽さ・明るさはきっちり維持されていると言えるでしょう。

【漫画チックに楽しいキャラクター描写な美少女さん達】
 バイト先で頑張っている女の子や一族の掟に従って主人公の下に押しかけるくのいちガールなども含め、年齢層としてはハイティーン級程度となっており、女子高生ヒロインが大半を占めます。
 やたらと懐の広い大財閥のお嬢様や素直になれないツンデレ娘、策士なぶりっ娘ちゃん、実はエッチに興味津々な真面目委員長さんなど、定番と言えるキャラクター達も居ますが、そこらのタイプでもコミカルなキャラクター描写となっており、作品の楽しさに貢献。
AgainAndAgainTheEjection3.jpgまた、やたらとゲスイ台詞を語る腹話術ぬいぐるみを右手に嵌めた“痛い子”ちゃんや(←参照 自作自演で誘惑? 短編「三人ならできるもん」より)、お馬鹿な腹ペコくのいちさん(短編「にん×にん」)、妹の彼氏に無理矢理なちょっかいを出す暴走系お姉ちゃん(短編「ツいてきた!」)などなど、不器用であったりお馬鹿だったりな要素を漫画的な面白みに変換した上で、キャラクターの可愛らしさに昇華させる手腕はやはり見事。
 元はと言えば写実寄りで独特の野暮ったさある故に背徳感のあるロリータ美少女の肢体を描写することに長けた作家さんですが、コンビニ誌移行はその要素をある程度残しつつも、等身を上げてバストにも十分な柔肉を詰め込んだ肉感ボディをメインとしています。
描線が適度に乱れる漫画絵柄の性質もあってか、端正な美しさと言うよりかはある程度リアルな泥臭さを感じさせる女体描写であるとも言え、健康的な肉付きでありながらもちもちの肉感ボディではなく、適度に締まりつつも均整の取れたスレンダーボディとも異なるモンゴロイドボディとなっていると個人的には感じます。
 ページ数の関係もあってか、登場頻度は高く無いものの、デフォルメキャラの可愛らしさ&楽しさはコメディ展開に花を添えており、ヒロイン達の喜怒哀楽の感情をチアフルに描き出すのも魅力の一つとなっています。

【膣内射精連発のパワフルファックで押し通すエロ描写】
 そもそも各エピソードのボリュームが大きく無いこともあって、長尺のエロシーンとは言い難いのですが、軽妙な展開でサクサクとエロシーンに突入することもあって実用的読書に十分な濡れ場のボリュームはしっかり確保。
 前述した様なユニークな女の子達が、エロシーンになるとグッと可愛らしさを増してエッチに蕩けていく変容はエロ描写における大きな美点であり、コメディパートで面白さ・楽しさを追求しているのがエロシーンでも実用性の強化にも潜在的に貢献しているのは面白いところでしょう。
46a07b9a.jpg また、今単行本の特色として複数ヒロインとの同時エッチが多いことが挙げられ、彼女さんの後押しもあって色々な娘さんとのハーレムを構築する中編作に加え(←参照 中編シリーズ第4話「みんなと!」より)、姉妹丼な短編「ツいてきた!」や出前娘のトリプルエロアタックな短編「デリバトル」などがそれに該当。
 前戯パートではねっとりとしたキスや、おち○こへのご奉仕フェラ、股間押し付けクンニなどヒロイン側の積極性が光るプレイを投入しており、棚ボタ的な幸福感を強化する流れとなっています。なお、ここでフェラからの顔面ぶっかけ等に移行することもありつつ、出さずに抽送パートに移行することも多くなっています。
処女ヒロイン達の純潔を頂戴した直後は、彼女達に痛みも残るものの、優しくも力強いピストンにすっかり快感を覚え、くしゃっと乱れて蕩けたエロフェイスを曝け出しつつ、膣内で白濁液がスプラッシュする様を透過図できっちり描き込む大ゴマ~1Pフルの膣内射精(この作家さんはこれで“なかだし”と読みます)へと駆け込みます。また、単行本タイトル通りに、抽送パート移行後は2発3発の複数ラウンド制の様相を呈するのもドライブ感の形成に寄与。
 ページ数の関係もあって、比較的詰め込む画面構築となっており、やや込み入った印象がない訳ではないものの、インパクトを重視する大ゴマと説明的な小ゴマを適切に織り込む構成は良好で、描写の適度な濃さや体感的なボリューム感の増強に寄与していると言えるでしょう。

 ヒロインのユニークな魅力で楽しませつつ、高揚感のあるエロでも魅せるスタイルであり、絵柄にも由来する野暮ったい熱気感が溢れているのは作品の魅力の基盤を形成していると評したいところ。
キャラクター的には短編「ネグロネガティブ」に登場する毒舌不器用ツンデレさんが、抜き的には出前ガール3人が主人公を取り合って次々と処女を捧げてがっつりファックな短編「デリバトル」が最愛でございます。

チンズリーナ『チン☆デレ』

ChinDere.jpgヤマザキマリ先生の『テルマエ・ロマエ』第5巻(エンターブレイン)を読みました。ヤクザにさらわれた愛する女性を助けるためにルシウスが使ったのはなんとチャリオット!どうみても『ベン・ハー』です、本当にありが(以下略
素敵と感じるポイントがどうもズレているさつきちゃんですが、この二人の時代を越えた恋は一体どうなるのでしょう。仕事に生きた中年男性がやっと目覚めた恋路は色々と面倒だぞ!!

 さて本日は、チンズリーナ先生の初単行本『チン☆デレ』(三和出版)のへたレビューです。五月五日先生・ディープバレー先生と並んでマショウの誇る核弾頭三銃士(勝手に命名)の一角を占める作家さんですな。
キュートな妹系おちんちんボーイズとの甘ラブ&ハードなエッチがたっぷり用意された1冊となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で11作。収録本数が多い代わりに、1本当りのページ数は8~20P(平均16P強)とやや控えめな部類。
シナリオも軽めですし、エロも十分量とは言えがっつり長尺とは言い難いのですが、特殊な方向に突っ走った故に奇妙な酩酊感を生み出しており、嗜好が合えば作品世界にどっぷり浸かれる作品群と言えます。

【明るく楽しくそして甘ラブたっぷりのおちんちんワールド】

 表紙を見て「可愛いロリっ子だなぁ~」と思う諸氏は、レジに持って進む前に先ずはこの子の股間でツンと自己主張するオティンティンに気付くべきであり、主要な登場人物は全て♂というオチンチンワールドが単行本を通して展開されています。
 シナリオそのものは、非常にオーソドックスではあり、お兄ちゃんラブな子との甘い近親ラブ&セックスや、後輩ちゃんや家庭教師先のお子ちゃまとの嬉し恥ずかし初エッチといったシナリオが取り揃えられており、彼らの股間にち○こが生えていることを除けば甘く優しいハッピーロリータとして通用すると言えます。
ChinDere1.jpg作中において、男性同士の性愛に対する忌避や羞恥心はあまり強く無く、近親エッチの禁忌も軽々と乗り越えられていくため(←参照 二次元男の娘好きな兄貴を更生させるために・・・って、え!? 短編「チン☆デレ」より)、ストーリーとしてのコクやら旨味やらは乏しい一方で、ストレスフリーで男の子達とキャッキャウフフできる夢空間を確固として創出しているのは間違いなく美点。
 また、前述した様に男性と男の子のラブエロ話をイージーゴーイングに描きつつ、引きこもりの兄貴を癒すためにショタ弟がママ役になって甘えさせたり(短編「ママな弟(ボク)はお嫌いですか?」)、女の子としてアイドルをしていたら何故か胸が膨らんできた男の子が登場したり(短編「ツいてたってアイドル❤」)と、なかなかにぶっ飛んだ設定が投入されることもあるのは面白いところです。
もっとも、それら特殊な設定や展開があったとしても、あくまで重視されているのはお兄さん達とショタボーイズの関係における甘いラブラブ感であり、♂×♂エッチの怒涛の勢いをこれまた甘さ十分なハッピーエンドでまとめる流れにも心地良さがあります。
 無論、特殊な題材で標準的な甘エロ話をやるからこそ特殊な面白みが出ているのは確かであり、間違いなく美点ではありますが、この作家さんの場合、むしろ男の子とのエッチの方が“普通”と感じさせてしまう様な全能感が溢れているのが何とも面白いと評し得ます。

【小さめサイズの包茎ち○こを持つ可愛い系美少年達】
 繰り返しになりますが、全作品に女の子は登場しておらず、ぴこんぴこんと反応する包茎ショタち○こをお持ちな男の子達が“ヒロイン”の役割を担っており、年齢層としてはローティーン~ミドルティーン級。
ChinDere2.jpg二次性徴期に入っている年齢層ながら、ショタっぽさと言うべきかロリっぽさと言うべきか、幼さの強いキャラデザイン。髪型や服装などから分かる通りに、女の子としての可愛らしさを重要視しているのは大きな特徴であり(←参照 どっちも弟です 短編「ときめき実弟ツインズ」より)、男性性はあくまでち○このみに留めるスタイルと言えます。
 なお、ショタっ子同士のセックスはほぼ皆無であり、兄貴を含めた年上の男性と、それを慕うショタっ子達との絡みがメイン。また、自発的に女の子っぽい格好をしている男の娘タイプが多いですが、主人公の好みに応じて女の子の格好をする女装少年タイプも存在しています。
 男の子達の肢体描写は、先端だけ少し剥けた包茎の男性器があり、女性器がないことを除けば、ロリータ美少女のそれとほぼ同等であり、何故か少し膨らんでふにふにとしたバストや、程良くもっちりとしたヒップ、鎖骨が少しだけ浮かんで見える肉付きの弱い体幹などは、美少女キャラとしての色彩が造形において強いことの証左でしょう。
スク水やマイクロビキニ、メイド服やアイドル衣装、ベビードール(下着)などなど、着衣面でも可愛らしい服装をチョイスしており、下着や水着で隠しきれない股間のソレも含めつつ、可愛らしいロリ系ショタボディを彩っています。
 デフォルメの効いた漫画絵柄は、絵柄としてのエロさはむしろ控えめで、一般向けも含めて幅広い層に支持されるタイプの可愛らしい絵柄なのですが、それで男の娘キャラクターという変わり種を投入することでのギャップの良さがあるとも言えます。初単行本ということもあって、多少のタッチの変化はありますが、単行本通して表紙絵とほぼ完全互換と言えるのは安心材料の一つ。

【ねっとりした前戯パートと過激に突っ走る抽送パート】
 ページ数に然程余裕がないこともあってか、開始2P目から既に濡れ場に突入することも辞さないエロメインの構築であり、ラブリーな男の娘達とのラブラブHに十分な尺を持たせています。
 男の子達は完全に“受け”であることも、“ヒロイン”としての役割を果たしていると言え、彼らのアナルは作中においてヘテロセックスにおける女性器として扱われており、アナルセックスをしているのに“子作りセックス”、“孕ませ”などの生物学的には間違っているものの、本人達の思い入れ的には正しい台詞が応酬されています。
6c2c5ee2.jpg ショタっ子達が好きな男性のために頑張る手コキや貧乳パイズリ(男ですけど・・・)、フェラチオ、ダブル尻コキ、はたまた竿を擦りつけ合う素股(?)など前戯パートに投入されるプレイは様々ですが、全作品にほぼ標準搭載なのが、ショタっ子達のアナルを指や舌で丁寧にほぐし、直腸内から前立腺を刺激して射精に導くシークエンス(←参照 短編「ナツヤスミ☆オトコノコ」より)。
仮性包茎ち○こから射精しても、エロスイッチが完全にオンのままの男の子達のピンクな菊穴に挿入すれば、結合部アップ構図や断面図などを絡めて大人の肉棒に絡みつく直腸内の描写を描写して、キュートな絵柄といい意味でギャップを形成するドストレートに淫猥な構図を用います。
抽送の快感に合わせて美少年達のち○こがピクピク反応していたり、優しく舌を絡め合わせるキスや、ふにふにとしたバストを揉む描写をピストン運動に絡めたりと、程良く手数を稼ぐ描写は、やや雑然とした感は無いわけではないものの、多くはないページ数に描写を詰め込むことにも貢献。
ChinDere4.jpg 双方が同時に射精するアナル中出しフィニッシュとその直前の終盤展開を中心に、エロ演出の過激性や派手さを追求する傾向にあり、ハートマーク付きで卑語・猥語もたっぷり含有のエロ台詞連呼やアヘ顔やそれに準ずる表情付け、脳内で何かが切れる“ブツン”といった特殊な擬音の投入などを特徴としています(←参照 短編「ママな弟(ボク)はお嫌いですか?」より)。なお、フィニッシュシーンでは直腸とS字結腸の曲がり目を子宮に見立てて中出しされた精液が溜まるなど、アナルをあくまで女性器的に扱うスタイルはラストまで徹底されていると言え、好みは分かれるかもしれませんが、このコダワリ方は凄いなと思いました。

 キュートな男の娘達とのラブエロ模様という点では新規性は強くはないのですが、さも当然と言わんばかりにラブラブエッチに突入して行くおちんちんボーイズの魅力はユニークであり、ファンタジー故のドリーム空間を問答無用で打ち立ててしまう頼もしさを感じる作家さんです。
個人的には、エロ水着装備な弟キュンコンビとお風呂で3Pな短編「ときめき実弟ツインズ」と、スク水日焼け跡+ビキニなショタ従妹とラブラブチュッチュッな短編「ナツヤスミ☆オトコノコ」に愚息が大変お世話になりました。男の娘好きはマストバイですよ!
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