2009年10月

さどっこ『裂き乱れよ少女』

TearBecomeDisorderyGirl.jpgスラッシュメタルの、否全てのエクストリームメタルの帝王・SLAYERの記念すべき10枚目のフルアルバム『World Painted Blood』(国内盤)を買いました。3年ぶりのアルバムですが、5年も待った前回に比べれば短いものです。
速い曲もやりつつヘビィネスやメロディ的な要素にも気を配った曲も多く、多少の変化を示しながら“SLAYER is SLAYER”的な根本部分は全く変わっていないのが嬉しいですなぁ。解散の噂もありましたが、本人達が否定してくれていますし、その個性と進化がさらに続くことを予期させる好盤ですな。

さて本日は、さどっこ先生の初単行本『裂き乱れよ少女』(一水社)のへたレビューです。Mate(一水社)は凌辱系作品に対して色々と風当たりの厳しい状況下で、その誌風を貫いて本当によく頑張っている雑誌だと思うのですよ。
破滅をもたらす愛への妄執と快楽への耽溺を、その悪徳としての側面から逃げずに描き切った胆力が素晴らしい作品集です。

収録作は全て短編で9作。1作当りのページ数は12~22P(平均17P弱)と分量的には少なめで、いずみコミックスレーベルの中でも単行本としてのボリューム感は乏しい部類に入ります。
物語設定の要点を説明するだけに留まるシナリオパートはともかく、エロシーンにも量的な満足感は不足していますが、作品から受けるインパクトはなかなかに強烈であり、読後の重苦しい余韻も含めて相応に読み応えはあります。

【荒削りさはありつつ非凡な才能を感じさせる作劇】
今単行本は、物騒なタイトルや裏表紙から推察できる通りのハードな凌辱モノと母子相姦をメインとする近親相姦モノ、およびその両者を兼ね備える作品で構成されており、ラブストーリーの“ラ”の字もありませんので凌辱系に対する耐性の無い方には回避を強く推奨。
TearBecomeDisorderyGirl1.jpg近親相姦にしろ、監禁調教を伴うような陰惨な凌辱モノにしろ、ヒロイン達が決してかつての幸福の日々に戻ることのできない“取り返しのつかない破滅の行為”に巻き込まれ、精神崩壊や日常との断絶を明示する後味の猛烈に悪いバッドエンドへと追い込まれていきます(←参照 日常を生きる少女達と日常を否定されたヒロインの対比 短編「かごめかごめ」より)。
序盤にはコミカルな演出さえ施されていることがある一方で、そこから凌辱者達の異常性を一気に浮き彫りにさせてヒロインを狂気と暴力の世界に引き込み、平和な日常をガラガラと崩壊させていく流れは落差がある分、読み手に与える印象は痛烈。
現在の凌辱エロ漫画の帝王・オイスター先生と比較すれば、その苛烈な攻撃性は共通しながら、オイスター先生の作品にある練り練られたドラマ展開や凌辱者達の狂気を裏付ける周到な設定などはほとんどなく、全体的に話の流れや人物造形に舌足らずな感があります。
しかしながら、綿密なシナリオ構築がないことが、得体のしれない狂気によって突如として惨劇に巻き込まれるという、極めて根源的な不安と恐怖を読み手に呼び起こすことを成功させています。
3ef4602a.jpg想いを遂げられなかった姉の代替として少女を監禁凌辱していた男を描く短編「姉コン」、サディスティックなセックスによる異常な快楽で薬物中毒の少女を離脱症状を納めていた男がその行為自体に耽溺していく短編「SEX DRUNKER」(←参照 ラスト1コマ)、歪んでしまった愛情で交わる母子相姦の哀しさをラストで滲ませる短編「母さんに今夜も中出し」など、本来賛美されてしかるべき愛情や友情、セックスの快楽が行く先を間違えて破滅へと至る作品も多く、暗い欲望に塗れた性愛の痛みや苦しみに強く踏み込めているのも好印象。
未だ作劇の粗さは目立ちますが、一水社系の作家さんで言えば、オイスター先生の作品を貫く破滅と狂気、ゼロの者先生の作品に漂う不安と退廃感を共に持ち合わせている印象があり、今後に強く期待できる作家さんだと個人的には思っております。

【勝ち気な美少女・美女と清楚なママンがメインのヒロイン陣】
登場するヒロイン陣はミドルティーン級と思しき美少女達と30歳前後程度の清楚な母親がメインで、そこに20代半ばぐらいと思われる婦人警官や姉が少数混じります。
キャラクター像を立てていく余裕がシナリオに無いものの、勝ち気な女の子や清楚で穏やかな性格の母親、従順で可愛らしい少女など、典型的なキャラ造形にすることで深みはなくとも作品全体を理解しやすいものにしています。
あとがきのコメントやイラストを見る限り、どうも作家ご本人としてはローティーンの貧乳美少女を描くのがお好きな様ですが、スレンダーな肢体に柔らか巨乳を装備するヒロインの方が多く、貧乳キャラの割合は低め。
TearBecomeDisorderyGirl3.jpg柔らかお肉が適度に詰まったおっぱいやお尻に対し、かなり細く長く描かれる手足や強くくびれたウェストなど、いかにも人工的なキャラデザインはややフリーキーな感があり、好みが分かれるでしょうが、いい意味でいかにも猥雑な印象があって作風には非常によくマッチしています(←参照 短編「母さんに今夜も中出し」より)。
オールドスクールなアニメ絵柄も、当世流行りの美少女絵柄に馴れている若人方には魅力薄に映る可能性もありますが、ある意味で分かり易くキャッチーなタイプ。ただ、デッサンや体型描写なども含めて絵柄に不安定感が残るのは減点材料です。

【倒錯の快楽に満ちた過激なエロシーン】
シナリオパートをざっくりと切り上げつつ性行為の進展とともに話を進めていく手腕は、エロ漫画作品の構成手法として優れてはいるものの、ページ数の少なさもあって上述の通りにエロシーンの尺は残念ながら短め。
倒錯の快楽を強調する一方で、近親モノでは行為への精神的な嫌悪感の描出、凌辱モノでは肉体的な苦痛描写も容赦なく取り込んでおり、その目眩がする程の異常な雰囲気は強い魅力でもあり、同時に強力な忌避要因でもあります。
TearBecomeDisorderyGirl4.jpgバイブやローター、ギャグボールなどの各種器具に加え、イボイボ付きの凶悪なサックや性器へのピアッシング、逆さ吊りなど痛々しい行為も凌辱系作品では多く登場し、特にスタンガンやら針やらを使用する短編「LITTLE MASTER」のブルタールさは特筆すべきでしょう(←参照)。
目を涙で潤ませ、喘ぐように舌を突き出す白痴系のアヘ顔や獣じみた嬌声とハートマーク付きの理性が蕩けたエロ台詞の連呼など、過剰さを追求した派手な演出も頻繁に使用する一方、身を焼く快楽に抗しようと唇をキュッと噛む表情など、意外に細やかな演出を加えているのは巧いと思います。
マッスたっぷりのお尻や太股を抑えつけて羞恥に塗れた無惨な開脚姿勢を取らせ、その中心にある秘所に獣欲のままにピストンを加える抽送パートはこれまた尺的にはさみしいものの、十二分に攻撃的であり、情け無用な子宮めがけての大量射精でフィニッシュを迎えます。
なお、基本的には陰毛は股間に標準装備であることや軽めではありながらスカトロ描写があることなど、ハード&ダークな方向性意外にも読み手を選ぶ要素があることには留意されたし。

(色々な意味で)名物編集者の塩山氏のバックアップも効いているのか、新人作家らしからぬ凄みが作品から感じられ、是非この鋭く尖った作家性を保ちながら突っ走って頂きたい作家さんです。個人的には男の禍々しい狂愛がわずか1コマで鮮烈に明らかにされる様に背筋が冷たくなった短編「姉コン」とレースの黒下着がエロすぎるママンの受難劇な短編「母乳参観日」が特にお気に入り。キャラ的には短編「淫行罪」の婦警さんがフェイバリットですが、このキャラに関してはあとがき必読ですよ(笑。
とまれ、真っ当に日常生活を送りつつ人に言えないドス黒い欲望を貯め込んでいる貴兄貴女に一種の鎮静剤として大変お勧めな作品ですよ。

あまぎみちひと『むちえろ』

MuchiEro.jpgよしながふみ先生の『きのう何食べた?』第3巻(講談社)を読みました。料理が食べたくなる漫画は沢山ありますが、この作品はそれに加えて料理を作りたくなる漫画でもありますよね。
第23話のうなぎの混ぜご飯に高菜を入れるレシピは初めて知りましたので、今度作ってみようかと思います。ちなみに、管理人はこの漫画のおかげで白だしを良く使うようになりました。あと、柚子胡椒は何につけても美味しいですよねぇ。

さて本日は、あまぎみちひと先生の2冊目『むちえろ』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。この作家さんのHPで発表されている文章付きエロイラストには大層お世話になっていたので、キルタイム系での作品がようやく単行本としてまとまったのは本当に嬉しいですなぁ。
圧倒的な量感を有する巨乳・巨尻をお持ちのファンタジー世界の美少女達が、筋骨隆々の化け物達の極太ち○こに蹂躙されちゃうエロシーンが楽しめる作品集となっています。

MuchiEro1.jpg収録作は、短編9作+デフォルメキャラ達がキュートな作品解説イラスト4P+カバー裏のおまけ漫画。なお、短編2作はアダルトゲームである「対魔忍」シリーズ(原作Lilith)のアンソロ作品となっています(←参照 短編「対魔忍アサギ」より)。
各短編のページ数は14~20P(平均17P弱)と少なめで、単行本としてのボリューム感には若干欠ける印象があります。しかしながら、演出手法や行為の内容、ボリューム満点の女体などによってエロは特濃の味わいとなっており、抜き物件としての信頼感は十分にあります。

【シナリオの比重は軽い抜き特化の作劇】
前単行本にして初単行本の『兄好艶妹』(富士美出版;未レビュー)では、心温まる微笑ましいラブコメ系が主体であり、それはそれで意外に魅力的ではあったものの、今単行本ではファンタジー世界を舞台にしたガチ凌辱作家としての本領を発揮しており、個人的には快哉を叫んでおります。
ことにオークやらゴブリンやらの異形の種族達による凌辱系が特異な作家さんであり、妹を守るために悪鬼達の封印を保つ人身御供にされる巫女さんのハードな快楽調教な描く短編「扉の巫女」、魔界に潜入調査した天使さんが屈強な化け物達に輪姦されて肉便器と化す短編「セシルの魔界調査奇譚」など、ヒロインを精神崩壊に導くようなハードな凌辱モノが見事に炸裂しています。
MuchiEro2.jpgとは言え、キルタイムのファンタジー系凌辱エロの通例として、鬼畜モノとしての絶望感や悲劇性をあまり強調せず、性の悦びの虜となってしまったヒロイン達の姿で凌辱劇に幕を下ろすので、後味の悪さは比較的少ないタイプの作劇と言えるでしょう(←参照 妹を“守る”目的から快楽を独占する目的へ 短編「扉の巫女」より)。
この手の作品の定番ながら、気高い戦闘美少女や清楚な女性が、人知を超えた快楽の絨毯爆撃によって、そのプライドと知性を崩壊させ、凌辱者の与える快楽に従属する存在に貶められていく流れも読み手の嗜虐欲を刺激してくれます。
また、エルフの淫乱お姫様が“搾畜”として捕えた人間の男性達の精を吸い尽くす短編「エルフィア森のリナリア姫」やショタッ子悪魔が大天使長のおねーさんにこってり搾り取られる短編「えんじぇる↑↓(はいろう)」など、ヒロイン側の積極性で話を動かすアッパーな快楽全能主義的作品も混在しています。
物語とキャラクターの設定を冒頭でざっくり説明し、後は勢いでエロへと突入させるシナリオは全体的に説明の不足感を伴う性急さが感じられ、また漫画としての面白さにも乏しいですが、その不足感も含めてキルタイム系作品の様式美とも言え、管理人はこの手の作品を読みつけているせいか、あまりネガティブな印象はありません。

【爆乳・巨尻な人外美少女ヒロインズ】
上述の通り、登場するヒロインはエルフのお姫様や、半牛半人な爆乳娘、清らかな天使といった人外さんや、姫騎士や巫女さんなどの戦闘ヒロイン達がメイン。
おっとり系の性格の娘さんと気が強く凛とした女性のどちらを描いても魅力的ですが、皆さんエロシーンでは盛大にアヘ顔を晒しており、その変遷ぶりもエロの要になっています。
MuchiEro3.jpg小顔で等身高めの体幹にもちもちと柔らかい爆乳とそれ以上の柔肉をはちきれんばかりに内包するお尻と太股を備える、かなりボリューミィなボディデザインをほぼ全キャラに施しており(←参照 軍事用アンドロイドさん 短編「肉機姫アリス」より)、 かつそれらの重量感を強くアピールするような構図を多用します。
モンスター描写に定評のある作家さんであり、この重量級バディを征服するに相応しく、筋骨隆々で青筋が浮き上がる巨大な男性器を持つ鬼やトロールといった化け物、および巨漢を凌辱者として投入するのも大きな特徴でしょう。
描線の力強い濃さと丁寧な描き込みの中にある荒削りな勢いが魅力であった以前の絵柄に比べ(今単行本では短編「孤高なる姫騎士~淫乱の宴~」)、近作ではより絵柄が洗練された印象があり、いかにもデジタル作画らしい描線の整頓とトーンワークの質的向上が進んでいます。
いい意味での漫画絵らしい野暮ったさがあった以前の絵柄も好きですが、初出が比較的長期に渡る今単行本はこの作家さんの絵柄の変遷の過程が分かる1冊と言えます。勿論、絵柄に単行本通しての安定感を強く求める方にはマイナス要因たり得ますのでご注意下さい。

【量的な過剰感で押し切る特濃アブノーマルエロ】
HPで発表されているエロイラストでは、四肢切断や人体改造、異種姦とそれに伴う異形の出産など猛烈にアブノーマルなネタを投入されていますが、残念ながら商業の方ではあまりにキツイ要素は封印されている模様。
MuchiEro4.jpgとは言え、キルタイム系十八番の大量の触手による凌辱エロや、大量の白濁液の膣内射精によるボテ腹化(←参照 短編「セシルの魔界調査奇譚」より)、爆乳の先端から噴き出るミルクなど、ある程度訴求層の広いアブノーマル系のネタは豊富に取り揃えられており、ファンタジー系作品らしい常識外れのセックス描写が楽しめます。
謎の媚薬(勿論異形の体液だ!)や洗脳などの便利ツールによって、凌辱エロでありながら肉体的な苦痛描写を排し、精神的な苦痛を圧倒的に強烈な快楽が塗り潰していく流れでエロの攻撃性を創出しており、一種のお約束の安心感がある分、使いやすい作品になっています。
濡れ場のページ数はそこまで多くはないものの、特にエロシーンの終盤ではコマの枠線を取っ払って大量の精液に塗れながら快感に喘ぐヒロインの痴態で見開きページを埋め尽くすなど、出来るだけ多くの情報量を詰め込もうとする作画になっているためページ数以上のボリューム感を味わえます。
逆にいえば、大量の液汁描写やアヘ顔描写、怒張にめいっぱい押し広げられた女性器を見せつける構図などのエロ演出面も含め、ひたすら物量で押し切るタイプであり、エロ展開・エロ作画の両面にやや大味な印象があるのも確か。
林立するキャノン砲ち○こに何発もぶっかけられたヒロインの前後の穴に、トドメとばかりに大量の白濁液を噴射して、ハートマーク付きの白痴系エロ台詞を絶叫させるフィニッシュも極めてパワフルで、ゲップが出る様な満腹感を味わえることでしょう。

ファンタジー系凌辱エロ作品としての王道を貫徹しており、独自性には乏しいものの属性持ちにとっては強力な抜き物件です。もうちょっとゴリゴリにハードな鬼畜凌辱を商業でも読んでみたいのですが、“エロはぬるめのリョナがいい”路線のコミックアンリアルではちょっと難しいのでしょうかねぇ。
個人的にはエルフの淫乱お姫様が“搾畜”の男どもの精を貪る短編「エルフィア森のリナリア姫」とちょいとドジな天使さんが魔界のモンスター達による集団凌辱の果てに肉便器と化す短編「セシルの魔界調査奇譚」が特にお気に入り。

佐波サトル『ずっとつながったまま』

ForeverConnected.jpg広江礼威先生の『BLACK LAGOON』第9巻(小学館)を読みました。実際に今巻は既巻よりもページ数が多いのですが、シリアスで大変ヘビィな読書感となっていましたなぁ。
“敵”であるキャクストン少佐が、これまた“正義”と信念の人である分、何とも救えないお話です。しかし、また、ロックの立ち位置が揺らいでますなぁ。いっそ、極悪人になれれば幸せなのかもしれませんがね。

さて本日は、佐波サトル先生の『ずっとつながったまま』(一水社)のへたレビューです。前単行本『ツはツンデレのツ』(同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
ちょっぴり変わった性格のヒロイン達との汁ダクエッチが楽しめる作品集となっています。

ForeverConnected1.jpg収録作は、大財閥のお嬢様とお互いに一目惚れした少年に授けられた大悦楽ライフを描く連作「とりぷりゃ」「とりぷりゃ×2」(←参照 少年への愛情故に美女をあてがうお嬢様 連作前編「とりぷりゃ」より)、および短編9作。
1作当りのページ数は「とりぷりゃ」(18P)を除いて全て16Pと、個々の作品のボリューム感は控えめ。分量的にはエロ重視でシナリオは補助的な構築が為されていますが、話に広がりを持たせる上手さがあり、それなりにシナリオ的な味わい深さもある印象です。

【シナリオ分量少なめながら味のある作劇】
ページ数の都合もあってか、シナリオパートに分量を割けておらず、比較的サクサクとエロシーンへと進行するため、ストーリー重視派には魅力が不足しているのは確か。
上述の連作「とりぷりゃ」のように棚ボタ式にエロ的大幸運に恵まれたり、短編「フタになれ」では姉に虐げられる妹に何の脈絡もなくチ○コが生えて、その肉棒で姉貴を制服したりと、セックスシーンへの導入部を早く切り上げるためになかなか無茶な要素まで話に突っ込んでくる思い切りの良さは個人的には○。
今単行本は、ラブラブモノがメインであった前単行本の路線も引き継ぎつつ、息子の彼女をネチネチとした性技で開発して寝取る親父を描く短編「プロポーズ」や夫への罪悪感を持ちながら義弟に性感調教されて寝取られる人妻を描く短編「長い夏休み」など、ダーク路線の寝取り/寝取られ作品も混在しています。
前者では行為中にヒロインに息子へ電話させて結婚の約束をさせたり、後者では夫婦の寝室でセックスをして屈従をさせたりと、寝取られモノとしての踏み込みは強めであり、本数的には少ないながら存在感を放っています。
ForeverConnected2.jpg勿論、恋愛モノにおける多幸感・充足感の演出の良さも健在であり、エロ漫画的ご都合主義に突っ走っている様で、特異な環境下で育ったせいで他人に愛情を求めることを知らないお嬢様を少年の真っ直ぐな恋心が自然なカタチへと変容させていく連作「とりぷりゃ」は意外にも誠実なラブストーリーとしての良さがあります(←参照 連作後編「とりぷりゃ×2」より)。
終盤にややなし崩し的な展開になったのが残念ですが、お気楽なハーレムエロとハートウォームな恋愛ストーリーを齟齬なく組み合わせている点が高評価であり、この作劇の安定感は他の作品でも遺憾なく発揮されています。

【素朴な漫画絵柄で描かれる巨乳ヒロインズ】
登場するヒロイン達は、ミドル~ハイティーン級の美少女達をメインとしつつ、上述の寝取られ若妻さんの様に20代前半~半ば程度と思しき美女さん達がちょこちょこ加わる布陣となっています。
ForeverConnected3.jpgスレンダー傾向の強い娘さんから適度に全身もっちり系のお姉さんまで体型描写はややバラつきがありますが、皆さん柔らかい巨乳を装備(←参照 だらしない従姉のお姉さん 短編「泊っていってね」より)。エロシチュエーション・エロ作画的に巨乳を強調することはあまりなく、その描き方もいたってベーシックですが、その温かくて柔らかそうな質感は地味に魅力的です。
王道から結構捻った設計のツンデレキャラを描くのが上手い作家さんであり、酔った時に押し倒されて調教されちゃったと記憶のない少年に(おそらくは偽装の)熱烈ラブ&エロアタック(でも態度はツンツン)をしかける短編「朝。目覚めると」の朋ちゃんはこの作家さんのキャラ造形の持ち味良く出ています。
大人しく優しい性格の下に性への興味と主人公の恋心を秘めていた短編「知りたい同士」や独特の恋愛観を持っている連作の沙姫お嬢様など、思春期の少年にとって“理解が困難な異性像”をヒロインのキャラクターに含めていることが、恋愛系作品における恋の成就の幸福を高めているのも素晴らしい特長。
表紙絵に関しては一向に絵柄が安定せず、かつ中身の絵柄との違和感が今単行本でも拭えませんが、収録作の絵柄はほぼ安定しています。多少デッサンの安定感が欠ける印象もありますが、実用的読書を妨げる程の乱れではありません。
なお、全ヒロインが股間に適度な茂みを生やしていますので、その辺りを気にする方はご嗜好とご相談されたし。個人的には(特に人妻系において)実にウェルカムですが。

【たっぷりの淫液に塗れる美少女・美女達】
ページ数こそ少ないものの、設定の工夫と思い切りの良い導入によって、実用的読書のお伴を果たせるだけの濡れ場の尺は何とか確保しています。
ForeverConnected4.jpgこの作家さんの特徴は何と言ってもエロ作画における豊潤な液汁描写であり、顔を濡らす涙や口からダラダラとこぼれる涎、ピストン運動に合わせて性器結合部から噴出する大量の愛液などによって女体を濡らしていく様が大層煽情的(←参照 短編「知りたい同士」より)。
濡れ場の演出に関しては、この大量の液汁描写と適度に転化した粘液質な擬音に強く依存するスタイルであり、エロ台詞の量を控えることで登場人物達に閉じた熱狂的な空間を演出することに成功している感があります。
お嬢様+侍従の美女達とのハーレムエッチ(何と最高7P!)が楽しめる連作「とりぷりゃ」や天然おっとりお姉ちゃんとツンデレ妹による主人公取り合い3Pエッチな短編「さんかく」など、多人数エッチが多めなのはエロの豪華感を高めていますし、何より高い技量を要求される複数人の絡みをしっかり描き切れているのが◎。
フェラで1発+膣内でも1発、または抜かずの2連射中出しという多回戦仕様を取っていることも多く、大量の白濁液を中出しした後、ち○こを引き抜いて既に濡れまくった肢体に精液を重ねがけするフィニッシュは強力な抜き所になっています。
余談に近いですが、「先にイかせたら○○してあげる」という約束で、セックスにおける快楽の綱引きを一種の勝負として演出してエロの緊張感を生み出していますが、偶然の産物なのかこの要素を絡めた作品が多数同時収録されてしまっていて、流石に何回も続くとやや興醒め。
とまれ、汁ダクセックスが好きな同士諸兄は是非チェックして頂きたい作品ですよ。

個人的には、ここ最近は美少女ヒロインがメインで登場しなかった美人人妻が拝めて嬉しかったですな。いや、この先生が描くツンデレガール達も大好きですけど。
エロ的にも大満足な上にお嬢様と主人公の幸せを願いたくなる連作「とりぷりゃ」が一番のお気に入りです。

オオカミうお『ろり☆がぶぅ』

RoliBiting.jpg逢空万太先生作のライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』第3巻(GA文庫)を読みました。ラブコメ王道の“男女入れ替わり”ですが、真尋と入れ替わった直後のニャル子さんの行動が流石過ぎました(笑。
“地球が将来滅ぼされてしまう”理由は既刊の流れからして容易に読めましたが、ドタバタ劇が楽しい作品ですよね。相変わらず小ネタ満載ですし、ちょっぴり?エッチなのも含めてニマニマできる作品ですよ。

さて本日は、オオカミうお先生の初単行本『ろり☆がぶぅ』(茜新社)のへたレビューです。以前も書いたことがありますが、管理人はご飯を幸せそうに食べている女の子の絵が大好きなので、この表紙は(性的な事象の連想を差し置いても)ドンピシャでございます。
快楽に蕩けていくキュートなロリっ娘達の育ちかけバディを堪能できる1冊ですよ。

収録作は、全て読み切りの短編で12作。フルカラー短編の「夏美ちゃんのお仕事GET大作戦」と描き下ろし短編「オフで即がぶぅ」(共に8P)を除き、1作当りのページ数は16~22P(平均18P弱)と、書店売りの雑誌を初出とするにしては少なめのボリュームですが、コミックLOでは標準クラス
ストーリーの構築にあまり重きを置かないスタイルであるため、シナリオ的な重厚感や深い味わいはあまり存在しませんが、その分エロの質・量の満足感は高くなっています。

【スムーズな展開でエロを支援するシナリオ】
登場人物の繊細な情動で話を紡いだり、煮詰められたメッセージ性をストーリーに練り込んだりして、少女という偶像を題材にして作劇力を存分に発揮する作家陣も多いLOにあって、比較的間口の広い抜き物件を提供してくれる作家さんであり、非常に悪い言い方をすれば自己主張が激しくサブカル寄り・衒学的なLOの雰囲気が合わない方でも気軽に楽しめると思われます。
RoliBiting1.jpgゲームのレアアイテムと交換に性行為を許し、相手が童貞と知るや初物食いに走る女子小○生を描く短編「オフで即がぶぅ」(←参照)のように、女の子側から積極的にセックスへ引き込んだり、女の子の可愛らしい姿に男性が辛抱たまらなくなってエロへと速攻で雪崩れ込んだりと、サクサクと濡れ場に突入できるようなプロットになっています。
なお、短編「帰郷」や「わたしのナイショ」を筆頭に、男性教師が生徒を脅迫してその幼い肢体をねちっこく快楽調教していくような鬼畜系寄りの作品も半数近く存在しており、お気楽なハッピーロリータ作品のみを期待するのは強く避けるべきでしょう。ただ、鬼畜凌辱系としての悲劇性への踏み込みは比較的弱い方で、後味の悪さは多少残しつつ、苛烈なバッドエンドに持っていったりしないのは実用面への悪影響を低減しています。
ストーリーそのものに強い面白みがあるわけではなく、エロへの導入に徹しているケースも多いものの、展開力の高さを示している作品もあり、ファンタジー的な要素を序盤で暗示しつつ、ラストでその要素を上手く掬いあげて話を閉める短編「きつね山」には個人的にニヤリとさせられました。
コミカル系の気持ち良い軽快さも、鬼畜系のドロドロとした陰湿さも共に明瞭に醸成されているシナリオであり、変に捻っていない分、エロもシナリオも素直に楽しめるように作品が形成されています。

【ロリプニ系幼女から写実寄り造形の思春期少女まで】
登場するおにゃのこ達は小○校中学年クラスのょぅじょさんから中○生クラスの少女までロリ専科としてはある程度幅があるタイプ。
RoliBiting2.jpg年齢に合わせて等身などのボディデザインを変化させており、等身低めのプニプニ幼女から(←参照 短編「わたしのナイショ」より)二次性徴真っ只中でスラッとした体幹に膨らみかけの貧乳が備わる思春期ガールまでバラエティ豊かになっています。
初単行本ながら、元・投稿ハガキ職人(司のラッツとか懐かしいなぁ)&長い同人歴というキャリアの持ち主であり、作画の質は大変高くなっています。
ヒロインの年齢やおそらくシナリオの雰囲気に応じて、キャラデザや絵柄を変化させる器用さは作画技術の高さの証左である一方、絵柄にバラツキがあることを許容できるか否かは今単行本の評価にある程度影響します。
RoliBiting3.jpgイエローバニースーツや褌装備の神事の衣装(←参照 上の引用絵とのタッチの違いにも注目 短編「帰郷」より)、レオタードやスクール水着など、なかなかフェティッシュなコスチューム関係も充実。そういったピッチリとした衣装の上からお尻や股間に悪戯する前戯パートはエロティックに描出されています。
なお、管理人は気になりませんが、お気楽系でも鬼畜系でも男性陣は、可愛らしい女の子達と対比的に割合醜悪に描かれていますので、その辺りが減点材料になる方は要注意。

【色々なお汁がたっぷりなエロシーン】
個々の作品のページ数が多くないことに加え、エッチな悪戯的な助走部分が多いエロシーンの構成であるため、ニンフェット達とのピストン運動をたっぷり味わいたい方にはやや物足りなく感じる映る可能性はあります。
1コマ1コマの画に高い煽情性がある一方で、性行為における体の動きのダイナミズムにはやや欠けますが、逆に小さな胸やツルツル&スージーな股間への責めにはねちっこさが確固としてあるのが魅力の一つ。
エロ台詞や擬音などによるエロ演出には作品間で量的な差異がありますが、終盤にかけてハートマーク付きの白痴系エロ台詞などの投入し、序盤の“タメ”で押さえられていた欲望を一気に開放させていく盛り上げ方は○。
RoliBiting4.jpg帯で煽るほどに派手な表情変化を施すタイプでは決してないものの、涙や鼻水、涎で濡れる熱っぽく蕩けたロリータフェイスは、ヒロインの年齢とのギャップもあって背徳的なエロスを増強させています(←参照 短編「マッド・ハニィ」より)。
その他の液汁描写に関しても豊富な方であり、おしっこ関連の描写も頻出し、またぶっかけフィニッシュや中出しフィニッシュに追撃してヒロインの肢体を白濁液で濡らす描写なども多め。
女性器描写、特に膣内の描写の質はあまり高くないですが、上述の衣装のエロ作画への絡め方も含め、不得手な部分を画面から排除しつつ煽情性のあるコマを積み上げていく手法は老練ささえ感じさせます。
フィニッシュシーンの演出が弱めでエロ展開がフェードアウト気味になっている作品があるのはちと残念ですが、むしろヒロインの小さな肢体を指や舌でいじるパートにこそエロの核がある印象で、二次ロリスキーの願望を充足させる高質な抜き物件と総評して間違いないでしょう。

幼さを強調するヒロインのキャラ造形の良さとエロの後方支援に徹するシナリオによって、使いやすい作品に仕上げられており、かつエロ作画の面でオリジナリティーを発揮できています。このまま、敷居を高くしないで明瞭な抜き物件を描き続けて頂きたい作家さんです。
個人的には短編「マッド・ハニィ」に登場したママンがなかなか美人でよろしかったので、同人時代に描かれていたという人妻モノエロ漫画も商業で読んでみたい感もあるのですが、まぁ当分難しそうですな。
管理人のお気に入りは、オチが面白かった上述の短編「きつね山」とロリロリバニーに(性的な意味で)たっぷり実地教育な短編「仔兎ちゃんのいる店」。

夏庵『デレのちトラレ』

NTRAfterDere.jpg芦奈野ひとし先生の『カブのイサキ』第2巻(講談社)を読みました。見上げる構図の表紙絵もとっても素敵ですが、夕焼けであったり飛行機雲で覆われる青空だったりと広がりのある空の描き方が魅力的な作品ですよねぇ。
おしっ娘なサヨリ嬢の登場で、カジカちゃんの立ち位置がちょっとピンチなわけですが、これをきっかけにして2人の関係が進んだりするといいかもですね。『ヨコハマ買い出し紀行』でも同じなんですが、芦奈野先生の描く“いい女”像が管理人は大好きなのですよー。

さて本日は、夏庵先生の初単行本『デレのちトラレ』(コアマガジン)のへたレビューです。微妙に難読気味ですがPNは“カーン”とお読みするそうですよ。
もちもちっとしたお尻&おっぱいが魅力な美少女達がハードなファックに晒される優良抜き物件な1冊ですよ。

NTRAfterDere1.jpg収録作は、好きな男子の前故に痴漢被害を訴えられなかった清楚な黒髪美少女が、その姿をネタに体育教師に脅されて更に堕ちてゆく連作「ネトラセエトランゼ」前後編(←参照 連作前編より)、普段は冴えないながらエッチンあればドSな性豪と化す少年が生徒会の美少女3人を同時ファックな短編「メス○と呼んでっ!!」+描き下ろしフルカラーの番外編4P、および独立した短編5作。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は20~28P(平均24P弱)と十分なボリューム感を有しています。作品の方向性によって振れ幅はあるものの、総じてストーリー面における読み応えには乏しい一方、ダイナマイトボディの美少女達の艶態をたっぷり味わえる構成になっており、抜きツールとしての満足感は高めです。

【ヒロイン転落モノとラブコメ系がメイン】
単行本未収録の作品群では寝取られ(ネトラレ)モノへの作風の集中が認められますが、今単行本においては未だ作風の軸が定まっていない感があり、タイトルや帯の訴求分から寝取られ系の作品を強く期待して購入するのは避けるべきでしょう。
好きな男子に自分の恥部を秘めたい故に悪漢達に凌辱されていく、上述の連作「ネトラセエトランゼ」が強いて言えば最もネトラレ色が強いですが、既存の恋愛関係や信頼関係が卑劣な罠と圧倒的な快楽によって蹂躙されるという寝取り/寝取られモノの醍醐味となる要素は僅少で、年に似合わぬグラマラスボディをお持ちの女子中○生が凌辱され続ける不幸な日々を描く短編「日替わりミルクセー○キ」と並んで、“寝取られモノ”よりもむしろライト寄りの凌辱系、または“堕ちモノ”として良く仕上げられていると感じます。
NTRAfterDere2.jpg収録作の半数程度がこのような凌辱系の作品ですが、美少女2人による大胆ラブアタック&両手に花な3Pエッチを描く短編「ツイン彼女」(←参照 裸エプロンでお出迎え♪)や、ツンデレ生徒会長・おっとり巨乳な書記ちゃん・不思議系のエロエロ娘な会計を3人並べて(性的な意味で)全て美味しく頂く短編「メス○と呼んでっ!!」のように、エロ漫画的ご都合主義が炸裂する明るくドリーミィなシナリオにも強い存在感があります。
話の明暗を問わず快楽全能主義的なシナリオ構築であり、男女の恋愛感情の機微に強く踏み込むタイプではないですが、男性教師と生意気盛りな女子中○生ちゃんのラブラブぶりが微笑ましい短編「黒猫は懐かない?」や、二次元エロに耽溺する少年に幼馴染の少女が恋心故にエッチな挑発をしかける短編「不器用な関係」など、ラブコメ系作品の小気味良さにも魅力があります。
斯様に作品の方向性はまとまりに欠ける感がありますが、ラブコメ系にしろ凌辱系にしろ、ストーリー構築のコンストラクションに緩さが残る分、作品間で雰囲気の落差をあまり感じないのは結果的に良かったと思われます。
雑食な同志諸兄(管理人含む)には作風の多彩さが楽しい1冊、特定の趣向に思い入れがある方にはやや物足りない印象が残るであろう1冊と推察されます。

【柔肉たっぷりの乳尻が魅力の制服美少女達】
ヒロイン陣はミドル~ハイティーンクラスの制服美少女達で統一しつつ、ロリ色の強いちんまい娘からアダルトな色香を備える美人タイプまでキャラクターの造形は広く取っています。
バストに関しても並乳~爆乳まで幅広いですが、引き締まったスレンダーな肢体と対比的に、もちもちとした弾力を感じさせる柔らかい乳・尻・太股が自己主張しまくる体型描写にはストレートなセックスアピールがあります。
NTRAfterDere3.jpgエロシチュ的に強調されているわけではありませんが、バックからの構図でスベスベの桃尻をアピールするコマは、ヒロインのおねだり台詞や自ら広げる女性器の描写などもあって大層エロティック(←参照 短編「黒猫は懐かない?」より)。
世話焼きな年上幼馴染(短編「不器用な関係」)や普段の凛とした表情が魅力の生徒会長(短編「メス○と呼んでっ!!」)、男性教師への好意を周囲に隠すため反抗的な態度を取る少女(短編「黒猫は懐かない?」)といったヒロインズは、エッチでの対照的な従順ぶりが光る分、ある程度ツンデレ属性を備えていますが、ストライクゾーンド真ん中なツンデレ的造形はあまり目立たないことにも要注意。
収録作中で最も古い短編「STUDY ROOM」のみ絵柄が大分異なりますが、他の作品は表紙絵通りと言え、ややオールドスクールでありながらヒロインの色香を適切に引き出す端正なエロゲー絵柄で安定しています。

【嗜虐的な味付けをした中出しハードファック】
凌辱寄りの作品が多いことに加え、快楽全能主義的な作品においてもヒロインの羞恥を煽るようなサディスティックなノリがある傾向が認められ、エロのハードさを前面に出している印象があります。
年の差カップルが登場の短編「黒猫は懐かない?」でも女の子に“自分はオナホール”と言わせたりで、どの作品においても柔らかエロエロバディへの征服欲を強く刺激してくれますが、カップルさんの甘々&ラブラブなエッチをお求めな方は注意されたし。
舌や乳房、そして性器などヒロインの性感帯を粘っこく責め立てる前戯パートに十分なページ数を割いていますが、複数の状況下でのセックスを1話にまとめているために、特に抽送パートに関して個々のシーンの尺が物足りない感はあります。
NTRAfterDere4.jpgヒロイン側が羞恥と嫌悪を覚えながら、全身を駆け回る快感に抵抗力を失い、男性の為すがままにされていくエロ展開は良好で、中出しおよびそれに伴う妊娠への拒絶を口にするヒロインの最奥に容赦なく白濁液を叩きつけるフィニッシュはドSな同好の士諸兄には極めて痛快な抜き所(←参照 連作「ネトラセエトランゼ」前編より)。
茫然自失でクタリと横たわるヒロインの秘所から、大量の精液がドロリと漏れ出てくる淫靡な様子も、特に凌辱系の作品では行為の取り返しのつかなさを示しており、エロシーンの締めとして真に好適。
無毛~適度な茂みまで陰毛描写にはキャラ造形に合わせて差がありますが、修正がかなり甘い女性器描写はややプレーンに過ぎて淫猥さに欠ける感もあります。
とまれ、シナリオの比重が高い分エロシーンの分量は十分にありますし、多回戦仕様に伴って抜き所は豊富と言え、実用的読書のお伴としては十分に頼もしい1冊と言えるでしょう。

ツンデレキャラと寝取られエロを強く期待するのは避けるべきですが、抜き物件としては狙いが明確な良作であり、むしろより幅広い層に訴求力のある単行本と個人的には考えます。
現在の出版社側の売り出し方と収録作品の内容にやや齟齬がありますが、次単行本以降では寝取られ特化としての方向性が定まるものと思われます。
個人的には、運の悪すぎる爆乳女子中○生が次々と凌辱&中出しをされてしまう短編「日替わりミルクセー○キ」と美少女3人と夢のハーレムHな短編「メス○と呼んでっ!!」がフェイバリット。
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