2010年01月

西崎えいむ『ひ・め・く・り』

PageADay.jpgTVアニメ版『とある科学の超電磁砲』第17話「夏休みのつづり」を観たじゃん。4人組が空気だったじゃん?でもまぁ、普通に先生と少年のいい話とも思える内容じゃん?(黄泉川式語尾ここまで)。
小萌先生、俺だー、結婚してくれー!!ところで、湯上りのシーンで、「あ、大中小だ」と思ったのは僕だけではないハズ。あと、久しぶりにあの人が登場してましたね、えーっと、イン・・・スマウスさん?

さて本日は、西崎えいむ先生の『ひ・め・く・り』(ジーウォーク)のへたレビューです。先生の前単行本『不純な放課後』(同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
幸せカップルさん達の平和でコミカルな乳繰り合いをまったり楽しむことができる1冊に仕上がっています。

ce069994.jpg収録作は、彼氏のためにフェラチオの技を磨こうと色々勉強する娘さんと彼女にアドバイスをするお姉さんのそれぞれの彼氏とのエッチを描く連作「おクチは禍の元?」「君の為に出来る事」(←参照 魚肉ソーセージで練習中 連作前半「おクチは禍の元?」より)、および読み切り短編7作。
1作当りのページ数は16~22P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームになっています。穏やかな空気感のある作品群であり、読み応えには乏しい一方で読書感は軽快。エロも標準量をしっかり押さえてある構成と言えるでしょう。

【カップルさん達の平和でコミカルな恋模様】
少々ダークなテイストも含まれていた前単行本に比べ、今単行本ではほぼ完全にハッピーなラブエロ模様を描く作品に統一。元々明るい雰囲気にこそ強みのある作家さんなので、この作風のシフトは正解と言えるでしょう。
年下の女の子からのモーション(死語)に辛抱たまらなくなって突発的に襲ってしまうという短編「家庭教師は年下娘!」のみ、強要エッチ寄りの幕開けを迎えますが、勿論最終的にはお互いの気持ちが通じ合ってのハッピーエンドを迎えます。
PageADay2.jpg既に付き合っているかそのギリギリ手前の男女の話が多く、女性が恥ずかしがったり当惑したりしながらも、男性のちょっと我儘なエロ要望を優しく迎え入れてラブラブエッチに移行するケースが大半を占めます(←参照 貧乳な彼女さんと 短編「バストアップ大作戦!!」より)。
恋愛感情の描出は量的には多くないものの、男女双方が恋とエロの両面における幸福と快楽を追求して励むセックスにはカラッと明るいハピネスが宿っており、スムーズで心地よい読書感が美点の一つ。
ごく普通のエロ漫画的文法から外れないシナリオ展開、各種のゆるいギャグ要素など、下手をすると作品としての退屈さに直結してしまう要素が、ほのぼのエロ空間を無理なく構築することにつながっているのも面白いところでしょう。
オチに関してもパンチの弱いものが多く、彼ら彼女らのラブい関係性はそのまま続くことを想起させるまったりとしたコミカルエンドになっています。シナリオそのものに強い魅力は欠けていますが、登場人物も読み手もハッピーな桃色空間を漂う心地よさがある作風です。

【小さめバディの貧乳ハイティーンさんが多め】
女子中○生メインであった前単行本に比べてヒロインの年齢層は上昇しており、女子高生~女子大生クラスのハイティーン~20歳前後の美少女さんが主力。
勝ち気で元気いっぱいなスポーツ少女、ちょっと生意気な妹ちゃんなどある程度の意図があるキャラ造形を施す場合もありますが、キャラ属性を特段アピールしない“普通にカワイイ”美少女さん達が多い感があります。
コスプレに関する持論を展開する男性教師や(短編「彼女に水着を着せてみよう♪」)明晰夢中でのプレイを解説してくれるお兄さん(短編「夢で逢ったら・・・」)など、男性側の風変わりなキャラが立っている時は、それに振り回される常識人な女の子達の言動が対比的に大変可愛らしくなっています。
PageADay3.jpgヒロインの年齢層の増加に伴い、バストサイズの平均も増加したものの、貧乳さんが多めなのは相変わらずであり、年の割にはちっこいプニプニバディをお持ちのキャラも多いのでヒロインにロリっぽさを期待している方にはアピールポイント(←参照 ロリ短大生 短編「オトナのお遊戯」より)。
おっぱいも含め、女性的な丸みを適度に強調した肢体描写になっており、年不相応のあどけなさを残すロリータフェイスとの組み合わせが強力。
ややハンコ気味である懸念が無いわけではないですが、キャッチーなアニメ絵柄は単行本通して安定しており、ヒロインのキュートネスをエロパートでもシナリオパートでも引き出せています。

【互いに快感を与えあうラブラブエッチ】
シナリオにさしたる分量を要するスタイルではないため、彼氏彼女がお互いの体を弄り合ったりキスしたり、そしてセックスをしたりな濡れ場は実用的読書に十分な分量があります。
前戯パートに結構なページ数が割かれてることが特長であり、意外に肉感的な乳首や淫核などを丁寧に攻めたり、舌を絡め合うキスを交わしたり、おっぱいをフニフニと揉み込んだりと、エロのスターターとしてもカップルの仲睦まじいの演出としても好適。
お口奉仕で1発目発射やヒロイン側のすっかりほぐれた秘所から潮吹き等で、一区切りを付けた後ピストン運動へ移行し、ラブい台詞をお互いに発しながら下半身を絡め合う姿が健康的にエロティック。
PageADay4.jpgスク水やブルマ体操服など、コスチューム要素も適度に絡み、また縞ぱんをずらしての挿入なども含め、着衣エッチが主体となっています(←参照 短編「夢で逢ったら・・・」より)。
時に枠線を無視しながら各種アングルを1Pに詰め込むページ構成に安定感があり、その分フィニッシュシーンで用いる大ゴマ~1Pフルにインパクトが増しているのも○。
淫猥さや女体の征服感を伴うアグレッシブさには乏しいのは確かですが、男女のイチャイチャ模様の延長線上にあるエッチとして完成度が高く、ラブエロ好きな諸兄には一定以上の訴求量があると言えるでしょう。

前単行本同様に、(エロ漫画的に)ごく普通な女の子とごく普通のラブコメ模様というスタイルですが、作品の心地よさが増しており素直にラブエロ空間を満喫できるのが最大の長所だと感じます。
個人的には、見た目はロリっ子な女子大生と夏の河原でプレイに興じる短編「オトナのお遊戯」が最愛。

アシオ『高山神社のはるかさん』

HarukaInTakayamaShrine.jpgトニーたけざき先生の『トニーたけざきのガンダム漫画Ⅲ』(角川出版)を読みました。えぇ、相変わらず素敵にヒドイ漫画でしたとも(誉めてます)。
安彦先生の絵柄が持つ雰囲気を本当によく掴んでいる分、いっそうイラッと来るのがホント凄いです。ジオン側のキャラは関西弁が似合いますなぁ(笑。“行くでェ!マシュテガッ!!”“はいなガイさん!”


さて本日は、アシオ先生の初単行本『高山神社のはるかさん』(コアマガジン)のへたレビューです。あとがき漫画「タイトル残酷物語」によると、先生の出したタイトル原案は“アシオス”だったそうですが、編集側が賢明で良かった良かった。
明るいお馬鹿コメディとばんがいち系らしいリリカルなラブストーリーが程良く合わさった作品集となっています。

HarukaInTakayamaShrine1.jpg収録作は、寂れた神社の娘さん(巫女さん)と神社に歴史研究に訪れている青年とのラブエロストーリーな長編「高山神社のはるかさん」全5話+描き下ろしの後日談漫画7P(←参照 娘さんの超理論 同作第1話より)、および読み切り短編4作+各作品のヒロイン大集合なおまけ漫画(1P)。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は18~24P(平均21P弱)と、平均並みながら漫画ばんがいち勢としては多い部類に入ります。口当りの良い作風であるため、終始読書感は良好であり、読後の余韻も心地よい1冊と言えます。

【お馬鹿コメディでリズムを整えるピュアラブストーリー】
言動がやたらと俗っぽいアホ巫女娘と朴念仁な眼鏡イケメン好青年との恋模様を描く長編作を筆頭に、お馬鹿テイストを充填したリリカルなラブストーリーで作風をほぼ統一。
某ドグサレーノさん(今単行本では未収録)の様にフルスロットルでギャグに走るケースもある作家さんですが、パンチの効いたコメディパートは意外に量的には多くはなく、恋愛モノとしての甘く優しい雰囲気を終始キープしている印象があります。
HarukaInTakayamaShrine2.jpg鈍感だったり、恋心故にあらぬ方向に突っ走ってしまう男性達が、女の子のピュアな感情に心打たれて双方の恋心が成就するという、少女漫画的な文法を多用しており、ベタではありながらクドサは少ないために非常に読み易いタイプと言えるでしょう(←参照 短編「彼女まであと少し・・・」より)。
キャラクターのユニークな言動によるギャグ要素は、この甘酸っぱい恋模様にメリハリを付ける役割が大きく、少々こっ恥ずかしい感情表現に残る“硬さ”を意識させない作りになっているのは○。
かといってコミカル成分に勢いがないわけではなく、作中に登場するネット関連を含めた各種小ネタや兄妹の性別入れ替わり(短編「トラブル☆スイーツ」)など、流行りモノを取り込む懐の広さも含めて漫画としての楽しさを生み出そうとする姿勢は嬉しいところです。
ばんがいち系のラブコメ作品として総じて手堅い作りになっていますが、ギャグとリリカルの適度な緩急が作品の小気味良さにつながっており、凡庸な印象よりもキャッチーさがより強く前に出ているのが美点と感じます。

【“普通っぽさ”に魅力のあるトキメキガール達】
登場するヒロインは女子高生~女子大生クラスのハイティーン美少女さん達であり、巫女さんな長編作のはるかさんを除けばごく普通の女の子。まぁ、性転換してノリノリで妹の制服に着替える人もいたりしますが。
エッチ大好きなお馬鹿娘・はるかさんはアッパーなキャラ造形になっていますが、その他の女の子は明確な属性を付与されておらず、その“普通っぽさ”に乙女チックにいじましい恋心がよく映えます。どちらにしても親しみやすいキャラ造形と言えるでしょう。
HarukaInTakayamaShrine3.jpgヒロインと仲良くなりたい余りに時々馬鹿キャラも担当する男連中は(←参照 ちょいワルファッション(笑) 短編「MEN'S BLACK」より) 、そのお馬鹿さや朴念仁さも含めて愛嬌のあるイケメン揃いあり、女性読者層には好ましい要素。
体型的にはスレンダー巨乳さんがメインであり、等身高めのほっそりボディにほんのり桜色の小さめニップルを頂点に備えるぷるぷるおっぱいをお持ちです。
やや荒めで不安定感もあるものの、細めの描線がすっきりと整理された二次元絵柄は大層キャッチーであり、殊更萌えっぽさやお色気が強調されているわけでもないのが素朴な可愛らしさを生んでいます。
コミカルパートで多用されるデフォルメ絵の可愛らしさも○。

【優しいムード豊かな純愛エッチ】
成人向け漫画雑誌の中では基本的にソフトエロ指向のある漫画ばんがいち掲載作ということもあり、ハードで濃密なエロを長尺で楽しみたい諸兄には不向きなことには要留意。
濡れ場がおざなりになっている構成では決してないものの、若い男女のセックスは双方の恋心の交感として描かれており、甘く優しい雰囲気の維持がより重視されています。
HarukaInTakayamaShrine4.jpgとは言え、初めてのエッチにドキドキし、火照った表情で男性の欲望を迎え入れようとする女の子達の健闘ぶりが読み手の煩悩を優しくもパワフルに刺激しており、煽情性は相応にあるタイプ(←参照 エロカワイイ 短編「ユカナデ」より)。
ピストン運動に際には、マシュマロの如き質感のおっぱいを揉んだりしてエロアピールも適度に交えつつ、男性が女の子の頭をナデナデしたり甘々なラブ台詞を交わしたりで純愛エッチとての幸福感のあるエロ展開を示しています。
淫液が水音を奏でる秘所を丁寧に解きほぐす前戯パートに相応の分量を割いている分、パイパンおま○こに力強くち○こを突き込む抽送パートはやや短めですが、キュッと瞳を閉じて絶頂を迎える美少女に中出しなフィニッシュへの展開には勢いがあって抜き所としては十分有効。
縦長のコマを頻度高く用い、枠線に画が縛られ過ぎなページ構成の硬さや何とも平凡な性器描写などは、減点材料でもあるのですが、作風との齟齬はむしろ少なく、読者諸氏の好みに判断を任せたいところ。

ギャグ方面に相当いいモノ持ってらっしゃる作家さんという印象があるのでもっとはっちゃけてもいいと思いますが、少女漫画チックなラブコメとしての完成度は高く、ばんがいちファンには嬉しい1冊。
巫女さんのキャラクターが実にチアフルな可愛らしさを有していた長編作も大好きですが、個人的には勘違い青年とほんわか天然お嬢様のほんわかコイバナな短編「MEN'S BLACK」が最愛。

流一本『女の子バザー』

GirlBazar.jpg  岡本一広先生の『ゼロの旧ザク』最終第2巻(角川書店)を読みました。主人公の回避能力がどっかいってしまった感はありますが、少年少女の戦争ドラマとして完成度の高い作品でした。ラストちょっと涙腺が緩みましたよ。
旧ザクは勿論のこと、ガトルやザクマインレイヤー、MSVからはゲルググキャノンも登場したりといかにも終末戦といった感じがジオンファンにはたまりませんなぁ。イグルーシリーズもそうなんですが、こういったいぶし銀な作品が大好きなんですよねぇ。

  さて本日は、流一本先生の『女の子バザー』(ヒット出版社)のへたレビューです。先生の前単行本『Parabellum2』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
短編作としての安定した話作りと陶酔表現に優れたハードエロが魅力的な1冊となっています。

GirlBazar1.jpg  収録作は、最愛の妹が担任に告白する前にエッチ指導の名目で快感調教しようと画策する兄貴をコミカル寄りに描く連作「タイムリミットバースデー」前後編(←参照 可愛いなぁもう 同作品前編より)、および短編・掌編8作と短編「バザー」の後日談おまけ漫画(3P)。
短編「サクリファイス」や幕間劇に相当する掌編「Parabellum②」(4P)は、現在第1部完になっているファンタジー長編『Parabellum』シリーズと世界観を同じくしているので、既刊を読んでおくと楽しさがある程度増すでしょう。
この掌編作を除き、1作当りのページ数は16~40P(平均25P強)と幅はありながらしっかりとしたボリューム。ストーリー展開が安定している分ページ数の多寡に依らない適度な読み応えがあり、またエロの量的な満足感もしっかりとあるタイプです。
余談ですが、目次のページ数が間違ってますよ、ヒット出版社さん。

【性愛のダークサイドへの踏み込みが強い堕ちモノが中心】
  出来は決して悪くなかったものの、設定に振り回されて話運びに精彩を欠いた重厚なヒロイックファンタジーであった前単行本、前々単行本を挟んで今回は久しぶりの短編集となっています。
ちょいとお馬鹿で平和なエロコメ系の連作「タイムリミットバースデー」からお先真っ暗なダーク凌辱系の短編「サクリファイス」まで、話の明暗に幅がありながら、作品の方向性に併せた安定した作劇が為されているのは、流石コミック阿吽を長年支えるベテランのお仕事。
話の明暗を問わず、快楽調教や“堕ちモノ”の要素が絡むのが最近のこの作家さんらしいですが、収録作ではダーク&インモラル系の作品がメインとなっているので、明るいラブコメ好きな諸兄は要検討。
13662f4f.jpg  何の罪もない清純な乙女達がお薬を打たれて学園の出資者達の性奴に堕とされる短編「バザー」(←参照 凌辱の果てに)、国民のために孤軍奮闘する皇女が非業の最期を遂げる短編「サクリファイス」、零落したお金持ちのお嬢様が学校で馬鹿にしている男子にネチネチとした調教を受ける短編「幸せの家」など、それなりに陰湿な方面への踏み込みが強いのが作劇面における一つの武器です。
ねちっこい快楽責めに加え、少女達の信頼や友情を無惨に踏みにじったり(短編「バザー」)、ヒロインの辛い思い出をほじくり返したり(短編「サクリファイス」)と精神的な責めも相応にキツく、嗜虐的な雰囲気の醸し出し方の上手さも見事。
  女性が“被害者”になるのでなく、天性の悪女が男性二人を手玉にとって破滅への階段を歩ませる短編「トライアングラー」もナチュラルに禍々しさが沁み出てくるのが素敵であり、読み易さと陰湿さとをバランス良く混ぜ込む技術力も評価されるべき点でしょう。

【清楚な印象が強い美少女ヒロインズ】
  登場するヒロインは下は小○生、上は新任女教師と年齢層には幅がありますが、ミドル~ハイティーンの制服美少女達がメイン。
ロリっ娘を描くといかにもキュートなアリスさんといった感じになる一方で、ミドルティーン以上では妙にアダルトなお色気が漂ってくるのがこの作家さんの特徴と個人的には思っています。
GirlBazar3.jpg  膨らみかけのロリータ体型さんも存在しますが、スレンダーな体幹に柔肉たっぷりコンテインな巨乳を備える訴求層の広い体型描写が基本となっています(←参照 短編「トライアングラー」より)。
 清潔感のある漫画絵柄であり、可愛らしさにしろ清純さにしろキャラ造形においてはあまり“性”を感じさせないことが、後述する陶酔感に溢れるエロシーンでの痴態とのいい意味でのギャップを生んでいるのも好印象。
 専属の塗り師による彩色で中身の絵柄と印象が異なることもしばしばあるヒットレーベルですが、今単行本については中身の絵柄がより端麗なのでちょっと粗さが感じられる表紙絵で少々損をしている感があるのは勿体ないところです。

【アヘ顔と下品エロ台詞が特長のハードエロ】

  作品によってページ数が大きく異なるため、濡れ場の尺には長短の幅がありますが、上述したようにエロのねちっこさは共通しておりクオリティも高いので実用性は折り紙つき。
舌と唇を駆使してのフェラでまずはヒロインの口中に白濁液を注ぎ込んだ後、アナルも多用する下半身のハードな叩きつけ合いに移行。膣内の襞を丁寧に描き込む断面図・透過図や、サイズを問わずにプルプルと揺れ弾む乳揺れ描写も頻度高く絡めながらのピストン運動はそれ単体でも十分にパワフルです。
GirlBazar4.jpgこの抽送パートに、  卑語・猥語をたっぷり含めたエロ台詞の連呼と、舌を虚空に突き出すアヘ顔をたっぷり投入するのがこの作家さんの特徴であり、精神を快楽に蝕まれた強烈な陶酔感を強くアピール(←参照 短編「サクリファイス」より)。
武田光弘先生やSINK先生の例を引くまでもなく、とかく過剰な方向性に走りがちなアヘ顔という要素において、ヒロインの美しさや可愛らしさをスポイルしない程度に“下品さ”を調節する上手さも○
ツンと勃起した乳首や淫豆、淫密に濡れる秘裂など、局所描写の質の高さもあって、性器アップ構図やアナル拡張コマなどに直接的な煽情性があるのも実用性の積み上げに大きく貢献。
  前戯パートも含めて多回戦仕様であるため抜き所は豊富であり、じゅぽじゅぽと粘度の高い水音を奏でて肉棒に絡みつく前後の穴に中出しフィニッシュは演出の強さもあってダイナミックに描かれており、子宮内に精液を注ぎ込む様子を描く断面図を絡めてきます。

  やっぱり短編の方が上手いのかなぁとも思わされる1冊ですが、『Parabellum』シリーズも続きを期待して待っております。とまれ清楚な美少女達を快楽漬けにして屈服させたい諸兄には好適な抜き物件
個人的には、ロリっ娘の快楽調教の末にその級友2名を加えた4Pに進展する連作「タイムリミットバースデー」(ユミちゃん可愛いよユミちゃん)とかなり長尺の姫騎士触手凌辱が満喫できる短編「サクリファイス」が特にお気に入りでございます。

伊沢慎壱『中出し人妻会』

WifeRapedParty.jpgTVアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」を観ました。ノエルちゃん(ちなみに下着は上下黒)メイン回でしたが、今回の修理によってタケミカヅチの“戦車”としての役割が回復しつつあるのは注目すべき点なのかも。
あと、カナタがラッパを吹くシーンが凄く良かったですね。朝焼けの空の表情が響き渡る金管楽器の音をよく合っていました。

さて本日は、伊沢慎壱先生の『中出し人妻会』(富士美出版)のへたレビューです。前単行本も買ってるんですが、当ブログで先生の作品を紹介するのは初めてになります。
もっさり陰毛が特徴な完熟バディの人妻ヒロイン達とのくんずほぐれずな痴態をたっぷり収録した1冊です。

WifeRapedParty1.jpg収録作は、台詞付きカラーイラスト作品である「TOKYO SEX STYLE」シリーズ全6本、ある夫婦がスワッピング乱交パーティーに参加する連作「人妻会」前後編(←参照 同作前編より)、および読み切り短編8作。
各話が4Pで固定された「TOKYO SEX STYLE」シリーズを除き、1話・作当りのページ数は全て16Pで固定されています。お話的な読み応えが無いに等しい一方、多いとは言えないページ数の大半を人妻の艶態で埋め尽くしているため、抜き物件としての満足感は相応にあります。

【エロ完全重視な超イージー展開】
作風的には、あからさまな快楽全能主義を謳歌するタイプであり、加えてシナリオパートに相当する部分もほとんど存在しないためシナリオはかなり薄味。
WifeRapedParty2.jpg上述の連作のように、乱交パーティーに参加する時点で話が開始されていたり、既に父母兄妹の家族内で乱交状態になっていたりと(←参照 短編「食後の日課」より)、状況説明すらほぼすっ飛ばして濡れ場に突入する潔い構成が全作品に共通しています。
母子相姦モノが大半を占めますが、近親相姦系エロにしばしば付随するドロドロとした情念や破滅を内包する背徳感といった暗い要素もほぼ排除されており、目前の快楽を貪る雄と雌の日常にはどこかのほほんとした雰囲気さえ感じられます。
また、ストーリー的な動きも皆無であり、セックスの終了と共にお話も終了するため、いわゆる“オチ”も存在しないのでどうしても間延びしている印象は避けられません。
シナリオ重視派な諸兄には間違っても勧められない類の作風ですが、実用的読書以外に余計な脳味噌を使わせない構築であり、絢爛豪華なガチンコファックを満喫するにはむしろ好適とも言えるでしょう。

【ちょっとくたびれたボディが艶めかしい美人妻達】

タイトル通りに人妻、実母、義母などなど30歳代~40歳前後の完熟美女さんが勢揃いな1冊なので、ティーンガール愛好派な方は回避推奨。
一見すると皆さん貞淑な奥様ですが、倫理観などどこ吹く風な作風もあって、旦那以外の男性や息子にサックサクお股を広げる快楽全肯定派なスキモノキャラになっています。
表紙絵から分かる通り、劇画系における熟女のキャラデザとは大きく異なり、若作りなお顔と均整のとれた肢体を維持しているため、熟女キャラにあまり馴染みがない方でも取っ付きやすいタイプと言えるでしょう。
WifeRapedParty3.jpgそれでも、ちょっとくたびれた表情や少々垂れ気味な乳房や締まりが緩くなった腹肉など、年相応にだらしなくなってきたボディデザインは熟女スキーのツボを的確に押さえています(←参照 短編「息子の部屋で」より)。
処理が甘いせいかジャングルの如く濃密に茂る陰毛と、使い込まれて色素の沈着した陰唇がめくれた女性器、乳首周りの皮膚に皺が寄った乳輪など、局所描写に生々しい加齢表現が存在するのは好悪の評価を大きく分ける要因
前世紀から活躍するベテラン作家さんであり、端麗な漫画絵柄は高質で安定しており、表紙絵ともほぼ完全互換。また、カラー絵の艶っぽさは秀逸であり、カラーページが24Pもあるのは単行本としての大きな売りになっています。

【淫臭漂う秘貝が蠢くドストレートなエロシーン】
上述の如く冒頭からエロシーンに突入するため、控えめのページ数にもかかわらずエロシーンは十分な長尺で、熟女さんの艶態をたっぷり楽しめます。
互いの性器をねぶり合う前戯パートにせよ、結合部アップ構図を多用する抽送パートにしろ、極めて淫猥な性器描写をコアとするエロシーンと言え、読者の性欲中枢をストレートに狙い打つスタイルを堅持
好事家の間では“クロアワビ”として名高い上記の完熟女性器描写は強い武器であり、水揚げされた鮑の如く媚肉がグニグニとうねり、快感にぽっかりと広がった膣口の奥の暗闇から淫液がトロリと漏れ出てくる様が何とも卑猥です。逆に言うと“グロマン”という不名誉な称号も持つ描き方ですので、ご嗜好によって評価が割れることは要留意。
WifeRapedParty4.jpgただ、この直球要素に強く依存している感はあり、しっとりと濡れる上気した肌が強みである一方(←参照 短編「夕食前のお摘み」より)、変化に乏しい官能の表情やエロ台詞など、演出面に関して単調な印象が強いのは減点材料と個人的には思っています。展開の単調さもあって、アナルor前穴への中出し敢行なフィニッシュにここ一番の盛り上がりが欠けているのもちょっと残念。
ページ構成などにもややアッサリし過ぎている感はありますが、その辺りを各コマのストレートなエロさでカバーしている感もあり、評価はやや難しいところです。
親父の居ぬ間に義母さんのアナル開発や、スワッピング、羞恥系エッチに乱交モノなど、エロシチュは比較的豊富であり、単行本通しての飽きが来ないのは嬉しいところです。

作劇面・エロ演出面共に読み手を選ぶ要素はありますが、美人熟女さんのいやらしボディを満喫するには実に好適な1冊と言え、ライト層も含めて人妻エロ好きにはお勧めしたいところ。
管理人は、義母さんのアナルをじっくりねっとりとエロエロに開発する短編「ホール」と母娘の上下・前後の穴を食べ比べな短編「食後の日課」で大層実用的読書を楽しませて頂きました。

シオマネキ『突発性淫行症候群』

SuddenSexSyndrome.jpgくぼたまこと先生の『天体戦士サンレッド』第10巻(スクウェア・エニックス)を読みました。相変わらずいい意味でぬるいバトルが繰り広げられていますが、怪人たちそれぞれの生活が覗けて楽しいですな。
巻を重ねるごとに可愛さを増すかよ子さんですが、今巻収録の第116話は反則級にいいですな。レッドに傘を“ホラッ”と渡された時の照れた表情がチャーミングです。あと、ウサコッツさん可愛いよウサコッツさん。

さて本日は、シオマネキ先生の初単行本『突発性淫行症候群』(一水社)のへたレビューです。なお、単行本タイトル中の“症候群”は“シンドローム”と読むそうです。
登場人物達の阿呆な台詞回しが笑えるお馬鹿エロコメが楽しめる作品集になっています。

収録作は全て短編で9作。1作当りのページ数は10~18P(平均16P)と控えめのボリュームであり、いずみコミックスレーベルの常として単行本としての厚みはあまりありません。
とは言え、テンション高めで明るく疾走する作風であるため、ページ数の多寡が気になる類の作品でもありませんし、話に勢いがある分、エロにも十分な分量を割けています。

【お馬鹿会話で楽しませるラブコメ・エロコメ】
作風的には一貫してお馬鹿テイストのエロコメ・ラブコメであり、その軽快なノリに露出系を中心とした変態チックなエロシチュを重ねるタイプ。
各作品の楽しさの中核を担うのは、登場人物達の素っ頓狂な言葉のキャッチボールであり、お互いにクセのある変化球を投げ込みながらやはりお互いのミットの中心にすんなり納まるような会話の応酬が痛快。
SuddenSexSyndrome1.jpg片方の思い込みや欲望の暴走により、正に“突発的”に放り込まれる言葉に対し(←参照 女の子に告白したら・・・ 短編「パイコン」より)、もう一方の側がさらにトんだ台詞を投げ返して螺旋階段式に状況がエスカレートし、何のかんのでエロシーンへ雪崩れ込む構成がアッパーな読書感を生んでいます。
エロシーンにおいてもこの無茶苦茶な台詞回しが続くことは、ある程度評価を分ける要因となるでしょうが、昭和の青春ドラマ的な妙に熱いラブ台詞がこの勢いのあるやり取りの中で放たれることで、“クサさ”が先行せずに“面白さ”や“力強さ”に昇華されているのも評価されるべき点でしょう。
ギャグ調を徹底することで、ごく普通の日常の中にポンっとエロが投入されるシチュエーション作りにおいて違和感が無く、脱力系のギャグオチですんなり話がオチるのも気持ち良い感があります。
同じ一水社系列なら、廣田眞胤先生などがお好きな方には是非お勧めしたい作風ですね。

【可愛らしいストレンジガールズ達】
SuddenSexSyndrome2.jpg哲学ネタの皮を被った馬鹿エロ短編「スチューデント アパシーズ」のヒロインなら“似井智慧”(ニーチェ)さん(←参照 虚無主義の研究中です)、短編「シタタルガール」に登場する彼氏君とのデートで潮吹きが止まらくなる女の子なら“八潮”さんなど、いい意味で阿呆な名前が付けられたヒロイン陣はミドル~ハイティーン級の年齢層でほぼ統一。
虚無の探究のために野外エッチを(ついでに学校のサボりも)試みる似井智慧さんや、想い人のためにダイエットしようとジョギングを始めたらいつの間にか露出プレイに走ってしまったピュア?ガール(短編「ストリーキングダイエット」)、クリスマスプレゼントとして“妹”になってあげると押し掛ける主人公より年上の女の子(短編「プレゼントシスター」)など、これまたユニークなヒロイン造形も作品の楽しさにつながっています。
また、状況や意図こそヒロインによって異なりますが、皆さん基本的にはエッチには大変積極的であり、エロシーンへの導入を滑らかにしてます。
脇キャラも含め、妙に存在感を放つ野郎キャラ達(大概馬鹿)も活き活きとしており、単なるエロの恩恵の受け手ではなく、欲望に実に忠実な面も含めて親しみやすい面子が揃っています。
7ea71713.jpgぺたんこ娘こそ登場しないものの、甘食クラスの貧乳さんからずっしりもっちりな爆乳さんまで幅広く、ぷるぷると柔らかく震える質感や丁寧に演出された柔肌のきめ細やかさによって魅惑的なおっぱい描写になっています(←参照 短編「サマーヌーディスト」より)。
初単行本ということもあって、絵柄には変遷が認められ描線の強さや丸み、グレースケールの使い方等で初期作品とは著しい変化があるものの、近作のクオリティに近いものが多いのでそこまで気にする必要はないでしょう。むしろ、彩色によってより端麗になった表紙と、良くも悪くも泥臭さや荒さがある中身の絵柄との多少のギャップに留意するべきと思われます。

【意外に正統派でパワフルなセックス描写】
多少変態チックなノリが加わるとは言え、お互いにセックスの快感を率直に満喫し、互いを認め合いながら快楽の螺旋階段を上昇していくセックスパートはシナリオ同様に高揚感のあるタイプ。
男性の存在感を必要以上に消去することなく、男女の肢体が激しくぶつかり合い優しく密着する様子を十分量描き出すことで、変化球ではありながら全体的に見て恋愛系エッチとして実に真っ当なエロ展開を見せていることも美点と言えるでしょう。
SuddenSexSyndrome4.jpg野外での露出性癖をエロに絡めることが多く、一種のスリル感を生み出していますが(←参照 短編「キニナルガール」より)、この手の変態チックエロに付随する背徳感や攻撃性があまりないのも特徴で、むしろ若い性愛のエネルギー感に直結しています。
エロの演出に関しては、良く言えば穏やか、悪く言えば地味なタイプであり、バカだけれども真っ直ぐな台詞の応酬によって、直接的なエロ台詞は押し出されているため、エロ演出の量的な飽和感を求める方にはあまり向いていないのは確か。
その一方で、サイズを問わずに柔らかいおっぱいを揉んだり揺らしたりしながら、性器と性器をマッシブにぶつけ合う基本的な流れは十分にパワフルであり、ストレートな粘膜描写を織り交ぜつつ中出し・外出し混交のフィニッシュへ疾走します。
黒い茂みの下部に備わる女性器は丁寧に描き込まれており、修正も全体的に見れば標準並ですが、所々でお股全体をカバーする網掛け修正になっているのは少々興醒めと言えば興醒めではあります。

タイトル通りに“突発的”な勢いのある作風であり、ギャグエロとしての構築力の高さに今後への大きな期待が持てる作家さんだと思います。
個人的には、妙チクリンな台詞回しとキャラメイクの良さが光る短編「スチューデント アパシーズ」とオチがあまりに秀逸な短編「プレゼントシスター」が特にお気に入り。楽しいエロ漫画をお求めな方にお勧め!
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