2010年12月

アシオ『秘密のティッシュbreak』

SecretTissueBreak.jpg小山宙哉先生の『宇宙兄弟』第12巻(講談社)を読みました。“支える側”の人達の想いを感じ取るローバーコンペ編がよい教訓を残して終わりましたな。
シャロン先生に忍び寄る病魔が不穏な空気を漂わせていますが、多くの人の前身を後押ししてきた彼女がそれでも明るい力強さを保ち続けている様が凄いですなぁ。ムッタが先生の夢を実現させる展開になってほしいものです。

さて本日は、アシオ先生の『秘密のティッシュbreak』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『高山神社のはるかさん』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
甘くて優しいリリカルラブストーリーとハイテンションお馬鹿コメディの不思議な融合が味わえる作品集となっています。

a1c9ab96.jpg収録作は、すっかりイチャイチャなアホ巫女・春香さんと真面目な学生・石田君の前に娘を溺愛するお父さんが帰って来てドタバタ劇再開な長編「高山神社のはるかさん」第6~8話(←参照 険悪な状態で酒宴に 第7話より)、新人社員の教育を担当していた会社員がトンデモな展開から二人の美人さんとウハウハHな連作「icebreak」前後編、童貞を狩る貧乳美人怪盗“ドグサレーノ・マンコビッチ”の駄目な活躍を描く短編「The Nightmare of SWEETMILK」+番外編のフルカラー掌編(4P)+描き下ろし番外短編(8P)。
なお、春香さんと石田君の馴れ染めに関しては前単行本に収録された同長編の第1~5話を参照のこと。ただ、今単行本から読んでも十分に楽しめる構成でもあります。
描き下ろし作品やフルカラー作品を除いて、1話・作当りのページ数は16~22P(平均19P弱)と、ばんがいち初出作としては中の上クラスのボリューム。シナリオ・エロ共に終始テンポの良い構成であり、1冊丸ごとスムーズに読み通せるタイプです。

【大馬鹿ギャグエロと甘いラブエロの混在がユニーク】
表紙絵および帯の訴求文は何やらインモラルな痴女モノを想像させますが、そのような作品は全くなく、ふんわり優しいラブエロ話かハイテンションコメディのどちらかで作風を固めています。
表紙に進出したドグサレーノ・マンコビッチさんが、童貞狩りに大活躍?なシリーズ作は、ほぼ完璧に土居坂崎先生リスペクトと言え、元ネタに負けず劣らずなハチャメチャ加減の勢いで突き進みます。
SecretTissueBreak2.jpg他作家のネタやネット上でのジョーク等を節操無く盛りこむコメディ作りは、少々浅薄な感がないわけではないものの、ポンポンと小気味良いテンポ感の中でキャラの掛け合いを行わせる作劇は間違いなくこの作家さんの強み(←参照 まさかの“膝おっぱい”オマージュ 短編「The Nightmare of SWEETMILK」より)。
また、ギャグ要素の投入はほぼ全ての作品で認められる一方で、コメディパートをあくまでアクセントに押さえて平和なラブエロ話を描く短編「おいでよ!出向先の田舎」「秘密のおねえちゃん」などは、ラブエロ作品としての甘みのある作品になっています。
両方の作風が程良く調和しているのが、二人の交際に大反対な親父さんの登場によってドタバタコメディとなる長編「高山神社のはるかさん」シリーズであり、二人のイチャラブぶりを満喫させつつ、阿呆な台詞回しでド付き合うことによる笑いも提供してくれています。
オチこそコミカルながらほとんどレイプものな短編「子供じゃないもん!」だけ少々浮いている感はありますが、決して斬新ではないハイテンションコメディとラブエロ模様のケミストリーが生むユニークさは大きな加点材料であり、作品間での印象が意外に統一されているのは○。

【お姉さんタイプのヒロインが主体】
女子大生級のハイティーン(推定)から20代前半~半ば程度のお姉さんと、および年齢不詳の谷川センパイ(ドグサレーノ・マンコビッチ)と、業界の平均からすると比較的年齢層高めで、綺麗なお姉さん的なキャラを描くとグッとくる作家さんでしょう。
如何にも年上といったアダルトな色香をまとう女性キャラも存在する一方で、その明るく無邪気な生活がちょっと子供っぽさのある長編作の巫女・春香さんや、成人しているのにちみっこいボディの書店員さん(短編「子供じゃないもん!」)など、女の子的なキュートネスが重視されたキャラ達にも存在感があって、お姉さんキャラ一辺倒というわけではありません。
元気印な阿呆娘から、痴女さん、天然ぽわぽわお姉さん、押しに弱い美人助手にツンデレお姉さん等、いい意味で漫画チックなタイプのキャラ達をそれぞれのシナリオの方向性に併せて適切にチョイス。
SecretTissueBreak3.jpg体型的にも包容力のある甘やかしボディ(造語)な巨乳お姉さん系をメインとしつつ(←参照 短編「秘密のおねえちゃん」より)、並乳や貧乳のスレンダー美人や大人ロリなどのもちょこちょこ登場させており、適度にバラけています(ちなみに、表紙絵のマンコビッチさんは本当は貧乳です)。
分かり易いセックスアピールに長けた肢体造形ではありますが、艶っぽさがそれほどドギツク前面に出ず、ふんわりとした雰囲気とマッチするのは柔らかいタッチの絵柄の特性故であり、キュートネスと清涼な色香が混在する女性の色香は漫画ばんがいちらしいと言えるでしょう。
コミカルなシーンでのデフォルメキャラがとってもラブリーですが、基本の絵柄の安定感には2冊目にしてまだ不足があり、構図によってはデッサンが乱れることがたまにあるのは△。まぁ、ノリの良さで押し通している感はありますが。

【程良い甘さとアグレッシブさが調和する濡れ場】

エロシーンの分割構成があったり、作品によっては挿入まで至らなかったり(連作「icebreak」前編)、そもそもエロシーンの尺が短めであったりと、たっぷり濡れ場を楽しみたい方にはやや不向きですが、作風との適合はよく図られており、特にラブエロ系での幸福感に溢れるエロ描写は使い心地が良好。
また、ギャグエロ系作品においても、エロシーンにおいては男女双方が比較的行為に集中しており、笑いの要素で実用的読者がさほど邪魔されないのは嬉しいところ。
SecretTissueBreak4.jpg恋愛エッチとして男女の肌の重なり合いを重視しつつ、快楽に蕩けていく女性の美しさを引き立てるエロ作画が行われており、特に主観構図で女性の艶態を正面から眺める画は魅力的に仕上げられています(←参照 正常位の体位からの構図 連作「icebreak」後編より)。
ヒロインの表情をアヘ顔チックに崩したり、断面図描写を投入したりといった過激なエロ演出を抑制して、柔らかい雰囲気を貫徹させつつも、結合部見せ付け構図を多用して直接的なエロアピールを忘れない演出方法も実用性の底上げに貢献。
また、実用性とは直接関係ないかもしれませんが、中コマ~1Pフルで描く中出しフィニッシュの後に、膣内からとろりと零れ落ちる白濁液を描写したり、甘いピロートークを交わしたりと、甘いエロさが事後に急減することがないのも地味に嬉しい点です。
前戯・抽送パート共にクオリティは十分に高いため、もう少し長尺で楽しみたいというのは率直な感想ではありますが、作風やファン層を考えれば濃厚ハードな長尺ファックにしないのは正解でもあります。

読んで楽しく、使って心地よい1冊という印象は前単行本と同様ですが、ギャグのはっちゃけ具合はかなり高まっており、ばんがいち勢の中でもいい意味でくせ者として活躍して頂くことを、ばんがいちファンとしては期待したいところ。
イケない痴女さんのマンコビッチさんが活躍するシリーズも大層楽しいですが、個人的には大馬鹿なネタとキュートな美人助手さんが痛快な印象を残した短編「スコティッシュフォールド」が最愛でございます。

椿十四郎『近親相姦ってイケナイ事だからしたくなるんでしょ?』

GoodAsTaboo.jpgTVアニメ『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』最終回「ビッチガールズ&ビッチガールズ2ビッチ」を観ました。色々な意味で昇天なパンティ&ブリーフに大爆笑でしたが、ラストはきっちり王道熱血展開。
大馬鹿要素も含みつつ、いい最終回だったな―と思いきや、衝撃のラストでしたが、これはどうも2期があるんじゃないかと大期待。乞う、ニ―ソックスさん再登場!

さて本日は、椿十四郎先生の『近親相姦ってイケナイ事だからしたくなるんでしょ?』(ジーウォーク)のへたレビューです。タイトル長過ぎです・・・。それはともかく、先生の前単行本『姉妹みっくす』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
お気楽ラブコメ系からほんのりビター&ダーク系まで様々な作風で魅せる近親エッチが詰まった1冊となっています。

収録作は、全て独立した短編で8作。1作当りのページ数は20~30P(平均22P強)と標準的なボリュームで推移。
長尺のエロをたっぷりと見せ付ける構成であり、抜き物件としての満足度は高く、シナリオも雰囲気に幅はありつつもエロの脇を固めている印象です。

【ほんわか系からビター系まで薄口の叙情性で彩る作劇】
姉妹もしくは従姉妹とのエッチを作風の中核とする作家さんであり、近親相姦の禁忌性の介在の濃淡が様々なのは3冊目である今単行本でも共通。
GoodAsTaboo1.jpg気持ち良い行為としてのセックスを肉親の間で素直に分かち合う喜びを明るく描く短編「スキだからおK」(←参照 ラブホでラブラブH)や、天然気味で頼りにならないメガネお姉ちゃんとのドキドキ初エッチな短編「アパート乱」などは、タブーとしての暗さはほぼ無く素直な快楽賛美系の作劇となっています。
これに対して、旦那との子作りが上手くいかない姉の悩みに弟が付け込むカタチになる短編「キセキレイ」や、姉との性行為の成就を喜びながらその姉が父親とも姦通していた事実が明らかになる短編「家庭崩壊淫子」などは、近親愛の背徳性に加えて、寝取り/寝取られ的な“暗さ”が加わる展開。
どちらの作風に関しても、各方向性への強い踏み込みがあるタイプではなく、雰囲気重視の作劇とも言えますが、明るさにしろ暗さにしろ、ほんのりとした叙情性の中で無理なく香らせてくる手法は悪くないところ。
全体的にやや平板な作りではありますが、明るめの作風から話がほの暗い方向へと二転三転して、ラストも更なる変化を匂わせる短編「家庭崩壊淫子」は、30Pと長めの作品である故に緩急がよく付いた仕上がりになっていて、単行本中でも良く目立った1作です。
エロの終わりが話の終わり的な構成になっている作品も多いため、最後の最後でのまとめ方に物足りなさが残るケースが多いものの、そこまでの話作り同様にさらりと明暗の叙情を含ませるケースもあって、作劇の優劣には作品間でやや幅がある印象です。

【ロリーな妹キャラから人妻お姉さんまで多彩な近親キャラ】
タイトル通りに近親エッチ縛りであり、実姉、実妹、従妹および従姉の4タイプの設定が用意されていますが、今単行本の中心は姉or従姉モノ。
ローティーン級と思しきロリーな従妹(短編「いとこと」)から頼りないながらも社会人なお姉さん(短編「アパート乱」)や人妻姉貴(短編「キセキレイ」)まで年齢層は結構幅があり、特定の年齢層に思い入れがある場合には少々苦しいと同時に、多彩なヒロイン陣をお求めなら嬉しいヒロイン陣でしょう。
短編「アパート乱」のメガネお姉ちゃんこそ、たゆんたゆんな巨乳の持ち主ではありますが、その他のキャラは貧~並クラスのおっぱいサイズであり、それに伴ってか全体的に女性の肉感は抑え気味で、肢体のバランスの調節は割合にリアル寄り。
GoodAsTaboo2.jpgロリ専科という訳ではないですが、ツルツル~薄らな陰毛を伴う恥丘やスラッと伸びる四肢、小ぶりの胸の膨らみなど、思春期ボディの描き方には適度な背徳感があるのが近親エッチ主体であることを考えれば○。ただし、全体的に着衣エッチ主体であるため、肢体の露出は控えめになっていることも多いことは要留意(←参照 下だけ露出 短編「いとこと」より)。
なお、男子連中は包茎ち○こで必ず固定というスタイルはまったく揺るがず、お口での皮剥きや挿入での包皮後退などの定番ネタをデフォルトで投入しています。
最古作(2007年初出)の短編「約束」のみ描線がやたらと硬いため絵柄が異なっていますが、その他の作品の作画の質は概ね安定。とは言え、地味系からキャッチー系までキャラデザの雰囲気は作風で結構異なっており、絵柄の統一感にはやや欠ける感もあります。

【汁気たっぷりでねっとりとした前戯パートが特長】
上述した通りに量的にはエロメインの作劇を貫徹しており、十分な尺の中で多数のプレイを織り込んでいくエロ展開のサービス精神の高さは実用性の増強に大きく貢献。
c2d0952d.jpg男性側の欲望が暴走し、女性側を快楽を以て攻め落す様な展開も散見され、そのサディスティックな雰囲気は特にダーク系の作風との親和性が高いのですが、イチャイチャ風味のラブエロ展開を望む諸氏にはある程度の減点材料たりえます(←参照 父親と姦通していた姉を拘束凌辱 短編「家庭崩壊淫子」より)。
パイズリや汁気たっぷりのフェラ、ねちっこい愛撫などを長尺の前戯パートに練り込んであり、ヒロインへのぶっかけで肢体のシズル感を高めたり、すっかりホカホカ&濡れ濡れとなった秘所をパカリと開いたりと、単なる助走としての機能以上にここで抜かせる意図が割合に明確と言えます。
逆に言うと、ボリューミィなエロシーンにも関わらずピストン運動の描写は割合に短めとなっているため、タメが長い割りに早漏展開というあまり見ない類のエロ展開になっているのは評価が分かれそうな要素。
GoodAsTaboo4.jpgとは言え、肉感豊かなヒップをホールドしつつ、ドッグスタイルで勢いよく抽送を繰り返すピストン描写には相応のアタックの強さがあり、すっかり蕩けた表情とハートマーク付きの嬌声を曝け出すヒロインの痴態もあって、中ゴマ主体の中出しフィニッシュまで力走しています(←参照 短編「おもいめぐり」より)。
やや詰め込み感もある画面構成ですが、愛液たっぷりの秘所をズボズボと掘り返す様をAV構図でドアップに描写したり、丁寧な断面図で見せ付けたりな手法は直接的な煽情性に優れており、抜きツールとして上々の愛上がりと言えましょう。

話の核となる要素に面白みがある一方で、少々物足りなさがある作劇ではありますが、落ち着きのある話作りはベターであり、加えて淫靡さと力強さが両立されたエロ描写の実用性の高さも嬉しい点。
個人的には、ロリーな従妹のバージンを美味しく頂いた上にメイクラブな短編「いとこと」の長尺エロにたっぷりと搾り取られてフェイバリットでございます。

ITOYOKO『変態委員長』

HentaiChairperson.jpgハッピーメリークリスマス!読者諸氏はクリスマス如何お過ごしでしょうか?友人、家族、恋人(二次元・脳内含む)と楽しい時間を過ごされていることをお祈り申し上げます。
街が華やかで人が楽しそうで、いい季節ですなぁ。なお、管理人はいつも通りにエロ漫画レビューの更新ですので、毎年のことではございますが、状況に関してはお察し下さい(笑

さて本日は、ITOYOKO先生の『変態委員長』(富士美出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『桃色下宿ゆ~とぴあん』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
変態美少女&美女さんが明るく楽しく作品世界を闊歩するエロコメディ作品集となっております。

21e850d2.jpg収録作は、真面目な委員長がエロ本をキッカケに変態街道を驀進し、主人公の少年や後輩の少女を巻き込んで変態ライフを満喫な中編「変態委員長」全5話(←参照 堂々たる変態ライフ 同中編第1話より)、御望みの生徒を有料で“レンタル”する裏稼業に勤しむ購買部のメガネっ子の暗躍?を描く連作「桃色購買部」全2話、および読み切り短編3作。
描き下ろし作品を含め、1作当りのページ数は16~26P(平均21P弱)と桃姫初出としては比較的多めながら標準的な分量。比較的いい意味であっさりとした読み口が特徴ですが、エロは十分に満腹感のある構成となっています。

【無邪気にカラッと明るいエロコメディ】
元よりラブエロから凌辱調教モノまで引き出しの広い作家さんですが、前単行本も含めて近作では和姦シフトが顕著であり、今単行本も明るく楽しくハードファックという類の作品でほぼ統一。
メガネ委員長(姓名不詳)が主人公の使用済み体操服をクンカクンカしつつオナニーしていた姿を主人公に見られてしまい!?という冒頭から始まる中編作は、その導入だけから言えば脅迫凌辱モノになってもおかしくないのですが、その雰囲気は最終話まで一貫して非常に快活。
HentaiChairperson2.jpgえらく前向きに変態ライフを楽しみ、積極的に新規プレイを開拓する委員長さんに、主人公の少年は常に振り回されており(←参照 日課の野外放尿 長編第3話より)、これに加わる後輩ガールの人の良さもあって、委員長さん以外は恥ずかしがりつつも常識の束縛からの解放感とセックスの快楽を満喫していきます。
なんのかんのでちゃっかり恋愛関係に納まるこの長編作の3人に加え、サラッと人身売買まがいの悪行をやりつつ何のかんのでギャフンオチで平和にまとめる連作「桃色購買部」など、ある意味ブラックジョーク的な面白さもコメディの中に含まれているのが特徴でしょう。
また、セックスカウンセリングなる職務に当たる女教師さんの双子少年喰いな短編「アナ・ティーチャー」、失業中な親父さんを助けるために御曹司の息子にエッチをご提供な短編「Paku Paku」など、陽性のエロコメに徹しており読み口は軽快に保たれています。その一方で、恋愛感情はほぼ介在してこないので、甘さもあるラブコメを望む諸氏にはややお勧めしがたいところ。
総じて、シナリオの構築は平板なのでストーリー重視派には苦しいところですが、「この題材でこの能天気さ?」といった面白みがあり、軽いだけのつまらない作品ではないのは大きな加点材料です。

【適度な肉感がエロティックな巨乳制服美少女】
ビザ切れで住所不定なコーカソイド美人さんが登場する短編「無国籍Girl」を除けば、学園モノが主体であり、女子高生ヒロインをメインとしつつそこに女性教師がちょこちょこ混じるヒロイン陣となっています。
キャラ立ちの良さは中編作の変態委員長さんが特に際立っていますが、その他の女性キャラに関して言えば、素直で優しく、そしてエロ大好きという真にイージーなキャラ造形であり、悪く言えば安易ではありますが、カラッと明るい作品の雰囲気にはよくマッチしたヒロイン揃い。
また、女性陣の積極性に引っ張れることも多いものの、主人公である少年連中の妙に冷静であったりノリノリであったりする様も、ヒロイン達の感情表現の賑やかさに加わることで漫画的な楽しさを生み出しています。
HentaiChairperson3.jpg制服組も年長組も、適度にふっくらとした肉付きにむっちりとお肉の詰まった巨乳&桃尻を備えるエロボディの持ち主であり、これまた分かり易いセックスアピールで読み手にアピールしてくれるヒロインで固定(←参照 “デロン”って珍しい擬音ですなぁ 短編「アナ・ティーチャー」より)。なお、中編作に登場する委員長の変態仲間の後輩さんのみ並乳さんですが、ほんのりとロリっぽさのあるキャラなので乳量抑え気味なのは○。
ややオールドスクールな漫画絵柄ではありながら、適度に効いたデフォルメが素朴な親しみ易さを生む画風であり、十二分にキャッチーなタイプ。その漫画チックな絵柄に比して、性器表現や乳輪周りの表現に妙な生々しさがあるのもギャップがあって面白い点です。
ある程度現代的な改良を絵柄に施しつつありますが、旧世紀から活躍するベテラン作家である故に絵柄は単行本を通して強く安定しており、表紙絵とも完全互換となっているのでジャケ買いしても何も問題ありません。

【ヒロインが明るく快楽を満喫する濡れ場】
上述した通りにシナリオ面に由来する不穏当な成分が混入することもあるものの、ヒロイン達が明るく楽しくセックスの快楽を満喫する洋ピンAVライクな濡れ場は実用的読書に十分な量と質を完備。
ことに中編作の委員長さんのノリノリっぷりは見事で、通販で入手したブルマ体操服を着用して体育倉庫に主人公を連れ込んだり、三角木馬を自作してみたり、茹で卵で産卵プレイをしたりと、各種変態プレイを積極的にエンジョイ。
その他の作品に置いても、乱交エロや3Pエッチ、挙句は音楽教師のあそこにリコーダーを挿入しておしっこ出しつつ、下のお口で笛を吹いたりと、エロシチュやプレイが多彩に用意されているのは漫画的な面白さであると同時に、エロ面で飽きがこない作りと評せます。
パイズリやフェラなどでのぶっかけを前戯パートに投入することもありますが、乳吸いやクンニなど女性側を感じさせる行為がそのパートでは主体であり、またエロ展開の都合上サクサク挿入ということもあるのでお口スキーは要留意。
HentaiChairperson4.jpgとは言え、その分抽送パートには十分な尺が設けられており、男女の台詞を上手いコト噛み合わせつつ快楽と行為を饒舌に語らせ、パンパンと下半身をぶつけ合った末の前穴orアナル中出しフィニッシュを、ヒロイン側の要請もあってがっつり敢行するシークエンスは基本に忠実な実用性が確固として存在します(←参照 短編「無国籍Girl」より)。
演出面では、性器結合部のアップコマや断面図・透過図描写といった性器表現と肢体全体の描写の量的配分の良さが光り、構図のきまったポージングの良さなども含めて1コマ1コマの官能性を積み上げていくスタイルとも評せるでしょう。

基本的に、抜きツールとしての構築が明確ではありますが、“妙に平和”という能天気さが心地よい作品群であり、甘くも辛くもないすっきりとした味わいが心地よい1冊でございます。
個人的には、巨乳美女な音楽教師さんが童貞君10人を一気食いな連作「桃色購買部」第2話と親孝行な娘さんが御曹司をそのエロバディでチアフルに籠絡な短編「Paku Paku」に愚息が大層お世話になりました。

天竺浪人『凌鬼の果』

ArchaicAngelSecond.jpg高橋ツトム先生の『爆音列島』第15巻(講談社)を読みました。色々な事を乗り越えて成功させた族族大集会の派手さは、どこか寂しさも漂わせながら見事でしたなぁ。
とは言え、その“行為”に対しては当然“社会の厳しさ”が当るわけで、大事を起こして収監となったタカシの明日は如何に。ボンド達の心意気はウルッと来ましたねぇ。

さて本日は、天竺浪人先生の『凌鬼の果』(サン出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『泉さんの季節』(コアマガジン)のへたレビュー等も併せてご参照下さい。
暗闇の中で光を求めてもがき苦しんだ若者達の結末を凄みのある心情描写によって描き上げた1冊となっています。

ArchaicAngelSecond1.jpg収録作は、兄の狂気に束縛される少女が神聖視していた少女もまた深い暗闇に捕らわれていたことを知って話が再び動き出す長編「Archaic Angel」第12話~最終第20話(←参照 トモの中の“地獄” 同長編第12話「どこまでも追ってくる」より)、豊かなヒップの外国人タレントがニューハーフタレントにとある事情で籠絡される連作「桃のゆくえ」前後編、および短編「めりくり」。
なお、長編作は前々単行本『凌鬼の刻』(マガジン・マガジン)を読んでいないと話の理解が相当困難になるため、該当単行本の読了は必須。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均19P弱)とコンビニ誌初出としてはある程度多めの部類でしょう。ストーリーの重苦しさは凄まじく、常にダウナーな方向へと沈み込んでいく展開の読み応えは非常に強くなっています。

【表現力の高さが魅力の作画と語り回し】
長編作の凄みを支えているのは間違いなく登場人物達の抱える狂気と純粋性であり、社会を敵視し脆弱な精神ゆえにその鬱憤を凌辱というカタチで妹にぶつける兄、その兄の狂気を一身に受け止め泥沼への沈降を覚悟しながらも光を追い続けた妹、明るく健やかな仮面の下に性的虐待のトラウマという地獄を抱えていた友人の少女達が、傷付け合いながらも寄り添っていく姿は非常に絶望的。
狂気の泥濘の中に在りながらも心の清らかさを失わなかった妹・真理は、希望の光として信奉していたその友人トモが兄によって暗闇に引きずり込まれるに当って、“加害者”へと転じます。
ArchaicAngelSecond2.jpgしかしながら、涼やかな笑みに妖艶さを浮かび上がらせ、悪辣たる存在として振る舞う彼女の姿もまた、その“弱さ”によるものであり、トモが“壊れていく”様を目の当たりにしながら自身の中の狂気に苦しむ様は何とも悲愴(←参照 長編第19話「肉の匣」より)。
真理の感情描写を中核として描きだすモノローグの語り回しの上手さもさることながら、アナログ作画の何たるかを知りつくした丁寧かつ印象的な絵作りも暗く淀んだ世界を彩っています。
なお、実在のタレントをモデルとした連作「桃のゆくえ」も含め、肢体造形は写実寄りであり、適度な肉付きとトータルでのボディバランスが良く寝られたタイプ。無論、たっぷりお肉でむちむちなお尻、否“ケツ”の描き方のド迫力加減はこの作家さんの変わらぬ強み。
長編作の登場人物達とはある意味で真逆なキャラ造形である、短編「めりくり」のサンタコスプレなエロエロ彼女さんなどは、単行本中で浮いている感もありますが、この手のお馬鹿キャラもある意味でこの作家さんらしいと言えましょう。

【重量感溢れるお尻を活かした生臭いエロ描写】
美しいシーメールさんが外国人女性のダイナマイトヒップをガツガツと攻め立てる連作「桃のゆくえ」や、快楽至上主義で明るく楽しく乱交な短編「めりくり」は嗜虐性の濃淡こそ差があるものの、共に抜きオリエンテッドなエロシーン構築となっており、美女達のハードな痴態を堪能できます。
その一方で、長編作におけるエロ描写は、一貫して貫かれる悲愴感・絶望感故に使いやすいとは言い難く、どちらかと言えばストーリーを紡ぐための必須要素でもあるため、むしろ“読む”ことに価値があるタイプの性描写でしょう。
とは言え、肢体の艶めかしさを常に意識し、唇などの体パーツと肢体を汚す体液などの生々しい質感を活かした作画には淫靡さが豊富に練り込まれており、一コマ一コマに力が入った画面構成の高圧さはやはり素晴らしいところ。
ArchaicAngelSecond3.jpg妙に硬質で可愛げのない濁音主体の擬音や、快楽の衝撃を伝達するヒロインの表情付けなどによっても、行為の力強さとヒロインの心身の浸食され具合の強さを表現しており、そういった快楽が女性の心を崩壊へと追い込んでいくという流れは嗜虐性が強いタイプですが、単に過激さを追求していない分より凄みがあるタイプと言えます(←参照 コマの画面構成も○ 連作「桃のゆくえ」後編より)。
丁寧に描いてはいるものの、これといった煽情性に欠ける性器描写は難点の一つで、結合部描写などをエロ作画の中核にそれなりに据えているため、気になる場合には折角の絵の旨味がスポイルされがちなのは勿体ない点。
特に長編作においては、ザッピングの様な手法によってエロとシナリオの混在を濡れ場において示すため、性行為の進展に意識が集中させにくく、いわゆるフィニッシュシーンを盛り上げる方向には向かっていないのも抜きツールとして捕える場合には難点と評しえるでしょう。

【歪んだ愛と人の弱さが迎える“結末”】
それぞれが幸福を望みながら、狂気と苦悩の暗闇を這いずりまわる長編作の登場人物達は、その“外部”において二人の少女に誠実な愛情を示す少年の存在によっても徐々に光を見出していきます。
とは言え、暗闇の牢獄の中で苦しみ続けた彼ら彼女らにとって、希望の光はあまりに眩く、救済を求めながらもその救済を与えられず、歪んだ形での依存を続けていきます。
ArchaicAngelSecond4.jpg少女二人を肉便器の様に扱い、その心身を徹底的に侵犯した兄にしても、真理に教唆された“殺人”に失敗し、狂気の王国の主である彼は、現実社会においては“単なる弱者”に過ぎないことを彼と読者の眼前に突き付けてきます(←参照 彼が“殺したかった”モノは何なのか 長編第16話「道化の祈り」より)。
ただ、中盤から終盤にかけての展開がやや詰め込み過ぎの感があり、話が少々混線気味なのは小さくない減点材料ではあり、キャラクターの心理に振れ幅の大きさという肝要な点を描き切れていたかは少々疑問が余地が残るところではあります。
決して登場人物達の“救済”を描く作品ではない一方で、それでも彼ら彼女らの“人としての矜持”は道徳的な善悪を超越した部分で保たれ、最終的にその意志によってそれぞれのカタチで現実と対峙していきます。
描き下ろしの最終話、そのラストにおいて陽光溢れる道を手をつないで歩む一組の男女の足取りは軽やかです。しかしながら、二人を待つのは地獄、それも血に塗れた地獄となるでしょう。それを肯定するか否定するかは全て読み手に委ねられた終幕となっております。

続きを首を長くして待っておりましたので、こうして最終まで読み通せて改めて凄まじい作品であったなぁと感じます。個人的には、未完の傑作「CLAY-DOLL」で描きたかった“結末”はこうであったのかも知れないなぁと思いました。
表紙絵の美少女と妙に威勢の良い訴求文につられて購入すると陰鬱真っ逆さまな作品集ではありますが、闇と光の交錯するヘビィなドラマを読みたい諸氏にはお勧めでございます。

Rico『好きスキkiss』

LoveLoveKiss.jpg烏丸渡先生の『デウス×マキナ』第4巻(電撃コミックス)を読みました。第1部完とのことですが、うーん、これ、たぶん打ち切りなんでしょうねぇ、最終回の構成を見るに。
マキナとデウスの絆を描く過去エピソードの話作りは悪くなかったと思うのですが、キャラ立ちの良さの割りにシナリオの盛り上がりがやや平板だったかもしれません。ちょっと残念ですなぁ。

さて本日は、Rico先生の『好きスキkiss』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『はちゅえち』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ラブリー美少女達の微笑ましい言動に癒される激甘萌えエロ作品が勢揃いな1冊となっております。

LoveLoveKiss1.jpg収録作は、ランジェリーデザイナーな彼女さんがちょっとエッチな下着のデザインを担当するに当ってエロエロ彼氏君に振り回される連作「可愛く全部 愛してね♡」前後編(←参照 彼氏君の持ってきたエロ下着 連作後編「可愛く全部 愛してね♡ 番外編」より)、および独立した短編9作+カラーピンナップ。
1作・話当りのページ数は14~24P(平均17P強)とばんがいち初出としては標準的なボリューム。エロも含めて重厚に作り込むタイプの作品ではありませんが、濃厚かつ爽快な甘さがたっぷりと含有されているため、読後の満足感は相応に高い1冊と言えましょう。

【ふんわりと優しい雰囲気で包み込むラブエロストーリー】
少女漫画的なリリカル成分のミームを含有するという共通点を持ちつつ、アシオ先生や青木幹治先生、佐伯先生などなかなかのクセ者(誉めてます)も含むばんがいち勢の中にあって、萌えエロ系の正道を歩む作家さんであり、現在のばんがいちの誌風の一つの核を為しています。
設定こそ様々ではありますが、若い男女の淡く優しい日常恋愛劇を、適度なコミカル成分をアクセントとしつつ、ピュアな恋の熱気と幸福感を潤沢に漂わせながら描くスタイルは非常に読み口のいいタイプ。
LoveLoveKiss2.jpg物語開始時点で既にカップルというケースも多いですが、ふんわりとした雰囲気の中から滑らかにヒロインの恋心を浮かび上がらせ、彼女達の愛らしさを前面に押し出してくる構成は女性キャラの魅力を作品のコアとする萌えエロ系として正統派な作りと言えます(←参照 ホントはたくさんキスしたい 短編「しあわせキッス」より)。
また、完全にヒロイン主導型にするのではなく、男性側の言動にも適度な存在感があり、女の子達と同様にもどかしい恋路にヤキモキしたり、自身のエロマインドのコントロールに悶えたりする様子が描かれていることは、男女双方の感情が寄り添っていくラブストーリーとしての心地よさに貢献しています。
作劇スタイル的には、アッパーなドタバタコメディと柔和なリリカルストーリーとの折衷型という印象があり、どちらの魅力も有しながらどちらの方向にも強く踏み込まないことで、滑らかな読書感を貫徹。
全体的に新規性や独自性といった要素に乏しいのは確かですが、王道展開としての完成度は高く、加えて登場人物達のささやかな幸福が読み手にスムーズに伝播し、読後の余韻として強く残るのが嬉しいところです。

【年齢を問わずに大層ラブリーな女の子達】
新婚若奥様やランジェリーメーカー勤務のデザイナーさんなどの成人女性も含みつつ、女子高生~女子大生級と思しき美少女達も多数登場。どちらにしても比較的ロリっぽさの強いキャラデザとなっており、成熟した色香よりも“女の子”としてのキュートネスが際立っています。
女流エロ漫画家さんやお屋敷のメイドさんといった、漫画チックなキャラ設定もちょこちょこと投入しつつ、ごく普通の女の子としてのキャラ設定が基本であり、彼女達の恋路の小さな悩みや羞恥を微笑ましく描出するのが上述の通りキャラ描写における美点。
LoveLoveKiss3.jpg決して派手ではないものの、コミカルなシーンでの漫画的デフォルメも含めた喜怒哀楽の表情変化は作品のチアフルさを生んでおり、同時に主人公の男性との恋とエッチの幸せを噛みしめて浮かべる笑顔が大変素敵(←参照 ラブラブモード全開状態 短編「好き❤スキ❤kiss」より)。
おっぱい的には貧~巨乳まで幅がありますが、やや大きめの並乳~ぽよんぽよん巨乳がメインであり、いわゆる“ロリ顔巨乳”的なボディデザインのキャラが多め。その一方で、ストレートな煽情性に重きを置くタイプではなく、肢体の重量感を抑えて肢体の丸みや柔らかさを抽出したかのような、デフォルメ色の可愛らしさが光るタイプと感じます。
トーンワークですべすべ感を強調した柔肌や、その肢体を更に可愛らしく彩るランジェリーやガーリッシュなリボン、ストッキングなど、デジタル作画らしい細やかな描き込みも評価したい点。
ただし、初出時期がそれなりに開いているため、描線の整理の仕方やトーンワークの巧拙などに関して作品間でバラつきが認められるのは多少の減点材料ではあり、絵柄の安定感を求めるなら前単行本の方がベターという印象もあります。

【ラブエロの甘さと適度なアタックの強さのバランスの良さ】
個々の作品のボリュームがそれほど多くないため、エロシーンは長尺とは言い難く、たっぷりと女の子の痴態を楽しみたい諸氏には多少物足りなさもあるかもしれませんが、シナリオで十分に予熱された純粋な恋心と性欲が更に高まる濡れ場は十二分に高密。
ラブエロとしての柔和な雰囲気と、抜きツールとしてのアタックの強さとを良好なバランスで調合できる手腕の安定感は、特に近作における顕著な特長であり、性愛の幸福に包まれる様子とセックスの快楽に陶酔していく様子とをオーバーラップさせています。
LoveLoveKiss4.jpgプレイ内容に関して特殊なモノは少なく、お互いの体を密着しつつの前戯パートから正常位メインの抽送パートへと進行させるオーソドックスなエロ展開となっています。なお、“キス”が今単行本の一つのテーマであり、セックスの最中にも優しくも情熱的な口付けが交わされることも、ラブラブエッチとしての魅力を高めています(←参照 短編「エッチなまんがは好きですか?」より)。
弛緩と緊張を繰り返す美少女達のキュートな蕩け顔や、柔らかい肢体を徐々に濡らしていく汗の雫、描き文字も交えて表示するハートマーク付きのラブエロ台詞など、演出面も良好であり行為に宿る熱量と陶酔感をエロ展開の最初から最後まで維持させているのは◎。
ただし、古めの作品においては、演出面を強固にすることで濡れ場の分量の少なさをカバーしようとする意欲が前のめりになり、擬音を大量投入して画面に視覚的な雑然さを生じさせたりしています。無論、ここらの弱点は近作ではすっかり払拭されていると言えるでしょう。
男女の睦み合いとしてのイチャイチャチュッチュッにページ数を割く分、抽送パートが早漏展開になっているケースもありますが、エロの盛り上がりの“タメ”に優れているとも言え、喜悦の嬌声を上げるヒロインの膣内に白濁液を注ぎ込む大ゴマ~1Pフルのフィニッシュを好適な抜き所として機能させています

萌えエロ系としての構築は間違いなくウェルメイドであり、キャラの可愛らしさを存分に活かしながら、決してそれだけに依存しない作劇の安定感があることが、平凡な萌え系エロ漫画と一線を画す点とも言えるでしょう。
個人的には酔っぱらった姿も大層コミカル&キュートなメイドさんがご主人様とメイクラブな短編「Princess Maid」と、ちょっとリップがぽってりな女の子とラブラブチュッチュッな短編「しあわせキッス」が特にお気に入りで、その甘い幸福感で師走の忙しなさを忘れさせてくれました。
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