2012年04月

宵野コタロー『発情ベイビー』

EstroBaby.jpg安倍夜郎先生の『深夜食堂』第9巻(小学館)を読みました。竜ちゃんの親分が遠慮して来られなくなっても、“今まで通りで”と自然に言えるマスターはやはり度量が広いですな。
今回一番印象に残ったのは「梅干しと梅酒」の回ですかね。気の早い話ではありますが、僕も急死したら大量のエロ漫画蔵書はどうするべきかとか考えちゃいますよ。それこそ化けて出てくるかもですねぇ(笑

 さて本日は、宵野コタロー先生の『発情ベイビー』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『ちゅーLip!』(三和出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
もっちり肉感ボディの美少女・美女が快楽に流されていく様が官能的な作品集となっています。

c6fde51d.jpg 収録作は、何度もアタックをかけてくる男子学生を断り続けていたら友人の女の子がその男子とエッチな関係に!?な連作「誘惑キャンパス」「誘惑トライアングル」(←参照 友人の様子がおかしいことに気付く 同連作後編「誘惑トライアングル」より)+結局仲良く3人でセックス旅行な描き下ろし後日談掌編6P、および読み切り形式の短編10作。
フルカラー作品である短編「男❤コン」(10P)と描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数は16or20P(平均17P弱)とコンビニ誌としては標準並みながらやや控えめな部類。ページ数の都合上、やや小粒な作品群ではありますが、エロ展開を作品の話運びに組み込む構成であるため、抜きツールとしての満足感は相応にあるという印象です。

【快楽に捕らわれていく流されHと誘惑H】
 大別すると、押しの強い男性にヒロインが流されてセックスの快楽に捕らわれてしまうタイプと、エッチなお姉さんヒロインの妖しげな誘惑に虜にされるタイプが揃っており、どちらかと言えばほんのりダークさや淫靡さを香らせるスタイルが主力。
双子の義妹がエッチな方面も含めてお兄ちゃんに甘えてくる短編「思春期ツインズ」や、ちょっぴり変態趣味なヒロインがちょっとしたトラブルもあって主人公と結ばれることになる短編「すぱっちゅ!」の様に、ラブコメテイストであったり、棚ボタ的な幸福感を主軸にする作品も存在感を有していますが、甘エロ模様をたっぷりと楽しみたい諸氏は留意されたし。
EstroBaby2.jpg特に男性側が主導権を握る作品では、大人しそうな顔をして恋愛関係やセックスへの導入においてグイグイと押し込んでくる男性が多く、羞恥心や抵抗感に悩まされながらも性的快楽に逆らえなくなっていくヒロインの様子で男性読者の嗜虐性や支配欲を刺激してくるスタイルとなっています(←参照 強引に性行為へと持ち込む 短編「おトイレとらぶるっ!」より)。
 とは言え、そこは読み口の軽さ・穏やかさが重視されるコンビニ誌ということもあって、暗く重い方向性に踏み込んでいくことはあまりありません。この男性優位でやや強引な展開においても、後付け的ではありながらも恋愛感情の形成や、ヒロイン側の快楽の甘受による幸福の獲得を追加することで、エロの攻撃性を生み出しつつも終盤展開で丸く収めることで読後感を良くする配慮を示しています。
 また、年上美人達の誘惑展開においても、前出したインモラル感はどちらかと言えばある種のスパイスとして機能するに留まっており、最終的にはやはり棚ボタ的な幸福感を形成してハッピーエンドとして幕を引くケースが多いと言えます。
 悪く言えば明暗の方向性に関して中途半端さを感じさせるケースもあり、シナリオの方向性も統一感に欠けますが、いずれにしてもエロシチュエーションの盛り上げに寄与し、かつ後味を悪くしない作劇は訴求層を広く保つ上で美点であるとも評し得ます。

【巨乳&桃尻をお持ちなもちもち肉感ボディ】
 登場するヒロインの年齢層は幅広く、ミドルティーン級と思しきロリ系美少女から20代半ば~後半程度と思しき美人さんまでが登場。なお、人数的には女子高生~女子大生クラスの美少女達が主力のヒロイン陣と言えます。
そのキャラ設定に関しても多彩であり、クラスメイトや妹、OLさんにバツイチなママさん、モデルさんなどが登場。また、どちらかと言えば、エッチに積極的なヒロインが多いのですが、能動的にエッチへ持ち込んでくるのか、徐々にその積極性を男性に引き出されていくかでシナリオの方向性は大別されています。
EstroBaby3.jpg ちょっと貧乳寄りで等身の低いロリっ子タイプ、より等身高めの若々しい美少女ボディに、完熟した色香をまとうグラマラスな大人ボディと年齢層によって多少味付けを変えていますが、いずれのタイプでも乳尻を含めてもっちもちの柔肉をたっぷり含ませるボディデザインであり(←参照 呼気の温度感やしっとりとした柔肌の質感が○ 短編「ひみつボイス」より)、その柔らかい質感や体温感を感じさせる描き方が特長。
加えて、このむっちりボディにぴったり張り付く水着やスパッツ、艶めかしく濡れ光るリップ、年上ヒロインを中心に股間に薄めに茂る陰毛など、細かい部分でも肢体の肉感や調度良い淫猥さを高めてくるのも美点でしょう。
 程良くオサレ感や端正さを感じさせつつ、繊細で軽い印象のキャッチーな漫画絵柄であり、ベタやトーンワークで画としての濃さをある程度形成するスタイル。多少、描線の荒れや乱れを感じさせるタイプですが、それは後述するようにエロ演出で淫猥さを出すうえで有効に機能するため、減点材料だけでは必ずしもありません。
連作の前編と後編で2年間間が空いてしまい、絵柄の質的変化が目立ってしまうなど、勿体ない部分もありますが、ふわっと柔らかい質感と前述の程良い密度の高さがしっかり調和している近作の絵柄が中心ではあります。塗りが線の好ましい乱れを殺していない上で、質感を強化する表紙絵は秀逸で、印象は多少異なるかもしれませんが、中身とほぼ完全互換と言って良いでしょう。

【メロメロに蕩けるヒロインの表情のエロティックさ】
 男女いずれかが相手を誘導してエッチへと持ち込む展開であるため、エロシーンの尺は標準並みをしっかりと確保しており、前戯パートで十分タメを作りつつ抽送パートへ移行する安定的なエロ展開を示しています。
前戯パートではヒロインの性感帯を的確に刺激して抵抗感を奪い、ち○こを咥えさせて奉仕を半ば強制する様な嗜虐的なスタイルと、もちもちボディの感触を味わいつつヒロイン達の積極的なエロサービスを満喫スタイルの双方が存在し、主導権を男女いずれかが有しているかは異なるものの、共に性的な高揚感が徐々に高まっていく流れが魅力
 分量的に前戯パートに圧迫されがちで、挿入から射精までの尺が多少短めと感じるケースも多いものの、エロスイッチを強制的にオンにさせられたり、逆に性欲がオーバーヒートしたりなエロ娘達が、淫蜜をたっぷり潤滑した淫らな媚肉をたっぷりピストンされてグシャグシャに乱れていく痴態描写は大変にエロティックに仕上がっています。
EstroBaby4.jpg 強要寄りの作品では、ヒロイン側の羞恥心や快楽に飲まれることへの恐怖感などを台詞で語らせており、ヒロインの中で身体的感覚と精神に差異が生じてしまう描写によって読み手のSっ気を喚起(←参照 中出しを嫌がりながらも体と表情は蕩けまくり 短編「Private❤Lesson」より)。この傾向は、ヒロインがリードを保つ作品でも共通しており、彼女達が余裕をある程度喪失してハートマーク付きのエロ台詞を語り出す様でやはり読み手の性欲中枢を刺激してきます。
蕩け顔を中心とするヒロインの表情付けもエロ演出上の魅力であり、身体を駆け巡る性的快感に恍惚とした表情を浮かべたり、描線のふやけた口から唾液を零したり、目を見開いて快感に驚愕したりと、ヒロイン達の乱れっぷりを雄弁に語り出しており、この描き方において描線の意図的な乱れがよくマッチしています。
 大ゴマの間で投入する小~中コマで意図がはっきりしなかったり、緊張感の抜けた画が散見されるものの、肉感豊かな肢体全体と結合部をたっぷりと描き出す大ゴマの魅力は強固であり、1Pフルで描くヒロインの中出しアクメでパワフルな抜き所で的確に〆ているのも実用性に大きく貢献しています。

 エロへの導入に関してある程度の嗜虐性を添加するケースが目立つため、多少好みは分かれるかもしれませんが、肉感ボディの美少女・美女をセックスの快楽で染め上げていく官能性は抜きツールとしての強い魅力でしょう。
個人的には、清楚な様で淫らな本性をお持ちなバツイチ美女が口止めのためにエロサービスをしてくれる短編「真夜中のお遊戯会」と、美人OLさんを酔わせてやや強引にセックスに持ち込む短編「酔わされ蘭ちゃん」に愚息が大変お世話になりました。

ホーミング『超ラブラブいもうと』

SuperLovelySis.jpg武梨えり先生の『かんなぎ』第7巻(一迅社)を読みました。本当に久しぶりにナギ様達に敢えて実に嬉しいですなぁ!そんなナギ様はいきなり邪気に乗っ取られて仁は大変なことになってますが、黒ナギ様は黒ナギ様で素敵!
武梨先生が大病から回復されて何よりですし、お好きな美脚をバンバン描いて欲しいものですな!黒ナギ様の美脚もいいもんですわー。

 さて本日は、ホーミング先生の『超ラブラブいもうと』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『超満足デリバリー』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
愛らしい妹ヒロイン達が超積極的にお兄ちゃんにアタックを仕掛ける棚ボタ的幸福感満載の1冊となっています。

SuperLovelySis1.jpg 収録作は、さやか(源氏名)ちゃんを相変わらず日々な主人公の元に、欠勤の彼女の代理としてやってきたデリ嬢はお隣の女の子で!?という展開から始まる「超満足デリバリー」シリーズ第6話~第9話(←参照 新たなデリ嬢・あかね(源氏名)ちゃんの登場! 同シリーズ第6話「となりの沙希ちゃん」より)+同シリーズの最終話となる描き下ろしおまけ後日談3P、および読み切り形式の短編9作。
なお、「超満足デリバリー」シリーズは前単行本に収録の第1~5話から続いており、前単行本を読了済みであると楽しさはより増すことでしょう。
 収録本数が多めである一方、1話・作当りのページ数は12~18P(平均16P弱)とやや控えめな部類。もっとも、各作品の狙い所がはっきりしている分、小粒でありつつもまとまりが良く、まったりとした雰囲気に浸りつつエロシーンを楽しめます

【コミカル要素を混ぜつつほんわかとしたラブエロ模様】
 可愛らしいデリヘル嬢の女の子達とラブラブになる「超満足デリバリー」シリーズの様に、棚ボタ的な幸福感を持つハッピーロリータ系の作風を今単行本でもメインとしており、ふわふわと柔らかい雰囲気で包み込むタイプ
妹ヒロインとのラブエロ模様を描く短編が6作を占め、これにお姉ちゃんや見た目は完璧にロリっ子なおばあちゃんとの近親セックスを描く作品が加わりますが、近親相姦の禁忌感はほとんどなく、あくまで軽やかな雰囲気を保っています。
SuperLovelySis2.jpg 主人公のお兄ちゃん達は少々淡白であったり、妙に紳士、もしくは変態であったりと、誠実な恋愛ストーリーの担い手としては能動性に欠ける感もありますが、それ故にヒロイン達の一途な積極性が対比的に輝いているとも評し得ます(←参照 なんで襲ってくれないんですか発言 短編「寝込みを襲わないでください」より)。
 エロシーンへの流れ込み方は、如何にもエロ漫画的ご都合主義という印象はあるものの、ほんわかと間の抜けた雰囲気の中でヒロイン達のユニークな言動が描かれることで、コメディとしての楽しさ・心地良さが生じており、恥ずかしがりながらも頑張る美少女達の姿をニコニコ見守るのがおそらく正しい読み方でしょう。
悪く言えば、メリハリに欠けるシナリオではありますが、とにかく平穏な空気が流れており、前述したコメディ要素も意外にエキセントリックであったりするのですが、その鋭さを敢えて抑えて微笑ましいラストへ向かってゆったりと進行しています。
 萌えエロ系としてテンプレ的な展開で流している様で、実はかなりユニークな台詞回しやキャラクター性、コミカル要素を織り交ぜた作劇は一種独特な面白さがあると言えます。

【ロリ巨乳タイプとぺたんこロリタイプが登場】
 前述した様に過半数を占める妹ヒロイン達は小○校高学年~中○生クラスのロリっ子さん達であり、その他の作品でも短編「ぼくのグランマ」のロリお祖母ちゃんを除けば、それと同年代の女の子達が登場。
ボーイッシュな元気娘や、妄想大好きガール、エッチ大好き娘など、妹ヒロイン達の性格設定はある程度差異を設けていますが、皆さんお兄ちゃんのことが大好きなのは共通。また、その他の作品でも主人公のことが大好きで、恋もエッチもお膳立てしてくれる女の子達が登場しており、正しくそこは桃源郷。
 ぺたんこバストの小○生ロリっ子ちゃんのさやか(源氏名)と、程良く育った並乳バストをお持ちな中○生デリ嬢・あかね(源氏名)ちゃんが登場するシリーズ作の様に、ヒロイン達のボディデザインに関してはぺたんこバストな微乳タイプと並~巨乳をお持ちなロリ巨乳タイプの双方が登場。
SuperLovelySis3.jpg小○生ヒロインに関しては肢体の小ささをより強調し、おっぱいもぺたんこ気味に描いている一方(←参照 掌のサイズ比較に注目されたい 短編「妹をフったら、ヤケ酒飲み始めた」より)、中学生ヒロインに関してはもう少し等身高めで、並~巨乳クラスといった描き分けという印象です。どちらかに強いコダワリがあるとマイナス要因かもしれませんが、どちらも幼さとしての可愛らしさが目立つキャラデザインであることは共通しています。
 なお、指名したコースに併せてロリデリ嬢達がスク水やメイド服を着てくれる「超満足デリバリー」シリーズは勿論のこと、他の作品でも着衣エッチがメインとなっており、キュートな美少女達が身を包む衣装もまたヒロインの可愛らしさを強化する要素。ただし、その分、肌の露出(特に胸)を抑える傾向にあるのは好みを分けるかもしれません。
 作画面では作画の緊張感が抜けて不安定感を感じさせるコマが認めれることも時々ありますが、絵柄の完成度は着実に高まっており、多少のブレは感じさせつつも中身の絵柄と表紙絵と概ね完全互換と言えます。

【蕩けるキュートフェイスとストレートなエロ台詞】
 エッチへと喜んで参加してくれるヒロイン達のおかげもあって、エロシーンはページ数に比すれば十分な尺がありますが、とは言えたっぷり長尺の濡れ場を期待するのはやや避けるべきという印象はあります。また、コメディ的な要素がエロシーンに感材することもあるため、抜きに専念し難いケースもあります。
とは言え、シナリオシーンでその魅力が明示された可愛らしいロリっ子達が一生懸命ご奉仕をしてくれたり、快楽にグシャグシャに乱れた蕩け顔を曝け出したりする痴態は二次ロリ好きの性欲中枢を着実に狙い撃ってきます。
 おしおきプレイや“レイププレイ”を行ってちょっとした嗜虐性を付けることもありますが、ラブラブHがメインであり、エロ展開的には概ね共通しており、まずはヒロインが小さなお口で肉棒を加えるフェラシーンを投入。
美少女さん達が唾液をたっぷりと潤滑させながら舐めたり咥えたりの行為を繰り返す様を多様なアングルから見せており、お口の中に白濁液をたっぷり注ぎ込んで先ずは1回目の抜き所を形成。
000658c8.jpg この時点でヒロインの秘所からは愛液がトロトロと流れ出しており、ピストン運動を開始すれば更に高揚した表情とストレートな淫語をハートマーク付きで曝け出して煽情性を積み重ねていきます(←参照 普段はボーイッシュな女の子がコスプレして淫語を 短編「コス妹」より)。また、多用する傾向にある正常位での主観構図こそがこの作家さんの真骨頂で、ヒロイン達の痴態を俯瞰する描写のエロ可愛らしさは魅力的。
 性器描写の淫猥さはあまり無く、結合部見せ付け構図に重要性を感じませんが、絵柄の萌えっぽい可愛らしさを考えればさほど強い減点材料でもないでしょう。喜悦の涙を流すヒロイン達の狭い膣内に白濁液を注ぎ込むフィニッシュシーンは大ゴマで描かれており、十分なインパクトと陶酔感で抜かせる作りとなっています。

 キュートなロリっ子ヒロインに愛される幸福感と、程良い攻撃性を有するエロシーンの実用性が調度良い塩梅で両立されており、二次ロリ好きの理想空間が広がっているとも言えるでしょう。骨子自体は金太郎飴的ではありますが、そこをヒロインのユニークなキャラクターで補っているのも○。
個人的には、某魔法少女っぽいコスプレをした妹ちゃんが可愛らしい短編「コス妹」と、さやか(源氏名)と主人公の幸せを願いつつ、各種プレイも楽しめる「超満足デリバリー」シリーズが特にお気に入りでございます。

みやもとゆう『恋人調教計画進行中❤』

AdvancingSweetheartPlan.jpg高橋慶太郎先生の『ヨルムンガンド』最終第11巻(小学館)を読みました。世界もココもイカれているならば、ココに付いていくという結論を一度は離れてもヨナは選んだわけですなぁ。
それが最善の道とは言い難く、また彼が恨んだ武器を扱って武器を制しようとするココが正しいのかはともかく、少年が信じ、身を委ねる対象を得たことこそが全てを超越して大事なことだったのかもですねぇ。

 さて本日は、みやもとゆう先生の『恋人調教計画進行中❤』(マックス)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『おねだり上手ッ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
Sっ気をちょっぴりスパイスに加えながらも恋と性感に蕩ける美少女達の姿がラブリー&エロティックな1冊となっています。

AdvancingSweetheartPlan1.jpg 収録作は、普段は大人しくて引っ込み思案な彼女さんがイベントではコスプレしてエッチな姿を晒していることに気付いてしまって!?な短編「ヒミツの楽しみ」(←参照 なお、この黒髪はカツラ 同短編より)+二人のラブラブ描き下ろし後日談8P、天然気味のふんわり美少女をエッチに開発な連作「ツタエルキモチ」「ツタワルネガイ」、元ヤンで少々荒っぽい性格の嫁さんがお酒を飲むとすっかりデレデレに~な連作「鬼嫁サプライズ☆」「亭主関白プロジェクト☆」、および読み切り形式の短編6作。
なお、この作家さんの常として各作品が緩やかにリンクしていることが多く、例えば短編「ヒミツの楽しみ」のカップルさんが短編「嗜好なお手伝い」にサブキャラとして登場していたりします。
 描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は10~20P(平均17P弱)とコンビニ誌初出としては標準的な部類ながら、やや控えめなボリュームなのは確か。それ故、シナリオ・エロ共にやや小粒ではありますが、読み口の良さやエロの陶酔感の強さでしっかり満腹感を形成してくれる作品構築はこの作家さんの変わらぬ魅力でしょう。

【ちょっと嗜虐性を持ちつつ甘エロテイストを維持】
 この作家さんとしてはやや剣呑な表紙絵となっていますが、基本的な作風はこれまでと変わらずヒロインのキャラクター性の魅力を前面に押し出すポプリクラブ伝統の萌えエロ系。
お互いに好き合っていたことが判明してめでたく恋人関係になったり、既に彼氏彼女、もしくは夫婦の関係で恋愛感情が育まれていたりと、優しい恋愛感情を下地にした作風であり、恋愛感情の発展といったドラマ性に欠けるとは言え、読み手の脳味噌を麻痺させる“甘さ”こそがこの作家さんの身上でしょう。
 とは言え、今単行本では“調教”“おしおき”といったシチュエーションを設ける作品が数本存在しており、これが表紙絵と関係しているわけですが、その場合でもあくまで相互の恋愛関係・信頼関係をベースとしているため、嗜虐性はあくまでもスパイスとして機能。
AdvancingSweetheartPlan2.jpgそれらの描写においては、“愛している故に相手の行為を受け入れる”というヒロイン側の一途な感情を沁み出させることで恋愛エロとしての甘さを形成させつつ、可愛らしいヒロインが男性側の責めに羞恥と快楽に包まれていくことで、支配欲や独占欲を満足させてくれる流れとなっています(←参照 恥ずかしいけど旦那のためなら 連作後編「亭主関白プロジェクト☆」より)。よって、嗜虐性への踏み込みはその甘さを殺さない程度に抑えられており、表紙絵からハードな調教エロなどを期待するのは避けるべきでしょう。
食い合わせが悪いようで、ラブエロ描写に関しても、恋やエッチを恥ずかしがる姿が愛らしいヒロイン達や、一定の能動性を以て彼女達に踏み込むことで彼女達をモノにできる男性主人公を描いているため、このちょっぴちサディスティックなシチュエーションと棚ボタ系の甘々ラブストーリーとは共通する要素が多く、作風としてばらついた印象があまりないのも特徴でしょう。
 いずれの作品も、コメディ要素を交えて楽しく終わらせるか、お互いの恋心が通じ合うニヤニヤエンドとなっており、甘く柔和な雰囲気をラストでグッと高めて賢者タイムの余韻を心地良くしてくれています

【ふんわり柔らかな肉感ボディの美少女さん達】
 巫女さんや元ヤンの嫁、無邪気な吸血鬼などといったヒロイン達も登場していますが、基本的には女子高生さんが主力となる美少女ヒロイン達となっています。
 萌えエロ系として肝要である各種キャラクター属性も豊富に取り揃えており、おっとり天然系さんに元気いっぱいの無邪気娘、元ヤンながらデレが可愛い“ヤンデレ”嫁、真面目な委員長タイプのツンデレに、無口でちょっとミステリアスな少女などなど、王道な属性をそれぞれ楽しめます。キャラクターを掘り下げる余裕には不足を感じますが、それでもキャッチーで分かり易い属性で揃えているのでキャラの魅力はよく目立っています。
セックスに積極的であったり、帯に書かれた様な“ドM”であったりするヒロインはむしろ目立たず、様々な性格の美少女達が恋とセックスに関しては男性に身を委ねて蕩けていき、そこに幸福感を得るという描写となっています。
 並乳クラスのおっぱいなヒロインもおりますが、基本的にはふにふにと柔らかいお肉が詰まった球形巨乳の持ち主のヒロインがメイン。また、バストに負けず劣らずヒップや太股などの下半身周りにむっちりとした肉感があるのも特長であり、全身これ柔らかな肢体は後述するエロシーンでの行為の魅力に直結。
AdvancingSweetheartPlan3.jpg また、コスプレ的な要素が多いのも大きな特徴であり、彼女達の柔らかボディをしっかりと露出させながら、メイド服(←参照 普段はツンツンしている美少女が 短編「嗜好なお手伝い」より)やチャイナドレス、ブルマ体操服やネコ耳メイド、巫女服など様々な衣装をまとったままエッチに励む着衣セックスが基本仕様となっています。
 程良い作画密度を保ちつつ、ふわっと軽やかな描線が女の子の可愛らしさを引き立てる萌え系絵柄は、それでいてあまりクドさを感じさせないタイプであり、また作品の甘い雰囲気によくマッチ。表紙の絵柄は塗りで多少雰囲気が異なる感もありますが、中身の絵柄は単行本を通して安定しています。

【ヒロインのもちもちボディをたっぷり味わう前戯パート】
 前述した通りに、ページ数の関係上エロシーンの尺は長いとは言い難いものの、抜きツールとしては標準並みの分量を用意しており、また前述した甘い幸福感と程良い嗜虐性を適度にブレンドした雰囲気作りが実用性を底上げしています。
 大きな特徴としては、前戯パートに十二分に分量を割くエロ展開が挙げられ、ヒロインの羞恥心を言葉で刺激しながら、体のあちこちをぺろぺろとなめたり、乳首や淫核といった性感帯を刺激したりで、彼女達をメロメロに蕩けさせていく展開は読み手の性欲中枢を甚く刺激。
このヒロインの肢体のねっとりとした愛撫に加え、美少女達もまた男性に尽すフェラやパイズリ、手コキなどを投入することも多く、恥ずかしがりながらも肉棒を舐めたり咥えたり挟んだりで、男性を射精に導き、キュートな顔や小さなお口で白濁液を受け止めてくれています。
 前戯パートが長めである分、抽送パートが分量的に圧迫されているのは確かで、評価を分ける要因となりえますが、すっかりスイッチの入ったヒロイン達がくぱぁと秘裂を自ら開いたり、肉感豊かな腰をもじもじと動かしたりして挿入をオネダリすることで開始されるピストン運動は、十分なタメがあった分、快楽曲線が一気に高まっているのも確かでしょう。
AdvancingSweetheartPlan4.jpgさわさわとした陰毛に囲まれ、愛液を十分量潤滑する秘所にリズミカルなピストンを加えれば、既に快楽に包まれている彼女達は更に性感への陶酔を強めていき、ハートマーク付きの嬌声を漏らしながら蕩け顔を曝け出してくれます(←参照 ぶっかけられた白濁液が残存しているもまた 連作前編「ツタエルキモチ」より)。なお、抽送パートではカメラ位置を引いた構図で男女の肢体の密着をある程度重視するスタイルであり、性器描写のアップ構図が目立つのはむしろ前戯パートの方というのも特色の一つでしょう。
 尺の都合上、やや詰め込み式の画面になっており小ゴマの連発が目立つ感はありますが、要所では大ゴマでのインパクトのある絵を投入しており、特に白濁液が充填される結合部を露骨に見せ付けながら中出しアクメに意識を飛ばし掛けているヒロインの痴態を描くフィニッシュシーンは抜き所として頼りがいのあるアタックの強さを有しています。

 ドM押しを期待するのは避けるべきですが、甘いだけでなくちょっとしたSっ気が加わることで実用性を跳ね上げており、その上で読み口の柔らかさはしっかり担保するという巧さが光る1冊でしょう。
個人的には、普段は乱暴な元ヤン嫁をコスプレHや緊縛プレイですっかりメロメロにさせる連作「鬼嫁サプライズ☆」「亭主関白プロジェクト☆」と、ブルマ体操服姿のトランジスタ・グラマちゃんのもちもちボディをたっぷり楽しめる短編「ヒミツの視線」でガッツリ抜かせて頂きました。

あ~る・こが『ボクっ娘と白いお腹』

BoyishGirlsWhiteTum.jpgTVアニメ版『坂道のアポロン』第3話「いつか王子様が」を観ました。少女漫画における恋愛描写では王道の“じれったさ”が十分に描かれた分、ラストの告白シーンの清涼感がより鮮やかになっていますな!
律子ちゃんがまたいい子だけに、彼女の笑顔が実にせつないですねぇ。そして、いかにも昭和のお嬢様な百合香さんの、端正でありつつ健康的な色香が対比になって実によいなと感じます。

 さて本日は、あ~る・こが先生の『ボクっ娘と白いお腹』(三和出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『小悪魔❤アクメ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ぺたんこバストなロリっ子達と繰り広げるちょっと変わったラブエロ話が揃った1冊となっています。

2d7a17ad.jpg 収録作は、中性的な容姿や態度もあって“男子”として扱われることが多かった妹が傷心の兄を慰めるために兄の前だけでは“女”になろうと決意する中編「兄ちゃん専用」(←参照 同中編第1話より)、本家の跡取りとして嫁を選ばなければいけないと命じられた主人公が嫁選びのために同居することになったのは3人の少女で!?な連作「幼嫁吟味譚」前後編+後日談、およびおよび読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数は16~20P(平均18P弱)とやや控えめな部類。分量の関係もあってシナリオ・エロ双方での読み応えにはやや乏しいものの、エロとシナリオの量的配分は好適であり、作品世界に浸りつつロリエロを実用的に楽しめる構築となっています。

【幼い少女達との恋と性を柔和な雰囲気で包むハッピーロリータ系】
 ドタバタコメディ系の短編「ひんにゅう小悪魔 睡魔&淫夢」も加えつつ、今単行本でも基本的な作劇はロリータ少女と年上の男性主人公との恋愛ストーリーを陽性の雰囲気で包み込むハッピーロリータ系。
嫁候補な美少女トリオとのエッチ三昧な日々の連作「幼嫁吟味譚」や憧れのジュニアアイドルと許嫁になる短編「蔵出し!Jr.アイドル」など、棚ボタ的な幸福感を有する作品が多く、この系統としての王道的な構築が為されていると言えます。
 兄の前でのみ“女性”となるヒロインが彼女を“男”の様に扱っていた少年とも関係を持っていく中編作のように、ある程度捻りを効かせた展開を加えることもありますが、そこを作劇面での強い魅力として組み込むことはあまりなく、割合にあっさりと流すことでシナリオの明るさ・優しさを保っているのも特徴。
BoyishGirlsWhiteTum2.jpg良く言えば牧歌的な心地良さがあり、悪く言えば話としての深みに欠けるタイプではありますが、全ての作品に共通するのは、少女との性愛を善きモノとして肯定するスタイルであり、それを一種の潤滑油として例えシリアスさを内包する設定や展開であってもスムーズに読ませています(←参照 二人は幸せなキスをして 短編「スク水と白いお腹の誘惑」より)。
恋愛モノではこの傾向は顕著であり、とある事情で自分を“汚れている”と感じている少女を主人公が救い出す中編作の終盤展開が示す様に、ヒロイン側だけでなく男性側も善性を発揮して彼女達を幸福に導こうと能動的に動くことも誠実な印象の形成に貢献しています。
 コメディ要素もシリアス要素も共に面白みがある分、もう少し長尺で構えれば作品全体の面白みが大きく増す印象があるのはもったいないものの、柔和な雰囲気に包みこんだファンタジーとしての少女性愛に浸らせてくれる作風は安定していると評し得ます。

【背徳感も程良く打ち出す微乳ボディのロリっ子達】
 短編「ひんにゅう小悪魔 睡魔&淫夢」では年齢不詳の淫魔コンビが登場していますが、その見た目の年齢も含めればローティーン級のロリっ子で統一されたヒロイン陣となっています。
あっけらかんとしたロリビッチや大人しい性格の女の子、男勝りで快活な女の子など、性格設定は様々であり、性への積極性は様々ですが、どちらかと言えばちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべながら積極的にラブエロアタックをかけてくる女の子達が目立っています。
 また、ショートヘアの女の子が多く、二次性徴期に入りかけということもあって中性的な容姿となっていることも多く、例えばボクっ娘を登場させる中編「兄ちゃん専用」はその中性的な容姿を作品の主題に据えています。
BoyishGirlsWhiteTum3.jpg 幼い容姿にたっぷりとした巨乳をお持ちなトランジスタグラマな女の子も得意とする作家さんであり、その類のヒロインも複数名登場していますが、大粒の乳首のみが自己主張するぺたんこお胸のロリータボディがあくまで主力(←参照 連作「幼嫁吟味譚」前編より)。なお、表紙絵で強く主張している通りに、小麦色の日焼け肌と白い肌のコントラストで魅せるヒロインが3名ほど登場しているのは好事家(管理人含む)には嬉しい要素でしょう。
いわゆるロリプニ系とはやや異なり、肉付きの少なさを敢えて表現する肢体造形であり、寸胴気味の体幹にうっすらと浮かぶ肋骨や鎖骨、肩甲骨などがデフォルメ強めの絵柄に程良い生々しさを添加。もっとも、鏡面仕様の股間のぷにぷに感や巨乳キャラでは巨乳のもっちりとした質感を出しているため、肉感を全て抜いたボディデザインではありません。
 これまで未収録であった作品を回収した様で、結果として初出時期が広くなることで絵柄の統一感はやや弱め。すっかり安定した絵柄であると思っていたのですが、オールドスクール感のある美少女絵柄を維持しながらも表情付けや描線の整理などに関して、現代的なチューニングを施してきたことが絵柄の変化から伺え、旧世紀から活躍しながら表現を新たにしていこうとする意欲は実に頼もしいところ。ただし、表紙絵の塗りはあまりに見事で、中身のモノクロ絵と齟齬を多少感じることは要留意。

【ヒロインの表情付けが魅力的なエロシーン】
 ページ数の都合上、さほど長尺とは言えませんが、濡れ場の占める率は十分に高く、前戯パートを十分な助走として抽送パートで複数の抜き所を設ける構築となっています。
 前戯パートでは、ヒロインの未成熟な肢体の性感帯を舌や指で愛撫することで少女達に十分な快感を与えた後に、抽送パートへと移行しており、ここではきゅっと瞳を閉じて高まる快感をこらえるような表情付けを魅力としています。
ピストン運動からの中出しを連発させるなど、分量的にもエロの盛り上がり的にも抽送パートがメインのエロ展開であることが多く、結合部から淫蜜の飛沫を散らしながら力強くピストンを繰り出していきます。
BoyishGirlsWhiteTum4.jpg また、ヒロインの両脚をぱかりと開いて肉棒が出し入れされる結合部を見せ付ける構図や、強烈な性的快楽を必死にで堪える表情付け(←参照 瞳を口をきゅっと閉じる“羞恥顔”がまた! 連作「幼嫁吟味譚」後日談より)、ちょっとフォントが大き過ぎることもあるもののすっかり呂律の回らなくなったハートマーク付きの嬌声など、読み手の性欲中枢を刺激する演出を連続することでエロのアグレッシブさを十分に喚起しています。
近作では、エロのクライマックス周辺でヒロインが白目をむくようなアヘ顔を投入することが多く、割合にオーソドックスな演出で貫く分、その過激性は好みが分かれる要素ではありますが、インパクトは結構なものがあり、終盤に限って用いることでフィニッシュシーン前後での快楽曲線の急上昇に寄与しているのは確か。
 縦長のコマを比較的多用する特徴的な画面構成が印象的ですが、それ以外にも通常の形態の大ゴマやコマぶち抜き絵を利用してインパクトを生んでいます。なお、フィニッシュシーンは中出しが基本ですが、その後にち○こを引き抜いてぶっかけも追加するパターンが多く、射精シーンのコマがやや小さめになるのは弱点とも感じますが、1コマ単体で終わらせないで余韻まで含めて見せるのは抜き所としての強みでしょう。

 大ベテランとしての安定感を保ちながら、ショタや百合などの要素を絡めたり、中性的なキャラ造形を活かした作品を描いてみたり、また絵柄や演出の面でも同時代的な要素を組み込んだりと作家としての意欲は未だ旺盛。ロリエロは名だたる新鋭が鎬を削るジャンルですが、ベテラン作家が多いに健在なのは実に嬉しいところです。
個人的には、スク水日焼けなロリっ子の登場する連作「幼嫁吟味譚」と短編「スク水と白いお腹の誘惑」が特にお気に入りでございます。

トグチマサヤ『我妻なたれ乳』

SelfishBustyLadies.jpgいたち先生(原作:平坂読氏、キャラクター原案:ブリキ氏)の『僕は友達が少ない』第5巻(メディアファクトリー)を読みました。原作ラノベを読んでおらず、アニメも観てなかった不届き者でしたが、漫画のテンポが僕にはしっくりくるようです。
今回は肉、こと星奈とその親父さんのエピソードが中心でしたな。肉可愛いよ肉。そして、あの“隠し方”にはコーヒー吹きました。

 さて本日は、トグチマサヤ先生の初単行本『我妻なたれ乳』(ティーアイネット)のへたレビューです。MILFはコンセプト的にも作家陣的にも好きな雑誌ですが、そこで輝いている新鋭の作家さんですね。
圧倒的なボリューム感を誇る爆乳をお持ちな美熟女達に童貞主人公たちが翻弄され搾り取られるエロが目白押しな1冊となっています。

SelfishBustyLadies1.jpg 収録作は、義理の姉(兄嫁)をモデルに官能小説を書いていたことが本人に露見し、彼女のストレス解消に(性的な意味で)奉仕することになる短編「義姉のストレス解消法」(←参照 爆乳で押し潰し 同短編より)+描き下ろしの後日談短編10P、および読み切り形式の短編6作。
描き下ろし後日談を除き、1作当りのページ数は24~34P(平均31P強)と本数こそ少なめながら個々に十分なボリューム。シナリオ成分は少なめですが、エロの後方支援を的確に果たしており、またエロシーンの分量は豊富に用意されています。

【妖艶な美女達に籠絡される喜び】
 後述するように義母や女教師、人妻など様々な設定があるものの、経験豊富なお姉様達と童貞または純情な少年とのほんのり背徳的な性愛関係を描く作風で統一。
 この関係性において主導権を握るのは年上の女性キャラクター達であり、少年達の劣情や思慕を彼女達が掴み取ることによってセックスへと誘い込む痴女的な描かれ方が特徴でしょう。
短編「継母生ライヴ」では例外的に、義母の露出趣味という弱みを男性主人公が知ることによって彼女を調教しようとする真逆な展開が描かれるものの、行為が進展するにつれて少年が継母の強烈な淫欲にむしろ飲み込まれ、支配されていく流れになっていきます。
SelfishBustyLadies2.jpg よって、色香に満ちた彼女達を支配するSっ気をお求めな諸氏には不向きではありますが、妖しげな笑みを浮かべながら童貞主人公達を挑発し、叱咤する彼女達に身を委ね、奉仕する立場を甘受することこそが男性視点における魅力でしょう(←参照 リードするのはあくまで女性 短編「誘う水着」より)。
この描き方には、無論、男性にとってある程度のマゾヒズムを感じさせていますが、“女王様”による一方的な支配というわけでもなく、少年達の欲望や恋心が彼女達に受容される幸福感も生じているのは重要な点でしょう。
 男性を支配する者であると同時に抱擁する者でもある彼女達は、“母性”の明暗を兼ね備える存在として描かれている感があり、シナリオ面での捻りはほとんどない一方で、エロシーンを含めた十分な尺で彼女達を魅惑の存在に描き上げていく点が作劇面での長所と言えます。

【柔らかさと重量感が美点の爆乳を誇る美女達】
 各作品に登場する美女達は、主人公よりも年上であると同時に20代後半から30歳半ば程度と思しき年齢層であり、設定としては兄嫁や母親(義理も実も登場)、叔母さんといった近親ヒロイン達に加え、女教師さんや水泳のコーチといった年上のお姉様も登場。
必ずしも熟女としての要素が色濃いわけではありませんが、年齢相応の艶っぽさを薫らせる容姿であり、清楚な表層で隠しきれないセクシーさを沁み出させる表情や肉感豊かな肢体がよく目立つキャラデザインと言えるでしょう。
SelfishBustyLadies3.jpg ボディデザインに関しては、圧倒的なボリューム感を誇る爆乳が言わずもがなの特徴。比較的等身高めであるとは言え、爆乳の存在感で肢体全体のバランスはやや不自然にはなりがちですが、それ故に淫猥さも生じています。また、“たれ乳”とタイトルにありますが、加齢による“下垂”というよりかは、その圧倒的な重量感によって自然と撓む様な描写となっているのも個人的には嬉しいところ(←参照 ド迫力! 短編「お隣り人となり」より)。
あまり大きくしないもののぷっくりと膨らんで自己主張する乳首や乳輪なども含め、この爆乳をエロシーンでもフル活用してきますが、同時に艶っぽい黒髪や肉厚でテラテラとエロティックに濡れ光る唇など、細かい面でも妖艶な美しさ・エロさを醸し出しているのも非常に魅力的な要素
 乳尻のボリューム感を前面に出すキャラデザインの傾向は別として、絵柄自体は割合に写実寄りであり、また新人でありながらどちらかと言えばネオ劇画の系統に位置する絵柄。もっとも、流麗な描線を細やかに組み立てて艶っぽさを打ち出すスタイルは、絵としての濃さ・重さが過剰になっておらず、現代的な端正さを一定程度織り込んでいるのが特長(強いて近いスタイルを上げれば東西先生のソレでしょうか)。また、初単行本とは思えない程に絵柄は安定しています。
 なお、男性主人公達に関しては、ショタっぽさこそ無いものの、大人しくてやや引っ込み思案な性格の童貞少年達として描かれているケースが多く、彼らの困惑や羞恥を女性視点から楽しむことも可能ですし、またヒロインの積極性を対比的に際立たせる要因としても機能しています。

【爆乳に存在感を持たせたパワフル&ねっとりなエロ描写】
 少年をじらすという目的で、敢えてエロシーンに一時の中断を入れる分割構成を取ることもありますが、そもそも各話に十分なボリュームがあることもあって濡れ場の分量はたっぷりと用意されています。
 シナリオ展開同様にエロシーンでも主導権を握るのは美女ヒロイン達であり、乳圧の高い爆乳を活かしたパイズリや肉厚の唇を吸いつけるフェラなどで主人公の童貞ち○こに未知の快楽を与える前戯パートはその傾向が顕著。エロシーン後半では、少年達が奮起というか無我夢中になって激しく突き込むこともあるものの、その“逆襲”すらヒロイン側の掌の内であるとも言え、ヒロイン側が多少の余裕を残存させつつ艶やかに快楽を満喫していく様を描き出します。
 十二分な尺を設けてねっとりと描く前戯パートでは、パイズリ描写からのぶっかけをほぼ標準搭載すると共に、乳吸いや乳揉み、母乳吸いなど、乳関連の行為・描写をたっぷりと投入しているのも大変に眼福
前戯パートで搾り取られながらもヒロインの痴態に興奮の収まることのない主人公を、美熟女さん達が淫蜜に濡れる淫靡な媚肉を開いて見せ付けることで誘う抽送パートは、これまた十分な分量で描かれており、派手さを抑えつつも快楽に高揚する表情付けや逆にストレートな卑語を含む説明的エロ台詞で盛り上げを図っていきます
SelfishBustyLadies4.jpg 決して大量投入しないものの、騎乗位などの要所で用いる迫力の乳揺れや、豊満なボディにしがみつきながら爆乳を強く揉み込む描写など、乳房の描写は演出上で重要な地位にあり(←参照 長周期タイプの乳揺れ 短編「ママの狂育的指導」より)、相応の分量で用いる結合部見せ付け構図と併せて強い煽情性をフィニッシュシーンまで貫いています。また、断面図や透過図もここぞという時に使用していますが、主にち○この描写にやや迫力が欠け、他の演出要素に比べるとやや見劣りするのは確か。
ページ数に余裕がある分、フィニッシュシーンも含めて大ゴマや見開き絵を豊富に用いることが可能ですが、小ゴマによる局所描写や表情の描写によって情報量を増す作画も施されており、快楽欲求の勢いでガツガツと押し通すスタイルを補佐しているのも上手いところです。

爆乳年上ヒロインにリードされる受身形のエロという方向性に特化しており、その方向に合わせたキャラクターメイキングやエロ演出が適切になされているのは、初単行本ながら頼もしさや完成度の高さを誇っています。
いずれの作品も大層抜けますが、息子の彼女に嫉妬したお母さんがその美貌と爆乳で主人公を誘惑して先に我がものにしてしまう短編「ママの狂育的指導」と、子育て中で母乳が出る爆乳叔母さんとの浮気セックスな短編「恋人ぼにゅう中」に特に愚息がお世話になりました。
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