2012年05月

しでん晶『ふぇち乙女系』

FetiGirlsStyle.jpg戸田泰成先生(原作:横山光輝氏・脚本:今川泰宏氏)の『ジャイアントロボ バベルの籠城』第2巻(秋田書店)を読みました。第1巻の冒頭へと話が回帰しましたが、またスケールの大きいお話となっており、絵の勢いとのマッチングの良さは折り紙付き。
本シリーズ屈指の不憫キャラ・銀鈴さんが(今のところ)元気に活躍していて嬉しいです。しかし、呂布の描き方がかなり横山先生リスペクトな印象がありますな。

 さて本日は、しでん晶先生の『ふぇち乙女系』(三和出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『キャンディーガール』(三和出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
フェチズムの妖しい香りが漂いながら快楽全能主義のカラッとした明るさでも魅せる作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で10作。1作当りのページ数は16~20P(平均19P強)と書店売り誌初出としては標準を多少下回る程度のボリューム。
この分量もあってか、エロ・シナリオ共に軽めの作りなのですが、それでいて味わいのある魅力をしっかり沁み込ませており、そのさっぱりとした読み口をむしろ魅力とするスタイルとも言えるでしょう。

【性への好奇とそこでの充足に包まれる幸福なフェチズム】

 うら若きヒロイン達のそれ故に直接的で勢いのある性への好奇心や希求を作劇の中軸に据える作風を今単行本においても同様であり、今回に関してはそれを変態チックな性癖やフェチっ気のあるエロシチュエーションと関連付けています。
男性のごつごつとした手に欲情する性癖の女の子(短編「手フェチなあたし」)や、男のすえた汗の臭いに夢中になる少女(短編「スメルラブガール」)などは、前者の好例であり、紆余曲折はありながらも彼女達の願望が充足される流れとなっています。
また、睡姦やノゾキ、浮気エッチ、ロリっ子に組み敷かれてのエッチなどなど、少々特殊なプレイを絡めることが後者の方向性であり、決してアブノーマル系としての濃厚さを有しない一方で、ほのかに妖しい非日常に包まれていく描き方が実に魅力的。
bb775c17.jpg そういった特殊性や変態性を有しながらも、決して重苦しさや異端としての悲哀などを持ち込まないのが大きな特徴でもあり、性愛に関して自由闊達であり、また一生懸命である女の子達を快活な雰囲気の中でポジティブに描き出すのもまたこの作家さんの長所でしょう(←参照 頑張ってビッチを演じて主人公を争う女の子コンビ 短編「嫉妬っ娘パーク」より)。
 シナリオ全体としても割合に定石を重視している様で、主人公が偶然に日常の隣にある非日常に足を踏み入れる短編「PINK ANIMAL GIRL」、カップルの男女の情熱的な性を描きながら視点をもう一人の女の子に据える短編「夏マツリヒメゴト」など、凝った作劇や奥行きのある描き方をしているのも特長。
 それらの美点を前面に出すスタイルでは決してないので、悪く言えば総じて地味なストーリーテリングなのですが、それでいて平凡さを感じさせない面白みを意識させる作劇であり、胡乱な表現ですが、ちょっと“玄人好み”なスタイルでしょう。

【多彩なキャラ設定・肢体設計で魅せるエロエロガールズ】
 ヒロイン陣の年齢層は比較的幅広く、ローティーン級のロリっ子ちゃんから20歳前後と思しき女子大生クラスの女の子まで登場。ただ、中核となる年齢層は女子高生さんとなっています。
FetiGirlsStyle2.jpg 前述した様に、変態チックな性癖や(←参照 臭いフェチな女の子 短編「スメルラブガール」より)、小悪魔的に男性を翻弄する性的快楽の追求者な女の子達等、セックスへの進展を女性キャラクター達自信がしっかり把持しているのもキャラクター描写上の特徴。
“ビッチ”キャラ的な描き方と言っても間違いではないのですが、それでいてカラッとした明るさやそんな女の子達と一時の逢瀬を楽しむ非日常感がヒロインの描き方から沁み出てくるのもまたユニークな美点。
 殊に妖しく微笑む女の子達の描写は、この作家さんの最も得意とする要素であり、ロリっ子が年齢不相応な妖しさを醸し出したり、年下の思春期ガール達が彼女達の年齢故に許された奔放さで男性の心を絡め取ったりな様は、なかなかに他の追随を許さない魅力でしょう。
FetiGirlsStyle3.jpg キャラクター設定に関しても、エッチに興味津々な貧乳ロリータ少女、中性的な容姿のスレンダー美少女、すらりとした四肢もまた蠱惑的なJKガール、友達の優しい巨乳お姉ちゃんに、変態娘、言動こそ荒っぽいながらも気立ての良い黒ギャル娘などなど(←参照 豹柄パンツがまた 短編「冬のまにまに」より)、肢体造形やキャラクター設定が多様に用意されているのも○。
 単行本通して安定している絵柄は、キャッチーネスや萌えっぽさを強く打ち出すタイプと大きく異なり、健康的な色香が薫るすっきりとしたタッチの漫画絵柄。これまた悪く言えば地味なのですが、それ故のエロ演出での熱っぽさや表情付けでのエロティックさのノリが良いタイプであり、ヒロインの魅力やエロの高揚感を引き立てるタイプとも言えます。

【快楽の充足感に包まれる情熱的なエロ描写】
 ヒロインのキャラクター性を重視する分、その魅力によって形成されるセックスへの導入パートに一定の分量を割いており、必ずしも長尺のエロシーンをたっぷり濃密に味わえるタイプではないことは要留意。
とは言え、抜きに供するには十分な分量を用意しているのは確かであり、また前述した様に各種の倒錯的なエロシチュエーションの魅力を高めることに導入パートが大きく貢献している分、時に妖しげで時に開放的なセックス描写の魅力に量的な不足感をあまり感じさせないのは作品構築における生命線でしょう。
FetiGirlsStyle4.jpg これまた前述した表情付けの上手さは、エロシーン序盤のエロティックな微笑みに加えて濡れ場全体の魅力なのですが、アヘ顔的な表情付けで激しい快楽を演出するケースも存在する一方、激しさよりも熱っぽさを重視して軽く蕩けるエロフェイスに留めるケースも存在しており(←参照 ショタ少年とのセックスで蕩けるお姉ちゃん 短編「おっぱいハンター」より)、作品によって演出面の指向するところは変化があるとも言えます。
この点はやや実用面での評価に影響する要素と思われますが、それでいてアヘ顔やハートマーク付きの白痴系エロ台詞を投入しても、決してやり過ぎ感がないのは絵柄の特性やあくまで幸福な快楽として描くスタイルに所以するものであり、ある意味では穏やかさや充足感を保っているとも言えるでしょう。その意味で過激性や突破力に欠ける傾向もありますが、着実に煽情性を積み重ねていくタイプと評し得ます。
 フェラやパイズリ、手コキにオナニーなど前戯パートを重視するのはフェチっ気のあるエロ描写として正攻法なのですが、その分抽送パートの分量は抑えられがちであり、ピストン描写からフィニッシュまでの流れにややタメが欠けるのは減点材料の一つ。
もっとも、意外にストレートな卑語も含むエロ台詞とすっかり行為に夢中な表情を曝け出すヒロインの秘所をピストンして迎えるフィニッシュは相応にパワフル。ただし、そこでの強烈な盛り上がりを意図するタイプでも決してなく、緩やかにフェードアウトさせていくケースもあるのは、好みは分かれるでしょうが、妙に現実的で面白いところ。

 ヒロインのキャラクター描写や肢体の現実的な艶めかしさ、穏やかさと程良い攻撃性が調和するエロ描写など、この作家さんの“らしさ”が良く出た1冊でありつつ、エロシチュやキャラ設定にバリエーションがあるのが嬉しいところ。
個人的には、好きな男の子のために美少女コンビがビッチを演じて激しく悶える短編「嫉妬っ娘パーク」と、失恋した男性が黒ギャルさんと一夜の逢瀬に慰められる短編「冬のまにまに」が特にお気に入りでございます。

要青豆『即・縛・姦』

SBR.jpgTVアニメ版『これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド』第8話「フー、京子ちゃん合コンだゼッ!」を観ました。何と言う、何と言うおっぱい回!先っちょが擦れながらおぱーいがゆさゆさ揺れるシーンの素晴らしさは筆舌に尽くし難かったですな。
京子さんはなかなかに屈折したというか、複雑なキャラクターなのですが、その根っこは非常に純粋な女の子なんだなと再認識した回でした。

 さて本日は、要青豆先生の『即・縛・姦』(クロエ出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『若い人はいいっ☆』(コアマガジン)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
むちむち肉感ボディの美女・美少女達が主人公によって肉体的・精神的に“拘束”されて激しくエッチな作品集となっております。

6c5e623d.jpg 収録作は、人間の願いを叶えるために下界に降りてきた天使と結ばれるも、彼女の妹や姉達もそれぞれの目的を持って主人公の前に降りてきて~なドタバタ中編「天使はいかが?」全3話(←参照 妹にして上司な天使を縛るヒロイン 同中編第2話より)+サブキャラの1人がエロ的に大暴れなフルカラースピンオフ掌編4P、読み切り形式の短編6作+おまけ4コマ計5P(カバー裏含む)。
描き下ろし掌編を除き、1話・作当りのページ数は20~30P(平均22P)と標準的なボリュームで推移。基本的には抜きツールとして頑健な構築であり、シナリオで方向性を決定しつつエロシーンの満足感で魅せるタイプと言えます。

【方向性は様々ながら快楽全能主義は強固】
 メガストア系列では明るく楽しくがっつり輪姦(乱交)という作品で固めている一方、今回の作品群の初出である真激においては緊縛モノを含めた拘束エッチを一つの主題として概ね固めています。
清楚な美少女さんが縄師の男性にエロ調教され淫らに堕ちていく短編「春菜先輩のよからぬ噂」に様に、ダークなテイストを含ませる作品もありますが、快楽全能主義的の強固さは今回も揺らいでおらず、基本的に陽性な雰囲気の中でハードなファックを叩き込むというスタイルはいつも通りと言えるでしょう。
 ラブラブな兄妹や姉弟の相姦エロや(短編「いもコン!」「嫌よ嫌よも縄の内?」)、少年が隣家のエロお姉さんに誘惑されたショタっ子が覚醒して逆襲展開(短編「飼い主の育て方」)など、シナリオ面に関しては割合オーソドックスにまとめたものが主体。
6e336d84.jpg上述した中編「天使はいかが?」もヒロイン押しかけ型のドタバタラブコメとして概ね正統派な作りであり、次々と出現する天使の三姉妹がスケールが大きい様な小さい様な喧嘩をしながら、皆まとめて主人公と仲良くなり(←参照 天使3姉妹と一緒にエッチ 同中編第3話より)、一番絆が深い正ヒロインとしっかりハッピーエンドという流れになっています。
 これといって個性は強くない作劇ですが、分かり易いまとめ方をしている分、キャラクターの魅力が引き立つと共に、ドタバタコメディなり棚ボタ展開なり、ダーク&インモラル系なりと、それぞれの方向性が明瞭なのも美点でしょう。
 その意味において、エロの後方支援をしっかり果たす作劇であり、また後述するように濃厚でパワフルなエロの印象を程良く中和してくれるシナリオ回しとも言えます。

【エロフェロモンがたっぷり溢れ出る美少女・美女】
 20代半ば~30歳前半程度のフェロモン漂いまくりなお姉様を得意とする作家さんですが、その類のキャラクターも数名擁しつつも今回はハイティーン級の制服美少女さん達がヒロイン陣の主力となっています。
とは言え、ハイティーン級と思しき彼女達も年齢不相応な色香を濃厚に振り撒いているタイプが主力であり、元気娘であったり健気な妹キャラであったりと性格面では様々ですが、色香の濃厚さは各ヒロインに共通していると言えます。
 痴女的なキャラも含め、セックスへの積極性が目立つヒロインが多いのですが、彼女達が最後まで主導権を握ることは多くなく(無いわけではない)、エロシーン(特に中盤以降)になると途端にSっ気を発揮し出す主人公達の奮闘もあって、逆にち○こで返り討ちという流れもこの作家さんの十八番。
SBR3.jpg 貧乳ロリ体型ちゃんや並乳さんも数名登場しつつ、もっちりとした質感の巨乳をお持ちなヒロインが主体であり、また乳のサイズに寄らずにヒップの存在感も強い事が共通するなど、肉感豊かな肢体造形も各女性キャラクターから淫臭をむわっと香らせる要因でしょう(←参照 お尻もまたムチムチ 短編「Ciger Sister」より)。
また、強く目立つ要素ではありませんが、不良シスターさんの修道服や、JKヒロインの制服と言った着衣、相手への恭順を敢えて示す首輪(チョーカー)、艶やかな黒髪ロングにお嬢様のドリルヘアなどなど、視覚的に多彩さを出す小物やパーツなどが各種装備されているのもキャラ描写上の魅力の一つ。
 調度良い作画密度の高さで打ち出す絵としての濃さと、アニメ/エロゲー系絵柄のキャッチーネスが調和する絵柄は、今単行本において前者への偏りがやや強くなった印象はありますが、基本的には単行本通して安定しており、また表紙絵との互換性は高くなっています。

【肉感ボディが激しく乱れるハードコアなエロ描写】
 前述した様に抜きツールとしての構築が強固であり、男女のエロ的な攻防なども含めてヒロイン達が快楽に悶え喜ぶ痴態のシークエンスを十二分な尺でご提供。
 単行本タイトルから推察される通り、緊縛要素のある作品が多いのですが、ロープによる拘束だけではなく、目隠しプレイやマッサージチェアの誤操作による拘束、更には恋愛感情に基づいて相手に帰属するラブラブHなど、“縛る”のニュアンスは作品によって割合に様々と言えるでしょう。
 もっとも、凌辱展開も含めて、ハードなセックスでヒロインと共に快楽の暴風雨の中を突き進んでいくアグレッシブな描写は共通しており、ヒロインのお口ご奉仕の最中に頭を抑えてイラマチオを行うなど前戯パートから攻撃的なプレイに移行していきます。
SBR4.jpg快楽に支配されて曝け出す半狂乱のエロ顔や(←参照 瞳の表情の付け方がこの作家さんの武器の一つ 短編「春菜先輩のよからぬ噂」より)、ヒロインの口腔内や顔面を汚す白濁液に結合部から溢れ出る粘度高めの淫蜜を含めた液汁描写、肉棒や器具に押し広げられる性器を見せ付ける構図など、演出面の強さも激しい痴態描写を支える要素。
 前戯パートでの射精や、挿入してからの連発やアナルセックス移行など、射精シーンを多く設けるエロ展開は、個々のプレイの尺がやや短めにもなる早漏展開にやや寄っていますが、この演出の強さもあって強固なドライブ感で突き進んでいることが長所でしょう。
 切羽詰まった状態を示す説明的なエロ台詞を連呼しつつ、ラストでは中出し要請や逆に中出し拒絶の台詞で主人公と読者の性欲中枢を刺激し、膣内や直腸内に白濁液をたっぷり注入してヒロインがアクメフェイスを曝け出す様を大ゴマ~2P見開きの結合部見せ付け構図でがっつり提示するフィニッシュも抜き所としてパワフルです。

 ヒロインのエロさの濃厚さや、ハードなセックス描写と明るい作劇の組み合わせなど、これまでと共通する部分も大きいながら、緊縛エロという方向に注力したことで逆に作風に広がりがでた印象もある最新刊となっています。
個人的には、不良シスターさんがキャラとしていい味を出していた短編「Ciger Sister」と、清楚な黒髪ロング美少女がハードなセックスに喜悦を感じてしまう短編「春菜先輩のよからぬ噂」に、愚息が特にお世話になりました。

川崎直孝『ついてきます!』

IncludingMe.jpg原恵一郎先生(協力:福本伸行先生)の『ワシズ-閻魔の闘牌』第7巻(竹書房)を読みました。狂気渦巻く“黎明”編がフィナーレを迎えましたが、恒温動物の寄生虫がそんな解決法でいいんですか!
シベリア超特急ネタに監獄ロックならぬ監獄六区は出てくるわと、相も変らぬ“何でもアリ”っぷりは流石の作品。小柴が再登場しましたが、柳&美佐コンビに再登場するかもですね。

 さて本日は、川崎直孝先生の『ついてきます!』(若生出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『アとエのあいだ』(コアマガジン)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
たっぷり巨乳な女の子達が強烈な性的快楽の中をそれぞれのカタチで駆け抜ける疾風怒濤の短編集となっております。

IncludingMe1.jpg 収録作は、生真面目で不器用な性格の主人公とその彼女さんとの初エッチを促進させるために別のカップルさんが合同セックスを提案するも、それが意外な方向へと発展する中編「石と紙とはさみ」前中後編(←参照 スワッピングの提案 同中編作前編より)、および読み切り形式の短編7作。
1話・作当りのページ数は18~22P(平均19P)と、コンビニ誌初出として中の上クラスのボリュームで推移。その一方で、ある種の強烈さとスピード感を有するエロ・シナリオであり、ページ数以上に読み応えがあるスタイルが特徴でもあります。

【激しい快楽欲求や感情を共通基盤とする多様な作劇】
 前単行本から約3カ月での新刊となった今単行本は、コンビニ誌初出の作品群ですが、そこにおいて王道的な明るく楽しい王道ラブコメとは一線を画すスタイル。
前単行本において主力となった、アイディアの面白さとハイテンションな勢いで疾走するギャグエロ系も相応の本数が用意されており、男性に性転換する薬を開発したハズが男性の“性欲”だけを身に付ける薬だったために大騒動な短編「平和なエネルギー」や、性豪エロ魔人の主人公のために彼女さんと妹さんが奮闘する短編「3角曜日っ」などはそのタイプ。
IncludingMe2.jpg しかしながら、今回の単行本の収録作はより作風が広いことを示すチョイスとなっており、エロコメ系と思わせて寝取られ系の不穏な方向へと徐々に切り替わっていく上記中編や、お互いに想い合うカップルの少年少女の想いを激しさと共にしっとりとした穏やかさを以て叙情的に描き切った短編「メランポジウム」(←参照 彼女が笑顔の下にため込んでいた涙 同短編より)はそれぞれしっかりとした存在感を示しています。
中編作は男性双方の独占欲や嫉妬が絡み合う“寝取られ”としても解釈可能なのですが、その一方で主人公は別の幸福を確かに得ており、登場する4人にとってハッピーエンドともなっています。寝取られとしてのストーリーの詰め方が強いわけではないものの、むしろ明暗の曖昧さを魅力とするまとめ方となっており、コミカルなオチでまとめるエロコメ系作品とはまた趣きが異なっています。
 “ルール”を順守することを是とする主人公が、むしろそれに捕われない決着に落ち着くこの中編作も含め、いずれの作品にも共通するのは理性や論理を超越して感情や性欲が登場人物達を駆動する描き方であり、勢いの良さということ以上の意味で疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)な作品群と評したいところ。
 展開のフックが強く、また欲望の暴走が生む破天荒さや攻撃性なども感じられるため、イージー&スムースなラブコメ・エロコメを期待しているともやっとした感覚を覚えるかもしれませんが、そこらのアクやクセを作品構築に魅力として織り込む技量こそが面白さの源泉の一つでもあるでしょう。

【圧倒的な存在感の巨乳・爆乳をお持ちなヒロインズ】
 コンビニ誌における縛りもあるため、ヒロイン陣の主力を担うのはハイティーン級の制服美少女達であり、そこにウェイトレスさんや女子大生程度と思しき20歳前後の美少女さんも加わる布陣。
 暴走乙女や優しいお姉ちゃんタイプなど、ある程度定型を踏襲したキャラクター付けは為されていますが、それ依存するタイプでは全くなく、これまた個性派ぞろいの男性達との関係性やシナリオ展開の中でキャラとしての面白さや魅力が引き出されていく描き方になっています。
ギャグに飛んでいくのか、流されて深みにはまっていくのか、真摯な想いの交感として描くのかは作品の方向性によって異なりますが、快感による充足を求める情動の強さは共通する要素であり、これは後述する性描写のアグレッシブさにも寄与する要素。
IncludingMe3.jpg 前単行本と大きく異なるのは、ヒロインの年齢層が上がったこともあって巨~爆乳クラスのバストで統一されたボディデザインであり、その先端を思いっきり吸引する乳吸いや、ピストンに併せて大きな周期を描く乳揺れ描写など、エロ描写において重要な役割を担っています(←参照 この存在感! 短編「ついてきます!」より)。
ロリキャラにおいてもあまりロリプニ感を重視せず、肢体の端正さを重視していることは巨乳キャラでも共通ですが、その分おっぱいの特盛り感やエロパーツとしての主張が激しいタイプであり、ナチュラルな巨乳描写を望む方にはやや不向きであるとも感じます。逆に言えば、圧倒的な乳の存在感に埋もれたい諸氏にはむしろ加点材料。
 ほんのりバタ臭いクセっ気を感じさせつつ、絵柄の基盤はキャッチーなアニメ/エロゲー絵柄であり、肢体のエロさが前面にでる一方で絵柄そのものはカラッと健康的なタイプ。また、描画の濃淡などに多少の変化は認められつつも、単行本通して絵柄は安定していると言えるでしょう。

【強烈なエロ演出で魅せるドライブ感満載のエロシーン】
 性行為を介してのドタバタ劇や人間ドラマが描かれているため、エロシーンの分量は十分に確保されており、中出し連発や前穴中出し→アナル中出しといった複数ラウンド制のエロ展開で抜き所を豊富に用意しています。
露出羞恥系のプレイや、媚薬プレイ、ダブルヒロインとの3Pセックスにスワッピングなど、エロシチュエーションも多彩に揃えており、それぞれの状況における男女の興奮の強さをしっかり強調しているのも実用性を押し上げる要因の一つ。
IncludingMe4.jpg 興奮や性的陶酔の強さと密接に関連するのがエロ演出の強烈さであり、露骨なアヘ顔をあまり用いない一方、必死な形相で身を焼く快楽に堪える表情付けや言葉にならないエロ台詞(←参照 多量ではないながら効果的な液汁描写も○ 短編「すいちちスイッチ」より)、濁音主体で激しい擬音、前述した乳揺れや時に子宮内まで肉棒が突入する断面図、果ては前後の穴への高速ピストンでち○こ残像化などを連発しており、フィニッシュシーンまで快楽曲線の盛り上げに切れ目がないのが身上と言えましょう。
 女体の存在感の強さやエロ演出の激しさもあって、大ゴマの魅力が強く、ページ構成においてもそれを重視していますが、同時に大ゴマ内への小ゴマ連発配置やコマぶち抜きなどで描写を詰め込んでいるのも特長。ストップモーション的でやや好みを分けるかもしれませんが、例えばち○この出し入れをアップ構図で連続的に描写するなど、勢いで押すと同時に描写にねちっこさを出す工夫も為されています。
体位などは比較的目まぐるしく変化して、互いの体が激しく動き回る描写をしていますが、よく目立つのはヒロインの両脚をM字に開いたり、マングリ返しにしたりで結合部をがっつり見せ付ける体位であり、ストレートな淫猥さを放っています。
 アナルや性器から淫液を水音を撒き散らし、突き出した舌を絡め合わせたり、巨乳を激しく揺らしたりで進行するピストン運動は、白濁液ぶっかけも時々投入しつつ、男女が深くつながった状態で最奥に精液を注ぎ込む絶頂描写を大ゴマ~1Pフルで投入しており、ガツガツと進行するエロ描写の〆として好適な仕上がりとなっています。

 シナリオの骨子やエロ描写の手法論そのものには特殊性は以外にも強くない一方で、魅せ方の上手さやうねる様な勢いなどで独特の魅力を生むスタイルであると言え、万人向けとはやや言い難い一方で、エロ漫画ファンには是非チェックして頂きたい1冊。裏帯の“これを読まずして2012年のエロ漫画は語れないッ!!”の文句はあながちオーバーな表現でもないでしょう。
個人的には、愛し合う男女の想いが堰を切ったように溢れ出るセックス描写が素敵な短編「メランポジウム」と、不動産業者の巨乳お姉さんとがっつりファックな短編「ついてきます!」が特にお気に入りでございます。

あここ。『あまらぶCHU❤』

SweetLoveKiss.jpgTVアニメ『夏色キセキ』第7話「雨にオネガイ」を観ました。あれ、今回、お石様の出番が無い。まぁ、基本的にはヒロイン4人の関係性を描く作品でお石様はその補助に徹する作品ですからねぇ。
本筋と全く関係ないですが、優香ちゃんがかぶりついていたハンバーガーが美味しそうでしたねぇ。あと、個人的には、凛子ママの溢れんばかりの色気ばかりが気になっております。

 さて本日は、あここ。先生の初単行本『あまらぶCHU❤』(マックス)のへたレビューです。表紙絵や単行本タイトルから、いかにも甘さたっぷりのラブエロ三昧ということを伺わせますね。
もちろん、キュートな美少女さん達とのイチャイチャ模様と甘く蕩けるラブラブHが楽しめる作品集となっています。

SweetLoveKiss1.jpg 収録作は、幼馴染の女の子は主人公の帰りを待つ間にいつも彼のベットの上ですやすや眠っていて~な短編「だいすき❤なんだもんっ!」(←参照 眠り姫 同短編より)+描き下ろし後日談12P、および独立した短編9作。
描き下ろし作品と同人誌からの再録である短編「えっちなお兄ちゃんは好きですか?」(6P)を除き、1作当りのページ数は16~20P(平均20P弱)とコンビニ誌初出としては中の上クラスのボリューム。シナリオやエロ単体としての読み応えはそこまで強くないですが、とかく甘さたっぷりの仕立てであるためそこにどっぷりと浸かれる心地良さは十二分に強いと言えるでしょう。

【ヒロインの恋心の描写で魅せる甘いラブエロ話】
 前述した通り、収録作はいずれもラブエロとしての甘さや幸福感をたっぷり詰め込んだ作劇であり、恋する美少女さん達をラブリーに描くことに特化したタイプ。
SweetLoveKiss2.jpg既にラブラブなカップルさんであるか(←参照 彼女さんの あててんのよ! こうかは ばつぐんだ! 短編「夏★しよ!」より)、相思相愛ながらも恋人の関係まではあと一歩の状態かは作品によって異なりますが、勿論両方のケースにおいて恋愛成就の幸福が描かれています。
嫉妬の感情や素直になれないことでのすれ違いといった要素がシナリオ展開に含まれることもありますが、深刻さなどは皆無であり、後続する円満ラブラブ模様を引き立てるスパイス程度の役割なので、終始ストレスフリーな読書感であるのも特徴。
 この類の作風として、甘い幸福感に満たされているのは確かなのですが、それでいて甘味がどぎつい仕上がりになっていないのは、何と言ってもヒロイン達の可愛らしい恋心の描写のおかげでしょう。
無論、エロ漫画的ご都合主義を相応に有しており、また繊細な情動や重厚なドラマ性とも異なるのですが、このふわっと柔らかいながらもヒロインの自発性に重きを置くスタイルは少女漫画チックな雰囲気を色濃くまとっていると感じます。
 エッチの後のピロートークなどでまとめるラストシーンは、これまたイチャイチャラブラブな二人、特にヒロインの様子を描くことで甘美なハッピーエンドにまとめており、最初から最後まで読み手の脳髄を蕩けさせた状態を保ってくれています。

【キュートなキャラデザインを徹底した美少女ヒロインズ】
 20代半ば程度と思しきお姉さんヒロインも数名登場していますが、ヒロイン陣の主力を担うのはミドル~ハイティーン級の美少女さん達であり、また年齢層によるキャラデザインの差異もあまり設けてはいません。
お姉ちゃんや幼馴染キャラクター、妹ヒロイン、そして付き合っている彼女さんなど、既にある程度親密な関係にあるキャラクターを配置することで、定番としての魅力を図ると共にスムーズにラブラブ模様へ移行できるのも特長に一つ。
悪戯好きなお姉ちゃんや、ちょっとドジっ子な先輩、ヤキモチ焼きな女の子など、ある程度キャラクター属性をばらけさせてはいますが、いずれのヒロインも溢れんばかりの恋心を描くことをキャラクター描写の中核に据えているため、悪く言えばヒロインの多彩さを求める方にはやや不向きではあるでしょう。
SweetLoveKiss3.jpg 肢体造形に関しては、ある程度華奢さを重視しており、肉感を前面に出し過ぎないスタイルではありますが、女性らしい丸みの強いボディデザインでもあり、またシルキーな肌触りを感じさせるマシュマロ巨乳が大変に眼福(←参照 短編「あいして❤まいぶらざー」より)。おっぱい描写に比して、お尻や太股はあまり目立たない印象がありますが、とは言え女体全体の描写で柔らかい弾力をしっかり感じさせるタイプではあります。
 ウェーブのかかったふんわりとした髪型や大きめのリボン、フリルのついた水着やエプロンなどなど、女の子達の可愛らしさを更に増強する小物を併せて描いているのもポイントであり、柔らかおっぱいや淫蜜たっぷりの股間を曝け出しつつ着衣セックスをメインとしています。
 初出時期によって描線の濃淡やタッチに多少の差異はありますが、少女漫画寄りの萌えっぽさをたっぷり含んだ絵柄は美少女さん達の可愛らしさを魅力的に抽出。描線の柔らかさや細やかなトーンワークによる彩りが魅力であるため、表紙絵よりも中身の絵柄の方がより魅力的という印象もあります。

【演出の飽和感もあって陶酔感の強いラブラブH】
 主人公とヒロインのエッチそのものが二人のイチャツキ模様であるため、エロシーンの占める割合は十分に高く、恋愛の幸福とセックスの快感に蕩けて乱れる美少女さん達の痴態を十分に鑑賞可能。
 言うまでもなくラブラブHを基調としていますが、拘束プレイや焦らしプレイでちょっとヒロインに意地悪をしたり、野外セックスで女の子の恥ずかしさを刺激したりとエピソードによって味付けを変更しています。
もっとも、そのような嗜虐性を加えるケースであってもプレイそのものへの踏み込みは穏やかに抑えられてあり、その後に二人のラブラブ感をしっかり強調することでエロシーンでも貫徹される甘さを阻害しない仕様になっているのも特長。
SweetLoveKiss4.jpg 露骨な結合部見せ付け構図やアヘ顔的な表情付けなど、ヒロインのキュートネスを阻害する演出は用いない一方で、たっぷりおっぱいがばるんばるんと弾む乳揺れ描写や、ハートマーク付きのラブエロ台詞の連呼、多めの擬音の添加など、演出面は相応にアグレッシブで実用性の強化に貢献(←参照 短編「聖なる夜からはじめませんか?」より)。と言っても、文字表現に関しては可愛らしい字体を用いるなど、視覚的な可愛らしさを維持する工夫をしているので攻撃性が前面に出過ぎないのも特色。
 結構入り組んだコマ割りが特徴的であり、時に雑然として印象を与えることもありますが、描写の連続性を意識した上でヒロインの全体描写と体パーツのアップ描写をきっちり入れ込む画面構成は間違いなく長所。この画面構成は適度な詰め込みによってページ数以上にボリュームを感じさせることにも貢献しています。
 ヒロインの体の柔らかさを内側からも外側からも満喫しつつ進行する抽送パートは、中ゴマ~1Pフルの分量で描かれるフィニッシュシーンまで陶酔感たっぷりに描出しており、中出し(時々外出し)されることでキュット瞳を閉じて嬌声を上げるキュートなアクメを曝け出してくれます。

 やや金太郎飴的な印象はありますが、それ故に甘くて優しい空間に浸る充足感が強い1冊であり、キャラクター描写の良さがシナリオとエロ双方の魅力を高めているのも◎。また、何と言っても可愛らしい絵柄が大きな魅力でしょう。
個人的には、悪戯お姉ちゃんに誘惑される短編「NA★MA★I★KI」と、愛らしい彼女さんと夏の海辺でドキドキ野外エッチな短編「夏★しよ!」に脳味噌と股間を幸せにして頂きました。

イソラシ『悪戯♀てまんちょ』

ImpishHandPlay.jpgよしながふみ先生の『きのう何食べた?』第6巻(講談社)を読みました。ケンジさん、マジ乙女(嫁)ポジション!あと、男は茶色いおかずがいっぱいのお弁当が好きなんですよ!ジルベールお手製のキャラ弁も可愛いですけど。
あと、ケンジの中で、シロさん=冴羽獠という構図にビックリしました。恋は盲目とは言いますが、まぁ、線の細い獠ちゃんもいたものです(笑

 さて本日は、イソラシ先生の『悪戯♀てまんちょ』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『乙女×発情』(コアマガジン)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
エロエロお姉さん達の火照った吐息と柔肌に包まれる熱っぽいエロ描写で魅せる優良抜きツールとなっております。

 収録作は読み切り形式の短編9作+イラスト集4P。1作当りのページ数は20~22P(平均21P弱)と標準的なボリュームで推移しています。
シナリオ面での読み応えはあまり強くありませんが、十二分な尺でお届けなエロシーンの前後を適切に固めており、読み口の滑らかさを生んでいます。

【ワンアイディアの面白さで魅せる快楽全能主義なエロコメ】
 収録作の過半数は電子コミック雑誌であるコミックマグナムを初出としていますが、今回にも数本含まれるコアマガジン時代との作品と作劇面での大きな方向転換はなく快楽全能主義的な雰囲気がこれまで通りに明確
 とある理由で彼女さんがセックスに応じてくれないことでちょっとした喧嘩になってしまうカップルの仲直りを描く短編「潮吹きカノジョ」の様に、青春ラブストーリー系の作品もありますが、どちらかと言えば棚ボタ的な展開が多いのが特色でしょう。
7c0f6a3a.jpg例えば、エッチなナースさん達に勧誘を受けたり(短編「白衣の天使は欲求不満❤」)、酔いどれお姉さんに押し倒されたり(短編「極小ビキニでぬるんぬるん」「狭い個室の淫酔女」)、果てはラブホのお風呂から魅力的な女の子が出現したり(←参照 可愛い系&美人系 短編「お風呂の神様~濡れた美女泡天国~」より)と、サクサクとエロシーンに進行可能な作りとなっています。
 必然的にシナリオ要素は希薄であり、冒頭におけるキャラクターや状況の説明を済ませれば、後はたっぷりエロ塗れという構成であるためシナリオ重視派には物足りないことは確かでしょう。
その一方で、いつも女性専用車両で通学する女の子にアタックするため少年が女装して突入する短編「悪戯女装痴漢」や、オナニーでしか抜けないという性豪ショタ少年と百戦錬磨の美人エロ保険医の対決(性的な意味で)を描く短編「また保健室で・・・」など、ユニークなアイディアの面白さで押し通す作品も散見されるのは楽しいところ。
 基本的にはギャフンオチといった感じのまとめ方で、コミカル系の小ざっぱりとした印象を有していますが、ほんのりブラックであったりラブラブハッピーエンドであったりと、オチの付け方は結構様々になっています。

【アダルトお姉さんとキュートな美少女タイプが混在】
 ヒロインの陣容に関しては数名女子高生級と思しき美少女さんが登場していますが、20代前半~後半程度と思しきお姉さん達が人数的には多く、看護婦や教師などの勤労女性が主力を担っています。
ダブルヒロイン制を取る作品では明確に描き分けている通り、同じ年齢層であっても年上美人としてのアダルトな色香を香らせるタイプの女性キャラクターとティーン級の可愛らしさを保った女性キャラクターの両方を投入しています。
 性格面では、大人しい清楚系ガールも登場していますが、いわゆるビッチタイプの女性や、酔いどれエロ美人、人材確保のためにハニートラップを仕掛けるナースさんなど、セックスに対して積極的な女性が多いのも特徴で、棚ボタ的な幸福感や彼女達に翻弄されるMっ気のある喜悦などを喚起。
ImpishHandPlay2.jpg 一部では並乳クラスのおっぱいの持ち主も認められるものの、基本的には健康的な肉付きの体幹にたわわな柔らか巨乳と、スベスベした質感の肉感桃尻を装備するボディデザインをメインとしており、ストレートなセックスアピールと端正な美しさを両立したモデル体型(←参照 ビッチギャルさんに押し倒され 短編「女子校生ギャルにお掃除クンニしてみる?」より)。
なお、肢体描写に関しても丁寧な陰影やトーンワーク等で肌の艶めかしい照りや温度感を表現しているのが特徴ですが、衣装や髪型の面でもOLお姉さんやギャル、ナースさんなどのキャラデザの魅力をしっかり固めているのも長所でしょう。
 前単行本から約3年と結構な時間が立っているため、絵柄に関しては多少バラつきが認められますが、大きな減点材料ではないでしょう。細めでシャープな描線の魅力は近作でより強まった感もあり、全体的に作画密度も高まっている様に感じるのも○。

【淫靡な性器描写を核としつつ技巧的なエロ作画・演出が特長】
 前述した通りに、基本的にはエロメインの構築であるため、濡れ場の尺はたっぷり用意されており、各種エロプレイとそれに伴う射精シーンを複数設ける多回戦仕様を基本としています。
ImpishHandPlay3.jpg この作家さんの大きな武器にリアル指向の淫猥な女性器描写があり、ぬらぬらと濡れ光る媚肉の表現や小陰唇の皺を丁寧に描き込むコダワリは業界屈指の水準。また、エロ美人達が多いこともあって、この性器を自ら男性に見せ付ける描写を高頻度で用いているのもこの作家さんならではの武器(←参照 この表情もまた 短編「極小ビキニでぬるんぬるん」より)。
 また、前述した通りに状況のアイディア力を長所としているため、エロシチュエーションも多彩であり、痴漢エロや逆レイプ、ローションを使って特殊銭湯プレイをねっとり連発、3Pセックスや露出羞恥系プレイなどなど、各作品で味付けが明確に分かれているのも単行本としての強みでしょう。
 意外にも前戯パートにおける精液量は現実的であり、一条の白濁液が美女達のお顔に降りかかりますが、無論両方ともここで留まることなく、騎乗位や指でのくぱぁなどでち○こをヒロイン自ら秘所に誘導してピストン運動を開始。
ImpishHandPlay4.jpg 抽送パートにおいては行為に没頭する美女達の蕩け顔を強い魅力としており、熱っぽい瞳の表情や、唾液がたっぷり絡む舌が突き出され、熱い吐息が吐きだされる描写などは強烈な淫猥さを有しています(←参照 舌の表現に注目 短編「狭い個室の淫酔女」より)。また、時に魚眼レンズ的なパースや敢えて股間を前面に押し出す構図など、多少の整合性を無視してもヒロイン達の各種エロ体パーツをがっつり見せ付けるテクニカルな作画がきっちりハマっているのも魅力的。
結合部のドアップ描写に加えて、グニグニと媚肉が蠕動する断面図描写もこれまた淫猥であり、ヒロインの膣内に勢いよく白濁液を注ぎ込む大ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュでも子宮内に侵入する精液を断面図描写を同時投入して描写しています。

 エロエロお姉さんの体温や吐息、そして柔肌や淫洞の感触に包まれながらの熱々ファックが詰まった1冊であり、彼女達にたっぷり翻弄されたり逆襲したりなエロ展開も実に魅力的。
個人的には、ツリ目メガネな女教師さんの酔った勢いでのローションプレイに童貞君が何発も抜かれる短編「極小ビキニでぬるんぬるん」と、アダルトお姉さんタイプと可愛い系のナースコンビにたっぷり搾られる短編「白衣の天使は欲求不満❤」に、特に愚息がお世話になりました。
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