2012年05月

蛹虎次郎『きゃすとあおい』

CastAoi.jpgTVアニメ『シャイニング・ハーツ-幸せのパン-』第6話「王子からの依頼」を観ました。EDが変更されたと聞いて、本編差し置いて観たのですが、言われてみれば動きとか表情が多少自然になったような・・・?
お話的には「おいおい、パン屋に警備させるのかよ」と思いましたが、これはリックの過去を王子が知っていての故でしょうかね。あと、ケモ耳巨乳ドジっ子忍者メイド(属性盛り過ぎ)なローラさん可愛いです。

 さて本日は、蛹虎次郎先生の『きゃすとあおい』(富士美出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『あそばれ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
むっちり肉感ボディの美女・美少女が強烈な快楽に溺れていく濃厚ハードエロが詰まった1冊となっております。

CastAoi1.jpg 収録作は、女生徒達が圧倒的に優位な学園で彼女達に過酷なイジメに合う男性教師がそのリーダーの弱みを握ってエロ調教な中編「姫とボス猿」全4話(←参照 傍若無人な女子グループ 同中編第1話より)、演劇の役作りのために彼氏以外の男性と恋人として生活することを義務付けられた少女を描くタイトル中編「きゃすとあおい」全4話、真面目な女教師さんに憑依したのはセックスに関して未練がいっぱいな少女の幽霊で!?な連作「憑きうらら」前後編。
1話当りのページ数は18~20P(平均18P強)とコンビニ誌初出としては標準的な部類。シナリオ・エロ共に比較的コンパクトな作りではあるのですが、題材に由来するヘビィネスや強烈なエロのインパクトがある分、続きモノとしての読み応えや実用面での満腹感はしっかりしています。

【ライトさを織り交ぜつつ本質はダークな調教エロ】
 前単行本に引き続き、エロ調教や寝取り(寝取られ)展開といったダークな成分を含む作風であり、ストーリー進行の中でヒロイン達が快楽の泥沼に飲み込まれていく様子をねっとりとした筆致で描写。
虐げられていた男子教師が生意気な性格でレズでもある女子グループのリーダーを生ち○こ(原文ママ)の快楽で堕とす中編「姫とボス猿」、役作りにかこつけて彼氏の知らぬ間にヒロインを快楽中毒者に転落させる中編「きゃすとあおい」、憑依したエロ幽霊のせいで望まぬ不倫セックスを教え子達とする羽目になる連作「憑きうらら」と、いずれもヒロイン側徐々に快楽に敗退していく様子を十分な尺を以て描いているのが特徴でしょう。
CastAoi2.jpg この展開において特に巧いと感じるのは、単純な暴力や脅迫で力押しするのではなく、友人の女子達の前では普段通りに高圧的に振る舞うことを許可したり(中編「姫とボス猿」)、あくまで役作りのための“演技”という名目を崩さなかったりと(中編「きゃすとあおい」)、ヒロイン側に反撃や逃亡の余地を敢えて残すストーリー展開。
敢えて状況を覆そうと思えば出来るにも関わらず、いつしか男性との快楽に飲み込まれてそこから自発的に逃れることが既に不可能になっていることを明示する描写を展開中盤~終盤に投入しており(←参照 指摘されて揺らぐ自己認識 中編「姫とボス猿」第3話より)、もはやかつての日常に回帰することが不可能なことを十分な嗜虐性や征服欲への喚起を含ませています。
 その一方、中編「姫とボス猿」冒頭におけるコミカルさのある展開や、終盤での快楽全能主義的なまとめ方、まさかの大団円的な中編「姫とボス猿」や憑依していた幽霊さんが成仏することで事態が収束する連作など、意図的に堕ちモノ・寝取られ系としての暗さや重さを軽減させる作劇要素を含んでいるのも大きな特徴でしょう。
コンビニ誌的な読みやすさへの配慮とも言えますが、それでいて中途半端な印象が無いのは美点であり、意外にライトな方向で畳みながらも強烈な快楽が支配する禍々しさが残す濃厚さはしっかり維持されているのは調節の巧さと評したいところ。

【淫猥さもたっぷり香らせる肉感エロボディ】
 前単行本に収録の中編「あそばれ」における痴女保険医と同様、中編「姫とボス猿」ではエロ展開を円滑にする痴女美人(ヒロインの母親)が登場していますが、彼女はあくまでもスポット参戦のエロ要員。中編2作は女子高生級の美少女さん、連作では人妻である美人教師が登場しており、登場本数は前者こそ多いですが、ヒロインの年齢層はハイローミックス(誤用)となっています。
生意気で高飛車な女子グループのリーダーや、大人しい性格で清純なメガネっ子、堅物で文武両道な女教師さんとして描かれるヒロインは、調教が進行するにつれ浅ましいエロ顔と快楽中毒な言動を曝け出すビッチキャラへと変容しており、前後のでのキャラクターの性格や言動のギャップにこそ魅力があるキャラクター描写と言えるでしょう。これに対して、男性主人公側は狒々顔の中年男性や肥満体の巨漢である少年など、ある種の醜悪さを持たせたタイプで、ヒロインの美しさとの対比を形成しています。
9f449af7.jpg ボディデザインに関しては、ウェストはしっかり締まりつつも健康的な柔肉を全身にまとったむっちりボディとなっており、ここに肉感たっぷりの巨乳・桃尻・太股を組み合わせるエロボディとなっています(←参照 エロ幽霊に憑依されて望まぬ醜態を晒す堅物女教師さん 連作「憑きうらら」前編より)。
コンビニ誌的に概ね標準的でかつ訴求層が広い肢体描写でありますが、そこに淫猥さをたっぷり添加するテクニックがあり、たっぷりサイズの乳房の先端でぷっくりと膨らむ乳輪&乳首や無毛地帯の股間で肉厚な陰唇が自己主張する性器描写、お尻や太股の肉感を強調する構図の多用などがその好例。
 なお、各作品が1人ヒロイン制であることもあって、着衣面で見た目の変化を付ける配慮もなされており、羞恥心をあおるエロ水着やブルマ体操服、制服、目隠しなどでヒロイン達の肉感ボディを見せ付けつつもその煽情性を増す描き方となっています。
 前回の初単行本時から既に絵柄の完成度は高く、現代的な二次元絵柄のキャッチーネスを高く保ちながら、そこにこってりとした猥雑感を練り込んでもさして不自然さを感じさせないタイプ。絵柄の手法論としては武田弘光先生や夏庵先生などに近いスタイルとも言えるでしょう。

【強烈なエロ演出で彩る過激な陶酔エロ描写】
 行為が進展し、次々と新たな調教プレイが投入されていくという流れに魅力がある内容なので、1話の内に複数のエロシチュエーションを設けることでエロシーンが分割されることもしばしばあるのですが、各シーンの間のつなぎは上手く、快楽曲線の減衰を防止しているので抜きツールとして十分なボリュームを感じさせます。
対象となるヒロインに対して露出系の羞恥プレイやアナルの開発などを重ねていくことでその自尊心や精神的抵抗を徐々に奪っており、また3Pセックスや乱交、レズセックスなど脇道的に他のエロシチュエーションも投入する手数の多さは一つの魅力でしょう。
CastAoi4.jpg ダーク&インモラルな作風ですが、一方的な凌辱エロとしての強烈さはむしろ控えめで、強烈な快楽に身も心も蕩けたヒロイン達が猛烈な快楽欲求を徐々に成長させていき、序盤の様子からは想像もつかない程だらしないアヘ顔や白痴系エロ台詞を曝け出して性の快楽を積極的に貪る様を連発させることで禍々しい高揚感を生じさせています(←参照 寝ている彼氏の目前で処女喪失 中編「きゃすとあおい」第3話より)。
 セックス描写においては、ヒロインのエロボディを余すところなく快楽で蹂躙する描き方を徹底しており、例えばツインテールやポニテなどを軽く掴んでバックから犯す体位や、ヒロインが突き出す舌をべろべろと舐めて双方の唾液を絡めさせる舌舐め描写、脇舐め、ぶっかけの多用、3作品いずれもアナルと前穴を犯される展開などはエロシチュエーションと合わさることで、ヒロインの心身を支配する黒い欲望を甚く刺激しています。
アヘ顔や乳揺れなどの描写によって、然程長くはないエロシーンでも大ゴマを中心にインパクトの強さを生んでおり、下半身のドアップ構図や肉棒が子宮口をノックする断面図の描写など攻撃性の高い演出を好んで連発することもエロのハードさや濃厚さに貢献。ただし、敢えて極端で派手な方向に突っ走るスタイルであるので、ある程度好みは分かれるでしょう。
 ヒロインを汚すという意味で、前戯・抽送の両パートにおいてぶっかけ描写を重視しており、これまた女体のあちこちに精液を叩きつけていますが、フィニッシュシーンでは敢えて外出しも一定の頻度で投入しつつ、アナルや膣内にザーメンをたっぷり注いでトドメの絶頂アクメに叩き込む様を強力なエロ演出を以て描き出しています。

 前単行本でも同様の評を書きましたが、表層的には程良くダークさを抑制しつつも凶悪な快楽による支配を厳然と存在させ、エロも濃厚感や過激性をたっぷり含有させるスタイルは技巧的とも言えるでしょう。
個人的には、いつでも反撃できると思っていたヒロインがその実完全に主人公の掌の中であった中編「姫とボス猿」がフェイバリット。あと、ビッチなママさんは是非スピンオフか何かで再登場を願いたいところ。

乃藤悟志『おもちゃのきもち』

ToysFeelings.jpg久保保久先生の『よんでますよ、アザゼルさん』第8巻(講談社)を読みました。アザゼルさんが彼女を母を後輩に奪われるというまさかの寝取られ展開(ただし、ガセ)でしたが、虚無に沈んだアザゼルさんが概ね駄目な意味で完全復活を遂げて、うん、まぁいつも通りでしたね。
キヨコも相当に強烈なキャラですが、地味にお母ちゃんが良キャラでした。というか、魔界でもイブニング売ってるんですね(笑

 さて本日は、乃藤悟志先生の初単行本『おもちゃのきもち』(茜新社)のへたレビューです。Rinは休刊してしまいましたが、未収録作を中心に単行本化は是非積極的に続けていって欲しいものですね。
ふかふか柔らかおっぱい装備の美少女さん達と繰り広げるふんわり穏やかなラブ&エロストーリーが揃った1冊となっています。

 収録作は、いずれも読み切り形式の短編10作+描き下ろし短編「まんどれいく」(14P)。描き下ろし短編を除き、1作当りのページ数は16~20P(平均17P)とやや控えめな水準で推移。
基本的にはエロメインの構築であり、お話に関しては軽めに仕立てられていますが、どちらもある程度の存在感を持ちつつ柔和な印象を保っていることは共通しており、良くも悪くも読み応えをあまり感じさせないスタイルと言えるでしょう。

【軽く柔らかな口当たりと程良い甘さのある作劇】
 作風としては、読み口の甘さ・柔らかさを基調とする王道的な萌えエロ系であり、キュートなヒロイン達のキャラクターとしての魅力を引き出すことに注力するシナリオラインを形成。
 題材としては近親ヒロインとの甘エロ系を一つのメインとしつつ、ファンタジー系の作品が多いのも特徴であり、主人の帰りを長く待っていたからくり人形との出会いや(短編「歯車の姫」)、ゲームキャラやフィギュアが人間になって主人公の前に出現する展開(短編「オナモン」「Life And Times Of A Girl Figure」)などがそのタイプ。
もっとも、ファンタジーとしての設定をストーリー面で活かすことはあまりなく、ヒロインの特殊性を強調することで作品全体のチアフル感や不思議な雰囲気を高めることに貢献する要素となっています。
ToysFeelings1.jpg いずれの作風においても、主人公のことを一途に慕う女の子達の感情や言動を可愛らしく魅せることに重きをおいており(←参照 恥じらいの表情がまた! 短編「ミミみみっ!」、そこで十分な甘さを喚起してからエロシーンへのスムーズな橋渡しを行っているのも、読み口の良さの要因でしょう。
 明らかな棚ボタ展開ではあり、甘い雰囲気を維持させつつ、程良くしっとりとした感情描写なども織り込むこともありますが、基本的にはあくまで軽めのシナリオではあり、どちらかと言えば即効性のあるインパクトには欠けるタイプ。
しかしながら、そのまっとりとした空間に浸ることが正しい読み方であると考えられ、幼馴染の少年少女の切ない恋の結末を描く短編「トレジャーチェスト」を除けば、微笑ましいハッピーエンドでまとめられています。

【貧乳さんと巨乳さんが登場のキュートな美少女達】
 前述したファンタジー作品での人外さん達は年齢不詳ですが、ヒロイン陣の年齢層はロー~ハイティーン級の美少女さんがメイン。
ヒロイン魅力を作品の中核に据える分、その多彩さは単行本としての勘所であり、今単行本も妹キャラや暴走お姉ちゃん、無口な不思議娘に主人公をご主人様と慕うフィギュア擬人化娘などなど、美少女ヒロイン達の性格や設定は様々に用意されています。
 短編「Sweet Bug」の無口ガールや短編「まんどれいく」の人語を話せない植物少女など、台詞のないキャラクターでは特に顕著ですが、表情や仕草などで彼女達の感情を魅力的に描けているのもキャラクター描写における長所でしょう。
f8e16fde.jpg 妹ちゃんなどの年下キャラクターではローティーン級ということもあり、ちんまりした肢体にぺたんこ気味のバストを装備させるロリ色強めのボディデザインとなっていますが(←参照 短編「Sweet Bug」より)、人数的な主力はふにふにと柔らかい巨乳をお持ちな美少女さん達。
お肌の張りよりもその柔らかさはかなり強調するおっぱい描写であり、肢体造形に関しても端正さや濃厚なセックスアピールよりも丸みの強さによる可愛らしさなどが前面に出ているタイプ。
 初単行本ということもあり、絵柄の統一感は弱めであり、初期作ではややラフな印象を受けるのは確か。とは言え、デフォルメ感を程良く打ち出す萌え系絵柄は女の子達の可愛らしさや前述した肢体の柔らかい質感との相性が非常によく、近作では表紙絵との互換性も十分に高くなっています。

【やわらかおっぱいが揺れ弾むラブラブH】
 前述した通り、比較的エロメインの作品構築であり、ページ数の関係上長尺とも言い難い一方で、実用的読書に供するには十分な分量で美少女さん達のキュートな痴態をお届け。
10192369.jpg 巨乳キャラのおっぱいを作画・演出の双方で活かすのが魅力の一つであり、そのタイプのヒロインを用いる作品では前戯パートにおいてパイズリを頻度高く投入して1回目の射精シーンを設けています(←参照 お姉ちゃんパイズリ 短編「ロケットシスター」より)。
ただし、尺の都合もあって1回戦仕様でエロのシークエンスを描くこともしばしばあり、その場合はフェラで寸止めして性器への抽送を誘導したり、シックスナインなど互いの興奮を高める行為を為したりで、抽送パートへのタメを形成。
 性器描写に関してやや質の低さも感じさせますが、抽送パートに移行すれば愛液をたっぷり潤滑しながら肉棒を受け止めつつ絡みつく秘所を結合部見せ付け構図で大胆に見せ付けており、また擬音も割合に派手に奏でて一定のアグレッシブさを以てピストン運動を連続させていきます。
ToysFeelings4.jpg描線を適度に乱してくしゃくしゃになった蕩け顔やハートマーク付きの説明的エロ台詞なども演出上の武器としつつ、特徴的なのは乳揺れ描写や乳揉み・乳吸い時のおっぱい描写であり、その圧倒的な柔らかさもあってやや変則的な揺れ方や変形を見せてくれるのが面白いところ(←参照 おっぱいプロペラ回転! 短編「オナモン」より)。
 ぶっかけ描写がある際には、艶やかな黒髪やお尻、パイズリからの胸の谷間への射精など、なかなか多彩にぶっかけポイントを用意していますが、その場合でもフィニッシュは膣内(稀にアナル内)にたっぷり白濁液を注ぎ込む様を大股開きな構図で描き出して、十分強力なアタックを有する抜き所を形成しています。

 コレと言って強い特徴こそありませんが、ラブリーな美少女さん達とキャッキャウフフな世界にストレスフリーで浸かるのはもってこいな1冊なのは確か。絵柄の面でより完成度が堅実になるであろう、2冊目以降にも期待したいところです。
個人的には、無口ロリっ子が実に可愛らしい短編「Sweet Bug」と、たっぷりおっぱいなフィギュア娘にたっぷりぶっかけ&中出しフィニッシュな短編「Life And Times Of A Girl Figure」が特にお気に入りでございます。

蜜キング『おとなりカノジョ。』

HoneyNextDoor.jpgTVアニメ版『戦国コレクション』第5話「Sword Maiden」を観ました。菩薩の剣豪・卜伝ちゃんかわいいよぉぉぉ!あと、何気に剣聖将軍・足利義輝さんもいいキャラしていましたね。
毎回ストーリーに何らかのパロディがある作品ですが、今回はそのパロディが元ネタへのある種のカウンターの形式さえ有していて非常に秀逸。ちょっと今季の大穴アニメなんじゃないですかね、これ。

 さて本日は、蜜キング先生の初単行本『おとなりカノジョ。』(マックス)のへたレビューです。Pフラートは時々読む程度なのですが、この作家さんは絵柄も作風も実に同誌らしいなぁと思っておりました。
キュートな美少女さん達との甘いラブラブHをふんわり柔らかな雰囲気の中で魅せる萌えエロ系作品がたっぷり詰まった1冊となっています。

HoneyNextDoor1.jpg 収録作は、ゲーム内彼女に夢中なオタク少年を振り向かせるために幼馴染の女の子が奮闘する中編「ラブラブソク?」シリーズ全3話(←参照 “平面女”から主人公を奪回せんとラブアタック! 同シリーズ第1話「ラブラブソク?」より)、幼少時からお仕えしていたお嬢様は傍若無人な天然エロエロ娘で~な短編「My Dangerous Lady❤」+描き下ろしの後日談短編10P+カバー裏のおまけ漫画、および読み切り形式の短編6作。
描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均18P強)とコンビニ誌初出としては中の上クラスのボリューム。シナリオとエロの量的配分も適切で、また両者がよく絡み合うことで作品の魅力が高まる良好な作品構築を示しています。

【リリカルさやコミカルさも魅力の甘いラブストーリー】
 作風としては、ポプリ/Pフラート系列として王道の甘くふんわりと柔らかい雰囲気を持つ恋愛ストーリーであり、そこに適量のコミカルさを加えて読み口の良さを図るスタイル。
 後述するように多彩な性格設定のヒロインを要しており、個々の短編では彼女達の魅力を作品の中軸に据えるスタイルも、萌えエロ系としての王道的な手法と言え、彼女達のラブエロストーリーの幸福感の基盤を形成しています。
基本的に女の子達がシナリオ展開の主導権を握っており、ゲーム内彼女に夢中でなかなか幼馴染ヒロインの好意に素直になれない主人公に対してめげずにアタックをかけ続ける中編作のヒロインの様に、彼女達の一途さ・直向さがしっかり伝わってくるのも作劇面での魅力です。
ac5741ac.jpg また、コミカルさも有しつつ、ラブストーリーとしてのリリカルさも併せ持っており、美少女達の恋愛感情を描写する要となるシーンでは、甘美な台詞と少女漫画チックな演出によって雰囲気を大いに高めているのも素敵な特長と言えるでしょう(←参照 彼女が声優さんであるというのもこの描写の勘所 短編「あなただけのこえ」より)。
逆に言えば、男性側に主体性が欠けるストレートな棚ボタ展開ではあるのですが、それ故にヒロイン達の感情や積極性が引き出されているため、減点材料としてあまり感じせないのは一つのアドバンテージ。
 ギャフンオチ的なまとめ方でコミカルさを優先させることもありますが、その類も含めて結ばれた二人の姿が微笑ましいハッピーエンドであり、ラストまで上品な甘さをしっかり漂わせて綺麗にまとめていると評し得ます。

【柔らか巨乳と一途な性格を装備の制服美少女さん達】
 短編「あなただけのこえ」に登場する20歳前後と思しき女性声優さんを例外としつつ、ヒロイン陣はミドル~ハイティーン級の制服美少女さん達。
ワガママお嬢様や素直になれないツンデレ系娘、恥ずかしがりながら男性をその気にさせようと奮闘する幼馴染やほんわかとした天然さんなどなど、性格設定は多彩ですが、いずれの性格であっても前述した通りに“一途さ”がその魅力の核であり、皆さん根は大変良い子。
ad90ba48.jpg 可愛らしいロリ系フェイスでありつつ、等身は比較的高めであり、スレンダーな肢体に柔らかなマシュマロ巨乳とカタチの良い桃尻を組み合わせた肢体には十分なセックスアピールがあります(←参照 こぼれるマシュマロおぱーい 短編「どきどき❤ハートカプセル」より)。
絵柄の性質に加え、どちらかと言えばデフォルメ寄りの性器描写や、控えめサイズの乳首など、局所描写などの淫猥さを抑えるタイプの女体描写であり、十分な肉感や男性を包みこむ柔らかさを打ち出しつつも端正さや美しさを重視する描き方になっていると言えるでしょう。
 デザインを豊富に取りそろえた学校の制服や、コスプレ衣装や瀟洒なドレスなど、ヒロインのキュートネスを高める衣装も充実しており、エロシーンも着衣セックスで統一。
萌えっぽさを十分に含みつつ少女漫画的な雰囲気も漂わせる絵柄はふわっと柔らかい印象と程良い修飾性の高さが美点であり、初単行本ということもあって絵柄には多少の変動も示しつつ、近作に関しては表紙絵よりも白黒絵の方がむしろ魅力的な程の水準になっています。

【甘い幸福感や熱っぽい陶酔感で包み込み初エッチ】
 エロシーンがシナリオ展開と剥離しないため濡れ場の占める割合は十分に高く、ヒロイン達が恋の高揚の中で快楽に蕩けていく様を十分に鑑賞可能。
 前述した通りにヒロイン側がシナリオ展開の主導権を握ることが多いため、エロシーン序盤でも彼女達が積極性を示すことが多く、たわわなおっぱいを曝け出しつつ、フェラや手コキなどで愛しい主人公君達のち○こにご奉仕してくれます。ここで1回目の射精シーンを投入することもあれば、そのまま抽送パートへ移行することもあり、そこがそのまま1回戦スタイルか複数ラウンド制かの分岐点となっています。
主人公たちもやられっぱなしではなく、乳吸いやクンニなどでヒロインの性感帯を刺激しており、辛抱堪らなくなってすっかり淫蜜でトロトロになった処女ま○こに挿入することで抽送パートへ移行。
 この際、破瓜の血や痛みをほんのりと描き出し、初めてのエッチに踏み切った信頼関係の強さを打ち出しつつ、優しくも力強い抽送によって美少女達が直ぐに快感を覚えて蕩けていく流れがこのタイプの作品として王道的な魅力となっています。
HoneyNextDoor4.jpg 結合部の見せ付け構図や断面図などによってある程度ストレートな煽情性を打ち出していますが、エロ演出の中核となるのはトロンと蕩けた瞳と涎が零れ落ちるお口とで表現される蕩け顔、およびハートマーク付きのラブエロ台詞であり、ここらもヒロイン達のキュートネスを活かしきったスタイルであると言えるでしょう(←参照 “キュン❤キューン❤”という締めつけ擬音もまたエロ可愛いですな 短編「My Dangerous Lady❤」より)。
恋愛セックスとして男女の肢体の密着感を一定程度重視するため、比較的男性の肢体に存在感があることは好みが分かれるかもしれませんが、男性にギュッと抱きつくヒロイン達の姿はなかなかに愛らしく、甘いラブラブHとして長所ともなる要素でしょう。

 ポプリコミックスレーベルとして王道ド真ん中の魅力を有しており、またヒロイン達のキャラクター描写で愛らしさをしっかり打ち出せているのが大きな強みでしょう。萌えエロ系がお好きなら要チェックな1冊ですよ。
個人的には、ショートヘア巨乳で一途なおっとり娘が勇気を出して告白な短編「どきどき❤ハートカプセル」の甘さとエロさに脳味噌とち○こを直撃されて最愛でございます。

琴慈『聖なる鈴の啼くセカイ』

HolyBellInFantasyWorld.jpgTVアニメ版『これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド』第7話「うん、先生が最強だよ!」を観ました。クリスちゃんの正体が明らかになった回ですが、そんなことよりセラのコスプレ&にゃん♪ポーズのまぁ、けしからんこと、けしからんこと!!
クリスと因縁浅からぬ大先生の思惑も気になるところですが、ここでやはり何か策があるらしい京子が如何に話に絡んでくるかが楽しみですな。

 さて本日は、琴慈先生の初単行本『聖なる鈴の啼くセカイ』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。巨乳で乳合わせ、実にアピール力の強い表紙絵でございますなぁ。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台に聖鈴なる秘法を求める冒険者たちの愛とエロに満ちた冒険ドラマが楽しめる作品となっています。

HolyBellInFantasyWorld1.jpg 収録作は、ある目的を持って願いを叶えるアイテム“聖鈴”を探すシーフの兄妹が冒険の途中で様々な冒険者達と出会い、徐々にダンジョンの探索を進めていく物語なタイトル長編「聖なる鈴の啼くセカイ」第0話~第15話+サブキャラ達の後日談を描く番外編(←参照 兄妹の仲間に加わるもう1人のメインキャラのおっとり神官/彼女の“願い”はストーリー上重要 同長編第0話「求める者達」より)。
単行本としての厚みはキルタイム系としては比較的強い方なのですが、話数が多いこともあって1話当りのページ数は6~20P(平均11P強)と平均するとかなり控えめ。長編全体として見ればストーリーとしての読み応えは十分に形成されていますが、個々のエロシーンの量的満足感はどうしても低くなりがちな構成となっています。

【多数の冒険者達が登場する賑やかな冒険物語】
 願いを叶える秘宝である聖鈴を探し求める冒険者達を描く本作は、RPG的世界観でありながら勧善懲悪の大きなドラマや勇者や魔王といった特別な存在ではなく、普通の冒険者達にスポットを当てた物語となっています(私的に雰囲気が近いと感じるのは『世界中の迷宮』シリーズ)。
当初は世界観を共通させつつオムニバス形式で連載していく意図があったらしく、様々な登場人物達それぞれのエピソードが紡がれていますが、一応兄妹である冒険者コンビと彼らの仲間となった神官の女性を主役の位置に据えて彼らの冒険を軸に長編作として仕上げています。
HolyBellInFantasyWorld2.jpg それぞれ叶えたい“願い”を持つ冒険者達は、樹海や洞窟でモンスターの襲撃に遭ったり(←参照 お約束でございます 長編第3話「繋がる者達」より)、エッチなハプニングに巻き込まれたりしながらも冒険を続けていき、次第に打ち解けあいながら苦難を乗り越えていった主人公達がついに迷宮の最深部にたどり着くという筋書きは、冒険譚として極めて真っ当な仕上がりとなっています。
主人公達が持っていた願いがそのまま叶えられるわけではないものの、彼ら彼女らが過去の呪縛から解き放たれ、冒険の末に個々の幸せを取り戻したハッピーエンドも大変気持ちよく、序盤のドタバタ感で楽しませつつ最終的にはハートウォームにまとまっているのも作劇面での魅力の一つ。
 この長編作のストーリーは、オムニバス形式に近い形での寄り道を沢山行っており、それでいてシナリオ全体の統制が取れているのが強みなのですが、その一方で、1話1話の分量が短い分、読みのリズムは悪くなっており、筋自体はしっかりしているのに話をスムーズに追うのが難しくなっているのは小さくない減点材料。
ページ数的に小刻みなこの構成は、ストーリーの連続性を意識しないで済むオムニバス形式により親和性が高いのは確かで当初の計画通りは的を射ていたと思うのですが、ストーリー面の魅力もあるので、ページ数を増してもう少し丁寧な語りとドラマの広がりが欲しかったなとは個人的に感じます。

【柔らか美巨乳装備なファンタジーヒロイン達】
 明るく元気な性格でありつつ兄への恋愛感情を秘める妹ちゃんな盗賊さんと兄妹のパーティーに合流したおっとり優しい性格の美女神官をメインとしつつ、様々な冒険者たちが登場しており、シナリオの重要性には触れ幅がありつつもいずれのキャラクターも関わり合いを持っていくことで賑やかな雰囲気をしっかり形成。
メイン級の二人の他には、ミステリアスな雰囲気ながらやたらとエロいことを要求する宿屋の美人女将と、彼女をお姉さまと慕うレズっ子魔導士、クールで凛々しい女性戦士と彼女のパートナーのショタっ子、堅物な東方出身の巫女さん、我儘なお姫様などなど、RPG的世界観らしい設定のキャラクター達が様々に登場しています。
 また、それぞれの“職業”の設定に合わせて鎧や衣装などを多彩かつ丁寧に描いており、前述したRPG的世界観としての魅力をさらに高めたキャラデザインとなっているのも魅力でしょう。
HolyBellInFantasyWorld3.jpg キャラクターによって多少の差異はありますが、基本的には健康的な肉付きである体幹に柔らかい質感の巨乳を組み合わせたボディデザインで統一(←参照 凛々しい女戦士さんのたっぷりおっぱい 長編第11話「競う者達」より)。キャラクターが多い割にボディデザインは固定的なのですが、衣装面も含めて見た目の差別化はしっかり為されており、綺麗なお姉さんタイプとキュートな美少女さんタイプでは相応に印象の差異が形成されています。
 ふわっと柔らかい描線の魅力を殺さず、ある程度の画の密度を高めながらもあくまで軽く柔らかい印象を残す絵柄はそれ単独で十分に魅力的であり、十分な萌えっぽさを有しつつ端麗さを強く維持しています。
加えて、初単行本であり、また話数の多さ故に初出時期には開きがあるのですが、初単行本ながらも絵柄の安定感は強く表紙絵と概ね完全互換で通しているのも作画面での大きな魅力と言えます。

【快楽に蕩ける柔らかボディがエロティック】
 前述した様に、そもそものページ数が多くないために必然的に濡れ場の尺は長いとは言えないことが多いのですが、そうは言っても抜きに供し得る分量は確保しており、コンパクトではありながら前戯パート・抽送パートを配置して射精シーンやヒロインのアクメ描写などで複数の抜き所を用意しています。
HolyBellInFantasyWorld4.jpg 主人公パーティー以外にも多数のキャラクターが登場し、それぞれパートナーが存在するため、例えばクールな美人戦士とショタっ子のおねショタエロや、レズっ子ちゃんとお姉様の百合セックス(←参照 乳合わせで貝合わせ 長編第13話「迫る者達」より)、家臣団によるお姫様へのご奉仕Hなどなど、エロシーンの趣向のバリエーションが多いのが話数の多さもあって魅力。
触手やモンスターにヒロインが襲われてしまったり、幻術に操られた家臣団によるワガママお嬢様集団凌辱が起きてしまったりと、多少ダーク寄りのエロシチュエーションもありますが、深刻さは強くなく、あくまでエロトラブルの部類。また、基本的には和姦メインであり、主役の兄妹の恋愛ストーリーを軸の一つとするなど、キルタイム系のファンタジー凌辱とは方向性は明確に異なっています。
 エロ描写の強みは、ヒロインの美しく柔らかい女体を指やら舌やらでたっぷり満喫しつつ、愛液をたっぷり潤滑する秘所に肉棒を出し入れする様子を十分な陶酔感で包み込むことにあり、蕩け顔でハートマーク付きの嬌声を連呼するヒロイン達のキュートでエロい痴態を十分量鑑賞可能。
絵柄の性質もあって、どちらかと言えば萌えエロ系の趣向が強く、濡れ場においても煽情性で力押しするよりも甘い空気感やヒロインのエロ可愛さで勝負するタイプ。乳首残像を伴う乳揺れ描写や結合部見せ付け構図など、アグレッシブなエロ演出を相応の量で用いていますが、それでも絵柄の柔らかさのおかげでエロのアタックが比較的穏やかに感じるのは長所でもあり、短所でもあるでしょう。
 ページ数が多くない一方で、画面構成では説明的な小ゴマの支援をしっかり活かして大ゴマで魅せる手法を安定させており、淫蜜がたっぷりと流れ出る美女・美少女さん達の膣内にこれまたたっぷりと白濁液を注ぎ込んで絶頂に導くフィニッシュシーンも十分なインパクトのある大ゴマで描き出しています。

 ストーリー面での魅力があり、デザインも含めてキャラも魅力的、エロの技術面も良好と初単行本ながら作品の構成要素は個々に強い魅力を有しています。惜しむらくは小刻みな連載形式に由来する難点なのですが、この技術力を持ってすれば今後如何様にも解決可能と思われます。
一途な妹シーフちゃんも大好きですが、個人的にはクールな女剣士さんがおねショタエロや彼女の過去エピソードも含めて最愛ですね!

英田舞『姦熟蕩妻』

FullRipeMeltingWives.jpg石井さだよし先生(原作:星野茂樹氏)の『解体屋ゲン』コンビニ版「ゲンさん大奮闘編」を読みました。僕がこの作品を読むようになったのは、大体この人のせいです(笑
まぁ、げウさんはその強烈な諧謔性で弄りまくってますが、漫画として普通に面白いですよ。人情味あるゲンさんの活躍はなかなかに清々しいですし、ちょっといい話あり、ラブコメ?要素あり、解体の豆知識ありで楽しく読めますな。

 さて本日は、英田舞先生の『姦熟蕩妻』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『姦詰』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
美女達の豊満ボディが抗えぬ快楽と白濁液に染め上げられていく描写で魅せる優良抜きツールとなっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編10作。フルカラー作品である短編「にゅるにゅるサンオイル❤」(8P)を除き、1作当りのページ数は20~22P(平均20P強)と書店売り誌としては中の下クラスのボリュームで安定しています。
基本的にエロをこそ魅せる作品構築であるため、抜きの満足感が高い一方、シナリオ面での読み応えは乏しめ。とはいっても、エロをよく引き立てるシナリオ描写になっているのは確かで、抜きツールとして安定感のあるコンストラクションと言えるでしょう。

【堕ちモノ系として王道的な作劇】
 シナリオの方向性はある程度幅があり、ママさんバレーチームの美熟女達がコーチにやってきた男子学生の童貞をこってり搾り取る短編「官能バレー個人指導」などのエロコメ寄りの作風も認められますが、どちらかと言えばダーク&インモラル系の作風が今単行本でも主力。
若奥様が義弟や旦那の同僚に寝取られて堕ちていく展開や、就職先でエロ営業を強いられる展開、女教師さんがラクビー部員達の性処理を行うことになる展開などなど、題材は色々と用意されており、またそれぞれの方向性で王道的な流れを堅持しているのは前単行本と同様です。
FullRipeMeltingWives1.jpg 基本的には、ヒロイン側の精神的な抵抗を無理矢理排除させて、快楽を以て支配するという嗜虐性や(←参照 騙されて 短編「淫モラル研修」より)、既存の夫婦関係を裏切らせるという背徳感を基調とする作劇であるため、相応に陰湿さを漂わせており、明るい雰囲気の作品を期待するのは避けるべきでしょう。
と言っても、定番の流れを順守する読み口のスムーズさがあるために過剰な暗さや重さに踏み込むことがあまりなく、また強烈な快楽に耽溺して変容したヒロイン達の、これまでの日常とは異なる“幸福”を描くことで終幕という作品も目立つので、読み手への精神的負荷が大きくなり過ぎない様に設計されているとも言えます。
 いずれの作品も読み切り形式であるため、展開にタメが欠けるのは確かですが、徐々に快楽に飲み込まれていく美女達の抵抗感と性の喜悦が徐々に入り混じっていく描写なども王道的な魅力を有しているのも○。
 新規性や個性が薄いシナリオワークではありますが、旧世紀から綿々と継承されるネタである分、アピールできる層は幅広く、また作劇面での安定感と滑らかさがエロの魅力を引き立てているのも確かでしょう。

【肉感豊かな肢体のアダルト美女達】
 単行本タイトルから推察される通り、人妻キャラクターを多数擁するヒロイン陣であり、そこに20代前半~半ば程度と思しきOLさんや女教師、女子大生級と思われる美少女さん達も加わっています。
人妻キャラクターといっても主人公との関係は様々で、兄嫁(義姉)であったり、いわゆる友母(友人の母親)や同僚の若奥様などなどが登場。年齢層的には20代半ば~30歳半ば程度と推察され、若々しいタイプから熟女的なフェロモンを香らせるタイプまで多少のキャラデザインの変化が付けられている印象があります。
 童貞喰いを楽しむ美人ママさんといった性行為に積極的な女性も登場していますが、主たる傾向としては、清楚ではありながら状況や快楽に流され、その肢体に秘めた性的快楽への渇きを引き出されてしまうタイプの女性が多いのは、堕ちモノ系としての正攻法と言えるでしょう。
FullRipeMeltingWives2.jpg 年齢設定や立ち位置の違いに関わらず、単行本タイトル通りに十分に熟れた肉感ボディでヒロイン陣は統一されており、むちむちした体幹に強力な存在感を備える巨乳を組み合わせた肢体描写はストレートなセックスアピールに満ちています(←参照 縦セタ着用の兄嫁さん 短編「義弟~禁断の関係~」より)。構図的にもこの巨乳の存在感を活かしたものが多く、これまたもちもちとした柔肉がたっぷり付いたヒップの描写は逆にやや控えめ。
このおっぱい描写の豊富さに加え、後述する様に結合部描写に重点を置いている分、黒い茂みが広がった股間で大粒の淫核とぬらぬらと濡れる媚肉を曝け出す性器描写の淫猥さがあることも、肢体描写における強みとして機能しています。
 初出時期の古い作品では描線に粗さを感じさせたものの、大半の作品では細やかな描線を丁寧にまとめ上げるように改善されており、黒ベタや柔肌にうっする重ねるグレースケールなどの効果もあって、絵柄自体が端正でありつつ適度に重みのある絵作りになっているのは作風によくマッチしていると評し得ます。

【手数の多さと液汁描写の淫らさで魅せる陶酔エロ】
 行為や調教のエスカレーションといった過程が重要である堕ちモノ系であるため、複数の状況にエロシーンを分割するケースも認められますが、その場合でもエロシーンの間断を小さく抑えており、1つのシークエンスをねっとり描くケースと併せて濡れ場のボリューム感は十分に確保されています。
c7782444.jpgヒロイン側が当初自身の性的欲求を抑圧していたこともあり、性的快楽に浸食されていくスピードは比較的早く、エロ展開序盤から性感帯をねっとり愛撫されたり、荒々しいピストンを加えられたりで蕩け切った表情を曝け出して、身を焼く快楽に咽ぶ様を投入することで快楽曲線を一気に引き上げてくるのが持ち味(←参照 愛撫だけでこの蕩け様! 短編「絶頂ヌルヌルエステ」より)。
 また、前戯パートをねっとりと描いてから抽送パートへの移行という標準的なエロ展開もありつつ、前述した様に複数のエロシチュを投入する関係上、フェラやパイズリなどの行為や性器結合でのピストン運動などをあまり順番に捉われずに連発していく手数の多さなども魅力となっています。
 集団凌辱的なシチュエーションも多く、アナルと性器への同時挿入や、フェラの並行投入など手数の多さも魅力であり、美女達が性感帯をフルに刺激される強烈な快楽に溺れていく様を結合部見せ付け構図を多用して描写。この際、描写の連続性はあまり意識されていないものの、顔面のアップや性器のアップ、肢体全体の描写それぞれの描写の煽情性が高く、またいい意味で画面に詰め込むスタイルであるため、視覚的なアタックの強さを維持させています。
FullRipeMeltingWives4.jpgこの際、白濁液が次々と連発されヒロインの肉穴に注ぎ込まれることもあり、液汁描写の豊富さも特長の一つとなっており、唾液の絡む舌や淫液に濡れ光る性器描写などのエロティックさにも大きく貢献する要素となっています(←参照 粘膜描写の利を活かした断面図の使用頻度が高いのも特徴 短編「雌母~メスハハ~」より)。なお、派手さはない一方で、ヒロイン側の内面を語らせるモノローグがエロ展開の雰囲気をより濃厚にしているのも○。
 射精シーンが多く、ヒロインの陶酔感が強固に安定していることもあって、やや早漏展開気味ではありつつ抜き所は豊富。フィニッシュシーンは大ゴマ~2P見開きでがっつり中出しを決めており、そこまでのパワフルで速射的な展開の〆として十分なインパクトの強さを有しています。

 快楽に堕ちていく美女達の痴態をたっぷり楽しめる優良抜きツールであり、この類の展開や色っぽい美人さんがお好きな方には安心してお勧めできる1冊です。
個人的には、美人女教師さんがラクビー部の面々に(性的な意味で)スキンシップを図られる短編「輪姦合宿」と、新人OLさんをねっとりエロ調教な短編「淫モラル研修」に特に愚息がお世話になりました。
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