2012年08月

秀家ちゃんin八丈島な雑記

 エロ漫画新刊ラッシュの月末で大童の当ブログの管理人・へどばんです。録画してそのままになってしまっているアニメとか、途中まで読んで止まっている小説とか、何とかしたいものですなぁ。
もっとも、エロ漫画を含めて漫画は読まずに溜めてしまうことはまずない(レビュー執筆はともかく)というのは、こういったブログを書いている故の習慣でございましょうかね。

 今回は、夏コミで好評を頂き、持ち込み分を完売致しました拙著の新刊同人誌『EroManga Lovers Vol.4』についていくつかお知らせを。
 先ず、これまでと同様、サークル“フラクタル次元”のたーくんさんにご協力を頂きまして、来る9月2日にインテックス大阪で行われる同人誌即売会・コミックトレジャー20にて先方のスペースに新刊を委託させて頂きます。
フラクタル次元さんのスペースは “4号館 キ11a”となっております。詳細は先方様の案内もご覧下さいませ。
 なお、既刊である『EroManga Lovers』Vol.1~3に関しては、夏コミで全て出たこともあり、手持ち在庫がゼロなので委託はございません。Vol.2とVol.3はダイトアイテムさんで少しだけ残っている様なので、 もしお求めの方がおられましたらご検討下さいませ。

 加えて、『EroManga Lovers Vol.4』は、現在以下の2書店様でも委託を受けて頂いております。
コミックZIN
ダイトアイテム

 本同人誌の核となる、作家さん117名のアンケート調査によるデータは本当に貴重で、非常に面白いものと自信を持って言えるので、是非お求め頂ければと思います。レビューおよび評論活動にとって重要なモチベーションとなっているので、読者諸氏におかれましては何卒よろしくお願い致します
 また、いつも通り今回も売り上げの一部を表現規制に反対する運動・団体に寄付致しますが、コミトレおよび書店委託での結果を受けてからまとめて寄付および報告する予定です。ご理解頂ければと思います。

 あ、あと、当ブログは900万アクセスを頂戴しました。ご愛読頂きありがとうございます。
これからも、作品への敬意を忘れず、かつ客観的なレビューを書くことで、読者諸氏のエロ漫画ライフに貢献していく所存でございます。

では、次回のレビューにて
へどばん拝

藤崎ひかり『ちゃんと“好き”ってゆって?』

SayLoveMeStrong.jpg戦国コレクション第19話「Vengeful Fang-IS」を観ました。ここまでオムニバス形式で進んできましたが、本作の大きな屋台骨である信長ちゃんと光秀ちゃんのお話につながってきましたね。
その上で映画パロディをしっかり続けているのは構成の巧さと言うべきでしょう。ここからどうストーリーを紡ぐのか実に楽しみ。しかし、スケキヨのインパクトの強さはパロディになっても凄いなぁと思いますよ。

 さて本日は、藤崎ひかり先生の初単行本『ちゃんと“好き”ってゆって?』(茜新社)の遅延気味へたレビューです。なんでも書店によってはとんでもないオマケが付いたらしいですが、僕が購入したのは普通のバージョンでございます(笑
ちんまいラブリーガールとのスイート&リリカルなラブストーリーと陶酔感の強いエロが楽しめる1冊となっています。

SayLoveMeStrong1.jpg 収録作は、ロリコンな青年が家庭教師先の女の子のイタズラな挑発にのったことで始まる彼女と彼女の妹とのウハウハ生活?な長編「すいーとみるくしぇいく」全7話+妹ちゃんの淫夢を描くフルカラー番外編8P(←参照 生意気ガールの挑発が全ての始まり 同長編第2話)、および読み切り形式の短編2作。
フルカラー作品である長編第1話および番外編(共に8P)を除き、1話・作当りのページ数は16~28P(平均20P)と幅はありつつも平均すれば標準的なボリュームで推移。ストーリー性に相応の重きを置いた長編作と、エロメインでコンパクトにまとめた短編作の共に良好なまとめ方になっていると感じます。

【真摯な恋愛ストーリーの長編作と明暗が明確に異なる短編作】
 今単行本のメインとなる長編作は、なし崩し的にヒロインの女の子とエッチしてしまい、そこにヒロインの双子の妹ちゃんも乱入してきて賑やかな三角関係が生じるという、ラブコメ的に実にオーソドックスな展開で先ずは推移。
やや不器用ながらも真摯な感情を見せる姉と、天真爛漫の様で計算高さ・腹黒さを抱えている妹の対比も、両手に花のウハウハ感に拍車をかけますが、この二人の性格付けはそこからのシナリオ展開において重要な役割を担っています。
早熟で“大人”という存在に対して不信や諦観を抱えている妹と、“子供”でありたいと願いながらも“大人”との関係を得てしまったことで当惑する姉、それぞれの心情を紡いでいく中盤以降は優しくもちょっと切ない煽情性を持つシリアスな恋愛ストーリーへと変化
SayLoveMeStrong2.jpg 本作のテーマは、そういった“大人”と“子供”というボーダーを取りさらい、恋愛感情という絆の確かさを表現することにあると言え、二人が幸福に結ばれるハッピーエンドへの収束も実にスムーズ(←参照 大人でも子供でもなく好きな“人” 長編「すいーとみるくしぇいく」第7話より)。恋愛ドラマとしては、主人公の男性側にほとんど能動性がないために片手落ちとも評し得るのですが、そも分ヒロイン側の描写に注力しているとも言えるでしょう。
 なお、大人と子供の狭間で心が揺れ動く際に、ヒロインに想いを寄せる“子供”である少年との性愛関係も描かれるため、主人公以外の男性キャラクターとヒロインがセックスすることを好まない諸氏にはネックになりうる要素ですが、彼女の誠実な悩みを描く上で重要なエピソードであるのも確か。
 短編作に関しては甘ラブ系としてコンパクトにまとめた短編「明日から夏休み」に対し、下種な男性教師がサディスティックにロリっ子をエロ調教な短編「四宮先生のレイプ教室」はかなりダークであり、長編作の番外編でも夢オチとは言え、かなり嗜虐性の強くドス黒い雰囲気の痴漢凌辱エロを投入しているため、収録作間での作風の明瞭な違いを気にする方は留意されたし。

【ロリ色強めのお子ちゃまヒロインズ】
 長編作に登場する双子ちゃんを含め、全ヒロインがランドセルガールで統一されており、中学年~高学年クラスなギリ二ケタ~ローティーン級の女の子達。
成人男性との対比で小ささを強調し、かつ二次性徴期前の丸っこいボディラインで等身の低いボディデザインとしているため、基本的にはかなりロリっぽさを前面に出しているタイプとなっています。
 ツンデレ系や二面性のある小悪魔ガールなど、ある程度キャッチーな要素でロリキャラの性格面を固めていますが、そこを短編作では分かり易く押し通しつつ、長編作ではストーリー進行に伴って掘り下げていく描き方となっています。
 前述した通りのちっちゃボディは、ぺたんこで乳首も未発達なロリバスト、ぽっこりとしたお腹、スベスベで一本筋が走る股間に短めの手足と、少々ペド寄りのロリボディであり、華奢な少女像を期待する方にはやや不向きである一方、幼さ故の背徳的なエロ可愛らしさをしっかりと醸し出しています。
SayLoveMeStrong3.jpgただし、素直な気持ちを曝け出してのラブラブHの様に、全裸になることに意味がある場合を除けば、着衣セックスがメインであることもあり、場合によっては上半身を露出しないなど、個々の体パーツをたっぷり魅せるタイプではあまりないでしょう。もっとも、その分、可愛らしい私服が常にアリス達のエロ可愛さを引き立てています(←参照 ヒロインの妹ちゃん 長編「すいーとみるくしぇいく」より)。
 LO初掲載が長編第1話のフルカラー作品という異例であることが示す様に、デビュー時点から絵柄の完成度は十二分に高く、萌え系のキュートネスを丹念に練り込みつつ、少女漫画チックな軽やかさや洒落た修飾性を五月蠅くない程度に添加する絵柄はそれ単体で大きな魅力。多少のタッチの変遷はありますが、基本的に表紙絵と完全互換と言って良いでしょう。

【ちんまいロリボディを熱く蕩けさせる痴態描写】
 作品間でページ数に幅があるため、エロシーンの長短にも変動があるのですが、いずれにしても実用的読書に十分な尺は確保しており、キュートなロリっ子達の乱れっぷりを堪能可能。
前述した様にサディスティックな凌辱系シチュエーションを投入しつつ、和姦エロが主体なのですが、他人にばれない様にしつつ居間や教室、公園でセックスする羞恥系のエロシチュエーションを頻度高く投入しており、そもそも明確な“イケないコト感”を更に強化する算段となっていると感じます。
 双子ヒロインのダブルフェラなども含め、前戯パートでは小さなお口で肉棒を頬張ったりペロペロしたりなフェラ描写と投入しつつ、彼女達のちんまいボディの性感帯を愛撫する描写も忘れずに用いて抽送パートへの盛り上がりに向けての助走をしっかり果たします。
この時点で既に蕩け始めた表情と、淫液が漏れ始めて触れればちゅくちゅくと音を出す女児ま○こを示しており、初エッチ等では一定の苦痛も表現しつつ、ピストンが繰り返されることで更に乱れて涙と涎で濡れる蕩け顔と、切れ切れの嬌声を示して性的快感が彼女達の肢体を満たす様を表現。
SayLoveMeStrong4.jpg 演出面では過激性をあまり追求せず、表情や台詞回しの良さで徐々に煽情性を積み重ねるタイプとも言えるですが、ラブラブHでも凌辱エロでも、エロ展開中盤以降の盛り上げは相応に強く、乱れた描き文字で表現される絶叫エロ台詞を連発させて大ゴマでのインパクトのある中出しフィニッシュへと駆け込みます(←参照 短編「明日から夏休み」より)。
 初期作では心情描写を重んじるためにエロ展開がやや平板になることが多かったのですが、近作になるにつれ、例えばピストンをしながらの性感帯弄りなどの手数の増加、複数ラウンド制を保ちながら緩急がしっかり付いたエロ展開への改善などが認められ、ここらの成長が伺えるのは嬉しいところ。

 ロリっ子達の魅力を生かしながら作劇を組み立て、シチュエーションでしっかり雰囲気を形成しつつ陶酔感の強いエロを提供しているという点で総じて完成度の高い初単行本。作風の幅があることに留意する必要がありますが、ロリエロ好きの諸氏は要チェックな1冊ですよ。
個人的には、痴漢凌辱エロの長編番外編と、生意気妹ちゃんを居間で隠れてのセックスで懲らしめちゃう&ラブラブHな短編「明日から夏休み」に愚息が大変お世話になりました。

ディープバレー『ディープ淫パクト』

DeepImpact.jpg近木野中哉先生(原作:鎌池和馬氏)の『とある魔術の禁書目録』第10巻(スクウェア・エニックス)を読みました。シスター軍団に痛めつけられるオルソラさんがエロくて、エロくて(駄目性癖)。おっとり天然さんですが、芯の強い女性ですよねぇ。
シスター・アンジェレネも実にキュートで、彼女達と当麻がアニェーゼのために共闘するエピソードを早く読みたいですね。あと、ねーちんのエロコスプレも見たいです(はぁはぁ

 さて本日は、ディープバレー先生の初単行本『ディープ淫パクト』(三和出版)のへたレビューです。ここのところの三和レーベルは、新人からベテランまでエロや作劇に個性が光る作家さん達の勢いを感じさせるのですが、この作家さんは間違いなくその一角を担っている方でしょう。
ヒロイン達のむっちむちな重量級爆乳ボディを駄目駄目なおっさん達が逞しいちんこと妄言の嵐で攻めまくるパワフルファックが目白押しな1冊となっています。

DeepImpact1.jpg 収録作は、純真無垢な漫画アシスタントを非モテ野郎なエロ漫画家が騙くらかしてエロ資料作成に実地で協力させる短編「うちのアシスタントは。」(←参照)+エロ水着を着せて再び性的なアシスタントなフルカラー後日談掌編4P、および読み切り形式の短編11作。
収録本数が多い一方、フルカラー作品を除いても1作当りのページ数は8~20P(平均16P弱)と、ボリューム感はやや弱め。と言っても、肉感溢れるボディがたっぷりと存在感を放つエロシーンはゴージャス感があり、また演出の過激性もあって抜きツールとしての満足感はしっかりとあるスタイルになっています。

【小技も効かせつつ問答無用なエロ全力投球のパワフルさ】

 「目前にJK美少女のむちむちボディがあれば、するべきことはそれを喰らいつくすのみよ!!」とでも言いたげな、ド直球の快楽至上主義で押し通す作風であり、シナリオ的な魅力に乏しい一方でその思い切りのよいパワフルさは先ず見事。
DeepImpact2.jpgシナリオのパターンを大別するのであれば、三十路駄目人間野郎が純真な女の子をまんまと騙してセックスに持ち込むか(←参照 “うっかりチンポすべってニュプッと挿入っちゃった~”じゃねーよ! 短編「ロシアより乳をこめて」より)、三十路駄目人間野郎がビッチ美少女に押し倒されるもエロ的に大反撃!のどちらかであり、共に登場人物のエロパワーでセックスに持ち込むことは共通しています。
恋愛感情など、心情面での機微を重視するタイプでは毛頭無いため、下手をすると殺伐とした雰囲気を生む可能性があるのですが、そこをしっかり回避して状況に面白さを生んでいるのは然程目立たないながらも重要なポイント。
 漫画系の小ネタやメタ的ギャグなどのどーしょもないギャグ要素(誉めています)を持ち込んで話の雰囲気を明るくしたり、野郎達のどーしょもなさをラストに投入して、時にコミカルに時に憐れに描いて読み手を苦笑いさせたりと、作劇面で隠し味的なアクセントが効果を発揮しているのは一つの特徴でしょう。
また、騙しエロが多いものの、前述の三十路駄目人間野郎は悪人であっても実に小市民的であり、何だかんだで徹底した悪者にはなれないため、雰囲気が暗くなり過ぎることはなく、快楽の強烈さを叩き込みながら、それを平和な空気で包み込むのも読み口を良くしています。
 シナリオパートは目立ちませんが、エロシチュエーションを分かり易くお膳立てし、かつエロシーンの展開そのものでキャラクターの良さや読みのリズムの良さを形成しており、エロ一直線でありながら単行本通して退屈させない、漫画的な面白さがあるのが魅力と言えるでしょう。

【多彩なキャラデザでも魅せるむっちり肉感の爆乳・巨尻ボディ】
 短編「むにゅっと!小晴ちゃん」に登場するやたらと発育の良い中○生美少女を除き、女子高生級のヒロイン達で占められたヒロイン陣。
 性格面では前述した通りに、流されやすい純朴処女さんか、エッチの快感を放埓に楽しむビッチガール達のどちらかですが、キャラクター設定は多彩であり、高飛車お嬢様や生意気な妹、黒ギャル娘に天然なロシアンガール、女性格闘家に三つ編みメガネの地味っ子爆乳ちゃんなどなど、バラエティ豊かに詰め込んでいます。
しっかり肌を焼いた黒ギャルさんや、金髪に白いお肌のロシアン娘、三つ編みに黒ぶちメガネで清楚なセーラー服など、キャラクターデザインは各設定に対して非常に明確であり、天然ビッチやドS系ガール、生真面目ヒロインなど性格面でのはっきりした描き分けなどもあって、ヒロインの多彩さが明確に目立つのは短編作品集としての強みと言えるでしょう。
DeepImpact3.jpg 表紙絵で激しく自己主張している様に、全身むっちむちの柔肉に包まれ、ずしりとした重量感ともちもちした弾力感を感じさせる爆乳・巨尻・太股を組み合わせた肉感ボディがこの作家さんの最大の売りでもあり、いい意味でのやり過ぎ感がある分、下品なエロさが色濃く香っています(←参照 この柔肉がずっしり詰まった爆乳! 短編「イマドキムスメ」より)。
ただ、その一方で、肢体全体のバランスをある程度保つこと、各体パーツのエロさをドカンと前面に打ち出しつつも、絵柄自体がキャッチーで彼女達の可愛らしさも引き出すことなどから、劇画的な重さ・濃さをあまり感じさせず、絵柄としてのキャッチーネスと迫力エロボディの存在感が危ういながらもバランスを保っているのも魅力の一つ。
 デビュー時点で絵柄そのものが概ね固まっており、また早期に単行本化が為されたことで初出時期の幅が狭く、表紙絵と同質の画風で単行本通してきっちり安定しているのも安心材料となっています。

【迫力豊かなボディを生かして前のめりに突撃するエロ描写】
 各話のページ数がそこまで多くないため、たっぷり長尺のエロシーンとは言い難いものの、そこは欲望任せのエロへの雪崩れ込みで尺を確保しつつ、重量級ボディの存在感とやたらめったら力押しの演出とで体感的なボリューム感をしっかり確保。
 寝取りエロや騙しエッチ、催眠術エロや逆レイプなど、エロシチュエーションにはある程度の幅を設けていますが、それらの趣向に強く踏み込むタイプではあまりなく、むしろ目前のエロボディをガツガツと味わうこと自体に猛烈なパワフルさとしての魅力があると評し得ます。
 性行為およびエロ展開自体は概してオーソドックスであり、先ずはフェラやパイズリ、クンニや乳吸いなどを前戯パートに投入していますが、この時点で既に描写は濃く、チンカス塗れの剛直をひょっとこフェイスでねっとりディープスロートしたり、膣口を開いて中を視姦しながら舐めまくったりと、描写量自体は多く無くともねっとりとした描写になっているのが◎。
巨乳の谷間や喉ま○こに特濃ザーメンを放出すれば、ヒロインのパイパンおま○こに肉棒をぶちこんで抽送パートへ移行しており、処女であろうがなかろうがのっけから全力のピストンをぶちかましてバコバコと擬音を奏でながら中出しへと力走。前戯パートでは細かいながらも的確に“変化”を強調するコマ割りを用いるのに対し、抽送パート移行後は大ゴマや枠線取っ払いで1Pフルに詰め込む構図の仕様などでドライブ感を強化しているのも実用性を底上げしています。
DeepImpact4.jpg また、非常に特徴的な演出が台詞回しであり、ヒロイン側に長尺の説明的エロ台詞を要所で語らせているものの、男性キャラクターが機銃掃射の如く妄言を連呼する方が圧倒的に目立ちます(←参照 この野郎台詞の量 短編「ばとむすっ!」より)。テンポは凄まじく悪く、またかなり悪ノリした台詞回しなので好みは確実に分かれるでしょうが、「セックスって、すげー気持ちいいーーー!!」とでも言いたげな中学生男子的パッションが溢れんばかりに迸っている欲望の漲り方は、かなりユニークであり、また変な親しみを感じさせる美点。
 例え序盤では女性側にリードを奪われている場合でも、それに当てられてビーストモードになった三十路駄目人間が猛烈なピストンを加えることで、ぐしゃぐしゃに蕩けたアヘ顔やだらしなく垂らされる涎塗れの舌などでヒロイン側の陶酔感を強調しており、尺に物足りなさはありつつもがっつりとした中出しフィニッシュ周辺の盛り上がり方は非常に頼もしいと言えるでしょう。

 むっちむちな迫力エロボディを間違いなく魅力の核としながら、非常に伸び伸びとした作家性がしっかり輝いている印象があり、エロで力押ししているようで器用さや図太い計算高さを伺わせると個人的には感じます。ここ最近の新人作家の中でも特に注目しておきたい作家さんですな。
どの作品も抜けますが、ロシアン娘のたっぷりボディを口八丁手八丁で味わいつくす短編「ロシアより乳をこめて」と、すっかりビッチになったけど根の純朴さは変わらない黒ギャル姪っ子とがっつりファックな短編「ブラックビッチ セレナーデ」が特にお気に入りでございます。

ほりとも『アンリアルシンドローム』

UnrealSyndrome.jpgTVアニメ版『織田信奈の野望』第7回「信奈上洛」を観ました。あんなにキュートな寧々ちゃんが妹になってくれるとか最大級のご褒美じゃないですか!分かってないぞ、この主人公!!
年上組も丹羽お姉さんに加えて、褐色肌巨乳お姉さんも加わって(色々と)盛り上がりますな。この世界の信長包囲網はどういった陣容になるのか気になりますねぇ。

 さて本日は、ほりとも先生の『アンリアルシンドローム』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『TENTACLE PLAY』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
モンスター娘やファンタジー系ヒロイン達とのねっとりぬっとりな触手エロをほのぼのとした雰囲気で描く作品集となっています。

UnrealSyndrome1.jpg 収録作は、義理の妹として共に育ったスキュラの娘さんと漁師の青年がめでたく結ばれる短編「妹はスキュラ娘」(←参照 太股あたりから下が触手)+二人がラブラブHの後日談なフルカラー掌編6P、および読み切り形式の短編9作。なお、その内短編何作かについては1~2Pの描き下ろし後日談がそれぞれ描き下ろされています。
なお、調合師なご主人さまラブなトカゲ娘のシッポちゃんが今回も登場していたり、作品間でのつながりが示されていたりと、ストーリー性のつながりは強くない一方で、魅力的な世界観を更に広げてきている印象があります。
 描き下ろしのおまけ漫画を除き、1作当りのページ数は14~20P(平均18P)と書店売り誌初出としては中の下クラスのボリューム。短編作品集ということもあって、読み応えは強くないものの、シナリオ面での魅力とエロシーンの満足感を両立させているスタイルは頼もしいところです。

【愛情や慈愛が包み込むファンタジー世界の物語】
 単行本タイトルに“アンリアル”の名を冠する今単行本は、キルタイム系のアンリアルコミックスレーベルにおけるほとんどの王道サブジャンルを用いた意欲的な1冊。
すなわち、巫女さんや冒険者が触手モンスターに襲われるファンタジー凌辱系(短編「可愛い淫獣にご用心」「河神様に捧ぐ」)、催眠調教やフタナリエッチなどのアブノーマル系(短編「アニーの秘密」「バイブル操身演戯」)、そして可愛い人外娘とのラブラブH系(短編「妹はスキュラ娘」など)の3系統が今単行本において揃っています。
 それぞれ明確な方向性を有し、かつフォーマットが固まっているサブジャンルでもあるのですが、決して作風がバラバラにならず穏やかで優しい雰囲気がいずれの作風においても共通して流れているのはこの作家さんの大きな特長。
UnrealSyndrome2.jpgこれまでの人との関わりとのせいで素直になれないラミア娘と少年が結ばれる短編「愛しのラミア」の様に(←参照)、種族の垣根を越えて男女が幸福に結ばれる作品群では勿論のこと、エロシチュエーションが触手凌辱系であってもヒロイン達を破滅に導くことはなく、逆転勝利をしたり仲直りをしたりで皆が幸福になる優しいラストに落ち着いていきます。
 ややもすればご都合主義的な部分はあるものの、そこはヒロイン達や触手モンスター達の双方を含めた登場人物達の優しさや純粋性の価値を素直に肯定するのが正しい読み方と言え、ほのぼのと優しい雰囲気に包まれる心地良さを魅力としてしっかり形成できているのが作劇上の最大の美点でしょう。
 各短編のキャラクターが関わり合いを持っていることを示したり、しっぽちゃんとご主人のラブラブ関係が続いていたりと、おまけ漫画なども含めてこの作家さんの描くファンタジー作品をより広く、奥行きのあるものとしているのも大きな魅力であり、彼ら彼女らの再登場を期待できるのも嬉しいところ。

【モンスター娘も含めてエロ可愛いファンタジー美少女さん達】
 若い女性にも大人気な触手レジャーランドに査察に入る真面目なお役人美女や婚約を控えながら生徒に催眠調教されてしまう女教師さんといった、現代世界?のキャラクターも登場していますが、その他は巫女さんや女冒険者、剣士や女忍者、そしてモンスター娘などのファンタジーヒロイン達が勢揃い。
下半身が触手なスキュラ娘や、下半身が蛇のラミアさん、今回も登場で大きな尻尾がチャームポイントのトカゲ娘に純真無垢だけど死体なマミーさんなどなど、モンスター娘が多数登場しているのも今単行本の特徴の一つであり、人間形態に変化することもありつつ、ちゃんとモンスターとしてのデザインを残したままの状態でエッチシーンがあるのは高く評価すべき点でしょう。
 キルタイム系における気高い戦闘美少女的なオーソドックスなキャラ造形はあまりなく、明確なキャラクター属性で固めない一方で、台詞回しや表情での感情表現などの饒舌さで登場人物達の内面を語り出して、しっかりキャラクターを立てています。
003a3483.jpg ボディデザイン的にはある程度の等身を持ちつつも、デフォルメを効かせて丸みの強いむっちりボディで統一されており、モチモチとしたまんまる巨乳とこれまた柔肉が詰まって丸みの強い桃尻、パイパン仕様のむっちりとした股間とを組み合わせて肉感の強さと、可愛らしさを両立させた女体描写となっています(←参照 触手に身を捧げる巫女さん 短編「河神様に捧ぐ」より)。
 ファンタジーヒロインということもあって、それっぽさを出す衣装面もキャラクターデザインにおける重要な要素ですが、小物まで丁寧に描き込んでおり、各エロパーツをしっかり見せ付けながら着衣セックスで概ね統一。
 絵としての“あざとさ”にややクドサはあるものの、端正にまとめるのではなく、程良い荒れや乱れも含んだ上で素朴な可愛らしさをしっかり引き出してくる漫画絵柄は単行本を通して安定。そこらを綺麗にまとめた表紙・裏表紙の絵とは多少印象が異なるかもしれませんが、基本的な魅力は中身と適切に共通していると評し得ます。

【もちもちボディが濡れて蕩ける濃厚なエロ描写】
 たっぷり長尺とは言い難いものの、エロシーンの占める割合は十分に高く、また作画密度の高さや描写の濃厚感などで体感的なボリュームをしっかり確保することで抜きツールとしての信頼性を高めているのは先ず美点。
 ヒロインが触手モンスターに襲われたり、逆にモンスター美少女の触手に男性がギュッと抱きしめられたりな触手エロの頻度が高いことに加え、催眠調教やフタナリ美少女×美少女シチュエーションなど、アンリアル系統らしいファンタジー要素を絡めたエロシチュエーションを他にも投入しています。
 前述した通り、ほのぼのとしたハッピーエンドへと至る展開が多いため、凌辱チックな展開においても嗜虐性を強く追求することはあまりないのですが、嫌悪感や困惑感を覚えるヒロインをねっとりとした愛撫とパワフルな抽送とでメロメロに蕩けさせていく展開そのものは十分な攻撃性を放っています。
c4784544.jpg苦痛描写はあまりない一方で、恋愛感情の伝達による精神面での幸福感や、想定外の性感帯を責められてしまうことなど、彼女達の“ウィークポイント”が突かれることで、涙や涎で濡れ、瞳をトロンとさせる蕩け顔を曝け出していく陶酔感の強い痴態描写を、特にエロ展開後半において高い密度と強い熱っぽさで表現(←参照 巨大タコのアナル責めに敗れる女忍者 短編「そのくノ一 毒猫」より)。
 ヒロインのむちむち柔らかボディと蕩ける表情をしっかり見せ付けつつ、肉棒が出し入れされる結合部をインパクト強く見せ付ける構図・ポージング、および襞を触手が掻き分け最奥まで侵入することを示す断面図など、性器描写のストレートな淫猥さをエロ作画に豊かに織り込んでいるのも実用性を底上げしています。
女体の触感を同時に味わいながら、挿入された肉棒や触手などをきゅっきゅっと締めつける淫洞にパワフルなピストンを繰り返し、ハートマーク付きのエロ台詞を連呼するヒロインにがっつり中出しを敢行しており、フィニッシュシーンも明確な結合部見せ付け構図でがっつり濃厚に仕上げて、複数ラウンド制のオーラスとして強力な抜き所となっています。

 キルタイム系の王道要素を様々に取り込みながら、この作家さんの作劇・作画における個性がしっかりと輝いている作品であり、“アンリアル”という名を冠したセルフタイトル的な単行本として作家・出版社サイドの自信を感じさせる1冊。
個人的には、スキュラ娘とのぬるぬる&ラブラブHが楽しめる短編「妹はスキュラ娘」と、触手エロとしての攻撃性を有しつつ巫女さんの献身が、村人と彼女自身、そして異形の怪物をも救うハッピーエンドが素敵な短編「河神様に捧ぐ」が特にお気に入り。お勧め!

さどっこ『ぶっかけ!!』

Bukkake.jpgTVアニメ『TARI TARI』第9話「白くなったり 赤くなったり」を観ました。いつもマイペースで穏やかな性格のウィーンですが、彼は彼なりに熱く一本気なところがあったのですねぇ。
いつもと様子の違うウィーンに真っ先に気付いて彼の願望に応える田中も実にいいヤツですね。しかし、彼らの活動とはまた別に、あの教頭が茫然としてしまう程の学園の危機とは一体なんなのでしょうかね?

 さて本日は、さどっこ先生の『ぶっかけ!!』(一水社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『哀願人形』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
アスリート美少女達の過激な痴態が目白押しなハードな凌辱エロと善悪の感情が入り混じる独特の雰囲気の作劇が味わえる1冊となっています。

Bukkake1.jpg 収録作は、美少女アスリートのおっかけ&撮影が趣味な中年男性が行く先々でスターの原石である女の子達を毒牙にかけるオムニバス形式の長編シリーズ「部っかけ!!」全6話(←参照 レスリング部の女の子を襲う 同長編シリーズ第1話より)、および女の子が痴漢のテクニックに絡め取られていく読み切り形式の短編「火照る尻痕」。
1話・作当りのページ数は24~30P(平均25P強)と標準並みかややそれを上回る程度のボリュームで推移。ストーリーそのものの読み応えは強くない一方で、語り回しに程良い重さ・インパクトがあり、その上で過激なエロを十分な尺で提供する作品構築となっています。

【悪辣の中に善性もまた輝く独特の穏やかさのある凌辱エロ】
 ここ最近の中長編作がかなりヘビィなドラマ性を有した、ある種、“生と性の闘争劇”であったのに対し、部活美少女をひたすら襲って大満足な今回の長編シリーズの雰囲気はよりライトな仕上がりとなっています。
 男性主人公が、その一方的な欲望をアスリートの美少女達やコーチの美女に叩きつけ、彼女達を強烈な快楽で支配するという流れそのものは、かなりストレートな凌辱エロであるのは確かでしょう。
しかしながら、ここまでの作品が、ヒロイン達の存在の根幹を破壊する様な苛烈さを有していたのに対し、あくまでスポーツ美少女としての彼女達を愛し、求める主人公はそこまでの破壊衝動を持っているわけでもありません
f33abb8c.jpg結果論になっている場合もありますが、彼が与える大きな屈辱や苦難、逆に快楽の幸福感は、時に他者を虐げていた者を懲らしめ、原石であった少女の飛躍の背中を押し、失恋に苦しんでいた少女に再挑戦の勇気を与えています(←参照 愛するスポーツ少女のために彼はただ去るのみ 長編シリーズ第6話より)。
 その意味では、非常に歪んでいて一方的ではありながら、原石としての美少女アスリート達が輝くことこそ彼の本望であると言え、そこに破壊性や嗜虐性は実はあまり強くないとも感じます。このため、凌辱エロとしての絶望感や破滅の甘美さ、ドス黒い攻撃性とは実のところ無縁とも言え、この作家さんの凌辱エロとしてはかなり大人しい方と言えます。
 ご都合主義的な部分もありますが、短編「火照る尻痕」における堕ちていくヒロインの内面描写の巧みさが示す様に、心情表現に優れているため状況をスムーズに納得させる力があり、饒舌ではないものの、時にすっと胸に沁みる様に登場人物の感情が伝わってくるのは面白いところ。

【ある種の極端さでエロさや肉感を打ち出す美少女達の肢体描写】
 長編シリーズのフィギュアスケート編(第3~4話)に登場するお嬢様小○生とそのコーチである美女の様に、上下に外れることもあるものの、人数的には女子高生級の美少女さん達が主力。
“部活少女のおっかけ”略して“ぶっかけ”ということもあり、レスリングやフィギュアスケート、チアリーディング、水泳といった部活に励む女の子達が登場しています。
 短編作でも長編シリーズでも、悪漢の計略と強引な快楽攻めに早々に屈してしまうため、キャラクター性はほとんど目立たないものの、快楽への抵抗を徐々に喪失していく心情の描写、その中でも維持される恋愛や勝利への意志といった人間的美徳の輝きの滲出などは人物描写における魅力。
これは長編シリーズの主人公である男性にも共通しており、下品で粗暴な性格ではあり、ストレートな凌辱エロの実行者として好適ではあるのですが、その一方で前述した様に純粋な“アスリート少女への愛情”は保っており、何処か憎めない印象もあります。
Bukkake3.jpg 年齢的に幅があり、キャラクターによっても身長や発育が異なるため、ボディデザインは低身長の貧乳ロリ体系から、しっかり肉体が締まりつつ乳尻にボリューム感のあるスポーツ美少女、グラマラスな大人ボディなど様々学校の制服や各種スポーツのコスチュームなどもそれぞれに用意しており、乳尻&性器を下品に露出させての着衣セックスを基本としています(←参照 美人コーチに昔のコスチュームを 長編シリーズ第4話より)。
かなり細く長く描く四肢や、細いウェストとマッスたっぷりな乳尻とのギャップなど、かなり極端さのある女体造形であると言え、とにかく妖しい艶っぽさを濃く塗り重ねようとする画風もそのピーキーな印象を強めています。もっとも、好みを分ける要素である一方、極端であることによる淫猥さや過激さが醸成されているのは美点でもあるでしょう。

【狂乱の表情・台詞回しで魅せる過激な凌辱模様と痴態描写】
 結果としてヒロイン達を幸福に導くことはあるものの、基本的には相手を無理矢理押し倒し、凶悪な快楽を以て美少女を蹂躙する凌辱エロであることは全ての作品に共通。
凌辱する側の男性に全くと言っていい程迷いがないため、衆人環視の中でレイプしたり、複数人を同時に襲撃したりといったシチュエーションも投入しており、嗜虐性を高めると同時に、凌辱される側の複数名の女性キャラクター達の、師弟やライバル関係など、人物関係がエロシチュエーションの形成に重要な役割を果たしていることが多くなっています。
 エロシーンを通じて男性側がリードを握るスタイルであり、桃尻を揉み次しだいたり、むわっとした熱気が昇る女性器をねぶったりな行為も、彼女達を感じさせるためではなくて自分たちの欲望を満たすためのものであり、それらの行為を早めに切り上げて剛直を最奥まで突き込むピストン運動へと移行。
967902de.jpg処女ヒロインが多いこともあって、挿入から抽送の序盤まで苦痛を感じることも多く、嗚咽や悲鳴を漏らしていますが、痛覚が快感に変化しても暴力的に叩きつけられるそれは彼女達の心身を蹂躙するもので変わらず、アヘ顔などの激しい表情変化と白痴系エロ台詞の連呼でその禍々しさを表現しています(←参照 好きな男子の前で味わう破瓜の痛み 長編シリーズ第5話より)。
 異物挿入や、背を逸らせたり両脚を大きく広げさせたりといった無茶なポージングの強要、スパンキングなどの行為を絡めることで凌辱エロとしての攻撃性・嗜虐性を高めているのはこれまでと同様の特徴。
 茫然自失のヒロイン達を気遣うことなく、ドスドスと鈍い打突音を奏でて突き進むピストン運動が、アクメ顔を曝け出して声にならない声を絞り出すヒロインにたっぷり中出しを決め込んでいます。そこまでの流れが十二分に過激なので、ここが特に盛り上がっているわけではないものの、抜き所としては勿論インパクトが強くなっています。なお、単行本タイトルに反してぶっかけ描写はさほど目立たないことには要留意。

 作劇面での尖り方が比較的穏やかではありますが、凌辱エロとしての過激性はこれまで同様に高く、また心情描写の魅力もしっかり生きているのは嬉しいところ。次回は暗くハードな方向性となるかもとあとがきで書いておられますが、どちらの作風にも期待をしたい作家さんですね。
なお、作品の内容とは関係ありませんが、製本での問題なのか、台詞や絵がノドの部分に掛かってしまっていて、読みづらい部分があったのはちょっと困りものでございました。
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