
連雀さんは登場シーンから美人臭(造語)がしておりましたが、やっぱりセクシー美人でしたな!あと、EDの「イカレちまったぜ!」にはやられました。ガールズパンクverもなかなか良いものです。
さて本日は、みずきえいむ先生の『Trick And Treat❤』(茜新社)のへたレビューです。タイトルがそんな時期でございますなぁ、アーーーライッ!(ハロウィン違いというかガンマ・レイ)。なお、先生の前単行本『リップスティック』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
キュートなぺたんこ美少女さんとの蕩けるように甘いラブラブエッチに癒され、かつ使える1冊となっております。
収録作はいずれも読み切り形式の短編で10作。1作当りのページ数は16~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームとなっています。
エロメインの構築ではありますが、短めではありつつシナリオ面での雰囲気の形成がしっかり機能しているのもポイントで、読後の満足感はページ数以上に高いと感じます。
【柔和な雰囲気でのラブエロ系ロリータものが主軸】
作風としては基本的にはハッピーロリータ系統であり、キュートなロリっ子さん達との甘く優しいラブ・アフェアを描き出すタイプ。
ちょっと素直になれない女の子や男性主人公を振り回す小悪魔系少女が登場して、ちょっとしたドタバタ模様が生じることもありますが、そこらもラブとエロの力で丸く収めて微笑ましいハッピーエンドを迎える鉄板さを誇ります。

恋愛関係の深化にはあまり重点が置かれておらず、既にラブラブであったり、ヒロイン側が大半の主導権を握るケースが多いため、棚ボタ的な幸福感が強い傾向にありますが、その一方で少年少女の微笑ましい恋模様では、ちょっとリリカルな雰囲気を形成することもあり、それぞれ異なる甘さを醸成。

作風の統一感を求める方には減点材料となるかもしれませんが、微ダーク系の作品でも悲劇性が強過ぎることはなく、どちらも雰囲気作りの上手さがあるので両方とも楽しめる方も多いと思われます。
【ほっそりボディのぺたんこガールズ】
登場する美少女さん達は、小○校高学年クラスを中心に数名の中○生少女を加えた二次ロリ好きご用達なヒロイン陣。
この作家さんお得意のボクっ子さんや、気の弱い小動物系ガール、成人男性を振り回す生意気小悪魔ちゃんに清楚な外見と変態チックな性癖のギャップを持つ妖艶美少女等、キャラクター属性は多様に取り揃えられています。

少女達の体型設定は、細身でちょっとはかなげなボディにぺたんこ~ほんのり膨らみかけな胸と肉付き弱めのお尻、細めの四肢とツルツル&一本筋な股間と、ロリ的体パーツをしっかり完備。
線の細さを感じさせる体型描写と親和性が高い絵柄であり、実際に細めでシャープな描線で描き出すタイプ。それでいて絵柄に頼りなさはなく、要所では敢えて作画をぼやかして甘い陶酔感や浮遊感を形成したりする小技も効いています。
これまで多少絵柄の変遷はあったものの、今単行本では統一感が強く、絵柄が固まった感もあり、表紙絵と完全互換の安心クオリティとなっています。
【甘さを維持させつつ強いアタックを充填したエロ描写】
導入パートで雰囲気をしっかり打ちだし、ヒロインの魅力を高めた上でスムーズに導入されるエロシーンは十分な量を持ち、前戯パートと抽送パートのそれぞれに適度な尺と抜き所を設ける構成。
前戯パートでは小さなお口で肉棒を頬張るフェラで口内射精に導くケースが多い一方で、肉付きの弱いロリバディの各性感帯を指や舌で味わう愛撫なども配置して、ヒロインの1回目の絶頂を抜き所とするケースも散見されます。

エロシーンでのアタックの強さは意外なまでに強いタイプであり、中ゴマ程度の大きさでの断面図の併用や目一杯押し広げられる膣をストレートな結合部見せ付け構図で表現したりと、表情付けの良さに加えて直球の淫猥さを演出面で形成。
画面構成的にも、それらの性器関連の描写と肢体全体の描写、表情アップ等をページ内にぎっちり詰め込むことで情報量の多さや密度の高さを維持させており、それでいて画面が重くなり過ぎないのは上述した繊細な絵柄の特性故と言えるでしょう。
乱れた描き文字での激しい嬌声や擬音などもエロの攻撃性を下支えしており、中出しデフォルトで結合部をがっつり見せ付けるフィニッシュシーンでもそれらの演出を多用しています。
がっつり使える抜きツールであり、かつ甘い幸福感や妖しげな雰囲気への酩酊感も味わえる1冊であり、二次ロリ好きな諸兄には強くお勧めしたい1冊。
個人的には、この作家さんのショートヘアボクっ子が楽しめる短編「とりっくおあとりーと?」と、生意気アイドルをネコ耳コスプレでエロ調教な短編「ニャンコタイム」に、愚息が大変お世話になりました。